JPS63232Y2 - - Google Patents

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JPS63232Y2
JPS63232Y2 JP11911582U JP11911582U JPS63232Y2 JP S63232 Y2 JPS63232 Y2 JP S63232Y2 JP 11911582 U JP11911582 U JP 11911582U JP 11911582 U JP11911582 U JP 11911582U JP S63232 Y2 JPS63232 Y2 JP S63232Y2
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JP
Japan
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shaft
washing
gear
gear case
water
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JP11911582U
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JPS5922681U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は回転槽内に設けた歯車機構を介してパ
ルセータを駆動する脱水兼用洗濯機に関する。
〔考案の技術的背景〕
従来より、洗濯効果の向上を目的として、パル
セータを回転槽内底部に偏心して配置すると共に
該パルセータを回転槽内底部に配設した歯車機構
を介して回転駆動する構成の脱水兼用洗濯機が知
られている。而して、近時このものでは洗い水中
の砂・リント等の異物が歯車機構内に侵入して種
種の不具合を引き起すことを防止するために、前
記歯車機構を密閉構造の歯車ケース内に収納する
ことが考えられている。
〔背景技術の問題点〕
しかしながら、斯かる構成にあつては、例えば
外気温の変動或いは洗い水温の変動があると歯車
ケース内の空気が膨張・収縮して内圧が変動する
ため、極く僅かな隙間があつても所謂呼吸作用に
より水の侵入が助長され、長期間の使用に歯車ケ
ース内に水が溜まつてしまうことがある。そし
て、斯かる事態に至ると、パルセータの枢軸を軸
支する含油メタルに水が浸入して油切れや発錆等
を生じて潤滑上の不具合を引き起こすという問題
があつた。
〔考案の目的〕
そこで、本考案の目的は、歯車機構を覆う歯車
ケース内に水が浸入することを防止できる脱水兼
用洗濯機を提供するにある。
〔考案の概要〕
本考案は、洗い軸を中空に形成して歯車ケース
内を外気に連通させるようになし、もつて温度変
動により歯車ケース内の空気が膨張・収縮しても
歯車ケース内の圧力を略一定に維持し得て水の侵
入を防止するところに特徴を有するものである。
〔考案の実施例〕
以下本考案の一実施例につき図面を参照して説
明する。まず、全体構成の概略を示す第1図にお
いて、1は外箱、2は外箱1内に弾性吊持機構の
吊り棒3を介して弾性支持した水受槽、4は水受
槽2の外底部に取着した駆動モータ、5は水受槽
2内に配設した洗い槽及び脱水槽兼用の回転槽で
ある。次に、この回転槽5の駆動機構等を示す第
2図において、6は水受槽2の外底部に固定した
ハウジングで、これの内部には軸受7,7を介し
て中空の脱水軸8を回転自在に挿通支持し、この
脱水軸8の上端部に連結筒体9を水受槽3内に突
出させるように嵌着している。10は洗い軸で、
これは例えば中空鋼管により形成され上下に連通
する連通路10aを有しており、脱水軸8の上下
両端部に夫々嵌着した筒状の軸受11,12を介
して脱水軸8内に同心に挿通され、且つ上端部近
傍に形成した鍔部10bを上側の軸受11に当接
支持させており、これにより洗い軸10をその上
端部が前記連結筒体9から突出するようにして脱
水軸8内に回転可能に挿通支持している。13,
14は共にシール部材で、これらは夫々連結筒体
9内及びハウジング6内を水密に保つためのもの
である。15はプーリで、これはその筒軸15a
を脱水軸8から下方に突出する洗い軸10の下端
部に嵌着すると共に筒軸15aと脱水軸8下端部
との間にクラツチスプリング16を跨設してあ
り、且つ前記駆動モータ4にベルト17を介して
連結してある。そして、図示しない切換機構の作
動によりクラツチスプリング16を巻締り自由状
態と巻締り不能状態に切換え、もつて駆動モータ
4の回転を脱水軸8及び洗い軸10に選択的に伝
達するようにしている。一方、18は回転槽5の
底部にその中心から所定量偏心して形成した下面
開放形の凹所で、これの開放下面は補強底板19
により閉鎖し、この補強底板19を前記筒体9の
フランジ部9aに固定することにより回転槽5を
脱水軸8に直結状態とし、且つ筒体9の上端部を
凹所18内に位置させている。20は凹所18内
に配置した歯車ケースで、これは蓋側ケース21
及び底側ケース22から成り、蓋側及び底側の両
ケース21,22の略中心には夫々受筒部23及
び受凹部24を形成すると共に、底側ケース22
には受凹部24から所定距離離間して透孔25を
形成し、且つこの透孔25を取り巻くようにして
嵌合筒部26を下方に向けて突設している。そし
て、この歯車ケース20の底側ケース22は、そ
の嵌合筒部26をパツキン27を介して筒体9の
上端部に嵌合して洗い軸10を内部に突出させた
状態で補強底板19に固定され、更にパツキン2
8を介して蓋側ケース21が閉鎖状態で固定さ
れ、もつて歯車ケース20を回転槽5内に対して
水密に構成すると共に洗い軸10の連通路10a
を介して内部を外気に連通させている。29は中
空のボス筒30を有する駆動歯車で、これはボス
筒30の下半部に形成した一対の係合溝30aを
洗い軸10の上端近傍に径方向に圧入した係合ピ
ン31に係合させることにより洗い軸10の上端
部に嵌着されている。尚、この係合ピン31のう
ち洗い軸10の連通路10a内に位置する部分は
連通路10aの通気性を確保するために径小に形
成している。32は歯車ケース20内に配設した
内歯車で、この内歯車32は前記駆動歯車29に
直接噛合して駆動歯車29とともに歯車機構33
を構成するものであつて、枢軸34がインサート
成形により一体に取着されている。この内歯車3
2の枢軸34は、その上端部及び下端部が蓋側及
び底側の各ケース21,22の受筒部23及び受
凹部24に夫々含油メタル製の軸受35,36を
介して回転可能に支持されており、歯車ケース2
0の上方に突出する部分にパルセータ37をねじ
止めしている。
次に上記構成の作用を説明する。回転槽5内に
洗濯物を洗剤と共に投入してタイマをセツトする
と、図示しない給水弁が開いて回転槽5内に水が
供給され、所定水位に達すると図示しない水位ス
イツチが作動し、これに基づいて給水弁が閉じる
と共に駆動モータ4が起動される。これにより、
洗い軸10が回転し、駆動歯車29及び内歯車3
2を介してパルセータ37を回転駆動して洗剤洗
いが行なわれる。このとき、洗濯物に付着してい
た砂・泥或いはリント等の異物が洗い出されて洗
い水中に含まれるようになることがあるが、本実
施例では歯車機構33を歯車ケース20により覆
つて洗い水から完全に遮断するようにしたから、
異物が洗い水に乗じて歯車機構33内に侵入する
ことを確実に防止でき、もつて歯車機構33の異
常摩耗等の不具合の発生を未然に防ぐことができ
る。そして、上述の洗剤洗いが終了すると排水・
脱水行程に移り、図示しない切換機構の作動によ
りクラツチスプリング16が巻締つて脱水軸8が
回転し、これにより回転槽5が高速で回転駆動さ
れて内部の水を水受槽2内に排水し、且つ洗濯物
を脱水する。そして、この後再び回転槽5に水を
貯留してパルセータ37を駆動するすすぎ洗い行
程及び排水・脱水行程を順に複数回繰返して全行
程が終了する。
ところで、外気温が変動したり、或いは洗剤洗
いには温水を用い且つすすぎ洗いには通常の水道
水を用いる等して洗い水の水温が異なつたりする
と、この温度変動に応じて歯車ケース20内の空
気が膨張或いは収縮する。ところが、本実施例で
は歯車ケース20内は洗い軸10の連通路10a
を介して外気と連通しているから、歯車ケース2
0内の空気が膨張或いは収縮しても空気は連通路
10aを介して出入りするため歯車ケース20内
を常に大気圧と等しくすることができる。従つ
て、従来のもののように内圧の変動により極く僅
かな隙間からの水の浸入が助長されて歯車ケース
内に水が溜つてしまうことを未然に防止でき、も
つて内歯車32の枢軸34を枢支する軸受35,
36に水が侵入して該軸受35,36内の潤滑油
が浸み出て潤滑不良を引き起したり、或いは枢軸
34や軸受35,36が発錆したりして潤滑不良
を生じることを未然に防止できる。しかも、本実
施例では歯車ケース20内を外気に連通させるた
めに洗い軸10を単に例えば中空鋼管により構成
すれば済むから、洗い軸10の強度をほとんど犠
牲にすることもなく、構成も頗る簡単である。
〔考案の効果〕
本考案は以上述べたように、洗い軸を中空に形
成して歯車機構を覆う歯車ケース内を外気に連通
させるようにしたから、温度変動に伴い歯車ケー
ス内の空気が膨張・収縮しても内部の圧力を略一
定にし得て水の侵入を防止することができ、もつ
て歯車機構等に潤滑不良が生じることを未然に防
止できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は全体
の縦断側面図、第2図は要部の拡大縦断面図であ
る。 図中、5は回転槽、8は脱水軸、10は洗い
軸、20は歯車ケース、29は駆動歯車、33は
歯車機構である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転槽の外底部に連結した中空の脱水軸と、こ
    の脱水軸に回転自在に挿通した洗い軸と、前記回
    転槽の内底部に配設した水密な歯車ケースと、こ
    の歯車ケース内に配設され駆動歯車を前記洗い軸
    の上端部に連結し該洗い軸の回転をパルセータに
    伝達する歯車機構とを備え、前記洗い軸を中空に
    形成して前記歯車ケース内を外気に連通させたこ
    とを特徴とする脱水兼用洗濯機。
JP11911582U 1982-08-04 1982-08-04 脱水兼用洗濯機 Granted JPS5922681U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11911582U JPS5922681U (ja) 1982-08-04 1982-08-04 脱水兼用洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11911582U JPS5922681U (ja) 1982-08-04 1982-08-04 脱水兼用洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5922681U JPS5922681U (ja) 1984-02-13
JPS63232Y2 true JPS63232Y2 (ja) 1988-01-06

Family

ID=30273505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11911582U Granted JPS5922681U (ja) 1982-08-04 1982-08-04 脱水兼用洗濯機

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JPS5922681U (ja) 1984-02-13

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