JPS63232284A

JPS63232284A - 加熱装置

Info

Publication number: JPS63232284A
Application number: JP6761187A
Authority: JP
Inventors: 木本　洋志; 稔上田; 田付　得二
Original assignee: Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd; Dunlop Home Products Ltd
Current assignee: Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd; Dunlop Home Products Ltd
Priority date: 1987-03-20
Filing date: 1987-03-20
Publication date: 1988-09-28
Also published as: JPH0130266B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、被加熱体たとえば人体、動物、その他の物の
局部的暖房、保温、凍結防止等のために加熱する加熱装
置に関する。

（従来の技術）従来、面状発熱体を、被加熱体にあてがって面状発熱体
に給電し発熱させ、被加熱体を加熱するようにした加熱
装置が知られている。この面状発熱体は、消費電力が少
ないうえ安全性の面から、人体の局部暖房、部分的な保
温あるいは凍結防止用として、広く一般に使用されてい
る。面状発熱体としては、しゅす織りの織布に複数本の
導電線を織り込んで電極を形成すると共に、この織布に
導電や料を塗布し、かつこの織布を絶縁シートで被覆し
たものがある。

（発明が解決しようとする問題点）従来の上記加熱装置にあっては、加熱装置と被加熱体と
の間に、空間部ができて両者の密着が十分でなく、均一
加熱ができないと云う問題があった。また、従来の加熱
装置においては１．外部への放熱を押える構造が備えら
れておらず、放熱量が大であるために、加熱に相当の時
間を要すると云う問題もあった。

これらの問題の内、例えば、加熱に相当の時間を要する
と云う問題を解決するために、放熱量を見込んで、発Ｑ
ｉを高くすることが考えられる。

しかし、発熱量を高くすると、消費電力量が増大すると
いう問題を生じる。

本発明は、上記の実情に着目してなされたもので、均一
加熱ができると共に、放熱ロスを少なくできて、消費電
力量を少なくできる加熱装置を提供することを目的とし
ている。

（問題点を解決するための手段）上記目的を達成するだめの技術的解決策として、本発明
では次の手段を講じた。

すなわち、本発明は、被加熱体２にあてがわれる面状発
熱体３を有し、面状発熱体３に通電して、面状発熱体３
を発熱させることで、被加熱体２を加熱するものにおい
て、面状発熱体３における被加熱体２とは反対側に、空気が
供給・排出自在とされて面状発熱体３を被加熱体２に押
付ける空気袋４が備えられたものである。

（作　　用）本発明によれば、被加熱体２に加熱装置１の面状発熱体
３をあてがい、空気給排ポンプ１７により、空気袋４内
に空気を供給して膨張させると、面状発熱体３は被加熱
体２側に押圧されて、被加熱体２に密着し、空間部がな
くなる。

したがって、伝熱効率がよくなり、さらに、空気袋４内
の空気による断熱作用で、放熱ロスが少なくなる。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。

第１〜５図は、本発明の第１実施例を示すもので、１は
加熱装置、２は被加熱体、３は面状発熱体、４は膨張・
収縮自在な空気袋、５は布袋で、この布袋５内に面状発
熱体３および空気袋４が、出し入れ自在に挿入されてい
る。布袋５の一辺は布ＳＡが長くせられ、その伝熱面５
Ｂ側に、面フアスナ−６が接着または縫着され、布袋５
の反対側端部における伝熱面５Ｂとは反対側の面に面フ
アスナ−７が接着または縫着されており、又、布袋５の
側端部には空気袋４等を出し入れするだめのチャック８
が縫着されている。

なお、面状発熱体３は、布袋５内の伝熱面５Ｂ側に位置
せられ、空気袋４は伝熱面５Ｂと反対側に位置して面状
発熱体３に接着剤により接着されている。

前記面状発熱体３は、下記のような構成とされている。

即ち、綿糸をＩＱＩｉ　ｌＡＭで綿布に織る際に、布の
左右両端に極く細い電導ｌ然り線９を、所定数本平行に
織り込んだしゅず織の綿布の全面に、カーボンどプラス
チックの混合エマルジョンを、均等に含浸させて乾燥さ
せることで、ガーボン含浸布１０を構成し、これを第５
図に示すように、耐熱塩化ビニールシート１１で両面か
らサンドイッチ状に挟み、両面から強力に圧着すること
で、面状発熱体３が構成され、その厚さは約１１１１程
度である。

この電導撚り線９に、プラグ１４を端部Ｇこ接続したコ
ード１５により給電するようになっており、電源として
は、交流１００　Ｖ電源あるいは直流１２Ｖ電源が用い
られる。

１６はフレキシブルな空気供給ホースで、一端が空気袋
４に連通状に接続され、他端が手で操作できる空気給排
ポンプ１７に接続されている。

本発明の第１実施例によれば、加熱装置１の伝熱面５Ｂ
を、被加熱体２にあてがって、加熱装置１を環状に巻付
け、面フアスナ−６，７により、加熱装置１を固定する
。次いで給排ポンプ１７を手で握り、この握り動作を繰
返すことによって、空気袋４内に空気が充満して、第２
図乃至第４図に示すように膨張し、これにより面状発熱
体３が伝熱面５Ｂを介して被加ＲＲ体２に空間部を形成
することなく　ｆｆ１Ｊ実に密着する。そこで、面状発
熱体３に、通電すると、カーボン含浸布１０の全体が均
等な温度で発熱する。この面状発熱体３の発する熱は、
伝熱面５Ｂを介して被加熱体２に伝達され、面状発熱体
３の背部には空気袋４の断熱作用による保温劾果によっ
て、放熱ロスか極めて少なく、伝熱効率がよいため、電
力消費量が少なくてすむ。そして、加熱が終れば、プラ
グ１４の接続を解き、通電を中止し、給排ポンプ１７を
操作して空気袋４内の空気を排出し、被加熱体２から加
熱装Ｔ１を外せばよい。

なお、本実施例おける面状発熱体３は、前述のように、
カーボン含浸布１０を塩化ビニルシート１１で両面から
サンドインチ状に強力に圧着しであるので、劣化がほと
んどなく、品質が経時的に安定していて長寿命であり、
電力量Ｗｆｆｉが少ないため経済的である。さらに、面
状発熱体３は、電流が面全体を流れるため、発熱温度の
分布は全面均等となるうえ、電流は微弱でほとんど人体
に感じない程度で極めて安全性が高く、通電中部公的に
重量物を載せても、その部分のみ電流が回避するので加
重部分の加熱がなく安全である。

また、遠赤外線による輻射熱のため、人体に感じる温度
が非常に軟かく低温やけどをすることがなく、同時にマ
イナスイオンを発生するので、医療あるいは健康増進に
大変効果がある。

そして、面状発熱体３は、組成およびその構造上非常に
柔軟性・可撓性に冨んでいるため、空気袋４による圧着
をより十分に行なわしめ、被加熱体に密着させることが
でき、さらに、過熱による発火、漏電、ショート、悪霊
による危険性は全くない。

さらに、コード１５に、必要に応じて、サーモスタット
を介装し温度コントロールをすることができる。しかし
、直流、交流の場合も、温度がほとんど同じであり、通
常はサーモスタットはなくてもよい。

又、上記実施例は、医療用として例えば、腕への静脈注
射時の血管膨張用補助具として、腕を加熱するのに好適
である。すなわち、従来、腕等の加熱には、温湯の入っ
た容器に局部を浸すことが行われているが、衣類が濡れ
たり、温湯がこぼれて余分な作業が必要となり、温度の
調節が難しいうえ手間がかかるなど多（の問題がある。

しかし上記実施例によれば、上述のように簡単かつ安全
に局部を加熱することができる。

第６図は、本発明の第２実施例を示すもので、布袋５の
伝熱面５Ｂ側に、吸汗性及び吸湿性に富み且つ吸った汗
が蒸発し易すいポリノジック繊維等の繊維から成る布２
３が接着されている。

この実施例によれば、人体の局部加熱を長時間にわたっ
て行う場合に好都合である。即ち、人体から出た汗を布
２３が吸うので、人体のがふれ、湿疹等の防止ができ、
快適な加熱ができる。なお、この布２３は布袋５の一部
分としてもよい。

第７図は、本発明の第３実施例を示すもので、第１実施
例における布袋５の空気袋４側端部とその反対側端を延
長して紐またはベル１−１９．２０とし、それぞれ端部
に面フアスナ−２Ｌ２２を接着または縫着したものであ
る。

なお、第３実施例は、人体等の被加熱体に縛りつけるも
のであるから、たとえば、人体の腕、肩、腰、腹、すね
、膝、肘等の複雑な形状の局部加熱が好適であり、肩パ
ツト、腹巻き、ホットシップ等として利用できる。

尚、面ファスナーの代わりに、ホックその他の固定手段
を用いてもよい。

（発明の効果）本発明にかかる加熱装置は、面状発熱体を空気袋の膨張
によって、被加熱体に押圧するようにしたので、被加熱
体に面状発熱体が密着せられて空間部が無くなり、全面
にわたって均一な加熱ができ、伝熱面積が増大し伝熱効
率が良くなると共に、空気袋内の空気の断熱作用による
保温効果が付加され、放熱ロスが少なくなり、消費電力
量を少なくしうるばかりでなく、全体の放熱効率を大幅
に向上させ、加熱時間の短縮を図ることができる。

また、加熱装置を人体の屈曲部に装着した場合でも、装
着した状態で屈曲部を屈曲させることができ、快適な加
熱を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１〜５図は本発明の第１実施例を示すもので、第１図
は平面図、第２図は空気袋を膨張させた状態における第
１図のＡ−Ａ線矢視断面図、第３図は使用状態時の斜視
図、第４図は同断面図、第５図は面状発熱体の一例を示
す要部ｉＲ＋視Ｗ］、第６回及び第７図の各図は本発明
の第２、第３各実施例を示す断面図である。１・・・加タハ装置、２・・・被加熱体、３・・・面状
発熱体、４・・・空気袋、５・・・布袋、５１３・・・
伝熱面、１７・・・空気給排ポンプ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）被加熱体２にあてがわれる面状発熱体３を有し、
面状発熱体３に通電して、面状発熱体３を発熱させるこ
とで、被加熱体２を加熱するものにおいて、面状発熱体３における被加熱体２とは反対側に、空気が
供給・排出自在とされて面状発熱体３を被加熱体２に押
付ける空気袋４が備えられたことを特徴とする加熱装置
。
（２）被加熱体２に着脱自在に環状に巻付けられ、この
巻付け状態を解除自在に保持する手段を有することを特
徴とする特許請求の範囲第１項記載の加熱装置。
（３）被加熱体２に接する面側に、吸汗性に富み且つ吸
った汗が蒸発し易すい繊維を有することを特徴とする特
許請求の範囲第１項記載の加熱装置。