JPS63231958A - 活字式プリンタ印字制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は活字式プリンタ制御方式に係り、特にモータに
より駆動されるとともに複数の活字面が設けられた印字
体を有し、当該活字面にハンマ駆動手段によりハンマを
打ち出して印字を行う活字式プリンタ装置の印字制御を
行う活字式プリンタ印字制御方式に関する。

〔従来の技術〕

活字式プリンタ装置としてのベルト式ラインプリンタ装
置１００は例えば、第１３図に示すように活字面がライ
ン状にベルトに沿って設けられた印字体としての印字ベ
ルト１０２、印字ベルト１０２を回転駆動する交流モー
タ１０１、印字べルト１０２に所定の間隔で設けられた
タイミングをとるためのマークであるＰ　Ｓ　Ｅ　（ｐ
ｕｌｓｅ　ｓａｍｐｌｅｅｍｉｔｔｅｒ）を検出するＰ
ＳＥセンサー１０３及び印字ベルト１０２に設けられた
活字面上に打ち出される磁気的に駆動制御されるハンマ
１０４を有している。

ベルト式プリンタ装置１００は交流モータ１０１により
印字ベルトを一定速度で回転駆動し、紙面の所定位置に
印字したい文字に相当する活字面が通りかかった場合に
ハンマ１０４を打ち出させて所定字数からなる１ライン
毎に印字処理を行う。　従来、交流モータ１０１の回転
速度がゆらいでベルトの回転速度が変動した場合に、そ
の調整を行うベルト式プリンタ制御方式としては第１３
図に示すものがあった。

本方式は第１４図に示すように交流モータ１１、ＰＳＥ
センサー１０３に相当する速度変動検知手段２２、ハン
マの打ち出し時間の補正値を作成する補正値作成手段２
３、ハンマ打ち出し時間補正手段２４及びハンマ１０３
を打ち出すためのハンマ駆動手段２５から構成されてい
る。ハンマ打ち出し時間補正手段２４は第１０図に示す
ように例えばエミッタ接地型トランジスタ４１及びコン
パレータ４２を有する。

本方式は次のように作動する。

速度変動検知手段２２としてのＰＳＥセンサー１０４が
ＰＳＥを監視することにより交流モータ１１の速度が一
定速度よりずれたことを検知した場合には、補正値作成
手段２３に指令してその速度のずれに基づいてハンマの
打ち出しのタイミングを調整するため補正値作成手段２
３がハンマの打ち出しタイミングを補正する。すなわち
、第９図に示すように速度変動の生じた時点から例えば
１６個前までのパルスにさかのぼって補正値を速度変動
検知手段２２が検知したＰＳＥからＰＳＥまでの間隔の
タイミングで作成して、所定の電圧値に乗算させて順次
当該タイミングてハンマ打ち出し時間補正手段２４のコ
ンパレータ４２のマイナス端子に基準電圧として送出さ
せる。また、同時にハンマ打ち出し時間補正手段２４の
エミッタ接地型トランジスタ４１のベースには速度変動
検知手段２２により検知したＰＳＥからＰＳＥまでの時
間間隔に相当する階段状パルスが加わる。すると、所定
時間当該トランジスタ４１はオン状態となり所定のハン
マ駆動用電圧により生じたコレクタ電流がハンマ打ち出
し時間補正手段２４のコンパレータ４２のプラス端子に
入力する。こうして、コンパレータ４２のプラス端子に
入力したコレクタ電流とマイナス端子に入力した補正値
により補正された基準電圧とがコンパレータ４２により
比較されて、コレクタ電流の電圧が当該基準電圧よりも
高い場合にはＨ状態の信号をハンマ駆動手段２５へ送出
してハンマを駆動させる。一方、コレクタ電流の電圧が
当該基準電圧よりも低い場合にはＬ状態の信号をハンマ
駆動手段２５に送出してハンマの駆動をさせない。その
際、第１１図に示すように基準電圧が高いか低いかに従
ってコンパレータ４２から出力されるＨ状態の時間幅は
各々短及び長になるので、基準電圧レベルを補正値作成
手段２３により補正することによりハンマ駆動時間の調
整が行われることになる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、ベルト式ラインプリンタ装置１００の印字ベ
ルトの回転駆動用には直流モータの代わりに通常安価で
寿命が長い交流モータが使用されている。交流モータに
供給される交流は電力会社が電源系統の切り変えをした
場合等において第１２図に示すように波形の１相が抜け
る瞬断（１００％の電圧降下）が生じる場合がある。例
えば５０ｋＨｚの交流に瞬断が生じた場合には約２０ｍ
５ｅｃの間型圧が印加されないことになり、これによっ
て第４図に示すように印字ベルトの回転速度が変化する
。このような２０ｍ５ｅｃも続く大きな速度変動に対し
て、精々１０ｍ５ｅｃまでの変動を時間幅の調節により
吸収するにすぎない従来のベルト式ラインプリンタの印
字制御方式では対応することができないため印字欠落が
生じるという問題点を有していた。

そこで、本発明は以上の問題点を解決するためになされ
たものであり、モータの比較的長期に続く回転速度の変
動が生じた場合であっても印字欠落を防止することがで
きる活字式プリンタ制御方式を提供することを目的とし
てなされたものである。

（問題点を解決するための手段） 以上の問題点を解決するため本発明は第１図に示すよう
にモータ１により駆動されるとともに複数の活字面が設
けられた印字体を有し、当該活字面にハンマ駆動手段４
によりハンマを打ち出して印字を行う活字式プリンタ装
置の印字制御を行う活字式プリンタ印字制御方式におい
て、電源からモータ１に供給される電圧、電流または電
力の所定の変動を検出する電源変動検出手段２と、電源
変動検出手段２からの検出信号があった場合にはハンマ
打ち出しの所定時間停止をハンマ駆動手段４に指示する
ハンマ打ち出し停止手段３とを設けたものである。

（作用） 本発明はモータ１に電源から供給される電流、電圧また
は電力の所定の変動があった場合には電源変動検出手段
２が当該電流、電圧または電力の所定の変動を検出して
検出信号を出力する。当該変動が所定の大きさ以上の場
合にはハンマ打ち出し停止手段３は当該検出信号に基づ
いてハンマの打ち出しを所定時間停止させ、変動が収っ
て正常状態に戻った時点でハンマを打ち出させるように
ハンマ駆動手段４に働きかける。

〔実施例〕

次に本発明の実施例について説明する。

第２図は本実施例に係る活字式プリンタ印字制御方式の
一例としてのベルト式ラインプリンタ印字制御方式を示
すものである。

水力式は電圧降下検出手段１２、ハンマ打ち出し時間補
正停止手段１３及び従来と同様に速度変動検知手段２２
、印字制御部の補正値作成手段２３、ハンマ駆動手段２
５等から構成されている。

電圧降下検出手段１２は電源変動検出手段２に相当する
ものであって、電源１０から交流モータ１１に供給され
る電圧の降下の検出をするものである。当該手段１２は
第３図に示すように例えばマトリクス状にダイオードを
接続した余波整流装置３１、コンデンサ３２及びコンパ
レータ３３を有する。

ハンマ打ち出し時間補正停止手段１３はハンマ打ち出し
停止手段４に相当するものであって、電圧降下検出手段
１２の出力結果に基づいてハンマ打ち出しの所定時間停
止及び速度変動検知手段２２と補正値作成手段２３とか
らの信号に基づいてハンマ打ち出し時間の補正を行うも
のである。

ハンマ打ち出し時間補正停止手段１３は第２図に示すよ
うにハンマ打ち出し時間補正手段２４及び基準レベル設
定手段１４から構成されている。

ハンマ打ち出し時間補正手段２４は前述したように第１
０図に示すようなエミッタ接地型トランジスタ４１及び
コンパレータ４２を有している。

基準レベル設定手段１４はコンパレータ４２のマイナス
端子と接続され、所定値以上の電圧降下があった場合に
はコンパレータ４２の基準電圧レベルを高く設定するこ
とによりコンパレータ４２の出力をＬ状態としてハンマ
の駆動を停止させるようにハンマ駆動手段２５に送出す
るものである。

本実施例は次のように作動する。

ベルト式ラインプリンタ装置に電源１０の電圧を投入す
ると、第３図に示すように電源電圧は変圧器により変圧
され、二次側巻き線の一部に接続された交流モータ１１
及び電源電圧の電圧降下を検出する電圧降下検出手段１
２に印加される。電圧降下手段１２に印加された交流電
圧は電圧降下手段１２の全波整流装置３１により全波整
流される。正常時であれば交流モータの回転速度は一定
で交流電圧は第５図に示すような波形に整流されるが、
１００ｚの電圧降下すなわち瞬断があった場合には交流
モータの回転速度は例えば第４図に示すように変化し、
交流電圧は第６図に示すような波形に整流される。余波
整流された瞬断を含む波形は第７図に示すように、コン
デンサ３２によりコンパレータ３３に入力させるために
平滑化される。コンパレータ３３は所定の電圧レベルと
当該平滑化された電圧レベルとの比較を行い第８図に示
すようにロジックレベルの信号を出力する。当該信号は
ハンマ打ち出し時間補正停止手段１３の基準レベル設定
手段１４に送出され、ハンマ打ち出し時間補正手段２４
のコンパレータ４２の基準電圧レベルを所定値以上に設
定してコンパレータ４２の出力信号をＬ状態とする。当
該信号はハンマ駆動手段２５に送出され、Ｌ状態の信号
の入力がある間°はハンマの打ち出しを停止させ、電圧
降下手段１２により電圧変動が消滅したことを検出した
場合にはＨ状態の信号を受けてハンマの打ち出しを再開
させる。

一方、瞬断から生じた２０ｍ５ｅｃ程度の大きな速度変
化ではなく、１０ｍ５ｅｃよりも小さい速度変動の場合
には従来のように速度変動検知手段２２としてのＰＳＥ
センサーにより回転速度の変動を検出して、前述したよ
うに例えば過去１６個のハンマ打ち出し用パルスの時間
幅をハンマ打ち出し時間補正手段２４により補正をする
ことにより処理することができる。

本実施例ではハンマ打ち出し停止手段３として従来から
使用されていたハンマ打ち出し時間補正手段２４を利用
しているため回路構成が簡単である。尚、ハンマ打ち出
し停止手段３として、当該手段２４及び基準レベル設定
手段１４を使用せずに他の手段により直接ハンマ駆動手
段２５にハンマの駆動の停止を指示させるようにしても
良い。

また、本実施例により所定時間ハンマを停止させたとし
ても変動は精々２０ｍ５ｅｃであり、しかも瞬断は常に
発生するものではないため、これにより印字処理に支障
を来すことはない。

尚、本発明はベルト式ラインプリンタ装置に限られず、
モータで駆動される種々の活字式プリンタ装置に適用さ
れる。

〔発明の効果〕 本発明は以上説明したように１００％の電圧降下による
瞬断等の長期に継続する変動が生じてハンマの打ち出し
時間の調節では変動を吸収できない場合には、直ちにハ
ンマの打ち出しを一時停止させ、変動が消滅した後に再
び印字するようにしているため印字処理に影響を与える
ことなく印字欠落を確実に防止して信頼性のあるベルト
式ラインプリンタ装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理ブロック図、第２図は本発明の実
施例に係るブロック図、第３図は本実施例に係る電圧降
下検出手段、第４図はモータの回転速度変化の一例を示
す図、第５図は正常時の余波整流波形図、第６図は１０
０％電圧降下時の余波整流波形図、第７図はコンデンサ
により補正した図、第８図はコンパレータ出力波形図、
第９図は補正値の作成例を示す図、第１０図はハンマ打
ち出し時間補正手段を示す図、第１１図はコレクタ電圧
及びスライス・レベルを示す図、第１２図は固設を示す
波形図、第１３図はベルト式ラインプリンタ装置を示す
図、第１４図は従来例に係るプリンタ制御方式を示す図
である。 １．１１・・・モータ（交流モータ） ２．２２・・・電源変動検出手段 （電圧降下検出手段） ３・・・ハンマ打ち出し停止手段 ４・・・ハンマ駆動手段

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 モータ（１）により駆動されるとともに複数の活字面が
   設けられた印字体を有し、当該活字面にハンマ駆動手段
   （４）によりハンマを打ち出して印字を行う活字式プリ
   ンタ装置の印字制御を行う活字式プリンタ印字制御方式
   において、 電源からモータ（１）に供給される電圧、電流または電
   力の所定の変動を検出する電源変動検出手段（２）と、 電源変動検出手段（２）からの検出信号があった場合に
   はハンマ打ち出しの所定時間の停止をハンマ駆動手段（
   ４）に指示するハンマ打ち出し停止手段（３）とを設け
   たことを特徴とする活字式プリンタ制御方式。