JPS63230941A - エンジンの燃料供給制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、点火プラグを用いたエンジンの燃料供給制御
方法に関する。

（従来の技術） 従来、点火プラグを用いたエンジンは低温始動時等にお
いて、燃料の気化が不十分なため初期着火に失敗すると
、気化しきれない燃料が点火プラグの電極部に付着して
、後の着火を困難にすることがあるが、従来これに対す
る対策は特に講じられていない。

（発明が解決しようとする問題点） ところで、点火プラグの電極部に燃料が付着すると、特
に燃料としてアルコール等の導電性の高い燃料を用いた
場合、電極間の絶縁抵抗値が低下する。

本発明はかかる現象に着目し、絶縁抵抗値に応じて燃料
供給量を制御することにより、始動性を向上し得るよう
にすることをその目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記目的を達成すべく、点火プラグを備えたエ
ンジンの、燃料の供給量を制御する方法において、点火
プラグの絶縁抵抗値を検出し、この抵抗値が設定値を下
回ったとき、燃料の供給を減退又は遮断することを特徴
とする。

（作　用） 点火プラグの電極部に未気化燃料が付着し、電極間で沿
１ｆｉｉｆＩｉ電を生じて火花放電が良好に行われなく
なった場合は、該点火プラグの絶縁抵抗値が下るため燃
料の供給が減退又は遮断され、燃料至内に希薄混合気又
は空気のみが送気され、点火プラグの電極部の乾きが促
進され該電極部が乾いて絶縁抵抗値が上昇したところで
、燃料供給が再開されて点火が行なわれる。

（実施例） 第１図を参照して、（１）は点火回路、（りは絶縁抵抗
測定路を示す。

点火回路（１）は、バッテリー（３）とイグニッション
スイッチ（４）とイグニッションコイル（５）の１次コ
イル（５ａ）とブレーカ−（６）とを直列に結んで構成
される１次電流側と、該イグニッションコイル（５）の
２次コイル（５ｂ）を電源として、ディストリビュータ
−（Ｄと点火プラグ（８）とを直列に結んだ高圧の２次
電流側とで構成され、イグニッションスイッチ（４）を
オンすることによりバッテリー（３）の電流をイグニッ
ションコイル（５）の１次コイル（５ａ）に導き、ブレ
ーカー（６）のオフ時に２次コイル（５ｂ）に発生する
高圧の２次電圧をディストリビュータ−（Ｄを介して、
各点火プラグ（８）に印加し、該点火プラグ（８）の電
極（８ａ）（８ａ）ＩＩＩに火花放電を発生させ、燃焼
室内に導いた混合気を着火爆発させる。

絶縁抵抗測定回路（ゐは、点火プラグ（８）にディスト
リビュータ−（０を介して前記点火回路（１）と並列に
接続されるもので、該測定回路（ゐに電源回路（９）と
電流検出回路ａＧとを直列に介入した。

該電源回路（９）はバッテリー（３）にイグニッション
スイッチ（４）を介して接続されるＤＣ−ＡＣコンバー
ター６ｉ）と、その出力側の昇圧トランス■と全波整流
器ｏ３とにより構成され、また電流検出回路Ｏｏは検出
用抵抗０＠と、該検出用抵抗ａ４１に並列の電圧計ａ９
とで構成され、該測定回路（りに流れる電流値を検出用
抵抗０Φの両端間の電位差として、電圧計０９により測
定し、絶縁抵抗測定回路（ゐに介在する点火プラグ（８
）の絶縁抵抗値を検出するようにした。

なお、Ｏｅは、ブレーカー（６）の接点のスパークを防
止するためのコンデンサー、（１７１（＋７）は点火回
路（１）と絶縁抵抗測定回路（りの相互間で電流の流れ
込みを防止するために設けた高圧ダイオードを示す。

次に、上記回路構成を電子燃料噴射式エンジンに適用し
た場合を例にして、絶縁抵抗値の検出から燃料供給の制
御に至る作用を説明する。

第２図は燃料噴射の制御プログラムを示し、イグニッシ
ョンスイッチ（４）のオンでスタートして、生ずＳｌで
クランキング時か否かを判別し、クランキング時であれ
ばＳ２に進んで絶縁抵抗があるか否かを判別する。この
判別は、前記電圧計（１５１の測定電圧ｖ３と基準電圧
ｖｆとを比較して行うもので、第３図のへの範囲の如く
ｖ８くｖｆの場合、即ち点火プラグ（８）の絶縁抵抗値
が所定値より大きい場合は、始動時の燃料制御を行う始
動ルーチンＳ３に進むが、第３図の８の範囲の如（ＶＢ
＞　Ｖｆの場合、即ち上記絶縁抵抗値が所定値より小さ
くなった場合は、８４に進んで燃料の供給を停止又は減
量する燃料規制を実行した後Ｓ１に戻り、クランキング
時にＶ、Ｂ＞ｖｆである限り燃料規制が継続して実行さ
れ、Ｖａ＜Ｖｆになったとき始動ルーチンＳ３に進む。

なお、クランキング終了後は、Ｓｌから始動後の燃料制
御を行う他のルーチン３％に進む。

以上のように本実施例の制御によれば、アルコール等の
導電性の高い燃料を用いたエンジンにおいて、低温始動
時等の悪条件下で点火プラグ（８）の電極（８ａ）（８
ａ）に未気化の燃料が付着した場合、絶縁抵抗値が低下
して前記測定電圧ｖ８は前記基準電圧Ｖｆより大きい値
を示すようになり、その結果燃料規制が実行されて、燃
焼室へは希薄混合気又は空気のみが送気されて点火プラ
グ（８）に付着した燃料の気化が促進され、該点火プラ
グ（８）の電極（８ａ）が乾いて絶縁抵抗値が上昇し、
測定電圧Ｖ、が基準電圧ｖｆより小さい値を示したとき
、燃料供給が再開される通常の制御により燃料の供給を
行う。

°なお、上記では電子燃料噴射式エンジンの燃料供給の
制御を示したが、気化器式エンジンの場合には、気化器
への燃料供給管に開閉弁を設け、該開閉弁のｒ！ａｌｌ
を制御することによっても、上記と同様の燃料供給制御
は可能である。

（発明の効果） 本発明は、点火プラグの濡れによる絶縁抵抗値の低下で
火花放電が行われなくなったときは、燃料の供給を制限
して点火プラグの濡れを早期に解消でき、エンジンの始
動性を向上し得る効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例の回路図、第２図は燃料供給
制御のプログラムを示すフローチャート、第３図は絶縁
抵抗測定回路の電圧計で検出される電圧の変化を示す線
図である。 （１）・・・点火回路　　　（２）・・・絶縁抵抗測定
回路（３）・・・点火プラグ 外２名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 点火プラグを備えたエンジンの、燃料の供給量を制御す
   る方法において、点火プラグの絶縁抵抗値を検出し、こ
   の抵抗値が設定値を下回ったとき、燃料の供給を減量又
   は遮断することを特徴とするエンジンの燃料供給制御方
   法。