JPS63230916A - ロ−ラベアリングを用いたロツカア−ム - Google Patents
ロ−ラベアリングを用いたロツカア−ムInfo
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- JPS63230916A JPS63230916A JP6274687A JP6274687A JPS63230916A JP S63230916 A JPS63230916 A JP S63230916A JP 6274687 A JP6274687 A JP 6274687A JP 6274687 A JP6274687 A JP 6274687A JP S63230916 A JPS63230916 A JP S63230916A
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- rotating shaft
- rocker arm
- rotation
- valve
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- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 abstract 1
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 13
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- 239000003921 oil Substances 0.000 description 3
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はロッカアームに関し、特にローラベアリングを
用いたロッカアームに関する。
用いたロッカアームに関する。
(従来の技術)
内燃エンジンにおける動弁機構は、一般に摩耗や熱膨張
の影響を受は易く、そのために間隙(タペットクリアラ
ンス)がエンジンの運転中に変化する。そこで、この間
隙を常に適切に補正する装置として油圧式バルブ間隙補
正装置(ラッシュアジ中スタ)が採用されている。この
油圧式バルブ間隙補正装置を採用することにより、騒音
規制や排気ガス規制等の環境保全の問題にを効に対処す
ることが可能となり、更に、バルブタイミングを常に一
定に保ごとから、エンジンの性能を安定させ、燃費の向
上にも効果があると同時にメンテナンスの一助ともなる
。
の影響を受は易く、そのために間隙(タペットクリアラ
ンス)がエンジンの運転中に変化する。そこで、この間
隙を常に適切に補正する装置として油圧式バルブ間隙補
正装置(ラッシュアジ中スタ)が採用されている。この
油圧式バルブ間隙補正装置を採用することにより、騒音
規制や排気ガス規制等の環境保全の問題にを効に対処す
ることが可能となり、更に、バルブタイミングを常に一
定に保ごとから、エンジンの性能を安定させ、燃費の向
上にも効果があると同時にメンテナンスの一助ともなる
。
このような油圧式バルブ間隙補正装置は動弁機構の種類
に応じて各種のものがあり、例えば、第6図に示すダイ
レクト駆動方式の動弁機構ではカムシ中フト20とバル
ブ21のバルブステムの先端との間に間隙補正装置!2
2を、第7図に示すエンドピボット方式のものはエンド
ピボット23と図示しないシリンダヘッドの支持部との
間に間隙補正装置24を、第8図に示すセンタビボンド
方式のものはロッカアーム25とカムシャフト20との
間に間隙補正装置26を、第9図に示すセンタピボット
方式のものはロッカアーム27とバルブ21のステムの
先端との間に間隙補正装置28を、また第10図に示す
プシェロソド方式のものは一端をロッカアーム29の一
端に当接されるブツシュロッド30の他端とカムシャフ
ト20との間に間隙補正装置31を夫々介在させてバル
ブクリアランスを適切に補正するようにしている。
に応じて各種のものがあり、例えば、第6図に示すダイ
レクト駆動方式の動弁機構ではカムシ中フト20とバル
ブ21のバルブステムの先端との間に間隙補正装置!2
2を、第7図に示すエンドピボット方式のものはエンド
ピボット23と図示しないシリンダヘッドの支持部との
間に間隙補正装置24を、第8図に示すセンタビボンド
方式のものはロッカアーム25とカムシャフト20との
間に間隙補正装置26を、第9図に示すセンタピボット
方式のものはロッカアーム27とバルブ21のステムの
先端との間に間隙補正装置28を、また第10図に示す
プシェロソド方式のものは一端をロッカアーム29の一
端に当接されるブツシュロッド30の他端とカムシャフ
ト20との間に間隙補正装置31を夫々介在させてバル
ブクリアランスを適切に補正するようにしている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、前記各油圧式バルブ間隙補正装置はいず
れもチェックボールを内蔵し、精密、且つ複雑なオイル
供給・密封機構に構成するために高価であり、特に4バ
ルブエンジン等のようにバルブ数が多くなるとこれに応
じて前記油圧式バルブ間隙補正装置を必要とするために
動弁機構が極めて高価となる。また、エンジンの小型化
に伴い動弁機構に多数の油圧式バルブ間隙補正装置を装
着することはスペース的に困難である等の問題がある。
れもチェックボールを内蔵し、精密、且つ複雑なオイル
供給・密封機構に構成するために高価であり、特に4バ
ルブエンジン等のようにバルブ数が多くなるとこれに応
じて前記油圧式バルブ間隙補正装置を必要とするために
動弁機構が極めて高価となる。また、エンジンの小型化
に伴い動弁機構に多数の油圧式バルブ間隙補正装置を装
着することはスペース的に困難である等の問題がある。
更に、油圧式バルブ間隙補正装置はオイルを介して開弁
時の荷重を支えるために、始動後エンジン油圧が立ち上
がるまでの間ドライラッシュとなり、また、オイル中に
空気が混入するとスポンジイとなり間隙を適切に補正す
ることができなくなる等の不具合がある。
時の荷重を支えるために、始動後エンジン油圧が立ち上
がるまでの間ドライラッシュとなり、また、オイル中に
空気が混入するとスポンジイとなり間隙を適切に補正す
ることができなくなる等の不具合がある。
本発明は上述の問題点を解決するためになされたもので
、簡単な構成で、且つ適切に間隙(バルブクリアランス
)を補正可能なローラベアリングを用いたロッカアーム
を提供することを目的とする。
、簡単な構成で、且つ適切に間隙(バルブクリアランス
)を補正可能なローラベアリングを用いたロッカアーム
を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するために本発明によれば、ローラベア
リングを備え、カムシャフトの回転に伴い揺動してバル
ブを開閉させるローラベアリングを用いたロッカアーム
において、前記ローラベアリングの回転軸を、当該回転
軸の回転中心と前記ローラベアリングの回転中心とを偏
心させて形成し且つ当該回転軸自身を前記ロッカアーム
に対して回転可能に軸支させて前記ローラベアリングを
揺動可能に軸支すると共に、前記回転軸に巻回され一端
を当該回転軸に他端を前記ロッカアームに係止されて当
該回転軸を回動させて前記ローラベアリングに前記カム
シャフト押し付け方向の揺動力を付与するトーションス
プリングと、前記回転軸と前記ロッカアームとの間に介
在され前記カムシャフト押し付け方向への揺動の上限を
規制するストッパとを設けた構成としたものである。
リングを備え、カムシャフトの回転に伴い揺動してバル
ブを開閉させるローラベアリングを用いたロッカアーム
において、前記ローラベアリングの回転軸を、当該回転
軸の回転中心と前記ローラベアリングの回転中心とを偏
心させて形成し且つ当該回転軸自身を前記ロッカアーム
に対して回転可能に軸支させて前記ローラベアリングを
揺動可能に軸支すると共に、前記回転軸に巻回され一端
を当該回転軸に他端を前記ロッカアームに係止されて当
該回転軸を回動させて前記ローラベアリングに前記カム
シャフト押し付け方向の揺動力を付与するトーションス
プリングと、前記回転軸と前記ロッカアームとの間に介
在され前記カムシャフト押し付け方向への揺動の上限を
規制するストッパとを設けた構成としたものである。
(作用)
カムシャフトの回転に伴いローラベアリングを軸支する
回転軸がトーションスプリングのばね力により当該カム
シャフト押し付け方向に回動し、ローラベアリングを揺
動させて間隙(バルブクリアランス)を補正する。この
回転軸の回転はストッパによりカムシャフト押し付け方
向への揺動の上限を規制される。
回転軸がトーションスプリングのばね力により当該カム
シャフト押し付け方向に回動し、ローラベアリングを揺
動させて間隙(バルブクリアランス)を補正する。この
回転軸の回転はストッパによりカムシャフト押し付け方
向への揺動の上限を規制される。
(実施例)
以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
第1図は本発明に係るロッカアームを適用したエンドピ
ボット方式の動弁機構を示し、動弁機構1はポート例え
ば、吸気ポート2を開閉するインレットバルブ3、カム
シャフト4、これらのインレットバルブ3とカムシャフ
ト4との間に介在されてカムシャフト4の回転に伴い揺
動してインレフトバルブ3を往復動させるロッカアーム
10等により構成される。インレットバルブ3はバルブ
ステム3aをバルブガイド5により往復動可能に支持さ
れると共に、当該バルブステム3aの先端に装着された
バルブスプリングリテーナ6とシリンダヘッド上面に配
置されたバネ座7との間に縮設されたバルブスプリング
8により閉弁方向に偏倚力を付与され、吸気ポート2を
閉塞する。
ボット方式の動弁機構を示し、動弁機構1はポート例え
ば、吸気ポート2を開閉するインレットバルブ3、カム
シャフト4、これらのインレットバルブ3とカムシャフ
ト4との間に介在されてカムシャフト4の回転に伴い揺
動してインレフトバルブ3を往復動させるロッカアーム
10等により構成される。インレットバルブ3はバルブ
ステム3aをバルブガイド5により往復動可能に支持さ
れると共に、当該バルブステム3aの先端に装着された
バルブスプリングリテーナ6とシリンダヘッド上面に配
置されたバネ座7との間に縮設されたバルブスプリング
8により閉弁方向に偏倚力を付与され、吸気ポート2を
閉塞する。
ロッカアームlOはローラベアリングを用いたもので、
中央位置に形成されたローラベアリング収納用の孔10
a内にローラベアリング11を回転軸12を介して回転
可能、且つ当該穴10a内において後述するように揺動
可能に軸支する。このロッカアーム10は一端10bの
下面に穿設された半球状の穴10cをピボット9に揺動
可能に冠着支持され、他端10dの下面をバルブ3のバ
ルブステム3aの端面に圧接され、ローラベアリング1
1をカムシャフト4のカム面4aに圧接させる。
中央位置に形成されたローラベアリング収納用の孔10
a内にローラベアリング11を回転軸12を介して回転
可能、且つ当該穴10a内において後述するように揺動
可能に軸支する。このロッカアーム10は一端10bの
下面に穿設された半球状の穴10cをピボット9に揺動
可能に冠着支持され、他端10dの下面をバルブ3のバ
ルブステム3aの端面に圧接され、ローラベアリング1
1をカムシャフト4のカム面4aに圧接させる。
ローラベアリング11を軸支する回転軸12は第2図及
び第3図に示すように大径部12aと、当該大径部12
aの両側に対称に且つ偏心して形成される小径部12b
、12bとから成る偏心軸で、大径部12aはローラベ
アリング11に内嵌され、両側の各小径部12b、12
bは夫々ロッカアーム10の孔10aの両側壁略中央に
穿設された各軸孔10e、10eに夫々回転可能に軸支
される。この大径部12aの回転中心Oaと小径部12
bの回転中心obとは所定距離δだけ偏心される。尚、
この偏心量δは僅少量とされる。
び第3図に示すように大径部12aと、当該大径部12
aの両側に対称に且つ偏心して形成される小径部12b
、12bとから成る偏心軸で、大径部12aはローラベ
アリング11に内嵌され、両側の各小径部12b、12
bは夫々ロッカアーム10の孔10aの両側壁略中央に
穿設された各軸孔10e、10eに夫々回転可能に軸支
される。この大径部12aの回転中心Oaと小径部12
bの回転中心obとは所定距離δだけ偏心される。尚、
この偏心量δは僅少量とされる。
回転軸12の大径部12aは前述したようにローラベア
リング11に内嵌されており、従って、当該大径部12
aの回転中心Oaはローラベアリング11の回転中心と
一致し、この結果、当該ローラベアリング11の回転中
心Oaは回転軸12の小径部12bの回転中心Obから
距離δだけ偏心する。この結果、ローラベアリング11
は回転軸12の回転に伴い第2図に2点11m11″で
示すように揺動可能とされる。
リング11に内嵌されており、従って、当該大径部12
aの回転中心Oaはローラベアリング11の回転中心と
一致し、この結果、当該ローラベアリング11の回転中
心Oaは回転軸12の小径部12bの回転中心Obから
距離δだけ偏心する。この結果、ローラベアリング11
は回転軸12の回転に伴い第2図に2点11m11″で
示すように揺動可能とされる。
回転軸12は各小径部12b、12bのロッカアーム1
0の各軸孔toe、toeから突出する各端面に夫々ス
トッパ13.13を固着されている。各ストッパ13は
所定位置に回転軸12の回動位置を規制するための係止
部13aと、トーションスプリング14の各先端14b
、j4bを係止するための係止部13bとを形成され、
これらの各係止部13a、13bは夫々第3図に示すよ
うに内方に略直角に折曲されて一体的に形成される。
0の各軸孔toe、toeから突出する各端面に夫々ス
トッパ13.13を固着されている。各ストッパ13は
所定位置に回転軸12の回動位置を規制するための係止
部13aと、トーションスプリング14の各先端14b
、j4bを係止するための係止部13bとを形成され、
これらの各係止部13a、13bは夫々第3図に示すよ
うに内方に略直角に折曲されて一体的に形成される。
係止部13aはその先端をロッカアーム10の上面10
hと僅かな間隙で対向し、当該上面に沿って回動可能と
され、第4図に示すように回転軸12の時計方向又は反
時計方向への所定の回動位置において上面10hに当接
係止されてその回動を規制される。即ち、回転軸12は
時計方向に回転してストッパ13の係止部13aがロッ
カアーム10の上面tohの一側に係止されると第2図
に示す上限位置Hに、反時計方向に回転して係止部13
aが上面10hの他側に係止されると下限位置しに停止
する。この結果、回転軸12は上限位置H〜下限位置り
との間の角度θだけ回動可能とされ、これに応じてロー
ラベアリング11はこの角度θだけ揺動可能とされる。
hと僅かな間隙で対向し、当該上面に沿って回動可能と
され、第4図に示すように回転軸12の時計方向又は反
時計方向への所定の回動位置において上面10hに当接
係止されてその回動を規制される。即ち、回転軸12は
時計方向に回転してストッパ13の係止部13aがロッ
カアーム10の上面tohの一側に係止されると第2図
に示す上限位置Hに、反時計方向に回転して係止部13
aが上面10hの他側に係止されると下限位置しに停止
する。この結果、回転軸12は上限位置H〜下限位置り
との間の角度θだけ回動可能とされ、これに応じてロー
ラベアリング11はこの角度θだけ揺動可能とされる。
また、各係止部13bは夫々各端面をロッカアーム10
の各側壁と僅かの間隙で対向している。
の各側壁と僅かの間隙で対向している。
トーシッンスプリング14は回転軸12−に回転力を付
与するためのもので、両端14a%14aを夫々コイル
状に形成されて回転軸12の各小径部12b、12bの
ロッカアーム10の各側壁と各ストッパ13.13との
間に巻回され、各先端14b、14bを夫々各ストッパ
13の各係止部13b、13bに係止されてばね力によ
る戻りを規制され、各コイル状の両端14aS14Mの
連投部14cを口7カアーム10の下面に係止されてば
ね力による戻りを規制されている。そして、このトーシ
ョンスプリング14は回転軸12に図中時計方向の回転
力を付与する。
与するためのもので、両端14a%14aを夫々コイル
状に形成されて回転軸12の各小径部12b、12bの
ロッカアーム10の各側壁と各ストッパ13.13との
間に巻回され、各先端14b、14bを夫々各ストッパ
13の各係止部13b、13bに係止されてばね力によ
る戻りを規制され、各コイル状の両端14aS14Mの
連投部14cを口7カアーム10の下面に係止されてば
ね力による戻りを規制されている。そして、このトーシ
ョンスプリング14は回転軸12に図中時計方向の回転
力を付与する。
以下に作用を説明する。
第2図に示すようにローラベアリング11を軸支する回
転軸12はトーシッンスプリング14のばね力により時
計方向に回動力を付与され、且つ当該回転軸12の回転
中心Obとローラベアリング11の回転中心Oaとが距
離δだけ偏心しているために当該ローラベアリング11
は時計方向に2点鎖線11゛で示すように回動してカム
4のカム面4aに圧接する。この結果、第1図に示すよ
うにバルブ3が閉弁された杖態においてカムシャフト4
のカム面4aとローラベアリング11との間に発生する
カムクリアランスdが除かれて0とされる。
転軸12はトーシッンスプリング14のばね力により時
計方向に回動力を付与され、且つ当該回転軸12の回転
中心Obとローラベアリング11の回転中心Oaとが距
離δだけ偏心しているために当該ローラベアリング11
は時計方向に2点鎖線11゛で示すように回動してカム
4のカム面4aに圧接する。この結果、第1図に示すよ
うにバルブ3が閉弁された杖態においてカムシャフト4
のカム面4aとローラベアリング11との間に発生する
カムクリアランスdが除かれて0とされる。
カムシャフト4が矢印で示す時計方向に回転するに伴い
ローラベアリング11が反時計方向に回転しつつ当該反
時計方向に回動し、同時に回転軸12が押圧され、ピボ
ット13を支点として反時計方向に回動してバルブスプ
リング8のばね力に抗してバルブ3を押圧し開弁させる
。
ローラベアリング11が反時計方向に回転しつつ当該反
時計方向に回動し、同時に回転軸12が押圧され、ピボ
ット13を支点として反時計方向に回動してバルブスプ
リング8のばね力に抗してバルブ3を押圧し開弁させる
。
ローラベアリング11はトーションスプリング14を使
用することにより揺動可能範囲θを広くとることを可能
とされ、必要クリアランス調整代(バルブクリアランス
d)に対してローラベアリング11の回転中心Oaと回
転軸12の回転中心obとの偏心量δを小さく設定する
ことを可能とされ、当該回動により生ずるトーションス
プリング14のばね力と逆方向にローラベアリング11
を揺動させる力(弁荷重×偏心量δ)を極めて小さくす
ることができる。また、ローラベアリング11を使用す
ることによりカムシャフト4の回転により強制的に回転
軸12が回転させられることもない。この結果、動弁機
構の作動時に弁系の荷重によりローラベアリング11が
揺動することなく、ラフシェアジャスタの機能が果たさ
れる。
用することにより揺動可能範囲θを広くとることを可能
とされ、必要クリアランス調整代(バルブクリアランス
d)に対してローラベアリング11の回転中心Oaと回
転軸12の回転中心obとの偏心量δを小さく設定する
ことを可能とされ、当該回動により生ずるトーションス
プリング14のばね力と逆方向にローラベアリング11
を揺動させる力(弁荷重×偏心量δ)を極めて小さくす
ることができる。また、ローラベアリング11を使用す
ることによりカムシャフト4の回転により強制的に回転
軸12が回転させられることもない。この結果、動弁機
構の作動時に弁系の荷重によりローラベアリング11が
揺動することなく、ラフシェアジャスタの機能が果たさ
れる。
尚、トーションスプリングとして前記トーションスプリ
ング14に代えて第5図に示すように、帯状の板の巻ば
ね15を使用し、回転軸12の小径部12bの端面に軸
方向に刻設した溝12g内に一端15aを嵌合係止し、
他端15bをロッカアーム10の所定の箇所に突設した
突起部10gに巻回係止して当該回転軸12に回転力を
付与するようにしてもよい。
ング14に代えて第5図に示すように、帯状の板の巻ば
ね15を使用し、回転軸12の小径部12bの端面に軸
方向に刻設した溝12g内に一端15aを嵌合係止し、
他端15bをロッカアーム10の所定の箇所に突設した
突起部10gに巻回係止して当該回転軸12に回転力を
付与するようにしてもよい。
また、本実施例においてはエンドピボット方式のロッカ
アームに適用した場合について記述したがこれに限るも
のではなく、他のセンタピボット方式、グイレイクト方
式、或いはブッシエロッド方式のパケット、タペット等
の各方式のものにも適用することが可能である。
アームに適用した場合について記述したがこれに限るも
のではなく、他のセンタピボット方式、グイレイクト方
式、或いはブッシエロッド方式のパケット、タペット等
の各方式のものにも適用することが可能である。
(発明の効果)
以上説明したように本発明によれば、ローラベアリング
を備え、カムシャフトの回転に伴い揺動してバルブを開
閉させるローラベアリングを用いたロッカアームにおい
て、前記ローラベアリングの回転軸を、当該回転軸の回
転中心と前記ローラベアリングの回転中心とを偏心させ
て形成し且つ当該回転軸自身を前記ロッカアームに対し
て回転可能に軸支させて前記ローラベアリングを揺動可
能に軸支すると共に、前記回転軸に巻回され一端を当該
回転軸に他端を前記ロッカアームに係止されて当該回転
軸を回動させて前記ローラベアリングに前記カムシャフ
ト押し付け方向の揺動力を付与するトーションスプリン
グと、前記回転軸と前記ロッカアームとの間に介在され
前記カムシャフト押し付け方向への揺動の上限を規制す
るストッパとを設けたことにより、簡単な構成でありな
がらバルブクリアランスを除去することが可能となり、
しかも、油圧を使用しないためにドライラッシェ或いは
スポンジイ等が発生することがない。
を備え、カムシャフトの回転に伴い揺動してバルブを開
閉させるローラベアリングを用いたロッカアームにおい
て、前記ローラベアリングの回転軸を、当該回転軸の回
転中心と前記ローラベアリングの回転中心とを偏心させ
て形成し且つ当該回転軸自身を前記ロッカアームに対し
て回転可能に軸支させて前記ローラベアリングを揺動可
能に軸支すると共に、前記回転軸に巻回され一端を当該
回転軸に他端を前記ロッカアームに係止されて当該回転
軸を回動させて前記ローラベアリングに前記カムシャフ
ト押し付け方向の揺動力を付与するトーションスプリン
グと、前記回転軸と前記ロッカアームとの間に介在され
前記カムシャフト押し付け方向への揺動の上限を規制す
るストッパとを設けたことにより、簡単な構成でありな
がらバルブクリアランスを除去することが可能となり、
しかも、油圧を使用しないためにドライラッシェ或いは
スポンジイ等が発生することがない。
更に、構造が簡単であるために小型、軽量化を図ること
が可能となり、且つ安価にロッカアームを構成すること
ができ、これに伴い、特に4バルブエンジンのように多
数の動弁機構を必要とするエンジンに対しては極めて有
効である等の優れた効果がある。
が可能となり、且つ安価にロッカアームを構成すること
ができ、これに伴い、特に4バルブエンジンのように多
数の動弁機構を必要とするエンジンに対しては極めて有
効である等の優れた効果がある。
第1図は本発明に係るロッカアームを適用した動弁機構
の一実施例を示す構成図、第2図は第1図の一部切欠要
部拡大図、第3図は第2図に示すロッカアームの一部切
欠上面図、第4図は第3図のロッカアームの側面図、第
5図はトーションスプリングの他の実施例□を示す組付
図、第6図乃至第10図は油圧式バルブ間隙補正装置を
使用した動弁機構を示す図である。 1・・・動弁機構、2・・・吸気ボート、3・・・バル
ブ、4・・・カムシャフト、9・・・ピボット、lO・
・・ロッカアーム、11・・・ローラベアリング、12
・・・回転軸、13・・・ストッパ、14.15・・・
トーションスプリング、δ・・・偏心量、θ・・・揺動
角。 出願人 三菱自動車工業株式会社 代理人 弁理士 長 門 侃 二 第1図 第3図 第4図 第5図 +29 1:)OllJq
の一実施例を示す構成図、第2図は第1図の一部切欠要
部拡大図、第3図は第2図に示すロッカアームの一部切
欠上面図、第4図は第3図のロッカアームの側面図、第
5図はトーションスプリングの他の実施例□を示す組付
図、第6図乃至第10図は油圧式バルブ間隙補正装置を
使用した動弁機構を示す図である。 1・・・動弁機構、2・・・吸気ボート、3・・・バル
ブ、4・・・カムシャフト、9・・・ピボット、lO・
・・ロッカアーム、11・・・ローラベアリング、12
・・・回転軸、13・・・ストッパ、14.15・・・
トーションスプリング、δ・・・偏心量、θ・・・揺動
角。 出願人 三菱自動車工業株式会社 代理人 弁理士 長 門 侃 二 第1図 第3図 第4図 第5図 +29 1:)OllJq
Claims (1)
- ローラベアリングを備え、カムシャフトの回転に伴い揺
動してバルブを開閉させるローラベアリングを用いたロ
ッカアームにおいて、前記ローラベアリングの回転軸を
、当該回転軸の回転中心と前記ローラベアリングの回転
中心とを偏心させて形成し且つ当該回転軸自身を前記ロ
ッカアームに対して回転可能に軸支させて前記ローラベ
アリングを揺動可能に軸支すると共に、前記回転軸に巻
回され一端を当該回転軸に他端を前記ロッカアームに係
止されて当該回転軸を回動させて前記ローラベアリング
に前記カムシャフト押し付け方向の揺動力を付与するト
ーションスプリングと、前記回転軸と前記ロッカアーム
との間に介在され前記カムシャフト押し付け方向への揺
動の上限を規制するストッパとを設けたことを特徴とす
るローラベアリングを用いたロッカアーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6274687A JP2508062B2 (ja) | 1987-03-19 | 1987-03-19 | ロ−ラベアリングを用いたロツカア−ム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6274687A JP2508062B2 (ja) | 1987-03-19 | 1987-03-19 | ロ−ラベアリングを用いたロツカア−ム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63230916A true JPS63230916A (ja) | 1988-09-27 |
JP2508062B2 JP2508062B2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=13209271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6274687A Expired - Lifetime JP2508062B2 (ja) | 1987-03-19 | 1987-03-19 | ロ−ラベアリングを用いたロツカア−ム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508062B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6237552B1 (en) * | 1999-08-31 | 2001-05-29 | Allen James Hoag, Jr. | Motorcycle rocker arm |
US6412460B1 (en) | 1997-06-24 | 2002-07-02 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Valve operating system in internal combustion engine |
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KR100836293B1 (ko) | 2006-12-14 | 2008-06-09 | 현대자동차주식회사 | 제이크 브레이크의 기밀장치 |
JP2009504961A (ja) * | 2005-08-08 | 2009-02-05 | メタ モトーレン− ウント エネルギー−テクニック ゲーエムベーハー | 切換バルブ駆動機構 |
DE102012001633A1 (de) * | 2012-01-30 | 2013-08-01 | Kolbenschmidt Pierburg Innovations Gmbh | Mechanisch steuerbare Ventiltriebanordnung |
-
1987
- 1987-03-19 JP JP6274687A patent/JP2508062B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
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US6612278B2 (en) | 2001-02-08 | 2003-09-02 | Motorenfabrik Hatz Gmbh & Co. | Rocker lever for valve operation of an internal combustion engine with device for automatic adjustment/readjustment of valve clearance |
JP2009504961A (ja) * | 2005-08-08 | 2009-02-05 | メタ モトーレン− ウント エネルギー−テクニック ゲーエムベーハー | 切換バルブ駆動機構 |
KR100836293B1 (ko) | 2006-12-14 | 2008-06-09 | 현대자동차주식회사 | 제이크 브레이크의 기밀장치 |
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US9145798B2 (en) | 2012-01-30 | 2015-09-29 | Kolbenschmidt Pierburg Innovations Gmbh | Mechanically controllable valve drive arrangement |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2508062B2 (ja) | 1996-06-19 |
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