JPS63230572A - 耐酸、耐アルカリ導電性部材 - Google Patents

耐酸、耐アルカリ導電性部材

Info

Publication number
JPS63230572A
JPS63230572A JP62061450A JP6145087A JPS63230572A JP S63230572 A JPS63230572 A JP S63230572A JP 62061450 A JP62061450 A JP 62061450A JP 6145087 A JP6145087 A JP 6145087A JP S63230572 A JPS63230572 A JP S63230572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistant
acid
alkali
powder
sic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62061450A
Other languages
English (en)
Inventor
潤 菅原
細川 周明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Krosaki Harima Corp
Original Assignee
Kurosaki Refractories Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurosaki Refractories Co Ltd filed Critical Kurosaki Refractories Co Ltd
Priority to JP62061450A priority Critical patent/JPS63230572A/ja
Publication of JPS63230572A publication Critical patent/JPS63230572A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、化学プラント、電子材料製造プロセス、メッ
キプロセス、電解酸洗プロセス等における酸やアルカリ
の液体や気体が接触する部分で使われる電極1発熱体、
コンダククロール、センサ。
電解酸洗部材として使用される耐酸、耐アルカリ性部材
に関する。
〔従来の技術〕
最近、耐酸材料としてSiCやアルミナ等のセラミック
スが化学プラント等で使用されはじめているが、これら
の材料は導電性材料として使用するには電気抵抗が大き
すぎるため、上記の用途の場合のような導電性を必要と
する場合には、高耐食ステンレス製やクロムメッキ、白
金等の貴金属をコーティングしたものが使用されている
また、材質面から見てのセラミックスとして、例えば、
特開昭55−85464号公報には、高密度、高強度の
高温構造材としてSiC粉末とBa、  Y、 lr。
HF、 Nb、 Ta、 Mo、  W、 Sb、 B
i、 La族炭素、アクチニウム族元素の炭化物、窒化
物、酸化物よりなる炭化珪素粉末組成物が開示されてい
る。また、特開昭58−130165 号公報にはSi
CとMo、 MoC,Ta。
TaC,W、WC及び黒鉛の1種以上を含む炭化珪素摺
動材が開示されている。しかしながら、いずれも、その
耐酸、耐アルカリ導電性部材としての特性に関しては何
ら開示されていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように、現在実用されている耐酸、耐アルカリ性の
導電性部材は殆どが金属で、その耐食性には限界がある
。また、耐酸、耐アルカリ性の良い貴金属や貴金属のコ
ーテイング品では、非常に高価なものになってしまう。
本発明において解決しようとする課題は、金属材料が有
する耐酸、耐アルカリ性の限界からセラミックスの適用
を考え、この耐酸、耐アルカリ性の良いセラミックスに
耐酸、耐アルカリ性の劣下を極力小さくして導電性を与
えて、普通金属に近い導電性を有する耐酸、耐アルカリ
部材を得ようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は耐酸、耐アルカリ性の極めて良いSiCに着目
し、これに導電性を付加するためにNb C。
Ta C、W C、炭化モリブデンの1種または1種以
上を複合配合したものを少なくとも表面層として形成す
ることによって、上記課題を達成したものである。
SiCは非常に酸、アルカリに強い材料であるので、こ
のSiCをセラミックスの母材として使用する。このS
iCの出発原料としては、平均粒径として0.5〜10
μmの微粉が適当である。
導電性の付与のため、NbC,TaC,WC,炭化モリ
ブデンの1種または1種以上を複合して使用・ するが
、これらの付与炭化物とSiCの配合の合量は成品全体
の90重量%以上を占める必要があり、これ以下の場合
、十分な耐食性を維持できなくなる。つまり、配合の合
量を100重量部にすると、添加助剤、その性感加物の
合計が外掛けで10重量部を越えないことが必要である
また、付与炭化物の添加量は、普通金属並みの導電性(
5×103〜104Ω−1cm−1)を得るためには、
40〜60体積%が必要で、また5XIO’ Ω−1c
m−1種度であれば、25〜35体積%が必要になる。
したがって、導電性部材として使用する場合、使用目的
により異なるが、通常2 XIO2Ω−I Cff1−
1以上の導電性は必要とされるので、付与炭化物の添加
量は20体積%以上であることが好ましく、この点から
、SiCは50〜80体積%であることが好ましい。
ここで言う体積%で表現した配合割合は、それぞれの化
合物の体積(cat)をV1重量(g)をW1重密度(
g/cI11)をρとして示したとき、V=W/ρ によって求め、この比を%によって示したものである。
例えば、SiCの場合の真密度3.21g/cj。
NbCの場合は7.82g/ cffl、 W Cの場
合は15.60 g/cdとして算出した。
これらの付与炭化物は使用条件や経済性を考えて、その
添加量や組合せを決定するが、複合添加することが可能
である。
導電性付与炭化物中では、酸に対する耐食性はTaCが
最も優れているが、比重が14.65 と大変重く、ま
た重量単価も非常に高価であるため他のものと複合する
ことが好ましい。
本発明の部材の製造方法としては、■セラミックスの焼
結体で部材そのものを製造する方法、■セラミックスの
焼結体のリングや板を金属材料の表面に接着及び/また
は、はめ込む方法、■金属材料にセラミックスを溶射す
る方法等が可能である。
これらのどの方法も耐酸、耐アルカリ性導電部材を得る
有効な方法であるが、■の製造方法は、全体をセラミッ
クスで製造するため大型の部材では経済性に問題がある
が、小型の部材では耐酸、耐アルカリ性ゑ1部材の信頼
性の面から非常に有効である。■は、非常に大きな部材
にも適用可能で、また経済的にも比較的安価であるが、
セラミックス層が非常に薄くなるため、耐食性は■に劣
る。
また、摩耗や機械的衝撃等におけるセラミックス層の信
頼性には問題を残す。■は、■と■の中間を補間するも
のであるが、それぞれ使用条件や経済性により、使い分
けが必要である。
上記、■と■の製造方法の場合、導電性付与炭化物がS
iCの焼結に対して殆ど悪影響を与えないため、通常の
SiCの焼結法を利用して製造することができる。焼結
に際してはSiC粉末と導電性付与炭化物粉末に焼結助
剤としてSiC粉末に対して1〜5重1%の炭素と、0
.2〜5重量%の金属ホウ素、B、C,BN、BP、A
IN等を混合する。
混合する導電性付与炭化物粉末によって効果的に耐食性
、導電性を発揮させるためには、比較的粒径の細かいも
のが好ましく、平均粒径として0.5〜lOμmが最も
好ましい。
焼結は、ホットプレスも利用できるが、付与炭化物が焼
結阻害を起すものではないため、非加圧焼結が可能で、
焼結は不活性ガス中1800〜2200℃で行う。
得られた焼結体は、耐酸、耐アルカリ部材として利用さ
れるものであるので、気孔率があまり高いと腐食の進行
が速くなるため、低気孔率が望ましく、見掛は気孔率と
して10%以下が必要で、望ましくは1%以下であるこ
とが好ましい。したがって、焼結体の理論密度比として
も、85%以上が必要で、95%以上であることが特に
好ましい。
さらに、得られた焼結体は機械加工されて部材として提
供されるが、表面のみをセラミックス化した部材の場合
には、圧ばめや焼きばめ等によって機械的にセットした
り、ロウ付けやハンダ付は等によって表面に接着して使
用する。
また、製造方法■の溶射方法の場合には、所望の割合に
配合された粉末を金属部材の表面にプラズマ溶射法やジ
ェットコート溶射法等により溶射し、必要によりその表
面を研磨仕上げする。
プラズマ溶射法では、溶射装置でノントランスフアート
アークを発生させ、このアーク中に^r。
He、  H2,N2等の不活性ガスを供給して作り出
したプラズマ流中に、上記の配合粉末材料を送って溶融
噴射し、皮膜を形成させる。
この配合に利用される粉末原料としては、前記の焼結体
の場合よりは若干粒径の大きなものが望ましく、5〜5
0μmの平均粒径のものがよい。
このような溶射によって形成されるセラミックス層はあ
まり厚くはできず、通常0.05〜1.Omm程度で、
耐食性や皮膜の機械的性質の面から0.2〜0.5M程
度が好ましい。
〔実施例〕
実施例1 平均粒径0.8μmのSiC粉末粉末7横径1.1μm
のNbC粉末粉末3檀 混合粉未配合100重量部に対してB.C粉末0.5重
量部と、ノボラック樹脂2重量部とをアセトンを溶媒と
してトロンメルで24時間混合した。
このスラリーをスプレードライにより乾燥造粒し、円柱
状にラバープレス成形した。この成形体はアルゴン中、
2000℃で2時間焼結した。
得られた焼結体の密度は理論密度の97%、見掛は気孔
率は0.3%、電気伝導率は室温で1×1030−1C
「゛であった。
この材料を機械加工後、硫酸による耐酸試験を行った。
比較例として、高耐食のステンレスS[JS316を同
時に試験した。
耐酸試験は、硫酸10%溶液中、90℃に500時間浸
漬後の重量変化を体積減少率に換算して評価した。
比較例)S[IS  316 )体積減少率は、−25
0 Xl0−’cm’/cm”で4.5mm/年の減寸
スピードに対応する。
本発明の焼結体の体積減少率は−0. 18 xto−
’ cm’ /C1’で0.003mm/年の減寸スピ
ードに対応し、5US316の1400倍の耐食性を示
した。
実施例2 平均粒径0.8μmのSiC粉末粉末5債径0.6μm
のWCC粉末5体 混合粉未配合100重量部に対してB.C粉末0.5重
量部と、ノボラック樹脂1重量部とをアセトンを溶媒と
してトロンメルで24時間混合した。
このスラリーをスプレードライにより乾燥造粒し、円柱
状にラバープレス成形した。この成形体はアルゴン中2
000℃で2時間焼結した。
得られた焼結体の密度は理論密度の95%、見掛は気孔
率は0.8%、電気伝導率は室温で1.2X10’Ω−
I C「lであった口 この材料を機械加工後、HF(フッ酸)による耐酸試験
を行った。比較として、高耐食のステンレスSOS 3
16を同時に試験した。
耐酸試験は、HF5%溶液中、90℃に500時間浸漬
後の重量変化を体積減少率に換算して評価した。
SUS 316の体積減少率は、−220X 10− 
’ cut / ;−rlで3.9fflIIl/年の
減寸スピードに対応する。焼結体の体積減少率は0.9
 X 10−’ ctl / cffIで0.016m
m/年の減寸スピードに対応し、SO3316の250
倍の耐食性を示した。
実施例3 表1には、種々の配合粉末により実施例1と同様の製造
方法により焼結体を製造し、同様の耐酸試験を行った結
果を示した。
実施例4 平均粒径0.8μmのSiC粉末粉末5猜径1.1μm
のNbC38体積%と、平均粒径4μmのTaC粉末粉
末1漬 重量部に対してB.C粉末0.5重量部と、ノボラック
樹脂0.7重量部とをアセトンを溶媒としてトロンメル
で24時間混合した。
このスラリーをスプレードライにより乾燥造粒し、円柱
状にラバープレス成形した。この成形体はアルゴン中、
2000℃で2時間焼結した。
得られた焼結体の密度は理論密度の96%で、見掛は気
孔率は0.3%、電気伝導率は室温で9.2X10’Ω
−1Cffl−1であった。
この材料を機械加工してφ400 X1000mmの円
筒としてS[ISのメッキ用コンダククロールにはめ込
んだ。
メッキ液は、硫酸ニッケル、塩化ニッケル、ホウ酸より
なり、温度は55〜70℃であった。
実地試験において通電状態は良好で、15ケ月経過後で
もまだ使用可能であった。通常使用されているコンダク
クロールはSS材にCrメッキされたもので、寿命は1
m2ケ月であった。
実施例5 平均粒径5μmのSiC粉末を60体積%、平均粒径8
μmのNbC粉末粉末3債 WC粉末10体積%とこれらよりなる混合粉末配合10
0重量部に対して平均粒径4μmの84C粉末5重量部
をV型ミキサーで10時時間式混合した。
この混合粉末を用いて、1. 2+n X 1. 2m
のS[lS 316電極表面に0.5111fllの層
をプラズマ溶射した。
このプラズマ溶射電極を電解酸洗用に用いた。
電解液の主成分は、硫酸と硫酸ナトリウムで、温度は6
0〜80℃であった。
プラズマ溶射電極の通電性は良好であった。また、その
寿命は通常の5tlS 316 に白金コートしたもの
の80倍であった。
(以下、この頁余白) 表    1 2、各配合には更にノボラック樹脂外掛け1重量部を添
加。
36  耐酸試験条件は実施例1と同一条件である。
〔発明の効果コ 本発明による耐酸導電性部材は、少なくとも部付の表面
をSiCと導電性付与炭化物(WC,NbC。
Ta C、炭化モリブデン)により形成することによっ
て、電極や発熱体等に使用するのに十分な導電性をもち
つつ、酸やアルカリに対して十分な耐食性を有すること
ができる。
このため、本発明による部材は、酸やアルカリ溶液中、
酸やアルカリの飛散する箇所、酸やアルカリの気体によ
る腐食のある箇所等で、電極1発熱体やセンサ等の導電
性を必要とする部材として適用することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも表面がNbC、TaC、WC、炭化モリ
    ブデンの1種または1種以上とSiCとからなり、下記
    (イ)および(ロ)の事項を特徴とする耐酸、耐アルカ
    リ導電性部材。 (イ)NbC、TaC、WC、炭化モリブデンの1種ま
    たは1種以上とSiCとの配合合量100重量部に対し
    て、添加助剤、その他添加物の合計が10重量部を越え
    ないこと。 (ロ)SiCとNbC、TaC、WC、炭化モリブデン
    の1種または1種以上の比が50:50〜80:20の
    体積比であること。
JP62061450A 1987-03-16 1987-03-16 耐酸、耐アルカリ導電性部材 Pending JPS63230572A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62061450A JPS63230572A (ja) 1987-03-16 1987-03-16 耐酸、耐アルカリ導電性部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62061450A JPS63230572A (ja) 1987-03-16 1987-03-16 耐酸、耐アルカリ導電性部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63230572A true JPS63230572A (ja) 1988-09-27

Family

ID=13171399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62061450A Pending JPS63230572A (ja) 1987-03-16 1987-03-16 耐酸、耐アルカリ導電性部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63230572A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57196770A (en) * 1981-05-25 1982-12-02 Sumitomo Electric Industries Silicon carbide member and manufacture
JPS60246266A (ja) * 1985-04-22 1985-12-05 旭硝子株式会社 炭化珪素質焼結体の製造方法
JPS6217072A (ja) * 1985-07-11 1987-01-26 株式会社日立製作所 炭化硅素焼結体とその製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57196770A (en) * 1981-05-25 1982-12-02 Sumitomo Electric Industries Silicon carbide member and manufacture
JPS60246266A (ja) * 1985-04-22 1985-12-05 旭硝子株式会社 炭化珪素質焼結体の製造方法
JPS6217072A (ja) * 1985-07-11 1987-01-26 株式会社日立製作所 炭化硅素焼結体とその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3990860A (en) High temperature oxidation resistant cermet compositions
US4197902A (en) Molds for continuous casting of metals
JPS6119583B2 (ja)
CA1188549A (en) Process for manufacturing boride dispersion copper alloys
GB1562245A (en) High temerature resistant cermet compositions
US5110774A (en) Homogeneous solid solution material and method of manufacturing the same
JP4095629B2 (ja) 金属がコーティングされた非晶質金属粉末の製造方法(MethodforManufacturingMetal−CoatedAmorphousMetalPowder)
Cheng et al. Electrochemical preparation & mechanical properties of amorphous nickel-SiC composites
JPS63230572A (ja) 耐酸、耐アルカリ導電性部材
JPS58130299A (ja) 加工部の耐食性にすぐれたZn−Ni合金電気めつき鋼板の製造法
CN1540810B (zh) 金属被覆碳刷
JP5896508B2 (ja) 組成物およびニッケル炭化物Ni3Cを主相とするめっき膜の製造用電気めっき液
EP0443730A1 (en) Process for producing a magnetite-coated electrode
JPH0337470B2 (ja)
JPS59208064A (ja) 溶射用粉体
JPH0370595B2 (ja)
JP2004131302A (ja) 導電性セラミックスおよびその製造方法
JP5565852B2 (ja) 二重被覆ダイヤモンド研材粒子の製造方法
JPS62109962A (ja) 溶射用アルミナ粉末
EP0473856A1 (en) Homogeneous solid solution material and method of manufacturing the same
JP3236061B2 (ja) 宝飾材料工芸材料高耐蝕性材料用白金類金属被覆材及びその製造方法
JPH0679773B2 (ja) 半田コテ先
US4374086A (en) Gold based material for electrical contact materials
JPS60145980A (ja) 金属被膜を有するセラミツクス焼結体およびその製造方法
JPS61247662A (ja) 導電性セラミックスの製造方法