JPS6323019Y2 - - Google Patents

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JPS6323019Y2
JPS6323019Y2 JP2699085U JP2699085U JPS6323019Y2 JP S6323019 Y2 JPS6323019 Y2 JP S6323019Y2 JP 2699085 U JP2699085 U JP 2699085U JP 2699085 U JP2699085 U JP 2699085U JP S6323019 Y2 JPS6323019 Y2 JP S6323019Y2
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JP
Japan
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reinforcing ring
ring
lid
tempered glass
pot
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JP2699085U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は食品を煮炊きする鍋の蓋の構造に係
り、更に詳しくはガラス、ホーロー等の蓋本体の
周縁に補強リングを設け、この補強リングを着脱
自在にした衛生的な鍋蓋に関するものである。
〔従来の技術〕
煮物の内容が蓋の上から透視でき、又高級感の
ある強化ガラス製の鍋蓋は従来から知られてい
る。又、外観の美しいホーロー、重量感のある焼
物の鍋蓋も実用化されている。ところが、強化ガ
ラスは表面の強度は非常に大きいが、切断してい
る周縁部は極めて脆い欠点がある。又、ホーロー
の鍋蓋も周縁部の塗装が剥がれやすいし、焼物の
場合も周縁部が損傷しやすい。そこで、これら硬
質素材の鍋蓋には周縁に金属の補強リングを設け
ることが行なわれている。
例えば、実公昭58−35157号公報には強化ガラ
スの蓋本体の周縁に断面C字状の金属製補強リン
グが設けられている。この補強リングはリング状
に一体化され、強化ガラスの周縁に固定されてい
るが、実用上種々の欠点があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
即ち、上述の従来の鍋蓋は煮物の途中に煮汁が
強化ガラスの裏面と補強リングが接している間隙
から浸入し、リングの内側へ入つてしまう。又、
煮物が吹きこぼれると今度は強化ガラスの表面と
補強リングが接している間隙から浸入し、リング
の内側へ入つてしまうのである。このリングの中
に入つた煮汁は冷却され、強化ガラスの端縁にこ
びり着いてしまい、外観を損ねるばかりでなく、
菌の発生等を招き、衛生的に好ましいものではな
かつた。
本考案は上記従来の補強リングを有する鍋蓋が
有する問題を解決しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するための本考案の手段は次
のとおりである。
即ち、無機硬質素材から成る円盤状の蓋本体
と、その蓋本体の周縁を覆う金属の補強リングと
から成る鍋蓋において、該補強リングの少なくと
も1箇所を分離させて不連続リングとし、その分
離箇所に緊締具を設けることにより補強リングを
蓋本体に対して着脱自在にした鍋蓋である。
以下、本考案の手段を更に具体的に説明する。
本考案における無機硬質素材とはガラス、強化
ガラス、陶器、その他の焼物、ホーロー、セラミ
ツクス等を指すが、中でも強化ガラスが好まし
い。
補強リングは蓋本体の周縁を覆うものであれば
その形状は特に限定されず、断面がC字型のも
の、あるいは鍋の容器内に挿入される脚部を有す
る断面q字状のものが用いられる。
補強リングは連続した環状ではなく、少なくと
も1箇所が分断されており、その分断箇所に緊締
具を設ける必要がある。
緊締具はピン、ボルト、袋ナツト、クランプ、
ラチエツト等、分断された補強リングの両端部を
緊締し、且つ弛緩できるものであれば特に限定さ
れない。
本考案においては、補強リングを緊締したと
き、その緊締部にわずかな間隙ができる様に工夫
することにより、蓋本体に貫通孔を設けることな
く蒸気抜き孔を形成できるので好ましい。この間
隙を作る手段としては、リング長を本体の周縁長
より少し短くする方法、ピンの孔を楕円にして隙
間ができる様にする方法がある。強化ガラスに蒸
気抜き孔を開けるには相当の技術と労力が必要で
あるが、補強リングに工夫をすればその手間を省
略することができる。ただ、補強リングに間隙を
作ると煮汁がリング内に入りやすくなるが、本考
案品は補強リングが着脱可能で、分離して水洗い
できるので問題はない。
又、本考案においては緊締具の反対側の位置
(180゜ずれた位置)の補強リングを分離ピンで止
め、それを支点として補強リングが弛緩する様に
することも好ましいものである。
以下、実施例を挙げて本考案の構造を説明す
る。
〔実施例〕
第1〜第4図は本考案の第1の実施例を示して
いる。蓋本体1は略球面状に湾曲した強化ガラス
盤2とその中央に設けられたつまみ3とから構成
されている。強化ガラス盤2の周縁にはこれを覆
う金属の補強リング4が設けられている。補強リ
ング4の断面(第4図)はC字型を呈し、上部で
湾曲した上端5は強化ガラス盤2の表面に接し、
立上り部6と底面7は強化ガラス盤2のカツト面
に接し、はね上げ部8は強化ガラス盤2の裏面に
接し、安定して固定されている。補強リング4は
1箇所で分離され、2個の端部4aと4bを有し
ており、その部位に緊締具であるクランプ9が設
けられている。
クランプ9は2個の固定具10a,10bと緊
締爪11および牽引アーム12から構成されてい
る。固定具10aは補強リング4の端部4aの外
側面に固定され、その立上り部にピン13を有
し、このピン13に緊締爪11の基部が回動自在
に枢支されている。一方の固定具10bは補強リ
ング4の端部4bの外側面に固定され、その立上
り部にピン14を有し、このピンに牽引アーム1
2の一端が回動自在に枢支されている。そして牽
引アーム12の他端はピン15で緊締爪11の中
央部と回動自在に枢支されている。
第5図は第2の実施例を示し、補強リングが変
形したものである。第5図の実施例の補強リング
4の断面はq字型であり、鍋の内周に一致する脚
部16を有し、その下端は小環17を形成してい
る。
第6図は第3の実施例を示し、緊締具がボルト
ナツト式になつている。第6図の実施例の補強リ
ング4の端部4aには横に長いスリツト18が形
成され、一方の端部4bには補強リング4が挿嵌
可能な鞘19が固定され、その中央に貫通孔20
が開孔している。この鞘19の中に補強リング4
の端部4aを挿嵌し、螺子21を貫通孔20に挿
通し、ナツト22で螺止する構造となつている。
第7図は第4の実施例を示し、緊締具が袋ナツ
トになつている。第7図の実施例の補強リング4
の両端部4a,4bには夫々2つ割りの割りボル
ト23a,23bが設けられており、この両者を
接合した状態で袋ナツト24を螺止することによ
り、補強リング4を緊締できる構造となつてい
る。
〔作用〕
第1の実施例についてその作用を説明する。
まず、クランプ9の緊締爪11をはね上げた弛
緩状態(第2図)で蓋本体1を補強リング4の中
へ挿入し、位置を合わせてから緊締爪11を左周
縁方向に倒す。その結果、牽引アーム12が補強
リング4の他端4bを引つ張り、強化ガラス2の
周縁を密に緊締する(第3図)。この時補強リン
グ4の両端部4aと4bの間に間隙25が形成さ
れるが、これが蒸気抜き孔となる。煮炊きが終了
したならクランプ9の緊締爪11をはね上げ、蓋
本体1を離脱して水洗いする。
尚、上記実施例には示さなかつたが、クランプ
の反対側の位置で補強リングを分断し、ピンで枢
支すれば、そこを支点として補強リングが開くの
で離脱がより容易になる。
又、緊締具は上記実施例以外のピン、ラチエツ
トなども有効である。
〔考案の効果〕
本考案は次の様なすぐれた効果を奏する。
(イ) 補強リングが着脱可能であるため、煮物の煮
汁がリング内に入つても、これを取りはずして
水洗いが可能であり、常にきれいな状態に保つ
ことができ、外観が良く衛生的である。
(ロ) 補強リングの分離部に間隙を設け、蒸気抜き
孔とすることができるため、強化ガラス等の硬
質材に孔を開ける必要がなくなる。
(ハ) 緊締具の反対側に支点を設けることも可能で
あり、その場合は補強リングの着脱がより容易
になる。
【図面の簡単な説明】
第1〜第4図は本考案の第1の実施例を示し、
第1図は全体斜視図、第2図は弛緩状態の平面
図、第3図は緊締状態の平面図、第4図は周縁部
の拡大断面図であり、第5図は第2の実施例の周
縁部の拡大断面図、第6図は第3の実施例の補強
リングの斜視図、第7図は第4の実施例の補強リ
ングの斜視図である。 1……蓋本体、2……強化ガラス盤、3……つ
まみ、4……補強リング、5……上端部、6……
立上り部、7……底面、8……はね上げ部、9…
…クランプ、10……固定具、11……緊締爪、
12……牽引アーム、13,14,15……ピ
ン、16……脚部、17……小環、18……スリ
ツト、19……鞘、20……貫通孔、21……螺
子、22……ナツト、23……割りボルト、24
……袋ナツト、25……間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 無機硬質素材から成る円盤状の蓋本体と、その
    蓋本体の周縁を覆う金属の補強リングとから成る
    鍋蓋において、該補強リングの少なくとも1箇所
    を分離させて不連続リングとし、その分離箇所に
    緊締具を設けることにより、補強リングを蓋本体
    に対して着脱自在にしたことを特徴とする鍋蓋。
JP2699085U 1985-02-26 1985-02-26 Expired JPS6323019Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2699085U JPS6323019Y2 (ja) 1985-02-26 1985-02-26

Applications Claiming Priority (1)

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JP2699085U JPS6323019Y2 (ja) 1985-02-26 1985-02-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61143521U JPS61143521U (ja) 1986-09-04
JPS6323019Y2 true JPS6323019Y2 (ja) 1988-06-23

Family

ID=30523522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2699085U Expired JPS6323019Y2 (ja) 1985-02-26 1985-02-26

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JPS61143521U (ja) 1986-09-04

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