JPS63228179A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、感光体（像担持体）に形成されるカラー画
像を、搬送ベルト（支持体）で搬送される転写紙に、転
写帯電器の放電によって転写する画像形成装置に関する
。

（従来の技術） 一般に、多色画像を形成する画像形成装置は第３図に示
すように、感光体１８〜ｌｄと、この感光体１ａ−１ｄ
を帯電させる帯電器２８〜２ｄと、該感光体１ａ〜ｌｄ
に静電潜像を形成するレーザビームスキャナー３ａ〜３
ｄと、上記静電潜像を現像してカラー画像を形成する現
像装置４ａ〜４ｄと、形成されたカラー画像を転写紙に
転写する転写帯電器５ａ〜５ｄ等から構成されており、
そして、これら感光体１ａ−１ｄにそれぞれ色の異なる
カラー画像を形成し、このカラー画像を転写帯電器５８
〜５ｄによって搬送ベルト（支持体）１０で搬送されて
来る転写紙８に転写している。なお、第３図において、
７は転写紙８を給紙する給紙ローラ、９ａ　、９ｂは転
写紙８を静電気で搬送ベルト１０に吸着させる吸着帯電
器。

１１は転写紙８に転写されたカラー画像を定着する定着
装置である。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記画像形成装置にあっては、転写帯電
器５８〜５ｄによってカラー画像を転写する毎に搬送ベ
ルトｌＯに電荷が蓄積されていき、このため、転写帯電
！Ｉ５ａ〜５ｄの放電によって感光体１ａ−１ｄに流れ
る電流が変化して均一な転写が維持されなくなるという
問題があった。

従来、上記問題を解決するために、搬送ベルト１０の体
積抵抗を低く抑え、あるいは搬送ベルト１０をメツシュ
状等にして蓄積電荷の影響を最小限にしたものが提案さ
れている。しかし、前者にあっては、搬送ベルト１０の
体積抵抗が低くなると、吸着帯電器９ａ　、９ｂの放電
による電荷が搬送ベルト１０に充分に帯電されなくなる
ので、転写紙８の吸着が弱くなり、重ね転写ずれや転写
紙８が感光体１ａ−１ｄに吸着してしまう等の不都合が
生じてしまう間開があった。後者にあっては、搬送ベル
ト１０自体が変形し易く、このため搬送ベルトｌＯの速
度制御を正確に行うことが困難て５重ね転写ずれを起こ
してしまう問題があり、さらにベルト１０に設けた孔か
らトナーが飛散して転写帯電器５ａ〜５ｄを汚してしま
うという問題があった。

また、転写帯電器５ａ〜５ｄの転写電圧を順次病めるも
のが提案されているが、これは搬送ベルト１０がコロナ
放電に耐えられる例えばポリウレタンあるいはポリイミ
ド系樹脂等でエンドレスに構成されていて、これらは湿
度によって搬送ベル）−１０の体ａ抵抗が大きく変化し
、このため湿度によって蓄積電荷が変化して感光体１ａ
〜１ｄに流れる電流が変化してしまい、やはり均一な転
写が維持されないという問題があり、いずれも満足のい
くものではなかった。

（目的） この発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、転写
ずれ等を生じることなく均一な転写を行なうことのでき
る画像形成装置を提供することを目的とする。

（発明の概要） この発明は上記問題点を解決するために、複数の像担持
体に形成されるカラー画像を、支持体で搬送される転写
紙に、複数の像担持体に対応して設けられた複数の転写
帯電器のそれぞれの放電によって転写する画像形成装置
において、前記各転写帯電器の放電によって像担持体に
流れる電流を所定電流に制御する制御手段を設けたもの
である。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。な
お、第３図に示したものと同一要素には同一符号を付し
てその説明は省略する。

第１図は画像形成装置の概略構成図で、図において、２
０ａ〜２０ｄは転写帯電器５８〜５ｄに放電電圧を印加
する転写電源であり、これは交流電圧を出力するドライ
バー２１ａ〜２１ｄ　（制御手段）と、このドライバー
２１ａ〜２１ｄから出力される交流電圧を昇圧する昇圧
トランス２２ａ〜２２ｄと、この昇圧トランス２２ａ〜
２２ｄから出力される交流電圧を整流する整流器２３ａ
〜２３ｄと、平滑コンデンサ２４ａ〜２４ｄと、感光体
１ａｚｌｄに流れる電流を検出する検出抵抗２５ａ〜２
５ｄとを備えている。そして、昇圧トランス２２ａ〜２
２ｄの一端が整流器２３　ａ〜２３ｄを介して転写帯電
器５ａ〜５ｄの放電電極５ａ　′〜５ｄ　＝に接続され
、他端が転写帯電器５８〜５ｄのシールド６８〜６ｄに
接続されており、このシールド６ａ〜６ｄは検出抵抗２
５ａ〜２５ｄを介して接地され、これにより感光体１ａ
−１ｄに流れる電流が検出抵抗２５ａ〜２５ｄに流れる
。

前記ドライバー２１ａ〜２１ｄは検出抵抗２５ａ〜２５
ｄの両端に生じる電圧が入力してこの電圧が所定電圧に
なるように出力される交流電圧を調整するようになって
おり、これは例えばドライバー２１ａ〜２１ｄ内の増幅
回路のバイアス電圧等を調整して行なうものである。１
２ａ。

１２ｂは除電器である。なお、搬送ベルトｌＯの体積抵
抗率は転写紙８を充分に吸着するためにｌＯ１！Ωｃｌ
ｌであり、好ましくは１Ｑ１３ΩＣ層以上かよい。

次に、上記画像形成装置の作用について説明する。

レーザスキャナー３ａ〜３ｄによって感光体ｌａ〜ｌｄ
に静電潜像か形成され、この静電潜像が現像装置４ａ〜
４ｄによって現像されて色の異なるトナー像が感光体１
ａ〜ｌｄにそれぞれ形成される。一方、所定のタイミン
グによって転写紙□８が給紙ローラフによって給紙され
、吸着帯電器９ａ、９ｂによって電荷が転写紙８および
搬送ベルト１０に帯電されて転写紙８が搬送ベルトｌＯ
に吸着される。そして、転写紙８が搬送ベルト１０の移
動により左方向（第１図において）に搬送されて行き、
転写紙８が所定位置に来ると、転写電源２０ａ〜２０ｄ
により転写帯電器５ａ〜５ｄに放電電圧が印加されて電
流ｉが流れ、この電流ｉのうちシールド６ａ〜６ｄにｉ
ｈ、感光体ｌａ〜ｌｄに１−ｉｈ＝ｉｔがそれぞれ流れ
、この電流ｉｔによって感光体１ａ〜１ｄに形成された
トナー像が転写紙８に転写される。感光体１ａ〜ｌｄに
流れた電流ｉｔは検出抵抗２５ａ〜２５ｄを介して昇圧
トランス２２ａ〜２２ｄに戻る。そして、電流ｉｔによ
って検出抵抗の両端に生じる電圧がドライバー２１ａ〜
２１ｄに入力し、その電圧が所定電圧以下あるいは所定
電圧以上のときすなわち感光体１ａ〜ｌｄに流れる電流
ｉｔが所定値以下あるいは所定値以上のとき、ドライバ
ー２１ａ〜２１ｄは出力する交流電圧を調整して感光体
１ａ〜ｌｄに所定電流を流す、したがって、湿度変化に
よる搬送ベルトｌＯの帯電量の変化等に拘らず常にトナ
ー画像の均一な転写を得ることができる。また、搬送ベ
ルト１０を高抵抗にしても差し支えないので、転写紙８
を搬送ベルト１０に十分に吸着させておくことができ、
転写ずれ等が生じることがない。

第２図（ａ）は搬送ベルトｌＯをポリイミド系の厚さ５
０ｇ醜、体積抵抗率ＩＱ１１ｉΩｃｍのフィルムて構成
した場合の各転写帯電器５８〜５ｄの転写電流ｉｔを示
したもので、Ａは各転写帯電器５ａ〜５ｄの条件を一定
にして一定の放電電圧を印加したものであり、転写帯電
器が５ａ→５ｄに行くにしたがって転写電流が次第に減
少していく、この条件下でカラー画像の転写状況を観た
ところ、転写帯電器５ａにおいては十分な転写性が得ら
れたが、転写帯電器が→５ｄへと行くに突って転写性が
悪くなった。しかし、Ｂに示すようにこの実施例によっ
て転写電流ｉｔが４〜５ル＾に制御されたものにあって
は、各転写帯電器５８〜５ｄにおける転写性は十分なも
のであることが確認された。

第２図（ｂ）は（ｃ）に示すように比誘電率ε５＝３１
体積抵抗率ρの搬送ベルトｌＯの両面に極性の異なる電
荷ｑを与え、その両面間の電位差Ｖ。の減衰状態を示し
たものである。

ところで、転写帯電器５ａ〜５ｄ間の間隔を１２０ｍｍ
、搬送ベルトｌＯの移動スピード（プロセススピード）
を６０＠＠／ｓとすると、搬送ベルトｌＯが転写帯電器
５８〜５ｄ間を移動する時間は２秒であり、この２秒以
上経過しても搬送ベル）−１０の電荷量がｌ／２以上維
持されるためには、搬送ベルト１０の体積抵抗率は１Ｑ
Ｉ３Ωｃｍ以上必要となる。これは、転写紙８を搬送ベ
ルト１０に充分に吸着させておくための限度で、体積抵
抗率が湿度によって１桁以上変化することな考慮したも
のである。そして、転写帯電器５ａ〜５ｄ間を小さくし
て転写紙８を充分に静電吸着させておく条件下では、転
写の際、吸着帯電器９ａ　、９ｂの放電や前転写の放電
の影響か大きく、特に湿度変化によって搬送ベルト１０
の体積抵抗率が大きく変化して転写条件が変るが、上記
実施例で示したように転写に寄与する転写電流ｉｔを各
転写帯電器５ａ〜５ｄ毎に所定電流に制御しているので
、均一な転写を得ることができる。

なお、感光体１ａ〜１ｄに流れる電流の制御はマイクロ
コンピュータ等で行なうことも回部である。また、各転
写帯電器５ａ〜５ｄの放電電極の位置を違えて放電全電
流ｉが略々揃うようにして転写電流ｉｔを制御しても均
一な転写を得ることかできる。

（発明の効果） 以上説明したようにこの発明は、複数の像担持体に形成
されるカラー画像を、支持体で搬送される転写紙に、複
数の像担持体に対応して設けられた複数の転写帯電器の
それぞれの放電によって転写する画像形成装置において
、前記各転写帯電器の放電によって像担持体に流れる電
流を所定電流に制御する制御手段を設けたものであるか
ら、転写ずれ等を生じることなく均一な転写を行なうこ
とができるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

１８１図はこの発明の実施例に係る画像形成装置の概略
図、第２図（ａ）は転写帯電器と転写電流との関係を示
したグラフ、第２図（ｂ）は搬送ベルトの両端間に生じ
る電位の減衰状態を示したグラフ、第２図（ｃ）は搬送
ベルトの断面図、第３図は従来の画像形成装置の概略図
である。 １　ａ　−１ｄ　＝感光体、５ａ〜５ｄ＝転写帯電器、
８・・・転写紙、２１ａ〜２１ｄ・・・トライバ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の像担持体に形成されるカラー画像を、支持体で搬
   送される転写紙に、複数の像担持体に対応して設けられ
   た複数の転写帯電器のそれぞれの放電によって転写する
   画像形成装置において、前記各転写帯電器の放電によっ
   て像担持体に流れる電流を所定電流に制御する制御手段
   を設けたことを特徴とする画像形成装置。