JPS63228176A - 静電像現像方法及びそれを実施する装置 - Google Patents

静電像現像方法及びそれを実施する装置

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JPS63228176A
JPS63228176A JP6308687A JP6308687A JPS63228176A JP S63228176 A JPS63228176 A JP S63228176A JP 6308687 A JP6308687 A JP 6308687A JP 6308687 A JP6308687 A JP 6308687A JP S63228176 A JPS63228176 A JP S63228176A
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magnetic
electric field
particles
developing
toner
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JP6308687A
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English (en)
Inventor
Hatsuo Tajima
田嶋 初雄
Atsushi Hosoi
細井 敦
Norihisa Hoshika
令久 星加
Hiroshi Tajika
博司 田鹿
Masahide Kinoshita
正英 木下
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁性キャリア粒子とトナー粒子とを用いて現
像を行う2成分現像方式の現像装置に関する。
本発明は画像記録形成用の表示装置、プリンター、ファ
クシミリ電子写真装置の種々に適用可能な現像装置であ
る。
〔背景技術〕
近来、カラー画像の画像濃度を良好にすべく、2成分現
像方式が見直されている。先に、本件出願人は、2成分
現像方式を用いるに当って、その画像濃度を高め良質の
画像を形成できる装置として交互電界を印加した特開昭
55−3260号公報に記載の発明を提案している。又
、これに遅れて、交互電界印加型の2成分現像方式が多
数出願されている。
しかし、これらの出願公報においては、画像部に対して
付着してしまうキャリア粒子に対しての着眼やこれを防
止するための対策について論じるものがない。
〔解決すべき問題点〕
交互電界印加型の2成分現像方式は画像部へのトナー粒
子付着の適正、安定化と非画像部(背景部)へのトナー
粒子付着防止のカブリ防止効果を達成するための交互電
界を印加することに主眼が置かれていた。
しかしながら、2成分現像方式ではキャリア粒子が存在
しており、非接触現像、接触現像いずれにおいてもキャ
リア粒子が画像部に付着することによるキャリア粒子の
損失は、トナー粒子への帯電量安定化を達成できない問
題がある。本発明者達は、画像部に付着したキャリア粒
子が現像像自体を乱し、部分的な階調度低下や画像濃度
低下をもたらすという問題を確認した。
特に、接触現像においては、アラビ画像(部分的に濃度
が薄(なったりする画像)が見られることもあり、これ
を解決することは極めて高画質を提供できる。
〔発明の目的〕
本発明は画像部に付着するキャリア粒子を減少させて、
階調度低下と画像濃度低下を防止できる現像方法を提供
することを第1発明の目的とする。
さらに、本発明は非接触現像方式にも適用できるもので
あるが、特にキャリア粒子の付着が画像部に多い接触現
像方式に対して第1発明の目的を達成し、且つ接触現像
で見られる画像中の部分的なアラビ画像を防止した現像
装置の提供を本発明第2発明の目的とする。
〔発明の概要〕
本発明は、静電像(画像部)の電位に対して与える交互
電界の最大電界強度に着目したもので、画像部に付着す
るキャリア粒子を画像部から除去でき、しかも画像濃度
を適正にできるものである。
本第1発明は、現像剤担持部材表面にトナー粒子とトナ
ー粒子とは逆極性に帯電するキャリア粒子とを担持させ
、現像部で交流成分と直流成分を有している交互電界を
印加して、静電像担持体の静電像を現像する現像方法に
おいて、静電像の電位VI(V)と交互電界の直流成分
VDC(V)と、交互電界の直流成分VDC(V)に関
して静電像の電位Vr (V)とは反対側に位置する最
大電界付与点の電位VP−PMax (V)と、現像剤
担持部材表面と静電像担持体の表面との最近接間隙G(
μm)とによって形成される画像部最大電界強度F (
V/μm)は、 2.0 ≦ F ≦ 5.6 G を満たしていることを特徴とする現像方法である。
本発明第2発明は、さらに接触現像方式におけるキャリ
ア粒子付着問題をより一層解決すると共に、アラビ画像
も解決できる現像装置であり。トナー粒子とトナー粒子
とは逆極性に帯電する磁性キャリア粒子とを収容する容
器と、該容器から搬出されるトナー粒子と磁性キャリア
粒子の量を規制する規制部材と、規制されたトナー粒子
と磁性キャリア粒子を担持する非磁性の現像剤担持部材
と、静電像担持体の表面に対して現像剤担持部材の表面
が最近接間隙G(μm)をもって対向する現像部に交流
成分と直流成分とを有した交互電界を印加する手段と、
現像部に固定磁界を印加し、現像部で磁性キャリア粒子
を穂立てて静電像担持体に接触させるための現像剤担持
部材の裏面側に設けられた磁界発生手段とを有し、上記
交互電界は静電像の電位Vl (V)と、交互電界の直
流成分VDC(V)と、交互電界の直流成分VDC(V
)に関して静電像の電位V+(V)とは反対側に位置す
る最大電界付与点の電位VP−PMax (V)と、現
像剤担持部材表面と静電像担持体の表面との最近接間隙
Gと(μm)とによって形成される画像部最大電界強度
F (V/μm)が、 2.0≦F≦3.5 となる交互電界を印加することを特徴とする現像装置で
ある。
〔実施例〕
第1図は本発明現像方法の主要部を説明するもので、ト
ナー粒子とトナー粒子とは逆極性に帯電するキャリア粒
子とを混合して有する現像剤を、静電像(電位VD (
V))の担持部材としての静電像担持体と、この現像剤
を担持する現像剤担持部材が作る現像部(最近接間隙G
(μm))の供給した際の交互電界を表わしたものであ
る。
第1図の交互電界は矩形波形状である。この波形におい
て、通常の現像の場合は本発明でいう最大電界付与点の
電位VP−PMax (V)が静電像が負(VD(V)
)であるため矩形波の正側の最大(図中の上方)点とな
り、背景電位はVt、(V)となる。この波形において
反転現像の場合は、静電像がVt、 (V)となるので
最大電界付与点は図中の下方点となり、背景電位はVD
 (V)となる(反転現像時は、このV DC、V P
−Pの波形自体変えられるが傾向はこのようになる)。
キャリア粒子が画像部に付着して現像像を乱すために、
画像部に対するキャリア粒子の付着を防止できる現像方
法を追求したところ以下が判明した。本例では静電像電
位VDが−620(V)、背景部電位Vt、が−200
(V)とし、背景部へのトナー粒子付着防止としての直
流成分VDCを−250(V)と設定しである。
本発明者達は数多くの現像方法のパターンを想定して実
験を行ったところ、多くのものは画像部にキャリア粒子
が付着していることをつきとめ、このキャリア粒子によ
る部分的な階調度の低下傾向が見られ、画像濃度も低下
していることを同時に解明した。
本発明者達は、さらに実験と研究を重ねたところ画像部
にキャリア付着が生じる原因には画像部にトナー粒子を
多(付着せしめようとする最大電界強度が逆にキャリア
付着を生じさせてしまうという、混合現像剤特有の問題
があることを解明したのである。従って、最大電界強度
を従来のような高い値から順に下げていくというように
数多(の実験と考察を加えながら行ったところ、キャリ
ア粒子の付着が大幅に減少できる条件に到達したのであ
る。キャリア粒子の付着防止はもともと画像階調性向上
のために行ったのであるが、逆に最大電界強度か弱すぎ
るとかえって画像階調性が悪化して十分な濃度が出ない
ことも判明した。
第1図は本発明現像方法を容易に理解するための手助け
となろう。
画像部の最大電界強度F (V/μm)は、静電像の電
位VD(V)と交互電界の直流成分VDC(V)と、交
互電界の直流成分Vtx:(V)に関して静電像の電位
VD (V)とは反対側に位置する最大電界付与点の電
位VP−PMax (V)と現像剤担持部材表面と静電
像担持体の表面との最近接間隙G(μm)とによって形
成される式、 で与えられる。
第1図実施例は2成分現像方法としては好ましい条件を
与えである。即ち、VP−PMax (V)が+400
(V)となる交互電界を印加し、上記条件を満足した上
で、最近接間隙Gを250μm〜500μmまで変化さ
せたところ、F= [+ +400−(−250) I
 + 1−250−(−620) l ]/G = 1
020/Gは、250 μmで4.08(V/μm)、
300μmで3.4 (V/μm)、450μmで2.
26 CV/it m)、500 μmで2.04 (
V/μm)となり、いずれも画像部に対するキャリア粒
子付着はほとんど見られず階調性も良好であった。これ
らに対して間隙を180μmにしたところ、画像部にキ
ャリア粒子が一様な割合で付着し、全体の階調性が低下
し、画像部れや転写時の画像ムラが生じてしまった。
この時の電界強度は5.66 (V/μm)であった。
又、185μmとした時、電界強度5−.51 (V/
 μm)でキャリア付着はご(一部にわずかに見られる
程度でかなりキャリア付着が防止されていた。逆に、5
15μmとしたところ、電界強度は1.98となり、キ
ャリア付着は減少しているものの階調性はキャリア付着
時よりも低下する傾向となり、画像濃度も低下してしま
った。さらに510μmとしたところ、階調性は回復し
画像濃度も十分なものとなった。
上記実施例は、ごく一部であるが間隙6を一定として交
互電界自体を可変して行ったものでも、画像部の最大電
界強度Fが2以上5.6以下にあるとき、それ以外の現
像条件よりも階調性が高(、キャリア付着もほとんど見
られないものであった。
電界強度を3.5以下にすると、前記250μm例のF
=4.08の場合に部分的にわずかに見られていたキャ
リア粒子によるアラビが全(な(なり、キャリア付着は
見られなかった。依って、キャリア付着を大幅に防止し
、画像の濃度と階調性を得られる条件は、2.0≦F≦
5.6であり、さらに好ましくはF≦3.5である。
尚、好ましい条件をさらに付記すると、キャリア粒子は
絶縁性のものよりも抵抗の低い中高抵抗キャリア粒子が
良(、表面に薄い樹脂被膜があるもの程良い。又、画像
部に対するキャリア付着以外のキャリア付着は非画像部
に対して生じることになるが、本発明においては非画像
部に付着するキャリア粒子の防止も好ましいものとなる
。この条件は非画像部にトナー粒子が付着しない範囲で
、前記の非画像部電位Vt、 (V)に対して直流成分
VDC(V)がVDCが可変であっても下記の条件を満
たすことが良い。
即ち、50≦l VDC−Vt、 l ≦250テある
。又、非画像部電位は環境により変動する場合もあるの
で確実性を増すには、この値が200 (V)以下であ
ることが良い。
本発明現像方法においては、現像部で現像剤層は交互電
界を印加しない状態で非接触でも接触でも良く、本発明
は画像部に付着したキャリア粒子を除去できるものであ
って、現像時にこのような問題を解決できるので新たな
付加構成を必要とすることなく筒易なものとして提供さ
れるものである。
次に第2図乃至第4図を用いて、前述の好ましい条件と
他の好ましい条件とを組み入れながら説明を行う。
第2図は本発明現像装置の一実施例で第3図は本発明を
さらに有効に実施できる第2図現像部の現像説明であり
、第4図はさらなる好ましい条件を開示したものである
以下の説明は電界強度Fを2.0以上3.5以下を前提
として説明するが5.6以下でも良いことはいうまでも
ない。
第2図で潜像担持体1は静電記録用絶縁ドラムあるいは
a −3e、  Cds、 ZnO2、OPC,a −
3iの様な光導電絶縁物質層を持つ感光ドラムもしくは
感光ベルトである。潜像担持体1は図示しない駆動装置
によって矢印a方向に回転される。22は潜像担持体l
に近接もしくは接触されている現像スリーブであり、例
えばアルミニウム、5US316等の非磁性材料で構成
されている。現像スリーブ22は現像容器36の左下方
壁に容器長手方向に形成した横長開口に右略半周面を容
器36内へ突入させ、左略半周面を容器外へ露出させて
回転自在に軸受けさせて横設してあり、矢印す方向に回
転駆動される。
23は現像スリーブ22内に挿入し図示の位置姿勢に位
置決め保持した固定磁界発生手段としての固定の永久磁
石(マグネット)であり、現像スリーブ22が回転駆動
されてもこの磁石23は図示の位置・姿勢にそのまま固
定保持される。この磁石23はN極の磁極23a、 S
極の磁極23b、 N極の磁極23c、 S極の磁極2
3dの4磁極を有する。磁石23は永久磁石に代えて電
磁石を配置してもよい。
24は現像スリーブ2を配設した現像剤供給器開口の上
縁側に、基部を容器側壁に固定し、先端側は開口上縁位
置よりも容器36の外側へ突出させて開口上縁長手に沿
って配設した現像剤規制部材としての非磁性ブレードで
、例えば5US316を横断面路への字形に曲げ加工し
たものである。 26は非磁性ブレード24の下面側の
上面を接触させて前端面を現像剤案内面261とした磁
性粒子限定部材である。
27は磁性粒子であり粒径が20〜100μm1好まし
くは30〜80μmの見掛密度約2.4〜2.8g/C
C1フェライト粒子(最大磁化60〜70 e m u
 / g )へ樹脂コーティングしたものが用いられ得
る。
20μmよりも小さいと現像スリーブ上の穂立ちが悪く
ムラの発生した画像となる傾向がある。又、100μよ
りも大きいと、トナーへのトリボ賦与能力が低下し感光
板への傷も生じやすい。
37は非磁性現像剤トナーである。
31は現像スリーブ22を配設した現像容器36下部か
らの磁性粒子27ないしは非磁性トナー粒子37の漏出
を防止するために現像容器下部内面に現像スリーブ22
に対向して配設された磁性体であり、例えば鉄板にメッ
キを施したものである。磁性体31とS極性の磁極23
dとの間の磁界で磁性粒子27の回収と漏れ防止を達成
するシール効果が得られる。
39は現像スリーブ22内の固定磁極23により形成さ
れた磁性粒子のブラシ部分へトナーを供給するトナー供
給部材であり回転自在に軸受した板金にゴムシートを貼
り付は現像容器下面を掃(が如くトナーを搬送する。ト
ナー供給部材39には、不図示のトナー貯蔵容器38中
のトナー搬送部材によってトナー供給される。
38.35はそれぞれトナー貯蔵容器、磁性粒子貯蔵容
器である。
40は現像容器36下部部分に溜るトナーを封止するシ
ール部材で弾性を有しスリーブ22の回転方向に向って
曲がっており、スリーブ22表面側を弾性的に押圧して
いる。このシール部材40は、現像剤の容器内部側への
進入を許可するように、スリーブとの接触域でスリーブ
回転方向下流側に端部を有している。
30は現像工程で発生した浮遊現像剤を現像剤と同極性
の電圧を印加して感光体側に付着させ飛散を防止する飛
散防止電極板である。
又、S磁極23dは、磁性部材31との間に一方から他
方に磁界を形成するための磁性シール用磁界発生手段で
あり、磁性部材31に対して1部が対向する。磁性部材
31は、現像剤容器の現像剤収納部の実質的な端部で現
像装置の下方に位置し、この容器内周辺では回収された
磁性キャリア粒子の移動によって、スリーブ表面の現像
剤中に容器内下方に位置するトナー粒子を取り込む。従
って、磁性−′子の安定した回収は、現像能力を安定化
する効果がある。
磁極23dを前記のごと(配置することによって、磁極
23aとの関係で別の好ましい効果が得られる。
すなわち、容器21の収納部底部と磁極23dとの上記
関係によって、磁気ブラシが21内で(単に停滞してい
る状態に比較して)粗の状態で形成されないので、磁性
粒子中へのトナー粒子の取込み量が過剰になることがな
い。過剰取込みはトナーの帯電不足を招き、かぶり発生
の原因となる。
なおこの構成は現像剤容器内に磁性粒子と非磁性あるい
は弱磁性のトナーが混在している場合にも有効である。
非磁性ブレード24の端部241と現像スリーブ22面
との前記距離d2は50〜800μm1好ましくは15
0〜500μmである。この距離が50μmより小さい
と後述する磁性粒子がこの間に詰まり現像剤層にムラを
生じやすいと共に良好な現像を行うのに必要な現像剤を
塗布することが出来ず濃度の薄いムラの多い現像画像し
か得られない欠点がある。また800μmより大きいと
現像スリーブ22上へ塗布される現像剤量が増加し所定
の現像剤層厚の規制が行えず、潜像担持体への磁性粒子
付着が多(なると共に後述する現像剤の循環、現像剤限
定部材26による現像規制が弱まりトナーのトリボが不
足しカブリやすくなる欠点がある。
この磁性粒子層は、スリーブ22が矢印す方向に回転駆
動されても磁気力2重力に基づ(拘束力とスリーブ2の
移動方向への搬送力との釣合によってスリーブ表面から
離れるに従って動きが遅(なり、磁性粒子層の上部では
多少は動き得るが殆ど不動の静止層を形成する。もちろ
ん重力の影響により落下するものもある。
従って磁極23a、23dの配設位置と磁性粒子27の
流動性及び磁気特性を適宜選択する事により磁気粒子層
はスリーブに近い程磁極23a方向に搬送し移動層を形
成する。この磁性粒子の移動により磁性粒子層(第1層
)はトナ一層(第2層)からトナーを取り込み、磁性粒
子あるいはスリーブとの摺擦によりトナーは摩擦帯電を
受はスリーブ2の回転に伴って現像領域へ搬送され現像
に供される。
磁性粒子層の移動は現像剤の流動性・磁気力によって決
定され、磁性粒子中のトナーコンテンツが低い場合、上
記静止層が小さくなり、大部分の磁性粒子層は速く移動
し、トナ一層からトナーを取り込む。又、トナーコンテ
ンツが高い場合は上記静止層が大きくなり、磁性粒子層
の移動層はこの静止層に覆われたトナ一層と接触するこ
とができなくなり、はとんどトナーを取り込まなくなる
。従って、自然にある程度のトナーコンテンツは維持さ
れる。
次に現像剤塗布量規制部材である非磁性プレード24の
近傍及び限定部材26の近傍部の磁性粒子層について説
明する。限定部材は現像剤規制部への補給トナーの不要
な進入を機械的に防ぐだけではない。前述したように、
上記部材26をスリーブに囲まれた規制領域においては
磁極N1極によってスリーブの回転とともに搬送された
磁性粒子が限定部材26の案内面261に沿って詰め込
まれて密度かたかくなる。この領域では、搬送されて進
入してくる磁性粒子とブレードから流出していく磁性粒
子との入れ替わりが動的に発生しているため磁性粒子同
士がお互いに衝突してかくらん状態になっているものの
実質的なバッキング状態になっている。このため磁性粒
子ないしはスリーブ上からトナーへのトリボ賦与が行わ
れ、又磁性粒子ないしはスリーブ上に弱い力で付着して
搬送されてきたトリボ賦与の小さいトナーは磁性粒子な
いしはスリーブ上から離脱する。つまり、トナーの選別
や帯電改良が行われる。従って、トリボ賦与が十分与え
られたトナーを現像に供することができる。又、磁性粒
子の搬送時の不均一状態も該空間において平均化され、
磁性粒子層の塗布の均一化・安定化も達成される。従っ
て限定部材26は上記案内面261が必須であり、該斜
面の傾き及び空間の容積は該空間での磁性粒子のバッキ
ング状態に大きな影響を与える。
これに対して、この領域に対して固定配置された磁極2
3aは、上記バッキング状態の磁性粒子を磁力線に沿っ
て再配置する。該空間でのバッキング状態はトリボ賦与
に対しては不安定なところがあり、安定化させるために
は常に一定のバッキング状態を必要とする。これはスリ
ーブ上をほぼ接線方向に搬送されてきた磁性粒子を該方
向と直向する力で磁気ブラシを形成するため、磁性粒子
への撹拌効果はもちろんのこと、はぐし効果も働き、上
記トナーへのトリボ賦与及び磁性粒子層の塗布の均一化
・安定化がさらに促進される。この時、周辺の構成によ
って集中せしめられた現像剤が多大な圧力を受けたまま
であると現像剤がつまり過ぎる問題があるが、磁極23
aも最大磁力を発生する部分が案内面261に対向する
ことによって、規制領域中における過大な圧力集中を防
止し、現像剤の集中と安定した高密度の磁性粒子存在割
合を維持できるものと考えられる。
上記の規制領域によって、現像スリーブ表面には、安定
した量の磁性粒子と十分に帯電したトナー粒子とが現像
剤薄層として形成できる。従って現像剤領域102での
現像効果は安定したものとなる。
そして前述した現像部に搬送された現像剤の内生なくと
も前記現像担持部材表面に担持されたトナー粒子を静電
潜像担持体に転移させる交互電界を前記現像部に゛形成
する交互電界形成手段を有し、前記現像部において、前
記静電潜像担持体と前記現像剤担持部材とで画成される
空間の容積に対して、該現像部に搬送された現像剤の磁
性粒子が占める体積比率が1.5%乃至30%である現
像方法及び装置に対して多大な効果を与えることが確認
できた。
第2図は現像剤限定部材26の非磁性ブレード側に磁性
体50を設置した場合を示しである。この場合磁性体5
0は磁極23aに対向する位置に設けるのは好ましくな
い。なぜならば、対向していると磁極23aとの間に強
い集中磁界が発生し、上記磁極23aによる磁性粒子の
かくはん及びほぐし効果が低減するからである。しかし
、規制部に磁性体を設はスリーブ内部磁石23との間で
磁性粒子の磁気的規制を行うことは規制部材のスリーブ
との間隙公差の拡大になり有効的である。又、磁性粒子
ないしはスリーブ上に付着したトナーを比較すると、ス
リーブ上に付着したトナーの帯電電荷量は磁性粒子に付
着したものよりも小さい。この理由はスリーブの移動と
共に、磁性粒子も搬送されるためスリーブ上のトナーが
磁性粒子によって摺擦される機会が少な(なっているた
めである。このスリーブ上のトナーを所定の値にまで持
ち上げるためには、スリーブ上のトナーを積極的に摺擦
してやる必要がある。即ち、スリーブ表面近傍でスリー
ブの移動に反して相対速度のずれを生じさせる磁性粒子
の存在が必要となる。
しかし、単純に磁性粒子の搬送性を低下させることは前
述のトナーの取り込み作用を考慮すると不可能である。
又、規制部で上述の様にスリーブ内磁極23aに対向し
て磁性体を配置し、集中磁界を発生させ磁性粒子のスリ
ーブ上への摺擦力を向上することも、上述の如く現像剤
循環規制部材26のつくる空間に磁極の最大磁力発生部
を配置する効果を低減させる。
そこで本実施例においては磁極23aよりもスリーブ回
転方向に関して下流側に該磁性体50を設け、磁極23
aのブレード側の磁力線がほぼスリーブ表面の接線方向
に集中する如く構成した。これによりスリーブ表面近傍
のみの磁性粒子がスリーブ表面に沿って、磁気ブラシを
形成し、スリーブ上のトナーを摺擦し、スリーブ上のト
ナーのトリボ賦与を高めることができた。
上記装置構成において、磁性粒子27を、測定条件が測
定電極面積4crrr、電極間間隙0.4cmのサンド
イッチタイプのセルを用い、片方の電極に1Kg重量の
加圧下で、両電極間の印加電圧E(V / c m )
を印加して、回路に流れた電流から磁性粒子の抵抗値を
得るというもの(以下の磁性粒子27の抵抗はこの測定
条件下の値である)で、E=0.2XIQ”で3.lX
l0’Ωcmの抵抗値、E=2×lO3で4.0X10
’ΩCmの抵抗値を示す中抵抗樹脂被覆キャリア粒子と
して、前述の電界強度Fが2以上5.6以下の交互電界
下で現像を行ったところ、画像部において環境変換に左
右されずキャリア付着がな(、画像部のベタ黒白に白点
のような現像不良を生じることなく、良質の画像が行わ
れた。
この磁性粒子の抵抗値条件が上記のE=0.2X10”
E=2XlO”との範囲内に対するもので規定している
のは、電界依存性の電気抵抗変化が、この範囲内で大き
く変化し、これより大の電界ではなだらかな抵抗減少が
あるため、この範囲内の抵抗変化は交互電界中の電界変
化に対応するものと認定できるためである。
本発明者達は数多(の実験から、この範囲内の抵抗変化
が現像性に大きく影響することをつきとめ、市販の絶縁
性キャリアに改良を数多く加えて到達したものが以下の
条件である。
即ち、磁性キャリア粒子の抵抗R(Ωam)とすると、
測定電圧E (V/cm)0.2X10” (V/cm
)以上2XIO3(V/cm)以下の範囲内で、抵抗特
性を示す樹脂被覆磁性キャリア粒子であれば、交互電界
中において、画像を乱すことなく、しかも耐久性があり
キャリア損失も少なく安定した現像を達成する。樹脂被
覆のため、湿度変化に対して特性が変化せず、流動性が
高く実用上の利点が多いことはいうまでもない。
本実施例に用いる磁性粒子は公知の焼結フェライトであ
り、Z n 、 F e 、 Cd 、 Cu 、 P
 b 、 N i 、 M g 、 M uなどの1種
あるいは2種以上の組成の焼結からつくられる。特に本
発明に適する組成はCu Or Z n O+Fe2O
3を主成分とする金属酸化物である。
上記条件がいかに有効であるかを第4図の領域(ABC
D)とデータをもって説明する。
第4図のに、 1 、m、n、o、p、q、r、s、t
の記号で示す磁性粒子は、前記酸化銅及び亜鉛を用いて
焼結条件又は/且つ焼結フェライト粒子に樹脂コートす
る条件を変化させた場合の、横軸に測定用電界Eを、縦
軸に磁性粒子の抵抗値Rを示すグラフにおける磁性粒子
の電気抵抗特性曲線である。例えばn磁性粒子はコート
樹脂量をP磁性粒子よりも2倍にしである。測定は常温
・常温で行った。なお、樹脂コート材は、従来から用い
られていた2成分現像剤のキャリアコート材、例えばア
クリルフッ素系樹脂やシリコーン樹脂等でよいが、第4
図例ではシリコン系の樹脂を用いた。最大磁化64 e
 m u / gで粒度分布70〜50μ(250/3
50メツシユ)のフェライトを用いた。下表にに−tま
での特性をもった磁性粒子の画像評価を示す、粒子kか
らtに向って樹脂被覆量は小さく、粒子0とpは焼結条
件を変えたものである。
×:画像部 △:画像やや良 〇二画像良 ◎:画像最良 尚、市販の絶縁キャリア粒子はかなりの高抵抗を示し、
第4図のグラフ中に記数できるものではなく、これを用
いた画像像は白ヌケが見られ満足のい(ものではなかっ
た。
第4図の線CDよりも低い電気抵抗を示す磁性粒子tは
画像上現像剤のブラシ跡が生じやすく、又、ベタ画像部
に画像が抜けた白点が発生しやすい。これらは磁性粒子
を通じて発生する潜像電荷のリークによるものである。
又ベタ黒画像部に磁性粒子が付着する傾向がわずかに高
まる。本発明によれば磁性粒子の抵抗を線分ABを越え
ることでこれらの発生をさらに有効に防止できる。これ
らは、本発明の最大電界強度の条件下の範囲内における
比較上の説明であって、本発明の条件以外のものに比べ
るとご(わずかのものである。
第4図の線分ABよりも高い電気抵抗を示す磁性粒子は
磁性粒子自身の帯電性が強くなりトナー粒子と強固に付
着するため現像領域で潜像電荷を飛翔しにくくなる。こ
のため画像濃度が低下する。又、磁性粒子が現像電極と
して働く効果も低下し濃度低下を引き起こす。
又、トナーの電荷極性と逆極性に磁性粒子が帯電しやす
いため非画像部ベタ白部にキャリアが付着しやすくなる
。特に本発明を適用した実施例の現像装置においては、
容器内の磁性粒子層の循環作用によって必要な補給トナ
ーを磁性粒子層へ取り込む構成となっているため、磁性
粒子の帯電性が強すぎると磁性粒子層へのトナーの取り
込みの不安低化を引き起こし、これにより画像上スジ・
ムラを発生しやす(なるが、本発明の適用によって、こ
の不都合も解決できる。これは装置の問題を解決するの
で重要な技術である。
上記実験例の樹脂をアクリルフッ素系の樹脂に変えて実
験を行ったところ同様の結果が得られた。
又、磁性粒子の径を変化させたところ画像上に変化はみ
られず、上記抵抗特性が交互電界印加の現像方向に極め
て有効であることも確められた。上記実験例から理解で
きるように、測定電界0.2X10”〜2X10” (
V/cm)で、磁性粒子が示す抵抗値が上記領域内にす
べて含まれていることは、より好ましい画像を形成でき
る。これは、交互電界が強度変化するものであるために
、この領域内での抵抗変化のみを示すことによって常に
安定した挙動を示すためであると考えられる。特に注目
すべきことは、磁性粒子が電界0.2X 10” (V
/ cm)で10”0cm以上10+Ωcm以下、2X
10” (V/cm)で107Ωcm以上109Ωcm
以下の抵抗値を示すことで上記の挙動を得られることに
なることである。
さらに重要なことは、E (0,2XIO”、 2XI
O10)。
F (2X103,10”)、H(2X10”、5X1
0’)。
G (0,2X 10”、2 X 10”)の4点を互
いに結んだ領域Z(斜線部)内に磁性粒子の抵抗変化が
すべて入るものについては、極めて好ましい結果が得ら
れた。これは、上記領域の中間領域を示すものである。
これは、図の曲線を延長し、実際の交互電界の最大強度
下での印加電圧を測定値に変更して想定して見ると、磁
性粒子が最大交互電界の現像下で5X10’Ωcm以上
(少なくとも2X10’Ωcm以上)109Ωcm以下
の高抵抗を安定した範囲内で示すと共に、低電界下でも
安定した領域Zの高抵抗を示すことになるからであると
考えられる。
いずれにしても線分ABを越えず、線分CDを下回らな
い電気抵抗特性をもつ磁性粒子を用いることで、従来の
樹脂被覆絶縁キャリア粒子の欠点を効果的に防止できる
以上のように、第1図の4つの線分で囲まれた領域が、
現像される画像の品質に関して極めて臨界的なものであ
ることは、この領域からはずれた設定条件下で著しい画
質の低下が認められるという実験事実から明白なものと
考える。
尚、磁極23aの磁束密度は600G以上、好ましくは
700G以上が好ましい。これは磁性粒子層のトナーコ
ンテンツ変化に対して現像剤の塗布状態がカット磁極の
磁束密度が高い程安定する傾向にあるからである。特に
トナーコンテンツ維持のために自動トナー補給装置を持
たない本発明の現像装置に於いては800G以上の磁束
密度であることが好ましい。
第2図に於いて磁極23cは現像磁極であるが、この現
像磁極は、はぼ現像部に位置し、磁性粒子の潜像への付
着を防止する為、800G以上の磁束密度であるとよい
本発明は、上述した各構成の任意の組合せを含むことは
言うまでもない。
いずれにしても本発明は、従来現像方法、装置では得ら
れなかった高画質を提供できるものであり、現像装置を
使い捨てタイプの小型なものにできたという優れた効果
を奏するものである。
トナー供給部材39は現像容器36内にあって磁性粒子
層に近接或いは接触して矢印d方向に回転駆動してトナ
ー37を磁性粒子層へ供給する。
現像容器36の概略水平方向に隣接してトナーを貯蔵し
てお(トナー貯蔵容器38を配設し、該トナー貯蔵容器
内には現像容器36内、ヘトナーを送るトナー搬送部材
(不図示)が設けられている。
S磁極23bはカット磁極23aと現像磁極23cの間
隔が離れているために非磁性ブレード24部で均一に塗
布された現像剤層が乱れるのを防止するために設けられ
た搬送磁極である。S磁極23bは現像剤層を乱さぬた
めに磁極の強さとしては概略現像磁極23cと同等かや
や低目が良い。現像スリーブとして20φのものを用い
た場合、カット磁極と現像磁極の間隔がスリーブ中心角
でtoo’ 以内であればスリーブ上の現像剤層の乱れ
は少ないが、100°を越えた場合、現像剤層の乱れが
大きく中間に搬送極を設けた方が好ましい。
S磁極23dは現像後の現像剤を回収する回収磁極であ
り、磁性シール先端部よりも現像スリーブ移動方向上流
側に配置される。磁極23dが磁性シール先端部より下
流側に配置された場合、現像容器下部のトナー取り込み
口付近に磁極23dによる磁性粒子の穂立ち部分が生じ
、トナーを極めて取り込み易くなり摩擦帯電が十分に行
われずカブリ等の原因になりやすい。
ここで、現像部における磁性粒子の体積比率について説
明する。「現像部」とはスリーブ22から感光ドラム1
へのトナーが転移あるいは供給される部分である。「体
積比率」とはこの現像部の容積に対するその中に存在す
る磁性粒子の占める体積の百分率である。上記現像装置
においては、この体積比率が重要な影響を有すること、
およびこれを1.5〜30%、特に2.6〜26%とす
ることが極めて好ましい。
1.5%未満では、現像像濃度の低下が認められること
、スリーブゴーストが発生すること、穂51が存在する
部分と、しない部分との間で顕著な濃度差が発生するこ
と、スリーブ22表面上に形成される現像剤像の厚さが
全体的に不均一となること、などの点で好ましくない。
30%を越えると、スリーブ面を閉鎖する度合が増大し
、かぶりが発生すること、などの点で好ましくない。
特に、本発明にとって好ましい現像方法として挙げた上
記条件は、体積比率の増加あるいは減少にしたがって画
質が単調に劣化または増加するのではなく、1.5〜3
0%の範囲で十分な画像濃度が得られ、1.5%未満で
も30%を越えても画質低下が発生し、しかもこの画質
が十分な上記数値の範囲ではスリーブゴーストもかぶり
も発生しないという事実に基づくものである。前者の画
質低下は負性特性によるものと思われ、後者は磁性粒子
の存在量が太き(なってスリーブ22表面を開放できな
くなりスリーブ22表面からのトナー供給量が大幅に減
少することから生ずると考えられる。
又、1.5%未満では線画像の再現性に劣り、画質濃度
の低下が顕著である。逆に30%を越えた場合は磁性粒
子が感光ドラム面を傷つける問題、画像の一部として付
着して行(ために生じる転写、定着の問題がある。
そして、磁性粒子の存在が1.5%に近い場合は、大面
積の一様高濃度画像(ベタ黒)の再現時に、「あらび」
と称せられる部分的現像ムラが発生する場合(特別環境
下等)があるので、これらが発生しに(い体積比率とす
ることが好ましい。この数値は現像部に対して磁性粒子
の体積比率が2.6%以上であることで、この範囲はよ
り好ましい範囲となる。又、磁性粒子の存在が30%に
近い場合は、磁性粒子の穂が接する部分の周辺にスリー
ブ面からのトナー補給が遅れる場合(現像速度大の時等
)があり、ベタ黒再現時にうろこ状の濃度ムラを生じる
可能性がある。これを防止する確実な範囲としては、磁
性粒子の上記体積比率が26%以下がより好ましいもの
となる。
体積比率が1.5〜30%の範囲であれば(実施例では
4%に設定した)、第3図に示すようにスリーブ22表
面上に穂51が好ましい程度に疎らな状態で形成され、
スリーブ22および穂上の両方のトナーが感光ドラム1
に対して十分に開放され、スリーブ上のトナー100も
交互電界で飛翔転移するので、はとんどすべてのトナー
が現像に消費可能な状態となることから高い現像効率(
現像部に存在するトナーのうち現像に消費され得るトナ
ーの割合)および高画像濃度が得られる。好ましくは、
微小なしかし激しい穂の振動を生じさせ、これによって
磁性粒子およびスリーブ22に付着しているトナー10
0がほぐされる。いずれにせよ磁気ブラシの場合などの
ような掃き目むらやゴースト像の発生を防止できる。さ
らに、穂の振動によって、磁性粒子27とトナー28と
の摩擦接触が活発になるのでトナー28への摩擦帯電を
向上させ、かぶり発生を防止できる。なお、現像効率が
高いことが現像装置の小型化に適する。第3図の現像磁
極はS極23bとして第2図の現像極23cと変えてい
るが、本例としてはどちらでも良い。
上記現像部に存在する磁性粒子27の体積比率は(M/
h) X (1/ρ)x [(C/ (T十〇)]で求
めることができる。ここでMはスリーブの単位面積当り
の現像剤(混合物・・・非穂立時)の塗布量(g/cr
tr)、hは現像部空間の高さく c m )、ρは磁
性粒子の真密度g/crd1C/ (T+C)はスリー
ブ上の現像剤中の磁性粒子の重量割合である。
なお、上記定義の現像部において磁性粒子に対するトナ
ーの割合は4〜40重量%が好ましい。上記実施例のよ
うに交番電界が強い(変化率が大きいかまたはvppが
大きい)場合、穂がスリーブ22からあるいはその基部
から離脱し、離脱した磁性粒子27はスリーブ22と感
光ドラムlとの間の空間で往復運動する。この往復運動
のエネルギーは大きいので、上述の振動による効果がさ
らに促進される。
以上の挙動は高速度カメラ(日立製作新製)で8000
コマ/秒の撮影を行って確認された。感光ドラム1表面
とスリーブ22表面との間隙を小さくして、感光ドラム
1と穂との接触圧力を高め、振動を小さくした場合でも
、現像部の入口側および出口側では空隙は大きいので、
十分な振動が起こり、上述の効果が奏される。
逆に、感光ドラムlとスリーブ22との間隙を大きくし
て、磁界を印加しない状態で穂は感光ドラム1に接触し
ないが、印加した場合は接触するような距離とすること
が好ましい。
第2図において、スリーブ22として直径20 m m
のアルミスリーブの表面を、アランダム砥粒により不定
型サンドブラスト処理したものを用い、磁石23として
4極着磁でN極、S極が交互に第2図で示されるような
ものを用いた。磁石23による表面磁束密度の最大値は
約900ガウスであった。
ブレード24としては1 、2 m m厚の非磁性ステ
ンレスを用い、上記角度θは15° とした。磁性粒子
としては、上記領域の範囲内の抵抗特性を示す粒子0で
表面にシリコン樹脂コートした粒径70〜50μ(25
0/350メツシユ)のフェライト(i&大磁化64 
e m u / g )を用いた。電気抵抗は第1図の
n。
0 + p+ 9曲線のものを用いて良結果を得た。
第1図の実施例のように、スリーブ上の磁性粒子層の循
環によってトナーの取り込み制御を行う系においては、
磁性粒子の抵抗はたか(ないことが好ましい。これは磁
性粒子自身の帯電を少なくした方がトナー取り込み安定
化になるためである。磁性粒子の帯電性が強いとトナー
が磁性粒子上に強固に付着しているため、トナーを磁性
粒子層に新たに取り込む場合、前回に付着していたトナ
ーと新たに取り込むトナーとの入り替わりが発生しにく
い。このため、前回付着したトナーが長時間スリーブ上
に存在し、このトナー自身帯電過剰を引き起こす。
好ましくは、第4図E、F、G、Hの各4点を結ぶ線分
によって囲まれる領域と電気抵抗特性曲線とが交わるこ
とが必要である。さらに好ましくはEG。
FHの線分と交わることが必要である。
非磁性トナーとしては、スチレン/ブタジェン共重合体
系樹脂100部に銅フタロシアニン系顔料5部から成る
平均粒径lOμのトナー粉体にコロイダルシリカ0.6
%を外添したブルートナーを用いたところ、スリーブ2
2表面上にコーティング要約lO〜30μmのトナー塗
布層を得、さらにその上層として200〜300μの磁
性粒子層を得た。各磁性粒子の表面上には上記トナーが
付着している。
このときのスリーブ22上の磁性粒子と全トナーとの合
計重量は約2.43 X 10−”g / c rdで
あつた。
このときの磁性粒子付着トナーとスリーブ付着トナーの
重量比は約2=1であった。
磁性粒子は現像部およびその近傍でスリーブ22内の磁
極23bにより磁界によって穂立ちして、最大要約1.
2mm程の穂立ちブラシを形成していた。
帯電量をブローオフ法で測定したところスリーブ上及び
磁性粒子上のトナーのトリポ電荷Iが+12μC/gで
あった。
この現像装置をキャノン(株)製PC−10型複写機に
組み込み、感光ドラム3(有機感光材料製)とスリーブ
22の表面との間隔を350μmとした。
この条件で体積比率を求めると、約10%であった。
(b=350 μm、M=2.43X10−2g/cr
d、ρ=5.5g/crrr、T/ (T+C) =2
0.4%)。バイアス電源4として周波数1600Hz
、  ピーク対ピーク値1300Vの交流電圧に一30
0vの直流電圧を重畳させたものを用いて最大電界強度
(画像部)3.4 (V/μm)の条件下で現像を行っ
たところ、良好なキャリア付着が全くないブルー色の画
像を得た。
また、ベタ黒画像について現像し、現像後のスリーブ面
を観察したところ、磁性粒子に付着したトナー及びスリ
ーブ上のトナーはほとんど消費され100%近い現像効
率で現像が行われていた。
現像特性についてもカブリが無く、キャリア付着がなく
良好現像特性を得ることができた。
さらに、磁性部材31の効果についても、良好な磁性粒
子の進入、漏出防止および良好な循環が行われることが
確認された。
以上に説明のごとく、本実施例によれば、高画像濃度、
高現像効率で、かぶり、ゴースト像、掃目むら、負性特
性のない現像を行うことができる。
スリーブ22の材料としてはアルミニウムのほか真ちゅ
うやステンレス鋼などの導電体、紙筒や合成樹脂の円筒
を使用可能である。また、これら円筒の表面を導電処理
するか、導電体で構成すると現像電極として機能させる
こともできる。さらに、芯ロールを用いてその周面に導
電性の弾性体、例えば導電性スポンジを巻装して構成し
てもよい。
現像部の磁極23bについては、実施例では現像部の中
央に磁極を配置したが、中央からずらした位置としても
よく、また磁極間に現像部を配置するようにしてもよい
トナーには、流動性を高めるためにシリカ粒子や、例え
ば転写方式画像形成方法に於いて潜像保持部材たる感光
ドラム3の表面の研磨のために研磨剤粒子等を外添して
もよい。トナー中に少量の磁性粒子を加えたものを用い
てもよい。すなわち、磁性粒子に比べ著しく弱い磁性で
あり、トリブ帯電可能であれば磁性トナーも用いること
ができる。
ゴースト像現象を防止するために、容器21内へ戻り回
動じたスリーブ22面から現像に供されずにスリーブ2
2上に残った現像剤層を一旦スクレーバ手段(不図示)
でかき落し、そのかき落しされたスリーブ面を磁性粒子
層に接触させて現像剤の再コーテイングを行わせるよう
にしてもよい。
磁性粒子とトナーとの濃度を検出して、この出力に応じ
て自動的にトナーを補給する機構を設けてもよい。
本発明の現像装置は容器21.スリーブ22およびブレ
ード24などを一体化した使いすてタイプの現像器とし
ても、画像形成装置に固定された通常現像器としても使
用可能である。
〔発明の効果〕
本発明は、画像上磁性粒子の付着がなく、特定の現像条
件を悪化させることがないので磁性粒子による不都合を
解決でき信頼性の高い現像方法及び装置を提供できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の現像方法の説明図、 第4図は現像方法の磁性キャリア粒子の抵抗特性を説明
するグラフ、 第2図は本発明現像装置の説明図、 第3図は第2図の現像部現象説明図である。 23a〜23dは磁極、31は磁性部材、27は磁性粒
子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)現像剤担持部材表面にトナー粒子とトナー粒子と
    は逆極性に帯電するキヤリア粒子とを担持させ、現像部
    で交流成分と直流成分を有している交互電界を印加して
    、静電像担持体の静電像を現像する現像方法において、 静電像の電位V_D(V)と交互電界の直流成分V_D
    _C(V)と、交互電界の直流成分V_D_C(V)に
    関して静電像の電位V_D(V)とは反対側に位置する
    最大電界付与点の電位V_P_−_PMax(V)と現
    像剤担持部材表面と静電像担持体の表面との最近接間隙
    G(μm)とによって形成される画像部最大電界強度F
    (V/μm)は、 2.0≦F≦5.6 ただしF=[|V_P_−_PMax−V_D_C|+
    |V_D_C−V_D|]/Gを満たしていることを特
    徴とする現像方法。 (2)上記画像部最大電界強度F(V/μm)は、交流
    成分が1.0KHz以上3.0KHz以下の周波数、交
    互電界の最大、最少の電位差(ピーク対ピーク)V_P
    _Pが1800(V)以下最近接間隙Gが200μ以上
    500μ以下の範囲内である特許請求の範囲第1項記載
    の現像方法。 (3)上記交流成分が1.5KHz以上2.2KHz以
    下である特許請求の範囲第2項記載の現像方法。 (4)上記静電像担持体の背景部電位V_L(V)は、
    上記直流成分電位V_D_Cに対して|V_D_C−V
    _L|≦250(V)を満足している特許請求の範囲第
    1項乃至第3項いずれかの現像方法。 (5)トナー粒子とトナー粒子とは逆極性に帯電する磁
    性キヤリア粒子とを収容する容器と、該容器から搬出さ
    れるトナー粒子と磁性キヤリア粒子の量を規制する規制
    部材と、規制されたトナー粒子と磁性キヤリア粒子を担
    持する非磁性の現像剤担持部材と、静電像担持体の表面
    に対して現像剤担持部材の表面が最近接間隙G(μm)
    をもって対向する現像部に交流成分と直流成分とを有し
    た交互電界を印加する手段と、現像部に固定磁界を印加
    し、現像部で磁性キヤリア粒子を穂立てて静電像担持体
    に接触させるための現像剤担持部材の裏面側に設けられ
    た磁界発生手段とを有し、上記交互電界は静電像の電位
    D_D(V)と、交互電界の直流成分V_D_C(V)
    と、交互電界の直流成分V_D_C(V)に関して静電
    像の電位V_D(V)とは反対側に位置する最大電界付
    与点の電位V_P_−_PMax(V)と、現像剤担持
    部材表面と静電像担持体の表面との最近接間隙Gと(μ
    m)とによって形成される画像部最大電界強度F(V/
    μm)が、 2.0≦F≦3.5 ただしF=[|V_P_−_PMax−V_D_C|+
    |V_D_C−V_D|]/Gとなる交互電界を印加す
    ることを特徴とする現像装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59222847A (ja) * 1983-06-02 1984-12-14 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 現像方法
JPS61160764A (ja) * 1985-01-09 1986-07-21 Canon Inc 現像方法

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