JPS63225268A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPS63225268A
JPS63225268A JP62060464A JP6046487A JPS63225268A JP S63225268 A JPS63225268 A JP S63225268A JP 62060464 A JP62060464 A JP 62060464A JP 6046487 A JP6046487 A JP 6046487A JP S63225268 A JPS63225268 A JP S63225268A
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JP
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developer
magnetic
toner
developing
particles
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JP62060464A
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English (en)
Inventor
Norihisa Hoshika
令久 星加
Hatsuo Tajima
田嶋 初雄
Atsushi Hosoi
細井 敦
Hiroshi Tajika
博司 田鹿
Masahide Kinoshita
正英 木下
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁性キャリア粒子とトナー粒子とを用いて現像
を行う2成分現像方式の現像装置に関する。
本発明は画像記録形成用の表示装置、プリンタ、ファク
シミリ電子写真の種々に適用可能な現像装置である。
〔従来の技術及び問題点〕
出願人は、現像剤の薄層を現像剤担持体上に形成し、該
薄層の現像剤を潜像に接近させ、この接近部分に交互電
界を印加して現像を行う現像装置を提案した(特公昭5
8−32375号、同58−32377号明細書)。
この装置は現像効率(現像部に存在するトナーのうち現
像に消費され得るトナーの割合)が高く、小型化などの
面で非常に有用であるが、この装置において使用される
現像剤は一成分磁性トナーであるために、トナーは磁性
材を含有することが必須であり、このため現像像の定着
性が悪いこと、またカラー画像の再現性が悪いこと、な
どの欠点を有する。
この欠点を補う装置として出願人は、非磁性トナーを使
用し、非磁性トナーのみの薄層を現像剤担持部材上に形
成する方法および装置を開発し、非磁性トナーのみの薄
層を潜像に対面させて交互電界を印加して現像を行う現
像方法および装置を提案した(特開昭58−1.433
60号、同59−101680号明細書)。
これは、前記の磁性トナーを使用する現像装置の利点を
保ち・つつ、トナーが磁性材料を含有することによる欠
点を解消したので有用であるが、現像像の濃度が比較的
低いことおよび後述の負性特性(画像濃度が潜像電位の
上昇とともに低下すること)を示す場合があるなどの現
像特性の欠点が見出された。
また、いわゆる2成分磁気ブラシ現像法として知られて
いるもの(例えば、特開昭53−93841号明細書)
は、非磁性現像剤を使用できるが、現像部における磁気
ブラシ中の消費可能なトナーの割合が少ないので現像効
率が低い。ブラシによる摺擦の跡が掃目のように現像像
に発生するなどの欠点がある。
〔発明の目的〕
本発明は従来の2成分交互電界印加現像のより好ましい
現像装置を提供するものである。
〔発明の概要〕
本発明は、磁性粒子とトナー粒子とを有する現像剤を現
像部で用いて潜像を現像する現像装置において、トナー
粒子と磁性粒子とを有する現像剤を収容する現像剤容器
と、潜像を担持する潜像担持体と対向して、トナー粒子
を該潜像担持体に供給する現像部を形成するとともに、
前記容器から現像剤を該現像部に担持搬送する現像剤担
持体と、前記現像剤担持部材の前記潜像担持体と反対側
に設けられた該磁性粒子を該現像部で該潜像担持体に接
触させる第1の磁界発生手段と、前記現像剤担持体の移
動方向に対し現像部の上流に位置し該現像剤担持部材表
面から離間している規制部先端を有する現像剤塗布量規
制部材と、前記現像剤担持部材の前記規制部材と反対側
に設けられ、前記現像剤規制部材よりも前記現像剤担持
体移動方向に関して上流側に位置する第2磁界発生手段
と、該現像部に搬送され、前記現像剤担持部材表面に担
持されたトナー粒子を潜像担持体に転移させる交互電界
を前記現像部に形成する交互電界形成手段とを有し、前
記現像部における現像剤担持部材表面上の1mm2当り
の穂の数をZ、前記現像部における穂の高さをX1前記
潜像担持体と前記現像剤担持体との最近接距離をYとし
たとき、 1.7≦(V−)≦7. 0 かつ X −1,8 4、9(T)   ≦Z≦18 、3 (+)”9かつ Z≦6゜5 の条件を満たし、前記現像剤担持部材上でトナー粒子と
キャリア粒子とを混合撹拌することにより、現像特性が
改良され、高現像効率かつ高濃度の現像装置が提供でき
る。
〔実施例〕
第2図は本発明の一実施例の現像装置の断面図である。
潜像担持体1は静電記録用絶縁ドラムあるいはa−8e
、CdS、ZnO,、OPC。
α−3iの様な光導電絶縁物質層を持つ感光ドラムもし
くは感光ベルトである。潜像担持体1は図示しない駆動
装置によって矢印a方向に回転される。22は潜像担持
体1に近接もしくは接触されている現像スリーブであり
、例えばアルミニウム、5O8316等の非磁性材料で
構成されている。現像スリーブ22は現像容器36の左
下方壁に容器長手方向に形成した横長開口に右略半周面
を容器36内へ突入させ、左略半周面を容器外へ露出さ
せて回転自在に軸受けさせて横設してあり、矢印す方向
に回転駆動される。
23は現像スリーブ22内に挿入し図示の位置姿勢に位
置決め保持した固定磁界発生手段としての固定の永久磁
石(マグネット)であり、現像スリーブ22が回転駆動
されてもこの磁石23は図示の位置・姿勢にそのまま固
定保持される。
この磁石23はN極の磁極23a、S極の磁極23b、
N極の磁極23c、S極の磁極23dの4磁極を有する
。磁石23は永久磁石に代えて電磁石を配設してもよい
24は現像スリーブ22を配設した現像剤供給器開口の
上縁側に、27は磁性粒子であり粒径が30〜100μ
m1好ましくは40〜80I1mで抵抗値が107Ωc
m以上、好ましくは108Ωcm以上にフェライト粒子
(最大磁化60 e m u/g)へ樹脂コーティング
したものが用いられ得る。
37は非磁性現像剤トナーである。
31は現像スリーブ22を配設した現像容器36下部か
らの磁性粒子27ないしは非磁性トナー粒子37の漏出
を防止するために現像容器下部内面に現像スリーブ22
に対向して配設された磁性体であり、例えば鉄板にメッ
キを施したものである。磁性体31とS極性の磁極23
dとの間の磁界で磁性粒子27の回収と漏れ防止を達成
するシール効果が得られる。
39は現像スリーブ22内の固定磁極23により形成さ
れた磁性粒子のブラシ部分へトナーを供給するトナー供
給部材であり回転自在に軸受した板金にゴムシートを貼
り付は現像容器下面を掃(が如くトナーを搬送する。ト
ナー供給部材39には、不図示のトナー貯蔵容器38中
のトナー搬送部材によってトナー供給される。
38.35はそれぞれトナー貯蔵容器、磁性粒子貯蔵容
器である。
40は現像容器36下部部分に溜るトナーを封止するシ
ール部材で弾性を有しスリーブ22の回転方向に向って
曲がっており、スリーブ22表面側を弾性的に押圧して
いる。このシール部材40は、現像剤の容器内部側への
進入を許可するように、スリーブとの接触域でスリーブ
回転方向下流30は現像工程で発生した浮遊現像剤を現
像剤と同極性の電圧を印加して感光体側に付着させ飛散
を防止する飛散防止電極板である。
又、S磁極23dは、磁性部材31との間に一方から他
方に磁界を形成するための磁性シール用磁界発生手段で
あり、磁性部材31に対して一部が対向する。磁性部材
31は、現像剤容器の現像剤収納部の実質的な端部で現
像装置の下方に位置し、この容器内周辺では回収された
極性キャリア粒子の移動によって、スリーブ表面の現像
剤中に容器内下方に位置するトナー粒子を取り込む。
従って、磁性粒子の安定した回収は、現像能力を安定化
する効果がある。
磁性部材31は「<」あるいはrLJ字形状を有し、鉄
等の永久磁化されていない磁性体や非磁性体を変形させ
ることによって弱い磁性を帯びたものが適用可能である
。又、磁性部材31として磁石を用いる場合は、平面6
6が磁石Sの磁性Sとは異極のN極性でなければならな
い。
つまり、磁性部材31は磁性粒子の拘束を行いつつ磁性
粒子の損失を防止しさらに磁性粒子の回収を容易にする
ので、現像剤容器内のトナー粒子が容器内から漏れるの
を防止できる。
さらに、磁極23dを前記のごとく配置することによっ
て、磁極23aとの関係で別の好ましい効果が得られる
。すなわち、容器21の収容部底部と磁極23dとの上
記関係によって、磁気ブラシが21内で(単に停滞して
いる状態に比較して)粗の状態で形成されないので、磁
性粒子中へのトナー粒子の取込み量が過剰になることが
ない。過剰取込みはトナーの帯電不足を招き、かぶり発
生の原因となる。
なおこの構成は現像剤容器内に磁性粒子と非磁性あるい
は弱磁性のトナーが混在している場合にも有効である。
実験によると、現像スリーブと磁性部材31との距離2
.’5mmで、磁性キャリア粒子は完全に回収され、ト
ナー粒子の漏れは全く見られず、安定した現像を達成で
きた。この領域に面66が存在することは磁極23dの
磁力を面66が適度に分散して、実質的にはこの領域の
磁力を高めることができるので、磁界シール効果が増大
しているものと考えられる。
24の端部と現像スリーブ22面との前記距離d、は5
0〜800μm1好ましくは150〜500μmである
。この距離が50μmより小さいと後述する磁性粒子が
この間に詰まり現像剤層にムラを生じやすいと共に良好
な現像を行うのに必要な現像剤を塗布することが出来ず
濃度の薄いムラの多い現像画像しか得られない欠点があ
る。
また800μmより太きいと現像スリーブ22上へ塗布
される現像剤量が増加し所定の現像剤層厚の規制が行え
ず、潜像担持体への磁性粒子付着が多くなると共に後述
する現像剤の循環、現像剤限定部材26による現像規制
が弱まりトナーのトリボが不足しカブリやす(なる欠点
がある。
この磁性粒子層は、スリーブ22が矢印す方向に回転駆
動されても磁気力、重力に基づ(拘束力とスリーブ2の
移動方向への搬送力との釣合によってスリーブ表面から
離れるに従って動きが遅くなり、磁性粒子層の上部では
多少は動き得るが殆ど不動の静止層を形成する。もちろ
ん重力の影響により落下するものもある。
従って磁極23a、23dの配設位置と磁性粒子27の
流動性及び磁気特性を適宜選択する事により磁気粒子層
はスリーブに近い程磁極23a方向に搬送し移動層を形
成する。この磁性粒子の移動により磁性粒子層(第1層
)はトナ一層(第2層)からトナーを取り込み、磁性粒
子あるいはスリーブとの摺擦によりトナーは摩擦帯電を
受はスリーブ22の回転に伴って現像領域へ搬送され現
像に供される。
磁性粒子層の移動は現像剤の流動性・磁気力によって決
定され磁性粒子中のトナーコンテンツが低い場合、上記
静止層が小さくなり、大部分の磁性粒子層は速く移動し
、ト六一層からトナーを取り込む。又、トナーコンテン
ツが高い場合は上記静止層が大きくなり、磁性粒子層の
移動層はこの静止層に覆われたトナ一層と接触すること
ができ従って、自然にある程度のトナーコンテンツは維
持される。
次に現像剤塗布量規制部材である非磁性ブレード24の
近傍及び限定部材26の近傍部の磁性粒子層について説
明する。限定部材は現像剤規制部への補給トナーの不要
な進入を機械的に防ぐだけではない。前述したように、
上記部材26をスリーブに囲まれた規制領域においては
磁極N゛極によってスリーブの回転とともに搬送された
磁性粒子が限定部材26の案内面261に沿って詰め込
まれて密度かたかくなる。この領域では、搬送されて進
入して(る磁性粒子とブレードから流出してい(磁性粒
子との入れ替わりが動的に発生しているため磁性粒子同
士がお互いに衝突してかくらん状態になっているものの
実質的なバッキング状態になっている。このため磁性粒
子ないしはスリーブ上からトナーへのトリボ賦与が行わ
れ、又磁性粒子ないしはスリーブ上に弱い力で付着して
搬送されてきたトリボ賦与の小さいトナーはリ、トナー
の選別や、帯電改良が行われる。従って、トリポ賦与が
十分与えられたトナーを現像に供することができる。又
、磁性粒子の搬送時の不均一状態も該空間において平均
化され、磁性粒子層の塗布の均一化・安定化も達成され
る。従って限定部材26は上記案内面261が必須であ
り、該斜面の傾き及び空間の容積は該空間での磁性粒子
のバッキング状態に大きな影響を与える。
これに対して、この領域に対して固定配置された磁極2
3aは、上記バッキング状態の磁性粒子を磁力線に沿っ
て再配置する。該空間でのバッキング状態はトリボ賦与
に対しては不安定なところがあり、安定化させるために
は常に一定のバッキング状態を必要とする。これはスリ
ーブ上をほぼ接線方向に搬送されてきた磁性粒子を該方
向と直向する力で磁気ブラシを形成するため、磁性粒子
への撹拌効果はもちろんのこと、はぐし効果も働き、上
記トナーへのトリポ賦与及び磁性粒子層の塗布の均一化
・安定化がさらに促進される。この時、周辺の構成によ
って集中せしめられた現像剤が多大な圧力を受けたまま
であると現像剤がつまり過ぎる問題があるが、磁極23
aの最大磁力を発生する部分が案内面261に対向する
ことによって、規制領域中における過大な圧力集中を防
止し、現像剤の集中と安定した高密度の磁性粒子存在割
合を維持できるものと考えられる。
上記の規制領域によって、現像スリーブ表面には、安定
した量の磁性粒子と十分に帯電したトナー粒子とが現像
剤薄層として形成できる。従って現像領域102での現
像効果は安定したものとなる。
第3図は現像剤限定部材26の非磁性ブレード側に磁性
体50を設置した場合を示しである。この場合磁性体5
0は磁極23aに対向する位置に設けるのは好ましくな
い。なぜならば対向していると、磁極23aとの間に強
い集中磁界が発生し、上記磁極23aによる磁性粒子の
撹拌及びほぐし効果が低減するからである。しかし、規
制部に磁性体を設はスリーブ内部磁石23との間で磁性
粒子の磁気的規制を行うことは規制部材のスリーブとの
間隙公差の拡大になり、有効的である。又、磁性粒子な
いしはスリーブ上に付着したトナーを比較すると、スリ
ーブ上に付着したトナーの帯電電荷量は磁性粒子に付着
したものよりも小さい。この理由はスリーブの移動と共
に、磁性粒子も搬送されるためスリーブ上のトナーが磁
性粒子によって摺擦される機会が少なくなっているため
である。このスリーブ上のトナーを所定の値にまで持ち
上げるためには、スリーブ上のトナーを積極的に摺擦し
てやる必要がある。即ち、スリーブ表面近傍でスリーブ
の移動に反して相対速度のずれを生じさせる磁性粒子の
存在が必要となる。
しかし、単純に磁性粒子の搬送性を低下させることは前
述のトナーの取り込み作用を考慮すると、不可能である
。又、規制部で上述の様にスリーブ内磁極23aに対向
して磁性体を配置し、集中磁界を発生させる磁性粒子の
スリーブ上への摺擦力を向上することも上述の如く、現
像剤循環部を配置する効果を低減させる。
そこで本実施例においては磁極23aよりもスリーブ回
転方向に関して下流側に該磁性体50を設け、磁極23
aのブレード側の磁力線がほぼスリーブ表面の接線方向
に集中する如く構成した。
これによりスリーブ表面近傍のみの磁性粒子がスリーブ
表面に沿って、磁気ブラシを形成し、スリーブ上のトナ
ーを摺擦し、スリーブ上のl・ナーのトリボ賦与を高め
ることができた。
尚、磁極23aの磁束密度は600G以上、好ましくは
700G以上が好ましい。これは磁性粒子層のトナーコ
ンテンツ変化に対して現像剤の塗布状態がカット磁極の
磁束密度が高い程安定する傾向にあるからである。特に
トナーコンテンツ維持のために自動トナー補給装置を持
たない本発明の現像装置に於いては800G以上の磁束
密度であることが好ましい。
第2図に於いて磁極23cは現像磁極であるが、この現
像磁極は、はぼ現像部に位置し、磁性粒子の潜像への付
着を防tf−する為、750G以1ニの磁束密度である
とよい。
本発明は、上述した各構成の任意の組合せを含むことは
言うまでもない。
いずれにしても本発明は、従来現像方法、装置では得ら
れなかった高画質を提供できるものであり、現像装置を
使い捨てタイプの小型なものにできたという優れた効果
を奏するものである。
トナー供給部材39は現像容器36内にあって磁性粒子
層に近接或いは接触して矢印d方向に回転駆動してトナ
ー37を磁性粒子層へ供給する。
現像容器36の概略水平方向に隣接してトナーを貯蔵し
ておくトナー貯蔵容器38を配設し、該トナー貯蔵容器
内には現像容器36内へトナーを送るトナー搬送部材(
不図示)が設けられている。
S磁極23bはカット磁極23aと現像磁極23cの間
隔が離れているために非磁性ブレード24部で均一に塗
布された現像剤層が乱れるのを防止するために設けられ
た搬送磁極である。S磁極23bは現像剤層を乱さぬた
めに磁極の強さとしては概略現像磁極23cと同等かや
や低目が良い。現像スリーブとして10〜30φのもの
を用いた場合、カット磁極と現像磁極の間隔がスリーブ
中心角で120°さらに望ましくは100゜以内であれ
ばスリーブ上の現像剤層の乱れは少ないが、120°を
越えた場合、現像剤層の乱れが大きく中間に搬送極を設
けた方が好ましい。
S磁極23dは現像後の現像剤を回収する回収磁極であ
り、磁性シール31先端部よりも現像スリーブ22移動
方向上流側に配置される。磁極23dが磁性シール31
先端部より下流側に配置された場合、現像容器36下部
のトナー取り込み口付近に磁極23dによる磁性粒子の
穂立ち部分が生じ、トナーを極めて取り込み易(なり摩
擦帯電が十分に行われずカブリ等の原因になりやすい。
ここで現像部における穂立ちの状態と現像部における現
像スリーブ22と潜像担持体1との最近接距離(以下略
してS−Dギャップ)との要因が、画像に及ぼす影響に
ついて述べる。前表1は現像器の基本構成を第3図の構
成とし、構成要素の中で、スリーブ・ブレード間ギャッ
プ(以下略してS−Bギャップ)、ブレードとカット極
間角度θ(0)、現像極23cの強さ、カット極23a
の強さ、現像スリーブ表面上で塗布された現像剤をなら
ずならし部材の有無の5構成要素について条件を変化さ
せ、現像部での穂立ちの高さと現像部での穂の密度とを
変化させた結果である。現像器No、A−Fについて上
記5構成要素を変化させ、第4図右側のように穂立ちの
高さと現像部での穂の密度が得られた。この際に用いた
磁性粒子は、表面にシリコン樹脂コートシた平均粒径5
2μmのフェライト(最大磁化600emu / g 
)である。さて、現像部にかける穂立ちの状態とS−D
ギャップの関係であるが、現像部に磁性粒子の1がある
値を超えて多くなるとS−0間に現像剤が滞留したり、
カブリが発生したりし、逆に磁性粒子の量がある値より
少なくなると、濃度薄等の弊害を発生する恐れがある。
そこで第4図に示すA−Fの各々の現像器を用いて、S
−0間を0.1.5〜0.80mmまで変化させ、S−
0間のキャリア滞留、VO(ベタ黒)及びVL部(ベタ
白)へのキャリア付着カブリ、Dmax、ベタ黒のあら
びの5項目について画出しを行った。この際には、V 
、、 =−600V 。
V、 = −150V (へ夕白) 0)潜像条件テ、
感光ドラム】と現像スリーブ22との間に交番電界をか
けて画出しをした。この際のバイアス条件はACはピー
ク・トつ・ピークが1.、OKV〜2.5KV、周波数
はI K Hz〜3 K Hz程度の間で適宜選択した
。その結果を表2に示す。表2において、○印は問題が
な(良好。Δ印は少し問題有り、Δ印は問題有で実用レ
ベルでない。。
ことを示している。
また、現像器A−Fでは穂立ちの高さがそれぞれ異なっ
ているので、現像部の空間に占める穂の高さを一定尺度
とするために、現像部での穂の高さくX)をS−D間(
Y)で割ったX/Yを求めて、A−Fの各々の現像器に
ついて同一な比較が行えるようにした。次に第5図をも
とにして、横軸に(X/Y) 、縦軸にスリーブ表面上
の現像部における穂の密度(Z)をとって、S−D間キ
ャリア滞留等の5項目にすべて○のものは○、5項目中
一つでも△があれば△、5項目中1つでもXがあれば×
、としてグラフに示したものが第1図である。
第1図より、上記5項目について問題がない領域は図中
の4つの曲線で囲まれた斜線領域に限定されている。こ
の斜線領域の外のものは、例えばキャリア滞留をおこし
てしまったり、濃度薄になったりする。
次にこの領域のもつ意味についてさらに詳しく述べる。
Z= 18.3 (X/Y)−09のラインであるが、
Z > 18. 3 (X/Y) −”トナルトキヤリ
ア付着量が増大し、またカブリも悪化する。
これは現像部に存在する現像剤量が多く、実質的な現像
領域特に像担持体表面近傍での磁界が弱められており、
キャリア付着が発生し易くなり、また現像剤量が多い為
に非磁性ブレード近傍の規制部での規制が弱くカブリ易
くなってしまうと考えられる。よってZ≦18.3 (
X/y)−09が望ましい。次にZ=4.9 (X/Y
)−”のラインについて述べる。Z<4.9 (X/Y
)−”となると、Dmaxが十分得られなかったり、ベ
タ黒にあらびが発生してしまう。このベタ黒の“あらび
”は、大面積のベタ黒再現時に、部分的に濃淡の差が生
じてしまう現象で特に特別環境において発生し易い。こ
れは、現像部における磁性粒子又は穂が非常に少ない為
に生じるもので、十分なトナー粒子が現像領域に供給さ
れない為に濃度薄となり、また、現像濃度が穂の部分で
穂のない部分に比べ高くなってしまい“あらび”を生じ
てしまうと考えられる。よって、Z≧4.9 (X/y
)−1,11が望ましい。また、(X/Y)については
、(X/Y)>7となると、S−D間に滞留を発生して
しまい画像が出せなくなる。また(X/Y)<1.7と
なると濃度ウスが発生してしまう。これは現像スリーブ
22と像担持体のギャップが広い為に現像スリーブあ2
2上に塗布されているトナー粒子が十分に現像に寄与さ
れない為に濃度ウス七なると考えられる。よって、1.
7≦(X/Y)≦7,0が望ましい。最後にZ〉6.5
となると現像スリーブ上の大半の部分を穂で覆ってしま
い、スリーブ表面からのトナー供給ができなくなる。し
たがって濃度を出す為に(X/Y)を大きくするとキャ
リア付着が増大し、キャリア付着を防止しようとすると
濃度が不十分になってしまう。よってZ≦6.5が望ま
しい。
以上説明してきたように、第1図中の斜線領域内の範囲
であれば、第6図に示すようにスリーブ22表面上に穂
51が好ましい程度に疎らな状態で形成され、スリーブ
22および槽上の両方のトナーか域先ドラム1に対(7
て十分に開放され、スリーブ上のトナー100も交互電
界で飛翔転移するので、はとんどすべ、てのトナーが現
像に消費可能な状態となることから高い現像効率(現像
部に存在するトナーのうち現像に消費され得るトナーの
割合)および高画像濃度が得られる。好ましくは、微小
なしかし激しい穂の振動を生じさせ、これによって磁性
粒子およびスリーブ22に付着しているトナー100が
ほぐされる。いずれにせよ磁気ブラシの場合などのよう
な掃目むらやゴースト像の発生を防止できる。さらに、
穂の振動によって、磁性粒子27とトナー28との摩擦
接触が活発になるのでトナー28への摩擦帯電を向上さ
せ、かぶり発生を防止できる。なお、現像効率が高いこ
とが現像装置の小型化に適する。第4図の磁極はS極2
3bとして第2,3図の現像極23cと変えているが、
本例としてはどちらでも良い。
なお、上記現像部において磁性粒子に対するトナーの割
合は4〜40重量%が好ましい。上記実施例のように交
番電界が強い(変化率が大きいかまたは■ppが大きい
)場合、穂がスリーブ22からあるいはその基部から離
脱し、離脱した磁性粒子27はスリーブ22と感光ドラ
ム1との間の空間で往復運動する。この往復運動のエネ
ルギーは大きいので、上述の振動による効果がさらに促
進される。
以上の挙動は高速度カメラ(日立製作新製)で8000
コマ/秒の撮影を行って確認された。
感光ドラム1表面とスリーブ22表面との間隙を小さく
して、感光ドラム1と穂との接触圧力を高め、振動を小
さくした場合でも、現像部の入口側および出口側では空
隙は大きいので、十分な振動が起り、上述の効果が奏さ
れる。
第2.3図において、スリーブ22として直径20mm
及び16mmのアルミスリーブの表面をアランダム砥粒
により不定型サンドブラスト処理したものを用い、磁石
23として4極着磁でN極、S極が交互のものを用いた
ブレード24としては1.2mm厚の非磁性ステンレス
を用いた。
非磁性トナーとしては、スチレン/ブタジェン共重合体
系樹脂100部に銅フタロシアニン系顔料5部から成る
平均粒径10μのトナー粉体にコロイダルシリカ0.6
%を外添したブルートナーを用いたところ、スリーブ2
2表面上にコーティング要約10〜30μmのトナー塗
布層を得た。
帯電潰をブローオフ法で測定したところスリーブ上及び
磁性粒子上のトナーのトリボ電荷量が+6〜18μC/
gであった。
また、ベタ黒画像について現像し、現像後のスリーブ面
を観察したところ、磁性粒子に付着したトナー及びスリ
ーブ上のトナーはほとんど消費され100%近い現像効
率で現像が行われていた。
良好な現像特性を得ることができた。
以上の説明のごとく、本実施例によれば、高画像濃度、
高現像効率で、かぶり、ゴースト像、掃目むら、負性特
性のない現像を行うことができる。
スリーブ22の材料としてはアルミニムのほか真ちゅう
やステンレス銅などの導電体、紙筒や合成樹脂の円筒を
使用可能である。また、これら円筒の表面を導電処理す
るか、導電体で構成すると現像電極として機能させるこ
ともできる。さらに、芯ロールを用いてその周面に導電
性の弾性体、例えば導電性スポンジを巻装して構成して
もよい。
現像部の磁極23cについては、実施例では現像部の中
央に磁極を配置したが、中央からずらした位置としても
よい。
トナーには、流動性を高めるためにシリカ粒子や例えば
転写方式画像形成方法に於いて潜像保持部材たる感光ド
ラム1の表面の研磨のために研磨剤粒子等を外添しても
よい。トナー中に少量の磁性粒子を加えたものを用いて
もよい。すなわち、磁性粒子に比べ著しく弱い磁性であ
り、トリボ帯電可能であれば磁性トナーも用いることが
できる。
ゴースト像現象を防止するために、容器21内へ戻り回
動したスリーブ22面から現像に供されずにスリーブ2
2上に残つた現像剤層を、一旦スクレーバ手段(不図示
)でかき落し、そのかき落しされたスリーブ面を磁性粒
子層に接触させて現像剤の再コーテイングを行わせるよ
うにしてもよい。
磁性粒子とトナーとの濃度を検出して、この出力に応じ
て自動的にトナーを補給する機構を設けてもよい。
本発明の現像装置は容器36、スリーブ22およびブレ
ード24などを一体化した使いすてタイプの現像器とし
ても、画像形成装置に固定された通常現像器としても使
用可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、現像部における1mm2当りの穂
の数をZ、現像部における穂の高さをX5S−Dギャッ
プをYとしたとき、1.7≦(X/Y)≦7.0.4.
9 (X/Y)−1”≦Z≦18.3 (X/Y)−”
かつZ≦6. 5(D条件を満たすことにより、高画像
濃度、高現像効率で、かぶり、ゴースト像、掃目むら、
負性特性のない現像を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した実施例及び参考例を示す現像
部の穂の密度と(穂立ちの高さ/S−D実施例を示す現
像装置の概略断面図、第4図は本発明の実施例の現像部
における現像剤の様子を示す拡大図である。 1・・・感光ドラム、 22・・・現像スリーブ、 23・・・マグネット、 24・・・非磁性ブレード、 26・・・磁性粒子限定部材、 27・・・磁性粒子、 31・・・磁性シール 30・・・飛散防止電極 37・・・トナー粒子、 39・・・トナー供給部材、 50・・・磁性体、 51・・・ならし部材、 刀1 図 (匍−4−〕

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)磁性粒子とトナー粒子とを有する現像剤を現像部
    で用いて潜像を現像する現像装置において、 トナー粒子と磁性粒子とを有する現像剤を収容する現像
    剤容器と、 潜像を担持する潜像担持体と対向して、トナー粒子を該
    潜像担持体に供給する現像部を形成するとともに、前記
    容器から現像剤を該現像部に担持搬送する現像剤担持体
    と、 前記現像剤担持体部材の前記潜像担持体と反対側に設け
    られた該磁性粒子を該現像部で該潜像担持体に接触させ
    る第1の磁界発生手段と、前記現像剤担持体の移動方向
    に対し現像部の上流に位置し該現像剤担持部材表面から
    離間している規制部先端を有する現像剤塗布量規制部材
    と、 前記現像剤担持部材の前記規制部材と反対側に設けられ
    、前記現像剤規制部材よりも前記現像剤担持体移動方向
    に関して上流側に位置する第2磁界発生手段と、 該現像部に搬送され、前記現像剤担持部材表面に担持さ
    れたトナー粒子を潜像担持体に転移させる交互電界を前
    記現像部に形成する交互電界形成手段とを有し、 前記現像部における現像剤担持部材表面上の1mm^2
    当りの穂の数をZ、前記現像部における穂の高さをX(
    mm)、前記潜像担持体と前記現像剤持体の最近接距離
    をY(mm)としたとき、 1.7≦(X/Y)≦7.0 かつ 4.9(X/Y)^−^1^.^8≦Z≦18.3(X
    /Y)^−^0^.^9かつ Z≦6.5 の条件を満たし、前記現像剤担持部材上でトナー粒子と
    キャリア粒子とを混合撹拌することを特徴とする現像装
    置。 (2)前記磁性粒子が平均粒径50〜60μmのフェラ
    イト粒子であることを特徴とした特許請求の範囲第1項
    記載の現像装置。
JP62060464A 1987-03-16 1987-03-16 現像装置 Pending JPS63225268A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59231565A (ja) * 1983-06-14 1984-12-26 Canon Inc 現像剤薄層形成装置
JPS60159772A (ja) * 1984-01-31 1985-08-21 Canon Inc 現像装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59231565A (ja) * 1983-06-14 1984-12-26 Canon Inc 現像剤薄層形成装置
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