JPS63227196A - 時分割多重信号の信号変換方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 それぞれが伝送すべき情報の帯域に比例したチャネル幅
を有する情報チャネルが時間的に順次配列された情報フ
ィールドを使用し、この情報フィールドの先頭に通話状
態に変更のあった情報チャネルの少なくともチャネル番
号と時間幅とを伝送するための変化信号チャネルとを設
けた時分割交換システムにおいて、上記変化信号チャネ
ルから受信したチャネル番号に対応してその情報チャネ
ルの時間幅を記憶する制御メモリを設け、この制御メモ
リから読出した情報に基づいて、すべての情報チャネル
の先頭にこれら情報チャネルを識別するための識別ビッ
トを付加するとともに通話状態にある情報チャネルにつ
いてはこの識別ビットに続けて通話情報を伝送するよう
にした信号に変換することによって受信装置の構成を容
易ならしめた。

〔産業上の利用分野〕

伝送すべき情報として音声などの情報あるいはデータ情
報などが混在している場合に、これら情報を伝送するに
必要な帯域に比例したチャネル幅を有する情報チャネル
を使用することによって伝送路を有効に利用し得るよう
にした時分割交換方式は、本出願人が先に出願した特願
昭５９−１８１９５０号（特開昭６１−６００４４号公
報参照）、特願昭６１−１５６８４２号などにおいて既
に開示したところである。

さらにこれらの時分割交換方式においては、各チャネル
の先頭に設けられる識別ビットＰは、この識別ビットが
付加されている伝送チャネルが未・使用の空き状態にあ
る場合でもチャネルを予約しまたチャネルの順番を変更
しないために残存しており、フレーム内のチャネル数を
多く設定すればする程、この識別ビットの合計数が多く
なって情報を伝送するために使用できるビットの数が減
少するという問題点があったので、本出願人は、この問
題を解決するために情報を伝送するための情報フィール
ドの先頭に通話状態に変化のあった情報チャネルの番号
とそのチャネルの時間幅とを少なくとも伝送するように
して上記識別ビットを使用しないようにした時分割交換
方式を本出願と同時に特許願（１）「時分割交換方式」
として出願した。

〔従来の技術〕

第３図は上記出願において開示した伝送情報のフォーマ
ットを示すもので、同図（ａ）に示すように例えば１２
５μｓの時間長を有する１フレームは、フレームの開始
を示すフレーム同期信号Ｓに続く　′制御フィールドＣ
１情報フィールド１１および信号フィールドＺとからな
り、この制御フィールドＣは各端末を時分割回線に選択
的に接続するために交換網のスイッチングエレメントに
設けられる保持メモリを制御する情報に、情報フィール
ドは伝送すべき情報に、また信号フィールドＺは各分散
モジュール内に設けられるプロセッサ間の通信用にそれ
ぞれ割当てられる。

この出願の発明においては、上記情報フィールドＩは同
図ら）に示すように、それぞれが伝送すべき情報の帯域
に比例したチャネル幅を有する情報チャネル１１　、　
１２　、　　Ｉ３　、−−Ｉ　ｎが時間的に順次配列さ
れるようにした情報エリアＤとその先頭に起呼あるいは
終話により変化の生じた情報チャネルのチャネル番号と
そのチャネルのチャネル幅とあるいはさらに伝送開始あ
るいは終了を示す信号とを含む変化情報を伝送するため
の変化信号チャネルＶとからなり、このチャネルＶによ
って伝送された変化情報によって各交換接続機器におけ
る接続データを更新するようにしている。

なお、この出願に記載した時分割交換方式においては、
空き情報チャネルについてはなんらの情報も伝送されず
、また情報チャネルの幅は例えば８ビツトすなわち１バ
イトを単位として、それぞれが伝送すべき情報の量に対
応したチャネル幅を有するものとすることができる。

さらに、上記識別ビットＰはその情報チャネルが使用さ
れているか否かを示すために、本出願人が先に出願した
特願昭６０−２０７８４３号において詳細に説明したよ
うに、例えばＣＭＩ符号変換則のバイオレーション（規
則違反）を適用することができる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記の本出願人が先に出願した時分割交換方式において
は、新たな通話が発生し、あるいは通話を終了すること
によって情報チャネルの順番および時間的位置が変わっ
てしまい、この情報チャネルの順番に基づいて交換を行
う時分割交換方式においては受信側で受信した情報の情
報チャネル番号を検出する必要が生じて構成が複雑にな
るという問題が生じた。

本発明は上記時分割交換方式による情報を、各情報チャ
ネルごとに識別ビットが付加されるとともに通話データ
が存在する情報チャネルにおいてはこの識別ビットに続
いて情報ピットを送出するように信号変換を行うように
して、受信装置においてはこの識別ビットを計数するこ
とによって容易に受信中の情報チャネルの番号を識別し
得るようにすることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明による時分割信号の変換方式の原理を示
す図であって、入力した時分割信号の変化信号チャネル
Ｖと多数の情報チャネルを伝送するための情報エリアＤ
とからなる情報フィールドのフォーマットと、この信号
によって更新される制御メモＩＪ　Ｍの言己憶内容と、
出力される時分割信号の情報フィールドのフォーマット
とが示されている。なお、同図（１）〜（５〕は後述す
る動作説明のために、入力時分割信号と、この人力信号
に応じた制御メモリの記憶内容および出力時分割信号を
示したものである。

制御メモリＭは第１図ら）欄に示すように、各情報チャ
ネルの番号にそれぞれ対応したアドレスに当該情報チャ
ネルの幅を示す数値を記憶し得るように構成されており
、同図（ａ）　欄に示す人力時分割信号の変化信号チャ
ネルによって伝送されてきた情報から得られた、変化の
あったチアネル番号に相当する記憶位置に変化後のこの
チャネルのチャネル幅を記憶する。

図示しない処理装置はこの制御メモリＭの記憶内容に基
づいて、情報が伝送されていない情報チャネルについて
はハツチングを付して示した識別ピッ）Ｐｌ、Ｐ２．　
　・　Ｐｎのみを、また情報が伝送されている情報チャ
ネルについては伝送されてきた情報を当該情報チャネル
の識別ビットに引続いて送出する。

このように変換された時分割信号を受信した装置におい
ては、上記識別ビットの数をフレーム同期信号を基準に
計数することによって受信中の情報チャネルの番号を容
易に知ることができる。

〔作　用〕

第１図（１）は情報チャネルがすべて通話を行っていな
い空き状態にある場合を示しており、入力した時分割信
号の情報フィールドの情報エリアＤには何等の情報も存
在しておらず、また変化信号チャネルＶにも情報は存在
していない。また制御メモリＭの各情報チャネルに対応
するアドレスに記憶されている数値はすべての情報チャ
ネルが空き状態であるのでそのチャネル幅は「０」とな
っている。そして、出力時分割信号は上記制御メモリＭ
の記憶内容を処理することによって（Ｃ）欄にハツチン
グによって示した識別ピッ）Ｐ、、Ｐ２．　　・。

Ｐｎのみをすべての情報チャネルについて送出する。

いま、１番目の情報チャネルを使用する例えば端末が起
呼すると、第１図（２）に示すように変化信号チャネル
Ｖは変化するチャネルの番号として「１」を、そのチャ
ネルの変化後の幅としてれば「１」を送出し、情報エリ
アＤにはこのチャネル１の情報を送出する。この変化信
号によって制御メモリＭの情報チャネル番号に相当する
アドレス「１」にはこの情報チャネルの幅「１」が記憶
され、処理装置は（Ｃ）ｆＭに示すように識別ピッ）Ｐ
ｉとＰ２との間にこの情報チャネル「１」の情報を挿入
して送出する。

このように、情報チャネル「１」のみが通信を行ってい
る状態においては、通信状態に変化がないので同図（３
）に示すように、変化信号チャネルＶにはなんらの信号
も送出されない。

この状態にあるとき、情報チャネル「３」を使用する端
末などがチャネル幅として「２」を使用する情報を送出
するために起呼すると、変化信号チャネルＶには第１図
（４）に示すように、変化するチャネル番号として「３
」とそのチャネルの変化後のチャネル幅として「２」が
送出され、制御メモリＭのチャネル「３」に相当するア
ドレスには変化後のチャネル幅とし「２」が記憶される
。処理装置はこの記憶内容に基づいて（Ｃ）欄に示すよ
うにチャネル番号３を示す識別ピッ）Ｐａに続けてこの
チャネル番号によって伝送・されてきた情報を送出する
。

次いで、チャネル番号「１」による通信が終了すると、
同図（５）に示すように変化信号チャネルＶには、変化
するチャネルの番号として「１」が、またその変化後の
チャネルの幅として「０」が送出され、制ｆＢメモリＭ
のチャネル「１」にも目当するアドレス１の記憶内容は
「０」となる。これによって処理装置はチャネル番号「
１」の情報送出を停止してチャネル番号「１」を示す識
別ビットＰ１に引続いてチャネル番号「２」を示す識別
ビットＰ２を送出する。

このように、本発明の信号変換方式により変換された信
号は、情報チャネルの始めを示す識別ビットの数をフレ
ームの最初から計数することによ５って認識することが
できるので、受信装置における処理が容易にｊｋる。

〔実施例〕

第３図は本発明の信号変換方式の実施例を示すもので、
チャネル変化情報検出回路１は第１図の（ａ）欄に示し
たような入力時分割信号の情報フィールドの変化信号チ
ャネルから変化のあった情報チャネルの番号とその変化
後のチャネル幅とを検出し、この情報チャネル番号を書
込アドレスに変換して制御メモリ２にアドレスとして供
給するとともに上記チャネル幅を書込データとして供給
し、ライトイネーブル信号を出力して第１図について説
明したような制御メモリの書込みを行う。

一方、情報チャネルのデータはこのチャネル変化情報検
出回路１から２つの通話路メモリ３１゜３２に書込みデ
ータとして供給されるが、このチャネル変化情報検出回
路から入力時分割信号の１フレームごとに”Ｈ″ルベル
“Ｌ”レベルとが交互に出力されるフレーム信号によっ
て切換えられるセレクタ４によって書込みクロックはフ
レームごとにこれら通話路メモリ３１および３２のいず
れか一方にのみ供給されるので、一方の通信路メモリ３
１には奇数フレームの、また他方の通信路メモリ３２に
は偶数フレームの情報チャネルのデータがそれぞれ書込
まれる。このときの通信路メモリの書込みアドレスは、
上記書込みクロックをアドレス生成回路５１あるいは５
２が計数することによって発生される。

このようにして制御メモリ２および通信路メモ’Ｊ３１
，３２に書込みが行われた状態から出力時分割信号の情
報フィールドを生成する動作を説明するが、このときの
通話状態が第１図の（４）に示したように、情報チャネ
ル幅が「２」の通話が情報チャネル「３」で行われてい
るものとして、制御メモリ２のアドレス「３」にチャネ
ル幅を示す「２」が、また通信路メモリ３１の初めの記
憶領域にこの情報チャネルからのデータが記憶されてい
るものとする。なお、他方の通信路メモリ３２の初めの
記憶領域には前のフレームにおける情報チャネル「３」
のデータが記憶されている。

続出クロックを選択配分するセレクタ６は、通常“０”
側に入力した続出クロックを出力しており、このクロッ
クは制御メモリ２にリードイネーブル信号として供給さ
れるとともにアドレス生成回路７に供給される。

アドレス生成回路７はこの読出クロックの１クロツクご
とに、生成するアドレスの値を「０」から順次増加して
ゆき、各クロックごとに制御メモリ２の記憶内容を読出
すので、フレームの開始から２つ目の続出クロックが到
来する度に“０”が出力されて続出制御回路８に送られ
る。

この読出制御回路８では、制御メモリからの読出データ
が到来するごとに識別ビット生成回路９に出力パルスを
供給してこの生成回路に識別ビットを発生させるので、
オア回路１ｏがらは制御メモリ２の読出アドレスが「１
」および「２」のときに識別ピッ＋−ｐ１．Ｐ２を送出
する。

次の読出クロックによってアドレス生成回路７からアド
レス「３」が出力されると、制ｉ卸メモリ２から情報チ
ャネルのチャネル幅を示す「２」が出力され、続出制御
回路８は識別ビット生成回路９に識別ビットを発生させ
るための出力パルスを供給するとともに、読出されたチ
ャネル幅が「２」であるので続出クロックの２クロツク
期間中上記セレクタ６の出力が１”側になるようにこの
セレクタを切換える。

これによって、続出クロックはセレクタ１１を介して、
通信路メモ！Ｊ３１，３２のいずれか一方の続出アドレ
スを生成するアドレス生成回路１２１あるいは１２２と
、リードイネーブル信号としてこの通信路メモリ３１あ
るいは３２に供給されるが、上記セレクタ１１にはチャ
ネル変化情報検出回路１からのフレーム信号がインバー
タ１３を介して切換信号として供給されているので書込
みが行われていない通信路メモリ側に読出クロックが供
給されることになる。

したがって、上記のように、情報チャネル「３」につい
ての識別ピッ）Ｐ３が識別ビット生成回路９からオア回
路１０を経て送出されるのに続いて奇数番目のフレーム
であれば通信路メモリ３２から、また偶数番目のフレー
ムであれば通信路メモリ３１からの、いずれも情報チャ
ネル「３」により伝送されてきたデータがオア回路１０
から出力される。

続出制御回路８は、チャネル幅「２」の期間が経過する
とセレクタ６の出力を“０”側に切換えるので、アドレ
ス生成回路７は「４」を出力して制御メモリ２のアドレ
ス「４」から読出しを行うが、その読出された値は“Ｄ
”であるから、前述のように識別ビット生成回路９から
の情報チャネル「４」に対応する識別ピッ）Ｐ４のみが
オア回路１０から出力され、このチャネルからのデータ
は送出されない。

〔発明の効果〕

ハイウェイなどの伝送量の多い回線上では情報チャネル
間を区別するための識別ビットを使用しないで多量の情
報を伝送するようにした時分割多重伝送方式を用いた場
合にも、本発明による時分割多重信号の信号変換方式を
用いることによって受信側ではチャネルの順番を使用し
てチャネルの識別を容易に実行し得るので、例えば多数
の端末を用いる受信システムなどにおいては伝送回線と
これら端末間に本発明の変換方式を適用した変換装置を
介在させることによってこれら端末の構成を簡単にでき
るという格別の効果を達成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の時分割多重信号の信号変換方式の原理
を示す図、 第２図は本発明を適用した時分割多重信号変換装置の実
施例を示すブロック図、 第３図は本発明の信号変換方式の入力端の情報のフォー
マットを示す図である。 特許出願人　　　富　士　通　株式会社フ Ｑ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 それぞれが伝送すべき情報の帯域に比例したチャネル幅
   を有する情報チャネル（Ｉ＿１、Ｉ＿２、・・・・・・
   Ｉ＿ｎ）が時間的に順次配列された情報フィールド（
   I ）を使用し、この情報フィールドの先頭に通話状態に
   変更のあった情報チャネルの少なくともチャネル番号と
   時間幅とを伝送するための変化信号チャネル（Ｖ）とを
   設けた時分割交換システムにおいて、 上記変化信号チャネルから受信したチャネル番号に対応
   してその情報チャネルの時間幅を記憶する制御メモリ（
   Ｍ）を設け、 この制御メモリから読出した情報に基づいて、すべての
   情報チャネルの先頭にこれら情報チャネルを識別するた
   めの識別ビット（Ｐ）を付加するとともに、通話状態に
   ある情報チャネルについてはこの識別ビットに続けて通
   話情報を伝送するようにしたことを特徴とする時分割多
   重信号の信号変換方式。