JPS632266Y2 - - Google Patents

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JPS632266Y2
JPS632266Y2 JP561980U JP561980U JPS632266Y2 JP S632266 Y2 JPS632266 Y2 JP S632266Y2 JP 561980 U JP561980 U JP 561980U JP 561980 U JP561980 U JP 561980U JP S632266 Y2 JPS632266 Y2 JP S632266Y2
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JP
Japan
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coil spring
plate
cam
feed screw
presser
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JP561980U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は車両用懸架装置のうち、特にフロン
トサスペンシヨンのフロントシヨツクアブソーバ
とフロントコイルスプリングとを組付ける時に使
用されるコイルスプリングの組付装置に関する。
車両のフロントサスペンシヨンのフロントシヨ
ツクアブソーバにフロントコイルスプリングを一
体に組付ける場合、コイルスプリングを圧縮する
必要があるため、コイルスプリングを圧縮するた
めの機能を備えた組付装置を使用している。そし
て、従来のコイルスプリングの組付装置はフロン
トシヨツクアブソーバを組付装置に挿入した後、
このフロントシヨツクアブソーバを保持するため
にエアシリンダを必要とし、又フロントシヨツク
アブソーバにコイルスプリングを取りつけるため
にコイルスプリング圧縮用の油圧シリンダを必要
としていた。さらに、フロントシヨツクアブソー
バのコイルスプリングの上部に、フロントコイル
スプリング取付部品を取りつける際、ナツトラン
ナを使用してフロントシヨツクアブソーバの上端
ねじ部にナツトを締めつけているが、このナツト
ランナ締付け時において共回りする部品をクラン
プするため及びナツトランナを下降させるために
エアーシリンダを使用していた。
上記のように従来のコイルスプリングの組付装
置はエアーシリンダ及び油圧シリンダ等を使用し
ているため、その保守が簡単でなく又各シリンダ
の作動位置確認のために多くのリミツトスイツチ
を必要とし、そのための電気回路が複雑であると
いう欠点があつた。
この考案は上記にかんがみ、エアー及 油圧シ
リンダの使用を止めて、送りねじ機構とこれを作
動させる駆動用モータとを用い、シヨツクアブソ
ーバの保持、コイルスプリングの圧縮及び共回り
防止の各動作を行なわせて保守と構造を簡易化し
たコイルスプリング組付装置の提供を目的とする
ものである。
つぎに、この考案を図面に示す実施例にもとづ
いて説明する。
第1図、第2図において、コイルスプリング組
立装置の機台1は、所定の高さになつており、こ
の機台1の頂板1aにはその後側に駆動モータ2
が軸2aを下方に突出させた状態で取りつけられ
ている。駆動モータ2は可逆モータでありその軸
2aにはクラツチ3が取りつけられており、クラ
ツチ3の下方にはVプーリ4が取りつけられてい
る。さらに、このVプーリ4の下方にはブレーキ
5が取りつけられている。駆動モータ2の前側の
頂板1aには筒状の送りねじサポート6が取りつ
けられており、この送りねじサポート6の内側に
は上、下の軸受7,7を介して円筒状の支持筒8
が回動可能に取りつけられている。支持筒8はそ
の軸線が頂板1aに垂直になつており、又内側面
に切られたねじ8aには外側の全長にわたりねじ
の切られた送りねじ棒9がねじ込まれている。支
持筒8の下端部は頂板1aの下方に突出してお
り、この下端部に被動用のVプーリ10が取りつ
けられている。そして、このVプーリ10と駆動
モータ軸2aに取りつけられた駆動用のVプーリ
4とにVベルト11が掛装されており、Vプーリ
4の回転によりVベルト11を介してVプーリ1
0が回転させられると、送りねじサポート6によ
り回動可能に支承された支持筒8がその位置で回
転し、この支持筒8にねじ込まれた送りねじ棒9
が上方又は下方に移動する。
送りねじサポート6の前側にはクランプ支持部
12が機台1の頂板1aに取りつけられており、
クランプ支持部12の上部にはクランプ機構13
が設けられている。このクランプ機構13は第3
図、第4図に示すように左右に一対のアーム1
4,15があり、左アーム14はピン16によ
り、又右アーム15はピン17によりそれぞれク
ランプ支持部12に枢着されている。左アーム1
4は先端部の右アーム15側に三角形の切込み1
4aがあり、又ピン16と反対側の端部には切込
み14aと反対向きに略90度折曲した形で突出す
るレバー14bがある。又左アーム14はピン1
6に対しレバー14bと反対側に連結片14cが
突出して設けられており、この連結片14cには
長穴14dがあけられている。左アーム14のレ
バー14bの端部にはローラ18が取付ピン19
により転動可能に支承されている。右アーム15
は左アーム14の切欠き14aと対向する箇所に
三角形の切欠き15aがあり、又ピン17に対し
て切欠き15aと反対側にレバー15bが突出し
て設けられている。右アーム15は左アーム14
の連結片14cに対向する箇所に連結片15cが
突出して設けられており、この連結片15cにも
長穴15dがあけられている。そして、左アーム
14の連結片14cの長穴14dと、右アーム1
5の連結片15cの長穴15dとに、連結ピン2
0を嵌挿して両アーム14及び15は連結されて
いる。
クランプ機構13の下方で、頂板1aの前部に
は受台1bが取りつけられている。
第3図において、クランプ機構13の図示左方
には、機台1の頂板1aの前面にT型のステー2
1が固着されており、このステー21の上面にス
イツチ取付板22が固着されている。スイツチ取
付板22はその上面に駆動モータ2の起動用リミ
ツトスイツチ23が取りつけられており、起動用
リミツトスイツチ23の右アーム15よりに起動
レバー24が枢着24aされている。引張りばね
25は一端がスイツチ取付板22に取りつけられ
ており、他端が右アーム15のレバー15bの端
部に取りつけられている。そして、引張りばね2
5は、第4図において、右アーム15をピン17
を支点として常時反時計方向に回動させる作用を
している。
クランプ機構13のローラ18の前方にはカム
バー26が設けられており、このカムバー26の
下端部は送りねじ9の上下動につれて上下方向に
移動する結合板27に取りつけられている。カム
バー26はそのカム面26aが左アーム14のロ
ーラ18に当接しており、カムバー26が上昇す
ると、そのカム面26aが第4図において、ロー
ラ18を押して左アーム14をピン16を支点と
して反時計方向に回動させ、カムバー26が下降
するとローラ18を押す力が解除されるようにな
つている。従つて、カムバー26が上昇すると左
アーム14が反時計方向に界動するとともに、連
結ピン20も同方向に回動され、この連結ピン2
0により連結された右アーム15は引張りばね2
5の付勢力に抗してピン17を支点として時計方
向に回動されて、両アーム14,15は開きクラ
ンプ機構13が開く。そして、カムバー26がク
ランプ機構13の開いた位置から所定の高さだけ
下降すると、カム面26aによるローラ18の押
圧力が解除されるので、引張りばね25の付勢力
により右アーム15が反時計方向に回動させられ
るとともに左アーム14が時計方向に回動させら
れてクランプ機構13は閉じる。
頂板1aの上面には、送りねじ棒9の軸心と連
結ピン20の軸心とを結ぶ線に対称に設けられた
一対のガイドバー28,29を昇降可能に支承す
る軸受30,31が設けられている。そして、ガ
イドバー28,29は頂板1aから下方に突出し
た端部に前述の結合板27が取りつけられてお
り、両ガイドバー28,29の上端には両軸を結
合する押え爪支持部32が取りつけられている。
この押え爪支持部32は第5図に示すように前部
にフロントコイルスプリング101の外径より大
きな五角形の切欠部32aがあり、この切欠部3
2aの両側は腕部33、及び34になつている。
押え爪支持部32は中央部下面(送りねじ棒9の
上方に位置する)にガイド部35が取りつけられ
ている。そして、このガイド部35には機台1の
前後方向に案内溝35aが設けられており、この
案内溝35aによりカムフオロワ36が前後方向
に移動可能に支持されている。このカムフオロワ
36はその前端部に押え爪37が取りつけられて
おり、又その後端部には溝36aが設けられてい
るそして、カムフオロワ36の溝36a部には、
ローラ38を後方に枢着39した揺動レバー40
が、その前端部をピン41により揺動可能に取り
つけられている。揺動レバー40は、第6図に示
すように、ピン41側端部の上部が前方(左方)
に突出して、突部40aが形成されており、揺動
レバー40にピン41を支点としてローラ38を
上方に押し上げる力が作用すると、その突部40
aがカムフオロワ36の後部の段部36bに当接
して、カムフオロワ36と略平行になる。
押え爪支持部32は左腕33及び右腕34の端
部下面に∧型の押え爪レバー42及び43が、そ
れぞれその頂部をピン44及び45により枢着さ
れている。押え爪レバー42はその一端部外側に
押え爪46が植設されており、又押え爪レバー4
3もその一端部外側に押え爪47が植設されてい
る。押え爪レバー42及び43はそれぞれ他端部
に連結板48及び49がそれぞれピン着50,5
1されている。そして両連結板48,49はその
他端部が、カムフオロワ36に対して直角にその
中央部に取りつけられ、ガイド部35の案内溝3
5aと直角にガイド部35に設けた横溝35c内
を前後方向に移動可能な結合棒52の両端に、そ
れぞれピン着53,54されている。ガイド部3
5の後方において、頂板1aの上面にカム支持板
55が取りつけられており、又頂板1aのカム支
持板55の両側には、ばね取付支柱56及び57
がそれぞれ取りつけられている。そして、ばね取
付支柱56の上面に一端が取りつけられた引張り
ばね58の他端は連結板48の結合棒52側端部
に取りつけられており、又ばね取付支柱57の上
面に一端が取りつけられた引張りばね59の他端
は連結板49の結合棒52側端部に取りつけられ
ている。
上記のように、連結板48及び49はそれぞれ
引張りばね58及び59により後方に引かれてい
るので、両連結板48,49に連結された結合棒
52が後方に引かれ、結合棒52がガイド部35
の横溝35cの後端に当接するまでカムフオロワ
36が後方に引かれ、その先端にある押え爪37
はガイド部35の案内溝35a内に収容される
(第5図に1点鎖線で示す。)。一方、連結板48
の後方への移動により、押え爪レバー42はピン
44を支点として反時計方向に回動して開き、同
様にして連結板49の移動により押え爪レバー4
3がピン45を支点として時計方向に回動して開
き、押え爪支持部32はその切欠部32aにフロ
ントコイルスプリング101を収容できるように
なる。
カム取付板55の前面には移動板60がカム取
付板55に対し横方向(第2図において紙面に直
角方向)に摺動可能で、かつ所定位置で固定可能
に取りつけられている。この移動板60の前面に
は適数個(図例では4個)の板カム61,62,
63,64が所定の間隔をおいて取りつけられて
いる。板カム61のカム面61aは、第2図又は
第6図に示すように、上端から下方にさがるに従
つて前方に傾斜している。そして、板カム61及
び他の板カム62〜64のカム面はそれぞれ異な
るタイプのフロントコイルスプリングに合せて形
成されている。
カム支持板55の側方には選択プレート65が
あり、頂板1aの側方に張出して取りつけられた
支柱66の上部に取りつけられている(第1図参
照)。選択プレート65はその上部に板カムの数
に相当する数のカム固定溝65a〜65dが切ら
れており、カム固定溝の後方には一端がカム移動
板60に取りつけられた移動棒67が横方向に移
動可能に取りつけられている。移動棒67にはス
イツチレバー68が移動棒67上を移動可能に取
りつけられており、移動棒67を移動させて選択
プレート65のカム固定溝により板カム61〜6
4の中のいずれか1つを選び、この位置にスイツ
チレバー68を移動した後、このスイツチレバー
68を下側へ軽く押し下げてカム固定溝(第1図
では65a)に入れると、駆動モータ2が始動す
るようになつている。
押え爪支持部32の下面には掛金取付部69が
取りつけられている。掛金取付部69は、第6図
に示すように、下部が前方に突出して係止部69
aとなつており、又その後部には引掛け爪70が
ピン71により枢着されている。引掛け爪70
は、ピン71と反対側に突起70aがあり、この
突起70aの上部をばね72により押し下げられ
て、その爪部70bが常時前方を向けられてい
る。
送りねじ棒9の上端部には固定金具73が取り
つけられている。固定金具73は前部中央が突出
してカム面73aになつており、又その上部後端
に掛金取付部69の引掛け爪70の爪部70bと
係合する突部73bがある。
送りねじサポート6の外側には、クランプ機構
13、係止レバー75、ピン76及び止め金77
などを支持するための支持プレート74が両側に
嵌着されている。支持プレート74の上部には固
定金具73が下降した時に収容される横溝74a
があけられている。支持プレート74の前方上端
には、掛金取付部69の下降時、その係止部69
aを係止する引掛け爪75aを有する係止レバー
75がピン76により枢着されており、又支持プ
レート74の後方上端には掛金取付部69の下降
時、その引掛け爪70の突起70aに当接する止
め金77が取りつけられている。
ここで、係止レバー75は引掛け爪75aの下
方に、送りねじ棒9方向に向け山形に突出したカ
ム受面75bが形成されている。固定金具73が
下降するとそのカム面73aの先端が係止レバー
75のカム受面75bの上方に当接してこれを押
し、係止レバー75をピン76を支点として反時
計方向に回動させる。そして、固定金具73がさ
らに下降してカム面73aの先端が係止レバー7
5のカム受面75bの先端を通り過ぎると、係止
レバー75はもとの位置にもどる。
又、止め金77は、固定金具73がその突部7
3bに引掛け爪70の爪部70bを引掛けた状態
で下降した時、その上部前端77aが引掛け爪7
0の突部70aに当接する。これにより、引掛け
爪70はピン71を支点として反時計方向に回動
させられて、固定金具73との係合が外れる。
押え爪支持部32の上部には〓形の結合板78
が取りつけられており(第2図参照)、この結合
板78の上面にはフロントコイルスプリング10
1の取付部品である、アツパーシート102をク
ランプするためのクランプ79が設けられてい
る。このクランプ79は左アーム80と右アーム
81とがあり、両アーム80,81はそのボス部
80a及び81aがボルト82により結合板78
に枢着されている。クランプ79の両アーム8
0,81は枢着部より後方において、両アーム8
0,81の間に逆三角形のくさび形をした開閉カ
ム板83が挿入されており、この開閉カム板83
が下降すると両アーム80,81は閉じ、開閉カ
ム板83が上昇すると両アーム80,81が開く
ようになつている。
開閉カム板83はその上部がカム板サポート8
4の下面に取りつけられており、又カム板サポー
ト84はその両端部に一対の縦棒85,86が挿
通されている。そして両縦棒85,86の下端に
は、送りねじ棒9の上端に固着された固定金具7
3の下部に取りつけられた第1結合板87が固着
されている。縦棒85は連結板32の左腕部33
の穴33aを貫通して上方に伸びており、縦棒8
6も連結板32の右腕部34の穴34aを貫通し
て上方に伸びている。そして、両縦棒85,86
はその上端に第2結合板88が固着されており、
第2結合板88とその下方に位置するカム板サポ
ート84との間の縦棒85,86の外側に、圧縮
ばね89,90が嵌挿されている。
第1結合板87の側方にはドツグ取付棒91が
あり、このドツク取付棒91には上下に2個のド
ツグ92,93が取りつけられている。
つぎにこの実施例の作用について説明する。
始めに、車両のフロントシヨツクアブソーバ1
00を装置の機台1の前部にある受台1b上に置
くために装置に挿入することにより、起動レバー
24が作動して駆動モータ2を正回転させると、
送りねじ棒9が下降し始める。これにより、カム
バー26、押え爪支持部32、クランプ79及び
カム板83も同時に下降する。カムバー26が下
降することにより、クランプ機構13はローラ1
8を押していた力が解除されるので、引張りばね
25の作用により左、右のアーム14,15が閉
じ、クランプ機構13によりフロントシヨツクア
ブソーバ100が受台1b上に保持される。クラ
ンプ機構13が閉じたことにより作動するスイツ
チ(図示しない)の信号により、クラツチ3が切
れブレーキ5が作動して送りねじ棒9の回転が止
まり、その下降が停止する。
ついで、フロントコイルスプリング101をフ
ロントシヨツクアブソーバ100にセツトし、又
選択プレート65によりカム板61〜64中から
フロントコイルスプリング101の形にあつたも
のを選び(このカム板を61とする)、スイツチ
レバー68を選択プレート65のカム固定溝65
aの位置に移動させた後、スイツチレバー68を
下側に軽く押し下げる。これにより、ブレーキ5
が解除されるとともにクラツチ3が入り、送りね
じ棒9が再び回転して下降を始める。送りねじ棒
9が下降することにより押え爪支持部32も下降
して、カムフオロワ36及び揺動レバー40が下
降するので、ローラ38も下降を始め、カム61
のカム面61aに当接する。押え爪支持部32の
下降が進むにつれてローラ38はカム面61aに
より押されて前進し、揺動レバー40を介してカ
ムフオロワ36を前方に押す。カムフオロワ36
が前方に押されることにより結合棒52が前方に
押されて押え爪37が前進するとともに、押え爪
レバー42,43が前述のように閉じる。これに
より、押え爪37、押え爪46及び押え爪47が
フロントコイルスプリング101の輪の間に入つ
て引掛かる。この状態で送りねじ棒9が下降する
ので、フロントコイルスプリング101は押え爪
37,46及び47により押し下げられて圧縮さ
れる。送りねじ棒9がフロントコイルスプリング
101の圧縮端まで下降するとドツク92により
スイツチ94が作動されクラツチ3が解除される
とともにブレーキ5が作動して、送りねじ棒9の
下降は停止する。このように、送りねじ棒9がフ
ロントコイルスプリング101の圧縮端に達する
と、固定金具73のカム面73aが係止レバー7
5のカム受面75bに当接した後、ピン76を支
点として係止レバー75を時計方向に回転させる
ので、係止レバー75の引掛け爪75aが掛金取
付部69の係止部69aに引掛る(第6図に一点
鎖線で示す状態になる。)。一方この時、止め金7
7の上部前端77aが引掛け爪70の突起70a
に当接してこれを押し上げるので、引掛け爪70
の爪部70bは固定金具73の突起73bから外
れる。これにより、押え爪支持部32は各押え爪
37,46及び47によりフロントコイルスプリ
ング101を押えつけた状態でその位置に停止す
るとともに、フロントコイルスプリング101の
反力により押し上げられるのを防いでいる。一
方、固定金具73と掛金取付部69とは結合が解
除されている。
ついで、フロントコイルスプリング101の上
部からフロントシヨツクアブソーバ100上にア
ツパーシート102、アツパーサポート103等
を載置した後、再度クラツチ3を作用させブレー
キ5を解除すると、送りねじ棒9はさらに下降し
て第1結合板87を引き下げる。これにより、
左、右の縦棒85,86が引き下げられてカム板
サポート84が下降し、このカム板サポート84
に取りつけられた開閉カム板83がクランプ79
の左、右のアーム80,81を閉じ、このクラン
プ79の位置にあるアツパーシート102を締め
てまわり止めを行なう。なおこの時、開閉カム板
83がくさび状になつているのは、クランプ79
の左、右アーム80,81の締付力を調整するた
めであり、又開閉カム板83の押し下げ力は圧縮
ばね89,90により調整される。
上記のように、フロントコイルスプリング取付
部品の回り止めが終ると、フロントシヨツクアブ
ソーバ100のねじ部100aにナツト104を
締めつけるため、人力により締付工具をナツト1
04にセツトする。ここで、締付工具としてはナ
ツトランナ(図示しない)と呼ばれる圧縮空気に
より作動される工具を使用してナツト104を締
める。ナツトランナにはこのナツトランナに空気
が供給されている時にはオンになつており、空気
の流れが止まるとオフになるフロースイツチ(図
示しない)が取りつけられており、ナツトランナ
によるナツト104の締付が完了すると、フロー
スイツチから出る締付け完了の信号により、駆動
モータ2を逆回転させて送りねじ棒9を上昇させ
る。
送りねじ棒9が上昇することにより、下降時と
は逆にまず、クランプ79によるフロントコイル
スプリング取付部品の締付けが解除される。つい
で押え爪37,46及び47が開くことにより、
フロントコイルスプリング101の押えが解除さ
れ、ついでカムバー26の上昇によりクランプ機
構13によるフロントシヨツクアブソーバ100
の締付けが解除されるので、フロントコイルスプ
リング101を組みつけたフロントシヨツクアブ
ソーバ100が装置から取り出される。
送りねじ棒9が上昇端に達すると、ドツク93
がブレーキ5を作動させ、駆動モーター2の駆動
を停止させる。
この考案は上記のように、機台に取りつけた駆
動モータにより駆動されて機台に対し上、下方向
に移動可能な送りねじ棒と、この送りねじ棒の下
降動作と連動して受台上に載置されたシヨツクア
ブソーバを把持する下部クランプ機構と、シヨツ
クアブソーバの上部に嵌挿されたコイルスプリン
グを押えて圧縮する押え爪を作動させる押え爪機
構と、送りねじ棒がコイルスプリングの圧縮端に
達したときコイルスプリングのアツパーシートを
把持し回り止めする上部クランプ機構とで構成し
たシヨツクアブソーバのコイルスプリング組付装
置であるから、従来のように、装置を作動させる
ためにエアーシリンダや油圧シリンダ等を使用す
る必要がなく、装置の保守が非常に容易になる。
又従来シリンダの作動を規制するために多数のリ
ミツトスイツチ等を使用していたがこれ等のスイ
ツチが不用になり、装置の制御回路を簡単にする
ことができ又その保守を容易にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の一実施例を示し、第1図は装置
の正面図、第2図は装置の側面図、第3図はシヨ
ツクストラツトのクランプ機構の拡大正面図、第
4図は第3図の平面図、第5図はコイルスプリン
グの押え爪支持部の拡大平面図、第6図は押え爪
支持部及び押え爪支持部の係止部の拡大側面図、
第7図は車両のフロントシヨツクアブソーバの分
解斜視図である。 1……機台、2……駆動モータ、9……送りね
じ棒、13……クランプ機構、32……押え爪支
持部、36……カムフオロワ、37,46,47
……押え爪、61……板カム、79……クラン
プ、100……フロントシヨツクアブソーバ、1
01……フロントコイルスプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車両用懸架装置のシヨツクアブソーバにコイル
    スプリングを取りつけるコイルスプリング組付装
    置であつて、 機台に取りつけた駆動モータにより駆動されて
    前記機台に対し上下方向に移動可能な送りねじ棒
    と、 前記機台の前部に設けられた受台上にシヨツク
    アブソーバを載置することによつて作動される前
    記駆動モータの起動用リミツトスイツチと、 前記機台の頂板を貫通して下方に突出した前記
    送りねじ棒の下端に結合された下部結合板と、 前記下部結合板に立設され前記頂板を上下動可
    能に貫通して上部にカム面を有するカムバーと、 前記機台上に立設されたクランプ支持部の頂部
    に回動中心を有する左右一対のアームからなり、
    前記各アームの基部に設けられたレバーの移動に
    よつて両アームが連動され、前記送りねじ棒が上
    昇端位置にあるとき前記カムバーによつて前記一
    方のレバーが付勢されて両アームが開き、前記送
    りねじ棒が上昇端位置から下降を始めると前記付
    勢が解除されて両アームが閉じることにより受台
    上に載置されたシヨツクアブソーバを把持する下
    部クランプ機構と、 前記下部結合板に立設され前記頂板を上下動可
    能に貫通したガイドバーの上端に設けられ、受け
    台上のシヨツクアブソーバに嵌挿されたコイルス
    プリングの外周を包囲する腕部を有する押え爪支
    持部と、 前記押え爪支持部に設けられたガイド部に前後
    移動可能に支持されたカムフオロワおよびリンク
    機構によつて前記腕部から出し入れされコイルス
    プリングを押えて圧縮する押え爪と、 前記押え爪支持部の近くにおいて異なるタイプ
    のコイルスプリングに合わせてカム面が形成され
    前記押え爪支持部の下降時に前記カムフオロワを
    作動させる複数の板カムと、 前記複数の板カムに結合されたスイツチレバー
    を介して、コイルスプリングの形にあわせて選ば
    れた前記板カムを固定する固定溝を有する選択プ
    レートと、 前記押え爪支持部の上部に取りつけられ前記送
    りねじ棒がコイルスプリングの圧縮端に達したと
    きコイルスプリングのアツパーシートを把持して
    回り止めする上部クランプ機構とからなることを
    特徴とするコイルスプリング組付装置。
JP561980U 1980-01-21 1980-01-21 Expired JPS632266Y2 (ja)

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JPH056028Y2 (ja) * 1986-07-25 1993-02-17

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