JPS63226271A

JPS63226271A - 豆粒の洗浄調製装置

Info

Publication number: JPS63226271A
Application number: JP62063169A
Authority: JP
Inventors: Soichi Yamamoto; 惣一山本; Toshiaki Suzuki; 敏彰鈴木; Yuji Ito; 裕司伊藤
Original assignee: Yamamoto Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Yamamoto Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1987-03-17
Filing date: 1987-03-17
Publication date: 1988-09-20
Also published as: JPH0255031B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、コンバイン等により収穫されて汚れている豆
粒を洗浄し調製（乾燥・手選別）する豆粒の洗浄調製装
置に関するものである。

従来の技術洗浄された豆粒は、その表面が僅かに濡れている。この
豆粒は、その表面に付着している水分を直ちに除去しな
いと、経時的に含水率が所定値より高くなったり、表皮
に皺が発生したりするなど、品質の劣下を来すおそれが
ある。ところが、従来の豆粒の洗浄装置には、豆粒の表
面に付着している水分を除去する装置が備えられていな
かった。

また、洗浄された豆粒は、必要に応じて不良豆粒（虫害
粒・病害粒・未熟粒なと）を取り除くへく手選別しなけ
ればならないときがある。ところが、従来の豆粒の洗浄
装置には、手選別し得る装置が備えられていなかった。

このようなことから、従来は、洗浄された豆粒をシート
床面上に広げ、それを自然乾燥しながら手選別して調製
していた。

発明が解決しようとする問題点上記従来の如き豆粒の調製作業は、乾燥が遅くて当該作
業中にも上述の如き品質劣下現象が生起していたし、ま
た、手選別も見落しが多くて不良豆粒が多く混在してい
たなと、非効率的で品質が悪いという問題点があった。

本発明の目的は、そのような従来の問題点を解決すべく
、洗浄された豆粒の調製作業を効率的になし、以て豆粒
の品質を良好な状態に仕上げる豆粒の洗浄調製装置を提
供することにある。

問題点を解決するための手段上記目的を達成するための手段として、本発明の豆粒の
洗浄調製装置は、その実施例を示す第１〜２図からも理
解できるように、洗浄装置（Ａ）の豆粒排出側に乾燥選
別装置（Ｂ）を併設し、該乾燥選別装置（Ｂ）は、上面
に通気性の流豆板（１５）を傾斜張設し、内部に熱風発
生装置（１６）を連通した機箱（１４）からなり、流豆
板（１５）上の豆粒（Ｗ＞を手選別し得る如く低丈細長
の不動コンベヤ状に形設したものであることを特徴とす
るものである。

作用洗浄装置（Ａ）により洗浄され排出された豆粒（Ｗ）は
、乾燥選別装置（Ｂ）の流豆板（１５）上に供給され、
該流豆板（１５）上を転がりながら、且、下方から熱風
を浴びながら、自然流下する。このため、豆粒（Ｗ）は
、その表面全体が均一に漏れなく熱風を浴び、その表面
に付着していた水分が直ちに除去されて仕上げられる。

そして、流豆板（１５）上を流下する豆粒（Ｗ）は、機
箱（１４）の脇に居る作業者によって手選別され、不良
豆粒が取り除かれる。この不良豆粒は、流豆板（１５）
上を転がることによりその表面全体な万遍なく露呈する
と共に、転がり方や流れ方が他の良豆粒に比べてぎこち
ないから、作業者の目に付き易く、選別され易い。

実施例本発明の実施例を図面と共に具体的に説明する。

Ａは洗浄装置を示している。１，２は無端の洗浄ベルト
で、少し堅目のスポンジ又は不織布等からなる表地（表
面材）を、腰の強い裏地に貼り付けたものである。表地
は、豆粒Ｗを包み込む適度の弾性と、水やアルコール水
溶液を少量吸う適度の保液性とを有している。そして、
この一方の洗浄ベルト２の表面（表地の表面）には、ベ
ルト方向に伸びる無端溝状の豆粒走行路３を、ベルト幅
方向に適宜間隔をおいて数本形成しである。この豆粒走
行路３は、豆粒Ｗ（直径約５〜７　ｍｍ　）が数個入る
程度の幅と、豆粒Ｗが半粒分弱入る程度の深さとを有す
る広幅浅底の断面Ｕ字形の蛇行路である。

上記洗浄ベルト１，２は、その表面同士を平行に接近対
向（約１〜２　ｍｍの間隔）させて、横方向二段に配設
した上ロール４，４と下ロール５，５に張架並設しであ
る。この洗浄ベルト１，２は、互いに異なる速度で回転
走行すべく伝導されるようになっている。

６は洗浄ベルト】、２の表面を洗浄するための浴液洗浄
装置で、各洗浄ベルト１，２０表面に当接して回転する
洗浄ブラシ７と、該ブラシ７に水又はアルコール水溶液
等の洗浄液を噴射する給液バイブ８とからなる。

９は洗浄ベルト１，２０表面の保液量（洗浄液の含有量
）を適度に調節するための保液量調節装置で、上記浴液
洗浄装置６の次に紋りロール１０を二段に設けてなる。

なお、図中の符号１１は洗浄装置Ａの機枠、１２は供給
ホッパ、１３は排出樋である。

Ｂは洗浄装置への豆粒排出側（排出樋１３側）に併設し
た豆粒Ｗの乾燥選別装置で、上面に通気ふ性の流豆板１５を傾斜張設し、内部に熱風発生装置１６
を連通臨設した機箱１４からなる。

機箱１４は、流豆板１５上の豆粒Ｗを手選別し得る如く
、低丈細長の不動コンベヤ状に形設しである。即ち、こ
の機箱１４は、−人〜数人の作業員が該機箱１４の片脇
又は両脇に立って又は座って、手作業により選別し得る
ように、十分手が届く程度の比較的低い丈（約０．５〜
１ｍ）と、比較的狭い幅（約０．３〜０．６ｍ）と、比
較的長い長さく乾燥距離との兼合いもあり、約１６５〜
３ｍ）とを有している。しかして、機箱１４は、流豆板
１５上の豆粒Ｗのみが自然流下して移動し流豆板１５が
移動しない言わば不動のコンベヤとなっている。

流豆板１５は、熱風発生装置１６から送給される熱風を
該流豆板１５上の豆粒Ｗに噴き掛けるへく、多孔板又は
網板等の通気性部材で構成しである。１７は流豆板１５
の表面に形成した豆粒Ｗの蛇行路で、数枚の案内片１８
・・・を千鳥状に適宜配設してなる。この蛇行路１７は
、本実施例の如く案内片１８で形成するもの以外に、連
続した屈曲状の案内板又は案内棒等で形成するものであ
ってもよい。１９は流豆板１５の下流部に埋設した豆粒
Ｗの流調板で、流豆板１５との隙間を拡縮して開度調節
すへく、流豆板１５の幅方向両側に全長に亙って張設し
た落豆防止用側板（図示せず）に回動自在に軸支しであ
る。

熱風発生装置１６は、バーナと送風機とからなる。

ここで、実施例に基づく豆粒の洗浄調製作用について説
明する。

豆粒Ｗを供給ホッパ１２から洗浄ベルト１，２間に供給
すると、豆粒Ｗは、蛇行路３内に入り、洗浄ベルト１，
２の表面に深く包み込まれて適度に挟圧され回転しなが
ら走行する。しかも、豆粒Ｗは、蛇行路３内を様々な方
向に回転しながら迂回し蛇行走行する。しかして、豆粒
Ｗは、所定のコースを安定的に走行しながら、その表面
全体が洗浄ベルト１，２０表面に均一に漏れなく接触し
、きれいに洗浄され磨かれて、排出樋１３から排出され
る。

また、豆粒Ｗを洗浄して汚れている洗浄ベルト１．２の
表面は、浴液洗浄装置６により洗浄液を浴びてブラシ洗
浄され、しかも、その際に吸い取った洗浄液の量を次の
保液量調節装置９により適度に調節される。しかして、
豆粒Ｗは、常にきれいで適宜湿り気のある洗浄ベルト１
，２の表面により、常にきれいに洗浄され磨かれる。こ
の豆粒Ｗは、その表面が僅かに濡れている。

このようにして排出樋１３から排出された豆粒Ｗは、乾
燥選別装置Ｂの流豆板１５上に供給され、該流豆板１５
上を転がりながら、且、下方から熱風を浴びながら、自
然流下する。しかも、豆粒Ｗは、蛇行路１７上を様々な
方向に回転しながら、且、流調板】９によって流速・流
量を適宜調節されながら、迂回し蛇行流下する。しかし
て、豆粒Ｗは、その表面全体が均一に漏れなく熱風を浴
び、その表面に付着していた水分が直ちに除去されて仕
上げられる。そして、流豆板１５上を流下する豆粒Ｗは
、機箱１４の脇に居る作業者によって手選別され、不良
豆粒が取り除かれる。

発明の効果本発明は、叙上の通り、洗浄させた豆粒（Ｗ）をコンベ
ヤたる機箱（１４）の流豆板（１５）上で転がしながら
熱風を浴びせて直ちに乾燥するものであるから、豆粒（
Ｗ）の表面に付着している水分が素早く除去されて、従
来のように豆粒（Ｗ）の含水率が所定値より高くなった
り、豆粒（Ｗ）の表皮に皺が発生したりすることがなく
なり、豆粒（Ｗ）を効率的に乾燥して豆粒（Ｗ）の品質
を良好な状態に仕上げる効果を奏する。

また、本発明は、洗浄された豆粒（Ｗ）をコンベヤたる
機箱（１４）の流豆板（１５）上で転がしながら自然流
下させ移動させて手選別し得るようにしたものであるか
ら、不良豆粒を見落すことなく確実に素早く選別するこ
とができ、豆粒（Ｗ）を効果的に手選別して豆粒（Ｗ）
の品質を良好な状態に仕上げる効果を奏する。

更に、本発明は、洗浄された豆粒（Ｗ）の乾燥と手選別
とを、コンベヤたる機箱（１４）の流豆板（１５）上で
同時になし得るようにしたものであるから、広い場所も
とらないし、簡素な構成にすることもできるし、極めて
合理的に豆粒（Ｗ）の調製をすることができる相乗効果
を奏する。

なお、本実施例のように、流豆板１５の表面に蛇行路１
７を形成すれば、豆粒Ｗは蛇行路１７上を様々な方向に
回転して、その表面全体が均一に漏れなく熱風を浴びる
ことになるから、豆粒Ｗの乾燥をより一層助長する効果
を奏する。

また、本実施例のように、流豆板１５の下流部に開度調
節自在の流調板１９を埋設ずれば、豆粒Ｗを乾燥・手選
別するのに最も適した流速・流量が得られるよう調節で
きる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明の実施例を示すもので、第１図は縦断側
面図、第２図は横断平面図である。図面符号の説明Ａ・・・洗浄装置、Ｂ・・・乾燥選別装置、Ｗ・・・豆
粒、１４・・・機箱、１５・・・流豆板、１６・・・熱
風発生装置、１７・・・蛇行路、１９・・・流調板。

Claims

【特許請求の範囲】１、洗浄装置（Ａ）の豆粒排出側に乾燥選別装置（Ｂ）
を併設し、該乾燥選別装置（Ｂ）は、上面に通気性の流
豆板（１５）を傾斜張設し、内部に熱風発生装置（１６
）を連通した機箱（１４）からなり、流豆板（１５）上
の豆粒（Ｗ）を手選別し得る如く低丈細長の不動コンベ
ヤ状に形成したものであることを特徴とする豆粒の洗浄
調製装置。２、流豆板（１５）の表面に蛇行路（１７）を形成した
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の豆粒の洗
浄調製装置。３、流豆板（１５）の下流部に開度調節自在の流調板（
１９）を堰設したことを特徴とする特許請求の範囲第１
項記載の豆粒の洗浄調製装置。