JPS6322528Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6322528Y2 JPS6322528Y2 JP1982154261U JP15426182U JPS6322528Y2 JP S6322528 Y2 JPS6322528 Y2 JP S6322528Y2 JP 1982154261 U JP1982154261 U JP 1982154261U JP 15426182 U JP15426182 U JP 15426182U JP S6322528 Y2 JPS6322528 Y2 JP S6322528Y2
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- molten metal
- exterior member
- probe
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- Expired
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- 239000002893 slag Substances 0.000 claims description 25
- 239000000523 sample Substances 0.000 claims description 23
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 5
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 14
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- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 3
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Landscapes
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
- Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Investigating And Analyzing Materials By Characteristic Methods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は溶融金属の測温、測酸、試料採取など
に使用する溶融金属用プローブの改良に関する。
に使用する溶融金属用プローブの改良に関する。
従来より金属の精錬工程においては、工程管理
の指標として溶融金属の温度や溶解酸素量の測定
あるいは成分分析用試料の採取を行つているが、
近年これらの測定、採取には測定部材の外側に外
装部材を装着したプローブが用いられている。こ
のプローブとしては従来目的に合せて単機能のも
の、複数の機能を組合せたものが用いられてきた
が、その使用は1回限りの消耗品であるため、溶
融金属やスラグより測定部材を保護する外装部材
としては安価な紙管を用いていた。
の指標として溶融金属の温度や溶解酸素量の測定
あるいは成分分析用試料の採取を行つているが、
近年これらの測定、採取には測定部材の外側に外
装部材を装着したプローブが用いられている。こ
のプローブとしては従来目的に合せて単機能のも
の、複数の機能を組合せたものが用いられてきた
が、その使用は1回限りの消耗品であるため、溶
融金属やスラグより測定部材を保護する外装部材
としては安価な紙管を用いていた。
しかしながら外装部材が紙管であるとプローブ
を溶融金属に浸漬した場合外装部材が燃焼するた
め、溶融金属が飛散し、作業者が危険にさらされ
るという問題があつた。そこでこのような危険を
さけるために投入装置を用いてプローブを機械投
入する場合においても投入装置本体に飛散金属が
付着し、その作動に支障をきたすという問題を生
じていた。
を溶融金属に浸漬した場合外装部材が燃焼するた
め、溶融金属が飛散し、作業者が危険にさらされ
るという問題があつた。そこでこのような危険を
さけるために投入装置を用いてプローブを機械投
入する場合においても投入装置本体に飛散金属が
付着し、その作動に支障をきたすという問題を生
じていた。
かかる点に鑑み、近年溶融金属飛散防止用外装
部材としてセラミツクフアイバー製の断熱スリー
ブが開発され、著しい効果を上げている。すなわ
ちこの断熱スリーブの場合、その価格は紙管に比
較して高価であるが、耐火度が高いため外装部材
全体にこの断熱スリーブを用いた場合溶融金属の
飛散は全く生じず、作業的には極めて安全であつ
た。しかしながらこの断熱スリーブは外装部材と
して用いた場合断熱性が大きすぎるがためにかえ
つて溶融金属に浸漬した場合表面に溶融金属や溶
融スラグが凝固付着するという問題があつた。こ
の凝固付着現象は溶融金属のうち大気と接してい
る表層部分あるいは表層に浮遊しているスラグ層
においてとくに著しく、例えば溶融スラグの浮遊
している取鍋中または溶融金属がスラグにおおわ
れていない連鋳装置のタンデイシユなどに浸漬し
た場合などはそれぞれ第1図,第2図に示すよう
に外装部材1のスラグ層2に接する部分また溶融
金属3に接する表層部分に凝固スラグ4または凝
固金属5がいずれも傘状に付着し、プローブの重
量は増加し、かつその外径が極端に大きくなるも
のであつた。この凝固付着物はプローブ引上げ作
業に大きな障害となる。すなわち人力による投入
においては引上げ時にプローブ重量が増加するた
め作業負荷が増大し、また投入装置においては引
上げ時傘状の凝固物が投入口やホルダーのガイド
プーリーにつかえて引上げが不能となつた。
部材としてセラミツクフアイバー製の断熱スリー
ブが開発され、著しい効果を上げている。すなわ
ちこの断熱スリーブの場合、その価格は紙管に比
較して高価であるが、耐火度が高いため外装部材
全体にこの断熱スリーブを用いた場合溶融金属の
飛散は全く生じず、作業的には極めて安全であつ
た。しかしながらこの断熱スリーブは外装部材と
して用いた場合断熱性が大きすぎるがためにかえ
つて溶融金属に浸漬した場合表面に溶融金属や溶
融スラグが凝固付着するという問題があつた。こ
の凝固付着現象は溶融金属のうち大気と接してい
る表層部分あるいは表層に浮遊しているスラグ層
においてとくに著しく、例えば溶融スラグの浮遊
している取鍋中または溶融金属がスラグにおおわ
れていない連鋳装置のタンデイシユなどに浸漬し
た場合などはそれぞれ第1図,第2図に示すよう
に外装部材1のスラグ層2に接する部分また溶融
金属3に接する表層部分に凝固スラグ4または凝
固金属5がいずれも傘状に付着し、プローブの重
量は増加し、かつその外径が極端に大きくなるも
のであつた。この凝固付着物はプローブ引上げ作
業に大きな障害となる。すなわち人力による投入
においては引上げ時にプローブ重量が増加するた
め作業負荷が増大し、また投入装置においては引
上げ時傘状の凝固物が投入口やホルダーのガイド
プーリーにつかえて引上げが不能となつた。
本考案はこのように溶融金属やスラグの凝固付
着が起らず、しかも危険を伴うような著しい溶融
金属の飛散が生じないプローブの提供を目的とす
るもので、外装部材の溶融金属に接する部分を使
用溶融金属温度以上の耐火度を有する部材にて構
成し、かつスラグまたは大気と接する部分をスラ
グ温度において燃焼する可燃性部材にて構成した
ことを特徴としている。
着が起らず、しかも危険を伴うような著しい溶融
金属の飛散が生じないプローブの提供を目的とす
るもので、外装部材の溶融金属に接する部分を使
用溶融金属温度以上の耐火度を有する部材にて構
成し、かつスラグまたは大気と接する部分をスラ
グ温度において燃焼する可燃性部材にて構成した
ことを特徴としている。
以下実施例により本考案を説明する。
第3図および第4図は本考案の第1実施例のそ
れぞれ斜視図および断面図を示すもので、6は保
持用紙管、1aはこの保持用紙管6の溶融金属3
と接する部分に外挿されたセラミツクフアイバー
製の管状耐火外装部材で、この耐火外装部材1a
は使用溶融金属の温度では燃焼しない耐火度を有
している。また1bは保持用紙管6のスラグ層2
または大気と接する部分に前記セラミツクフアイ
バー製の耐火外装部材1aと連続して外挿された
管状可燃性外装部材で、例えば紙管の如く、スラ
グ層2の温度で燃焼するものである。
れぞれ斜視図および断面図を示すもので、6は保
持用紙管、1aはこの保持用紙管6の溶融金属3
と接する部分に外挿されたセラミツクフアイバー
製の管状耐火外装部材で、この耐火外装部材1a
は使用溶融金属の温度では燃焼しない耐火度を有
している。また1bは保持用紙管6のスラグ層2
または大気と接する部分に前記セラミツクフアイ
バー製の耐火外装部材1aと連続して外挿された
管状可燃性外装部材で、例えば紙管の如く、スラ
グ層2の温度で燃焼するものである。
耐火外装部材1aおよび保持用紙管6には第4
図に示す如く試料採取用の流入口7が形成されて
いて、保持用紙管6の内部に充填された耐火セメ
ント8に穿設された試料室9に達している。
図に示す如く試料採取用の流入口7が形成されて
いて、保持用紙管6の内部に充填された耐火セメ
ント8に穿設された試料室9に達している。
保持用紙管6の耐火外装部材1a側端部にはセ
ラミツクハウジング10が嵌合されていて、そこ
に溶融金属3の温度や溶存酸素などを電気的に測
定する検出端11が突設されている。一方試料室
9を介してハウジング10の反対側の保持用紙管
6の内部には中間コネクタ12が嵌合されてい
て、検出端11と信号リード線13により結合さ
れている。
ラミツクハウジング10が嵌合されていて、そこ
に溶融金属3の温度や溶存酸素などを電気的に測
定する検出端11が突設されている。一方試料室
9を介してハウジング10の反対側の保持用紙管
6の内部には中間コネクタ12が嵌合されてい
て、検出端11と信号リード線13により結合さ
れている。
第5図および第6図は本考案の第2実施例のそ
れぞれ斜視図および断面図を示すものであるが、
本実施例の場合前記第1実施例の耐火外装部材1
aと可燃性外装部材1bの嵌合方法を変えたもの
である。すなわち第1実施例における保持用紙管
6の代りに管状の耐火外装部材1aを用い、この
耐火外装部材1aのスラグ層2または大気と接す
る部分に管状の可燃性外装部材1bを外挿したも
ので、耐火外装部材1aの側端部には第1実施例
同様に検出端11が突設されている。
れぞれ斜視図および断面図を示すものであるが、
本実施例の場合前記第1実施例の耐火外装部材1
aと可燃性外装部材1bの嵌合方法を変えたもの
である。すなわち第1実施例における保持用紙管
6の代りに管状の耐火外装部材1aを用い、この
耐火外装部材1aのスラグ層2または大気と接す
る部分に管状の可燃性外装部材1bを外挿したも
ので、耐火外装部材1aの側端部には第1実施例
同様に検出端11が突設されている。
以上のような本考案のプローブの使用は取鍋中
の溶融金属3の如く上にスラグ層2を有している
場合第4図,第6図のように耐火外装部材1aと
可燃性外装部材1bの境界が溶融金属3とスラグ
層2の境界もしくはスラグ層2中に位置するよう
に浸漬する。すると可燃性外装部材1bは燃焼
し、プローブ近傍のスラグ層2に流動を起させる
ので、スラグ層2の表層低温部分は高温部分に更
新され、スラグの傘状凝固付着が防止される。な
おこのスラグ層2における可燃性外装部材1bの
燃焼によるスラグの飛散は軽微であるので、作業
者に危害を与えるようなことはない。また連鋳装
置のタンデイシユ中の溶融金属3(第7図)の如
く、上にスラグ層2を有していない場合は、前記
境界が若干溶融金属3中に位置するようにして、
可燃性外装部材1bの燃焼により溶融金属表層に
流動を起させ、低温部分を高温部分に更新する。
の溶融金属3の如く上にスラグ層2を有している
場合第4図,第6図のように耐火外装部材1aと
可燃性外装部材1bの境界が溶融金属3とスラグ
層2の境界もしくはスラグ層2中に位置するよう
に浸漬する。すると可燃性外装部材1bは燃焼
し、プローブ近傍のスラグ層2に流動を起させる
ので、スラグ層2の表層低温部分は高温部分に更
新され、スラグの傘状凝固付着が防止される。な
おこのスラグ層2における可燃性外装部材1bの
燃焼によるスラグの飛散は軽微であるので、作業
者に危害を与えるようなことはない。また連鋳装
置のタンデイシユ中の溶融金属3(第7図)の如
く、上にスラグ層2を有していない場合は、前記
境界が若干溶融金属3中に位置するようにして、
可燃性外装部材1bの燃焼により溶融金属表層に
流動を起させ、低温部分を高温部分に更新する。
以上の如く、本考案のプローブは溶融金属に浸
漬しても溶融金属の飛散が起らないため作業上安
全であり、かつ傘状の凝固物が付着しないため引
上げの際重量が増加することはなく、また投入装
置の使用にも支障をきたさない。
漬しても溶融金属の飛散が起らないため作業上安
全であり、かつ傘状の凝固物が付着しないため引
上げの際重量が増加することはなく、また投入装
置の使用にも支障をきたさない。
第1図,第2図は従来のプローブを溶融金属中
に浸漬した場合の凝固物の付着状態を示す側面図
で、第1図は溶融金属上にスラグ層が存在する場
合、第2図はスラグ層が存在しない場合の状態を
示している。第3〜6図は本考案の実施例を示す
もので、第3図および第4図はそれぞれ第1実施
例の斜視図および断面図、第5図および第6図は
それぞれ第2実施例の斜視図および断面図であ
る。第7図は本考案のプローブの使用方法を示す
側面図である。 1……外装部材、1a……耐火外装部材、1b
……可燃性外装部材、2……スラグ層、3……溶
融金属、4……凝固スラグ、5……凝固金属、6
……保持用紙管、7……流入口、8……耐火セメ
ント、9……試料室、10……ハウジング、11
……検出端、12……中間コネクタ、13……信
号リード線。
に浸漬した場合の凝固物の付着状態を示す側面図
で、第1図は溶融金属上にスラグ層が存在する場
合、第2図はスラグ層が存在しない場合の状態を
示している。第3〜6図は本考案の実施例を示す
もので、第3図および第4図はそれぞれ第1実施
例の斜視図および断面図、第5図および第6図は
それぞれ第2実施例の斜視図および断面図であ
る。第7図は本考案のプローブの使用方法を示す
側面図である。 1……外装部材、1a……耐火外装部材、1b
……可燃性外装部材、2……スラグ層、3……溶
融金属、4……凝固スラグ、5……凝固金属、6
……保持用紙管、7……流入口、8……耐火セメ
ント、9……試料室、10……ハウジング、11
……検出端、12……中間コネクタ、13……信
号リード線。
Claims (1)
- 測定部材の外側に外装部材を装着し、溶融金属
へ浸漬した際該外装部材で測定部材を溶融金属よ
り保護するよう構成した溶融金属用プローブにお
いて、前記外装部材の溶融金属に接する部分を使
用溶融金属温度以上の耐火度を有する部材にて構
成し、かつスラグまたは大気と接する部分をスラ
グ温度において燃焼する可燃性部材に構成したこ
とを特徴とする溶融金属用プローブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15426182U JPS5958364U (ja) | 1982-10-12 | 1982-10-12 | 溶融金属用プロ−ブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15426182U JPS5958364U (ja) | 1982-10-12 | 1982-10-12 | 溶融金属用プロ−ブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5958364U JPS5958364U (ja) | 1984-04-16 |
JPS6322528Y2 true JPS6322528Y2 (ja) | 1988-06-21 |
Family
ID=30341052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15426182U Granted JPS5958364U (ja) | 1982-10-12 | 1982-10-12 | 溶融金属用プロ−ブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5958364U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60139265U (ja) * | 1984-02-28 | 1985-09-14 | 日本鋼管株式会社 | 消耗型プロ−ブ |
DE102011116440A1 (de) * | 2011-10-20 | 2013-04-25 | Heraeus Electro-Nite International N.V. | Vorrichtung zum Messen von Parametern oder zur Probennahme in Eisen- oder Stahlschmelzen |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS491038A (ja) * | 1972-04-18 | 1974-01-08 | ||
JPS5119426A (ja) * | 1974-07-01 | 1976-02-16 | Philips Nv | |
JPS5437344U (ja) * | 1977-08-11 | 1979-03-12 | ||
JPS5444629U (ja) * | 1977-09-02 | 1979-03-27 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5223815Y2 (ja) * | 1972-04-13 | 1977-05-31 | ||
JPS6039792Y2 (ja) * | 1977-03-02 | 1985-11-29 | 日本鋼管株式会社 | 消耗型プロ−ブ |
-
1982
- 1982-10-12 JP JP15426182U patent/JPS5958364U/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS491038A (ja) * | 1972-04-18 | 1974-01-08 | ||
JPS5119426A (ja) * | 1974-07-01 | 1976-02-16 | Philips Nv | |
JPS5437344U (ja) * | 1977-08-11 | 1979-03-12 | ||
JPS5444629U (ja) * | 1977-09-02 | 1979-03-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5958364U (ja) | 1984-04-16 |
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