JPS63224839A - 圧延用鋼系ロ−ルの鋳造鋳型 - Google Patents

圧延用鋼系ロ−ルの鋳造鋳型

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JPS63224839A
JPS63224839A JP6054387A JP6054387A JPS63224839A JP S63224839 A JPS63224839 A JP S63224839A JP 6054387 A JP6054387 A JP 6054387A JP 6054387 A JP6054387 A JP 6054387A JP S63224839 A JPS63224839 A JP S63224839A
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JP
Japan
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mold
insulating material
heat insulating
solidification
upper neck
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Pending
Application number
JP6054387A
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English (en)
Inventor
Tadao Hashimoto
忠夫 橋本
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は圧延用鋼系ロールの鋳造鋳型に係り、特に、ロ
ー刀、胴部径に対して上ネック部の長さが長い圧延用鋼
系ロールの上ネック部に発生する欠陥を防止できる鋳造
鋳型に関する。
〔従来の技術〕
一般に圧延用鋼系ロール(以下単にロールと称する)の
鋳造鋳型は、第2図に示すようにロール胴部2を形成す
る金型4を中央に配し、その上下に上ネック部6を形成
する上型8と下ネック部10を形成する下型12を配し
て一体化したものである。
上型8は複数の上型8a、8b、8cから成り、内面を
砂14で造型したもので、特に最上段の上型8Cは、押
湯量の削減を目的として押湯を保温する電弧加熱いわゆ
るボッ1−トップを用いる場合は砂14の表面に耐火れ
んが16を張る。又、押湯保温のため耐火れんが16の
替りに発熱スリーブを使用する場合もある。
下型12は内面に冷し金18を張り、その表面を薄く砂
14て造型したものである。下型12の下部に湯道20
を設け、湯道20を介して溶湯を下型12、金型4、上
型8で形成される空間に注入し、溶湯」二面が最上段上
型8Cの所定位置に達したところて注湯を中止し、押湯
保温を施しながら冷却させてロール製品を得る。
上記ロール製造における基本は、下ネック部10からロ
ール胴部2、次いで」下ネック部6へ行くに従って順次
溶湯を凝固さゼること(以下指向性凝固と称する)と、
ロール胴部2の表面を金型4によって急冷してロール胴
部表層に所定の深さで所定の硬度を確保する乙とである
そのために鋳型の胴部径り。と上型径り、との関係が研
究され、その技術は一応確立されている。
更に強制的に押湯部を保温し、凝固指向性をより確実に
して押湯量の削減を図る手段が実開昭61−12784
6、特開昭57−22850で開示されている。すなわ
ち、実開昭61−127846は発熱性スリーブを押湯
部の内表面に張り、その発熱スリーブの背面に断熱材を
設けることによって、押湯保温効果をより高めたもので
ある。また、特開昭57−22850は、押湯部の壁面
に発熱性スリーブを張り、押湯頂部に発熱性保温材と断
熱性保温材を散布するものである。また、押湯部を積極
的に加熱するものとして前記のホットトップがある。
第3図にロール胴径り。およびロール胴径り。と上ネッ
ク部の長さLとの比と凝固逆転発生との関係を示した。
凝固逆転発生危険域を斜線で示したが、凝固逆転を第4
図により説明する。注入後の凝固時の上型8の内部は上
より、■ホットトップ有効域、■側面凝固先行域、◎指
向性凝固域とに分けられ、ロールの上ネック部6を点線
で示した。
凝固逆転とは、D。あるいはD0/Lが小さい場合に押
湯頂部を例えばホットトップで保温しても、■指向性凝
固域よりも先に■側面凝固先行域が凝固した場合をいう
。すなわち、下型12→胴部金型4→上型8下部と順次
指向性凝固してきて、◎指向性凝固域の上方の一部が凝
固完了前に■側面凝固先行域が凝固するいわゆる凝固逆
転現象を発生し、その結果、第5図に示す如く、上ネッ
ク部6に巣状欠陥22や割れを生ずることになる。
第3図からロール胴径D0に比して上ネック部の長さし
が長い鋼糸ロールでは凝固逆転域が発生しやすいが、こ
れを防止するには次の方法が考えられる。
(イ)鋳型の上型径D1を拡大する。
(ロ) 上型8の砂14を発熱スリーブ又は断熱スリー
ブに替える。
(ハ) ホットトップの加熱条件を強化し、垂直方向の
保温有効域を拡大する。
しかし、(イ)の方法は歩留が低下し加工代が増えコス
トが上昇し、(ロ)の方法は造型工数の増加とスリーブ
材料費が加わりコストが上昇する。また、(ハ)の方法
は押湯れんがが溶損し、次いでその溶損部に押湯が入り
、その状態で冷却するとロール全体が収縮する際に、溶
損部に入った押湯に拘束されてp−ルにき裂が入る問題
がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解消し、凝固
逆転域の発生を防止し健全な圧延用鋼系ロールを製造で
きる鋳造鋳型を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明の要
旨とするところは次の如くである。
すなわち、四−ル胴部径に対して上ネック部の長さが長
い圧延用鋼系ロールを竪型鋳造する砂型の上型および下
型と金型の胴部とから成る鋳造鋳型において、前記上型
の上ネック部と押湯の境界に相当する部位は鋳型枠に内
張された断熱材と前記断熱材の上に造型された砂とから
成ることを特徴とする圧延用鋼糸四−ルの鋳造鋳型であ
る。
本発明の詳細を第1図に図示の実施例により説明する。
第1図において、胴部の金型4および下型12は従来の
第2図と同一である。上型8は通常、嫂数個に分割され
ており、第1図においては、a、b、 cの3個に分割
されている。最下段の上型8aは従来の如<810□系
の砂14にベントナイトと水を加え混練したもので造型
されている。
最上段の上型8Cも従来の如く内面を砂14で造型し、
その内側をホットトップ加熱時におけるスラグおよび高
温のアークフレアーによる侵食を防止するため高耐火度
の耐火れんが16でライニングされている。
本発明は上型8の中段8bにその特徴がある。
すなわち、中段上型8bは上ネック部6と押湯の境界に
相当する部位であって、いわゆる凝固逆転の発生する領
域である。上型8bは、鋳型枠22の内面に断熱材24
が鋲と網金で固定され、その内側を砂14で造型した2
重構造式の断熱式鋳型となっており、断熱材24は溶湯
に接触しない。
断熱材24は砂14を造型する時の圧力に耐えるためあ
る程度の弾力性と、造型後の型乾燥中に燃焼しないよう
500℃以上の耐熱性を必要とし、その厚さは熱放散率
を従来の173以下とするため25〜50mmを確保す
る。また、断熱材24の施工範囲は凝固逆転域の形成範
囲のばらつきを考慮し、上ネック部8の上端を中心とし
て上下400〜800 mmとする。
ロール胴部径に対して上ネック部の長さが長い圧延用鋼
系ロールを本発明の鋳造鋳型で鋳造すると、上ネック部
と押湯の境界に相当する部位、いわゆる凝固逆転域にお
いて断熱材24が配されているので熱傅導が低下し側面
からの凝固が遅れ凝固逆転現象が防止され、健全なロー
ルを製造することができる。
なお、本発明の中段上型8bは、砂14の部分のみ溶湯
に接し、断熱材24は反復使用可能なため、断熱材24
の造型工数や材料費が特に増加することはない。
〔実施例〕
下記の製品寸法の継目無鋼管圧延用ロールを本発明の鋳
造鋳型を使用して鋳造した。
胴径   :560+nm 胴長   :350mm 下ネック部長さ ニア20mm 上ネック部長さ :950mm 鋳造鋳型は第1図に示す如く、中段の上型8bは鋳型枠
22の内面に25mm厚、600nwn幅のセラミック
ファイバー製の断熱材24を鋲と網金で固定し、断熱材
24の内面は砂を突き固めて造型し、他の部分は従来の
第2図と同様である。
この鋳型に、一般にアダマイトと称される第1表に化学
組成を示した高炭素合金鋼を電気炉で溶解し、1490
℃、2400kgの溶湯を下注ぎで鋳込んだ。鋳込終了
後、押湯上面にアーク安定用スラグ剤を20kg添加後
、80VX500Aの条件で25時間ホットトップを施
工し、常温まで鋳型内で徐冷した後、型はずし、熱処理
、機械加工等の工程を経て製造した圧延用ロールの上ネ
ック7一 部を超音波深鍋法によって内部の健全性を検査した。
第1表 これらの本発明例15例と第2図に示した従来の鋳型を
使用し他の条件ばすへて本発明例と同一である80例の
従来例について上ネック部の凝固逆転現象因の欠陥の発
生について結果をまとめて第2表に示した。
第2表 第2表において、従来例は欠陥発生率が43%の高率で
あるが、本発明例は欠陥が全く発生せず、本発明のすぐ
れた効果が確認された。なお、本発明例における鋳型の
セラミックファイバー製の断熱材は15回の反復使用に
よっても大きな損傷は見られなかった。
〔発明の効果〕
本発明は上記実施例からも明らかな如く、ロール胴部径
に対して上ネック部の長さが長い圧延用鋼系ロールの鋳
造において、上型鋳型の上ネック部と押湯の境界に相当
する部位を断熱材と砂の2重構造にすることによって、
上ネック部に発生する巣、割れ等の内部欠陥を皆無にす
る効果を挙げることができた。なお、本発明で使用する
断熱材は反復使用が可能であるのでコストが上昇するこ
とばない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の四−ル鋳型の断面図、第2図は従来の
ロール鋳型の断面図、第3図はロール胴径およびロール
胴径と上ネック部の長さとの比が凝固逆転発生に及ぼす
影響を示す関係図、第4図は上ネック部の凝固状態を示
す模式図、第5図は上ネック部の巣状欠陥の発生を示ず
斜視図である。 2・・・ロール胴部    4・・金型6・・・上ネッ
ク部    8・・上型10・・下ネック部   12
・・・下型14 ・砂       22・・・鋳型枠
24・・断熱材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ロール胴部径に対して上ネック部の長さが長い圧
    延用鋼系ロールを竪型鋳造する砂型の上型および下型と
    金型の胴部とから成る鋳造鋳型において、前記上型の上
    ネック部と押湯の境界に相当する部位は鋳型枠に内張さ
    れた断熱材と前記断熱材の上に造型された砂とから成る
    ことを特徴とする圧延用鋼系ロールの鋳造鋳型。
JP6054387A 1987-03-16 1987-03-16 圧延用鋼系ロ−ルの鋳造鋳型 Pending JPS63224839A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100894211B1 (ko) 2007-11-08 2009-04-22 현대제철 주식회사 열연롤금형
CN103302250A (zh) * 2013-06-25 2013-09-18 常州凯达重工科技有限公司 轧边辊模具以及采用该模具生产轧边辊的工艺
CN103521718A (zh) * 2013-09-23 2014-01-22 唐山联强冶金轧辊有限公司 大中型铸造轧辊捣打铸型补热、补缩方法及装置
CN105382207A (zh) * 2015-10-19 2016-03-09 中钢集团邢台机械轧辊有限公司 一种轧辊铸槽生产方法
CN111922293A (zh) * 2020-10-12 2020-11-13 常州凯达重工科技有限公司 具有坭芯座的轧辊用铸造模具及轧辊用落坭芯方法

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