JPS6322410B2 - - Google Patents
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- JPS6322410B2 JPS6322410B2 JP57081782A JP8178282A JPS6322410B2 JP S6322410 B2 JPS6322410 B2 JP S6322410B2 JP 57081782 A JP57081782 A JP 57081782A JP 8178282 A JP8178282 A JP 8178282A JP S6322410 B2 JPS6322410 B2 JP S6322410B2
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- Japan
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- chamber
- ion implantation
- wafer
- disk
- ion
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J37/00—Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
- H01J37/30—Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
- H01J37/317—Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation
- H01J37/3171—Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation for ion implantation
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、イオン注入室とデイスクを収納す
るチヤンバー室とを分離するとともに、両室間の
通路をバルブにより開閉自在に閉塞するようにし
たイオン注入装置に関する。
るチヤンバー室とを分離するとともに、両室間の
通路をバルブにより開閉自在に閉塞するようにし
たイオン注入装置に関する。
一般に、シリコンウエハーなどにイオンを注入
する場合、イオン源からのイオンビームをX方向
および該X方向に直交するY方向に走査してウエ
ハーの全面に均一にイオンを注入している。この
場合、小電流のイオンビームを走査させるには、
X、Y両方向ともビーム進行方向に直角に電場を
かけて静電的に行なえばよいが、これが大電流に
なると、空間電荷効果が大きくなり、均一な注入
が行なえないため、電場のかわりに電磁石などに
より磁場をつくり、これを用いてイオンビームを
走査させる必要がある。しかし、このように磁場
を用いてイオンビームを走査すると、これが重イ
オンの場合にはより強い磁場が必要になるため、
大きい電磁石が必要となり、装置が大形化する難
点がある。
する場合、イオン源からのイオンビームをX方向
および該X方向に直交するY方向に走査してウエ
ハーの全面に均一にイオンを注入している。この
場合、小電流のイオンビームを走査させるには、
X、Y両方向ともビーム進行方向に直角に電場を
かけて静電的に行なえばよいが、これが大電流に
なると、空間電荷効果が大きくなり、均一な注入
が行なえないため、電場のかわりに電磁石などに
より磁場をつくり、これを用いてイオンビームを
走査させる必要がある。しかし、このように磁場
を用いてイオンビームを走査すると、これが重イ
オンの場合にはより強い磁場が必要になるため、
大きい電磁石が必要となり、装置が大形化する難
点がある。
そこで、従来より、イオンビームを一方向(た
とえばX方向)に走査するとともに、複数枚のウ
エハーを装着したデイスクを回転して各ウエハー
を他方向(Y方向)に移動し、イオン注入するハ
イブリツドスキヤン方式、あるいは、イオンビー
ムは走査させずにスポツト状で入射し、複数枚の
ウエハーを装着したデイスクを回転(Y方向)お
よび直線移動(X方向)して各ウエハーにイオン
注入するメカニカルスキヤン方式を採用した種々
のイオン注入装置がある。
とえばX方向)に走査するとともに、複数枚のウ
エハーを装着したデイスクを回転して各ウエハー
を他方向(Y方向)に移動し、イオン注入するハ
イブリツドスキヤン方式、あるいは、イオンビー
ムは走査させずにスポツト状で入射し、複数枚の
ウエハーを装着したデイスクを回転(Y方向)お
よび直線移動(X方向)して各ウエハーにイオン
注入するメカニカルスキヤン方式を採用した種々
のイオン注入装置がある。
しかし、従来のイオン注入装置によると、これ
を高電圧大電流(たとえば200KV、15mA)で行
なう場合、ハイブリツドスキヤン方式のもので
は、電磁石の数が増し、装置が大形化するととも
に大重量になる欠点がある。また、メカニカルス
キヤン方式を採用した装置において、イオン入射
口に連通したチヤンバー内にデイスクを収納し、
チヤンバー内を真空に保持して当該チヤンバーご
と移動してデイスクをメカニカルスキヤンするも
のがあるが、これによると、チヤンバーの移動に
よりイオン注入時に大気に触れていた部分がこの
真空中に移動の都度入つてくることになるため、
真空度が低下し、しかも、摺動面の摩耗による経
時劣化で真空もれを起こす危険があり、真空度が
悪くなり、このため、真空ポンプの容量増加、真
空ポンプの保守作業増大のほかにイオンビームの
集束度が悪くなり、イオン注入の均一化が期待で
きず、良質のデバイスを得ることが困難な欠点が
ある。
を高電圧大電流(たとえば200KV、15mA)で行
なう場合、ハイブリツドスキヤン方式のもので
は、電磁石の数が増し、装置が大形化するととも
に大重量になる欠点がある。また、メカニカルス
キヤン方式を採用した装置において、イオン入射
口に連通したチヤンバー内にデイスクを収納し、
チヤンバー内を真空に保持して当該チヤンバーご
と移動してデイスクをメカニカルスキヤンするも
のがあるが、これによると、チヤンバーの移動に
よりイオン注入時に大気に触れていた部分がこの
真空中に移動の都度入つてくることになるため、
真空度が低下し、しかも、摺動面の摩耗による経
時劣化で真空もれを起こす危険があり、真空度が
悪くなり、このため、真空ポンプの容量増加、真
空ポンプの保守作業増大のほかにイオンビームの
集束度が悪くなり、イオン注入の均一化が期待で
きず、良質のデバイスを得ることが困難な欠点が
ある。
しかも、通常、ウエハーの全面でのイオンビー
ムの入射角の差は、これを常に3゜以下に保つ必要
がある。このため、従来のイオン注入装置におい
ては、ウエハーの保持具をキヤタピラ状に形成
し、これに複数枚のウエハーを装着し、保持具の
直線部のウエハーにイオンビームを照射するよう
にしたものがある。しかし、この種装置では、真
空引に際してガス放出が大きくなり、長時間真空
引きする必要が生じ、ウエハーにイオン注入する
時間割合が少なくなるため、ウエハーの処理枚数
が少なくなる不都合が生じ、しかも、1バツチ当
りのウエハー装着枚数を通常のものと同じにする
と、装置が大形化する欠点がある。
ムの入射角の差は、これを常に3゜以下に保つ必要
がある。このため、従来のイオン注入装置におい
ては、ウエハーの保持具をキヤタピラ状に形成
し、これに複数枚のウエハーを装着し、保持具の
直線部のウエハーにイオンビームを照射するよう
にしたものがある。しかし、この種装置では、真
空引に際してガス放出が大きくなり、長時間真空
引きする必要が生じ、ウエハーにイオン注入する
時間割合が少なくなるため、ウエハーの処理枚数
が少なくなる不都合が生じ、しかも、1バツチ当
りのウエハー装着枚数を通常のものと同じにする
と、装置が大形化する欠点がある。
また、この種イオン注入装置では、注入完了
後、デイスク上のウエハーを回収して新たに未注
入のウエハーを装着し、再びイオン注入を行なう
が、この回収、装着の間、イオンビームは出力し
続けるため無駄になり、イオンビームの利用効率
が悪く、しかも、ウエハーの単位時間当りの処理
枚数が少ない欠点がある。
後、デイスク上のウエハーを回収して新たに未注
入のウエハーを装着し、再びイオン注入を行なう
が、この回収、装着の間、イオンビームは出力し
続けるため無駄になり、イオンビームの利用効率
が悪く、しかも、ウエハーの単位時間当りの処理
枚数が少ない欠点がある。
この発明は、前記の点に留意してなされたもの
である。
である。
前記問題点を解決するための手段を、実施例に
対応する第1図ないし第8図を用いて以下に説明
する。
対応する第1図ないし第8図を用いて以下に説明
する。
まず、第1の発明は、外周部のイオン注入用タ
ーゲツトの複数個の装着部44を形成した円板状
のデイスク43aと、前記デイスク43aを回転
および前記デイスク43aの半径方向に移動自在
に収納したチヤンバー室21aと、イオン入射口
28を有するイオン注入室17と、前記イオン注
入室17と前記チヤンバー室21aとを連通し前
記デイスク43aの外周部のみが前記チヤンバー
室21aから前記イオン注入室17に導入される
断面が細長い通路31aと、前記通路31aを開
閉自在に閉塞するバルブ32aとを備えるという
技術的手段を講じている。
ーゲツトの複数個の装着部44を形成した円板状
のデイスク43aと、前記デイスク43aを回転
および前記デイスク43aの半径方向に移動自在
に収納したチヤンバー室21aと、イオン入射口
28を有するイオン注入室17と、前記イオン注
入室17と前記チヤンバー室21aとを連通し前
記デイスク43aの外周部のみが前記チヤンバー
室21aから前記イオン注入室17に導入される
断面が細長い通路31aと、前記通路31aを開
閉自在に閉塞するバルブ32aとを備えるという
技術的手段を講じている。
つぎに、第2の発明は、イオン入射口28を有
するイオン注入室17と、外周部にイオン注入用
ターゲツトの複数個の装着部44を形成した円板
状の2個のデイスク43a,43bと、前記両デ
イスク43a,43bをそれぞれ回転および前記
両デイスク43a,43bの半径方向に移動自在
に収納し前記イオン注入室17の両側に配設され
た2個のチヤンバー室21a,21bと、前記イ
オン注入室17と前記両チヤンバー室21a,2
1bとをそれぞれ連通し前記両デイスク43a,
43bの外周部のみが前記両チヤンバー室21
a,21bから前記イオン注入室17に導入され
る断面が細長い2個の通路31a,31bと、前
記両通路31a,31bをそれぞれ開閉自在に閉
塞する2個のバルブ32a,32bとを備え、前
記両デイスク43a,43bをそれぞれの前記通
路31a,31bを介して交互に前記イオン注入
室17に導入するという技術的手段を講じてい
る。
するイオン注入室17と、外周部にイオン注入用
ターゲツトの複数個の装着部44を形成した円板
状の2個のデイスク43a,43bと、前記両デ
イスク43a,43bをそれぞれ回転および前記
両デイスク43a,43bの半径方向に移動自在
に収納し前記イオン注入室17の両側に配設され
た2個のチヤンバー室21a,21bと、前記イ
オン注入室17と前記両チヤンバー室21a,2
1bとをそれぞれ連通し前記両デイスク43a,
43bの外周部のみが前記両チヤンバー室21
a,21bから前記イオン注入室17に導入され
る断面が細長い2個の通路31a,31bと、前
記両通路31a,31bをそれぞれ開閉自在に閉
塞する2個のバルブ32a,32bとを備え、前
記両デイスク43a,43bをそれぞれの前記通
路31a,31bを介して交互に前記イオン注入
室17に導入するという技術的手段を講じてい
る。
したがつて、第1の発明によると、イオン注入
の際、デイスク43aが収納されたチヤンバー室
21aを真空排気し、イオン注入室17と同程度
に真空排気したのち、通路31aのバルブ32a
を開いてデイスク43aの外周部のみをイオン注
入室17に導入し、デイスク43aをメカニカル
スキヤンしながら、該デイスク43aに装着され
たウエハー47にイオン注入し、注入完了後は、
デイスク43aをチヤンバー室21aに移動して
バルブ32aを閉じ、チヤンバー室21aを大気
圧に戻してウエハー47の回収および未注入ウエ
ハー47の装着を行なうことができ、イオン注入
室17の空間は小さくてよく、イオン注入室17
を常時高真空に保持できるとともに、イオン注入
時にはチヤンバー室21aを大気側と完全にしや
断できることになり、従来のような真空度低下が
なく、このため、集束度が良好で中性粒子の少な
いイオンビームを得ることができ、イオン注入の
均一度が増し、ドーズ量精度が良い良質のデバイ
スを得ることができるものである。
の際、デイスク43aが収納されたチヤンバー室
21aを真空排気し、イオン注入室17と同程度
に真空排気したのち、通路31aのバルブ32a
を開いてデイスク43aの外周部のみをイオン注
入室17に導入し、デイスク43aをメカニカル
スキヤンしながら、該デイスク43aに装着され
たウエハー47にイオン注入し、注入完了後は、
デイスク43aをチヤンバー室21aに移動して
バルブ32aを閉じ、チヤンバー室21aを大気
圧に戻してウエハー47の回収および未注入ウエ
ハー47の装着を行なうことができ、イオン注入
室17の空間は小さくてよく、イオン注入室17
を常時高真空に保持できるとともに、イオン注入
時にはチヤンバー室21aを大気側と完全にしや
断できることになり、従来のような真空度低下が
なく、このため、集束度が良好で中性粒子の少な
いイオンビームを得ることができ、イオン注入の
均一度が増し、ドーズ量精度が良い良質のデバイ
スを得ることができるものである。
また、デイスク43aを回転および移動してメ
カニカルスキヤンさせることができるため、イオ
ンビームは単にスポツト状に入射させることがで
き、イオンビームをスキヤン操作する必要がな
く、大電流の場合においても、電磁石が不要とな
り、装置を小形かつ軽量に製作できるものであ
る。
カニカルスキヤンさせることができるため、イオ
ンビームは単にスポツト状に入射させることがで
き、イオンビームをスキヤン操作する必要がな
く、大電流の場合においても、電磁石が不要とな
り、装置を小形かつ軽量に製作できるものであ
る。
つぎに、第2の発明によると、前述の作用はも
ちろんのこと、一方のチヤンバー21aのデイス
ク43aの外周部のみをイオン注入室17に導入
してイオン注入するとともに、他方のチヤンバー
21bのデイスク43bにおいて、注入が完了し
たウエハー47の回収および未注入のウエハー4
7の装着を行ない、イオン注入とウエハー47の
回収・装着とを同時に並行して行なうことができ
るものであり、一方のデイスク43aのウエハー
47をイオン注入後、速やかに他方のデイスク4
3bの外周部のみをイオン注入室17に導入して
イオン注入させることができ、単位時間当りのウ
エハー47の処理枚数が約2倍に増大するととも
に、イオンビームをほとんど無駄にすることはな
く、利用効率を高めることができるものである。
ちろんのこと、一方のチヤンバー21aのデイス
ク43aの外周部のみをイオン注入室17に導入
してイオン注入するとともに、他方のチヤンバー
21bのデイスク43bにおいて、注入が完了し
たウエハー47の回収および未注入のウエハー4
7の装着を行ない、イオン注入とウエハー47の
回収・装着とを同時に並行して行なうことができ
るものであり、一方のデイスク43aのウエハー
47をイオン注入後、速やかに他方のデイスク4
3bの外周部のみをイオン注入室17に導入して
イオン注入させることができ、単位時間当りのウ
エハー47の処理枚数が約2倍に増大するととも
に、イオンビームをほとんど無駄にすることはな
く、利用効率を高めることができるものである。
つぎにこの発明を、その1実施例を示した図面
とともに詳細に説明する。
とともに詳細に説明する。
第1図および第2図は大電流イオン注入装置の
全体を示し、1は筐体状の装置本体、2は高圧
部、3は加速管、4はベローズ、5はゲートバル
ブ、6はイオンビーム入射管であり、後述のイオ
ン注入室にイオン入射口を介して連通しており、
高圧部2で発生されたイオンビームが加速管3、
ベローズ4、ゲートバルブ5およびイオンビーム
入射管6を通つてイオン入射口よりイオン注入室
内に入射される。ここで、イオンビームの入射角
は、イオン注入室との間でチヤネリング効果を考
慮した角度に調整されている。7はゲートバル
ブ、8はゲートバルブ7、ベローズ4、ゲートバ
ルブ5および入射管6を介してイオン注入室内を
高真空に排気するポンプ、9は該ポンプ8の前段
真空排気用荒引ポンプであり、両ポンプ8,9に
よりイオン注入室が高真空に保持される。10は
冷却水用熱交換器、11は冷媒循環ポンプ、1
2,13は加速電源、14は制御盤である。
全体を示し、1は筐体状の装置本体、2は高圧
部、3は加速管、4はベローズ、5はゲートバル
ブ、6はイオンビーム入射管であり、後述のイオ
ン注入室にイオン入射口を介して連通しており、
高圧部2で発生されたイオンビームが加速管3、
ベローズ4、ゲートバルブ5およびイオンビーム
入射管6を通つてイオン入射口よりイオン注入室
内に入射される。ここで、イオンビームの入射角
は、イオン注入室との間でチヤネリング効果を考
慮した角度に調整されている。7はゲートバル
ブ、8はゲートバルブ7、ベローズ4、ゲートバ
ルブ5および入射管6を介してイオン注入室内を
高真空に排気するポンプ、9は該ポンプ8の前段
真空排気用荒引ポンプであり、両ポンプ8,9に
よりイオン注入室が高真空に保持される。10は
冷却水用熱交換器、11は冷媒循環ポンプ、1
2,13は加速電源、14は制御盤である。
15は装置本体1の前側に設けられたエンドス
テーシヨン、16はエンドステーシヨン15上の
装置本体1の前面に一体に設けられ中央部にイオ
ン注入室17を形成するとともにその左右の両側
部にほぼ円形の第1、第2チヤンバー本体18
a,18bを一体に有するターゲツトチヤンバ
ー、19a,19bは第1,第2チヤンバー本体
18a,18bにそれぞれヒンジ20a,20b
を介して前後に開閉自在に設けられた円形の第
1、第2チヤンバー蓋、21a,21bは第1、
第2チヤンバー本体18a,18bと第1、第2
チヤンバー蓋19a,19bとのそれぞれの間に
形成されイオン注入室17の左右の両側に位置す
る第1、第2チヤンバー室、22は第1チヤンバ
ー蓋19aを開閉操作するエアシリンダー、油圧
シリンダー等のシリンダーであり、第2チヤンバ
ー蓋19bも同様のシリンダーで開閉操作され
る。23はエンドステーシヨン15上の各チヤン
バー蓋19a,19bの前方に突設され各チヤン
バー蓋19a,19bの開時にこれを水平に保持
する保持具、24a,24bは装置本体1に内蔵
されそれぞれ第1、第2チヤンバー室21a,2
1b内を真空排気口25a,25bを介して真空
排気するポンプ、26は荒引ポンプであり、前記
ポンプ24a,24bとともに、第1、第2チヤ
ンバー室21a,21b内を高真空に保持する。
27a,27bはエンドステーシヨン15上に設
けられそれぞれ第1、第2チヤンバー蓋19a,
19bの前方に位置するウエハーのハンドリング
装置であり、それぞれウエハー回収部27a′,2
7b′とウエハー装着部27a″,27b″とからな
り、詳細は後述する。
テーシヨン、16はエンドステーシヨン15上の
装置本体1の前面に一体に設けられ中央部にイオ
ン注入室17を形成するとともにその左右の両側
部にほぼ円形の第1、第2チヤンバー本体18
a,18bを一体に有するターゲツトチヤンバ
ー、19a,19bは第1,第2チヤンバー本体
18a,18bにそれぞれヒンジ20a,20b
を介して前後に開閉自在に設けられた円形の第
1、第2チヤンバー蓋、21a,21bは第1、
第2チヤンバー本体18a,18bと第1、第2
チヤンバー蓋19a,19bとのそれぞれの間に
形成されイオン注入室17の左右の両側に位置す
る第1、第2チヤンバー室、22は第1チヤンバ
ー蓋19aを開閉操作するエアシリンダー、油圧
シリンダー等のシリンダーであり、第2チヤンバ
ー蓋19bも同様のシリンダーで開閉操作され
る。23はエンドステーシヨン15上の各チヤン
バー蓋19a,19bの前方に突設され各チヤン
バー蓋19a,19bの開時にこれを水平に保持
する保持具、24a,24bは装置本体1に内蔵
されそれぞれ第1、第2チヤンバー室21a,2
1b内を真空排気口25a,25bを介して真空
排気するポンプ、26は荒引ポンプであり、前記
ポンプ24a,24bとともに、第1、第2チヤ
ンバー室21a,21b内を高真空に保持する。
27a,27bはエンドステーシヨン15上に設
けられそれぞれ第1、第2チヤンバー蓋19a,
19bの前方に位置するウエハーのハンドリング
装置であり、それぞれウエハー回収部27a′,2
7b′とウエハー装着部27a″,27b″とからな
り、詳細は後述する。
また、第3図および第4図はターゲツトチヤン
バー16部分の詳細を示し、28はイオンビーム
入射管6とイオン注入室17とを連通するイオン
入射口、29はエレクトロンサプレツサー、31
a,31bはイオン注入室17と両チヤンバー室
21a,21bとをそれぞれ連通する断面が細長
い通路、32a,32bは両通路31a,31b
を回転移動により開閉自在に閉塞する断面ほぼ半
円形のバルブであり、両バルブ32a,32bは
それぞれ両チヤンバー室21a,21b内を回転
移動する。
バー16部分の詳細を示し、28はイオンビーム
入射管6とイオン注入室17とを連通するイオン
入射口、29はエレクトロンサプレツサー、31
a,31bはイオン注入室17と両チヤンバー室
21a,21bとをそれぞれ連通する断面が細長
い通路、32a,32bは両通路31a,31b
を回転移動により開閉自在に閉塞する断面ほぼ半
円形のバルブであり、両バルブ32a,32bは
それぞれ両チヤンバー室21a,21b内を回転
移動する。
33a,33bおよび34a,34bは両チヤ
ンバー蓋19a,19bのそれぞれの外側面に支
持された後述のデイスクの回転用モータおよび並
進移動用モータであり、それぞれの回転軸はチヤ
ンバー蓋19a,19b内に導入されている。3
5a,35bは両チヤンバー蓋19a,19bの
内側に回転自在に設けられた左右方向の回転駆動
軸であり、それぞれ回転用モータ33a,33b
の回転軸に傘歯車機構36a,36bを介して連
結されている。37a,37bは両チヤンバー蓋
19a,19bの内側に回転自在に設けられ回転
駆動軸35a,35bに平行な左右方向の移動用
駆動軸であり、それぞれ並進移動用モータ34
a,34bの回転軸に傘歯車機構を介して連結さ
れている。38a,38bは両チヤンバー蓋19
a,19bの内側に左右方向に設けられた対のガ
イドレール、39a,39bは該対のガイドレー
ル38a,38bにそれぞれ左右方向に移動自在
に支持された移動体であり、両移動体39a,3
9bにはそれぞれ移動用駆動軸37a,37bに
噛合するめねじが形成され、並進移動用モータ3
4a,34bの駆動により駆動軸37a,37b
が回転することにより、両移動体39a,39b
がそれぞれガイドレール38a,38bに沿つて
左右方向に直線移動される。40は第5図に示す
ように移動体39aに内装され回転駆動軸35a
が挿通されるとともに該駆動軸35aにより回転
されるねじ車であり、他の移動体39bにも同様
に当該の回転駆動軸35bにより回転されるねじ
車が内装されている。41a,41bは両移動体
39a,39bに回転自在に支持された軸であ
り、第5図に示すように、軸41aの中腹部には
移動体39aのねじ車40に噛合する歯車42が
一体に設けられ、回転駆動軸35aの回転により
軸41aが回転するようになつており、他の軸4
1bにも同様の歯車が設けられ、当該軸41bが
回転駆動軸35bにより回転される。
ンバー蓋19a,19bのそれぞれの外側面に支
持された後述のデイスクの回転用モータおよび並
進移動用モータであり、それぞれの回転軸はチヤ
ンバー蓋19a,19b内に導入されている。3
5a,35bは両チヤンバー蓋19a,19bの
内側に回転自在に設けられた左右方向の回転駆動
軸であり、それぞれ回転用モータ33a,33b
の回転軸に傘歯車機構36a,36bを介して連
結されている。37a,37bは両チヤンバー蓋
19a,19bの内側に回転自在に設けられ回転
駆動軸35a,35bに平行な左右方向の移動用
駆動軸であり、それぞれ並進移動用モータ34
a,34bの回転軸に傘歯車機構を介して連結さ
れている。38a,38bは両チヤンバー蓋19
a,19bの内側に左右方向に設けられた対のガ
イドレール、39a,39bは該対のガイドレー
ル38a,38bにそれぞれ左右方向に移動自在
に支持された移動体であり、両移動体39a,3
9bにはそれぞれ移動用駆動軸37a,37bに
噛合するめねじが形成され、並進移動用モータ3
4a,34bの駆動により駆動軸37a,37b
が回転することにより、両移動体39a,39b
がそれぞれガイドレール38a,38bに沿つて
左右方向に直線移動される。40は第5図に示す
ように移動体39aに内装され回転駆動軸35a
が挿通されるとともに該駆動軸35aにより回転
されるねじ車であり、他の移動体39bにも同様
に当該の回転駆動軸35bにより回転されるねじ
車が内装されている。41a,41bは両移動体
39a,39bに回転自在に支持された軸であ
り、第5図に示すように、軸41aの中腹部には
移動体39aのねじ車40に噛合する歯車42が
一体に設けられ、回転駆動軸35aの回転により
軸41aが回転するようになつており、他の軸4
1bにも同様の歯車が設けられ、当該軸41bが
回転駆動軸35bにより回転される。
43a,43bは両チヤンバー室21a,21
bに収納されそれぞれ軸41a,41bの上端部
に支持された円板状の第1、第2デイスクであ
り、両デイスク43a,43bはそれぞれ回転用
モータ33a,33bおよび並進移動用モータ3
4a,34bにより回転および移動される。この
両デイスク43a,43bはその移動によりそれ
ぞれ通路31a,31bを通してイオン注入室1
7に導入自在となつている。44は第6図に示す
ように両デイスク43a,43bの外周部に等間
隔に形成された複数個のウエハー装着部であり、
それぞれ外方に開口した1対の溝45を有する。
46は各ウエハー装着部44に設けられ当該装着
部44にウエハー47を圧接して保持する馬蹄形
のホルダである。
bに収納されそれぞれ軸41a,41bの上端部
に支持された円板状の第1、第2デイスクであ
り、両デイスク43a,43bはそれぞれ回転用
モータ33a,33bおよび並進移動用モータ3
4a,34bにより回転および移動される。この
両デイスク43a,43bはその移動によりそれ
ぞれ通路31a,31bを通してイオン注入室1
7に導入自在となつている。44は第6図に示す
ように両デイスク43a,43bの外周部に等間
隔に形成された複数個のウエハー装着部であり、
それぞれ外方に開口した1対の溝45を有する。
46は各ウエハー装着部44に設けられ当該装着
部44にウエハー47を圧接して保持する馬蹄形
のホルダである。
48,49は第5図に示すように両軸41a,
41bにそれぞれ軸方向に形成された冷却媒体の
往路、還路、50はデイスク43a,43bの各
装着部44内に形成されそれぞれ両溝45に沿つ
て蛇行状の冷却路であり、第6図に示すように、
各装着部44の冷却路50の一端および他端がそ
れぞれ放射状の案内通路51を介して往路48お
よび還路49に連通され、各冷却路50が並列接
続されている。なお、各冷却路50はこれを直列
あるいは直並列に接続してもよい。52は両軸4
1a,41bのそれぞれの下端部の外周に気密に
かつ回転自在に円筒ジヨイント53を設けて構成
された第1のロータリジヨイントであり、軸41
a,41bの外周面および円筒ジヨイント53の
内周面にはそれぞれ互いに合致する断面半円形の
3条の環状溝が形成され、これにより3条の環状
通路54x、54y、54zが形成されており、
両環状通路54x、54yがそれぞれ軸41a,
41bの往路48、還路49に連通されている。
55は軸ジヨイント56および円筒ジヨイント5
7からなる第2のロータリジヨイントであり、両
ジヨイント56,57間に前記と同様にして3条
の環状通路58x、58y、58zが形成されて
おり、軸ジヨイント57内にはこれら通路58
x、58y、58zに連通する通路59x、59
y、59zが形成されている。60x、60y、
60zは両ロータリジヨイント52,55間を接
続し環状通路54x、54y、54zと環状通路
58x、58y、58zとをそれぞれ連通する冷
却水の往管、還管、真空排気管、61は軸ジヨイ
ント62および円筒ジヨイント63からなる第3
のロータリジヨイントであり、それぞれチヤンバ
ー蓋19a,19bの内面に支持体64を介して
固定され、両ジヨイント62,63間には3条の
環状通路65x、65y、65zが形成されると
ともに、これら通路65x、65y、65zが軸
ジヨイント62の通路66x、66y、66zに
連通されている。67x、67y、67zは両ロ
ータリジヨイト55,61間を接続し通路59
x、59y、59zと通路66x、66y、66
zとをそれぞれ連通する往路、還路、真空排気
管、68x、68y、68zは冷却水供給管、回
収管、真空排気管であり、水等の冷却媒体が供給
管68xより第3のロータリジヨイント61、第
2のロータリジヨイント55、第1のロータリジ
ヨイント52を通つて軸41a,41bの往路4
8に至り、これが分岐してデイスク43a,43
bの各装着部44の冷却路50に供給され、当該
装着部44のウエハー47を冷却したのち、軸4
1a,41bの還路49に戻り、第1、第2、第
3のロータリジヨイント52,55,61を通つ
て回収管68yより回収される。69は各ロータ
リジヨイント52,55,61における可動部の
Oリングであり、可動部における水もれを防止し
ており、万一Oリング69で水もれが起きても、
真空排気管68zより真空引されることにより、
各環状通路54z、58z、65zよりもれ水が
吸引され、チヤンバー室21a,21b内への水
もれが確実に防止される。ここで、各デイスク4
3a,43bはそれぞれ移動体39a,39bと
ともに左右方向に移動するが、前記3つのロータ
リジヨイント52,55,61を介して冷却水の
循環経路を構成することにより、各デイスク43
a,43b上のウエハー47の冷却が可能とな
る。
41bにそれぞれ軸方向に形成された冷却媒体の
往路、還路、50はデイスク43a,43bの各
装着部44内に形成されそれぞれ両溝45に沿つ
て蛇行状の冷却路であり、第6図に示すように、
各装着部44の冷却路50の一端および他端がそ
れぞれ放射状の案内通路51を介して往路48お
よび還路49に連通され、各冷却路50が並列接
続されている。なお、各冷却路50はこれを直列
あるいは直並列に接続してもよい。52は両軸4
1a,41bのそれぞれの下端部の外周に気密に
かつ回転自在に円筒ジヨイント53を設けて構成
された第1のロータリジヨイントであり、軸41
a,41bの外周面および円筒ジヨイント53の
内周面にはそれぞれ互いに合致する断面半円形の
3条の環状溝が形成され、これにより3条の環状
通路54x、54y、54zが形成されており、
両環状通路54x、54yがそれぞれ軸41a,
41bの往路48、還路49に連通されている。
55は軸ジヨイント56および円筒ジヨイント5
7からなる第2のロータリジヨイントであり、両
ジヨイント56,57間に前記と同様にして3条
の環状通路58x、58y、58zが形成されて
おり、軸ジヨイント57内にはこれら通路58
x、58y、58zに連通する通路59x、59
y、59zが形成されている。60x、60y、
60zは両ロータリジヨイント52,55間を接
続し環状通路54x、54y、54zと環状通路
58x、58y、58zとをそれぞれ連通する冷
却水の往管、還管、真空排気管、61は軸ジヨイ
ント62および円筒ジヨイント63からなる第3
のロータリジヨイントであり、それぞれチヤンバ
ー蓋19a,19bの内面に支持体64を介して
固定され、両ジヨイント62,63間には3条の
環状通路65x、65y、65zが形成されると
ともに、これら通路65x、65y、65zが軸
ジヨイント62の通路66x、66y、66zに
連通されている。67x、67y、67zは両ロ
ータリジヨイト55,61間を接続し通路59
x、59y、59zと通路66x、66y、66
zとをそれぞれ連通する往路、還路、真空排気
管、68x、68y、68zは冷却水供給管、回
収管、真空排気管であり、水等の冷却媒体が供給
管68xより第3のロータリジヨイント61、第
2のロータリジヨイント55、第1のロータリジ
ヨイント52を通つて軸41a,41bの往路4
8に至り、これが分岐してデイスク43a,43
bの各装着部44の冷却路50に供給され、当該
装着部44のウエハー47を冷却したのち、軸4
1a,41bの還路49に戻り、第1、第2、第
3のロータリジヨイント52,55,61を通つ
て回収管68yより回収される。69は各ロータ
リジヨイント52,55,61における可動部の
Oリングであり、可動部における水もれを防止し
ており、万一Oリング69で水もれが起きても、
真空排気管68zより真空引されることにより、
各環状通路54z、58z、65zよりもれ水が
吸引され、チヤンバー室21a,21b内への水
もれが確実に防止される。ここで、各デイスク4
3a,43bはそれぞれ移動体39a,39bと
ともに左右方向に移動するが、前記3つのロータ
リジヨイント52,55,61を介して冷却水の
循環経路を構成することにより、各デイスク43
a,43b上のウエハー47の冷却が可能とな
る。
さらに、第7図および第8図はウエハー47の
ハンドリング装置27a,27bの詳細を示し、
70はエンドステーシヨン15上にガイドレール
71を介して前後に移動自在に設けられた基台、
72は基台70に支柱73を介して水平に支持さ
れた操作台、74は操作台72に上下動自在に支
持され昇降シリンダ75により上下動操作される
搬送台、76は搬送台74に前後方向に設けられ
モータ77により搬送移動される2つの平行な搬
送ベルトであり、それぞれデイスク43a,43
bの装着部44の両溝45に挿入自在となる。7
8は搬送台74の先端に立設された押し棒であ
り、基台70を移動して搬送台74をデイスク4
3a,43bの装着部44の下方に位置したの
ち、搬送台74を上動することにより、押し棒7
8がホルダ46の操作棒46′を押し、該ホルダ
46が装着部44上に浮くとともに、2つの搬送
ベルト76がそれぞれ溝45に挿入される。79
は操作台72の基部に昇降装置80を介して支持
され複数枚のウエハー47が多段に収納されたウ
エハーキヤリヤである。なお、各ハンドリング装
置27a,27bには、前記した構成のものが2
台ずつ備えられ、一方がウエハー回収部27a′,
27b′となり、他方がウエハー装着部27a″,2
7b″となる。なお、ウエハー回収部とウエハー装
着部とを備えた1組のハンドリング装置を用い、
両デイスク43a,43bに対し兼用するように
してもよい。
ハンドリング装置27a,27bの詳細を示し、
70はエンドステーシヨン15上にガイドレール
71を介して前後に移動自在に設けられた基台、
72は基台70に支柱73を介して水平に支持さ
れた操作台、74は操作台72に上下動自在に支
持され昇降シリンダ75により上下動操作される
搬送台、76は搬送台74に前後方向に設けられ
モータ77により搬送移動される2つの平行な搬
送ベルトであり、それぞれデイスク43a,43
bの装着部44の両溝45に挿入自在となる。7
8は搬送台74の先端に立設された押し棒であ
り、基台70を移動して搬送台74をデイスク4
3a,43bの装着部44の下方に位置したの
ち、搬送台74を上動することにより、押し棒7
8がホルダ46の操作棒46′を押し、該ホルダ
46が装着部44上に浮くとともに、2つの搬送
ベルト76がそれぞれ溝45に挿入される。79
は操作台72の基部に昇降装置80を介して支持
され複数枚のウエハー47が多段に収納されたウ
エハーキヤリヤである。なお、各ハンドリング装
置27a,27bには、前記した構成のものが2
台ずつ備えられ、一方がウエハー回収部27a′,
27b′となり、他方がウエハー装着部27a″,2
7b″となる。なお、ウエハー回収部とウエハー装
着部とを備えた1組のハンドリング装置を用い、
両デイスク43a,43bに対し兼用するように
してもよい。
つぎに、前記実施例の動作について説明する。
まず、第1チヤンバー蓋19aの第1デイスク
43aに装着された複数枚のウエハー47にイオ
ン注入する場合、第1図および第2図に示すよう
に、第1チヤンバー蓋19aを閉じて第1チヤン
バー室21a内を真空排気する。そして、第1チ
ヤンバー室21aがイオン注入室17と同程度の
高真空に排気されると、バルブ32aが動作し、
第1チヤンバー室21aがイオン注入室17に通
路31aを介して連通される。つぎに、回転用モ
ータ33aおよび並進移動用モータ34aが駆動
し、移動体39aとともにデイスク43aが左
方、すなわちイオン注入室17側へ回転しながら
移動し、当該デイスク43aの約半分が通路31
aを通つてイオン注入室17に導入される。この
状態で、両モータ33a,34aによりデイスク
43aは回転しながら左右に概略(ウエハー直
径)+(ビームスポツト直径)の2倍の幅で並進移
動する。したがつて、スポツト状でイオン入射口
28から入射されるイオンビームによりウエハー
47は、すべて全面均一にイオン注入される。こ
のとき、第1デイスク43aの各ウエハー47
は、前記ロータリジヨイント52,55,61を
経由して循環される冷却媒体により冷却される。
43aに装着された複数枚のウエハー47にイオ
ン注入する場合、第1図および第2図に示すよう
に、第1チヤンバー蓋19aを閉じて第1チヤン
バー室21a内を真空排気する。そして、第1チ
ヤンバー室21aがイオン注入室17と同程度の
高真空に排気されると、バルブ32aが動作し、
第1チヤンバー室21aがイオン注入室17に通
路31aを介して連通される。つぎに、回転用モ
ータ33aおよび並進移動用モータ34aが駆動
し、移動体39aとともにデイスク43aが左
方、すなわちイオン注入室17側へ回転しながら
移動し、当該デイスク43aの約半分が通路31
aを通つてイオン注入室17に導入される。この
状態で、両モータ33a,34aによりデイスク
43aは回転しながら左右に概略(ウエハー直
径)+(ビームスポツト直径)の2倍の幅で並進移
動する。したがつて、スポツト状でイオン入射口
28から入射されるイオンビームによりウエハー
47は、すべて全面均一にイオン注入される。こ
のとき、第1デイスク43aの各ウエハー47
は、前記ロータリジヨイント52,55,61を
経由して循環される冷却媒体により冷却される。
この動作時、第2図に示すように、第2チヤン
バー蓋19bは水平に開かれ、ハンドリング装置
27bのウエハー回収部27b′により、第2デイ
スク43b上のイオン注入後のウエハー47が回
収されるとともに、ウエハー装着部27b″によ
り、未注入ウエハー47の装着がそれぞれ行なわ
れる。すなわち、ウエハー47の回収は、第7図
に示すように、搬送台74を第2デイスク43b
の下方へ移動してこれを上昇し、第8図に示すよ
うに、注入完了ウエハー47のホルダ46を押し
棒78で浮かせるとともに、装着部44の溝45
を介して搬送ベルト76上に当該ウエハー47を
乗せる。そして、モータ77によりベルト76上
のウエハー47をウエハーキヤリヤ79内に案内
し、ウエハーキヤリヤ79内に収納する。その
後、搬送台74を下降し、デイスク43bの回転
による次の装着部44の到来を待機する。また、
ウエハー47の装着は、前述のようにしてウエハ
ー47が回収されてしまつた装着部44の下方に
搬送台74を案内し、これを上昇して当該装着部
44のホルダ46を浮かせ、未注入ウエハー47
が収納されたウエハーキヤリヤ79を下動して最
下段のウエハー47を1対の搬送ベルト76上に
載置する。そして、モータ77を回転してウエハ
ーキヤリヤ79内のウエハー47を装着部44に
案内し、その後、搬送台74を下降し、ホルダ4
6により装着部44上にウエハー47を保持す
る。このウエハー47の回収および装着は同時に
進行し、また、デイスク43bは回転用モータ3
3bにより節動回転されるものである。
バー蓋19bは水平に開かれ、ハンドリング装置
27bのウエハー回収部27b′により、第2デイ
スク43b上のイオン注入後のウエハー47が回
収されるとともに、ウエハー装着部27b″によ
り、未注入ウエハー47の装着がそれぞれ行なわ
れる。すなわち、ウエハー47の回収は、第7図
に示すように、搬送台74を第2デイスク43b
の下方へ移動してこれを上昇し、第8図に示すよ
うに、注入完了ウエハー47のホルダ46を押し
棒78で浮かせるとともに、装着部44の溝45
を介して搬送ベルト76上に当該ウエハー47を
乗せる。そして、モータ77によりベルト76上
のウエハー47をウエハーキヤリヤ79内に案内
し、ウエハーキヤリヤ79内に収納する。その
後、搬送台74を下降し、デイスク43bの回転
による次の装着部44の到来を待機する。また、
ウエハー47の装着は、前述のようにしてウエハ
ー47が回収されてしまつた装着部44の下方に
搬送台74を案内し、これを上昇して当該装着部
44のホルダ46を浮かせ、未注入ウエハー47
が収納されたウエハーキヤリヤ79を下動して最
下段のウエハー47を1対の搬送ベルト76上に
載置する。そして、モータ77を回転してウエハ
ーキヤリヤ79内のウエハー47を装着部44に
案内し、その後、搬送台74を下降し、ホルダ4
6により装着部44上にウエハー47を保持す
る。このウエハー47の回収および装着は同時に
進行し、また、デイスク43bは回転用モータ3
3bにより節動回転されるものである。
つぎに、第2デイスク43bに未注入ウエハー
47を装着し終えると、第3図および第4図に示
すように、第2チヤンバー蓋19bを閉じて第2
チヤンバー室21bを真空排気し、回転用モータ
33bにより第2デイスク43bを回転するとと
もに、第2デイスク43b内に冷却水を循環し、
第1デイスク43aのウエハー47のイオン注入
完了を待機する。
47を装着し終えると、第3図および第4図に示
すように、第2チヤンバー蓋19bを閉じて第2
チヤンバー室21bを真空排気し、回転用モータ
33bにより第2デイスク43bを回転するとと
もに、第2デイスク43b内に冷却水を循環し、
第1デイスク43aのウエハー47のイオン注入
完了を待機する。
そして、第1デイスク43aのウエハー47へ
のイオン注入が終了すると、当該デイスク43a
は第1チヤンバー室21a内へ移動され、バルブ
32aを閉じ、第1チヤンバー室21aが大気圧
に戻されるとともに、今度はバルブ32bが開い
て第2チヤンバー室21aがイオン注入室17に
連通され、第2デイスク43bがその並進移動用
モータ34bにより通路31bを介してイオン注
入室17に導入され、第2デイスク43bのウエ
ハー47へのイオン注入が行なわれる。また、こ
の動作時、第1チヤンバー蓋19aが水平に開か
れ、第1デイスク43aが節動回転されながら、
前記と同様にして、ハンドリング装置27aによ
り注入完了ウエハー47の回収および未注入ウエ
ハー47の装着が行なわれる。
のイオン注入が終了すると、当該デイスク43a
は第1チヤンバー室21a内へ移動され、バルブ
32aを閉じ、第1チヤンバー室21aが大気圧
に戻されるとともに、今度はバルブ32bが開い
て第2チヤンバー室21aがイオン注入室17に
連通され、第2デイスク43bがその並進移動用
モータ34bにより通路31bを介してイオン注
入室17に導入され、第2デイスク43bのウエ
ハー47へのイオン注入が行なわれる。また、こ
の動作時、第1チヤンバー蓋19aが水平に開か
れ、第1デイスク43aが節動回転されながら、
前記と同様にして、ハンドリング装置27aによ
り注入完了ウエハー47の回収および未注入ウエ
ハー47の装着が行なわれる。
したがつて、前記実施例によると、イオン注入
室17と第1,第2チヤンバー室21a,21b
とを分離し、両チヤンバー室21a,21bにそ
れぞれ収納されたデイスク43a,43bのうち
一方のウエハー47にイオン注入する場合、当該
チヤンバー室21a,21bを真空排気したの
ち、デイスク43a,43bをイオン注入室17
に導入してイオン注入することができるため、大
気側とは完全にしや断された状態でイオン注入が
行なえ、しかも、イオン注入室17を常時高真空
に維持しておくことができ、よく集中された中性
粒子の少ないイオンビームを得ることができ、イ
オン注入の均一度を増すとともに、ドーズ量精度
が良好となり、良質のデバイスを製造することが
できるものである。また、第1、第2チヤンバー
室21a,21bをイオン注入室17の両側に設
けるため、両デイスク43a,43bのイオン注
入にイオン注入室17を交互に使用し、共用する
ことができ、イオン注入とウエハー47の回収・
装着とを同時進行させることができるものであ
り、大電流イオンビームを扱う場合でも所要時間
が約1/2となり、単位時間当りのウエハー47の
処理枚数が約2倍に増大し、しかも、イオン注入
室17を共用することにより、イオンビームがほ
とんど無駄にならず、利用効率を大幅に高めるこ
とができるものである。
室17と第1,第2チヤンバー室21a,21b
とを分離し、両チヤンバー室21a,21bにそ
れぞれ収納されたデイスク43a,43bのうち
一方のウエハー47にイオン注入する場合、当該
チヤンバー室21a,21bを真空排気したの
ち、デイスク43a,43bをイオン注入室17
に導入してイオン注入することができるため、大
気側とは完全にしや断された状態でイオン注入が
行なえ、しかも、イオン注入室17を常時高真空
に維持しておくことができ、よく集中された中性
粒子の少ないイオンビームを得ることができ、イ
オン注入の均一度を増すとともに、ドーズ量精度
が良好となり、良質のデバイスを製造することが
できるものである。また、第1、第2チヤンバー
室21a,21bをイオン注入室17の両側に設
けるため、両デイスク43a,43bのイオン注
入にイオン注入室17を交互に使用し、共用する
ことができ、イオン注入とウエハー47の回収・
装着とを同時進行させることができるものであ
り、大電流イオンビームを扱う場合でも所要時間
が約1/2となり、単位時間当りのウエハー47の
処理枚数が約2倍に増大し、しかも、イオン注入
室17を共用することにより、イオンビームがほ
とんど無駄にならず、利用効率を大幅に高めるこ
とができるものである。
また、第1、第2デイスク43a,43bはそ
れぞれ回転用モータ33a,33bおよび並進移
動用モータ34a,34bにより回転および移動
を行ない、メカニカルスキヤンさせることができ
るため、イオンビームは単にスポツト状に入射さ
せればよく、大電流イオンビームそのものをスキ
ヤンさせる必要がなく、大電流ビームスキヤンに
必要な電磁石が不要となり、装置を軽量化、小形
化できるものである。
れぞれ回転用モータ33a,33bおよび並進移
動用モータ34a,34bにより回転および移動
を行ない、メカニカルスキヤンさせることができ
るため、イオンビームは単にスポツト状に入射さ
せればよく、大電流イオンビームそのものをスキ
ヤンさせる必要がなく、大電流ビームスキヤンに
必要な電磁石が不要となり、装置を軽量化、小形
化できるものである。
さらに、各デイスク43a,43bの装着部4
4に冷却媒体の循環用の冷却路50を形成し、各
ロータリジヨイント52,55,61により回転
かつ移動するデイスク43a,43bに冷却媒体
を供給することができるため、各装着部44のウ
エハー47を効果的に冷却することができ、しか
も、各ウエハー47はホルダ46により装着部4
4に密着されるため、その冷却能は非常に大きな
ものであり、イオン注入により大きな熱エネルギ
ーを受けるにもかかわらず、ウエハー47の温度
上昇は低く押えられ、良質のデバイスが得られる
ものである。
4に冷却媒体の循環用の冷却路50を形成し、各
ロータリジヨイント52,55,61により回転
かつ移動するデイスク43a,43bに冷却媒体
を供給することができるため、各装着部44のウ
エハー47を効果的に冷却することができ、しか
も、各ウエハー47はホルダ46により装着部4
4に密着されるため、その冷却能は非常に大きな
ものであり、イオン注入により大きな熱エネルギ
ーを受けるにもかかわらず、ウエハー47の温度
上昇は低く押えられ、良質のデバイスが得られる
ものである。
また、前記実施例では、第1、第2チヤンバー
室21a,21bをそれぞれ第1、第2チヤンバ
ー本体18a,18bおよび第1、第2チヤンバ
ー蓋19a,19bにより構成し、各チヤンバー
蓋19a,19bにそれぞれデイスク43a,4
3bを支持するとともに、各チヤンバー蓋19
a,19bにデイスク43a,43bを駆動する
モータ33a,33b,34a,34bおよび冷
却系を設けたため、チヤンバー蓋19a,19b
を水平に開いてウエハー47の回収、装着が行な
えるものであり、このため、ウエハー47を真空
吸着器などを使用して回収、装着する必要がな
く、水平に出し入れでき、ウエハー47のイオン
注入面に触れることなくウエハー47の全自動回
収、装着が容易となり、注入面を傷付けることも
なく、人手を使わず清浄な状態での注入作業が実
現でき、良質のデバイスを製作できるものであ
る。
室21a,21bをそれぞれ第1、第2チヤンバ
ー本体18a,18bおよび第1、第2チヤンバ
ー蓋19a,19bにより構成し、各チヤンバー
蓋19a,19bにそれぞれデイスク43a,4
3bを支持するとともに、各チヤンバー蓋19
a,19bにデイスク43a,43bを駆動する
モータ33a,33b,34a,34bおよび冷
却系を設けたため、チヤンバー蓋19a,19b
を水平に開いてウエハー47の回収、装着が行な
えるものであり、このため、ウエハー47を真空
吸着器などを使用して回収、装着する必要がな
く、水平に出し入れでき、ウエハー47のイオン
注入面に触れることなくウエハー47の全自動回
収、装着が容易となり、注入面を傷付けることも
なく、人手を使わず清浄な状態での注入作業が実
現でき、良質のデバイスを製作できるものであ
る。
さらに、イオンビームの入射角は、直径の大き
いウエハー47に対しても全面に一定かつ均一に
イオン注入できるようにしてあるため、ウエハー
47の面にイオンが注入される深さは均一とな
り、良質のデバイスを得ることができるものであ
る。
いウエハー47に対しても全面に一定かつ均一に
イオン注入できるようにしてあるため、ウエハー
47の面にイオンが注入される深さは均一とな
り、良質のデバイスを得ることができるものであ
る。
ところで、イオン注入室17とその両側の第
1、第2チヤンバー室21a,21bとの通路3
1a,31bを開閉するバルブ32a,32bは
それぞれ、チヤンバー室21a,21b側に回転
移動するように設けられているが、これは、高真
空のイオン注入室17に対して両チヤンバー室2
1a,21bが大気に開放された際、バルブ32
a,32bが大気圧に押されて通路31a,31
bをより気密に閉塞し、イオン注入室17の真空
もれを確実に防止するためである。
1、第2チヤンバー室21a,21bとの通路3
1a,31bを開閉するバルブ32a,32bは
それぞれ、チヤンバー室21a,21b側に回転
移動するように設けられているが、これは、高真
空のイオン注入室17に対して両チヤンバー室2
1a,21bが大気に開放された際、バルブ32
a,32bが大気圧に押されて通路31a,31
bをより気密に閉塞し、イオン注入室17の真空
もれを確実に防止するためである。
なお、前記実施例では、ターゲツトチヤンバー
16にイオン注入室17および第1、第2チヤン
バー本体18a,18bを一体に形成し、それぞ
れ第1、第2チヤンバー蓋19a,19bを取り
付けて、イオン注入室17および第1、第2チヤ
ンバー室21a,21bを一体構成としたが、こ
れを各室17,21a,21b毎に3分割し、O
リングシールを用いて組み立てるようにしてもよ
く、この場合、イオン注入装置を入口のせまい工
場へ搬入して設置することが容易となり、ダスト
を嫌うクリーンルームなどへの据付けに便利であ
る。
16にイオン注入室17および第1、第2チヤン
バー本体18a,18bを一体に形成し、それぞ
れ第1、第2チヤンバー蓋19a,19bを取り
付けて、イオン注入室17および第1、第2チヤ
ンバー室21a,21bを一体構成としたが、こ
れを各室17,21a,21b毎に3分割し、O
リングシールを用いて組み立てるようにしてもよ
く、この場合、イオン注入装置を入口のせまい工
場へ搬入して設置することが容易となり、ダスト
を嫌うクリーンルームなどへの据付けに便利であ
る。
また、前記実施例では、回転および移動するデ
イスク43a,43bへの冷却水の供給を3つの
ロータリジヨイント52,55,61を用いて行
なつたが、これに限らず、移動体39a,39b
の移動に追従すべく金属ベローズを設け、これを
介して冷却水を軸41a,41b内に供給してウ
エハー47の冷却を行なうようにしてもよい。
イスク43a,43bへの冷却水の供給を3つの
ロータリジヨイント52,55,61を用いて行
なつたが、これに限らず、移動体39a,39b
の移動に追従すべく金属ベローズを設け、これを
介して冷却水を軸41a,41b内に供給してウ
エハー47の冷却を行なうようにしてもよい。
さらに、前記実施例の運転制御をすべて遠隔に
て行なうようにし、スタート、ストツプ等予じめ
定められたプログラムに従つて運転を行なわせる
ようにしてもよく、また、イオン注入の結果の情
報を保存および伝達する電子回路を備えるように
してもよく、より有用なイオン注入装置とするこ
とができるものである。
て行なうようにし、スタート、ストツプ等予じめ
定められたプログラムに従つて運転を行なわせる
ようにしてもよく、また、イオン注入の結果の情
報を保存および伝達する電子回路を備えるように
してもよく、より有用なイオン注入装置とするこ
とができるものである。
以上のように、第1の発明によると、イオン注
入の際、デイスク43aが収納されたチヤンバー
室21aを真空排気し、イオン注入室17と同程
度に真空排気したのち、通路31aのバルブ32
aを開いてデイスク43aの外周部のみをイオン
注入室17に導入し、デイスク43aをメカニカ
ルスキヤンしながら、該デイスク43aに装着さ
れたウエハー47にイオン注入し、注入完了後
は、デイスク43aをチヤンバー室21aに移動
してバルブ32aを閉じ、チヤンバー室21aを
大気圧に戻してウエハー47の回収および未注入
ウエハー47の装着を行なうことができ、イオン
注入室17の空間は小さくてよく、イオン注入室
17を常時高真空に保持できるとともに、イオン
注入時にはチヤンバー室21aを大気側と完全に
しや断できることになり、従来のような真空度低
下がなく、このため、集束度が良好で中性粒子の
少ないイオンビームを得ることができ、イオン注
入の均一度が増し、ドーズ量精度が良い良質のデ
バイスを得ることができるものである。
入の際、デイスク43aが収納されたチヤンバー
室21aを真空排気し、イオン注入室17と同程
度に真空排気したのち、通路31aのバルブ32
aを開いてデイスク43aの外周部のみをイオン
注入室17に導入し、デイスク43aをメカニカ
ルスキヤンしながら、該デイスク43aに装着さ
れたウエハー47にイオン注入し、注入完了後
は、デイスク43aをチヤンバー室21aに移動
してバルブ32aを閉じ、チヤンバー室21aを
大気圧に戻してウエハー47の回収および未注入
ウエハー47の装着を行なうことができ、イオン
注入室17の空間は小さくてよく、イオン注入室
17を常時高真空に保持できるとともに、イオン
注入時にはチヤンバー室21aを大気側と完全に
しや断できることになり、従来のような真空度低
下がなく、このため、集束度が良好で中性粒子の
少ないイオンビームを得ることができ、イオン注
入の均一度が増し、ドーズ量精度が良い良質のデ
バイスを得ることができるものである。
また、デイスク43aを回転および移動してメ
カニカルスキヤンさせることができるため、イオ
ンビームは単にスポツト状に入射させることがで
き、イオンビームをスキヤン操作する必要がな
く、大電流の場合においても、電磁石が不要とな
り、装置を小形かつ軽量に製作できるものであ
る。
カニカルスキヤンさせることができるため、イオ
ンビームは単にスポツト状に入射させることがで
き、イオンビームをスキヤン操作する必要がな
く、大電流の場合においても、電磁石が不要とな
り、装置を小形かつ軽量に製作できるものであ
る。
つぎに、第2の発明によると、前述の作用はも
ちろんのこと、一方のチヤンバー21aのデイス
ク43aの外周部のみをイオン注入室17に導入
してイオン注入するとともに、他方のチヤンバー
21bのデイスク43bにおいて、注入が完了し
たウエハー47の回収および未注入のウエハー4
7の装着を行ない、イオン注入とウエハー47の
回収・装着とを同時に並行して行なうことができ
るものであり、一方のデイスク43aのウエハー
47をイオン注入後、速やかに他方のデイスク4
3bの外周部のみをイオン注入室17に導入して
イオン注入させることができ、単位時間当りのウ
エハー47の処理枚数が約2倍に増大するととも
に、イオンビームをほとんど無駄することはな
く、利用効率を高めることができるものである。
ちろんのこと、一方のチヤンバー21aのデイス
ク43aの外周部のみをイオン注入室17に導入
してイオン注入するとともに、他方のチヤンバー
21bのデイスク43bにおいて、注入が完了し
たウエハー47の回収および未注入のウエハー4
7の装着を行ない、イオン注入とウエハー47の
回収・装着とを同時に並行して行なうことができ
るものであり、一方のデイスク43aのウエハー
47をイオン注入後、速やかに他方のデイスク4
3bの外周部のみをイオン注入室17に導入して
イオン注入させることができ、単位時間当りのウ
エハー47の処理枚数が約2倍に増大するととも
に、イオンビームをほとんど無駄することはな
く、利用効率を高めることができるものである。
図面はこの発明のイオン注入装置の1実施例を
示し、第1図は全体側面図、第2図は第1図の平
面図、第3図および第4図は要部の正面図および
切断平面図、第5図はデイスクの冷却系を示す展
開断面図、第6図はデイスクの一部の平面図、第
7図および第8図はそれぞれウエハーハンドリン
グ装置の断面図である。 17…イオン注入室、18a,18b…第1、
第2チヤンバー本体、19a,19b…第1、第
2チヤンバー蓋、21a,21b…第1、第2チ
ヤンバー室、28…イオン入射口、31a,31
b…通路、32a,32b…バルブ、33a,3
3b…回転用モータ、34a,34b…並進移動
用モータ、43a,43b…第1、第2デイス
ク、47…ウエハー。
示し、第1図は全体側面図、第2図は第1図の平
面図、第3図および第4図は要部の正面図および
切断平面図、第5図はデイスクの冷却系を示す展
開断面図、第6図はデイスクの一部の平面図、第
7図および第8図はそれぞれウエハーハンドリン
グ装置の断面図である。 17…イオン注入室、18a,18b…第1、
第2チヤンバー本体、19a,19b…第1、第
2チヤンバー蓋、21a,21b…第1、第2チ
ヤンバー室、28…イオン入射口、31a,31
b…通路、32a,32b…バルブ、33a,3
3b…回転用モータ、34a,34b…並進移動
用モータ、43a,43b…第1、第2デイス
ク、47…ウエハー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 外周部にイオン注入用ターゲツトの複数個の
装着部44を形成した円板状のデイスク43a
と、前記デイスク43aを回転および前記デイス
ク43aの半径方向に移動自在に収納したチヤン
バー室21aと、イオン入射口28を有するイオ
ン注入室17と、前記イオン注入室17と前記チ
ヤンバー室21aとを連通し前記デイスク43a
の外周部のみが前記チヤンバー室21aから前記
イオン注入室17に導入される断面が細長い通路
31aと、前記通路31aを開閉自在に閉塞する
バルブ32aとを備えたことを特徴とするイオン
注入装置。 2 イオン入射口28を有するイオン注入室17
と、外周部にイオン注入用ターゲツトの複数個の
装着部44を形成した円板状の2個のデイスク4
3a,43bと、前記両デイスク43a,43b
をそれぞれ回転および前記両デイスク43a,4
3bの半径方向に移動自在に収納し前記イオン注
入室17の両側に配設された2個のチヤンバー室
21a,21bと、前記イオン注入室17と前記
両チヤンバー室21a,21bとをそれぞれ連通
し前記両デイスク43a,43bの外周部のみが
前記両チヤンバー室21a,21bから前記イオ
ン注入室17に導入される断面が細長い2個の通
路31a,31bと、前記両通路31a,31b
をそれぞれ開閉自在に閉塞する2個のバルブ32
a,32bとを備え、前記両デイスク43a,4
3bをそれぞれの前記通路31a,31bを介し
て交互に前記イオン注入室17に導入することを
特徴とするイオン注入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8178282A JPS58198843A (ja) | 1982-05-15 | 1982-05-15 | イオン注入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8178282A JPS58198843A (ja) | 1982-05-15 | 1982-05-15 | イオン注入装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58198843A JPS58198843A (ja) | 1983-11-18 |
JPS6322410B2 true JPS6322410B2 (ja) | 1988-05-11 |
Family
ID=13756046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8178282A Granted JPS58198843A (ja) | 1982-05-15 | 1982-05-15 | イオン注入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58198843A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2927447B2 (ja) * | 1988-05-18 | 1999-07-28 | バリアン・アソシエイツ・インコーポレイテッド | バッチ式イオン注入装置用ディスク走査装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5697954A (en) * | 1980-01-07 | 1981-08-07 | Hitachi Ltd | Ion-implantation device |
-
1982
- 1982-05-15 JP JP8178282A patent/JPS58198843A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5697954A (en) * | 1980-01-07 | 1981-08-07 | Hitachi Ltd | Ion-implantation device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58198843A (ja) | 1983-11-18 |
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