JPS63223724A - 累進多焦点レンズ - Google Patents

累進多焦点レンズ

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Publication number
JPS63223724A
JPS63223724A JP5825387A JP5825387A JPS63223724A JP S63223724 A JPS63223724 A JP S63223724A JP 5825387 A JP5825387 A JP 5825387A JP 5825387 A JP5825387 A JP 5825387A JP S63223724 A JPS63223724 A JP S63223724A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distance
lens
vision
refractive power
progressive multifocal
Prior art date
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Pending
Application number
JP5825387A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Kato
一寿 加藤
Shunei Shinohara
俊英 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主として老視者のための累進多焦点レンズに
関する。
〔従来の技術〕
累進多焦点レンズは、一枚のレンズ面内に遠くのものを
見るための遠用部領域と、近くのものを見るための近用
部領域と、中間距離にあるものを見るための中間部領域
を持つ。一般的にはレンズの上方に遠用部領域、下方に
近用部領域があり、両頭域の間が中間部領域である。そ
して少なくとも中間部領域内においては、表面屈折力は
連続的に変化している。前記3つの領域は、レンズのほ
ぼ中央にある主子午線によりて左右に2分される。第2
図(α)は従来の累進多焦点レンズの生地レンズ10の
屈折面で、1,2.3はそれぞれ、遠用部、中間部、近
用部の各領域、Mは主子午線である。実際のレンズでは
各領域はなめらかに接続しており、図のような境界線は
見えない。
第2図cb>は主子午線M上の屈折力の変化を示す、A
点での遠用基準屈折力DαとB点での近用基準屈折力D
bO差を加入度と呼ぶ。
表面屈折力の興なる部分を清らかにつなぐため、屈折面
は非球面となり、この結果非点収差及び像の歪曲が生ず
る。第2図CC)は非点収差の分布を示す、等非点収差
線図である。非点収差は像のぼけとして知覚され、通常
1.O〔デイオプトリー〕(ディオプトリーは屈折力を
表わす単位で、以下ではDと略す、)をiえると、不快
感を与えるといわれている。非点収差を完全に取り除く
ことは不可能であり、それゆえ従来の累進多焦点レンズ
は、遠用部領域を広くするために近用部領域を犠牲にし
たり、逆に遠用部領域を少し狭くして、中間部領域や近
用部領域の非点収差を減するようにしていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の累進多焦点レンズは、特に遠用部領域に注目する
と次の2種類に分けることができる。
α)遠用部領域全体を球面にして遠用部の非点収差を極
力少なくしたもの。
b)遠用部領域を非球面にして、中間部及び近用部の非
点収差を少なくしたもの。
α)のタイプは第S図に示すようなもので、遠用部領域
が広く、側方視等を考慮した場合視野も広く使いやすい
が、他の部分特に中間部側方で非点収差が大きくなり易
くなるという欠点がある。
is)のタイプは第2図(c)に示すようなもので、中
間部から近用部の何方の非点収差が少なくなるが、遠用
側方視が若干犠牲となる。
両者は互いに相反する長所、短所をもつものである。し
かしながら、眼鏡フレームに枠入れした時のレンズの使
用状態や、人間の生理的な感覚な考慮した場合、両タイ
プの長所を生かし、かつ全体にバランスのとれた累進多
焦点レンズを設計することができる1本発明は、遠用側
方視がし易すく、かつ中間部及び近用部の真領域におい
ても使いやすい累進多焦点レンズを提供するものである
〔問題点を解決するための手段〕 本発明の累進多焦点レンズは、遠用部領域の左右どちら
か一方が球面であり、他の一方が非球面であることを特
徴とする。
本発明の累進多焦点レンズを眼鏡としてどのように装用
するかは自由であるが、遠方側方視野を良好なものにす
るために、耳側に球面部分がくるように装用することが
望ましい。
また、本発明では中間部領域及び近用部領域の屈折面形
状を制限しないが、本発明の累進多焦点レンズの長所を
より効果的なものにするために、以下の条件を満すこと
が望ましい、すなわち、近用部領域において、主子午線
に垂直な横断面を考えた場合、その横断面上の任意の点
における屈折面の曲率は、主子午線からの距1lllx
の関数として表わせる。遠用部領域が球面である側の曲
率変化をΔc1(x)、他の側の曲率変化なΔc、(z
)としたとき、本発明者の研究によれば、主子午線から
左右10簡以内の範囲では、 1 Δc 1 (x 目 ≧ 1 Δ c、(aグ) 
1   ・・・・・・・・・(2ンであることが望まし
いことがわかった。
〔実施例〕
本発明の実施例を、以下では図に従って説明していく。
実施例1.(加入度2.0Dの場合) 第1図(α)は本発明の累進多焦点レンズの生地レンズ
10の正面図である。1.2.5はそれぞれ遠用部、中
間部、近用部の各領域、Mは主子午線である。主子午線
上の屈折力変化は、第1図cb>に示すように、A点よ
り上方ではaOD(遠用基準屈折力)、B点より下方で
はaOD(近用基準屈折力)、A点からB点にかけては
それぞれの点の近傍を除き、ほぼ直線的に増加している
。なおA点を遠用中心、B点を近用中心と呼ぶ。
レンズ屈折面と、主子午線に直角な平面との交線を横断
面と呼ぶ、横断面上の曲率な屈折力に換算したときの変
化を第1図<c>に示す。
遠用部領域内の変化はαで示すように、主子午線Mの右
側では&ODで一定、左側ではMから工5圏の距離まで
&ODで一定、その後21簡の所で&5D、次いで56
mの所で7.2pに達し、その後減少して&OI)にな
る。これにより主子午線Mの右側で遠用部領域は球面と
なり、非点収差の少ない良好な視界が確保できる。また
、主子午線Mの左側では遠用部領域側方での像倍率が、
中間部あるいは近用部領域での像倍率に近くなるため、
歪みが少なくなる。
近用部類域内の横断面上の屈折力変化はbで示すように
左右とも主子午線Mの近くでは一定で、その後減少し、
さらに側方へ行くと増加して&ODとなる。右側の屈折
力の方が左側より減少する割合が大きく、また271I
IIより側方で&ODとなりている。これにより、レン
ズ右半分の中間部側方の歪を減少させて、側方部の視野
を広くしている。一方立側は屈折力の変化を緩くして、
中間部及び近用部側方の歪を少なくし、視野を広げてい
る。
一般に横断面上の屈折力は、主子午線からの距離Xの関
数として表わされる。遠用部領域球面側すなわち本実施
例ではレンズ右側での屈折力の変化をΔフ、(X)、他
の側の変化をΔD、(x)と書くとすると、主子午線か
ら少なくとも左右10m以内の範囲で、 1ΔD1(z)l≧1ΔD、 (11−・−・−(8)
であれば、遠、中、近用部領域とも使い易いレンズとな
るこ、とか、本発明者の研究で明らかになった。iた、
横断面上の曲率変化をΔC,(り。
ΔO,CM”)  とすれば、 ΔD、 (g) =αΔa1<x>  ・・・・・・・
・・・・・(4)ΔD、 (:I:) =αΔO,(J
)  ・・・・・・・・・・・・(6)α:定数 と書けるので、式(1)あるいは式(2)のようにも表
わせる。非点収差分布を第1図(d)に示す0本実施例
のレンズな左眼用に用いるとすると、眼の幅溝を考慮し
た場合、レンズ水平線はHとなる0本実施例においては
、フィッティング、〆インドをA点上に設定し、幅溝の
ためのレンズ回転は10度である0図の左が真個、右が
耳側となる。遠用部右側を球面にしたことにより、耳側
は非常に広く快適な遠方視野が得られる。一方、遠用部
真個は非球面であるため、水平線Hの上方に等非点収差
線が張り出しているが、その分鼻側の中間部及び近用部
側方の非点収差を減少し、真個に不快なぼけが生ずるの
を防いでいる。
実施例2.(加入r!1lODの場合)第4図(α)は
実施例2の正面図である。遠用部を球面にして、収差を
減少させるという利点を生かすために、遠用部領域を広
くしである。第4図(b)は主子午線M上の屈折力の変
化を示す。
A点より上方では6Dで一定、B点より下方では9Dで
ある。第4図CC)は横断面上の屈折力変化を示す、実
施例1と同じく、遠用部属折力αは主子午線Mの右側で
は一定の値である。非点収差分布を第4図(d)に示す
、実施例1と同じく幅溝のためのレンズ回転は10度で
あり、レンズ水平線はHとなる。遠用部耳側は収差の少
ない良好な視野が得られる。
以上の実施例では、主子午線上でA点より上方及びB点
より下方は屈折カニ定としているが、実用上一定と見な
せれば良いのであって、厳密に一定でなくとも良い、、
tた、遠用部横断面上の屈折力も左右どちらか一方が一
定の値としたが、上記と同じ理由から若干の増減は有っ
ても良い。
A点、B点における屈折力をそれぞれ遠用及び近用の基
準屈折力とする・が、A点、B点は通常主子午線上の中
間部領域の上端、下端であり、また屈折力増加の始点、
終点である。第5図に示すように屈折力増加の始・点と
終点が明確でない場合には、屈折力勾配の変化する位置
、すなわち緩やかな増加から比較的急激な増加へと変わ
る位置がA点、その逆の変化の位置がB点である。
さらに、第6図に示すようにレンズ下端まで屈折力が増
加しつづける例も有り得るが、この場合は主子午線上に
おけるレンズの狙いとする加入度に達する位置をB点と
定め、これより下方は近用部領域と見なせる。
〔発明の効果〕
本発明の累進多焦点レンズは、連用線領域の左右どぢら
か一方の屈折面を球面にすることにより、非点収差及び
像のゆがみが極めて少なく、良好な遠方側方視が可能で
ある。tた、遠用線領域の他方の側の屈折面を非球面と
することで、中R部領域側方及び近用部領域側方の非点
収差が少なくなる。
具体的に説明すれば、実施例(1)で述べた本発明の累
進多焦点レンズを球面側が耳側となるよつに使用すると
、眼鏡フレームに枠入れした時の状態は第7図に示すよ
うになる。扉側は、遠用線領域を非球面として、中、近
用部領域の収差を減らしであるうえに、枠入れ時にはア
イポイントがフレーム中心に対して敗閣内寄せとなるの
で、遠用線領域の比較的収差の大きな部分はフレーム枠
外となり、全体的に収茨の少ない良好な視野が得られる
。耳側の連用線領域は球面であるから、収差の極めて少
ない良好な視野が得られる。第8図に遠方を両眼視をし
た時の視野範囲を示す。L。
Rはそれぞれ左眼及び右眼の回転中心を表わし、Ot 
P P Qは視線を表わす、Mを動かさずに、視線を図
の右へ動かしていくと、左眼の視線はLIPのところで
、レンズ(あるいは眼鏡フレーム)の枠に達し、それよ
り右側の範囲は見えなくなる。
この時右眼の視線はRPであり、さらにRQの範囲まで
見える。すなわち、P−Q、の範囲は右眼だけで見える
範囲である1本発明の累進多焦点レンズは、この片眼視
の範囲に当る部分が球面となりでいて、非点収差や像の
歪がほとんど無い□ので、良好な遠方側方視野が得られ
る。
本発明によれば、従来の遠用部が非球面のもののような
遠方側方視時のぼけが無く、また遠用部が球面のものの
ように中間部で大きな収差が発生することもなく、遠方
側方視にすぐれ、遠、中。
近用ともバランスのとれた累進多焦点レンズが供供され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の累進多焦点レンズで、(α)〜Cd)
はそれぞれ、生地レンズの正面図、゛主子午線上の屈折
力変化図、横断面上の屈折力変化図、非点収差分布図で
ある。 第2図は従来の遠用線領域が非球面の累進多焦点レンズ
で、(α)〜(C)はそれぞれ、生地レンズの正面図、
主子午線上の屈折力変化図、非点収差分布図である。 第3図は従来の遠用線領域が球面の累進多焦点レンズの
非点収差分布図である。 第4図は本発明の第2の実施例を示し、(α)〜Cd)
はそれぞれ、生地レンズの正面図、主子午線上の屈折力
変化図、横断面上の屈折力変化図、非点収差分布図であ
る。 vXs図は本発明の累進多焦点レンズの別の例の主子午
線上の屈折力変化図。 第6図も本発明の別の例の主子午線上屈折力変化図。 第7図は本発明の累進多焦点レンズの7レー八枠入れ状
態を示す図。 第8図は両眼視および片眼視の視野範囲を示す図。 1・・・・・・・・・遠用線領域 2・・・・・・・・・中間部領域 3・・・・・・・・・近用部領域 10・・・・・・生地レンズ(様摺り加工前のレンズ)
11・・・・・・生地レンズ(縁摺り加工後のレンズ)
M・・・・・・・・・主子午線 A・・・・・・・・・遠用中心 B・・・・・・・・・近用中心 H・・・・・・・・・レンズ装用時水平線r・・・・・
・・・・フィッティング・ポイント以  上 出願人 セイコーエプソン株式会社 代理人 弁理士 最上、慧%1名) mm!l(よ) 13図 第4図(ct) 第S図      第6図 第7図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)対向する2つの屈折面を有する眼鏡レンズであっ
    て、前記2つの屈折面のうちいずれか一方の屈折面が、
    遠用部領域、中間部領域、近用部領域に3分され、ほぼ
    中央の主子午線によって左右に区分されている累進多焦
    点レンズにおいて、前記遠用部領域の左右どちらか一方
    が球面であり、他の一方が非球面であることを特徴とす
    る累進多焦点レンズ。
  2. (2)眼鏡として装用するとき、前記遠用部領域球面部
    分が耳側に位置することを特徴とする、特許請求の範囲
    第1項に記載の累進多焦点レンズ。
  3. (3)前記近用部領域の横断面上において、主子午線か
    ら距離xの所での曲率変化をΔc(x)と表わしたとき
    、前記球面側での曲率変化Δc_1(x)と前記非球面
    側での曲率変化Δc_2(x)との間に、主子午線から
    少なくとも10mm以内の範囲で|Δc_1(x)|≧
    |Δc_2(x)|・・・・・・・・・・・・(1)が
    成り立つことを特徴とする。特許請求の範囲第1項に記
    載の累進多焦点レンズ。
JP5825387A 1987-03-13 1987-03-13 累進多焦点レンズ Pending JPS63223724A (ja)

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