JPS63223428A - 高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高周波エネルギーとシーズヒータによるふく射
熱を利用した複合加熱方式を採用したものにおいで、シ
ーズヒータ端末からの高周波エネルギー漏洩防止構造を
施した高周波加熱装置に関する。

従来の技術 高周波エネルギーを導入して食品な誘電加熱するための
加熱室内にシーズヒータを設けで、その端末部を加熱室
壁面を貫通させて取付け、高周波エネルギーの漏洩防止
用のチョーク室を有する、食品を外部加熱する複合加熱
方式を採用した高周被加熱装置が実開昭６１−８８６９
０号公報等に見られる。

発明が解決しようとする問題点 加熱室壁面を貫通して設けられたシーズヒータを有する
従来の方式ては、シーズヒータ端末部の加熱室壁面を貫
通ずる部分はシーズヒータが中心導体、加熱室壁面が外
部導体と見なせる同軸伝送線路を形成しているため、高
周波エネルギーか加熱室外部へ漏洩するため、これを防
止するためのチョークを構成する必要かあり、このチョ
ーク構造が実開昭６１−８８６９０号公報で示すように
複雑であるばかりか、十分なシール効果か得られないと
いう問題点があった。

問題点を解決するだめの手段 本発明は、シーズヒータ端末部か加熱室壁面と貫通する
部分に構成される同軸伝送線路を、シーズヒータ内の螺
旋状ヒータ線と同形状の電気的良導体の螺旋状リード線
を接続し、この螺旋状リード線を加熱室壁面板厚部内を
貫通させ、かつ螺旋状リード線の直径をこの貫通部の穴
径の半分より大きく穴径より小さい寸法とし、螺旋状リ
ー１へ線の全体の展開寸法が使用波長的１２０＋ｎｍに
対し充分小さくすることにより除去したものである。

作　　用 本発明においては、加熱室壁面とこれを貫通ずるシーズ
ヒータ内の螺旋状ヒータ線か同軸伝送線路を形成しない
ため、外部へ漏洩する高周波エネルギーが生じない。ま
た、加熱室板厚内の電気的良導体からなる螺旋状リード
線は、上記加熱室板厚内での温度上昇を低くする作用を
する。

実施例 本発明の一実施例を施した高周波加熱装置の構成を図面
を用いて説明する。

ｌは加熱室で金属板て構成され、高周波エネルギーを封
し込め、食品を誘電加熱するようになっている。加熱室
壁面２はこれを貫通してシーズヒータ３か設けられてお
り、食品を外部加熱するようになっている。加熱室壁面
２を貫通するシーズヒータ３端末部は、加熱室壁面板厚
部４内に位置するシーズヒータ３のリード線を抵抗損失
の少ない材料からなる良導体の螺旋状リード線５で形成
させ、シーズヒータ３内の螺旋状ヒータ線６と接続し、
この螺旋状リード線５の少なくとも一巻か、加熱室壁面
板厚部４内に位置し、螺旋状リード線５の直径をｒ、螺
旋状リード線５か貫通する加熱室壁面２の貫通穴径なＲ
としたとき、螺旋状リード＆１５の直径ｒかＲ／２＜ｒ
＜Ｒで、加熱室壁面２内側より加熱室ｌ外側に設けられ
た螺旋状リード線５の全体の寸法か、使用波長をん、螺
旋状リード線５の一巻の長さし、巻数をｎとした時、ｎ
Ｌ＜入となるようにしで、シーズヒータ３を加熱室ｌ内
に固着しである。シーズヒータ３は金属製の外被導体７
とこの内部に螺旋状ヒータ線６を有し、両者間には絶縁
体８か詰められ、螺旋状ヒータ線６の一端は電流を供給
するための電気的良導体て形成された螺旋状リード線５
か、螺旋状ヒータ線６と溶接等により接続され、螺旋状
リード！！５の一端には端子９か設けられた構造となっ
ている。なお螺旋状ヒータ線および螺旋状リード線は各
コイルピッチ間が電気的に接触せぬよう形成しである。

次に上記構成における作用について図面を用いて説明す
る。

高周波エネルギーを加熱室１内に導入しで、食品を誘電
加熱しようとする時、従来のようなシーズヒータ３か加
熱室１を貫通して設けられていると、貫通部に同軸伝送
線路か構成されるため、加熱室１外部へ高周波エネルギ
ーか漏洩するが、本発明では加熱室壁面２を貫通するシ
ーズヒータ３端末は螺旋状リード線５である。しかもこ
の螺旋状リード線５の少なくとも一巻か加熱室壁面板厚
部４内に存在することは、従来のような同軸伝送線路が
この部分で形成されることかなく、しかも加熱室壁面２
内側より加熱室ｌ外側に設けられた螺旋状リード線５の
全体の寸法かｎＬ＜入となるような条件により、マイク
ロ波理論よりシーズヒータ３の軸方向に放射特性をもっ
ことがない、即ちシーズヒータ３に沿って加熱室１外側
方向に進む高周波エネルギーが存在しないことを意味す
るものである。また螺旋状リード線５の直径ｒかＲ／　
２　＜　ｒ　＜　Ｒの時、漏洩量が最も小さく、このこ
とは上記構成を有するシーズヒータ３を用いた実験で確
かめられたものである。さらに加熱室壁面板厚部４内を
貫通する螺旋状リード線５は良導体て形成されているた
め発熱することがなく、加熱室壁面板厚部４内の温度上
昇を低くおさえることができる。

発明の効果 以上のように本発明によると、加熱室壁面を貫通する部
分はシーズヒータのヒータ線に接続された電気的良導体
の螺旋状リード線を貫通させ、少なくとも上記螺旋状リ
ード線の一巻が、これか貫通する加熱室壁面板厚部内に
存在するように構成しで、しかも加熱室壁面内側より加
熱室外側に貫通して位置する上記螺旋状リード線の全体
の寸法が、波長に対して十分小さく　（ｎＬ＜入）し、
Ｒ／　２　＜　ｒ　＜　Ｒとなるものとしたので、シー
ズヒータ端末部より外部へ漏洩する高周波エネルギーは
ない。したがって従来のような複雑なチョーク構造を形
成することなく高周波エネルギーの外部漏洩を防止する
ことができ、簡単て確実なシール効果か得られる。さら
に、螺旋状リード線は抵抗損失の少ない良導体て形成し
ているため、加熱室壁面板厚部内での温度上昇を低くお
さえることかてきるため、この部分での熱変形か生しな
いため、より安定したシール効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示す高周波加熱装置のシーズ
ヒータ端末部の要部拡大図を示したものである。 １・・・加熱室、 ２・・・加熱室壁面、 ３・・・シーズヒータ、 ４・・・加熱室壁面板厚部、 ５・・・螺旋状リード線。 ６・・・螺旋状ヒータ線。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高周波エネルギーを導入して食品を誘電加熱するための
   金属製の加熱室（１）と、この加熱室（１）を貫通して
   設けられたシーズヒータ（３）を有する高周波加熱装置
   において、シーズヒータ（３）の端末部が貫通する加熱
   室壁面板厚部（４）内に位置するシーズヒータ（３）の
   リード線を抵抗損失の少ない材料からなり各コイルピッ
   チ間が電気的に接触していぬ螺旋状リード線（５）で形
   成させ、シーズヒータ（３）内の各コイルピッチ間が電
   気的に接触していぬ螺旋状ヒータ線（６）と接続し、こ
   の螺旋状リード線（５）が加熱室壁面板厚部（４）内で
   電気的接触をすることなく貫通させると共に、螺旋状リ
   ード線（５）の少なくとも一巻が、上記加熱室壁面板厚
   部（４）内に位置し、螺旋状リード線（５）の直径をｒ
   、上記螺旋状リード線（５）が貫通する加熱室壁面（２
   ）の貫通穴径をＲとしたとき、螺旋状リード線（５）の
   直径がＲ／２＜ｒ＜Ｒで、加熱室壁面（２）内側より加
   熱室（１）外側に設けられた螺旋状リード線（５）の全
   体の寸法がｎＬ＜＜λ（但しλは使用波長で約１２０ｍ
   ｍ、Ｌは螺旋状リード線（５）の一巻の長さ、ｎは加熱
   室壁面（２）内と外側に位置する螺旋状リード線（５）
   の巻数である。）を満足するようにした構造のシーズヒ
   ータ（３）を有することを特徴とする高周波加熱装置。