JPS63217148A - 高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高周波エネルギーとヒータを加熱源とした複合
加熱方式を採用したものにおいて、（一般にハロゲンヒ
ータと呼ばれている）グリルヒータ端末からの高周波エ
ネルギー漏洩防止構造とした高周波力Ｉ′Ｉ熟装置に関
する。

従来の技術 高周波エネルギーを導入して食品を誘電加熱するための
加熱室内に螺旋状ヒータ線を有するクリルヒータを設け
て、食品を外部加熱する複合加熱方式を採用した高周波
加熱装置か特開昭５９−１３４４２７号公報等に見られ
る。

発明か解決しようとする問題点 加熱室側面を貫通して設けられた螺旋状のヒータ線を有
するグリルヒータを設けた従来の方式では、螺旋状に巻
かれたヒータ線の加熱室側壁面を貫通する部分は、ヒー
タ線か中心導体、加熱室側壁面か外部導体と見なせる同
軸伝送線路を形成しているため、高周波エネルギーの加
熱室外部への漏洩を防止するため、ヒータ線が加熱室側
壁面を貫通する部分にチョークを構成する必要かあり、
このチョーク構造か複雑であるばかりか、十分なシール
効果か得られないという問題点かあった。

問題点を解決するための手段 本発明は、加熱室壁面を貫通して設けられたクリルヒー
タ内のコイルピッチ間を離してなる螺旋状のヒータ線に
接続して電気的に良導体でかつコイルピッチ間を離して
なる螺旋状リード線を設け、この螺旋状リード線の外周
囲にり−１・謀反持具を設けて、このリード線支持具を
介して螺旋状リード線か加熱室内側に設けたリンク内を
貫通するようにして、少なくとも螺旋状リード線の一巻
かリンク内に位置するようにすると共に、加熱室壁面内
側よりリンク内も含む、加熱室外側に位置する螺旋状リ
ード線の全体の寸法かｎＬ　＜λ（たたし入は使用波長
で約　１２０ｍｍ、　Ｌは螺旋状リード線の一巻の長さ
、ｎはリンク内と外側に位置する螺旋状リード線の巻数
である。）を満足するようにしたものである。

作　　用 本発明においては、加熱室壁面とこれを貫通しコイルピ
ッチ間を離してなる螺旋状リード線が、同軸伝送線路を
形成しないために、外部への放射特性をもたない。さら
に、加熱室の内側方向にリンクを設けて、見掛は上の板
厚を厚くしたのと同等の作用をもたせ、リンク貫通部に
位置する螺旋状リード線を支持具により絶縁、固定し、
電気的良導体て螺旋状リード線を形成して、リンク内の
温度上昇を低く抑えである。

実施例 本発明の一実施例における構成及び作用を図面を用いて
説明する。

１は加熱室であり、金属板で構成され、高周波エネルギ
ーを封じ込めて、食品を誘電加熱するようになワている
。加熱室壁面２はこれを貫通し。

またコイルピッチ間を離してなる螺旋状ヒータ線３を有
するグリルヒータ４か設けられており、食品を外部加熱
するようになっている。上記グリルヒータ４の貫通する
加熱室壁面２は加熱室ｌ内側方向にリンク５を設けであ
る。螺旋状ヒータ線３の外周囲は耐熱性か高く、しかも
熱伝導に優れた、例えば石英、セラミックス等の材料か
らなる円筒状のヒータ支持管６により螺旋状ヒータ線３
を支持すると共に、螺旋状ヒータ線３端末の加熱室壁面
２を貫通する部分は、上記螺旋状ヒータ線３と溶接によ
り、コイルピッチ間を離してな、る螺旋状リード線７か
接続されている。螺旋状リード線７は抵抗損失の少ない
電気的良導体で形成され、外周囲に１＃熱性に富みしか
も誘′屯体損失の少ない材料てなるリード線支持具８を
設けて、リンク５部と接触することなく、しかも螺旋状
リード線７の少な（とも一巻かリンク５内に位置するよ
うになっている。さらに、加熱室壁面貫通部９の内側よ
りリンク５内も含む、加熱室１外側に設けられた螺旋状
リード線７の全体の寸法かｎＬ　＜λ（たたしんは使用
波長で約１２０ＩＩＩＩＩ１．Ｌは螺旋状リード線７の
一巻の長さ、ｎは加熱室壁面２内と外側に位置するリー
ドＩ！！７の巻数でるあ。ンを満足する構成となってい
る。なお上記のような構成のり”）ルヒータ４は一般に
ハロゲンヒータと呼ばれている。

次に上記構成における作用について図面を用いて説明す
る。

上記説明のようにリンク５内は螺旋状リード線７で、少
なくとも一巻以北がリンク５内に存在するようにして、
加熱室壁面２内側よりリンク５内も含む加熱室１外側に
設けられた螺旋状リード線７の全体の寸法かｎＬ　＜λ
となるような条件にすることにより、リンク５部と螺旋
状り−１”　ｖｉ７とは同軸伝送線路を構成することが
なく、マイクロ波理論からクリルヒータ４の軸方向に放
射特性をもつことかない。即ちクリルヒータ４に沿って
加８室ｌ外側方向に進む高周波エネルギーか存在しない
ことを意味するものである。このことは上記構成を有す
るクリルヒータ４を用いた実験でも確かめられ、上記条
件を満足した場合は、クリルヒータ４端末より外部へ漏
洩する高周波エネルギーは規格値を大幅に下回り殆ど漏
洩する高周波エネルギーはない。さらに、リンク５内を
貫通するＬ記螺旋状リード１ｌｉｊ７はリード線支持具
８により絶縁、補強される。力り熱室壁面２内偏にリン
ク５を設けることは、螺旋状リード！、５１７の少なく
とも一巻以上を安定してリンク５に内設できる作用かあ
る。さらに螺旋状リード線７を良導体て形成することは
、これか貫通するリンク５内部の温度上昇を低く抑える
作用かある。

発明の効果 以上のように本発明によると、加熱室壁面内側に設けた
リンク内部に良導体てかつコイルピッチ間を踏してなる
螺旋状リード線を貫通させ、少なくとも上記螺旋状リー
ド線の一巻か、リンク内に存在するようにして、しかも
加熱室壁面内側よりリンク内も含む加熱室外側に貫通し
て位置する螺旋状リード線の全体の寸法か、波長に対し
て十分小さく（ｎＬ　＜八ツしであるため、このグリル
ヒータ端末部より外部へ漏洩する高周波エネルギーはな
い。したかって従来のような複雑なチョーク構造を構成
することかなく高周波エネルギーの外部面Ｕを防止する
ことかてき、簡単て確実なシール効果か得られる。また
、リンク内の螺旋状り一ト線のまわりにリード線支持具
を設けることにより、絶縁、補強され、またリンクを設
けることにより螺旋状リード線の位置ずれが生しても、
一巻以上の丑記螺旋状ソード線を安定して位置さすこと
かでき、さらに螺旋状リード線は抵抗損失の少ない良導
体で形成されているため、これか貫通するリンク内での
温度上昇を低く抑えることかできるため、この部分ての
熱変形が生じずより安定したシール効果か得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す高周波加熱装置のクリ
ルヒータ端末部の要部拡大断面図を示したものである。 １・・・加熱室、 ２・・・力ＩＩ熱室壁面、 ３・・・螺旋状ヒータ線、 ４・・・クリルヒータ、 ５・・・リンク、 ６・・・ヒータ支持管。 ７・・・螺旋状リード線、 ８・・・リード線支持具。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高周波エネルギーを導入して食品を誘電加熱するための
   金属製の加熱室（１）と、この加熱室（１）を貫通して
   設けられた耐熱性に富み、誘電体損失の少ない材料、例
   えばセラミックス等からなるヒータ支持管（６）内に納
   められた螺旋状ヒータ線（３）からなる（一般にハロゲ
   ンヒータと呼ばれている）グリルヒータ（４）を有する
   高周波加熱装置において、上記グリルヒータ（４）の端
   末部が貫通する加熱室壁面（２）を加熱室（１）内側に
   突出させたリンク（５）を設け、上記リンク（５）内近
   傍に位置するグリルヒータ（４）のリード線を抵抗損失
   の少ない材料からなりかつコイルピッチ間を離してなる
   螺旋状リード線（７）で形成させ、かつグリルヒータ（
   ４）内のコイルピッチ間を離してなる螺旋状ヒータ線（
   ３）と接続し、このリード線（７）の外周囲に誘電体損
   失の少ない、しかも耐熱性に富む材料からなるリード線
   支持具（８）を設けてこの螺旋状リード線（７）がリン
   ク（５）内で接触することなく貫通させるとともに、こ
   の螺旋状リード線（７）の少なくとも一巻きがリンク（
   ５）内に位置し、加熱室壁面（２）の内側よりリンク（
   ５）内も含む、加熱室外側に設けられた螺旋状リード線
   （７）の全体の寸法がｎＬ＜λ（但し、λは使用波長で
   約１２０ｍｍ、Ｌは螺旋状リード線（７）の一巻の長さ
   、ｎはリンク（５）内と外側に位置する螺旋状リード線
   （７）の巻数である。）を満足するようにした構造のグ
   リルヒータ（４）を有することを特徴とする高周波加熱
   装置。