JPS63222503A - アンテナ - Google Patents

アンテナ

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Publication number
JPS63222503A
JPS63222503A JP5715987A JP5715987A JPS63222503A JP S63222503 A JPS63222503 A JP S63222503A JP 5715987 A JP5715987 A JP 5715987A JP 5715987 A JP5715987 A JP 5715987A JP S63222503 A JPS63222503 A JP S63222503A
Authority
JP
Japan
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antenna
plate
vehicle
dielectric
board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5715987A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Iwai
岩井 通
Yoshizo Shibano
儀三 芝野
Haruo Suzuki
治夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP5715987A priority Critical patent/JPS63222503A/ja
Publication of JPS63222503A publication Critical patent/JPS63222503A/ja
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  • Waveguide Aerials (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明はアンテナに関し、さらに詳細にいえば、互に
異なる2つの指向性を達成することができるアンテナで
あって、道路交通網の予め設定された所定箇所に設けら
れた路側装置と車両に搭載された車載装置との間におけ
るデータの授受を行なわせるようにした路側ビーコン方
式において特に好適に使用されるアンテナに関する。
〈従来の技術〉 従来から、車両に小型のコンピュータとディスプレイ装
置とを搭載し、コンパクトディスク等からなる記憶装置
に記憶させられている道路地図データを読出してディス
プレイ装置に表示させるとともに、車速センサからの車
速データ、および方位センサからの方位データを入力と
して、各時点における車両の位置の算出、および走行方
向の判定を行い、これら算出結果、および判定結果に基
いて、ディスプレイ装置に表示されている道路地図の該
当部分に車両を示す表示を付加するようにした、いわゆ
るナビゲーションシステムが提供されるようになってき
ている。
このようなナビゲーションシステムを使用すれば、車両
の現在位置、および走行方向とを視覚により簡単に詭別
することができ、道に迷うことなく、確実に目的地まで
到達することができる。
しかし、上記の構成のナビゲーションシステムにおいて
は、車速センサ、方位センサが必然的に有している誤差
が、走行距離の増加とともに累積され、走行距離が所定
距離以上になると(但し、この所定距離は各車両におけ
る車速センサ、方位センサの誤差の程度、各センサの配
設位置における雰囲気条件の変動等により定まるもので
あり、必ずしも一定の距離ではない)、ディスプレ身装
置における車両表示位置が実際の車両位置から大幅にず
れ、本来の機能を発揮させることができなくなって、道
に迷ってしまうという状態が発生することになる。
このような問題点を解決する目的で、道路交通網に、上
記累積誤差が所定値以上になる距離よりも短い所定距離
毎に路側アンテナを配設し、この路側アンテナから位置
データ、および道路方向データを含む信号を、比較的狭
い範囲にのみ放射するとともに、車両に取付けられたア
ンテナにより上記信号を受信してコンピュータに取込み
、受信信号に基いて車両の位置、および走行方向を正し
いデータに較正する、いわゆる路側ビーコン方式の採用
が提案されている。
このような路側ビーコン方式を採用すれば、常に誤差の
累積が所定値以下である状態で正確な位置データ、およ
び方位データに基く表示を行なわせることができるので
、ナビゲーションシステムの本来の性能を発揮させるこ
とができ、特に、鉄道線路の近く、踏切等のように方位
センサに大きな誤差を発生させ易い箇所に路側アンテナ
を設置することにより、外的要因に起因する誤差の発生
をも効果的に較正することができるという利点を有して
いる。
〈発明が解決しようとする問題点〉 上記の構成の路側ビーコン方式においては、かなり指向
性が高い路側アンテナにより常時位置データ、および道
路方向データを含む信号を放射しているのであり、車両
が上記放射信号によりカバーされている領域を通過する
場合にのみ信号を受信し、受信した信号に基いて必要な
較正を行なうことができるようにしているのであるから
、送信信号によりカバーされる領域を広くすれば、路側
アンテナに対する信号受信位置のずれが大きくなり、充
分な較正効果を達成することができないという問題点が
ある。
さらに詳細に説明すると、路側ビーコン方式の基本機能
はあくまで位置データ、および道路方向データを含む信
号をナビゲーションシステムを搭載した車両に与えるこ
とであるが、以下の如き機能をも追加することが、路側
ビーコン方式の有効活用の上で要求される。即ち、 ■ 路側アンテナが設置されている箇所の周辺における
道路の混雑情況、工事、その他の道路使用状況等の交通
情報を追加してナビゲーションシステムに与えることに
より、車両のスムーズな運行を補助すること、 ■ 路側アンテナが設置されている箇所の周辺における
住宅配置、個人名をも含む詳細な地図情報を追加して、
最終目的地への到達を容易化すること、 ■ 路側アンテナが設置されている箇所を含む、ある程
度広い範囲にわたる道路地図情報を追加してナビゲーシ
ョンシステムに与えることにより、ディスプレイ装置に
より表示される道路地図を更新し、遠隔地までの運行を
スムーズに行なわせること 等の追加サービスをも行なわせることが考えられており
、このような追加サービスをも行なわせようとすれば、
路側アンテナから放射される信号による伝送帯域の拡大
、送信信号によりカバーされる領域の拡大が必須となる
そして、以上のように伝送領域の拡大、および送信信号
によりカバーされる領域の拡大が行なわれた場合には、
路側アンテナの設置位置に対する信号受信位置のずれが
大きくなり、本来の目的である車両位置の較正が、上記
ずれの影響を受けて正確には行なえないことになるとい
う問題が発生するのである。
また、路側アンテナが設置されている位置の近傍の建築
物等の配置状態、他の車両の走行状態が、時間とともに
、或いは路側アンテナの設置位置毎に大幅に変化し、路
側アンテナから放射される信号が、第8図に示すように
、直接車載アンテナにより受信される他に、建物、路面
、他の車両等により反射された後、車載アンテナにより
受信されることになり、しかも、上記各経路を通って受
信された信号は、それぞれ振幅、位相が異なるのである
から、和動的、或いは差動的に重畳され、第、11図に
示すように、路側アンテナからの送信信号の強度分布と
は大幅に異なる強度分布の信号となる(マルチパスによ
るフェーディング現象が発生する)ので、受信信号に基
く車両位置の較正等を行なう場合に、予期せぬ誤差が発
生する、即ち、上記重畳信号が、路側アンテナから大幅
に離れた箇所においてレベルが高い部分を有することに
なり、この部分を検出した時点で車両位置、および走行
方向の較正を行なってしまうという問題が発生すること
になる。
そして、このような問題を解消させるために、本件特許
出願人は、接地板に対して共通の短絡板を介して、接地
板と並行に、かつ互に逆方向に延びる同一形状のアンテ
ナ板を取付け、短絡板を中心として対称位置においてア
ンテナ板と接地板との間に給電点を設けてなるデュアル
ビームアンテナについて特許出願を行なっている(昭和
61年10月7日付特許出願、発明の名称「空中線」参
照)。
第12図から第14図は上記デュアルビームアンテナの
構成を示す図であり、接地板(31)の所定位置に短絡
板(32)を立設し、短絡板(32)の上面に支承され
た状態で互に逆方向に延びるアンテナ板(33)を設け
ている。そして、上記短絡板(32)を中心として互に
対称位置において、接地板(31)に同軸コネクタ(3
4)を取付け、同軸コネクタ(34)の中心導体(34
a)を上記アンテナ板(33)の端部に連結している。
しかも、上記接地板(31)に対する短絡板(32)、
およびアンテナ板(33)の取付けは、ボルト(35a
) 、およびナツト(35b)により達成されていた。
そして、上記の構成のデュアルビームアンテナにおいて
、上記1対の同軸コネクタ(34)を通して互に所定の
位相関係を保持させた状態で変調信号を供給することに
より、上記位相関係に基いて定まる指向性で電波を放射
し、或は電波を受信することができる。
しかし、上記の構成のデュアルビームアンテナにおいて
は、アンテナ板(33)が薄い場合には、所期の指向性
パターンを得ることができないという問題がある。さら
に詳細に説明すれば、アンテナ板(33)が薄い場合に
は、強度が低下するので、アンテナ板(33)自体に反
りが発生し易く、反りが発生すると、接地板(31)と
の間隔が正確に設定できず、インピーダンスが変化して
しまう。この結果、給電線とのインピーダンス不整合に
起因する反射が発生し、両開軸コネクタ(34)を通し
て同一レベルの給電を行なった場合にも励振レベルが揃
わず、デュアルビームアンテナとしての指向性パターン
が所期の指向性パターンからずれてしまうという問題が
ある。
また、上記の構成のデュアルビームアンテナを製造する
場合には、短絡板(32)、およびアンテナ板(33)
を取付けるための作業が繁雑化するのみならず、作業時
に生じる位置ずれに起因してアンテナとしての特性がば
らつき、量産性を高めることができないという問題があ
る。
〈発明の目的〉 この発°明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり
、十分なアンテナ板の強度を確保し、しかも所期の指向
性パターンを達成することができるアンテナを提供する
ことを目的としている。
く問題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための、この発明のアンテナは、
所定厚みの誘電体板の両面に、それぞれアンテナ板、接
地板として機能させられる導電体層を設けてあるととも
に、中央部に、両導電体層を短絡させる複数の短絡部を
直線状に設けである。
但し、上記短絡部としては、誘電体板に形成したスルー
ホールに挿通された短絡ピンであってもよく、或は、誘
電体板に形成したスルーホールの内面に形成された導電
体層であってもよい。
また、上記誘電体板としては、プリント配線用の基板で
あり、所定形状の導電体層が残存させられていることが
好ましい。
く作用〉 以上の構成のアンテナであれば、両給電点に対して互に
所定の位相関係を保持させた状態で信号を給電すること
により、上記位相関係に基いて定まる放射指向性で電波
を受信することができる。
特に、アンテナ板と接地板とが、誘電体板の両面に取付
けられているので十分な強度を持たせることができると
ともに、アンテナ板の接地板に対する相対位置を正確に
制御することができるのであるから、アンテナ板の反り
等を発生させることなく、所期の指向性パターンを得る
ことができる。
さらに詳細に説明すると、上記両給電点に互に同相の信
号が給電された場合には、アンテナ板と垂直な平面内に
おいて、短絡部材と直角な方向に近い方向が主放射方向
となり、アンテナ板と平行な面内においてほぼ無指向性
となる放射指向性を得ることができる。
逆に、上記両給電点に互に逆相の信号が給電された場合
には、アンテナ板の法線方向においてビーム状となる放
射指向性を得ることができる。
したがって、互に異なる方式の変調が施された信号を、
それぞれ所定の位相関係で両給電点に対して給電する。
ことにより、互に異なる指向性で放射することができる
上記アンテナを受信用として使用した場合にも、同様の
指向性を得ることができる。
そして、上記短絡部が、誘電体板に形成したスルーホー
ルに挿通された短絡ピンである場合にも、或は、誘電体
板に形成したスルーホールの内面に形成された導電体層
である場合にも、上記と同様の作用を達成することがで
きる。
また、上記誘電体板としては、プリント配線用の基板で
あり、所定形状の導電体層が残存させられているもので
ある場合には、上記の作用を達成できるアンテナを簡単
に製造することができる。
〈実施例〉 以下、実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。
第1図はこの発明のアンテナの一実施例を示す斜視図、
第2図は両給電点を含む面に沿う縦断面図、第3図は短
絡部に沿う縦断面図であり、所定厚みの誘電体板(7)
の−面に接地板(1)を構成する導電体膜を形成してい
るとともに、他面にアンテナ板(3)を構成する導電体
膜を形成している。そして、アンテナ板G)の中央部で
あって、短辺に平行な位置に対応させて上記誘電体板の
に複数個の透孔[F])を形成し、各透孔B)の内部に
、接地板(1)とアンテナ板(3)とを電気的に接続す
る導電体製の短絡部材(2)を設け、さらに、短絡部材
(2を中心とする対称位置においてアンテナ板G)と接
地板(1)との間に給電点(5) (6)構成する同軸
コネクタを設けている。
尚、上記各アンテナ板(3)は、全体が長方形状に形成
されているとともに、−列に設けられた短絡部材■によ
り仮想的に区画される部分が、−辺が174波長にほぼ
等しい正方形状に形成されている。そして、アンテナ扱
口)と接地板(1)との間隔、即ち、誘電体板(7′)
の厚みは、波長に比して小さい値に設定されてい−る。
また、上記誘電体板(7)としては、使用周波数での誘
電損失が小さいものであればよく、アルミナ等のセラミ
ック板、ポリカーボネート等のプラスチック板(発泡材
、強化プラスチックも含む)、ガラス板等が使用可能で
ある。さらに、上記導電体膜としては、ある程度の導電
性を存するものであればよく、誘電体板に接着された金
属箔、金属メツシュ、導電性樹脂膜、誘電体板に直接形
成された金属蒸着膜等が使用可能である。
さらに、上記透孔同士の間隔dは、1/10波長よりも
小さくすることが好ましく、短絡効果を高くすることが
できるのであるが、ある程度以上の短絡効果を発揮させ
ることができるのであれば、1/10波長以上であって
もよい。
第4図は上記の構成のアンテナにより得られる放射指向
性を示す図であり、両給電点(5) (6)に互に同相
の信号を給電した場合には、同図AからCに示すように
、アンテナ板と垂直な面内において、短絡部材(2)と
直角な方向に近い方向が主放射方向となり、アンテナ板
と平行な面内においてほぼ無指向性となる放射指向性を
得ることができる。また、両給電点(5) (6)に互
に逆相の信号を給電した場合には、同図り、Hに示すよ
うに、アンテナ板の法線方向においてビーム状となる放
射指向性を得ることができる。
尚、第4図A、Eは短絡部材0)に平行な面(第1図内
Y−Y線参照)内における電界強度分布を示し、同図B
、Dは両給電点(5) (6)を含む面(第1図内X−
X線参照)内における電界強度分布を示し、同図Cはア
ンテナ板と平行な面内における電界強度分布を示してい
る。また、上記の測定結果は、自動車の屋根をモデル化
した1mΦの金属円板上に設置した状態で測定を行なっ
たものであるつしたがって、上記の構成のアンテナにお
いて、両給電点(5) (6)に対して互に同相の第1
の信号を給電するとともに、互に逆相の第2の信号を給
電することにより、第1の信号に対しては、第4図Aか
らCに示す放射指向性を達成することができ、第2の信
号に対しては、第4図り、Hに示す放射指向性を達成す
ることができる。
この結果、上記第1の信号に基く放射指向性をデータ伝
送用として使用することにより、データ伝送領域を広帯
域化することができ、上記第2の信号に基く放射指向性
をボジショニング用として使用することにより、高精度
の位置判定を行なうことができる。
尚、上記第1、第2の信号としては、例えば、一方を振
幅変調を施されたものとし、他方を振幅一定の変調を施
されたものとすることが、両信号同士の干渉を最少限に
抑制することができるので好ましい。
第5図はアンテナの他の実施例を示す斜視図であり、上
記実施例と異なる点は、アンテナ板の形状を全体として
円形になるようにした点のみである。尚、各アンテナ板
の弧状外周面の長さは約1/2波長に設定されている。
そして、この実施例の場合にも、両給電点に対して互に
同相の信号を給電することにより、アンテナ板と垂直な
面内において、短絡部材■と直角な方向に近い方向が主
放射方向となり、アンテナ板と平行な面内においてほぼ
無指向性となる放射指向性を得ることができる。また、
両給電点に互に逆相の信号を給電することにより、アン
テナ板の法線方向においてビーム状となる放射指向性を
得ることができる。
そして、上記前れの実施例の場合にも、アンテナ板が誘
電体板により支承された状態であるから十分な機械的強
度を有しているとともに、インピーダンスのズレに起因
する指向性パターンの変化を抑制することができ、さら
には、誘電体による波長短縮効果の影響を受けてアンテ
ナ全体としての小形化を達成することができる。
第6図はさらに他の実施例を示す縦断面図であり、第1
図の実施例と異なる点は、両面に導電体膜を形成したプ
リント配線基板を使用し、一方の面に形成された導電体
膜を接地板(1)としているとともに、他方の面に形成
した導電体膜をエツチング等により所定形状に残存させ
てアンテナ板(3)とした点、および、所定位置にスル
ーホール(8′)を形成して、スルーホール(8′)に
挿通した短絡ピン(2′)により接地板(1)とアンテ
ナ板(3)とを電気的に接続した点のみである。
したがって、この実施例の場合にも上記実施例と同様に
、アンテナとして良好な指向性を達成することができ、
さらに、プリント配線基板を使用しているので、物理的
強度を高く保持することができるとともに、アンテナの
製造を簡単に行なうことができるという利点をも有する
ことになる。
第7図はさらに他の実施例を示す縦断面図であり、第6
図の実施例と異なる点は、スルーホール(8′)の内面
に導電体膜(2”’)を形成することにより接地板(1
)とアンテナ板(3)とを電気的に接続した点のみであ
る。
したがって、この実施例の場合にも、第5図の実施例と
同様に、アンテナとして良好な指向性を達成することが
でき、さらに、プリント配線基板を使用しているので、
物理的強度を高く保持することができるとともに、アン
テナの製造を簡単に行なうことができるという利点をも
有することになる。
次いで、上記の構成のアンテナを路側ビーコン方式にお
ける車載アンテナ(17)として使用した場合について
説明する。
第10図はディスプレイ装置に表示される道路地図の一
例を概略的に示す図であり、矢印Aにより車両の現在位
置、および走行方向が表示されている。そして、路側ア
ンテナP1、P2、・・・Pnが実際の設置位置に対応
して表示されている(但し、この路側アンテナPI 、
P2 、・・・Pnについては、表示されていなくても
特に不都合はない)。そして、図には表示されていない
が、目印となる建物等が表示されている。
第9図は路側ビーコン方式を説明する概略図であり、予
め設定された地点において、道路(18)に近接させて
位置データ、および道路方向データ等を含む信号を放射
する路側アンテナ(19)が配置されているとともに、
上記道路(18)を走行する車両(20)の所定位置に
、上記信号を受信するための車載アンテナ(17)が搭
載され、受信信号を図示しないナビゲーション装置に給
電するようにしている。
そして、上記車載アンテナ(17)として、上記第1図
、第5図、第6図、或は第7図に示す構成のアンテナが
使用されている。
そして、上記路側アンテナ(19)は、比較的広い範囲
(図中領域R参照)をカバーするよう、指向性が余り高
くないアンテナで構成されている。
第8図は路側アンテナ(19)と車載アンテナ(17)
との関係を詳細に示す図であり、道路(18)に近接′
□させて、支柱(19a)により路側アンテナ(19)
を高所(トラック、バス等の大型車両よりも充分に高い
位置)に支持しているとともに、車両(20)の屋根に
、第1図、第5図、第6図、或は第7図に示す構成の車
載アンテナ(17)が搭載されている。
そして、上記路側アンテナ(19)は、図中Bで示すよ
うに余り高くない指向性を有し、垂直下方を含む全方向
に信号を送信するように支柱(19a)に取付けられて
いる。
したがって、一部の信号は、図中C,Dで示すように、
他の車両(20)の屋根により反射されてそのまま車載
アンテナ(1丁)に導かれ、或は路面により反射されて
そのまま車載アンテナ(17)に導かれ、他の一部の信
号は、図中Eで示すように、直接車載アンテナ(17)
に向けて送信され、残余の信号は、図中F、Gで示すよ
うに、建物(21)により反射されてそのまま車載アン
テナ(17)に導かれ、或は建物(21)、および路肩
(18a)により順次反射されてそのまま車載アンテナ
(17)に導かれる。
即ち、上記信号Eが上方から車載アンテナ(17)に導
かれ、上記信号C,Fがほぼ水平に車載アンテナ(17
)に導かれ、上記信号り、Gが下方から車載アンテナ(
17)に導かれる。
以上の説明から明らかなように、車載アンテナ(17)
は、上記各信号C,D、E、F、Gをそれぞれ受信する
のであるが、上記信号C,D、F、Gについては、車載
アンテナ(17)の再給電点(5) (6)に互に逆相
の信号を給電しておくことにより上向きのビーム状の指
向性を持たせておき、上記信号C1D、F、Gの放射方
向に対する感度を大幅に低下させることににより、殆ど
車載装置(図示せず)に対して供給されない状態とする
ことができる。
そして、上記信号Eについては、上記ビーム状の指向性
を有している関係上、高い感度で受信され、有効に車載
装置に対して供給することができる。
したがって、路側アンテナ(19)から放射された信号
は上記のように種々の経路を通って車載アン  。
テナ(17)により受信されるのであるが、信号Eのみ
が高い感度で受信され、他の信号C,D、F。
Gについては著しく低い感度でのみ受信されるのである
から、実際に車載装置に供給されるのは信号Eのみとな
る。そして、この信号Eについても、上記ビーム状の指
向性とほぼ一致する方向に放射される場合(車両(20
)が路側アンテナ(19)とほぼ正対する状態)におい
てのみ高い感度で受信されるのであるから、上記信号E
に対する受信信号しベルが所定の基準レベルを越えた場
合に、路側アンテナ(19)と正対する状態であると判
定することができる。
また、上記車載アンテナ(17)の両給電点(5) (
6)に互に同相の信号を給電しておくことにより、アン
テナ板と垂直な面内において、短絡板と直角な方向に近
い方向が主放射方向となり、アンテナ板と平行な面内に
おいてほぼ無指向性となる放射指向性を持たせておき、
上記信号C,D、Gの放射方向に対する感度を大幅に低
下させることにより、殆ど車載装置(図示せず)に対し
て供給されない状態とすることができる。また、上記信
号Fの放射方向に対する感度はかなり高いのであるが、
路側アンテナ(19)から放射される信号Fのレベル自
体がある程度低く、しかもかなり長い伝播距離を有して
いるのであるから、車載アンテナ(17)による受信レ
ベルがかなり低くなる。そして、上記信号Eについては
、上記路側アンテナ自体がかなり高い指向性を有してい
るとともに、伝播距離が短い関係上、高い感度で受信さ
れ、宵効に車載装置に対して供給することができる。
したがって、路側アンテナ(19)から放射された信号
は上記のように種々の経路を通って車載アンテナ(17
)により受信されるのであるが、信号Eのみが高い感度
で受信され、他の信号C,D、F。
Gについては著しく低い感度でのみ受信されるのである
から、実際に車載装置に供給されるのは信号Eのみとな
る。そして、この信号Eについては、車載アンテナ(1
7)が水平方向にほぼ無指向性である関係上、車両(2
0)が路側アンテナ(19)を中心とする所定範囲内に
存在する状態において高い感度で受信されるのであるか
ら、上記信号Eに対する受信信号レベルが所定の基準レ
ベルを越えた場合に、路側アンテナ(19)から放射さ
れる信号を受信して、広い範囲にわたってデータの受信
を行なうことができる。
この結果、車載アンテナ(17)は、かなり強い強度で
送信される上記信号Eのみを高い感度で受信することが
でき、他の信号は殆ど無視し得るレベルで受信するのみ
であるから、マルチパスによるフェーディング現象を効
果的に抑制して誤差が発生する可能性が著しく低い状態
でのデータ受信、および位置判定を行なうことができる
そして、位置判定が行なわれた時点で、受信信号に含ま
れている位置データ、および道路方向データに基いてナ
ビゲーション装置(図示せず)における車両表示位置、
および走行方向の較正を行なうことができ、以後のナビ
ゲーションを上記構成されたデータに基いて行なわせる
ことができる。
尚、この発明は上記の実施例に限定されるものではなく
、例えば路側ビーコン方式以外の分野において受信アン
テナの指向性を変化させる必要がある場合に適用するこ
とにより、簡単に所望の指向性を達成することが可能で
ある他、両誘電体板に短絡板(2)を構成する導電体膜
を形成すること、アンテナ板を単に誘電体板により支承
させること、誘電体板の下面にも導電体膜を形成するこ
と等が可能であり、その他、この発明の要旨を変更しな
い範囲内において種々の設計変更を施すことが可能であ
る。
〈発明の効果〉 以上のようにこの発明は、所定厚みの誘電体板の両面に
、それぞれアンテナ板、接地板として機能させられる導
電体層を設けるとともに、中央部に、両導電体層を短絡
させる複数の短絡部を直線状に設けているので、機械的
強度を向上させ、接地板とアンテナ板との間隔を正確に
保持することにより所期の指向性パターンを達成するこ
とができ、しかも部品数を減少させることによる製造工
程の簡素化を達成することができ、さらに、誘電体によ
る波長短縮効果に基いてデュアルビームアンテナ全体と
しての小形化を達成することができるという特有の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のデュアルビームアンテナの一実施例
を示す斜視図、 第2図は両給電点を含む面に沿う縦断面図、第3図は短
絡部材に沿う縦断面図、 第4図は放射指向性を示す図、 第5図は他の実施例を示す斜視図、 第6図、および第7図はそれぞれさらに他の実施例を示
す縦断面図、 第8図は路側アンテナと車載アンテナとの関係を示す概
略図、 第9図は路側ビーコン方式を説明する概略図、第10図
はディスプレイ装置に表示される道路地図の一例を概略
的に示す図、 第11図は従来例による受信波形を示す図、第12図は
先行例のデュアルビームアンテナの構成を示す斜視図、 第13図は再給電点を含む面に沿う縦断面図、第14図
は短絡板を含む面に沿う縦断面図。 (1)・・・接地板、(2)・・・短絡部材、(2′)
・・・短絡ピン、(2′1・・・導電体膜、(3)・・
・アンテナ板、(5)(6)・・・給電点、(7)・・
・誘電体板、S)・・・透孔、(8′)・・・スルーホ
ール 第2図 第3図 第5図 第6図 第7図 第8図 第10図 路側アンテナ位置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、所定厚みの誘電体板の両面に、それぞ れアンテナ板、接地板として機能させら れる導電体層を設けてあるとともに、中 央部に、両導電体層を短絡させる複数の 短絡部を直線状に設けてあることを特徴 とするアンテナ。 2、短絡部が、誘電体板に形成したスルー ホールに挿通された短絡ピンである上記 特許請求の範囲第1項記載のアンテナ。 3、短絡部が、誘電体板に形成したスルー ホールの内面に形成された導電体層であ る上記特許請求の範囲第1項記載のアン テナ。 4、誘電体板が、プリント配線用の基板で あり、所定形状の導電体層が残存させら れている上記特許請求の範囲第1項記載 のアンテナ。
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