JPS632222Y2 - - Google Patents
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- JPS632222Y2 JPS632222Y2 JP11245784U JP11245784U JPS632222Y2 JP S632222 Y2 JPS632222 Y2 JP S632222Y2 JP 11245784 U JP11245784 U JP 11245784U JP 11245784 U JP11245784 U JP 11245784U JP S632222 Y2 JPS632222 Y2 JP S632222Y2
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- JP
- Japan
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- slag
- mold
- propeller
- molten metal
- casting
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 14
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Landscapes
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、プロペラの鋳造時のスラグが羽根部
に侵入することを防止しうるプロペラ鋳造装置に
関する。
に侵入することを防止しうるプロペラ鋳造装置に
関する。
従来の技術
第2図に、船舶用プロペラ等のプロペラの鋳造
時における従来のスラグ侵入防止法を示す。第2
図において、bは、aのプロペラ部分の平面図で
ある。一般に、プロペラの鋳造法は、溶融金属1
がプロペラ鋳型2の底部から上つてくる押上げ方
式である。とりべ3から出された溶融金属1は、
湯道4を通つて鋳型2の底部に達し、プロペラボ
ス部5の底部からプロペラ羽根部6へと入つて行
く。プロペラ羽根は、レーキおよびピツチを有す
るため、鋳型2にレーキ部傾斜部7ができる。従
つて、溶融金属1の表面を浮遊するスラグ(溶融
金属の酸化物、主成分Al2O3)8はプロペラ羽根
部6へ入りやすい。そして、このスラグ8は、鋳
巣につながる鋳造欠陥となる。特にプロペラの場
合、羽根部6に侵入したスラグ8は、鋳造後、羽
根部6の鋳造欠陥を形成する。これが、就航中の
プロペラ折損事故等の原因となる。最終的に、ス
ラグ8をボス部5の項部に収集することができれ
ば、この部分は押し湯として切断され、欠陥は除
去されることになる。
時における従来のスラグ侵入防止法を示す。第2
図において、bは、aのプロペラ部分の平面図で
ある。一般に、プロペラの鋳造法は、溶融金属1
がプロペラ鋳型2の底部から上つてくる押上げ方
式である。とりべ3から出された溶融金属1は、
湯道4を通つて鋳型2の底部に達し、プロペラボ
ス部5の底部からプロペラ羽根部6へと入つて行
く。プロペラ羽根は、レーキおよびピツチを有す
るため、鋳型2にレーキ部傾斜部7ができる。従
つて、溶融金属1の表面を浮遊するスラグ(溶融
金属の酸化物、主成分Al2O3)8はプロペラ羽根
部6へ入りやすい。そして、このスラグ8は、鋳
巣につながる鋳造欠陥となる。特にプロペラの場
合、羽根部6に侵入したスラグ8は、鋳造後、羽
根部6の鋳造欠陥を形成する。これが、就航中の
プロペラ折損事故等の原因となる。最終的に、ス
ラグ8をボス部5の項部に収集することができれ
ば、この部分は押し湯として切断され、欠陥は除
去されることになる。
そこで、従来のスラグ侵入防止法では、作業者
が鋳型2の上にのり、スラグ侵入防止板9を用い
て、スラグ8が羽根部6に入らないようにしてい
る。
が鋳型2の上にのり、スラグ侵入防止板9を用い
て、スラグ8が羽根部6に入らないようにしてい
る。
しかしながら、前述のように、鋳型2の下型1
0には傾斜部7があり、スラグ8が羽根部6に侵
入しやすく、スラグ8を完全に侵入防止すること
は困難である。
0には傾斜部7があり、スラグ8が羽根部6に侵
入しやすく、スラグ8を完全に侵入防止すること
は困難である。
また、作業者が鋳型の上から約1000℃の溶融金
属1をのぞき、スラグ8の侵入防止板を操作する
作業は、非常に危険な作業である。さらには、羽
根の枚数分(例:4枚、5枚)だけスラグ侵入防
止板9を必要とし、作業工数が大となる。
属1をのぞき、スラグ8の侵入防止板を操作する
作業は、非常に危険な作業である。さらには、羽
根の枚数分(例:4枚、5枚)だけスラグ侵入防
止板9を必要とし、作業工数が大となる。
なお、第2図において、11は鋳型2の上型、
12は中子を示す。
12は中子を示す。
考案が解決しようとする問題点
本考案の目的は、上記従来のものの欠点を解消
し、プロペラの鋳造時のスラグが羽根部に侵入す
ることを防止しうるプロペラ鋳造装置を提供する
ものである。
し、プロペラの鋳造時のスラグが羽根部に侵入す
ることを防止しうるプロペラ鋳造装置を提供する
ものである。
問題点を解決するための手段
本考案は、上型及び下型よりなる鋳型と、その
中心に中子を具えたプロペラ鋳造装置において、
前記下型の支持部の上に該中子を中心として耐火
耐熱性材料で製作された筒を、溶融金属によつて
浮上可能に設置してなることを特徴とするプロペ
ラ鋳造装置に関する。
中心に中子を具えたプロペラ鋳造装置において、
前記下型の支持部の上に該中子を中心として耐火
耐熱性材料で製作された筒を、溶融金属によつて
浮上可能に設置してなることを特徴とするプロペ
ラ鋳造装置に関する。
本考案は、浮上式スラグ侵入防止筒を用いるこ
とにより、プロペラ鋳造時のスラグを自動的に筒
内に集め、スラグが羽根部へ侵入することを防止
することができ、従つて、スラグによる鋳造欠陥
の発生を防止できる。さらには、作業者が不要と
なり、安全作業と工数低減が可能となる。
とにより、プロペラ鋳造時のスラグを自動的に筒
内に集め、スラグが羽根部へ侵入することを防止
することができ、従つて、スラグによる鋳造欠陥
の発生を防止できる。さらには、作業者が不要と
なり、安全作業と工数低減が可能となる。
作 用
以下に、本考案を図面に基づき説明する。
第1図は、本考案のプロペラ鋳造装置の一実施
態様の概略図である。第1図において、bは、a
のプロペラ部分の平面図である。また、第2図と
共通符号は、第2図と同じものを示す。
態様の概略図である。第1図において、bは、a
のプロペラ部分の平面図である。また、第2図と
共通符号は、第2図と同じものを示す。
本考案の特徴である浮上式スラグ侵入防止筒1
3は、耐火耐熱性材料(例えば、セラミツクや石
綿内蔵)で製作される。そして、中子12を中心
に、この筒13をプロペラ鋳型2の下型10の支
持部14にセツトする。とりべ3から溶融金属1
を湯道4に流し込むと、溶融金属1の浮力によつ
てスラグ侵入防止筒13が浮上する。スラグ8は
該筒13内の溶融金属1内にとどまり、これによ
り、スラグ8のないきれいな溶融金属1が筒13
の下部をくぐり抜けて羽根部6に入り、スラグ8
による鋳造欠陥の発生を防止できる。
3は、耐火耐熱性材料(例えば、セラミツクや石
綿内蔵)で製作される。そして、中子12を中心
に、この筒13をプロペラ鋳型2の下型10の支
持部14にセツトする。とりべ3から溶融金属1
を湯道4に流し込むと、溶融金属1の浮力によつ
てスラグ侵入防止筒13が浮上する。スラグ8は
該筒13内の溶融金属1内にとどまり、これによ
り、スラグ8のないきれいな溶融金属1が筒13
の下部をくぐり抜けて羽根部6に入り、スラグ8
による鋳造欠陥の発生を防止できる。
考案の効果
(1) 浮上式スラグ侵入防止筒を用いることによ
り、スラグを自動的に筒内に集め、スラグが羽
根部へ侵入することを防止できる。また、スラ
グによる鋳造欠陥の発生を防止できる。
り、スラグを自動的に筒内に集め、スラグが羽
根部へ侵入することを防止できる。また、スラ
グによる鋳造欠陥の発生を防止できる。
(2) 筒は、溶融金属の浮力により自動的に浮上す
ることができ、浮上のための特殊な装置が不要
である。
ることができ、浮上のための特殊な装置が不要
である。
(3) 作業者が不要となり、安全作業と工数低減が
可能となる。
可能となる。
第1図は、本考案プロペラ鋳造装置の一実施態
様の概略図である。第2図は、従来のプロペラ鋳
造時のスラグ侵入防止法の説明図である。図中の
各符号は、以下の通りである。 1;溶融金属、2;鋳型、3;とりべ、4;湯
動、5;プロペラボス部、6;羽根部、7;レー
キ部(傾斜部)、8;スラグ、9;スラグ侵入防
止板、10;鋳型2の下型、11;鋳型2の上
型、12;中子、13;スラグ侵入防止筒、1
4;支持部。
様の概略図である。第2図は、従来のプロペラ鋳
造時のスラグ侵入防止法の説明図である。図中の
各符号は、以下の通りである。 1;溶融金属、2;鋳型、3;とりべ、4;湯
動、5;プロペラボス部、6;羽根部、7;レー
キ部(傾斜部)、8;スラグ、9;スラグ侵入防
止板、10;鋳型2の下型、11;鋳型2の上
型、12;中子、13;スラグ侵入防止筒、1
4;支持部。
Claims (1)
- 上型及び下型よりなる鋳型と、その中心に中子
を具えたプロペラ鋳造装置において、前記下型の
支持部の上に該中子を中心として耐火耐熱性材料
で製作された筒を、溶融金属によつて浮上可能に
設置してなることを特徴とするプロペラ鋳造装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11245784U JPS6127558U (ja) | 1984-07-26 | 1984-07-26 | プロペラ鋳造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11245784U JPS6127558U (ja) | 1984-07-26 | 1984-07-26 | プロペラ鋳造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6127558U JPS6127558U (ja) | 1986-02-19 |
JPS632222Y2 true JPS632222Y2 (ja) | 1988-01-20 |
Family
ID=30671508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11245784U Granted JPS6127558U (ja) | 1984-07-26 | 1984-07-26 | プロペラ鋳造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6127558U (ja) |
-
1984
- 1984-07-26 JP JP11245784U patent/JPS6127558U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6127558U (ja) | 1986-02-19 |
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