JPS63219400A - 尿酸分析用一体型多層分析要素 - Google Patents

尿酸分析用一体型多層分析要素

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JPS63219400A
JPS63219400A JP5348187A JP5348187A JPS63219400A JP S63219400 A JPS63219400 A JP S63219400A JP 5348187 A JP5348187 A JP 5348187A JP 5348187 A JP5348187 A JP 5348187A JP S63219400 A JPS63219400 A JP S63219400A
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uric acid
analytical element
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JP5348187A
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Fumitada Arai
文規 新井
Shunkai Katsuyama
春海 勝山
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は水性液体試料中の尿酸を分析するための改良さ
れた乾式の一体型多層分析要素に関するもので、詳しく
は水性液体試料、特に血液、リンパ液、唾液、尿等の生
物体液を水性液体試料として用いる臨床検査に有用な尿
酸定量分析用一体型多層分析要素に関するものである。
[従来の技術] 乾式分析要素の一形態として、透明光透過性水不透過性
支持体の上に呈色反応試薬を親水性ポリマーバインダー
に分散含有させた吸水性の呈色試薬層と最外層に多孔性
展開履く展開層ということがある)を接着積層した尿酸
分析用、特に尿酸の定量分析に適した一体型多層分析要
素(多層分析要素ということがある)が特公昭57−5
519.特開昭59−193352.特開昭59−19
3353 、特開昭61−4960等に提案され実用に
供されている。これらの諸特許明細書に記載の尿酸分析
用多層分析要素においては2体液中の尿酸の含有量が少
ないので発色光学濃度を増大させるために、呈色試薬組
成物中にトリアリールイミダゾールロイコ色素又はジア
リールイミダゾールロイコ色素を色原体として用いてい
る。
特公昭56−39198にはL−アスコルビン酸(ビタ
ミンC)が含まれる体液を用いる場合に発生する大きな
負誤差を排除する目的でアスコルビン酸オキシダーゼの
共存下にウレアーゼとレドックス呈色試薬系で尿酸の定
量分析を実施するのが有効であることを記載している。
特開昭53−27093 、特開昭59−193352
.特開昭59−193353 、特開昭61−4960
には、ウレアーゼ含有尿酸分析用呈色試薬層と多孔性展
開層の間にアスコルビン酸オキシダーゼを含む約3.0
um〜約4.01ffiのゼラチン層を設けてアスコル
ビン酸が含まれる体液を用いる場合に発生する大きな負
誤差を排除した尿酸定量分析用多層分析要素が記載され
ている。
[従来の技術の問題点] 前述の諸特許明細書に記載の尿酸分析用多層分析要素に
おいては、水性液体試料として全血を用いる場合に、高
ヘマトクリット値の全血において大きな負誤差が生じる
ことが判明した。前記の諸特許明細書に記載の層厚のア
スコルビン酸オキシダーゼ含有層を有する多層分析要素
においては。
アスコルビン酸に起因する負誤差が充分に減少しない場
合があることが見出された。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は水性液体試料としてアスコルビン酸が含
まれる体液を用いる場合にも負誤差充分に減少して、高
精度の尿酸の定量分析が実施できる多層分析要素を提供
することである。
本発明の他の目的は水性液体試料として広い範囲のへマ
ドクリット値の全血を含めて諸種の生物体液を用いる場
合に実質的に同等の高精度の尿酸の定量分析が実施でき
る一体型多層分析要素を提供することである。
本発明の他の目的は多層分析要素の製造時に親水性ポリ
マーバインダーを含む複数の層を容易に塗布でき、かつ
ウリカーゼの活性低下又は劣化の恐れなしに親水性ポリ
マーバインダーを含む複数の層の架橋硬化が生じさせる
ように架橋剤を要素内に含有させることにより高精度の
尿酸の定量分析が実施できる多層分析要素を提供するこ
とである。
本発明の他の目的はウリカーゼの活性低下又は劣化の恐
れなしに多量のアルカリ剤又はアルカリ性pl+緩衝剤
を要素内に含有させることにより高精度の尿酸の定量分
析が実施できる多層分析要素を提供することである。
[発明の構成] 本発明は、光透過性水不透過性支持体の上に親水性ポリ
マーを含む吸水層、ウリカーゼ含有呈色試薬組成物が親
水性ポリマーバインダーに分散含有されている呈色試薬
層、及び多孔性展開層がこの順に接着積層されてなる尿
酸分析用一体型多層分析要素において。
■アスコルビン酸オキシダーゼが前記呈色試薬層より上
側のく光遮蔽層、接着層、アスコルビン酸オキシダーゼ
を含む親水性ポリマ一層すなわちL−アスコルビン酸除
去層、又は多孔性展開層のうちの)いずれか1層又は2
以上の層に厚さ5IjTI以上の範囲にわたって含まれ
ている尿酸分析用一体型多層分析要素。
■架橋剤が前記吸水層に含まれている尿酸分析用一体型
多層分析要素、及び ■分析条件下にウリカーゼの周囲pHをp)17.4よ
り高い値に維持しうるアルカリ剤成分又はpl(緩衝剤
成分が前記吸水層に含まれている尿酸分析用一体型多層
分析要素、である。
[発明の構成の詳細な説明] 本発明の一体型多層分析要素の光透過性水不透過性支持
体としては従来公知の多層分析要素に用いられている光
透過性(透明な)水不透過性支持体を用いることができ
る。その具体例としてはポリエチレンテレフタレート、
ビスフェノールへのポリカルボネート、ポリスチレン、
セルロースエステルく例、セルロースジアセテート、セ
ルローストリアセテート、セルロースアセテートピロビ
オネート等)等のポリマーからなる厚さ約50umから
約1wm、好ましくは約80umから約30011Tl
の範囲の透明な、すなわち波長約20On+aから約9
00nmの範囲内の少なくとも一部の波長範囲の電磁輻
射線を透過させる平滑な表面を有するフィルム状(シー
ト状)または平板状の支持体を用いることができる。必
要に応じて支持体の表面を公知の物理化学的活性化処理
又は化学的活性化処理し、あるいは透明な下塗層(例、
ゼラチン下塗PI)を設けて支持体と吸水層の間の接着
力を強くすることができる。
支持体の上には吸水層が設けるられる。吸水層は水を吸
収して膨潤する親水性ポリマーを主成分とする層で、吸
水層の界面に到達または浸透した水性液体試料の水を吸
収できる層であり、全血試料を用いる場合には水性液体
成分、血漿の呈色試薬層への浸透を促進する作用を有し
ている。吸水層に用いられる親水性ポリマーは水吸収時
の膨潤率が30℃で約150%から約2000%、好ま
しくは約250%から約1500%の範囲の親水性ポリ
マーである。親水性ポリマーの具体例として特開昭59
−171864 、特開昭60−115859等に記載
の酸処理ゼラチン、脱イオンゼラチン等のゼラチン、フ
タル化ゼラチン、ヒドロキシアクリレートグラフトゼラ
チン等のゼラチン誘導体、特開昭59−171864 
、特開昭60−115859等に開示のアガロース、プ
ルラン。
プルラン誘導体、ポリアクリルアミド、ポリビニルアル
コール、ポリビニルとロリドン等がある。
これらの親水性ポリマーは単独で、あるいは2種以上を
組合せて用いることができる。吸水層には一般的にはゼ
ラチンまたはゼラチン誘導体が好ましい。
吸水層の乾燥時の厚さは約1umから約1OOurI+
、好ましくは約3LIr11から約301ff11の範
囲、被覆量では約1g1I2から約1003/m2.好
ましくは約3g/m2から約3081n12の範囲であ
る。吸水層には公知のアルカリ性pH緩衝剤、アルカリ
性化合物、塩基性ポリマー等を含有させて分析条件下(
分析操作実施時)のウリカーゼの周囲pHを約7.4よ
り高い値の範囲、好ましくは約7.4〜約9.5の範囲
に調節することができる。また、吸水層には架橋剤(硬
化剤又は硬膜剤ともいわれる)を含有させることができ
る。吸水層にはアルカリ性pH緩衝剤又はアルカリ性化
合物と架橋剤をともに含有させることができる。さらに
吸水層には公知の媒染剤、ポリマー媒染剤等を含有させ
ることができる。
呈色試薬層は水性液体試料中のアナライト(測定対象成
分)である尿酸と反応して検出可能な変化を生じさせる
1種類の試薬又は複数の成分からなる試薬組成物(以下
両者を総称して単に呈色試薬組成物又は試薬という)が
親水性ポリマーバインダー中に実質的に一様に分散含有
されている吸水性の層である。検出可能な変化とは主と
して光学的測定方法により検出できる変化を意味してお
り9例えば色変化9発色(呈色)、蛍光発生、紫外線領
域における吸収波長の変化等である。
呈色試薬層に含有させる酵素ウリカーゼ(尿酸オキシダ
ーゼ;EC1,をpH7.3,3)を含む呈色試薬組成
物の例としては、特公昭57−5519.特開昭59−
193352、特開昭59−193353.特開昭61
−4960に記載のウリカーゼ、ペルオキシダーゼと色
原体としてトリアリールイミダゾールロイコ色素又はジ
アリールイミダゾールロイコ色素を含む尿酸分析用呈色
試薬組成物、rcIinical Chemistry
J設、227−231(1980)、特開昭55−13
8656に記載のウリカーゼ、ペルオキシダーゼ、3.
5−ジクロロ−2−ヒドロキシベンゼンスルホン酸、4
−アミノアンチピリン及びフェロシアン化物を含む尿酸
分析用呈色試薬組成物。
特開昭55−124499 、特開昭58−86457
等に記載のウリカーゼとペルオキシダーゼの共役酵素系
と併用できる過酸化水素検出用呈色試薬組成物等がある
。これらの試薬組成物のうちで、ウリカーゼ。
ペルオキシダーゼと色原体としてトリアリールイミダゾ
ールロイコ色素又はジアリールイミダゾールロイコ色素
を含む尿酸分析用呈色試薬組成物が好ましい。
ウリカーゼ(尿酸オキシダーゼ)としては、馬場。
和田、北村、奥田編著「臨床酵素ハンドブック」(講談
社、1982年)、丸尾、田宮監修「酵素ハンドブック
」(朝倉書店、1982年)、T、E、Barman著
rEnzyme Hand−bookJ(Spring
er Verla3,1969年)、米国特許4062
−731等に記載のEC1,をpH7.3,3に属する
ブタ肝由来。
酵母由来等のウリカーゼを用いることができる。
ウリカーゼの多層分析要素中での含有量は約1OOUI
112〜約1万U/m2.好ましくは約200 U /
ra2〜約8千UII12の範囲である。分析操作時に
ウリカーゼの周囲pHが7.4〜9.0.好ましくはp
HをpH7.4〜8.5の範囲に維持されるように公知
のアルカリ剤又はアルカリ性pH緩衝剤を多層分析要素
中に含有させることが好ましい。
ペルオキシダーゼとしては、馬場、和田、北村、奥田編
著「臨床酵素ハンドブック」(講談社、1982年)。
丸尾、田宮監修「酵素ハンドブック」(朝倉書店。
1982年)、T、E、Bara+an著rEnzyn
+e Han、dbookJ(Springer Ve
rlag、1969年)、特公昭56−45599 、
特公昭57−5520等に記載の植物由来及び動物由来
のEC1,11,1,7に属するペルオキシダーゼ、特
公昭58−5035等に記載の微生物起原のEC1,1
1,1,7に属するペルオキシダーゼを用いることがで
きる。これらのうちでは植物起源または微生物起原の非
特異的ペルオキシダーゼが好ましい。好ましいペルオキ
シダーゼの例として、西洋わさびペルオキシダーゼ、大
根ペルオキシダーゼ、 Cochliobolus属。
Curvularia属の微生物から抽出したペルオキ
シダーゼがある。ペルオキシダーゼの多層分析要素中で
の含有量は約l千〇/w2〜約1万U/m2.好ましく
は約2千U/I2〜約8千U1m2の範囲である。ペル
オキシダーゼの最適pH範囲は5.0〜8.0にあるが
、ウリカーゼの好適周囲pH範囲に調整すれば充分であ
る。ペルオキシダーゼの多層分析要素中での含有量は約
l千U /m2〜約10万U/+g2.好ましくは約2
千U /wh2〜約6万U/l112の範囲である。
ロイコ色素として、特公昭57−5519に記載の2−
(4−ヒドロキシ−3,5−ジメトキシフェニル)−4
,5−ビス[4−(ジメチルアミノ)フェニルコイミダ
ゾール等のトリアリールイミダゾールロイコ色素;特開
昭59−193352に記載の2−(3,5−ジメトキ
シ−4−ヒドロキシフェニル)−4−[4−(ジメチル
アミノ)フェニルゴー5−フェネチルイミダゾール等の
ジアリールイミダゾールロイコ色素;特開昭61−49
60に記載の2−(2−フェニル−3−インドリル)−
4,5−ジ[4−(ジメチルアミノ)フェニルコイミダ
ゾール等のジアリールインドリルイミダゾールロイコ色
素;特開昭61−229888に記載の2−(4−ヒド
ロキシ−3,5−ジメトキシフェニル)−3−アセチル
−4,5−ビス[4−(ジエチルアミノ)フェニルコイ
ミダゾール等のトリアリールモノアシルイミダゾールロ
イコ色素;2−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメトキシ
フェニル)−3−メチル−4,5−ビス[4−(ジエチ
ルアミノ)フェニルコイミダゾール等のトリアリールモ
ノアルキルイミダゾールロイコ色素等がある。ロイコ色
素の多層分析要素中での含有量は約250mg/m2〜
約5.0g/w2.好ましくは約500mg/m2〜約
4.0g/a+2の範囲である。
呈色試薬層に用いられる親水性ポリマーバインダーは、
少なくとも、試薬組成物を実質的に均一に溶解又は分散
させる媒体として作用し、また水性液体試料中の水を吸
収して水とともにアナライトである尿酸を呈色試薬層に
到達させる作用を有するものである。親水性ポリマーバ
インダーとしては、前述した吸水層に用いられるのと同
様な親水性ポリマーバインダーを用いることができる。
呈色試薬層の乾燥時厚さは約3LIT+から約50…、
好ましくは約5IJTIから約40umの範囲、被覆量
では約3g/ff12から約503/m”’ 、好まし
くは約53/m”から約40g/l112の範囲である
呈色試薬層には公知のアルカリ性pH1l衝剤、アルカ
リ性化合物、塩基性ポリマー等を含有させて分析条件下
(分析操作時実施時)のウリカーゼの周囲pHを約7.
4より高い範囲、好ましくは約7.4〜約9.5の範囲
に調節することができる。さらに試薬層には公知の媒染
剤、ポリマー媒染剤等を含有させることができる。
呈色試薬層は光透過性水不透過性支持体の上に前記の諸
特許明細書等に記載の公知の塗布方法により設けること
ができる。
吸水層及び呈色試薬層は実質的に透明であることが好ま
しいが、必要に応じて層中に二酸化チタン微粒子、硫酸
バリウム微粒子、カーボンブラック等を少量分散含有さ
せて光学的性能を調節することができる。
昭]ジ1団 多孔性展開層としては特開昭55−164356 、特
開昭57−66359等に記載の織物展間N(例、ブロ
ード。
ボブリン等の平織等)、特開昭60−222769等に
記載の膳物展開層(例、トリコット編、ダブルトリコッ
ト編、ミラニーズ編等)、特開昭57−148250に
記載の有機ポリマー繊維バルブ含有抄造紙からなる展r
WIa、特公昭53−21677、米国特許39921
58等に記載のメンブランフィルタ(プラッシュポリマ
ーM>、ポリマーミクロビーズ、ガラスミクロビーズ。
珪藻土が親水性ポリマーバインダーに保持されてなる連
続微空隙含有多孔性層等の非繊維等方的多孔性展開層、
特開昭55−90859に記載のポリマーミクロビーズ
が水で膨潤しないポリマー接着剤で点接触状に接着され
てなる連続微空隙含有多孔性層(三次元格子状粒状構造
物FJ)からなる非繊維等方的多孔性展開層等を用いる
ことができる。
これらの多孔性展開層のうちで後述するようにアスコル
ビン酸オキシダーゼ又は展開制御用親水性ポリマーを展
開層中に含有保持させる態様においては、それらを眉間
層中に含有保持させやすい点で織物展開層2編物層間層
に代表される繊維質展開層が好ましい。
多孔性展開層に用いられる織物布地または編物布地は特
開昭57−66359に記載のグロー放電処理またはコ
ロナ放電処理に代表される物理的活性化処理を布生地の
少なくとも片面に施すか、または特開昭55−1643
56.特開昭57−66359等に記載の水洗脱脂処理
、親水性ポリマー含浸等親木化処理。
またはこれらの処理工程を適宜に組み合せて逐次実施す
ることにより布生地を親水化し、下側(支持体に近い側
)の層との接着力を増大させることができる。
展開制御の目的で多孔性展開層に含有させる親水性ポリ
マーとして特開昭60−222770等に記載の親水性
セルロース誘導体、特開昭59−171864 、特開
昭60−115859等に記載のアガロース、ポリアク
リルアミド、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン、特開昭59−171864 、特開昭60−11
5859等に記載の酸処理ゼラチン、脱イオンゼラチン
等のゼラチン、フタル化ゼラチン、ヒドロキシアクリレ
ートグラフトゼラチン等のゼラチン誘導体等のうちで、
アナライトの分析に対する妨害が僅少又は実質的にない
ポリマーがある。
これらの親水性ポリマーのうちで展開制御性能にすぐれ
、アナライトの分析に対する妨害が僅少又は実質的にな
い好ましいポリマーとして、親水性セルロース誘導体が
ある。親水性セルロース誘導体のうちでは、炭素原子数
1から3の低級アルキル基、又は炭素原子数1から4の
ヒドロキシ基置換低級アルキル基によりヒドロキシル基
の一部又は実質的に全部がエーテル化された水溶性セル
ロースエーテル類が好ましい、水溶性セルロースエーテ
ルは、一般に分子量約8千から約100万、好ましくは
約1万から約30万の範囲のものを用いることができる
。セルロースエーテルの例として、メチルセルロース、
エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシブチルメ
チルセルロースがあり、これらのうちでメチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロースが好ましい、
これらの親水性ポリマーは単独で、あるいは2種以上を
組合せて用いることができる。展開制御用親水性ポリマ
ーの被覆量は約0.5g/+w2から約158/m2.
好ましくは約0.73/m2から約10g/m2の範囲
である。
多孔性層rWi層に親水性ポリマーを含有させる方法と
して、親水性ポリマーを含む水溶液(又は水分散液)、
水−有機溶媒混合溶媒溶液(又は分散液)又は有機溶媒
溶液(又は分散液)(有機溶媒の例:メタノール、エタ
ノール、イソプロピルアルコール等の脂肪族アルコール
;アセトン、メチルエチルケトン等のジアルキルケトン
;ジメチルエーテル等のジアルキルエーテル;テトラヒ
ドロフラン。
ジオキサン等の脂肪族環状エーテル;アセトニトリル;
ヘキサン等)を展開層の上から公知の方法により実質的
に均一に塗布又は噴霧し乾燥する方法、前記ポリマー溶
液に展開層用の素材を浸漬し乾燥又は半乾燥状態で呈色
試薬層、光遮蔽層又は接着層等に積層し一体化する方法
等がある0M水性ポリマーとともに後述する界面活性剤
、アスコルビン酸オキシダーゼ、pHI衝剤等を展開層
に同時に含有させることもできる。
呈色試薬層と展開層との間に光遮蔽層(又は光反射層)
を設けることができる。水性液体試料として全血を適用
するための多層分析要素で、展開層の光遮蔽又は光反射
の機能が不充分な場合にはに光遮蔽層は必須である。光
遮蔽層は光遮蔽性又は光遮蔽性と光反射性を兼ね備えた
二酸化チタン微粒子または硫酸バリウム微粒子等の白色
微粒子をゼラチン等の親水性ポリマーバインダーに分散
含有してなる乾燥時の厚さ約2umから約20+mの範
囲の層である。
呈色試薬層、吸水層、光遮蔽Fj(又は光反射層)の上
には展開層を強固に接着一体化する目的でゼラチンに代
表される親水性ポリマーからなる公知の接着層を設ける
ことができる。接着層の乾燥時の厚さは約0.5LIT
+から約5LIT+の範囲である。光遮蔽層とその上の
接着層にアスコルビン酸オキシダーゼを含有させる態様
においては9両層の乾燥厚さの合計は約5um以上にな
るようにする。
多層分析要素中には水性液体試料を適用しての分析操作
実施時にウリカーゼの周囲pH値を約7.4〜約9.0
.好ましくは約7.4〜約8.5の範囲の値に維持でき
る公知のアルカリ性緩衝剤又はアルカリ剤(以下、アル
カリ性緩衝剤ということがある)から適宜選択して含有
させることが好ましい。
用いうる緩衝剤としては2日本化学会編「化学便覧 基
礎編」(東京、丸善■、1966年発行) 1312−
1320頁、 R,M、C,Dawson et a1
編r Data forB iochemical R
e5earchJ第5earchJrd at the
ClarendonPress、1969年発行) 4
76−508頁。
r B 1ochen+1stryJ L 467頁以
降(1966年)+ rAna−1ytical Bi
ochen+1stryJ IJIL 300−310
頁(1980年)等に記載のpHI衝剤基剤系る。
ρ■約7.4〜約9.0の範囲のρI緩衝剤の具体例と
してトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(Tri
s)を含む緩衝剤;燐酸塩を含む緩衝剤:炭酸塩を含む
緩衝剤;硼酸塩を含む緩衝剤;グリシンを含む緩衝剤;
グルタル酸塩を含む緩衝剤; N、N−ビス(2−ヒド
ロキシエチル)グリシン(Bicine) ; N−2
−ヒドロキシエチルピペラジン−N′−2−ヒドロキシ
プロパン−3−スルホン酸(HEPPS)Na塩又はに
塩等;N−2−ヒドロキシエチルピペラジン−N’−3
−スルホン酸(EPPS)Na塩又はに塩等; N−[
)リス(ヒドロキシメチル)メチル]−3−アミノプロ
パンスルホン酸(TAPS)Na塩又はに塩等;N−2
−ヒドロキシエチルピペラジン−N′−2−エタンスル
ホン酸(HEPES)Na塩又はに塩等;及びこれらの
いずれかと必要により組合せられる酸。
アルカリまたは塩がある。好ましい緩衝剤の具体例とし
て、燐酸二水素カリウム−燐酸水素二ナトリウム;Tr
is−硼酸ナトリウム;Tris−硼酸ナトリウム−E
DTA・2Na塩;硼酸−塩化カリウムー水酸化ナトリ
ウム;硼酸−水酸化ナトリウム;硼酸−塩化カリウムー
炭酸ナトリウム等がある。
全血中の尿酸定量に適したく血漿、血清、尿等の生物体
液にも同等に適した)多層分析要素の態様においては、
要素中でのアルカリ性緩衝剤含有量は、前述の諸特許明
細書に記載の尿酸分析用多層分析要素における含有量の
約4倍〜20倍量、具体的には約15nmo1/m2〜
50mmol/m2の範囲である。
このような多量のアルカリ性pl+緩衝剤の含有により
、高ヘマトクリット値の全血試料においても負誤差が僅
少になり、全血、血漿、血清いずれの試料についても同
等の高精度の尿酸定量分析が達成できる。アルカリ性緩
衝剤は展開層、接着層、光遮蔽層、呈色試薬層、吸水層
等のいずれか1層に。
又は2以上の層にふりわけて含有させることができる。
全血、血漿、血清、尿等の生物体液中の尿酸定量に適し
た多層分析要素の態様においては、呈色試薬層より上側
の1層又は2以上の層に9層厚合計で約5um以上の範
囲にわたってアスコルビン酸オキシダーゼ(以下、AS
Oと略記することがある)を含有させることが好ましい
。また、 ASOを含有する独立の親水性ポリマーバイ
ンダ一層又は微多孔性層(L−アスコルビン酸除去層)
を1層設けてもよい。
親水性ポリマーバインダー含有層にASOを含有させる
場合には約511T1〜約30um+好ましくは約6L
IT1〜約20umの範囲、多孔性展開層又は多孔性展
開層と親水性ポリマーバインダー含有層にASOを含有
させる場合には約5uIT1〜約500IJn、好まし
くは約5ur11〜約300umの範囲にわたってAS
Oを含有させる。多孔性展開層にASOを含有させる場
合には、その層の厚さ方向に約5Lffr+以上にわた
って含有させればよく、例えば、展開層の下側(接着層
又は光遮蔽層側)に約5um以上にわたって含有させる
。あるいは、接着6         q又は光遮蔽層
全体と展開層の下側にあわせて約51J′11以上にわ
たって含有させればよい。アスコルビン酸オキシダーゼ
の被覆量は前記の層厚全体で約1千U/II2〜約1万
U/n+”、好ましくは約2千U/112〜約7千U/
W2の範囲である。
アスコルビン酸オキシダーゼとしては、馬場。
和田、北村、奥田編著「臨床酵素ハンドブック」(講談
社、1982年)、丸尾、田宮監修「酵素ハンドブック
」(朝食書店、 1982年)、T、E、Barn+a
n著rEnzyme Hand−bookJ(Spri
nger Verlag、1969年)、特公昭58−
4555 。
特公昭58−4916等に記載のEC1,10,3,3
に属する西洋カポチャ(Cucurbita pepo
 medullosa)又は微生物等から由来のし一ア
スコルビン酸オキシダーゼを用いることができる。AS
Oの最適pH値範囲は約6.8〜約7.2にあるが、ウ
リカーゼの好適周囲pH値範囲に調整すれば実用上充分
である。
多層分析要素中には架橋剤(硬化剤又は硬膜剤ともいわ
れる)を含有させることができる。態様によっては架橋
剤の含有が好ましいか必須の場合がある。架橋剤として
は、ハロゲン化銀ゼラチン写真乳剤技術分野で周知のゼ
ラチン用の諸種の無機及び有機架橋剤、蛋白化学分野及
び有機ポリマー化学分野で周知の諸種の無機及び有機架
橋剤を用いることができる。ゼラチン用の有機架橋剤と
しては、T、H,James編rThe Theory
of PhotographicProcesSJ第4
版(New York、Macmillan Publ
ishingCo、 、 1977年)7B −89頁
等に記載のグルタルアルデヒド、グリオキサール、ジア
ルデヒド澱粉に代表されるジアルデヒド類、2,5−ヘ
キサンジオンに代表されるジケトン類、アジピン酸ジ(
1−ピリジニオメチル)エステル等のカルボン酸誘導体
類、ビス(ビニルスルホニルメチル)エーテル、ビス(
ビニルスルホニルメチル)メタノール、ビス[(ビニル
スルホニルメチルカルボニル)アミノコメタン、ビス(
ビニルスルホニル)メタン、ビス(ビニルスルホニル)
メタンスルホン酸塩(例、Na塩)に代表されるビニル
スホン基含有化合物類、2,4−ジクロロ−6−ヒドロ
キシ−94リアジン;1,3.5−トリアクリロイル−
S−トリアジンに代表されるS−トリアジン類;ブタジ
ェンオキシドに代表されるエポキシド類等がある。
ポリビニルアルコール用の有機架橋剤としては。
ジメチル尿素等がある。これらの架橋剤のうちでゼラチ
ン用の架橋剤として、グルタルアルデヒド。
ビス(ビニルスルホニルメチル)メタノール、ビス(ビ
ニルスルホニルメチル)エーテル、ビス(ビニルスルホ
ニルメチルカルボニルアミノ)メタン、ビス(ビニルス
ルホニルメチル)エーテル、ビス(ビニルスルホニル)
メタン、ビス(ビニルスルホニル)メタンスルホン酸N
a塩が好ましい。
架橋剤の多層分析要素中での含有量は、架橋硬化させる
目的の層の被覆量と硬化の程度に応じて選択しうるが、
一般的に被覆量で約30mg/m”〜約1000mg/
m2.好ましくは約約501g/Iw2〜約800mg
/m2の範囲である。架橋剤は吸水層、呈色試薬層、光
遮蔽層、接着層等のいずれか1層に、又は2以上の層に
ふりわけて含有させることができる。これらの層のうち
では、吸水層に含有させるのが、酵素含有呈色試薬組成
物への悪影響の可能性が僅少でかつ架橋剤の上側の層へ
の移行により架橋硬化可能な親水性ポリマーバインダ一
層の硬化が適度に生じる点で好ましい。また、架橋剤の
吸水層への添加は、吸水層には多量の架橋剤を含有させ
うる点でも好ましい。
吸水層、呈色試薬層、光遮蔽層(又は光反射N)。
接着層、展開層2等には界面活性剤を含有させることが
できる。好ましい界面活性剤としてノニオン性界面活性
剤がある。ノニオン性界面活性剤の具体例として、p−
オクチルフェノキシポリエトキシエタノール、p−ノニ
ルフェノキシポリエトキシエタノール、ポリオキシエチ
レンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン
モノラウレート、p−ノニルフェノキシポリグリシドー
ル、オクチルグルコシド等がある。ノニオン性界面活性
剤を展開層に含有させることにより水性液体試料の展開
作用(メータリング作用)がより良好になる。
ノニオン性界面活性剤を呈色試薬層又は吸水層に含有さ
せることにより分析操作時に水性液体試料中の水が試薬
層または吸水層に実質的に一様に吸収されやすくなり、
また展開層との液体接触が迅速にかつ実質的に一様にな
る。
本発明の多層分析要素は前述の諸特許明細書に記載の公
知の方法により調製することができる。
本発明の多層分析要素は一辺約15mmから約3On+
mの正方形またはほぼ同サイズの円形等の小片に裁断し
、特公昭57−28331.実開昭56−142454
.特開昭57−63452.実開昭58−32350 
、特表昭58−501144等に記載のスライド枠に収
めて化学分析スライドとして用いることが、製造、包装
、輸送、保存、測定操作等諸種の観点で好ましい。使用
目的によっては。
長いテープ状でカセットまたはマガジンに収めて用いる
こと、または小片を間口のあるカードに貼付または収め
て用いることなどもできる。
本発明の多層分析要素は前述の諸特許明細書等に記載の
操作により液体試料中の尿酸の分析を実施できる。すな
わち約5LILから約30uLt好ましくは8μLから
15uLの範囲の全血、血漿、血清、尿等の水性液体試
料滴を展開層に点着し、1分から10分の範囲で、約2
0℃から約40℃の範囲の実質的に一定の温度で、好ま
しくは37℃近傍の実質的に一定の温度てインクベーシ
ョンし、要素内の発色又は変色を可視光又は紫外光の吸
収極大波長またはその近傍の波長の光を用いて光透過性
支持体側から反射測光し、予め作成した検量線を用いて
比色測定法の原理により液体試料中の尿酸の含有量を求
めることができる。あるいは、要素内の蛍光の強度を測
光し、予め作成した検量線を用いて液体試料中の尿酸含
有量を求めることができる0点着する液体試料の量、イ
ンクベーション時間及び温度を一定にすることにより尿
酸の定量分析を高精度で実施できる。測定操作は特開昭
60−125543 、特開昭60−220862 、
特開昭61−294367、特開昭58−161867
等に記載の化学分析装置により極めて容易な操作で高精
度の定量分析を実施できる。
貝工i部 実施例1 ゼラチン下塗層が設けられている厚さ180umの無色
透明ポリエチレンテレフタレート(PET)シート(支
持体)の上に下記の被覆量になるように架橋剤含有吸水
層を水溶液を用いて塗布し、?!燥して設けた。
アルカリ処理ゼラチン       6.6g/m2ノ
ニルフエノキシボリグリシドール (平均10グリシド一ル単位含有)  330mg/m
”ビス[(ビニルスルホニルメチル− カルボニル)アミノコメタン   3801g/112
架橋剤含有吸水層の上に下記の被覆量になるようにして
呈色試薬層を水分散液を用いて塗布し。
乾燥して設けた。
アルカリ処理ゼラチン      25g/n+2ノニ
ルフエノキシボリグリシドール (平均lOグリシドール単位含有)  10g10+2
ペルオキシダーゼ(EC1,+1.1.7)24000
U/m2ウリカーゼ(EC1,をpH7.3,3)  
   5400U/m22−(3,5−ジメトキシ−4
−ヒドロキシフェニル)−4−[4−(ジメチルアミノ
)フェニル]−5−フェネチルイミダゾール ロイコ色
素  2.4g/m2[:pl(II衝剤] 硼酸           2.3g(37mn+ol
)/m2塩化カリウム           2.8g
/m2この液に5N−水酸化ナトリウム水溶液を添加し
てpi(8,1にSl!I!!シた 呈色試薬層の上に下記の被覆量で乾燥層厚71jTlに
なるようにして光遮蔽層を水分散液を用いて塗布し、乾
燥して設けた。
アルカリ処理ゼラチン      2.9g/鹸ルチル
型二酸化チタン微粒子   13.g/m2ノニルフェ
ノキシポリグリシドール (平均10グリシド一ル単位含有) 400mg/m2
[pH1i衝剤] 硼酸         160mg(2,611mol
)/m2この液に5N−水酸化ナトリウム水溶液を添加
してpH8,2に調整した 光遮蔽層の上に下記の被覆量で乾燥層厚5IJTlにな
るようにして接着層を水分散液を用いて塗布し。
乾燥して設けた。
アルカリ処理ゼラチン       6.73#a2ノ
ニルフエノキシボリグリシドール (平均lOグリシドール単位含有) 600mg/m2
[p11緩衝剤] 硼酸         160mg(2,6mmol)
/m2この液に5N−水酸化ナトリウム水溶液を添加し
てpH8,2に調整した ついで接着層の表面に水を303/m”の割合でほぼ一
様に供給して湿潤させ、その上に50デニール相当のP
ET紡績糸36ゲージ編した厚さ約250umのトリコ
ット編物布地をほぼ一様に軽く圧力かけてラミネート接
着して多孔性展開層を設けた。
次に下記の被覆量になるようにして展開コントロール用
ポリマー含有エタノール分散液を展開層の上から塗布し
乾燥して尿酸定量分析用一体型多層分析要素を調製した
ヒドロキシプロピルセルロース (メトキシ基28〜30%、ヒドロキシ−プロポキシ基
7〜12%含有、2%水溶液の20℃での粘度50cp
s)     3.0g/m2ノニルフエノキシボリエ
トキシー エタノール (平均40オキシIfl、ン単位含有)500−gem
2得られた尿酸定量分析用多層分析要素を1辺15mo
wの正方形チップに裁断し、特開昭58−32350に
記載のスライド枠に収めて尿酸定量用生化学分析スライ
ドを完成した。
比較例1 呈色試薬層、光遮蔽層、接着層の硼酸被覆量をそれぞれ
下記のように実施例1の多層分析要素の被覆量の20%
に減じて前記各層のpH緩衝能力を減じたほかは実施例
1と同様にして従来技術に従った尿酸定量用生化学分析
スライドを完成した。
硼酸被覆量 呈色試薬H460mg(をpH7.4mmol)/m2
光遮蔽層        32mg(0、52mmo 
I )/m2接着層        32mg(0,5
2a+a+o I )/n+2実施例1及び比較例1の
性能評 価実験■検量線の作成 ヘパリン採血したヘマトクリット値40%の正常者人血
液に尿酸を添加して約10時間冷暗所に放置し、尿酸含
有量3.3 : 5.2 ; 7.0 : 8.7 :
 10.6mg/dLの6レベルの人全血試料(尿酸含
有量は各全血試料を遠心分離して得た血漿をウリカーゼ
−ペルオキシダーゼ法(溶液法)で測定した)を調製し
た。
作成した2種類の尿酸定量用生化学分析スライドの展開
層に5レベルの全血試料を各10μL点着し。
37℃で6分インクベーションし、直ちに中心波長64
0nn+の可視光でPET支持体側から反射測光して多
層分析要素の発色光学濃度を測定して、第1表に記載の
結果を得た。
第 1表  多層分析要素の発色光学濃度値■ヘマトク
リット11(Net)の異なるレベルのコントロール全
血試料の調製 前記の)Ict 40%、尿酸含有R3,3mg/dL
 ; 7.Omg/dL : 10.6n+g/dLの
3レベルの全血試料それぞれについて、全血を遠心して
血漿と血餅を分離した。
血漿をOct 0%のコントロール試料とした。
血漿で遠心分離前の全血を2倍に希釈してHct 20
%のコントロール全血試料。
遠心分離前の全血又は血漿に血餅の適当量を添加してH
ct 50%;60%のコントロール全血試料をそれぞ
れ調製した。
■尿酸定量分析用多層分析要素の性能評価このようにし
て調製したコントロール全血試料を用いて前記の検量線
の作成の際の操作と同様にして多層分析要素の発色光学
濃度を測定し9作成した検量線により尿酸含有量に変換
したところ。
第2表に記載の結果が得られた。
第2表  多層分析要素での測定値(mg/dL)尿酸
   コントロール全血試料のHat%第2表の結果か
ら本発明の尿酸定量分析用一体型多層分析要素において
は、ヘマトクリットO%(血漿)から通常の人全血での
最大値である60%までの範囲で従来技術に比べて尿酸
含有量測定値の誤差が小さい範囲にとどまっていること
が明らかである。
実施例2 アスコルビン酸オキシダーゼ(EC1,10,3,3)
を接着層に被覆量 1400 U /m2光遮蔽層に被
覆量 3400 U /la2の割合で上記2層の乾燥
層厚合計12umにわたって含有させたほかは実施例1
と同様にして尿酸定量分析用一体型多層分析要素を調製
した。
比較例2 接着層のアリカリ処理ゼラチンの被覆量を4.0g10
+2で乾燥層厚3.8層mになるようにし、アスコルビ
ン酸オキシダーゼを被覆量4800 U /la2の割
合で接着層の全層厚にわたって含有させたほかは実施例
1と同様にして尿酸定量分析用一体型多層分析要素を調
製した。
■アスコルビン酸含有量の異なるレベルのコントロール
全血試料の調製 ヘマトクリット値40%、尿酸含有量3.3mg/dL
 :?、On+3/dL ; 10.6mg/d1.の
3レヘルのコントロール全血試料それぞれに7スコルビ
ン酸を2.5 ; 5.0: 10.0m3/dLの割
合で添加したコントロール全血試料を調製した。
■尿酸定量分析用多層分析要素の性能評価上記のアスコ
ルビン酸添加コントロール全血試料及び無添加コントロ
ール全血試料を用いて実施例1の検量線の作成の際の操
作と同様にして本発明の多層分析要素(実施例2)及び
従来技術の多層分析要素(比較例1及び2)の発色光学
濃度を測定し9作成した検量線により尿酸含有量に変換
したところ、第3表に記載の結果が得られた。
第3表の結果から本発明の尿酸定量分析用一体型多層分
析要素においては、アスコルビン酸無添加の全血からア
スコルビン酸10.0mg/dLまでの添加量範囲で従
来技術に比べて尿酸含有量測定値の誤差が小さい範囲に
とどまっていることが明らかである。
■]ヨ【部 第3表  多層分析要素での測定値(mg/dL)実施
例3 アスコルビン酸オキシダーゼ(EC1,10,3,3)
を展開層に被覆量 4800 U /m”になるように
展開コントロール用ポリマー含有エタノール分散液に添
加したほかは実施例1と同様にして尿酸定量分析用一体
型多層分析要素を調製した。
一方、ヘマトクリット値40%、尿酸含有量3.3mg
/dL ; 7.Omg/dL ; 10.61g/d
Lの3レベルのコントロール全血試料それぞれにアスコ
ルビン酸を2.5; s、o ; to、軸g/dLの
割合で添加したコントロール全血試料を調製した。
上記のアスコルビン酸添加コントロール全血試料及び無
添加コントロール全血試料を用いて実施例1の検量線の
作成の際の操作と同様にして本発明の多層分析要素(実
施例3)及び従来技術の多層分析要素(比較例1)の発
色光学濃度を測定し2作成した検量線により尿酸含有量
に変換したところ。
第4表に記載の結果が得られた。
第4表の結果から本発明の尿酸定量分析用一体型多層分
析要素においては、アスコルビン酸無添加の全血から7
スコルビン酸10.0mg/dLまでの添加量範囲で従
来技術に比べて尿酸含有量測定値の誤差が小さい範囲に
とどまっていることが明らかである。
昭ココ【社

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光透過性水不透過性支持体の上に親水性ポリマー
    を含む吸水層、ウリカーゼ含有呈色試薬組成物が親水性
    ポリマーバインダーに分散含有されている呈色試薬層、
    及び多孔性展開層がこの順に接着積層されてなる尿酸分
    析用一体型多層分析要素において、アスコルビン酸オキ
    シダーゼが前記呈色試薬層より上側のいずれか少なくと
    も1層に厚さ5μm以上の範囲にわたって含まれている
    ことを特徴とする尿酸分析用一体型多層分析要素。
  2. (2)前記呈色試薬層と前記展開層の間に光遮蔽層が設
    けられており、アスコルビン酸オキシダーゼが前記光遮
    蔽層に含まれている特許請求の範囲第1項に記載の尿酸
    分析用一体型多層分析要素。
  3. (3)前記呈色試薬層と前記展開層の間に接着層が設け
    られており、アスコルビン酸オキシダーゼが前記接着層
    に含まれている特許請求の範囲第1項に記載の尿酸分析
    用一体型多層分析要素。
  4. (4)アスコルビン酸オキシダーゼが前記展開層に含ま
    れている特許請求の範囲第1項に記載の尿酸分析用一体
    型多層分析要素。
  5. (5)前記光遮蔽層と前記展開層の間に接着層が設けら
    れており、アスコルビン酸オキシダーゼが前記光遮蔽層
    と前記接着層の両層に含まれている特許請求の範囲第2
    項に記載の尿酸分析用一体型多層分析要素。
  6. (6)前記呈色試薬層と前記展開層の間に親水性ポリマ
    ーバインダーからなる層が設けられており、アスコルビ
    ン酸オキシダーゼが前記親水性ポリマーバインダーから
    なる層に含まれている特許請求の範囲第1項に記載の尿
    酸分析用一体型多層分析要素。
  7. (7)光透過性水不透過性支持体の上に親水性ポリマー
    を含む吸水層、ウリカーゼ含有呈色試薬組成物が親水性
    ポリマーバインダーに分散含有されている呈色試薬層、
    及び多孔性展開層がこの順に接着積層されてなる尿酸分
    析用一体型多層分析要素において、架橋剤が前記吸水層
    に含まれていることを特徴とする尿酸分析用一体型多層
    分析要素。
  8. (8)前記呈色試薬層と多孔性展開層の間に順に光遮蔽
    層と接着層が設けられている特許請求の範囲第7項に記
    載の尿酸分析用一体型多層分析要素。
  9. (9)分析条件下にウリカーゼの周囲pHをpH7.4
    より高い値に維持しうるアルカリ剤成分又はpH緩衝剤
    成分が前記呈色試薬層又はその上側のいずれか少なくと
    も1層に含まれている特許請求の範囲第7項又は第8項
    に記載の尿酸分析用一体型多層分析要素。
  10. (10)前記アルカリ剤成分又はpH緩衝剤成分が多層
    分析要素1m^2当り15mmolから50mmolの
    範囲で含有されている特許請求の範囲第9項に記載の尿
    酸分析用一体型多層分析要素。
  11. (11)光透過性水平透過性支持体の上に親水性ポリマ
    ーを含む吸水層、ウリカーゼ含有呈色試薬組成物が親水
    性ポリマーバインダーに分散含有されている呈色試薬層
    、及び多孔性展開層がこの順に接着積層されてなる尿酸
    分析用一体型多層分析要素において、分析条件下にウリ
    カーゼの周囲pHをpH7.4より高い値に維持しうる
    アルカリ剤成分又はpH緩衝剤成分が前記吸水層に含ま
    れていることを特徴とする尿酸分析用一体型多層分析要
    素。
  12. (12)前記アルカリ剤成分又はpH緩衡剤成分が多層
    分析要素1m^2当り15mmolから50mmolの
    範囲で含有されている特許請求の範囲第11項に記載の
    尿酸分析用一体型多層分析要素。
  13. (13)前記呈色試薬層と多孔性展開層の間に順に光遮
    蔽層と接着層が設けられている特許請求の範囲第11項
    又は第12項に記載の尿酸分析用一体型多層分析要素。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02200199A (ja) * 1989-01-30 1990-08-08 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd 血中胆汁酸の定量用組成物
WO2006092980A1 (ja) 2005-02-28 2006-09-08 Fujifilm Corporation 乾式分析要素

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JPH02200199A (ja) * 1989-01-30 1990-08-08 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd 血中胆汁酸の定量用組成物
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