JPH02208565A - 血液から血漿を分離する方法、器具、およびこれを用いる分析要素 - Google Patents

血液から血漿を分離する方法、器具、およびこれを用いる分析要素

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JPH02208565A
JPH02208565A JP3040989A JP3040989A JPH02208565A JP H02208565 A JPH02208565 A JP H02208565A JP 3040989 A JP3040989 A JP 3040989A JP 3040989 A JP3040989 A JP 3040989A JP H02208565 A JPH02208565 A JP H02208565A
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cellulose
cellulose derivative
fibers
ether
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JP3040989A
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Kaoru Terajima
薫 寺島
Toru Kitani
木谷 徹
Yoshihiko Makino
快彦 牧野
Takafumi Hora
洞 尚文
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 液体中の特定の成分の濃度または活性を化学的に測定す
る分析方法には、湿式法と乾式法がある。乾式法は、分
析に必要なすべての試薬が乾燥状態で保存され、試料液
によって溶解されて2、試料液中の特定の成分と反応し
、反応の結果生ずる検出し得る変化例えば発色、変色等
を、検出、して特定成分を定量する方法である。
乾式法は、湿式法に比し、少量の検体を使用して、短時
間に精度の高い分析が可能な利点をもつ、乾式法では一
般に、1分ないし10分程度の時間で分析ができる。最
近、乾式化学分析には多層分析要素く分析スライド等)
を用いるのが一般的となっている。
医学の分野で、血液の生化学的検査は臨床3断の上に極
めて重要である。血液の臨床生化学検査では、代謝関与
成分の、血球も含めた血液全体での含有量を問題にする
ことは稀で、一般に血漿または血清中での代謝関与成分
の濃度(または活性)が測定される。所要時間が比較的
長い湿式法の臨床化学分析では、血漿(または血清)と
血球との分離に要する時間が、分析の所要時間全体に対
しさほど問題にならない、しかし所要時間が数分程度で
ある乾式法では、血漿(または血清)と血球との分離が
数分以内で行なわれないと、乾式法の利点が失われる。
ガラス繊維ろ紙を用いて血漿または血清と血球とを分離
する方法が、特開昭57−53661号や特開昭619
6466号で知られている。これらの方法では、分離は
よいが、分離にかなりの時間を要し、乾式血液分析の目
的には適合しない。
数分以内に血漿または血清と血球との実質的な分離が可
能な方法が、全血を試料とする乾式血液fヒ学分析のた
めに望まれていた。特に多層化学分析要素に組み合わせ
て利用できる方法が求められていた。
[解決すべき技術的課厘] 全血を試料とする屹式血液化学分析に適する、数分以内
で血漿または血清と血球との実質的な分離が可能な方法
の提供が、本発明の解決すべきa厘である〈課題−とす
る)。
特に多層化学分析要素に組み合わせて利用できるような
上述の方法の提供が、本発明の課題である。
またこのような方法を利用して、全血検体から数分以内
で血漿または血清と血球とが実質的に分離され、血漿ま
たは血清中の特定成分の定量が可能な多層分析要素を堤
供することが、本発明の課題である(課題二とする)。
[技術的課題の解決手段] 本発明の上記課題−は、ガラス繊維から成り、繊維間に
セルロース誘導体を含む層の、一方の面に血液を供給し
、他方の面から実質的に血球を含まない血漿を得るか、
前記層上の第1の領域に血液を供給し、同じ面の第2の
領域に実質的に血球を含まない血漿を得る方法によって
、解決された。
本発明の上記課題二は、ガラス繊維から成り、該繊維間
にセルロース誘導体を含む層と、被検成分の存在下に検
出し得る光学的変化を生ずる試薬組成物を含む水浸透性
層とから成ることを特徴とする、水性液体中の成分の定
量のための分析要素により、達成された。
[発明の構成の詳細] ガラス繊維から成り、繊維間にセルロース誘導体を含む
層の、一方の面に血液を供給し、他方の面から実質的に
血球を含まない血漿を得る方法(第1の方法と呼ぶ)に
おいて、血液は前記層の全面に供給する必要はなく、そ
の一部に供給すればよい、この場合実質的に血球を含ま
ない血漿は、通常、血液を供給した面(表面)と反対の
面(裏面)の限られた部分から得られる。
層上の第1の領域に血液を供給し、同じ面の第2の領域
に実質的に血球を含まない血漿を得る方法(第2の方法
と呼ぶ〉の場合、第1の領域と第2の領域は異なり、両
者の重なりはない。
ガラスwIMから成る層には、ガラス繊維から抄造法で
製造された濾紙のほか、ガラス繊維をからませて製造さ
れたフェルト、ガラス繊維からフライズ(frieze
)織りして製造されたフリース(Fries)を用いる
ことができる。これらの内ガラス繊維から抄造法で製造
された濾紙が好ましい、ガラス繊維としてアルカリ含有
硼珪酸ガラス繊維、アルカリ不含硼珪酸ガラス繊維、石
英ガラス繊維、シリカ繊維、石英m維等を用いることが
できる。用いられるガラス繊維の太さく平均直径)は約
0.2μ請〜約10μ輪、好ましくは約0.5μ−〜約
5μ−の範囲である。ガラス繊維濾紙の密度は約0.1
g/−り〜約、 0.5g7mコ、好ましくは約0.2
g/vb’〜約0.4g/va’の範囲、濾紙の厚さは
約100μ−〜約2000μ―、好ましくは約150μ
鱗〜約1000μ舖の範囲、濾紙の空隙率は約85%〜
約95%、好ましくは約87%〜約93%の範囲である
本発明で用いるセルロース誘導体としては、セルロース
のエーテルが好ましい、特に、セルロースの、lflま
たは多価の低級脂肪族アルコールとのエーテルが好まし
い、1価低級脂肪族アルコールの例は、メタノール、エ
タノールである。多価低級脂肪族アルコールのうち2価
アルコールが好ましく、その例はエチレングリコール、
1,2−プロピレングリコールである。セルロースの全
てのヒドロキシ基がエーテルになっている必要はなく、
すなわちセルロースの部分エーテルでもよい、また、エ
ーテルは1価アルコールと多価アルコールとの混合エー
テルでもよい。
好ましいセルロースエーテルの例を挙げると、メチルセ
ルロース(エーテル化度15%から50%程度)、エチ
ルセルロース(エーテル化度15%から50%程度)、
ヒドロキシエチルセルロース(エーテル化度3%から1
5%程度)、ヒドロキシプロピルセルロース(エーテル
化度3%から15%程度)、セルロースのメタノールお
よび1.2−プロピレングリコールとの混合エーテル(
メチル化度15%から35%程度、2−ヒドロキシプロ
ピル化度3%から15%程度)である。
セルロースエーテル等のセルロース誘導体の重合度(セ
ルロース分子の)は約50から1000程度が好まい)
第2の方法を用いる場合、試料血液を供給する場所(第
1の領域)は円に近似しての直径が約2ないし10m@
が適当で、第2の領域と第1の領域の距離は約10ない
し80輪−が適当で、好ましくは約20ないし60++
−である。
本発明の課題二に対する基本的構成は、ガラス繊維から
成り、該繊維間にセルロース誘導体を含む層と、被検成
分の存在下に検出し得る光学的変化を生ずる試薬組成物
を含む水浸透性層とから成る分析要素である。ガラス繊
維から成り、繊維間にセルロース誘導体を含む層は、血
液中の血球を捕捉し、血漿を迅速に血球から分離させる
作用を有するだけでなく、この層に滴下(点着)された
血液を血漿と血球の分離に先立ち、はぼ均一に分布する
よう展開する作用を有する。それ故にこめ層は、血球と
血漿とを分離し、単位面積当たりほぼ均一な量の血漿を
、隣接する水浸透性層に対して供給する。すなわち本発
明で用いるガラス繊維層は、血液展開層であり、同時に
血漿分離層である。
付与(点着)された単位面積当たりほぼ均一な量の試料
液を、隣接する水浸透性層に対して供給する展開層とし
ては、特開昭55−164,356号(米国特許第4,
292,272号)に記載された織物や、特開昭60−
222769号(E P 162,302A ”)に記
載された編物のような繊維材料から成る層、米国特許3
,992゜158号等に記載されたセルロースエステル
類、例えばセルロースアセテートから成るプラッシュ・
ポリマーの層、米国特許3,992,158号、同4,
258,001号等に記載されたポリマー小粒子、ガラ
ス粒子、けい藻土等が親水性または非吸水性ポリマーで
結合された連続空隙をもつ多孔性層、特開昭57−10
1,760号、同57−101.761号に記載された
ポリマー粒子構造物のような非繊維多孔性層が知られる
。しかしこれらの層は、全血を点着したときに必ずしも
充分な液展開性を奏せず、また血球と血漿の分離が不可
能ではないが充分ではない。
本発明で用いるセルロース誘導体を含むガラス繊維層は
、層の厚さが薄くても、例えば0.1ないし0.5m−
程度であっても、血球/血漿分離作用が迅速であるため
に、展開された血液が隣接層に浸透可能になった段階で
既に血漿が血球から充分に分離されており、血球を実質
的に含まない血漿が隣接する水浸透性層に供給される。
本発明の乾式血液分析要素は種々の構成を有することが
できる0例えば米国特許3,992,158、特開昭4
9−53888、特開昭55−164356、特開昭6
1138756、特開昭62−138757、特開昭6
2−138758等に記載の多層分析要素の層構成を参
考にできる。
実用的には、例えば、 (1)光透過性支持体の上に、無孔質試薬層、ガラス繊
維層をこの順に、 (2)光透過性支持体の上に、無孔質試薬層、光反射/
遮蔽層、ガラス繊維層をこの順に、 (3)光透過性支持体の上に、無孔質試薬層、多孔質層
、ガラス繊維層をこの順に、 (4)光透過性支持体の上に、多孔質試薬層、ガラス繊
維層をこの順に、 (5)光透過性支持体の上に、検出層、多孔質試薬層、
ガラス繊維層をこの順に、 (6)光透過性支持体の上に、吸水層、多孔質試薬層、
ガラス繊維層をこの順に、 それぞれ有するものが有用である(支持体は下塗層を含
んでいてもよい)。
検出層は一服に被検体の存在下で生成した色素等が拡散
し、光透過性支持体を通して光学的に検出されうる層で
、親水性ポリマーにより構成することができる。検出層
は媒染剤、例えばアニオン性色素に対してカチオン性ポ
リマーを含むことができる。吸水層は一般に被検成分の
存在下で生成する色素が実質的にその層の内部に拡散し
ないような層を言い、水により膨潤しやすい親水性ポリ
マーにより構成することができる。支持体と無孔質試薬
層の間に検出層または吸水層を有してもよい。検出層を
有する多層分析要素において、支持体と検出層との間に
さらに吸水層を設けてもよい。
試薬層とガラス繊維層との間、試薬層と多孔質層との間
、検出層と無孔質試薬層、または検出層と多孔質試薬層
との間には光遮蔽層を設けることができる。光遮蔽層は
検出層、試薬層等に生じた検出可能な変化(色変化、発
色等)を光透過性の支持体側から反射測光する際に、全
血中の赤血球のヘモグロビンの赤色を遮蔽するとともに
、光反射層又は背景層として機能する層で、二酸化チタ
ン、硫酸バリウム等の光反射性微粒子を含有する親水性
バインダからなる層又は光反射性微粒子から成る多孔性
層である。
光透過性水不透過性支持体の材料として好ましいものは
ポリエチレンテレフタレートである。セルローストリア
セテート等のセルロースエステル類でもよい、親水性層
を強固に接着させるため通常、下塗り層を設けるか、親
水化処理を施す、支持体は場合により水浸透性であって
もよい。
本発明の分析要素は、水浸透性層に試薬組成物を含む。
試薬組成物は、被検成分の存在下に、光学的に検出し得
る物質、例えば染料を、生成し得る組成物であって、被
検成分と直接に反応して、あるいは被検成分と他の試薬
との反応により生成する中間体との反応の結果、光学的
に検出し得る物質、例えば染料を、生成し得る組成物(
指示薬)を含む、ロイコ色素の酸化によって染料を生成
する組成物(例として、米国特許4,089,747号
、特開昭59−193352号等に記載されたようなア
リールイミダゾールロイコ色素)、ジアゾニウム塩、酸
化されたときに他の化合物とカップリングにより染料を
生成する化合物を含む組成物(例えば4−アミノアンチ
ピリン類と、フェノール類またはナフトール類〉、還元
型補酵素と電子伝達剤の存在下で染料を生成することの
できる化合物から成るもの等を、用いることができる。
また、酵素活性を測定する分析要素の場合には、例えば
pニトロフェノールのような有色物質を遊離しうる自己
顕色性基質を、試薬層や展開層に含むことができる。
試薬組成物は、全部を試薬層に含んでもよく、一部を別
の多孔質層(ガラス繊維層も包含する)または無孔質層
(例えば検出層)に含有させてもよい6例えば被検成分
と試薬との反応により中間体を生成する組成物を試薬層
とガラス繊維層の間にある多孔質層に、生成した中間体
と反応して染料等を与える組成物(指示薬)を試薬層に
含んでもよい。
試薬組成物は、全部または一部を親水性ポリマーを結合
剤とする実質的に均一な層(例えば試薬層、検出層等)
に含ませてもよい0m水性ポリマーとして例えば、ゼラ
チンおよびこれらの誘導体(例えばフタル化ゼラチン)
、セルロース誘導体く例えばヒドロキシエチルセルロー
ス)、アガロース、アクリルアミド重合体、メタアクリ
ルアミド重合体、アクリルアミドまたはメタアクリルア
ミドと各種ビニル性モノマーとの共重合体、ポリビニル
ピロリドン等が利用できる。
しかし試薬組成物を多孔質層に含有させることもできる
試薬組成物の全部または一部は、親水性ポリマーを結合
剤とする無孔質層に分散されてもよい。
多孔質層(上記ガラス繊維層とは別のもの)としては、
特開昭55−164,358号(米国特許箱4,292
,272号)に記載されたll物や、特開昭60−22
2769号(E P 162,302A >に記載され
た編物のような繊維材料から成るものが適用できる。織
物等には特開昭57−66359号(G B2,087
,074)に記載されたようなグロー放電処理を施して
もよい。
非繊維多孔質層を用いることもできる。米国特許399
2158号等に記載されたセルロースエステル類、例え
ばセルロースアセテートから成るプラッシュ・ポリマー
の層、特開昭62−27006号に記載されたポリスル
ホンがら成る微孔性膜、米国特許3,992,158号
、同4,258,001号等に記載されたポリマー小粒
子、ガラス粒子、けい藻土等が親水性または非吸水性ポ
リマーで結合された連続空隙をもつ多孔性層、特開昭5
7−101,760号、同57−101.761号に記
載されたポリマー粒子構造物も利用できる。
多孔質層またはガラス繊維層には、特開昭60−222
770号(E P 162,301^)、特開昭63−
219397号、61112999号、62182.6
52号(D E3,717,913)等に記載したよう
な親水性高分子あるいは界面活性剤を含有してもよい。
ガラス繊維層、多孔質層等を他の層に接着し積層するた
め、接着層を無孔質試薬層、光遮蔽層、検出層、吸水層
等の層の上に設けてもよい、接着層は一般に、水で膨潤
したときに多孔性層を接着することができるような親水
性ポリマー、例えばゼラチン、ゼラチン誘導体、ポリア
クリルアミド、澱粉等からなる。
試薬層、多孔質層、接着層等には必要に応じ、酵素また
は補酵素に対する活性化剤、緩衝剤、硬膜剤、界面活性
剤等を含有させることができる。適用できる緩衝剤の例
としては、炭酸塩、ホウ酸塩、燐酸塩やniochem
isLry誌 第5巻 第2号、467ページより47
7ページ(1966年)に記載されているグツド(Go
od)のKm剤などを挙げることができる。
本発明の好ましい実施態様の一つは、水不浸透性光透過
性支持体の上に、第1の繊維質多孔性層、非繊維質多孔
性層、第2の繊維質多孔性層がこの順に一体に積層され
、前記3層の多孔性層がそれぞれ隣接する面の間で、液
体の均一透過が実質的に妨げられない程度に微少貫通部
が形成されるよう部分的に配置された接着剤により、実
質的に密着して接着され一体化されており、被検成分の
存在下に発色、変色、発光、蛍光等の検出し得る光学的
変化を生ずる試薬組成物が前記3層の多孔性層の少なく
とも19または前記支持体と第1の繊維質多孔性層との
間にある水浸透性層に含まれる一体型多層分析要素であ
って、前記第2の繊維質多孔性層が、ガラス繊維から成
り、該繊維間にセルロース誘導体を含むものである。
本発明の好ましい実施態様の他の一つは、水不透過性光
透過性支持体の上に、第1の非繊維多孔性層、第2の非
繊維多孔性層、繊維質多孔性層がこの順に一体に積層さ
れ、前記3層の多孔性層がそれぞれ隣接する面の間で、
液体の均一透過が実質的に妨げられない程度に微少貫通
部が形成されるよう部分的に配置された接着剤により、
実質的に密着して接着され一体化されており、被検成分
の存在下に発色、変色、発光、蛍光等の検出し得る光字
的変化を生ずる試薬組成物が前記3層の多孔性層の少な
くとも19または、前記支持体と第1の繊維質多孔性層
との間にある水浸透性層に含まれる一体型多層分析要素
であって、前記yi維性質多孔性層、ガラス繊維から成
り、該繊維の間にセルロース誘導体を含むものである。
[実施例1] 幅2−転長さ40麟−の大きさに切ったガラス繊維濾紙
GB−100RN(東洋濾紙(株)製:厚さ約320 
)t wx、空隙率約9oz)にメチルセルロース(信
越化学(株)製)2%水溶液(20℃で粘度50cps
)を含浸した後乾燥させた。
[実施例2] 実施例1と同様のガラス繊維濾紙に、ポリエチレングリ
コール(和光純薬(株)製;分子量的20000) 2
%および四はう酸ナトリウム2%の混合水溶液を含浸後
乾燥させた。
[比較例1] 実施例1と同様のガラス繊維濾紙に、何も含浸させない
その丈まのもの。
[測定例1] 実施例1、同2および比較例1のガラス繊維ろ紙の一端
に、それぞれ下記に示す試薬溶液をスポットし乾燥させ
た。
(試薬溶液) p−ニトロフェニル燐酸・2ナトリウム塩 0.1+s
ol/fジエタノールアミン           1
.0s+ol/1硫酸マグネシウム         
  2.0mmol/f(上記3試薬を蒸留水に溶解し
、pHを9.2に調整した)。
それぞれのガラス繊維ろ紙のもう一方の端に、それぞれ
正常人全血(ヘマトクリット値40%)を20μ!点着
した。
特性値は、分離した血漿が試薬スポット位置に到達する
までの時間t (see)及び到達した血漿が試薬と反
応して発色し、その光学濃度の上昇△ODが013(波
長400nm )を越えるまでの時間T(see)、さ
らに点着部位から血清の到達位置(Rs)と点着部位か
ら血球到達位置(Re)との割合(Rf=Re/Rs)
を測定し比較した。結果を第1表に示す。
第1表 [実施例3] 1−1.猛土ジ色襄光改渡@肌設 且不ユ負索釡蔗− 下記組成Aのロイコ色素溶液を調製した。
A: 2−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメトキシフェニル)
4−C4−(ジメチルアミノ)フェニルクー5−フェネ
チルイミダゾール 酢酸塩    5.7g2−(4−
ヒドロキシ−3,5−ジメトキシフェニル)−4−(4
−(ジメチルアミノ)フェニル〕5−フェネチルイミダ
ゾール 塩酸塩    O,S。
N、N−ジエチルラウリルアミド        10
4 gガラjづ合亀1 下記組成りのゼラチン溶液を作成した。
B : アルカリ処理ゼラチン         300 y水
                      190
0 。
ビス〔(ビニルスルホニルメチル カルボニル)アミンコメタン       3.0 g
乳化物の調製 B液をTKオートホモミキサー(特殊機械工業社製乳化
器)で約5700回転/分でかくはんしながらA液を添
加し、約30分間分散して、乳化物を調製した。
1−2.弘魚仄栗m杏 上記乳化物を、ゼラチン下塗りされている厚さ180μ
lの透明ポリエチレンテレフタレート(PET)フィル
ム(支持体)の上に1m2当たり150yの割合で塗布
し、乾燥させ、発色試薬層とした。
1−3.L!の 上記発色試薬層の表面を約25℃の水で一様に湿らせ(
約30g7m”の割合)、有効孔径1.2μm、厚さ1
,40μ−1空隙率約80%のセルロースアセテートメ
ンブランフィルタ−(富士写真フィルム(株)製ミクロ
フィルターFM300)を重ね合わせ、乾燥させて、発
色試薬層にメンブレンフィルターを接着させた。
次にこのメンブランフィルタ−の上から、別に調製して
おいた下記組成物Cを1m2当たり110mNの割合で
塗布し、乾燥させて、第1多孔質層とした。
C: 水 コレステロールエステラーゼ コレステロールオキシダーゼ リボプロティンリパーゼ ペルオキシダーゼ フェロシアン化カリウム 下記化学構造式の化合物 (ただしRはp−ノニル基を、 m=2とm=3の混合物) 1223゜ 1.7g 10.18゜ 1.94g 5.sag 5.6g 4.6g nは10を表し、 第1多孔質層の上にガラス繊維濾紙GC−50(東洋濾
紙(株)製;厚さ約200μ転空隙率約90%)にメチ
ルセルロース(信越化学(株)製)2%水溶液(20℃
での粘度50cps)を含浸乾燥させたものを、ホット
メルト接着剤をグラビア印刷で網点状に付着させる方法
で点状に部分接着し、実施例3の分析要素を得た。
[比較例2] 比較例として、上記第1多孔質層の上に上記ガラス繊維
濾紙GC−50をそのまま、実施例3と同様にホットメ
ルト接着剤をグラビア印刷する方式で点状に部分接着し
、比較例2の分析要素を得た。
[測定例2] 実施例3および比較例2の各分析要素に、それぞれ正常
人全血(ヘマトクリット値48%、血漿中経コレステロ
ール濃度150曽g/di>を点着した0点着液量は1
0.20.30μlの3通りに変化させた。要素は37
°Cでインキュベートし、ポリエチレンテレフタレート
フィルム側からの波長650nmでの反射吸光度を6分
間測定し、反応終点に達しているかどうかを確認した。
さらに、点着後の分析要素のガラス繊維濾紙層と第1多
孔質層の間を剥し、第1多孔質層に血球が来ているかど
うかを、目視で観察した。
実施例3の分析要素では点着後3分程度で反応はほぼ終
点に達しが、比較例2の分析要素では6分後においても
反応が終点に達しなかった。また、分離性においても、
比較例2の方は点着量が増えるにしたがって血球が第1
多孔質層の上面に来ていたのに対し、実施例3の方は完
全に分離されていた。結果を第2表に示す。
第2表 第1図 第1図に実施例3および比較例2のタイムコース〈反応
時間に対する反射光学濃度の変化)を示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は反応時間に対する反射光学濃度の変化を示すグ
ラフである。 T  (min)

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガラス繊維から成り、繊維間にセルロース誘導体
    を含む層の、一方の面に血液を供給し、他方の面から実
    質的に血球を含まない血漿を得るか、前記層上の第1の
    領域に血液を供給し、同じ面の第2の領域に実質的に血
    球を含まない血漿を得る方法。
  2. (2)ガラス繊維から成り、繊維間にセルロース誘導体
    を含む層の、一方の面に血液を供給し、他方の面から実
    質的に血球を含まない血漿を得ることを特徴とする、特
    許請求の範囲(1)の方法。
  3. (3)ガラス繊維から成り、繊維間にセルロース誘導体
    を含む層の上の、第1の領域に血液を供給し、同じ面の
    第2の領域に実質的に血球を含まない血漿を得ることを
    特徴とする、特許請求の範囲(1)の方法。
  4. (4)セルロース誘導体がセルロースエーテルである特
    許請求の範囲(1)、(2)または(3)の方法。
  5. (5)セルロース誘導体が脂肪族アルコールとセルロー
    スとのエーテルである特許請求の範囲(1)、(2)ま
    たは(3)の方法。
  6. (6)ガラス繊維と、該繊維間にセルロース誘導体を含
    む層から成ることを特徴とする、実質的に血球を含まな
    い血漿を得る器具。
  7. (7)セルロース誘導体が脂肪族アルコールとセルロー
    スとのエーテルである特許請求の範囲(6)の器具。
  8. (8)ガラス繊維から成り、該繊維間にセルロース誘導
    体を含む層と、被検成分の存在下に検出し得る光学的変
    化を生ずる試薬組成物を含む水浸透性層とから成ること
    を特徴とする、水性液体中の成分の定量のための分析要
    素。
  9. (9)光透過性支持体と、被検成分の存在下に検出し得
    る光学的変化を生ずる試薬組成物を含む水浸透性層と、
    ガラス繊維から成り、該繊維間にセルロース誘導体を含
    む層とを、この順に有する特許請求の範囲(8)の分析
    要素。
  10. (10)光透過性支持体が水不浸透性である特許請求の
    範囲(9)の分析要素。
  11. (11)支持体と、試薬組成物を含む水浸透性層と、ガ
    ラス繊維層とが一体化されている、特許請求の範囲(9
    )または(10)の分析要素。
  12. (12)セルロース誘導体がセルロースエーテルである
    特許請求の範囲(8)、(9)、(10)または(11
    )の分析要素。
  13. (13)セルロース誘導体が脂肪族アルコールとセルロ
    ースとのエーテルである特許請求の範囲(8)、(9)
    、(10)または(11)の分析要素。
  14. (14)水不浸透性光透過性支持体の上に、第1の繊維
    質多孔性層、非繊維質多孔性層、第2の繊維質多孔性層
    がこの順に一体に積層されており、前記3層の多孔性層
    がそれぞれ隣接する面の間で、液体の均一透過が実質的
    に妨げられない程度に微少貫通部が形成されるよう部分
    的に配置された接着剤により、実質的に密着して接着さ
    れ一体化されており、被検成分の存在下に発色、変色、
    発光、蛍光等の検出し得る光学的変化を生ずる試薬組成
    物が前記3層の多孔性層の少なくとも1つまたは前記支
    持体と第1の繊維質多孔性層との間にある水浸透性層に
    含まれる一体型多層分析要素であって、 前記第2の繊維質多孔性層が、ガラス繊維から成り、該
    繊維間にセルロース誘導体を含むことを特徴とする一体
    型多層分析要素。
  15. (15)セルロース誘導体がセルロースエーテルである
    特許請求の範囲(14)の分析要素。
  16. (16)セルロース誘導体が脂肪族アルコールとセルロ
    ースとのエーテルである特許請求の範囲(14)の分析
    要素。
  17. (17)水不透過性光透過性支持体の上に、第1の非繊
    維多孔性層、第2の非繊維多孔性層、繊維質多孔性層が
    この順に一体に積層されており、前記3層の多孔性層が
    それぞれ隣接する面の間で、液体の均一透過が実質的に
    妨げられない程度に微少貫通部が形成されるよう部分的
    に配置された接着剤により、実質的に密着して接着され
    一体化されており、被検成分の存在下に発色、変色、発
    光、蛍光等の検出し得る光学的変化を生ずる試薬組成物
    が前記3層の多孔性層の少なくとも1つまたは、前記支
    持体と第1の繊維質多孔性層との間にある水浸透性層に
    含まれる一体型多層分析要素であつて、 前記繊維質多孔性層が、ガラス繊維から成り、該繊維の
    間にセルロース誘導体を含むことを特徴とする一体型多
    層分析要素。
  18. (18)セルロース誘導体がセルロースエーテルである
    特許請求の範囲(17)の分析要素。
  19. (19)セルロース誘導体が脂肪族アルコールとセルロ
    ースとのエーテルである特許請求の範囲(17)の分析
    要素。
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