JPS63217486A - パレツトの識別認識装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、物流搬送システム等に利用されるパレットの
識別認識装置に関するものである。

〔従来の技術〕

工場間等における物品の搬送には、物品をパレットに載
せ、これを車両に搭載して行うのが一般的であり、多種
の物品を扱う場合には、パレットに搬送先等を表示した
カード状の識別標識を付し、これを車両の運転者が見て
搬送している。また近年、物品を載せたパレットを自動
的に荷積し、一定経路を走行する搬送システムが採用さ
れつつあるが、この場合にはバレン１〜の識別標識を自
動的に認識する装置が必要である。

この種の自動識別認識装置として、コンベアライン上を
移動するパレットに貼付したバーコードを投光器と受光
器により読取る光学式の認識装置が知られている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述のパレットの自動識別認識装置は、工場の建屋内等
のかなり環境の良い場所で採用されているものが多く、
屋外や油、鉄粉等の粉塵が飛散する環境の悪い場所では
識別標識が汚れ易く、また検知装置が耐久性に乏しいた
め、識別の信頼性が低いという欠点がある。また有人の
搬送車であっても、識別標識の読取りの手間を省くため
に自動化が望まれている。

本発明は上記の点に鑑み、屋外や環境の悪い場所におい
ても信頼性が高く、かつ経済的なパレツｌ−の識別認識
装置を（９ることを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明は、パレットを搬送
車へ自動積載して搬送する搬送システムにおけるパレッ
トの識別認識装置において、超音波を反射する部分と吸
収する部分でパターン組合せをした識別標識を前記パレ
ットに付設するとともに、該識別標識へ超音波を走査し
てデジタル信号を得る超音波式近接スイッチを前記搬送
車に設けたことを特徴とするものである。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第４図及び第５図は、パレット１と自走式搬送車２を示
すもので、搬送する物品であるコイル３を複数個載置し
たパレット１を、荷台２ａが上下に昇降可能な自走式搬
送車２によって搬送するものである。

パレット１は、門型の脚１ａを長手方向両側に備えてお
り、該脚１ａ、ｌａ間の空間を自走式搬送車２が荷台２
ａを低くした状態で進入走行する。

自走式搬送車２は、停止位置検出器（図示せず）によっ
て所定位置に停止し、荷台２ａを上昇させてパレット１
を担持して所定の場所に搬送する。

前記パレット１の受台１ｂの裏面には、第２図に示すよ
うなパターンを組合せた、例えばいわゆるバーコードと
称される識別標識４が水平に設けられ、また自走式搬送
車２の運転室２ｂの上部には、前記識別標識４に超音波
Ｆを走査してデジタル信号を得る超音波式近接スイッチ
５が設けられている。

前記識別標識４は、第２図に示すように、薄鋼板等を所
定のパターン形状に打抜いて形成され、識別標識４と受
台１ｂとの間に適当な間隔を開けて配設することにより
、非打抜き部４ａを超音波Ｆを反射する部分とし、打抜
き部４ｂを超音波Ｆを吸収する部分としてパターン組合
せをしたものである。

前記超音波式近接スイッチ５の検出幅は、設定した距離
に対して通常前後約１０ｃｍ許容されるので、識別標識
４と受は台１ｂの間隔はこれを基準にして設定される。

逆に前記検出幅により識別標識４と超音波式近接スイッ
チ５の距離の変動に対しては十分に対処できる。

識別標１４とパレット受台１ｂとの間隔を必要出段けら
れない場合には、識別標識４を付設するパレットの受台
１ｂに前記打抜き部４ｂを通過した超音波Ｆを吸収する
吸音材を貼着し、不要な超音波Ｆを吸収させる。

前記超音波式近接スイッチ５は、第１図に示すようにボ
ックス６内に収納されており、超音波式近接スイッチ５
の走査方向となるボックス６の上面６ａには、スリット
６ｂＩｆｉ設けられるとともに、該スリット６ｂの周囲
の上面６ａ内部には吸音材６Ｃが貼着されている。

上記吸音材６Ｃにより超音波式近接スイッチ５から走査
される超音波Ｆは、ボックス６内上部で吸収され、吸音
材６Ｃが貼着されていないスリット６ｂを通してのみ走
査され、前記識別標識４の非打抜き部４ａで反射する。

前記スリット６ｂの幅は、前記識別標識４の大きさ、特
に１本、１本のバーの幅により適宜決定されるもので、
パレット１の認識情報が少なく、また本実施例のように
パレット１が極めて大きい場合には、バーの幅を十分と
ることができるので、超音波式近接スイン′ｆ５に指向
性の狭いものを使用すれば、スリット６ｂを設けなくて
もよい。

前記超音波近接スイッチ５からの信号は、第３図に示す
ようなデジタル信号７として得られる。

また自走式搬送車２には、走行車輪２Ｃの回転を検知す
るロータリエンコーダ８が付設されており、自走式搬送
車２の速度、即ち超音波式近接スイッチ５が識別標識４
を走査する速度を検知して、超音波式近接スイッチ５か
ら得られた１ジタル信号７とロータリエンコーダ８から
の出力信号９を演綿ユニット１０に入力し、自走式搬送
＄２の進入速度の違いによる超音波式近接スイッチ５の
出力信号８の差を演算して修正し、デジタル信号によっ
て表示装置Ａ５コンピュータ１１等にパレット１のデー
タを送る。

パレット１に自走式搬送車２が荷台を低くして進入する
と、別の検知手段によって自走式搬送車２がパレット１
に進入したことを検知し、超音波式近接スイッチ５を作
動させ、パレット１の識別標識４に超音波式近接スイッ
チ５から超音波Ｆが走査され、前記識別標識４の非打抜
き部４ａで反射し、超音波近接スイッチ５からデジタル
信号７が出力され、必要より演算された後に自走式搬送
車２の運転台２ｂ等に設けられた表示部にパレット１の
搬送場所等を表示したり、伯のコンピュータ等にデータ
を送信し、パレット１を正確に目的地に搬送できる。

以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこ
のような実施例に限定されるものではなく、あらかじめ
幾つかの走行ルートを設定し、該走行ルートに従って自
動的にパレットを積込み、所定の場所へ搬送する無人搬
送システム等にも簡便に採用できる。

また、パレットの識別標識として、バーコードの他に各
種のパターン組合せを用いることができ、さらに超音波
式近接スイッチを固定し、パレットを移動させて認識さ
せることや、検知装置のみを一定速度で移動されること
など種々の態様で実施できることは勿論である。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明のパレットの識別認識装置
は、パレットに付設された超音波を反射する部分と吸収
する部分でパターン組合せをした識別標識を搬送車に備
えた超音波式近接スイッチから超音波を走査してデジタ
ル信号として得るようにしたので、屋外や悪環境の場所
でも認識の信頼性が高く、装置も簡便であるので経済的
であり、保守もほとんど必要としない。さらに既存のパ
レット、＋ｍｍ型車簡便に取り付けることができるので
実用上の効果も大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は識別認識装置の概略図、第２図はパレットに付
設される識別標識の正面図、第３図は出力信号を示す説
明図、第４図はパレットと自走式搬送車を示す正面図、
第５図は同側面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、パレットを搬送車へ自動積載して搬送する搬送シス
   テムにおけるパレットの識別認識装置において、前記パ
   レットに超音波を反射する部分と吸収する部分でパター
   ン組合せをした識別標識を付設するとともに、該識別標
   識へ超音波を走査してデジタル信号を得る超音波式近接
   スイッチを前記搬送車に設けたことを特徴とするパレッ
   トの識別認識装置。 ２、前記超音波式近接スイッチの超音波走査方向前部に
   、超音波の指向性を狭小するスリットを設けたことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載のパレットの識別認
   識装置。