JPS63216651A - 機械加工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は機械加工方法、特に、穿孔加工方法の改良に関
する。

〔従来の技術〕

被加工体に穿孔加工を施す際には、通常、最初にドリル
等によって被加工体に穿孔加工を施し、然る後、リーマ
等によって上記加工された孔に仕上げ加工を施す。また
、被加工体に下孔が設けられているときは、中ぐりバイ
ト等で仕上げ加工を行う。

上記バイト、リーマバイト等は一般に回転軸の一端に設
けられたチャックに固定されるよう構成されているが、
正確な真円孔加工を施すには、回転軸、チャック及び工
具の中心を完全に一致させ、工具回転時に上記工具に回
転振れが生じることのないようにする必要がある。

然しなから、回転軸、チャック及び工具の中心を完全に
一致させ、加工時に工具の回転振れが生じることがない
ようにして加工を施すことは極めて困難であり、実際に
は一定限度以上の真円度を得ることは不可能であった。

〔発明が対決しようとする問題点〕

本発明は叙上の観点にたってなされたものであって、そ
の目的とするところは、穿孔加工等に於て回転振れ以下
の誤差で真円加工をなし得る機械加工方法を提供するこ
とにある。

〔問題点を解決するための手段〕

而して、上記の問題点は、被加工体又は工具を回転させ
ると共に両者間に所望の相対加工送りを与えて被加工体
に孔加工を施す方法に於て、上記被加工体又は工具の回
転振れを検出し、記録すると共に、加工中、被加工体又
は工具の回転に同期して、その振れを補償するよう被加
工体又は工具をＸＹ二軸方向に高速で往復運動せしめつ
ゝ、被加工体に加工を施すことによって達成される。

〔作　　用〕

叙上の如く構成することにより、回転軸、チャック及び
工具の中心が完全に一致していなくても被加工体又は工
具に完全な補償がなされるので、穿孔加工に於て回転振
れ以上の加工精度で真円加工等の加工を施すことができ
る。

〔実　施　例〕

以下、図面を参照しつ＼本発明の詳細を具体的に説明す
る。

第１図は、本発明にかかる機械加工方法を実施するため
の装置の一実施例を示す説明図である。

第１図中、１は主軸、２は上記主軸１の先端部に取り付
けられたチャック、３は工具取付はロッド、４は上記工
具取付はロッド３に取り付けられたバイト、５はアーム
、６．７はベアリング、８は固定部材、９はモータ、９
ａは上記モータ９めシャフト、１０はカップリング、１
１は上記カンプリング１０に取り付けられた送りねじ、
１２はモータ、１２ａは上記モータ１２のシャフト、１
３は上記モータ１２のシャフト１２ａに取り付けられた
プーリ、１４は上記主軸１に取り付けられたプーリ、１
５はプーリ１３と１４とに懸は渡されたベルト、１６は
上記主軸１の角度を検出する角度検出装置、１７は上記
角度検出装置１６から出力された信号をデジダル信号化
するエンコーダ、１８はバイト４が取り付けられた工具
取付はロッド３の振れを検出する検出装置、１９は上記
検出装置１８の出力信号をデジダル信号化するエンコー
ダ、２０は数値制御装置、２１はキーボード、２２は被
加工体、２３及び２４はそれぞれ上記被加工体２２をＸ
軸及びＹ軸の二軸方向に高速で往復運動せしめる往復動
クロススライドテーブル、５及びルは上記往復動クロス
スライドテーブル詔及びＵを駆動する電歪素子、２７及
び２８は被加工体２２をＸ軸方向及びＹ軸方向に移動す
るクロススライドテーブル、２９及び３０は上記クロス
スライドテーブル２７及び２８を移動するモータ、３１
は基台である。

而して、主軸１の本体にはブー１月４が取り付けられ、
又その先端部にはチャック２が取り付けられており、上
記主軸１はベアリング６及び７を介してアーム５に回動
自在に保持されている。

而して、主軸１の本体部に取り付けられたブー１月４と
、モータ１２のシャフト１２ａに取り付けられたプーリ
１３にはベル目５が懸は渡され、上記モータ１２の回動
に伴って上記主軸１が回転せしめられる。

また、アーム５の外周部にはねし孔が切られた固定部材
８が取り付けられており、上記ねし孔にはモータ９のシ
ャフト９ａにカップリング１０を介して取り付けられた
送りねじ１１が螺合しており、上記モータ９の回動に伴
って主軸１が昇降せしめられる。

而して、チャック２には工具取付はロッド３を介してバ
イト４等の加工用工具が取り付けられるか、又はチャッ
ク２に直接各種の加工用工具が取り付けられ、主軸１が
モータ１２によって回動せしめられると共に、モータ９
によって昇降移動がせしめられることにより穿孔加工が
行われる。

主軸１の軸方向の回転角度は常時角度検出装置１６によ
って検知され、その検出信号はエンコーダ１７によって
デジダル変換された後数値制御装置２０に入力せしめら
れ、また、主軸１にチャック２を介して取り付けられた
工具の振れは検出装置１８によって検出され、その検出
信号はエンコーダ１９によってデジダル変換された後数
値制御装置２０に入力せしめられる。

往復動クロススライドテーブルお及び２４はそれぞれ電
歪素子５及び妬によって駆動されるものであり、上記往
復動クロススライドテーブルお上に搭載された被加工体
２２は上記電歪素子２５及び２６の駆動に伴いＸ軸及び
Ｙ軸の二軸方向に数値制御装置２０によって指定された
通常微小ストローク（長さ）を高速で往復運動せしめら
れる。

更に、基台３１上に搭載されたクロススライドテーブル
２７及び２８はそれぞれモータ２９及び３０によって駆
動され、加工時に被加工体２２をＸ軸方向及びＹ軸方向
に移動せしめる。

而して、本発明にかかる機械加工方法によって穿孔加工
が行われる場合には、加工時に主軸１の角度が角度検出
装置１６によって検知されると共に、主軸１にチャック
２を介して取り付けられた加工用工具の振れが検出装置
１８によって検出され、それぞれの検出信号がエンコー
ダ１７及び１９を介してデジダル信号化されて数値制御
装置２０に入力される。上記数値制御装置２０は両エン
コーダ１７及び１９を介して入力された主軸１の角度及
び工具の振れのデータに基づき、電歪素子６及び２６を
駆動して被加工体２２をＸ軸及びＹ軸の二輪方向に数値
制御装置２０によって指定された所定微小ストローク（
長さ）高速で往復運動せしめ加工用工具の振れを補償す
ると共に、予め定められたプログラムに従ってモータ２
９及び３０を駆動し、被加工体２２をＸ軸方向及びＹ軸
方向に移動せしめ所望の加工を施すものである。

なお、より精密な穿孔加工を行う場合には、上記の如く
して被加工体２２に高速往復運動が与えられ、工具の振
れの補償がなされた状態で試し加工を行い、その試し加
工によって加工された加工部の寸法測定値と、実際に加
工すべき寸法値をキーボード２１によって数値制御装置
２０に入力せしめ、これらのデータに基づき上記数値制
御装置２０が電歪素子５及び２６を駆動し、被加工体２
２をＸ軸及びＹ軸の二軸方向に高速で往復運動せしめ工
具の振れの補償を行うと共に、所定のプログラムに従っ
てモータ２９及び３０を駆動し、被加工体２２をＸ軸方
向及びＹ軸方向に移動せしめ所望の加工を行うことによ
り、特に真円加工等を行う場合には極めて精度の高い加
工を施すことができるものである。

また、叙上の実施例では検出装置１８によりロッド３の
振れを見るよう説明したが、上記検出装置１８をバイト
４と共にロッド３に取り付け、被加工体２２の加工面の
真円度を加工中オンタイムで測定しつ＼自動補償を行わ
せるよう構成することも可能である。

〔発明の効果〕

本発明は叙上の如く構成されるので本発明によるときは
、回転軸、チャック及び工具の中心が完全に一致してい
なくても被加工体又は工具に完全な補償がなされるので
、穿孔加工等に於て回転振れ以上の加工精度で真円加工
等の加工を施すことができる。

なお、本発明の構成は叙上の実施例に限定されるもので
はない。即ち、例えば、本実施例に於てはバイトによる
加工例を示したが、加工用工具はバイトに限定されず、
放電加工用電極を始めとする広く公知の穿孔加工用工具
が採用できるものである。また、被加工体をＸ軸及びＹ
軸の二軸方向に高速で往復運動させて工具の振れを補償
するよう構成したが、工具をＸ軸及びＹ軸の二軸方向に
高速で往復動させて工具の振れを補償するようにしても
よい。その他主軸の角度及び加工用工具の触れ等を検出
方法及び各部の制御の仕方等は広（公知の方法が採用で
きるものであり、本発明は当業者が想到し得る変更実施
例の総て包摂するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明にかかる機械加工方法を実施するため
の装置の一実施例を示す説明図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 被加工体又は工具を回転させると共に両者間に所望の相
   対加工送りを与えて被加工体に孔加工を施す方法に於て
   、 上記被加工体又は工具の回転振れを検出し、記録すると
   共に、加工中、被加工体又は工具の回転に同期して、そ
   の振れを補償するよう被加工体又は工具をＸＹ二軸方向
   に高速で往復運動せしめつゝ、被加工体に加工を施すこ
   とを特徴とする上記の機械加工方法。