JPS6321596Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6321596Y2 JPS6321596Y2 JP5309483U JP5309483U JPS6321596Y2 JP S6321596 Y2 JPS6321596 Y2 JP S6321596Y2 JP 5309483 U JP5309483 U JP 5309483U JP 5309483 U JP5309483 U JP 5309483U JP S6321596 Y2 JPS6321596 Y2 JP S6321596Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- fabric
- centering
- rolls
- screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 32
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 239000004753 textile Substances 0.000 description 2
- 238000004043 dyeing Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は布帛やシート状繊維製品をロール状で
走行させて脱水処理を行なつたり、染色処理や織
物製造をする場合、ロール上で幅方向に拡布し、
且つロール軸の一方へ片寄りを防止するセンタリ
ング装置に関するものである。
走行させて脱水処理を行なつたり、染色処理や織
物製造をする場合、ロール上で幅方向に拡布し、
且つロール軸の一方へ片寄りを防止するセンタリ
ング装置に関するものである。
従来例の構成とその問題点
従来から拡布用のロール又はセンタリング装置
はそれぞれ個別的に構成された例はあるが、これ
を一個の構成で実現したものはない。第5図に示
すように、センタリング単独の場合、同軸に接合
されたセンタリングは中央部で2つ割り11さ
れ、個別的に左右のロール12,13がそれぞれ
モータ14,15によつて駆動されるようになつ
ている。従つて、このセンタリングにより布帛を
中央に位置させようとすると、左右のモータ1
4,15のいずれかを駆動させるが駆動しない側
のロールに接触する部分が拡布不十分となる欠点
がみられた。
はそれぞれ個別的に構成された例はあるが、これ
を一個の構成で実現したものはない。第5図に示
すように、センタリング単独の場合、同軸に接合
されたセンタリングは中央部で2つ割り11さ
れ、個別的に左右のロール12,13がそれぞれ
モータ14,15によつて駆動されるようになつ
ている。従つて、このセンタリングにより布帛を
中央に位置させようとすると、左右のモータ1
4,15のいずれかを駆動させるが駆動しない側
のロールに接触する部分が拡布不十分となる欠点
がみられた。
考案の目的
本考案は上記のような欠点を解消し、拡布作用
のある2つのスクリユーロール間に従動ロールを
設置して、このロールの回動傾斜変動によつて布
帛等を拡布と同時に中心位置へ戻すと共にこれら
センタリングロールの前又は後にダミーロールを
設けて、センタリング作用により生ずる恐れのあ
る「目曲り」(繊維組織のずれ)の防止を図るも
のである。
のある2つのスクリユーロール間に従動ロールを
設置して、このロールの回動傾斜変動によつて布
帛等を拡布と同時に中心位置へ戻すと共にこれら
センタリングロールの前又は後にダミーロールを
設けて、センタリング作用により生ずる恐れのあ
る「目曲り」(繊維組織のずれ)の防止を図るも
のである。
考案の構成
本考案は上記目的を達成するため、布帛等を幅
方向に拡布する2本のスクリユーロールを設け、
これらロール間に布帛等の進行方向と直交する面
上で回動傾斜変動し、スクリユーロールへの接触
角度が布帛の巾方向で変化するよう設けた従動ロ
ールを有するセンタリングロールと、布帛等を導
く2本のガイドロール間に、布帛等の進行方向と
直交する面上で回動傾斜変動するよう設けたダミ
ーロールとから成り、前記ダミーロールは、前記
センタリングロールの前方又は後方に設置され且
つ前記センタリングロールにより、押え込まれた
布帛の一方端縁と、反対側の端縁を同量押え込む
ように傾斜設定したものである。従つて、2本の
スクリユーロールにより布帛等が拡布されると共
に中間の従動ロールの回動傾斜により布帛等の一
方端縁部が押え込まれてスクリユーロールへの接
触角度が大きくなり、この方向へ端縁部が引張ら
れセンタリングの作用を果すこととなる。この従
動ロールによる押え込みは、布帛の片寄の程度d
により、円滑に作用することができる。さらに本
考案では上記センタリングロールの前又は後にダ
ミーロールを2本のガイドロール間に設定した構
成を附設したので、前記センタリングロールによ
る布帛の一方端縁の目曲り作用を防止することが
できるようになつた。
方向に拡布する2本のスクリユーロールを設け、
これらロール間に布帛等の進行方向と直交する面
上で回動傾斜変動し、スクリユーロールへの接触
角度が布帛の巾方向で変化するよう設けた従動ロ
ールを有するセンタリングロールと、布帛等を導
く2本のガイドロール間に、布帛等の進行方向と
直交する面上で回動傾斜変動するよう設けたダミ
ーロールとから成り、前記ダミーロールは、前記
センタリングロールの前方又は後方に設置され且
つ前記センタリングロールにより、押え込まれた
布帛の一方端縁と、反対側の端縁を同量押え込む
ように傾斜設定したものである。従つて、2本の
スクリユーロールにより布帛等が拡布されると共
に中間の従動ロールの回動傾斜により布帛等の一
方端縁部が押え込まれてスクリユーロールへの接
触角度が大きくなり、この方向へ端縁部が引張ら
れセンタリングの作用を果すこととなる。この従
動ロールによる押え込みは、布帛の片寄の程度d
により、円滑に作用することができる。さらに本
考案では上記センタリングロールの前又は後にダ
ミーロールを2本のガイドロール間に設定した構
成を附設したので、前記センタリングロールによ
る布帛の一方端縁の目曲り作用を防止することが
できるようになつた。
実施例の説明
以下、実施例として示した図面に基いてさらに
詳しく説明する。第1図において、1,2は拡布
用のスクリユーロール、3は2つのスクリユーロ
ールの中間に設けた従動ロールであり、これら
1,2,3によつてセンタリングロールを構成し
ている。4は布帛等の蛇行キヤツチセンサーで、
光電管を用いている。尚光電管に限らずリモート
スイツチその他でもよい。従動ロール3は第3図
に示すように、布帛等の中心線X−X線上に支持
軸5を有し、この支持軸に回動自在に支持されて
おり、布帛6等の進行方向と直交する面上で回動
傾斜変動する。7は回動用の駆動源としてのシリ
ンダーを示す。8,9はガイドローラ、10はダ
ミーロールでガイドローラ間に設定され、前記従
動ロール3と同じく中心線X−X線上に支持軸5
を有し、この支持軸に回動可能に支持され、布帛
の進行方向と直交する面上で回動傾斜変動するよ
うに設定されている。但し、傾斜方向は前記セン
タリングロールの従動ロール3により押え込まれ
た布帛の一方端縁と、反対側の端縁を同量押え込
むように傾斜し、前記センタリングロールの前又
は後のいずれかに設置される。図示した例は前方
に設定したものである。尚、前記スクリユーロー
ル1,2と従動ロール3とは布帛6を挾んで反対
面側に設けられ、前記ガイドロール8,9とダミ
ーロール10も布帛を挾んで反対面側に設けられ
ている。
詳しく説明する。第1図において、1,2は拡布
用のスクリユーロール、3は2つのスクリユーロ
ールの中間に設けた従動ロールであり、これら
1,2,3によつてセンタリングロールを構成し
ている。4は布帛等の蛇行キヤツチセンサーで、
光電管を用いている。尚光電管に限らずリモート
スイツチその他でもよい。従動ロール3は第3図
に示すように、布帛等の中心線X−X線上に支持
軸5を有し、この支持軸に回動自在に支持されて
おり、布帛6等の進行方向と直交する面上で回動
傾斜変動する。7は回動用の駆動源としてのシリ
ンダーを示す。8,9はガイドローラ、10はダ
ミーロールでガイドローラ間に設定され、前記従
動ロール3と同じく中心線X−X線上に支持軸5
を有し、この支持軸に回動可能に支持され、布帛
の進行方向と直交する面上で回動傾斜変動するよ
うに設定されている。但し、傾斜方向は前記セン
タリングロールの従動ロール3により押え込まれ
た布帛の一方端縁と、反対側の端縁を同量押え込
むように傾斜し、前記センタリングロールの前又
は後のいずれかに設置される。図示した例は前方
に設定したものである。尚、前記スクリユーロー
ル1,2と従動ロール3とは布帛6を挾んで反対
面側に設けられ、前記ガイドロール8,9とダミ
ーロール10も布帛を挾んで反対面側に設けられ
ている。
上記のような構成を採つたので、蛇行キヤツチ
センサー4により感知されると、従動ロール3が
支持軸5を中心に蛇行と反対側へ傾斜し、傾斜し
た側の布帛へのスクリユーロールの接触角が増大
し、反蛇行側への引張力が発生し、センタリング
の役目を果す。尚この従動ロールにより押え込ま
れた布帛の一方端縁と、反対側の端縁を同量押え
込むようにダミーロール10を設けてあるので、
前記従動ロールによる目曲りを防止でき確実で不
都合の生じないセンタリングを得ることができる
ようになつた。スクリユーロール1,2はそれぞ
れ布帛を拡布する作用効果を有し、中間の従動ロ
ール3が加わることによつて、センタリング作用
を発揮できるようになつた。他の実施例として、
第4図を示す。この場合は、前記センタリングロ
ールの従動ロール3の傾斜変動手段として、ロー
ル支持枠3′の両端部に、それぞれ、シリンダー
7,7′を付設したものである。このようにすれ
ば、各シリンダー7,7′の押圧力も調整可能と
なり更に効果的なセンタリングができるようにな
る。
センサー4により感知されると、従動ロール3が
支持軸5を中心に蛇行と反対側へ傾斜し、傾斜し
た側の布帛へのスクリユーロールの接触角が増大
し、反蛇行側への引張力が発生し、センタリング
の役目を果す。尚この従動ロールにより押え込ま
れた布帛の一方端縁と、反対側の端縁を同量押え
込むようにダミーロール10を設けてあるので、
前記従動ロールによる目曲りを防止でき確実で不
都合の生じないセンタリングを得ることができる
ようになつた。スクリユーロール1,2はそれぞ
れ布帛を拡布する作用効果を有し、中間の従動ロ
ール3が加わることによつて、センタリング作用
を発揮できるようになつた。他の実施例として、
第4図を示す。この場合は、前記センタリングロ
ールの従動ロール3の傾斜変動手段として、ロー
ル支持枠3′の両端部に、それぞれ、シリンダー
7,7′を付設したものである。このようにすれ
ば、各シリンダー7,7′の押圧力も調整可能と
なり更に効果的なセンタリングができるようにな
る。
考案の効果
本考案は、2つのスクリユーロール間に従動ロ
ールを設けたセンタリングロールとしたので、従
来のスクリユーロール単独の場合と比較して、円
滑で且つ確実なセンタリング作用を実現すること
を可能とした。さらに、センタリングロールの前
又は後にダミーロールを有するガイドロールを設
けたので、布帛等の一方端縁を押え込むことから
生じる目曲りのような不都合も防止できるように
なつた。蛇行キヤツチセンサーと各ロールの駆
動、特に従動ロールとダミーロールの傾斜方向及
び程度を自動的に計算し、駆動するように連結し
ておけば自動調整が可能となり、取扱上非常に便
利である。
ールを設けたセンタリングロールとしたので、従
来のスクリユーロール単独の場合と比較して、円
滑で且つ確実なセンタリング作用を実現すること
を可能とした。さらに、センタリングロールの前
又は後にダミーロールを有するガイドロールを設
けたので、布帛等の一方端縁を押え込むことから
生じる目曲りのような不都合も防止できるように
なつた。蛇行キヤツチセンサーと各ロールの駆
動、特に従動ロールとダミーロールの傾斜方向及
び程度を自動的に計算し、駆動するように連結し
ておけば自動調整が可能となり、取扱上非常に便
利である。
第1図は本考案装置の要部平面図、第2図は同
側面図で、イはダミーロールが押圧状態を示す左
側面図、ロは同従動ロールの押圧状態を示す右側
面図を示す。第3図は従動ロールの拡大側面図、
第4図は他実施例を示す要部側面図、第5図は従
来例を示す要部平面図である。 1,2……スクリユーロール、3……従動ロー
ル、4……蛇行キヤツチセンサー、5……支持
軸、6……布帛、8,9……ガイドロール、10
……ダミーロール。
側面図で、イはダミーロールが押圧状態を示す左
側面図、ロは同従動ロールの押圧状態を示す右側
面図を示す。第3図は従動ロールの拡大側面図、
第4図は他実施例を示す要部側面図、第5図は従
来例を示す要部平面図である。 1,2……スクリユーロール、3……従動ロー
ル、4……蛇行キヤツチセンサー、5……支持
軸、6……布帛、8,9……ガイドロール、10
……ダミーロール。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 布帛やシート状繊維製品等を幅方向に拡布する
2本のスクリユーロール間に、布帛等の進行方向
と直交する面上で回動傾斜変動し、スクリユーロ
ールへの接触角度が布帛の巾方向で変化するよう
設けた従動ロールを有するセンタリングロール
と、 布帛等を導く2本のガイドロール間に、布帛等
の進行方向と直交する面上で回動傾斜変動するよ
う設けたダミーロールとから成り、前記ダミーロ
ールは、前記センタリングロールの前方又は後方
に設置され且つ前記センタリングロールの傾斜に
より、押え込まれた布帛の一方端縁と、反対側の
端縁を同量押え込む様に設定したことを特徴とす
る走行中の布帛等の拡布並びにセンタリング装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5309483U JPS59157495U (ja) | 1983-04-08 | 1983-04-08 | 走行中の布帛等の拡布並びにセンタリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5309483U JPS59157495U (ja) | 1983-04-08 | 1983-04-08 | 走行中の布帛等の拡布並びにセンタリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59157495U JPS59157495U (ja) | 1984-10-22 |
JPS6321596Y2 true JPS6321596Y2 (ja) | 1988-06-14 |
Family
ID=30183439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5309483U Granted JPS59157495U (ja) | 1983-04-08 | 1983-04-08 | 走行中の布帛等の拡布並びにセンタリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59157495U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0737706B2 (ja) * | 1989-10-12 | 1995-04-26 | 東レ株式会社 | ウエブのシワ伸ばし装置 |
-
1983
- 1983-04-08 JP JP5309483U patent/JPS59157495U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59157495U (ja) | 1984-10-22 |
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