JP2513188Y2 - ドライヤ - Google Patents

ドライヤ

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JP2513188Y2
JP2513188Y2 JP1988013354U JP1335488U JP2513188Y2 JP 2513188 Y2 JP2513188 Y2 JP 2513188Y2 JP 1988013354 U JP1988013354 U JP 1988013354U JP 1335488 U JP1335488 U JP 1335488U JP 2513188 Y2 JP2513188 Y2 JP 2513188Y2
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JP
Japan
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dryer
roll
canvas
web
rolls
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光雄 山本
和仁 大平
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、抄紙機、塗工機等におけるドライヤに関す
るものである。
(従来の技術) 従来の抄紙機におけるドライヤパートの概略を第2図
及び第3図に示す。
前工程のプレスパートで脱水されたウエブ1はドライ
ヤパートに送られ、カンバス3によってドライヤロール
2に押し当てられ、繰り返し乾燥された後、後工程に送
られ製品となる。
従来、この種のドライヤは一般的に第2図に示す如き
構成をとっており、即ち多数のトップドライヤロール2,
2……と多数のボトムドライヤロール2′2′……が千
鳥状になるように交互に配され、これらのトップドライ
ヤロール2,2……とボトムドライヤロール2′,2′……
に、カンバスロール7により案内されるカンバス3とペ
ーパロール8により案内されるウエブ1が一緒になって
順次掛け回わされて走行し、乾燥を進行させる。
こうした構成のため、第2図に示す如くウエブ1が直
接ドライヤロールに接触する部分は、図示左半分ではト
ップドライヤロール2,2……群であり、図示右半分では
ボトムドライヤロール2′,2′……群である。従って、
他の部分では被乾燥物であるウエブ1と加熱源であるド
ライヤロールとの間にカンバス3が介在することにな
り、乾燥効率を著しく低下させる結果となっている。ま
た、マシンの高速化に伴い、ウエブ1がドライヤロール
に直接接触せずカンバス3に乗っている状態の部分で
は、ウエブ1を押えるものが無いため、伴流エア6を巻
き込み、ウエブの浮上がり、フラッタリングの発生など
の問題が生じている。
そこで、これらの問題を解決する手段として、第3図
に示す方法が開発された。即ち、ボトムドライヤを排
し、それに代えて溝付きロール若しくはサクションロー
ルからなるカンバスロール4を配する。こうすることに
よって、前述の問題点である乾燥効率の点を向上させ、
同時に省スペース、省コスト化が図られることになる。
ところで、一般に上記ドライヤロールは、各群毎にギ
ヤで連結駆動されており、ウエブ1のテンションを一定
にするためにそれぞれの群毎にドローと呼ばれる速度差
をつけて運転されている。一方、上記カンバスロール4,
4……,7は全て軸受を介して自由回転するものであり、
カンバスの走行に伴って回転する。
(考案が解決しようとする課題) このように、従来の方法によれば前工程で脱水された
ウエブ1はドライヤロール2の外面でドライヤロールか
ら加熱され乾燥する。この時、ウエブ1から発生した水
蒸気はウエブ1とドライヤロール2との間に挟まれる。
また、マシンの高速化に伴い、ウエブ1は伴流エア6′
の巻込みを増加するようになる。
その結果、 (1) ウエブ1は乾燥が進むにつれドライヤロール2
表面から浮上し易くなり、ドライヤロール2の表面とウ
エブ1との間に速度差(すべり)を生じる。
(2) この速度差はウエブ1の浮上具合、ウエブ1と
ドライヤロール2との摩擦力の変化等によって時間的に
変化し、ウエブ1の速度は不安定になる。
(3) 従って、ドライヤロール群毎に速度調整を行う
ドロー調整によってウエブのテンションを制御している
ドライヤパートでは、ウエブのテンションそのものが不
安定となる。
(4) この現象は、ウエブのフラッタリングを発生さ
せ、ウエブのしわ、断紙などの原因となっている。
本考案はこうした課題を解決するためになされたもの
であり、ウエブの浮上を防止すると共にウエブとドライ
ヤロール間の速度差をなくし、ウエブのテンションを常
に最適な状態に維持させるドライヤを提供せんとするも
のである。
(課題を解決するための手段) このため本考案は、複数のドライヤロールとカンバス
ロールを交互に蛇行状に配列し、ドライヤロールとカン
バスの間にウエブを挟み、カンバスロールにはウエブと
カンバスを共に掛け回して乾燥させる抄紙機のドライヤ
パートにおいて、同ドライヤロールを直接駆動機構によ
り同一周速度で回転させ、カンバスロールを別の直接駆
動機構により駆動すると共に、前記ドライヤロールの周
速度にカンバスロールの周速度を同期させて駆動するよ
うにしてなるもので、これを課題解決のための手段とす
るものである。
(作用) ドライヤロールと同一ループ内のカンバスロールを同
期させて駆動することにより、ドライヤロールとカンバ
スが等速で動き、ウエブは常時カンバスによりドライヤ
ロール面に押し付けられるため、水蒸気及び随伴エアが
存在してもウエブはドライヤロール表面から浮上せず同
一速度で移動する。その結果、ウエブ、ドライヤロール
及びカンバスとの3者間にすべりがなくなり、ドロー調
整も容易となって安定したウエブの走行を維持させる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の代表的な実施例であるドライヤロー
ルが1列に並設されたドライヤパートの概略構成を示し
ている。
同図において、1は前工程のプレスパートで脱水され
たウエブ、2は内部に熱源を有する中空のドライヤロー
ル、3はカンバス、7はカンバス3のみを案内するロー
ル、8はウエブ1のみを案内するペーパロールであり、
ドライヤロール2にはウエブ1がカンバス3により押付
けられており、これらは第3図に示した従来の対応する
部材と同一である。9はドライヤロール2,2……を駆動
するための減速機付モータであり、ドライヤロール群毎
(図示例ではドライヤロール群が2群である場合を示し
ている。)に従来と同様各ローラをギヤ11で連結し、所
定の速度で回転駆動させる。
5は本考案の主要部材をなすウエブ1とカンバス3が
共に掛け回されるカンバスロールであり、第3図のカン
バスロール4に対応する。
しかして、本実施例では1ドライヤロール群内に配設
される前記カンバスロール5,5……(図示例では3本)
は1個の減速機付モータ9′によりギヤ10,10……を介
して同一速度で回転駆動されるようになっている。しか
も、これらのカンバスロール5,5……は上記同一群内の
ドライヤロール2,2……と同一の周速で回転するように
制御される。
従って、カンバス3の走行速度は同一群内のドライヤ
ロール2,2……と等速になる。その結果、ウエブはドラ
イヤロールとカンバスに確実に挟まれた状態で走行する
ようになり、水蒸気や伴流エアの影響によりドライヤロ
ール面から浮上することがなく、ドロー調整に従ったウ
エブのテンション調整がなされ、安定した走行が得られ
る。
カンバスロール5,5……を駆動する方法としては、上
記の他に (1) ドライヤロールとギヤで連結する方法 (2) カンバスロールをモータで単独に駆動する方法 などがある。
なお、駆動の対象とされるカンバスロールは、上記カ
ンバスロール5以外のカンバスロール7でも何ら差支え
はない。
第1図では抄紙機用ドライヤで述べているが、オフコ
ータ用ドライヤでも本考案は適用されるものである。
(考案の効果) 以上詳細に説明した如く本考案は、ドライヤロールと
同一ループ内に配設されたカンバスロールの1本以上を
同期させて駆動するようにしたものであり、駆動機構に
関係なく、ドライヤロールとカンバスロールを同期させ
るものである。従ってウエブの浮上によるドライヤロー
ルとウエブのすべりに伴うテンションの不安定要因を解
消し、テンションを最適な状態に保つことができる。こ
れにより本考案では、ウエブに伴走するカンバスの速度
をカンバスロールの駆動によって規制し、ドライヤロー
ルとウエブのすべり(速度差)を解消することができ
る。
よって本考案によると、高速運転時においても、ウエ
ブのテンション制御が容易となり、安定したウエブ走行
が得られる。
またドライヤパートにおけるウエブのしわ、断紙が減
少し、製品の品質及び運転効率の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の代表的な実施例を示す抄紙機のドライ
ヤパートの概略構成図、第2図及び第3図は従来の異な
るドライヤパートの概略構成図である。 図の主要部分の説明 1……ウエブ(被乾燥物) 2,2……ドライヤロール 3……カンバス 5,7……カンバスロール 6,6……伴流エア 8……ペーパロール 9……減速機付モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−9297(JP,A) 特開 昭59−211697(JP,A) 特開 昭60−246890(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のドライヤロールとカンバスロールを
    交互に蛇行状に配列し、ドライヤロールとカンバスの間
    にウエブを挟み、カンバスロールにはウエブとカンバス
    を共に掛け回して乾燥させる抄紙機のドライヤパートに
    おいて、同ドライヤロールを直接駆動機構により同一周
    速度で回転させ、カンバスロールを別の直接駆動機構に
    より駆動すると共に、前記ドライヤロールの周速度にカ
    ンバスロールの周速度を同期させて駆動することを特徴
    とするドライヤ。
JP1988013354U 1988-02-03 1988-02-03 ドライヤ Expired - Lifetime JP2513188Y2 (ja)

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JP1988013354U JP2513188Y2 (ja) 1988-02-03 1988-02-03 ドライヤ

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JPH01119096U JPH01119096U (ja) 1989-08-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160134030A (ko) 2015-05-14 2016-11-23 이니츠 주식회사 금속과의 접착성이 우수한 폴리아릴렌 설파이드 조성물

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4495712A (en) * 1982-06-28 1985-01-29 Beloit Corporation Paper making machine dryer section drive

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KR20160134030A (ko) 2015-05-14 2016-11-23 이니츠 주식회사 금속과의 접착성이 우수한 폴리아릴렌 설파이드 조성물

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