JPS63215606A - 植物の栽培方法 - Google Patents

植物の栽培方法

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JPS63215606A
JPS63215606A JP62048385A JP4838587A JPS63215606A JP S63215606 A JPS63215606 A JP S63215606A JP 62048385 A JP62048385 A JP 62048385A JP 4838587 A JP4838587 A JP 4838587A JP S63215606 A JPS63215606 A JP S63215606A
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oligosaccharide
plant
ring
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足立 堯
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隆文 石井
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Meiji Seika Kaisha Ltd
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  • Cultivation Of Plants (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は植物の生長促進作用を有することを指標として
特に選ばれた多糖体の分解物、または当該分解物中の主
成分であるオリゴ糖を植物または土壌等に施用すること
により植物の生長を促進し、農作物の効率的生産を可能
とする植物の栽培方法に関するものである。
[従来の技術とその問題点] 農作物の生長を促進し、単位面積当りの収穫量を増し、
さらには作付回数を増すことによって増収を計ることは
農業生産上重要な課題である。植物の生長促進物質とし
ては従来からジベレリンやオーキシン等の植物ホルモン
が報告されているが、これらの植物ホルモンの作用は多
面的であり、植物に対して同時に多(の作用をもたらす
ことからある作用が有益であっても、別の作用はむしろ
有害な場合もあり、実用的には用途が限定されている。
一方近年になって、植物体の細胞壁を構成する多糖体の
分解によって得られるオリゴ糖が植物自体の生体防御反
応や分化誘導などの調節物質として重要な役割りを持っ
ていることが報告されるようになってきた0例えば植物
細胞壁から調製されたオリゴガラクツロン酸は、ダイブ
に作用させるとある種の抗菌物質(ファイトアレキシン
)の合成を促進し病原菌に対する抵抗性が増強される。
このようなオリゴ環の作用は植物ホルモンとは異なり、
その作用は多面的であるというよりはむしろ特異的であ
るとされている。
[問題点を解決するための手段] 本発明の目的は種々のオリゴ環の中から植物の生長を促
進する作用を有する糖を見出し、このオリゴ糖を農業生
産に応用し、農業生産の効率化をはかることにある8本
発明者らは上記目的を達成させるため、植物の生長を促
進する作用を有するオリゴ環について広く検索し、多糖
体を酸または酵素で分解することによって得られる分解
物、およびその主成分であるオリゴ環の中に植物の根お
よび茎葉の生長を促進する作用を有するものがあるとい
う新規な事実を見出し、本発明を完成させたのである。
すなわち本発明は、植物を栽培するにあたり、植物の生
長を促進する作用を有するオリゴ糖を用いることを特徴
とする植物の栽培方法に関するものである。
本発明でオリゴ環の原料として用いる多糖体としては、
キシラン、植物の細胞壁多糖体、ポリガラクチュロン酸
、ペクチン、グルコマンナン、アガロース、セルロース
、イヌリン、マンナン、フコイジン、アラビアガム、ポ
リエチレングリコールアルギン酸、カラギナンなどがあ
り、このような多糖体の分解物、またはその主成分であ
るオリゴ環に植物生長促進作用があることは過去にまっ
たく知られておらず新規な事実である。
本発明に適する植物としてはかいわれ大根、ミツ式。小
松菜、レタス、はうれん草、大根、ジャガイモ、サトイ
モ等の野菜類、イネ、小麦、トウモロコシ等の穀物のほ
か花卉、果樹類等の農作物があげられる。
本発明に係る植物の生長を促進する作用を有するオリゴ
環とは、前記多糖体またはそれを含有する天然物の酸ま
たは酵素による分解物、またはその主成分であるオリゴ
環であって植物の生長を促進する作用を有する物質と定
義され、個々の物質については例えば以下のごとく定義
される。
(1) キシロオリゴ環 β−1,3−キシラン、β−1,4−キシランまたはこ
れ等を含有するトウモロコシ芯、イナワラ。
陸上植物のヘミセルロース成分およびダルス、スリコギ
ヅタなどの紅藻類や緑藻類に属する藻類などを塩酸など
の酸またはキシラナーゼなどの酵素により分解すること
によって生成する分解物またはその主成分であるオリゴ
環で、その構成糖はキシロースであり、その重合度が2
〜10までのオリゴ環およびその組成物をいう。
このようなオリゴ環は例えば以下のごとくして調製され
る。すなわち市販のキシランを2.5%(W/V)の水
溶液となしpH5,0とした後、キシラナーゼを含有す
る酵素としてメイセラーゼ(明治製菓■製)をキシラン
1g当りlomgの割合で添加し、40℃で48時間反
応させた。反応液中には重合度2〜7のオリゴ糖がfi
6%、重合度8以上のオリゴ糖が34%生成した。それ
ぞれのオリゴ環の分画はゲルを2適法によって実施する
ことができ、例えばバイオゲルP−2を充填したカラム
クロマトグラフィーで分画を実施することにより重合度
2〜7のオリゴ糖を単離することも可能である。
キシランはキシロースを構成糖成分とする多糖体であり
、キシロース間の結合が主としてβ−1,4結合である
β−1,4−キシランとキシロース間結合が主としてβ
−1,3結合であるβ−1,3−キシランが存在し、β
−1,4−キシランはトウモロコシ芯、イナワラ、陸上
植物のヘミセルロースA成分などとして存在し、β−1
,3−キシランはダルス等の紅藻類やスリコギヅタなど
の緑藻類に存在する。このようなキシランを酸または酵
素で分解して得られるキシロオリゴ環はβ−1,3−ま
たはβ−1,4−キシロオリゴ環と称される。
(2)植物の多糖体を分解することによって得られるオ
リゴ環 植物の細胞壁多糖体とは植物の細胞壁そのもの、または
それぞれの細胞間に存在する多糖体であフて、例えばセ
ルロース、キシログルカン、キシラン、β−グルカン、
アラビナン、アラビノガラクタン、ラムノガラクチェロ
ナン、ペクチン。
アラビノキシラン、ポリガラクチュロン酸、ガラクタン
等の多糖体の混合物であり、このような細胞壁多糖体を
酸または酵素によって分解することによって得られる分
解物またはその主成分であるオリゴ環で、その構成糖は
グルコース、キシロース、アラビノース、ラムノース、
ガラクトース。
ガラクトウロン酸、ガラクトウロン酸の誘導体。
マンノース等であり、その重合度が2〜10のオリゴ糖
混合物をいう。
このようなオリゴ環は以下のごとくして調製される。細
胞壁多糖体の原料としては植物体そのもの、植物体から
カルスを銹導して得られたカルス、カルスを培養して得
られた培養液等があげられる。さらにまた、植物体を磨
砕等の前処理を行った後、その磨砕物中から水、アルカ
リ、中性塩溶液等を用いて多糖体を抽出した抽出液およ
びその抽出液からアルコール等の有機溶剤などを用いて
分離し、精製された多糖体を用いることができる。この
ようにして得られた多糖体を1〜5%の水溶液とした後
、1〜5%濃度の塩酸等の酸を添加し、80〜150℃
で1〜4時間加水分解することによってオリゴ糖を分解
液中に生成させることができる。植物体やカルスを原料
とする場合は、植物体やカルスを磨砕後、磨砕液中に塩
酸等を1〜5%添加し、80〜100℃で1〜6時間加
水分解を行い、中和後、ン濾過等により分解残渣を除去
し、オリゴ糖含有液を調製することができる。また、酵
素で分解する場合には、上記のごとくして得られた細胞
多糖体の1〜5%水溶液、または植物体やカルスの磨砕
物のpHを、使用する酵素の至適作用plに調整し、酵
素の至適作用温度条件下で4〜48時間分解することに
よってオリゴ糖を得ることができる。用いる酵素として
は、細胞壁多糖体が多種多様な多糖体を含有するために
、多種類の基質に対し分解活性を有する酵素剤を使用す
ることが望ましく、この目的に合致する酵素剤としては
セルラーゼ製剤が特に望ましく、酵素剤を例示すれば、
メイセラーゼ(明治製菓■製)、セルラーゼオツズカド
10(近畿ヤクルト製造■製)。
セルラーゼAp(天野製薬■製)、マセロチーム(■ヤ
クルト製)などがある。酵素剤の添加量は基質となる多
糖体1g当り1〜50■gが好ましい。
(3)ポリガラクチュロン酸オリゴ糖 ポリガラクチュロン酸を酸または酵素で分解することに
よフて得られる分解物またはその主成分であるオリゴ環
で、その構成糖成分はガラクチュロン酸であり、その重
合度が2〜10のオリゴ糖をいう。
このようなオリゴ環は以下のようにして調製される。ポ
リガラクチュロン酸を2%の水溶液とした後、塩酸を2
%濃度に添加し、90〜100℃で3時間加水分解を行
なった後、中和し、分解残漬をン濾過して得た炉液を濃
縮してポリガラクチュロン酸オリゴ糖を含有する水溶液
を得る。酵素で分解する場合は、ポリガラクチュロン酸
の2%水溶液のpHを5.0とした後、ペクチナーゼを
基質1g当りIOB添加し、50℃で6時間分解するこ
とによって調製することができる。このようにして得ら
れたオリゴ糖含有液は、必要であれば活性炭で脱色した
り、ゲル一過性、イオン交換樹脂法で精製して目的に供
することもできる。
(4) へクチンオリゴ糖 ペクチンを酸または酵素で分解して得られる分解物、ま
たはその主成分であるオリゴ環であって、その構成糖は
ガラクチュロン酸およびガラクチュロン酸メチルエステ
ルであり、その重合度が2〜10の糖をいう。ペクチン
オリゴ環は、ポリガラクチュロン酸オリゴ環と同様にし
て調製することができる。
(5)グルコマンナンオリゴ環 グルコマンナンまたはグルコマンナンを含有するコンニ
ャクイモ寥tをEndo −1,4−β−り−Mann
anase等のグルコマンナンを基質とすることのでき
る酵素で加水分解するか、または塩酸などの酸で加水分
解することによって得られる分解物またはその主成分で
あるオリゴ環で、オリゴ環の構成糖成分はマンノースお
よびグルコースであり、その重合度が2〜10までのオ
リゴ環およびその組成物をいう。
このような組成物は例えば以下のごとくして調製される
。原料としてはグルコマンナンまたはグルコマンナンを
含有するコンニャクイモなどが利用できる。グルコマン
ナンを分解する手段としては塩酸、硫酸などの酸で加水
分解する方法と、マンナナーゼなどの酵素で分解する方
法が応用できる。例えばグルコマンナン2部に100部
の水を加えて水溶液とした後、3部の濃塩酸を添加して
90〜100℃で1〜4時間加水分解を行った後にン濾
過し、ろ液を苛性ソーダで中和し、濃縮することによっ
てグルコマンナンオリゴ糖を調製することができる。ま
た、マンナナーゼで分解する場合は、グルコマンナン2
部に100部の水を加え溶解した後、pHを酵素の至適
作用pHに調整し、酵素の作用至適温度で10〜48時
間反応させることによっても調製できる。マンナナーゼ
としてはリゾプス・ニベウス(肱口皿三n1veus)
の生産する酵素やアスペルギルス・ニガー(■v口区■
胚n1JL!i)の生産する酵素、さらにはマンナナー
ゼ活性を有する市販のセルラーゼ製剤などが用いられる
。また、上記のごとくして得られた反応液を活性炭など
を用いて脱色したり、イオン交換樹脂を用いて脱塩した
後、本発明に供することもできる。
グルコマンナンはコンニャクマンナンとも呼ばれ、その
構成糖はグルコースとマンノースであり、このような多
糖体を分解して得られるオリゴ環はエビセロビオース(
0−β−D −glucopyra−nasyl −(
1−4) −D −Mannopyranase)に代
表されるようにグルコースとマンノースから成るヘテロ
オリゴ環である。
(6)アガロオリゴ環 寒天、アガロース、アガロペクチンまたはそれらを含有
するテングサなどの紅藻類に属する藻類を塩酸などの酸
またはアガラーゼなどの酵素で分解することによって生
成する分解物、またはその主成分であるオリゴ環で、そ
の構成糖成分はガラクトース、3.6−アンヒドロガラ
クトース、6−O−メチルガラクトース、キシロース、
グルクロン酸であり、その重合度は2〜20のオリゴ環
およびその組成物をいう。
このようなオリゴ環は例えば以下の如くして調製される
。市販アガロースを1%(W/V)の水溶液となし、p
H6,0に調整後、アガラーゼをアガロース1g当り4
部単位添加し、40℃で72時間反応させた後、活性炭
を添加して脱色する。その後、イオン交換樹脂を用いて
脱塩しアガロオリゴ糖を得る。
(7)セロオリゴ環 セルロースまたはセルロースを含有する植物の骨格物質
、微生物の細胞膜、ホヤ、ボウシュウホラなどの外套膜
、さらにはカルボキシメチルセルロースなど停セルロー
スの誘導体をセルラーゼまたは塩酸や硫酸などの酸で加
水分解することによって得られる分解物またはその主成
分であるオリゴ環で、その構成糖成分はグルコースまた
はその誘導体であり、その重合度が2〜lOまでのオリ
ゴ環およびその組成物をいう。
このような組成物は、例えば以下のごとくして調製され
る。原料としては粉末セルロース(商品名:アビセル)
を用い、粉末セルロース1部に対し、2部の塩酸と2部
の硫酸を添加し、セルロースを溶解した後、さらに12
部の塩酸を添加し、20〜25℃で5時間反応させる。
反応終了後、反応液を中和し、ゲルを2適法や電気透析
法などの常法で脱塩し、濃縮、必要であれば乾燥してセ
ロオリゴ糖を得ることができる。
(8)イヌロオリゴ糖 イヌリンまたはイヌリンを含有するキクイそ等をイヌリ
ナーゼまたは塩酸、蓚酸等の酸で加水分解することによ
って得られる分解物またはその主成分であるオリゴ環で
、その構成糖はフラクトースとグルコースであり、その
重合度が2〜10までのオリゴ環およびその組成物をい
う。
このようなオリゴ環は例えば以下のごとくして調製され
る。キクイモの根茎1部に4部の水を加え磨砕後、終濃
度が0.INになるように蓚酸を加え、60℃で1時間
加水分解し、その後炭酸カルシウムで中和し、残漬をン
濾過後、そのろ液な濃縮、必要であれば乾燥してイヌロ
オリゴ糖を得ることができる。
(9)マンナンオリゴ環 マンナン(β−1,4−マンナン、β−1,3−マンナ
ン、α−1,6−マンナンなど)またはマンナンを含有
するゾウゲヤシの種子、ミル(緑藻類)、酵母や糸状菌
の代謝生産物などを酸またはマンナン4部等の酵素で分
解することによって得られる分解物、またはその主成分
であるオリゴ環で、その構成糖はマンノースであり、そ
の重合度が2〜10のオリゴ環およびその組成物をいう
このようなオリゴ環は例えば以下のごとくして調整され
る。酵母のマンナン4部を100部の熱水に溶解した後
、INHCj溶液を100部添加し、90〜100℃で
2時間加水分解を実施する。反応終了後、反応液を中和
し分解物を得る。もしくは必要により、バイオゲルP−
2などを充填したカラムクロマトグラフィー法によって
重合度2〜100オリゴ糖を分画し、オリゴ環のみとす
ることもできる。
(lO)フコイジンオリゴ環 フコイジンまたはフカン硫酸を酸または酵素で分解して
得られる分解物、またはその主成分であるオリゴ環で、
その構成糖成分はフコースであり、その重合度が2〜1
0のオリゴ環およびその組成物をいう。
このようなオリゴ環は例えば以下のごとくして調製され
る。褐藻類由来のフコイジン4部を100部の熱水に溶
解した後、INのHC1’溶液を100部添加し、90
〜100℃で2〜4時間加水分解を実施する0反応終了
後、反応液を中和して分解物を得る。また必要により、
バイオゲルP−2などを充填したカラムクロマトグラフ
ィー法によって重合度2〜10のオリゴ糖を分画し、オ
リゴ環のみとすることもできる。
(11)アラビアガムオリゴ糖 アラビアガムを酸または酵素で分解することによって得
られる分解物、またはその分解物の主成分であるオリゴ
環で、その構成糖成分はガラクトース、アラビノース、
ラムノース、グルクロン酸であって、その重合度が2〜
lOのオリゴ環およびその組成物をいう。
このようなオリゴ環は例えば以下のごとくして調製され
る。アラビアガム4部を100部の熱水に溶解した後、
INのHCj溶液を100部添加し、90〜100℃で
2時間加水分解を実施する。反応終了後、反応液を中和
し分解物を得る。また必要により、バイオゲルP−2な
どを充填したカラムクロマトグラフィー法によって重合
度2〜10のオリゴ糖を分画し、オリゴ環のみとするこ
ともできる。
(12)ポリエチレングリコールアルギン酸オリゴ糖ポ
リエチレングリコールアルギン酸を酸または酵素で分解
することによって得られる分解物、またはその分解物の
主成分であるオリゴ環で、その構成糖成分はポリエチレ
ングリコールグルロン酸、ポリエチレングリコールマン
ヌロン酸であり、その重合度が2〜10のオリゴ環およ
びその組成物をいう。
このようなオリゴ環は例えば以下のごとくして調製され
る。ポリエチレングリコールアルギン酸4部を100部
の熱水に溶解した後、INのHCI溶液を100部添加
し、90〜100℃で2〜4時間加水分解を実施する6
反応終了後、反応液を中和して分解物を得る。また必要
により、バイオゲルP−2などを充填したカラムクロマ
トグラフィー法によフて重合度2〜lOのオリゴ糖を分
画し、オリゴ環のみとすることもできる。
(13)カラギナンオリゴ糖 カラギナンまたはそれを含有するツノマタ属。
スギノリ属、イパラノリ属などに属する紅藻類を酸また
は酵素で分解することによって得られる分解物、または
その主成分であるオリゴ環で、その構成糖成分はカラビ
オースの重合体であり、その重合度が2〜10のオリゴ
環およびその組成物をいう。
このようなオリゴ環は例えば以下のごとくして調製され
る。カラギナン4部を100部の熱水に溶解した後、I
NのHC1’溶液を100部添加し、90〜100℃で
2時間加水分解を実施する。反応終了後、反応液を中和
して分解物を得る。また必要により、バイオゲルP−2
などを充填したカラムクロマトグラフィー法によって重
合度2〜lOのオリゴ糖を分画し、オリゴ環のみとする
こともできる。
以上に述べた植物の生長を促進する作用を有する各種オ
リゴ環は、種子1粒当り5〜100γの割合で種子など
に塗布したり、0,25%〜0.QQQ25%の水溶液
として土壌中に添加したり、葉面散布を行ったり、さら
にまた養液栽培用液体肥料中に添加混合するなどして植
物に施用すると、植物の根および茎葉の生長を促進し、
その結果収穫量が向上する。また、このようにして得ら
れた収穫物は、味覚もすぐれ嗜好性も高い。
[実施例] 次に、本発明を実施例により詳しく説明する。
実施例1 キシラン25gをinの水に溶解しpH5,0とした後
、キシラナーゼ活性を含むセルラーゼ製剤(商品名:メ
イセラーゼ、明治製菓■製)をキシラン1g当りtow
g!加して40℃で48時間反応させた。
反応終了後、100℃で15分間加熱処理を行って酵素
を失活させ、バイオゲルP−2を充填したカラムに通液
してキシロース部分を除去すると共に重合度2〜10ま
でのオリゴ糖粉末15gを得た。氷晶の糖組成は第1表
に示す通りであった。表中、xyRはキシロースを表わ
し、XYRzはキシロビオース。
XYj!sはキシロトリオース、・・・を示す。
第  1  表 このようにして得られたキシロオリゴ環の植物生長促進
作用をかいわれ大根を用いて調べた。
すなわち、かいわれ大根の種子36粒を合成樹脂製ウー
ルマットをセットしたガラス容器に播種し、水道水70
mjを添加して23℃で4日間は暗所で、続く2日間は
5000ルツクスの照射条件下で栽培した。キシロオリ
ゴ環は対水道水当り2.5〜0.000025%の割合
で添加した。この結果を第2表に示す。
第  2  表 (n = 36) なお、第2表中の数値はキシロオリゴ糖を無添加の条件
下で栽培したかいわれ大根の茎葉長(cm)および根長
(C@)それぞれの平均値を100とした場合の指数で
示した(n!38)。
実施例2 ミツバ(白茎ミツバ)の種子2粒を4cm角の合成樹脂
製クールマットに播種し、大塚ハウス肥料1号0.15
%、同2号0.1%を含む液肥中に浸漬した後、23℃
、5000ルツクスの条件下で10日間栽培して発芽・
育苗し、その後水耕栽培装置中に定植し、8000ルツ
クス、23〜24℃の条件下で2.5 ケ月栽培した。
実験区は以下の通りである。
対照区:キシロオリゴ糖無添加の液肥で育苗した後、引
続いて無添加液肥で栽培。
キシロオリゴm添加区:キシロオリゴl10.025k
を添加した液肥で育苗した後、引続い てキシロオリゴ環0.025%を含む液肥で栽培。
なお、キシロオリゴ環は実施例!記載の方法で調製した
ものを用いた。この試験結果を第3表に示す、第3表か
ら明らかなように、キシロオリゴ環の添加によりミツバ
の増収が認められた。
実施例3 キシロオリゴ90.1〜0.025%、アルギン酸ナト
リウム0.75%を含む水溶液1重量部をかいわれ大根
の種子1重量部に対し噴霧し、40〜50℃の気流中で
乾燥させ、キシロオリゴ糖を種子1粒当り2.5〜10
0γの割合で種子コートした種子を調製した。
このようにして得られたキシロオリゴ糖コート種子50
粒を合成樹脂製のクールマットを設置したガラス容器中
に播種し、水道水70m1lを添加して23℃で4日間
は暗所で、続く2日間は5000ルツクスの照射条件下
で6日間栽培した。対照として種子コートを施さない種
子を同様に播種し同一条件下で栽培した。結果を第4表
に示す。
第  4  表 (n=25) なお、()内の値は対照の平均値を100とした場合の
指数である。
第4表から明らかなように、キシロオリゴ糖を種子1粒
当り5〜100γ塗布した種子を用いると、キシロオリ
ゴ糖をコートしない対照に比較して茎葉長で105〜1
17%、根長で119〜164%の生長促進作用を認め
た。
実施例4 黒土9にgを17cmx 80cmx 15ea+のポ
ットに添加し、小松菜(品種名、みすぎ小松菜)の種子
40粒を播種し30日間自然条件下で栽培した。実験区
は以下の通りである。
対照区:キシロオリゴ糖無添加 添加区:キシロオリゴ糖22gまたは2.2gをまたは
0.025kを添加した土壌となし、栽培を行った。
なお、キシロオリゴ環は実施例1に記載の方法で調製し
たものを用いた。この結果を第5表に示す。
第  5  表 (n=40) なお、()内の値は対照区の平均値を100とした場合
の指数である。
表寥1)・明らかなように、キシロオリゴ糖を土壌中に
0.25〜0.025%添加することにより、104〜
114%の増収が認められた。
実施例5 はうれん草のカルスをMurashige−5koog
培地中で25℃、150rpmで2週間培養し、培養細
[370gを得た。この培am胞を2J2の蒸留水に分
散し、超音波破砕機(ポリトロン)で10分間処理して
細胞を破壊後、tILのエタノールを加え細胞壁多糖体
を沈澱させ15gの細胞壁多糖体を得た。この多糖体を
300■fの蒸留水に溶解しpH5,1とした後、これ
に300mgのペクトリアーゼY−23,750Bのド
リセラーゼ、 600mgのセルラーゼオツズカド10
を加え、25℃で4時間加水分解を行った。100℃で
10分間加熱して酵素を失活させた後、バイオゲルP−
2を充填したカラム(5cmx 100ca+)で分画
精製を行い、二糖類〜101I類のオリゴ糖を含む画分
3.5gを得た。
このようにして得られた植物の細胞壁多糖体オリゴ環の
植物生長促進作用をかいわれ大根を用いて調べた。すな
わち、かいわれ大根の種子36粒を合成樹脂製のクール
マットをセットしたガラス容器に播種し、水道水70m
jを添加して23℃で4日間は暗所で、続く2日間は5
000ルツクスの照射条件下で栽培した。植物の細胞壁
多糖体オリゴ環は対水道水当り2.5〜0゜00002
5%の割合で添加した。
結果を第6表に示す。
第6表 (n=36) なお、¥S6表における数値は植物の細胞壁多糖体を分
解して得られるオリゴ糖を無添加の条件下で栽培したか
いわれ大根の茎葉長(cm)および根長(c+n)の平
均値を100とした場合の指数で示した。
実施例6 植物の細胞壁多糖体を分解することによって得られるオ
リゴ410.フル0.025%、アルギン酸ナトリウム
0,75%を含む水溶液1重量部をかいわれ大根の種子
1重量部に対し噴露し、40〜50℃の気流中で乾燥し
、植物の細胞壁多糖体を分解することによって得られる
オリゴ糖を種子コートした種子を調製した。
このようにして得られた植物の細胞壁多糖体を分解する
ことによって得られるオリゴ糖コート種子50粒を合成
樹脂製ウールマットを設置したガラス容器中に播種し、
水道水70m1を添加して23℃で4日間は暗所で、続
く2日間は5000ルツクスの照射条件下で6日間栽培
した。対照として種子コートを施さない種子を同様に播
種し、同一栽培条件下で栽培した。この結果を第7表に
示す。なお、細胞壁多糖体を分解することによって得ら
れるオリゴ環は実施例5と同様の方法で調製したものを
用いた。
第  7  表 なお、()内の値は対照区の平均値を100とした場合
の指数である。
表より明らかなように、植物の細胞壁多糖体を分解する
ことによって得られるオリゴ糖を5〜100γ塗布した
種子を用いると、該オリゴ糖を塗布しない対照に比較し
て茎葉長で104〜117%。
根長で123〜166%の生長促進作用が認められた。
実施例7 ポリガラクチュロン酸20gを1j2の水に溶解しpH
5,0とした後、ペクチナーゼ200mgを加え50℃
で7時間反応させた。反応終了後、100℃で15分間
加熱し酵素を失活させ、活性炭を5g添加して30分間
処理する。これを濾過、濃縮してポリガラクチュロン酸
オリゴ糖を10%W/V含む溶液123m1を得た。
このようにして得られたポリガラクチュロン酸オリゴ環
の植物生長促進作用をかいわれ大根を用いて調べた。す
なわち、かいわれ大根の種子36粒を合成樹脂製ウール
マットをセットしたガラス容器に播種し、水道水711
aRを添加して23℃で4日間は暗所で続く2日間は5
000ルツクスの照射条件下で栽培した。ポリガラクチ
ュロン酸オリゴ環は対水道水当り2.5〜0.0000
25%の割合で添加した。
結果を第8表に示す。
第  8  表 (n=36) なお、第8表における数値は、ポリガラクチュロン酸オ
リゴ糖を無添加の条件下で栽培したかいわれ大根の茎葉
長(cm)および根長(cm)の平均値を100とした
場合の指数で示した。
実施例8 ペクチン25gを11の水に溶解しpH5,0とじた後
、ペクチナーゼ500mgを添加し、50℃で23時間
反応させた。反応終了後、100℃で15分間加熱し酵
素を失活させ、活性炭5gを添加して30分間処理する
。これをン濾過、濃縮してペクチンオリゴ糖を10%w
/vの割合で含有する溶液165mjを得た。
このようにして得られたペクチンオリゴ環の植物生長促
進作用をかいわれ大根を用いて調べた。
すなわち、かいわれ大根の種子36粒を合成樹脂製ウー
ルマットをセットしたガラス容器に播種し、水道水70
mA’を添加して23℃で4日間は暗所で続く2日間は
5000ルツクスの照射条件下で栽培した。
ペクチンオリゴ環は対水道水当り2.5〜0.0000
25%の割合で添加した。結果を第9表に示す。
第  9  表 なお、第9表における数値はペクチンオリゴ糖無添加の
条件下で栽培したかいわれ大根の茎葉長(cm)および
根長(cm)の平均値を100とした場合の指数で示し
た。
実施例9 黒土9Kgを17cmX 60cmx 15cmのポッ
トに添加し、小松菜(品種名、みすぎ小松菜)の種子4
0粒を播種し、6月15日から7月4日まで自然条イ牛
下で栽培した。実験区は以下の通りである。
対照区:ポリガラクチュロン酸オリゴ糖無添加添加区:
ポリガラクチュロン酸オリゴ@22gを3.61の水溶
液とし、これを黒土に全量添加して黒土に対しポリガラ
クチュ ロン酸オリゴ環0.25%を添加した土壌となし、栽培
を行った。
なお、ポリガラクチュロン酸オリゴ環は実施例2に記載
の方法で調製したものを用いた。この結果を第10表に
示す。
第1O表 (n=40) ()内の数値は、対照区の平均値を100とした場合の
指数である。
表より明らかなように、ポリガラクチュロン酸オリゴ糖
を土壌中に添加することにより、18%の増収が認めら
れた。
実施例10 グルコマンナン20gをIkの水に溶解しpH5,0と
した後、マンナナーゼ活性を有するセルラーゼ製剤(商
品名:メイセラーゼ、明治製菓■製)200mgを添加
し、40℃で16時間反応させた。反応終了後、反応液
中にパン酵母2gを添加し、25℃で24時間反応させ
、副生じた単糖類を酵母によって資化、除去させた後、
1%の活性炭を添加して脱色させる。これを濾過、濃縮
することによってグルコマンナンオリゴ糖を10%胃/
V含有する水溶液120■オを得た。
このようにして得られたグルコマンナンオリゴ環の植物
生長促進作用をかいわれ大根を用いて調べた。すなわち
、かいわれ大根の種子36粒を合成樹脂製ウールマット
をセットしたガラス容器に播種し、水道水70tajを
添加して23℃で4日間は暗所で続く2日間は5000
ルツクスの照射条件下で栽培した。グルコマンナンオリ
ゴ環は対水道水当り2.5〜0.000025%の割合
で添加した。結果を第11表に示す。
第  11 表 (n=36) なお、第11表における数値は、グルコマンナンオリゴ
糖を無添加の条件下で栽培した茎葉長(cm)および根
長(cm)の平均値を100とした場合の指数で示した
表より明らかなように、グルコマンナンオリゴ糖の添加
によって茎葉長は最大140%、根長は最大330%の
生長促進作用が認められた。
実施例12 ミツバ(白茎ミツバ)の種子2粒を4cm角の合成樹脂
製ウールマットに播種し、大球ハウス肥料1号0.15
%、同2号0.1%を含む液肥中に浸漬した後、23℃
、5000ルツクスの条件下でlO日間栽培して発芽・
育苗し、その後水耕栽培装置中に定植し、8000ルツ
クス、23〜24℃の条件下で2.5ケ月栽培した。実
験区は以下の通りである。
対照区:グルコマンナンオリゴ糖無添加の液肥で育苗し
た後、引続いて無添加液肥で 栽培。
グルコマンナンオリゴ11添加区:グルコマンナンオリ
ゴl;10.025%を添加した液肥で育苗した後、引
続いてグルコマンナン オリゴ[0,025%を含む液肥で栽培。
なお、グルコマンナンオリゴ糖は実施例10記載の方法
で調製したものを用いた。この試験結果を第12表に示
す。第12表から明らかなように、グルコマンナンオリ
ゴ糖の添加によりミツバの増収が認められた。
第  12 表 (n=20) 実施例13 アガロース30gを3Itの水に溶解しpH8,0とし
た後、アガラーゼをアガロース1g当り40単位添加し
て、40℃で72時間反応させた。反応終了後、反応液
を1〜5℃に冷却し、24時間放置してから生じた沈澱
をン濾過して除き、そのン戸液を濃縮後、凍結乾燥して
アガロオリゴl]18gを得た。
このようにして得られたアガロオリゴ環の植物生長促進
作用をかいわれ大根を用いて調べた。すなわち、かいわ
れ大根の種子36粒を合成樹脂製ウールマットをセット
したガラス容器に播種し、水道水70mj)を添加して
23℃で4日間は暗所で続く2日間は5000ルツクス
の照射条件下で栽培した。
アガロオリゴ環は対水道水当り′2.5〜0.0025
%の割合で添加した。結果を第13表に示す。
第  13 表 (n工36) なお、第13表における数値は、アガロオリゴ糖無添加
の条件下で栽培したかいわれ大根の茎葉長(cIll)
 、根長(cm)のそれぞれの平均値を100とした場
合の指数で示した。
表より明らかなように、アガロオリゴ環は0.25〜(
1,(125%の添加濃度で植物の茎葉および根の生長
を促進した。
実施例14 粉末セルロース(商品名:アビセル)20gに40mj
)の塩酸と40mjの硫酸を添加して、25℃で5時間
反応させた。反応終了後、苛性ソーダの30%水溶液を
用いて反応液を中和し、バイオゲルP−2を充填したカ
ラムクロマトグラフィー法により脱塩処理を行った。こ
の工程中で重合度2〜1oの分画を分離し、濃縮後、凍
結乾燥を行いセロオリゴ環7.5gを得た。
このようにして得られたセロオリゴ環の植物生長促進作
用をかいわれ大根を用いて調べた。すなわち、かいわれ
大根の種子36粒を合成樹脂製クールマットをセットし
たガラス容器に播種し、水道水70m1を添加して23
℃で4日間は暗所で、続く2日間は5000ルツクスの
照射条件下で栽培した。セロオリゴ環は対水道水当り2
.5〜0.0025%の割合で添加した。結果を第14
表に示す。
第  14  表 (n=38) なお、第14表における数値は、セロオリゴ糖を無添加
の条件下で栽培した茎葉長(cm) 、根長(cm)の
平均値を100とした場合の指数で示した。
表より明らかなように、セロオリゴ環は0.25〜0.
025%の濃度範囲で茎葉および根の生長を促進した。
実施例15 洗滌したキクイモの根茎100にgを摩砕機で摩砕し、
これに水400JZを加え固形分含量20%の懸濁液を
調製し、終濃度が0.1規定となるように蓚酸を加え6
0℃で1時間加水分解を行い、その後炭酸カルシウムで
中和し、遠心分離機またはフィルタープレスで濾過し、
引き続いて濃縮乾燥工程を経て8.2にgの粉末製品を
得た。
このようにして調製したイヌロオリゴ糖の組成は第15
表に示すごとく、F2〜F6が主成分となっている0表
中、Gはグルコースを、Fはフラクトースを示す。
:@ 15表 このようにして得られた組成物50gをバイオゲルP−
2を充填したカラムクロマトグラフィーで処理し、重合
度2〜10のイヌロオリゴ923gを得た。
得られたイヌロオリゴ糖の植物生長促進作用をかいわれ
大根を用いて調べた。すなわち、かいわれ大根の種子3
6粒を合成樹脂製クールマットをセットしたガラス容器
に播種し、水道水70mjを添加して23℃で4日間は
暗所で、続く2日間は5000ルツクスの照射条件下で
栽培した。イヌロオリゴ糖は対水道水当り2.5〜0.
0025%の割合で添加した。結果を第16表に示す。
第  16 表 (n菖36) なお、第16表における数値は、イヌロオリゴ糖無添加
の条件下で栽培されたかいわれ大根の茎葉長(cm) 
、根長(cm)の平均値を100とした場合の指数で示
した。
表より明らかなように、イヌロオリゴ糖は0.25〜0
.025%の添加濃度で植物の茎葉および根の生長を促
進した。
実施例16 マンナン20gを500mjの熱水に溶解し、INのH
Cj’溶液500a+jを添加して90℃で2時間加水
分解を実施した9反応終了後、反応液を中和し分解物を
得た。この分解物中の重合度2〜lOのオリゴ糖含量は
43%であった。
このようにして得られたマンナンオリゴ環の植物生長促
進作用をかいわれ大根を用いて調べた。
すなわち、かいわれ大根の種子36粒を合成樹脂製クー
ルマットをセットしたガラス容器に播種し、水道水70
mjを添加して23℃で4日間は暗所で、続く2日間は
500Gルツクスの照射条件下で栽培した。
マンナンオリゴ環は対水道水当り0.2ff〜0.00
025Xの割合で添加した。結果を第17表に示す。
第  17 表 (n−36) なお、第17表中の数値は、マンナンオリゴ糖を無添加
の条件下で栽培されたかいわれ大根の茎葉長(cm) 
、根長(cm)の平均値を100とした場合の指数で示
した。
表から明らかなように、マンナンオリゴ糖は0.25〜
0.0025%の添加濃度で植物の茎葉および根の生長
を促進した。
実施例17 フコイジン20gを5001111+の熱水に溶解し、
INのHIJ溶液溶液500mm環加して90℃で2時
間加水分解を実施した。反応終了後、反応液を中和し分
解物を得た。この分解物中の重合度2〜lOのオリゴ糖
含量は43%であった。
このようにして得られたフコイジンオリゴ環の植物生長
促進作用をかいわれ大根を用いて調べた。すなわち、か
いわれ大根の種子36粒を合成樹脂製ウールマットをセ
ットしたガラス容器に播種し、水道水70a+jを添加
して23℃で4日間は暗所で。
続く2日間は5000ルツクスの照射条件下で栽培した
。フコイジンオリゴ環は対水道水当り0.25〜0.0
0025%の割合で添加した。結果を第18表に示す。
第  18 表 (n=36) なお、第18表における数値はフコイジンオリゴ糖無添
加の条件下で栽培されたかいわれ大根の茎葉長(cm)
 、根長(cm)の平均値を100とした場合の指数で
示した。
表より明らかなように、フコイジンオリゴ環は0.25
〜0.0025%の添加濃度で植物の茎葉および根の生
長を促進した。
実施例18 アラビアガム20gを500rBi’の熱水に溶解し、
INのHC1’溶液500a+i+を添加して90℃で
2時間加水分解を実施した0反応終了後、反応液を中和
し分解物を得た。この分解物中の重合度2〜10のオリ
ゴ糖含量は34%であった。
このようにして得られたアラビアガムオリゴ環の植物生
長促進作用をかいわれ大根を用いて調べた。すなわち、
かいわれ大根の種子38粒を合成樹脂製ウールマットを
セットしたガラス容器に播種し、水道水70mjを添加
して23℃で4日間は暗所で。
続く2日間は5000ルツクスの照射条件下で栽培した
。アラビアガムオリゴ環は対水道水当り0.25〜0.
00025%の割合で添加した。結果を第19表に示す
第  19 表 (n÷36) なお、第19表における数値は、アラビアガムオリゴ糖
無添加の条件下で栽培されたかいわれ大根の茎葉長(c
m) 、根長(cm)の平均値を100とした場合の指
数で示した。
表より明らかなように、アラビアガムオリゴ環は0.2
5〜0.0025%の添加濃度で植物の茎葉および根の
生長を促進した。
実施例19 ポリエチレングリコールアルギン酸20gを500mJ
’ 17)熱水に溶解し、IN(7)HCj溶液500
mj!を添加して90℃で2時間加水分解を実施した。
反応終了後、反応液を中和し分解物を得た。この分解物
中の重合度2〜lOのオリゴ糖含量は58%であった。
このようにして得られたポリエチレングリコールアルギ
ン酸オリゴ糖の植物生長促進作用をかいわれ大根を用い
て調べた。すなわち、かいわれ大根の種子36粒を合成
樹脂製ウールマットをセットしたガラス容器に播種し、
水道水70mNを添加して23℃で、4日間は暗所で、
続く2日間は5000ルツクスの照射条件下で栽培した
。ポリエチレングリコールアルギン酸オリゴ糖は対水道
水当り0.25〜0.00025%の割合で添加した。
結果を第20表に示す。
第  20 表 (n=36) なお、第20表における数値はポリエチレングリコール
アルギン酸オリゴ糖無添加の条件下で栽培されたかいわ
れ大根の茎葉長(cm) 、根長(cm)の平均値を1
00とした場合の指数で示した。
表より明らかなように、ポリエチレングリコールアルギ
ン酸オリゴ糖は0.25〜0.0025%の添加濃度で
植物の茎葉および根の生長を促進した。
実施例20 カラギナン20gを500mjの熱水に溶解し、INの
HCI溶液500s+Jを添加して90℃で2時間加水
分解を実施した。反応終了後、反応液を中和し分解物を
得た。この分解物中の重合度2〜10のオリゴ糖含量は
38%であった。
このようにして得られたカラギナンオリゴ糖の植物生長
促進作用をかいわれ大根を用いて調べた。すなわち、か
いわれ大根の種子36粒を合成樹脂製ウールマットをセ
ットしたガラス容器に播種し、水道水70mjを添加し
て23℃で4日間は暗所で。
続く2日間は5000ルツクスの照射条件下で栽培した
。カラギナンオリゴ糖は対水道水当り0.25〜0.0
0025%の割合で添加した。結果を第21表に示す。
第  21 表 (n=36) なお、第21表における数値はカラギナンオリゴ糖無添
加の条件下で栽培されたかいわれ大根の茎葉長(cm)
、根長(cm)の平均値を100とした場合の指数で示
した。
表より明らかなように、カラギナンオリゴ糖番ヨ0.2
5〜0.0025%の添加濃度で植物の茎葉および根の
生長を促進した。
[発明の効果] 本発明における植物の生長を促進するオリゴ糖を用いれ
ば、農作物を効率よく、その上安全に生産し、その増収
を図ることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)植物を栽培するにあたり、植物の生長を促進する
    作用を有するオリゴ糖を用いることを特徴とする植物の
    栽培方法。
  2. (2)オリゴ糖がキシロオリゴ糖、植物の細胞壁多糖体
    を分解することによって得られるオリゴ糖、ポリガラク
    チュロン酸オリゴ糖、ペクチンオリゴ糖、グルコマンナ
    ンオリゴ糖、アガロオリゴ糖、セロオリゴ糖、イヌロオ
    リゴ糖、マンナンオリゴ糖、フコイジンオリゴ糖、アラ
    ビアガムオリゴ糖、ポリエチレングリコールアルギン酸
    オリゴ糖およびカラギナンオリゴ糖より選ばれた1種ま
    たは2種以上のものである特許請求の範囲第1項記載の
    方法。
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