JPS63215318A - 円筒状物製造方法 - Google Patents
円筒状物製造方法Info
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- JPS63215318A JPS63215318A JP4771787A JP4771787A JPS63215318A JP S63215318 A JPS63215318 A JP S63215318A JP 4771787 A JP4771787 A JP 4771787A JP 4771787 A JP4771787 A JP 4771787A JP S63215318 A JPS63215318 A JP S63215318A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はボイラの排ガスダクト等に好適に利用できる大
型の円筒状物を製造する方法に関する。
型の円筒状物を製造する方法に関する。
現在陸用のボイラの排ガスダクトの大半は断面角型の構
成となっているが、この構成は内部流体たる排ガスの性
質やその他の要因により必然的に決定されたものという
訳ではない。逆に断面が円形の丸型排ガスダクトの方が
内部流体の流れも円滑となり、かつコーナ部において未
燃分等の堆積もなくなる等の多くの利点を有している。
成となっているが、この構成は内部流体たる排ガスの性
質やその他の要因により必然的に決定されたものという
訳ではない。逆に断面が円形の丸型排ガスダクトの方が
内部流体の流れも円滑となり、かつコーナ部において未
燃分等の堆積もなくなる等の多くの利点を有している。
然るに、角型のダクトが主流を占めているのは主として
輸送上円筒形排ガスダクトの方がコストが高くなるとい
う経済的な理由による。即ち円筒形ダクトの場合は工場
において半割りまたは3分割して曲げ加工し、これを組
み立て現地に発送する方法を採用しているが、排ガスダ
クトが大型であるため、分割した各部材も大型となる。
輸送上円筒形排ガスダクトの方がコストが高くなるとい
う経済的な理由による。即ち円筒形ダクトの場合は工場
において半割りまたは3分割して曲げ加工し、これを組
み立て現地に発送する方法を採用しているが、排ガスダ
クトが大型であるため、分割した各部材も大型となる。
然も各部材の形状は断面が半月形、扇型等の輸送に不適
当な形状となる。これに対して角型ダクトの場合には分
割しても輸送し易い形状となるので輸送コストは安くな
る。
当な形状となる。これに対して角型ダクトの場合には分
割しても輸送し易い形状となるので輸送コストは安くな
る。
このため、上記した円筒形ダクトの問題点を解決し、設
備の不完全な現地においても製造が可能なよう、ダクト
構成用の板材の弾性を利用して円筒形に形成する方法が
何種か提案されている。
備の不完全な現地においても製造が可能なよう、ダクト
構成用の板材の弾性を利用して円筒形に形成する方法が
何種か提案されている。
第6図ないし第12図は従来構成の円筒状物製造方法の
一例を示す。
一例を示す。
先ず架台39上に円筒状物の構成材料たる鋼板38を載
置する。鋼板38のほぼ中央部の下部には半円形の吊り
下げ治具40〔第7図(A)、(B)参照〕を配置し、
この吊り下げ治具40をクレーン等を用いて引き上げる
ことにより鋼板38は自重により第8図に示すようにそ
の両端部が垂れ下がる。一方補強材設置用架台44に対
しては半円形の補強材42が配置してあり、両端部が垂
れ下った状態の鋼板38をこの補強材42上に移動し、
徐々に下降させる。これにより鋼板38は補強材42の
内周面に沿って第9図の如く曲がり、その両端部が突き
合うことにより円筒形を形成する。この状態で突き合わ
せ部を溶接して固定すると共に、半円形の補強材に対し
て別の半円形の補強材を接続し、更に補強材42と綱板
38の外壁を溶接固定して円筒状物15を構成する(第
10図参照)。
置する。鋼板38のほぼ中央部の下部には半円形の吊り
下げ治具40〔第7図(A)、(B)参照〕を配置し、
この吊り下げ治具40をクレーン等を用いて引き上げる
ことにより鋼板38は自重により第8図に示すようにそ
の両端部が垂れ下がる。一方補強材設置用架台44に対
しては半円形の補強材42が配置してあり、両端部が垂
れ下った状態の鋼板38をこの補強材42上に移動し、
徐々に下降させる。これにより鋼板38は補強材42の
内周面に沿って第9図の如く曲がり、その両端部が突き
合うことにより円筒形を形成する。この状態で突き合わ
せ部を溶接して固定すると共に、半円形の補強材に対し
て別の半円形の補強材を接続し、更に補強材42と綱板
38の外壁を溶接固定して円筒状物15を構成する(第
10図参照)。
このようにして形成した円筒状物15を第11図に示す
ように連設し、各円筒状物の端縁部を突き合わせ溶接4
6を実施することにより接続する。
ように連設し、各円筒状物の端縁部を突き合わせ溶接4
6を実施することにより接続する。
第12図はこの突き合わせ溶接を行う円周方向溶接架台
48の配置状態を示す図である。
48の配置状態を示す図である。
以上に示した構成により組み立て現地において円筒状物
の製作を可能としたが、反面衣のような問題が指摘され
ており、その解決が望まれている。
の製作を可能としたが、反面衣のような問題が指摘され
ており、その解決が望まれている。
先ず円筒状物の突き合わせ溶接は実際にはかなりの困難
が伴う。即ち突き合わせ溶接を正確に行1うためには、
その前提として各円筒状物が正確に製作されている必要
がある。即ち各円筒状物の製造公差が大きいと突き合わ
せ部がずれて溶接が困難になり、場合によっては全く溶
接が不可能となる事態も生じている。従って可能な限り
公差を少なくする必要があるが、この為には円筒状物の
製造工数を多くする必要があり、多くの人手と時間がか
かってしまう。
が伴う。即ち突き合わせ溶接を正確に行1うためには、
その前提として各円筒状物が正確に製作されている必要
がある。即ち各円筒状物の製造公差が大きいと突き合わ
せ部がずれて溶接が困難になり、場合によっては全く溶
接が不可能となる事態も生じている。従って可能な限り
公差を少なくする必要があるが、この為には円筒状物の
製造工数を多くする必要があり、多くの人手と時間がか
かってしまう。
また円筒状物で発電所用大型ボイラの排ガスダクトを製
造する場合を想定すると、各円筒状物はその直径が数メ
ートルから十数メートルにも及ぶ非常に大型のものとな
るため、各円筒状物が正確製作されていても、これら円
筒状物を所定の位置に配置して付き合わせるためには多
(の段取りが必要になり、やはり多くの人手と時間がか
かることになる。
造する場合を想定すると、各円筒状物はその直径が数メ
ートルから十数メートルにも及ぶ非常に大型のものとな
るため、各円筒状物が正確製作されていても、これら円
筒状物を所定の位置に配置して付き合わせるためには多
(の段取りが必要になり、やはり多くの人手と時間がか
かることになる。
更に、各円筒状物を突き合わせ溶接するためには第12
図に示すように、大型の円筒状物を収納するように極め
て大型の架台(足場)を組む必要があり、この点でも多
大の労力を必要とする。
図に示すように、大型の円筒状物を収納するように極め
て大型の架台(足場)を組む必要があり、この点でも多
大の労力を必要とする。
また更に、補強材42は円筒状物形成の際の案内として
の役目を果たす訳であるが、鋼板38をその優補強材4
2上に配置すると、鋼板の両端部は弾性によって、自己
の荷重に抗して平板状態を維持しようとするため、その
両端部の付き合わせ部に於いて第13図のαとして示す
ように特定の角度をもって接触するようになり、この侭
溶接を行うと第14図βとして示すような円筒形として
の不均一部が生じてしまう。このため第15図のγとし
て示すような滑らかな接触を行うために、第8図、第9
図に示す大型のクレーンが必要となり、かつ昇降可能な
架台39とこのクレーンとにより鋼板38の昇降を微妙
に行う必要が生じる。
の役目を果たす訳であるが、鋼板38をその優補強材4
2上に配置すると、鋼板の両端部は弾性によって、自己
の荷重に抗して平板状態を維持しようとするため、その
両端部の付き合わせ部に於いて第13図のαとして示す
ように特定の角度をもって接触するようになり、この侭
溶接を行うと第14図βとして示すような円筒形として
の不均一部が生じてしまう。このため第15図のγとし
て示すような滑らかな接触を行うために、第8図、第9
図に示す大型のクレーンが必要となり、かつ昇降可能な
架台39とこのクレーンとにより鋼板38の昇降を微妙
に行う必要が生じる。
本発明は上述した問題点に鑑み、その問題を解決するよ
うに構成したものである。
うに構成したものである。
即ち本発明では円筒状物を構成する鋼板(薄板鋼板)で
はこの鋼板を円筒形に曲げた場合、鋼板の弾性により鋼
板は真円に復元しようとすることに着目し、薄板鋼板を
ワイヤロープ等の絞り手段により円筒形に絞り込み、か
つのこの絞り込みを鋼板吊り下げ時に行うことにより絞
り込み作業を容易にしり、かつこの状態で鋼板を溶接す
ることにより円筒状物を製作することを特徴とする方法
である。
はこの鋼板を円筒形に曲げた場合、鋼板の弾性により鋼
板は真円に復元しようとすることに着目し、薄板鋼板を
ワイヤロープ等の絞り手段により円筒形に絞り込み、か
つのこの絞り込みを鋼板吊り下げ時に行うことにより絞
り込み作業を容易にしり、かつこの状態で鋼板を溶接す
ることにより円筒状物を製作することを特徴とする方法
である。
本発明は以上の如く構成しであるので、鋼板の有する弾
性を利用して、鋼板吊り下げ時に絞り込みを行うように
しであるため、鋼板自体の荷重を問題とすることなく容
易かつ正確に鋼板を円筒形に形成することかでき、比較
的簡易な昇降手段があれば、昇降機能を有しかつ大型の
架台が必要なくなる。
性を利用して、鋼板吊り下げ時に絞り込みを行うように
しであるため、鋼板自体の荷重を問題とすることなく容
易かつ正確に鋼板を円筒形に形成することかでき、比較
的簡易な昇降手段があれば、昇降機能を有しかつ大型の
架台が必要なくなる。
以下、本発明の実施例を図面を参考に具体的に説明する
。
。
先ず第1図(A)において、円筒状物を形成するための
薄板鋼板(以下単に「鋼板」と称する)■は架台5上に
載置される。この鋼板1の下には予め二本のワイヤーロ
ープ2a、2bが配置しである。このうち、ワイヤーロ
ープ2aの一端は鋼Fi1の一方の端部1aに対して溶
接により仮止めされ、架台5の中央凹所に固定しである
。ワイヤーロープ固定金具4を経て鋼板1の別の端縁部
1bを経てその端部が鋼板lの中央部に位置している。
薄板鋼板(以下単に「鋼板」と称する)■は架台5上に
載置される。この鋼板1の下には予め二本のワイヤーロ
ープ2a、2bが配置しである。このうち、ワイヤーロ
ープ2aの一端は鋼Fi1の一方の端部1aに対して溶
接により仮止めされ、架台5の中央凹所に固定しである
。ワイヤーロープ固定金具4を経て鋼板1の別の端縁部
1bを経てその端部が鋼板lの中央部に位置している。
他方のワイヤーロープ2bは鋼板1の他端1bにその一
端を仮止めされており、ワイヤーロープ固定金具4に於
いて前記ワイヤーローブ2aと交差し、鋼板1の端部1
aを経由してやはり鋼板中央部に於いてワイヤーロープ
1aの端部と付き合うようになっている。また符号3は
架台5の中央部凹所内に予め配置しておいた吊り下げ治
具であり、この吊り下げ金具3に接続したワイヤーロー
ブ2cを介して昇降するようになっている。これら各ワ
イヤ−ローブ2a、2bは一つの昇降手段(図示せず)
に接続し、他のワイヤーローブ2Cは別の図示しない昇
降手段に接続される。
端を仮止めされており、ワイヤーロープ固定金具4に於
いて前記ワイヤーローブ2aと交差し、鋼板1の端部1
aを経由してやはり鋼板中央部に於いてワイヤーロープ
1aの端部と付き合うようになっている。また符号3は
架台5の中央部凹所内に予め配置しておいた吊り下げ治
具であり、この吊り下げ金具3に接続したワイヤーロー
ブ2cを介して昇降するようになっている。これら各ワ
イヤ−ローブ2a、2bは一つの昇降手段(図示せず)
に接続し、他のワイヤーローブ2Cは別の図示しない昇
降手段に接続される。
以上の状態において、昇降手段によりワイヤーローブ2
cを介して吊り下げ治具3を上昇させる。
cを介して吊り下げ治具3を上昇させる。
この際、ワイヤーローブ2a、2bに対しては無理な引
っ張り力が働かないように長さ調節を行う。
っ張り力が働かないように長さ調節を行う。
これにより鋼板1は第1図(B)に示すように吊り下げ
治具3に自己の荷重をあずけて吊り下がった状態となる
。この状態でワイヤーローブ2a、2bを引き上げると
、鋼板1の端部1a、lbは第1図(C)に示すように
内側に接近する。一方架台5の凹所に対しては鋼板lが
吊り上げられている間に付き合わせ設定板7が配置され
る。付き合わせ設定板7の配置が完了したならば、吊り
下げ金具3を徐々に下降させる。これにより鋼板1は第
1図(D)に示すように自重により両端部1a、1bが
内側に巻き込んで両端部が付き合わされる。この場合吊
り下げ治具3の昇降と、ワイヤーローブ2a、2bの引
き上げ状態を調節することにより鋼板の両端部の付き合
わせ部を他の部分と同様な滑らかな円筒面とすることが
できる。適正な形状となったならば付き合わ−せ部を溶
接して円筒状物を形成する。なおワイヤーロープ固定金
具4は予め所定の場所に固定しであるので、各ワイヤー
ロープ2a、2b、2cを引いたり緩めたりしても円筒
状物が転がったりする心配はない。
治具3に自己の荷重をあずけて吊り下がった状態となる
。この状態でワイヤーローブ2a、2bを引き上げると
、鋼板1の端部1a、lbは第1図(C)に示すように
内側に接近する。一方架台5の凹所に対しては鋼板lが
吊り上げられている間に付き合わせ設定板7が配置され
る。付き合わせ設定板7の配置が完了したならば、吊り
下げ金具3を徐々に下降させる。これにより鋼板1は第
1図(D)に示すように自重により両端部1a、1bが
内側に巻き込んで両端部が付き合わされる。この場合吊
り下げ治具3の昇降と、ワイヤーローブ2a、2bの引
き上げ状態を調節することにより鋼板の両端部の付き合
わせ部を他の部分と同様な滑らかな円筒面とすることが
できる。適正な形状となったならば付き合わ−せ部を溶
接して円筒状物を形成する。なおワイヤーロープ固定金
具4は予め所定の場所に固定しであるので、各ワイヤー
ロープ2a、2b、2cを引いたり緩めたりしても円筒
状物が転がったりする心配はない。
第1図(E)及び(F)は別の構成を示す。
この構成では架台5の凹所中央に一対の案内架構20を
鉛直方向に配置し、吊り下げ治具をこの案内架構20に
沿って昇降させるにようにし、吊り下げ治具3の昇降を
より正確に行うようにしている。なお符号21は吊り下
げ治具案内架構20の溝部と係合する案内ピンである。
鉛直方向に配置し、吊り下げ治具をこの案内架構20に
沿って昇降させるにようにし、吊り下げ治具3の昇降を
より正確に行うようにしている。なお符号21は吊り下
げ治具案内架構20の溝部と係合する案内ピンである。
次に第2図(A)は架台5の鋼板配置部の詳細を示す、
架台5のうち、ワイヤーロープを配置する面は溝部5a
となっており、鋼板1の下に自由にワイヤーロープが配
置でき、かつ配置したワイヤーロープ相互が干渉しない
ようになっている。
架台5のうち、ワイヤーロープを配置する面は溝部5a
となっており、鋼板1の下に自由にワイヤーロープが配
置でき、かつ配置したワイヤーロープ相互が干渉しない
ようになっている。
これにより作業時にワイヤーロープが絡み合う等により
作業に支障が生じたり、制作された円筒状物が損傷した
りしないようになっている。
作業に支障が生じたり、制作された円筒状物が損傷した
りしないようになっている。
第2図(B)は付き合わせ設定板7の詳細を示す。この
設定板7は巻き込んだ鋼板表面にワイヤーロープが通っ
ているため、そのワイヤーロープ2の配置面に沿って溝
部が形成されるよう複数枚の板材から形成される。これ
によりワイヤーロープ2を掛けた状態の侭、容易に付き
合わせ溶接が可能となる。また溶接作業時に円筒状に巻
いである鋼板を回転させる際に、その鋼板が正しく回転
するように両側の板材には案内用金具8を取りつけてお
くのが望ましい。なお、符号9は設定板固定用金具であ
り、この金具を設けておけば付き合わせ設定板7を所定
の位置に容易に配置することができる。
設定板7は巻き込んだ鋼板表面にワイヤーロープが通っ
ているため、そのワイヤーロープ2の配置面に沿って溝
部が形成されるよう複数枚の板材から形成される。これ
によりワイヤーロープ2を掛けた状態の侭、容易に付き
合わせ溶接が可能となる。また溶接作業時に円筒状に巻
いである鋼板を回転させる際に、その鋼板が正しく回転
するように両側の板材には案内用金具8を取りつけてお
くのが望ましい。なお、符号9は設定板固定用金具であ
り、この金具を設けておけば付き合わせ設定板7を所定
の位置に容易に配置することができる。
第3図は付き合わせ溶接を実施することにより円筒状物
が形成された後の補強材の取りつけ方法を示す。
が形成された後の補強材の取りつけ方法を示す。
第1図CD)において鋼板1の溶接が完了すると鋼板1
の両端部1a、1bに取りつけであるワイヤーロープの
溶接部を切除し、鋼板のみから成る円筒状物とする。こ
の円筒状物を吊り下げ治具3より第3図に示す如くロー
ラ11上に載置する。
の両端部1a、1bに取りつけであるワイヤーロープの
溶接部を切除し、鋼板のみから成る円筒状物とする。こ
の円筒状物を吊り下げ治具3より第3図に示す如くロー
ラ11上に載置する。
この状態で半割状態の補強材10を作業位置に取りつけ
、ローラを回転させながらこの補強材10を円筒状物の
所定の位置に溶接する。半割の補強材の溶接が終わった
ならば別の半割の補強材を、溶接の完了した補強材に連
接するように配置し、溶接をおこなう。このようにして
、円筒状物の外周壁面の円周方向に1以上の補強材を配
置して最終製品とする。なお補強材取りつけ前の円筒状
物は柔らかく、変形し易いので、吊り下げ治具3を微妙
に昇降させることにより円筒形の形状を保持しながら補
強材10の取りつけを行う。
、ローラを回転させながらこの補強材10を円筒状物の
所定の位置に溶接する。半割の補強材の溶接が終わった
ならば別の半割の補強材を、溶接の完了した補強材に連
接するように配置し、溶接をおこなう。このようにして
、円筒状物の外周壁面の円周方向に1以上の補強材を配
置して最終製品とする。なお補強材取りつけ前の円筒状
物は柔らかく、変形し易いので、吊り下げ治具3を微妙
に昇降させることにより円筒形の形状を保持しながら補
強材10の取りつけを行う。
第4図はこの円筒状物を形成する際の昇降装置の一例を
示す。図示のものは一般的なトラッククレーンを示す。
示す。図示のものは一般的なトラッククレーンを示す。
このトラッククレーン12は主巻部13と補助巻部14
を備えているので、例えば主巻部13を、ワイヤーロー
プ2Cを介して吊り下げ治具3と接続し、また補助巻部
14はワイヤーロープ2a、2bと接続させるようにす
れば、一台のトラッククレーンで作業を完了することが
でき、現地での製造が非常に容易となる。
を備えているので、例えば主巻部13を、ワイヤーロー
プ2Cを介して吊り下げ治具3と接続し、また補助巻部
14はワイヤーロープ2a、2bと接続させるようにす
れば、一台のトラッククレーンで作業を完了することが
でき、現地での製造が非常に容易となる。
第5図は別の実施例を示す。
この実施例では鋼板1の両端に取りつけたワイヤーロー
プ2a12bをクレーンで昇降させる代わりに、架台5
の凹所内に配置したワイヤーロープ巻き取り装W、15
に接続する。この際、図の左側のワイヤーロープ2aは
図の右側のドラムに、図の右側のワイヤーロープ2bは
図の左側のドラムに各々巻き取られるようにして両ワイ
ヤーロープ2a、2bを交差するようにしておけば、鋼
板の両端は内側に巻き込まれることになる。第5図(B
)はこのようにして鋼板1の端部を内側に移動させた状
態を示す。この実施例ではワイヤーロープ2a、2bを
高い位置にある昇降装置のワイヤ係止部に取りつける必
要がないので、ワイヤーロープの取り廻し作業が容易と
なる。
プ2a12bをクレーンで昇降させる代わりに、架台5
の凹所内に配置したワイヤーロープ巻き取り装W、15
に接続する。この際、図の左側のワイヤーロープ2aは
図の右側のドラムに、図の右側のワイヤーロープ2bは
図の左側のドラムに各々巻き取られるようにして両ワイ
ヤーロープ2a、2bを交差するようにしておけば、鋼
板の両端は内側に巻き込まれることになる。第5図(B
)はこのようにして鋼板1の端部を内側に移動させた状
態を示す。この実施例ではワイヤーロープ2a、2bを
高い位置にある昇降装置のワイヤ係止部に取りつける必
要がないので、ワイヤーロープの取り廻し作業が容易と
なる。
本発明は以上にその構成を具体的に説明したように、薄
板鋼板をワイヤロープ等の絞り手段により円筒形に絞り
込み、かつのこの絞り込みを鋼板吊り下げ時に行うこと
により絞り込み作業を容易にし、かつこの状態で鋼板端
部の付き合わせ状態を調節しながら溶接することができ
るので、大きな設備を必要とせずにより正確な円筒状物
を容易に製造することが可能となる。
板鋼板をワイヤロープ等の絞り手段により円筒形に絞り
込み、かつのこの絞り込みを鋼板吊り下げ時に行うこと
により絞り込み作業を容易にし、かつこの状態で鋼板端
部の付き合わせ状態を調節しながら溶接することができ
るので、大きな設備を必要とせずにより正確な円筒状物
を容易に製造することが可能となる。
第1図(A)は本発明の実施例を示す架台の側面図、同
(B)は鋼板の吊り下げ状態を示す鋼板側面図、同(C
)は鋼板端部を引き込んだ状態の鋼板側面図、同(D)
円筒形に形成した状態の鋼板側面図、同(E)は本発明
の変形例を示す鋼板側面図、同(F)は(E)の正面図
1、第2図(A)は鋼板の載置状態を示す架台の斜視部
分図、同(B)は円筒状物を載置した状態の架台の斜視
図、第3図は円筒状物に対して補強材を取りつける状態
を示すローラ側面図、第4図は円筒状物形成のために使
用するクレーンの側面図、第5図(A)は別の実施例を
示す鋼板及び架台の側面図、同(B)は鋼板端部の絞り
こみ状態を示す鋼板側面図、第6図ないし第15図は従
来方法を示し、このうち第6図は鋼板と架台の側面図、
第7図(A)は吊り下げ治具の側面図、同(B)は同(
A)に示した吊り下げ治具の斜視図、第8図は鋼板の吊
り下げ状態を示す鋼板及び補強材の側面図、第9図は鋼
板の曲がり状態を示す鋼板及び補強材の側面図、第10
図は従来方法により構成しの付き合わせ溶接作業用の足
場の正面図、第13図は鋼板端部の付き合わせ状態を示
す鋼板側面部分図、第14図は円筒状物の不適当な形成
状態を示す円筒状物の側面図、第15図は従来方法によ
る付き合わせ状態を示す鋼板側面部分図である。 1・・・鋼板 2a、2b、2c・・・ワイヤロー1
3・・・吊り下げ治具 5・・・架台 6・・・付き合わせ部11・・・ロー
ラ 12・・・トラッククレーン 15・・・ワイ
ヤロープ巻き取り装置20・・・吊り下げ治具案内架構 第1図(E) 第1図(F) 第2図 (A) 第2図゛(8) 第3図 第4図 第5図(A) 第5図(B) 第6図 第7図(A) スq 第8図 第7図(8) 第13図 第14図 第15図
(B)は鋼板の吊り下げ状態を示す鋼板側面図、同(C
)は鋼板端部を引き込んだ状態の鋼板側面図、同(D)
円筒形に形成した状態の鋼板側面図、同(E)は本発明
の変形例を示す鋼板側面図、同(F)は(E)の正面図
1、第2図(A)は鋼板の載置状態を示す架台の斜視部
分図、同(B)は円筒状物を載置した状態の架台の斜視
図、第3図は円筒状物に対して補強材を取りつける状態
を示すローラ側面図、第4図は円筒状物形成のために使
用するクレーンの側面図、第5図(A)は別の実施例を
示す鋼板及び架台の側面図、同(B)は鋼板端部の絞り
こみ状態を示す鋼板側面図、第6図ないし第15図は従
来方法を示し、このうち第6図は鋼板と架台の側面図、
第7図(A)は吊り下げ治具の側面図、同(B)は同(
A)に示した吊り下げ治具の斜視図、第8図は鋼板の吊
り下げ状態を示す鋼板及び補強材の側面図、第9図は鋼
板の曲がり状態を示す鋼板及び補強材の側面図、第10
図は従来方法により構成しの付き合わせ溶接作業用の足
場の正面図、第13図は鋼板端部の付き合わせ状態を示
す鋼板側面部分図、第14図は円筒状物の不適当な形成
状態を示す円筒状物の側面図、第15図は従来方法によ
る付き合わせ状態を示す鋼板側面部分図である。 1・・・鋼板 2a、2b、2c・・・ワイヤロー1
3・・・吊り下げ治具 5・・・架台 6・・・付き合わせ部11・・・ロー
ラ 12・・・トラッククレーン 15・・・ワイ
ヤロープ巻き取り装置20・・・吊り下げ治具案内架構 第1図(E) 第1図(F) 第2図 (A) 第2図゛(8) 第3図 第4図 第5図(A) 第5図(B) 第6図 第7図(A) スq 第8図 第7図(8) 第13図 第14図 第15図
Claims (4)
- (1)鋼板を吊り下げ、鋼板の有する弾性により鋼板全
体を円筒形に形成し、これにより対向して位置する鋼板
の両端を接続することにより円筒状物を形成する方法に
おいて、鋼板の両端にワイヤロープ等の巻き込み手段を
接続し、鋼板を吊り下げ、続いてこの巻き込み手段によ
り鋼板端部を近接させ、さらに鋼板全体を下降させ、架
台上で鋼板昇降手段と巻き込み手段とを調節することに
より適正な円筒形とし、この状態で前記対向して位置す
る鋼板の両端を接続することを特徴とする円筒状物製造
方法。 - (2)前記鋼板の昇降手段を吊り下げ治具とし、この吊
り下げ治具を案内架構に沿って昇降させるようにしたこ
とを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の円筒状
物製造方法。 - (3)吊り下げ治具に取りつけたワイヤロープと鋼板の
両端に付けたワイヤロープとを一台のクレーンに接続し
たことを特徴とする特許請求の範囲第(2)項記載の円
筒状物製造方法。 - (4)吊り下げ治具に取りつけたワイヤロープはクレー
ン等の昇降装置に接続し、鋼板両端に接続したワイヤロ
ープは鋼板の下部に位置する巻き取り装置に接続したこ
とを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の円筒状
物製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4771787A JPH08253B2 (ja) | 1987-03-04 | 1987-03-04 | 円筒状物製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4771787A JPH08253B2 (ja) | 1987-03-04 | 1987-03-04 | 円筒状物製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63215318A true JPS63215318A (ja) | 1988-09-07 |
JPH08253B2 JPH08253B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=12783063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4771787A Expired - Fee Related JPH08253B2 (ja) | 1987-03-04 | 1987-03-04 | 円筒状物製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08253B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105382446A (zh) * | 2015-11-27 | 2016-03-09 | 中国重汽集团柳州运力专用汽车有限公司 | 一种环形焊缝自动焊机罐体装卸装置 |
-
1987
- 1987-03-04 JP JP4771787A patent/JPH08253B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105382446A (zh) * | 2015-11-27 | 2016-03-09 | 中国重汽集团柳州运力专用汽车有限公司 | 一种环形焊缝自动焊机罐体装卸装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08253B2 (ja) | 1996-01-10 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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