JPS63214079A - 画像処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の属する分野］ 本発明は、デジタルプリンタおよびデジタルファクシミ
リ等における画像処理方法に関するものである。

［従来技術］ 従来よりデジタルプリンタ、デジタルファクシミリ等に
おいて中間調を再現するための２値化手法として誤差拡
散法がある。この方法は原稿の画像濃度と出力画像濃度
の画素ごとの濃度差を演算し、この演算結果である誤差
分を周辺画像に特定の重みづけを施した後に分散させて
いく方法である。この誤差拡散法については、文献Ｒ，
Ｗ、ＦＩｏｙｄ　ａｎｄ　Ｌ、Ｓｔｅｉｎｂｅｒｇ″Ａ
ｎＡｄａｐｔｉｖｅ　Ａｌｇｏｒｉｔｈｍ　ｆｏｒ″５
ｐｅａｔｉａｌ　Ｇｒａｙ　５ｃａｌｅ”ＳＩＤ　７５
　　Ｄｉｇｅｓｔ　　（１９７６）で発表がなされてい
る。

この方法は、周期性が無いので他の２値化手法のディザ
法や濃度パターン法で問題となっているモアレ現象（ｇ
稿が印刷等の網点画像の場合、被写された画像に原稿に
は無い周期的な縞模様が出る現象）は発生しないが写真
等の儂淡変化の少ない画像では、出力画像に独特の縞パ
ターンが生じる欠点があった。

［目的コ 本発明は、上述従来技術の欠点を除去するとともにいか
なる原稿においても高品位にかつ高精細に画像を再現す
る画像処理方法を提供することを目的としている。

［実施例］ 以下図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。入
力センサ部１０はＣＣＤ等の光電変換素子およびこれを
走査する駆動装置より構成され原稿の読み取り走査を行
う。又、入力センサ部ｌＯでは通信回線を介したデータ
、ディスクテープ等の記憶媒体からのデータを入力して
もよい。入力センサ部ｌＯで読み取られた原稿の画像デ
ータ又は種々のデータは、Ａ／Ｄ変換器１１に送られる
。ここては各画素のデータを８ｂｉｔのデジタルデータ
に変換し２５６レベルの階調数をもつデータに量子化す
る。

次に補正回路１２において、ＣＣＤセンサーの感度ムラ
や照明光源による照度ムラを補正するためのシェーディ
ング補正等をデジタル演算処理で行う。

１３は閾値処理部で補正回路１２からのデータの２値化
処理を行う。

１９は２値画像表示を行う画像表示部でＣＲＴ、プリン
タ等により構成される。

次に閾値処理部１３について詳細に説明する。

１４は補正回路１２により補正された階調画像データ２
０とディザ信号２１との加算を行う加算器で、修正画素
値２２を２値化回路１５及び誤差演算部１６へ出力する
。

１５は２値化回路であり、所定の閾値Ｔ（例えばＴ＝１
２７）を用いて修正画素値２２を２値化し、２値画像デ
ータ２３を画像表示部１９及び誤差演算部１６へ出力す
る。誤差演算部１６では２値画像データ２３と修正画素
値２２より２値化誤差Ｅを求め誤差格納処理部１７へ出
力する。但し２値化誤差Ｅは で求められる。ここでＰは修正画素値２２、Ｔは閾値（
１２７）Ｌ、Ｕは２値画像データ２３でＬは画素のダイ
ナミックレンジの下限値（Ｌ＝Ｏ）、Ｕは上限値（Ｕ＝
２５５）である。誤差格納処理部１７は第２図に示すよ
うに、上記２値化誤差Ｅをエラーバッファメモリ２６に
格納し、演算部２７では第３図の重み付は係数によりそ
れぞれエラーバッファメモリ２６に格納されたデータと
掛は合わし、その和を誤差データ処理部１８に出力する
。エラーバッファメモリ２６の斜線部及び第３図＊は現
在処理中の画素位置を示しており、その位置に近い、つ
まり文、ｈへの重み付は係数は１／３、それより遠いＧ
、ｉ、にへの重み付係数はｌ／６とする。

尚、エラーバッファメモリ２６はラインバッファメモリ
を複数行分有しているもので、第２図に示したものはそ
の一部分のウィンドウを示している。又エラーバッファ
メモリ２６に格納されている。２値化誤差２４は現在処
理しているデータ以前の２値化誤差が格納されている。

第４図は重み付は係数の他の一例を示した図で、この係
数を用いれば前述した場合よりも、多くの周辺画素の誤
差を考慮する事ができる。

第２図の誤差データ処理部１８は誤差拡散法において発
生する縞パターンの除去を行う為に設けられたフィルタ
で、誤差格納処理部１７゜１８から出力されたデータ２
５を処理する。

第５図Ａは、誤差拡散法において発生する誤差データの
振幅スペクトルを示したもので、スペクトルに重畳して
いるコブａが誤差拡散法における独特な縞パターンを発
生する原因となっている。従って、このコブを除去する
特性（第５図Ｂ）を持つフィルタを誤差データ処理部１
８として用いる。第５図Ａの周波数と振幅の関係は第３
あるいは第４図に示した重み付は数に応じて定まるので
、既知の手法を用いてフィルタを設計する事ができる。

例えばシャドウ部、ハイライト部での縞パターンを除去
したい場合は、その周波数において、コブを除去する特
性を持つフィルタを使用する。なお第５図では説明の都
合上１次元的に示したが、実際の誤差データの振幅スペ
クトルは２次元的であり、かつ２つの１次元スペクトル
に分離できないため誤差データ処理部として用いるフィ
ルタも２次元フィルタを用いる。

この誤差データ処理部１８でフィルタ処理されたデータ
はディザ信号２１として加算器１４にて階調画像データ
２０と加算される。

そして加算された修正画素値２２は２値化回路１５で２
値化され２値化画像データ２６を画像表示部１９へ出力
する。

このように、誤差拡散法における２値化手法において誤
差データをフィルタ処理する事により、誤差拡散法によ
る高階調性・高解度を維持しつつ独特な縞パターンを防
止する事ができる。

尚上記実施例においては、周波数特性に基すいた誤差拡
散法における縞パターンの除去について述べたが、誤差
データ処理部に別の機構を設ける事により、類似の効果
を得ることができる。その−例としては、メディアンフ
ィルタが挙げられる。メディアンフィルタは中間値フィ
ルタと言われるもので、データか中間値よりも大きいと
き、又は小さいときそのデータが中間値となる様に処理
する特性を持つフィルタである。誤差拡散法では、特に
ハイライト部をシャドウ部において、誤差が累積した結
果画素の白黒が反転し、縞パターンの発生となって画質
の劣化を招く事がある。この誤差の累積は誤差データで
は符号の反転となって現れ、ハイライト部とシャドウ部
ではそれが局所的に起こるので、メディアン・フィルタ
を用い、中間値を取ることによって符号の反転した誤差
データを除去し、縞パターンの発生を抑圧する事が可能
である。

又、前述第１図では、階調画像データ２０とディザ信号
２１を加算した後２値化回路１５にて、閾値Ｔで２値化
する構成としたが、これは闇値Ｔよりディザ信号２１を
減算し、その減算された閾値τを用いて階調画像データ
２０を２値化しても同等である。

［発明の効果］ 以上説明したように１本発明を用いる事により誤差拡散
法による高階調性・高解像度を維持しつつ、縞パターン
の発生を抑圧し、画質が向上するという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例における画像処理装置の構
成図、第２図は誤差格納処理部の構成図、第３図、第４
図は重み付は係数の一例を示す図、第５図は誤差データ
処理部の作用の一例を示す図である。 図においてｌＯは入力センサ部、１１はＡ／Ｄ変換器、
１２は補正回路、１３は閾値処理部、１４は加算器、１
５は２値化回路、１６は誤差演算部、１７は誤差格納処
理部、１８は誤差データ処理部、１９は画像表示部であ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 誤差拡散法により得られた誤差データをフィルタ処理し
   、前記フィルタ処理された誤差データと画像データに基
   づき２値化処理する事を特徴とす画像処理方法。