JPS6321405A - 微粉炭焚ボイラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）　産業上の利用分野 本発明は固体燃料の燃焼装置に係り、特に微粉炭焚ボイ
ラにおける油等の助燃燃料の低減に役立つバーナ点火装
置に関する。

（２）　　従来の技術 石炭は油やガス燃料と比較して着火性が悪く、従来の点
火装置では直接微粉炭／空気混合気に点火することがで
きない。そこで、現在実用されている微粉炭燃焼装置で
は、いずれも油あるいはガスバーナを併設し、スパーク
イブナイタにより、まず油あるいはガスバーナに点火し
、これらの火炎を熱源として微粉炭に点火している。こ
のため、燃料系統として微粉炭のみでなく、この微粉炭
に点火するための油等の補助燃料の貯蔵及び供給設備を
必要とし、これが微粉炭焚ボイラのコストアップや運転
操作の困難さをまねく大きな要因となっている。

また、この点を解決するために、直接微粉炭に点火する
方法がいくつか提案されている。例えば第３図に示すよ
うｊこ発熱体５を直接、微粉炭／空気混合気流内に設置
し点火する方法等が提案されている。しかし、これらの
方法は１点火用燃料として微粉炭を用いるために１発熱
体５に大電力、高エネルギーのものを用いなければなら
ない。

更に、火炉があたたまらないうちに点火用微粉炭を炉内
に投入するために、未燃分の高い灰分が炉外に排出され
るといった問題が残る。

（３）　　発明が解決しようとする間顕点上記従来技術
では主燃料である微粉炭の点火源に油あるいはガス燃料
を用いるために、このための設備の追設及び運転操作が
複雑になるとともに。

高価な油等を多量に使用しなければならないという問題
があった。また、直接像粉炭を用いて点火する方法では
、燃焼初期（点火バーナ使用時）において、・灰中未燃
分が高くなるといった課題があった。

そこで２本発明の目的は、上記油等の高価な燃料の消費
量を少なくシ、燃焼初期においても未燃分の高い灰分が
炉外に排出されることのない信頼性の高い点火方法を提
供することにある。

（４）　　問題点を解決するための手段上記目的は２点
火用燃料として少量の油を含んだ塊成を生バーナの近く
でオキ燃焼させることにより、達成される。すなわち２
本発明は微粉炭／空気混合気の点火装置において１点火
装置が石炭のオキ燃焼装置によるものであることを特黴
とする微粉炭焚ボイラ、である。

（５）　　作用 微粉炭バーナの近傍に置かれた少量の油を含んだ塊成は
９発熱体により加熱され燃焼することにより火炎を形成
する。それによって、バーナから噴出する微粉炭が着火
し、安定な火炎を形成するようになる。点火用に用いら
れた塊成は火炉内を浮遊することなく、燃え尽きるまで
炉内にとどまっているので、燃焼初期においても未燃分
の高い灰分が炉出口から炉外へ排出されることはない。

（６）　　発明の実施例 以下に本発明の実施例を２図面ならびにデータに基づき
説明する。

第１図は９本発明の一例である微粉炭焚ボイラの概略構
造を示す断面図である。図からも明らかなように２点火
用燃料である少量の油を含んだ塊成１は微粉炭バーナ２
のすぐ下の炉内語設置された台４の上に置かれ、この塊
成内には発熱体５が設置されている。

次に、第１図に示す実施例の各構成部分の相互関係２作
用について述べる。

まず１点火用燃料である塊成１は９発熱体５により加熱
されるとともに、微粉炭バーナ２から供給される空気に
よって発火し、火炎を形成する。

続いて、バーナ２から供給された主燃料である微粉炭に
塊成１からの火炎が伝播し、主燃料の燃焼が開始する。

この場合２発熱体５としては、セラミックスイグナイタ
やヒータ等を用いることができる。また発熱体５の温度
は、微粉炭直接点火の場合のように１０００℃以上の高
温にする必要はなく２石炭の自然発火を助長する程度、
すなわち、５００℃以上で充分である。

また１点火に用いる石炭は、塊成であるため。

火炉内に飛散し、炉外へ排出されることはないので燃焼
初期において火炉出口での灰中未燃分が高くなるといっ
た心配もない。

なお２点火に用いられる塊成ｌを載せる台４は耐火材で
作られているため、燃焼による焼損などの心配はない。

次に、塊成１に混入する油の量は、用いる炭種にもよる
が１重量比にして塊成の１／１０以下で充分であり、こ
れにより、大幅に油の量を低減することができる。

（７）　　発明の他の実施例 本発明の他の実施例を第２図に示す。本実施例は９点火
用燃料である塊成１をボイラ下部のホッパ一部６に配置
したものである。この実施例の効果は２点火用の燃料が
−ケ所に配置されているため２１点火の制御が容易であ
ることが挙げられる。

（８）　　発明の効果 本発明によれば、微粉炭燃焼ボイラにおいて。

点火用に油やガス等の燃料を多量に用いることなく、ま
た塊成を点火に用いるため、燃焼初期において火炉出口
での灰中未燃分が高くなるといったことがなく、低コス
トで高信頼性のボイラを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明になる微粉炭焚ボイラの断面図、第２図
は本発明の他の実施例を示す断面図、第３図は従来技術
によるセラミックスイグナイタを点火源とした直接点火
微粉炭バーナの断面図である。 実用新案登録出願人　バブコック日立株式会社代理人　
弁理士　横　　１）　晋 第　１　図 第２図 図面の浄書（内容に変更なし） 手続補正書〔方式） ％式％ １、事件の表示 昭和６１年　特　許　び第１６５６１６号２、　発明の
名称　微粉炭焚ボイラ ３、　補正をする者 事件との開缶　持許出頭人 ４６代理人

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）微粉炭／空気混合気の点火装置において、点火装置
   が石炭のオキ燃焼装置によるものであることを特徴とす
   る微粉炭焚ボイラ。 ２）石炭が塊炭である特許請求の範囲第１項記載の微粉
   炭焚ボイラ。 ３）石炭が少量の油を混合したものである特許請求の範
   囲第１項または第２項記載の微粉炭焚ボイラ。 ４）石炭のオキ燃焼装置が微粉炭／空気混合気出口の下
   部に設けたものである特許請求の範囲第１〜第３項の何
   れかに記載の微粉炭焚ボイラ。 ５）オキ燃焼装置が火炉下部に設けたものである特許請
   求の範囲第１〜第３項の何れかに記載の微粉炭焚ボイラ
   。