JPS63213295A - 高周波放電灯点灯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は高周波放電灯点灯装置に関する。

（従来の技術） 高周波インバータを使用して高周波電圧を発生させ、こ
れを放電灯に印加することによって高周波点灯させる高
周波放電灯点灯装置は、すでによく知られている。

このような点灯装置において、放電灯の一方のフィラメ
ントにエミッタレス現象が発生すると、そのフィラメン
トから電子が放射されないようになり、ランプ電流は半
波電流となって高周波インバータの出力が不平衡となる
。

これをそのまま放置しておくと高周波インバータ回路を
構成している半導体素子などに悪影響を与えるので、速
やかに半波電流が継続して流れないようにすることが必
要である。

そのためにたとえば放電灯に並列に、点灯時の放電灯よ
りも高インピーダンスのインピーダンス素子、具体的に
はインダクタンス素子を接続している。これによればエ
ミッタレス現象が発生したとき、放電灯に流れていくこ
とのできない半波電流が、このインダクタンス素子を介
して流れるようになる。したがって高周波インバータの
出力が平衡し、これを構成している半導体素子に悪影響
を与えるのが防止される。

一方このようなこのような異常現象が発生したとき、こ
れを速やかに検出して高周波インバータ回路を保護する
ことも必要である。この検出のために従来ではたとえば
高周波インバータの発振トランスの２次側に、第２の２
次コイルを設けるようにしている６エミツタレス現象が
発生したとき、２次回路に不平衡な高周波電流が流れる
ので、これをこの第２の２次コイルによって検出する。

しかしこのような構成によると、エミッタレス現象が発
生した瞬間は不平衡な電流が流れるにしても、そのあと
は電流が前記したようにインダクタンス素子を経て流れ
るようになるため、電流は平衡し以後はこの２次コイル
の出力からは、異常電流の検出は極めて困難となる。す
なわちこの構成では継続して異常状態を検出することが
極めて困難となるのである。

（発明が解決しようとする問題点） この発明は放電灯のフィラメントにエミッタレス現象が
発生したとき、これを速やかにかつ継続的に検出を可能
とすることを目的とする。

（問題点を解決するための手段） この発明は高周波インバータの発振トランスの２次回路
に放電灯を接続するとともに、この放電灯に並列に、放
電灯のフィラメントにエミッタレス現象が発生したこと
によって前記放電灯を流れることのできない電流をバイ
パスするためのインピーダンス素子を接続するとともに
、放電灯とこのインピーダンス素子とを結ぶ回路中に、
半波電流の検出を可能とする検出回路を接続したことを
特徴とする。

（実施例） この発明の実施例を図によって説明する。１は高周波イ
ンバータで、一対のトランジスタ２と、発振トランス３
とによって主として構成されである。４ａは高周波イン
バータ用の直流電源の正極端子で、これは発振トランス
３の１次コイル５の中間タップと、トランジスタ２のベ
ースに接続されてあり、また同直流電源の負極端子４ｂ
はトランジスタ２のエミッタに共通に接続されである。

発振トランス３の２次コイル６には放電灯７が接続され
である。そしてこの放電灯７に並列に、インピーダンス
素子たとえばインダクタンス素子８が接続されである。

このインダクタンス素子８は放電灯７のフィラメントに
エミッタレス現象が発生したときに、放電灯７に流れる
ととのできない半波電流をバイパスするための回路を構
成するものである。これらの構成はすでによく知られて
いる。

この発明にしたがい、前記したエミッタレス現象の発生
を検出するために、インダクタンス素子８と放電灯７と
を接続する回路中に、半波電流検出回路９を挿入する。

図示の回路は発光素子１０゜１１を逆並列に接続した発
光回路１２によって構成された例である。１３は保護抵
抗である。

以上の構成において、放電灯７の一方のフィラメントに
エミッタレス現象が発生したとすると、そのフィラメン
トから電子が放射されないようになるところから、その
フィラメントに向かうランプ電流は放電灯７を流れない
ようになる。代って半波電流が放電灯７を側路してイン
ダクタンス素子８を流れる。これによって高周波インバ
ータ１の出力が平衡するようになる。このことは前述し
たとおりである。

この半波電流は発光素子１０．１１の何れか一方を流れ
る。その半波電流によって発光素子１０または１１が発
光するようにしである。この発光をもってエミッタレス
現象が発生したことを検知する。なお放電灯が正常に動
作しているときも、高周波電流がインダクタンス素子８
に流れるが、この電流によっては発光素子が動作しない
ようにするため、必要に応じコンデンサを発光回路１２
に並列に接続しておくとよい。

図の実施例では発光回路１２をインダクタンス素子８と
直列に接続しているが、これに代えて放電灯７に直列に
接続するようにしてもよい。ただしこの個所は高周波電
流が常時流れているので、これを側路するためのコンデ
ンサを接続しておく必要がある。

発光素子の発光に応じて高周波インバータ１の動作を停
止するさせることも可能である。そのためには図のよう
に各発光素子１０．１１からの光を受光する受光素子１
４．１５を並列に接続し、これを電源端子間に接続して
おく。

いずれかの発光素子が発光したとき、その発光素子に対
応する受光素子が受光すると、トランジスタ１６がオン
とされ、トランジスタ１７がオンとされる。これにより
トランジスタ１８がオフとされるが、このトランジスタ
１８は高周波インバータ１を構成しているトランジスタ
２のベースに接続されであるため、トランジスタ１８の
オフによって高周波インバータ１の発振動作は停止され
るようになる。

（発明の効果） 以上詳述したようにこの発明によれば、放電灯のフィラ
メントにエミッタレス現象が発生したときに流れる半波
電流を検出することによって、そのエミッタレス現象を
検出するようにしたので、従来構成に比較して簡単にか
つ継続的にその検知が可能となるといった効果を奏する
。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示す回路図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高周波インバータの発振トランスの２次回路に放電灯を
   接続するとともに、この放電灯に並列に、放電灯のフィ
   ラメントにエミッタレス現象が発生したことによって前
   記放電灯を流れることのできない電流をバイパスするた
   めのインピーダンス素子を接続するとともに、前記放電
   灯と前記インピーダンス素子とを結ぶ回路中に、前記放
   電灯のエミッタレス現象の発生に基づいて流れる半波電
   流を検出する検出回路を接続してなる高周波放電灯点灯
   装置。