JPS6321229Y2 - - Google Patents

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JPS6321229Y2
JPS6321229Y2 JP1985128698U JP12869885U JPS6321229Y2 JP S6321229 Y2 JPS6321229 Y2 JP S6321229Y2 JP 1985128698 U JP1985128698 U JP 1985128698U JP 12869885 U JP12869885 U JP 12869885U JP S6321229 Y2 JPS6321229 Y2 JP S6321229Y2
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JP
Japan
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brush
dust
vacuum
suction hole
flocked
Prior art date
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JP1985128698U
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JPS6237256U (ja
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  • Elimination Of Static Electricity (AREA)
  • Nozzles For Electric Vacuum Cleaners (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、プリント基板面に付着する微細な
ゴミ、ホコリ、切粉を除去するブラシに関し、更
に詳しくは、自己放電機能を利用した静電気除去
ブラシに真空吸塵孔を備えたいわゆるプリント基
板用吸塵式静電気除去ブラシに関する。
考案の背景 IC(集積回路)の発達により、これを実装する
ためのプリント基板の需要が多くなつている。こ
のプリント基板の片面には、IC間を電気的につ
なぐために通常銅箔の回路が印刷されているが、
この回路の印刷、エツチングのための予備加工と
してバフ加工の必要がある。そして、このバフ加
工の過程で、ホコリ、ゴミなどの異物が摩擦で帯
電し、プリント基板に付着するものである。
しかして、付着したゴミ、ホコリが回路に混入
するとICを実装した後の誤動作の原因となり、
これらの異物の除去は必須の条件となつている。
このため、異物はミクロン単位の微細なものまで
厳密に除去する必要がある。
また、印刷終了後あるいは印刷前にICを挿入
するための孔をドリル、打ち抜きなどの機械的手
段で穿設するものであるが、このときの切り屑な
ども同様に除去する必要がある。
従来の技術 上述の過程で排出される異物は、従来、ブラシ
などで除去されている。特に、微細なゴミ、ホコ
リは静電気の原理を使い除去するブラシが用いら
れる。すなわち、ブラシの毛部分に7ミクロン程
度の超微細の炭素繊維を使用し、帯電した微細な
ゴミ、ホコリを電気的に中和して除去するもので
ある。この中和した静電気は炭素繊維に移るが、
炭素繊維は導電性のため炭素繊維の間で自己放電
をし、アースをすることなくブラシは電気的に中
性となる。
しかし、これらのブラシでは大きなゴミ、ホコ
リは、機械的に排除できるものの、微細なゴミ、
ホコリは電気的に中和させるだけで、これらを取
り除くには別途次の工程を要するものである。通
常、この工程は家庭用掃除機と同じ原理による真
空吸塵装置を用いて、微細な異物を取り除いてい
る。従つて、2工程を要し能率が悪いという問題
があつた。
本考案の技術的課題 本考案は上記実情に鑑み、従来技術の非効率な
ゴミの除去手段の改善を図るものであつて、上記
の静電気除去ブラシの微細なホコリ、ゴミの中和
機能と真空吸塵機能とを組み合わせ、ゴミ、ホコ
リを確実に除去するとともに能率的にそれらを除
去する手段を提供するものである。
本考案の構成及び作用 本考案の真空吸塵式静電気除去ブラシは上記技
術的課題を達成するため、次の構成(技術的手
段)を採る。すなわち、ブラシ本体と、前記
ブラシ本体の下面の植毛面に導電性を有し自己放
電機能を有する超微細のアクリル繊維に酸化銅を
入れた繊維状物の一端が多数密集して植毛された
植毛群と、前記植毛群の間あるいは植毛群を取
り囲む位置の前記ブラシ本体に設けられた真空吸
塵孔と、一端が前記真空吸塵孔と連通し他端が
真空吸引装置に連通するゴミ本体に設けられた吸
引孔と、からなることを特徴とする。
上記構成において、植毛群には自己放電性の繊
維状物が他の繊維状物と適宜比率(上限100%)
で混入されるものである。
使用に当つては、吸引孔を真空吸引装置に連結
し、本ブラシ本体の植毛群を吸塵対象のプリント
基板面上に置き、吸引装置を駆動して、ゴミ、ホ
コリの除去を行う。このとき、本ブラシがハンデ
イ型であれば手操作により吸塵対象物上を移動さ
せ、また、定置型であれば吸塵対象物を該ブラシ
の下に移動させてゴミ等の除去を行う。
プリント基板上の帯電した微細なゴミ、ホコリ
は、本ブラシの導電性繊維に接触して電気的に中
和され、容易にプリント基板上から離れ、この結
果、真空吸塵孔、吸引孔を通つて真空吸引装置へ
と排出されてゆく。また、帯電したゴミ等から取
り去られた電子は導電性繊維へ移り、ここで自己
放電して中和が完了する。
本考案の効果 本考案の真空吸塵式静電気除去ブラシは叙上の
構成よりなり作用を奏するものであるので、以下
の特有な効果を有する。
帯電してプリント基板上から容易に除去でき
ない微細なゴミ、ホコリは本ブラシにより電気
的に中和され、容易にプリント基板上から離
れ、かつ、吸引装置により確実に除去される。
このため、プリント基板の不良率が格段に減少
し、生産能率が向上する。
従来の除去方法は帯電性ゴミの中和と除去が
別々に行われ効率の悪いものであつたが、本ブ
ラシを使用すればそれらが1工程で済み、効率
的なゴミの除去ができる。
使用される導電性繊維は極めて軽いものであ
るのでプリント基板の銅箔を損傷せず、プリン
ト基板用として良好である。
使用される導電性繊維は自己放電性であるの
で、従来のもののように複雑な接地手段が不要
であり、機構を単純化することができる。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図及び第2図は本考案の真空吸塵式静電気
除去ブラシの一実施例を示す。本実施例ではハン
デイ型を示す。
ブラシ本体1は靴型をなし、通常、木あるいは
合成樹脂材をもつて作られるが、鋼板で作られて
もよい。ブラシ本体1の下面縁部に沿つて植毛面
2が環状に形成されている。
植毛面2に植毛される繊維3は超微細(7ミク
ロン程度)のものであり、かつ導電性を有し、自
己放電機能を有する。そのような素材としてアク
リル系繊維に酸化銅を入れたもの(例えば、アク
リロニトリル−硫化銅複合体繊維)等が好適なも
のとして使用される。このものは、軽くて強く
かつ摩擦抵抗が少ないので被帯電物を傷付けな
い。全面に放電電極があり、先端が変形しない
ので静電気除去効果が減少しない、酸・アルカ
リ・有機溶剤に強く特性が失われない、水分を
吸収せず、膨張・収縮がない、など静電気除去ブ
ラシとして優れた特性を示す。
該導電性繊維3は他の繊維と混入して所定本数
まとめられて植毛群4を構成し、植毛群4毎に植
毛面2に植え込まれる。植毛群4に混入される導
電性繊維は100%を上限として適宜比率で混ぜ合
わされる。
植毛群4の中央部のブラシ本体1は空洞に形成
され、真空吸塵孔5を構成する。該真空吸塵孔5
はブラシ本体1に連設する導管部6内の吸引孔7
に連通している。導管部6は本実施例では把持部
を兼ね、その先端は真空の吸塵装置にホースなど
の手段に連結するための接手部(通常はテーパー
形状)に形成される。
使用に当つては、吸引孔7を真空吸引装置に連
結して、植毛群4をプリント基板などの吸塵対象
物上に置き、把持部6をつかんで吸塵対象物上を
万遍なく移動させる。植毛群4は微細なホコリ、
ゴミの静電気を中和し、同時にそのゴミ、ホコリ
を真空吸塵孔5、吸引孔7、真空吸引装置へと移
動させて吸い取り除去する。
第3図は他の実施例を示す。
本実施例においては、ブラシ本体11は矩形に
形成され、その下面の全面には植毛面12が設け
られている。導電性繊維13よりなる植毛群14
は植毛面12に先の実施例に準じて植設される。
真空吸塵孔15はブラシ本体11を貫通し、植毛
群14の間に多数設けられる。真空吸塵孔15を
覆うように、ブラシ本体1の上部に本体カバー1
1aが設けられ、該本体カバー11aに連設して
導管部16が取り付けられている。ブラシ本体1
1と本体カバー11aとの間の空間及び導管部1
6の内部空間が吸引孔17を構成する。
この実施例のブラシは、真空吸塵孔15が植毛
群14の間に多数設けてあり、かつ、本体カバー
11aによる吸引孔17が大きな容量を確保する
ことができるので、大型の吸塵対象物に対して確
実にホコリ、ゴミを取り除くことができる。従つ
て、本ブラシは大型の吸塵対象物に対して有効で
あり、定置型を採り、使用に当つては吸塵対象物
を移動させるものである。
第4図は更に他の実施例を示す。
本実施例においては、ブラシ本体21は円盤状
に形成され、その下面の植毛面22には自己放電
性の繊維状物23を混在した植毛群24が円心状
に植え込まれている。真空吸塵孔25は植毛群2
4の間に同心円状に配される。ブラシ本体21の
上部には本体カバー21aが設けられ、該本体カ
バー21aに連設して導管部26が取り付けられ
ている。吸引孔27は先の実施例に準じる。
この実施例のブラシは、回転させて使うことが
できて効率よく吸塵するとともに、炭素繊維とと
もに混入される他の繊維に硬質のものを使用すれ
ばバフ効果も発揮する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の真空吸塵式静電気除去ブラシの
実施例を示し、第1図はその一実施例の一部分破
断透視図、第2図はその底面図、第3図は他の実
施例の一部分破断透視図、第4図は更の他の実施
例の一部分破断透視図である。 1,11,21……ブラシ本体、2,12,2
2……植毛面、3,13,33……繊維状物、
4,14,24……植毛群、5,15,25……
真空吸塵孔、6,16,26……吸引孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ブラシ本体1と、 前記ブラシ本体1の下面の植毛面2に導電性を
    有し自己放電機能を有する超微細のアクリル繊維
    に酸化銅を入れた繊維状物3の一端が多数密集し
    て植毛された植毛群4と、 前記植毛群4の間あるいは植毛群4を取り囲む
    位置の前記ブラシ本体1に設けられた真空吸塵孔
    5と、 一端が前記真空吸塵孔5と連通し他端が真空吸
    引装置に連通するブラシ本体1に設けられた吸引
    孔6と、 からなることを特徴とするプリント基板用の真空
    吸塵式静電気除去ブラシ。
JP1985128698U 1985-08-23 1985-08-23 Expired JPS6321229Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985128698U JPS6321229Y2 (ja) 1985-08-23 1985-08-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985128698U JPS6321229Y2 (ja) 1985-08-23 1985-08-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6237256U JPS6237256U (ja) 1987-03-05
JPS6321229Y2 true JPS6321229Y2 (ja) 1988-06-13

Family

ID=31024597

Family Applications (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2522915B (en) * 2014-02-10 2016-05-25 Dyson Technology Ltd Vacuum cleaner tool

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60114227A (ja) * 1983-11-28 1985-06-20 富士ゼロックス株式会社 洗浄ブラシ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57155759U (ja) * 1981-03-27 1982-09-30
JPS5894453U (ja) * 1981-12-21 1983-06-27 株式会社槌屋 電気掃除機の集塵口

Patent Citations (1)

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JPS60114227A (ja) * 1983-11-28 1985-06-20 富士ゼロックス株式会社 洗浄ブラシ

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Publication number Publication date
JPS6237256U (ja) 1987-03-05

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