JPS6320885Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は掘ごたつに関するものである。

従来、電気掘ごたつにおいては、第１図のよう
にヒータ１から導出された電源コード２に中間ス
イツチ３を設けている。４はプラグである。しか
し、電源コード２が掘ごたつから室内のコンセン
トにわたつて這わされるため、室内を歩く者が電
源コード２に足を引つ掛けてつまずく恐れがあ
る。また、電源コード２の中間スイツチ３で操作
するようにしているため、コンセントから離れた
方向でこたつに入つている場合は、ヒータの操作
ができないという問題がある。

したがつて、この考案の目的は、コードに足を
引つ掛ける問題がなく、かつコンセント位置に関
係なくスイツチの位置が選べる掘ごたつを提供す
ることである。

この考案の一実施例を第２図ないし第４図に示
す。図において、５は床面に埋込まれる箱形のこ
たつ本体であり、底面中央にヒータ６が取付けら
れ、内側面にコンセント７が取付けられている。
コンセント７は床面下の配線により商用電源に接
続されている。ヒータ６からは先端にプラグ８の
取付けられた電源コード９と、操作用電気コード
１０とが導出され操作用電気コード１０に手元ス
イツチ１１が設けられている。プラグ８はコンセ
ント７に差込まれる。第４図はヒータ６と手元ス
イツチ１１との配線を示す。ヒータ６には３個の
発熱体１２ａ〜１２ｃと、サーモスイツチ１３
と、抵抗１４と、温度ヒユーズ１５とが設けら
れ、手元スイツチ１１には３個の開閉スイツチ１
６ａ〜１６ｃが内蔵されている。１７は商用電源
である。

このように、手元スイツチ１１の設けられた操
作用電気コード１０と、電源コード９とを別々に
ヒータ６から導出し、電源コード９はこたつ本体
５の内面に設けたコンセント７に差込むようにし
たから、従来のように電源コード２（第１図）が
室内の壁まで伸びて歩行する者の足を引つ掛ける
という問題がなくなる。しかも、コンセント７の
位置に関係なく手元スイツチ１１を任意方向に引
出して操作することができ、使用に便利である。

以上のように、この考案の掘ごたつは、電源コ
ードと、手元スイツチの設けられた操作用電気コ
ードとをヒータから別々に導出し、かつ電源コー
ドはこたつ本体の内面に設けられたコンセントに
差込むようにしたものであるから、従来のように
電源コードの中間にスイツチを設けたものと異な
り、電源コードが室内の壁面のコンセントまで伸
びて歩行する者の足を引つ掛けるという問題がな
く、しかも手元スイツチの引出し位置をコンセン
トの位置に関係なく自由に選べるという効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の斜視図、第２図はこの考案の
一実施例の斜視図、第３図はそのヒータの斜視
図、第４図は同じくそのヒータと手元スイツチの
回路図である。 ５……こたつ本体、６……ヒータ、７……コン
セント、８……プラグ、９……電源コード、１０
……操作用電気コード、１１……手元スイツチ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 床面に埋込設置され内面に商用電源に接続され
   たコンセントを有する箱形のこたつ本体と、この
   こたつ本体の底面に設置されたヒータと、このヒ
   ータから導出され前記コンセントに差込まれるプ
   ラグを先端に有する電源コードと、前記電源コー
   ドから導出された操作用電気コードと、この操作
   用電気コードの先端に取付けられて前記ヒータの
   操作を行なう手元スイツチとを備えた掘ごたつ。