JPS6320878Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6320878Y2
JPS6320878Y2 JP15213184U JP15213184U JPS6320878Y2 JP S6320878 Y2 JPS6320878 Y2 JP S6320878Y2 JP 15213184 U JP15213184 U JP 15213184U JP 15213184 U JP15213184 U JP 15213184U JP S6320878 Y2 JPS6320878 Y2 JP S6320878Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
ring
end cover
rings
protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15213184U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6166699U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15213184U priority Critical patent/JPS6320878Y2/ja
Publication of JPS6166699U publication Critical patent/JPS6166699U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6320878Y2 publication Critical patent/JPS6320878Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gasket Seals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案はバレル型ターボ圧縮機のケーシングに
関し、特にケーシングの端部に装着される端蓋の
シール構造に関する。
〔考案の背景〕
一般的なバレル型ターボ圧縮機のケーシングの
概略縦断面図を第2図に示す。ケーシング1の両
端には取り外し可能に端蓋2,3が装着される。
ケーシング1の一端の内面には突出部4が形成さ
れ、該突出部4にケーシング1内から端蓋3の外
周縁が当接される構造となつている。またケーシ
ング1の他端の端蓋2は分割キー5、カバー6、
止めボルト7により取り付けられている。両端蓋
2,3とケーシング1との軸心の狂いをなくすた
め、両端蓋2,3はそれぞれ半径方向を嵌合によ
つて装着されている。
前記突出部4によつて端蓋3がケーシング1内
から当接される構造は、例えば特開昭47−12527
号公報、特開昭49−56204号公報に示され、出願
人も既に特願昭49−79325号(特開昭51−8607号
公報)、実願昭54−53773号(実開昭55−1974号公
報)によつて提案している。
〔問題点〕
しかしながらこれらの先行技術においては、突
出部4に当接されて装着される端蓋3部分のシー
ルを行うOリングに異常がないかどうかを検査す
るためには大掛かりな検査を必要とし、ケーシン
グ1外に圧力洩れが生ずる以前にOリングの異常
を検知することは困難であつた。またOリングに
異常があると検知された場合には端蓋3を取り外
してOリングの交換を行わねばならず大掛かりな
補修を必要としていた。
〔考案の目的〕
本考案は以上の問題点に鑑みてなされたもので
あり、ケーシング外に圧力洩れが生ずる以前に、
早期に容易にOリングの異常を発見することがで
き、しかも端蓋を取り外さなくてもOリングの交
換を行うことのできるバレル型ターボ圧縮機のケ
ーシングを提供することを目的とする。
〔目的を達成するための手段〕 本考案のバレル型ターボ圧縮機のケーシングは
ケーシング外から取り外しできるOリングケース
にのみOリングを設け、しかもこのOリングケー
スに設けられる複数条のOリングのうち内側のO
リングの異常を発見することのできるようにガス
洩検知路を設けたものである。
即ち、ケーシングの一端の内面に形成された突
出部の外側において端蓋外周とケーシングとの間
にOリングケースを取り外し可能に配設する。そ
してケーシングの該一端にあつては、ケーシング
及び端蓋にはOリングを設けず、且つ前記Oリン
グケースにおける端蓋外周との接触面及びケーシ
ングとの接触面にのみ各々Oリングを複数条設け
る。更に、Oリングケースには前記Oリング間の
接触面と外部とを連通するガス洩検知路を設け
る。そしてこのガス洩検知路には前記外部から盲
栓が取り外し可能に嵌合され、ガス洩検知路を封
じている。
よつて盲栓を取り外すことにより、内側のOリ
ングに異常があればガス洩検知路の圧力異常を測
定できガス洩れを検知することができる。またO
リングに異常があることが検知された後は、Oリ
ングケースのみを取り外すことにより端蓋を取り
外さなくてもOリングの交換を行うことができ
る。
〔考案の実施例〕
本考案の一実施例を第3図、第4図、及び第1
図において説明する。第3図は第2図のA部拡大
斜視図である。第4図は第3図の−断面図、
第1図は第3図の−断面図である。
第4図に示すように端蓋3は、ケーシング1の
内面に形成された突出部4に対しケーシング1内
から外周縁が当接され、ボルト8によりケーシン
グ1内から固定されている。このようにケーシン
グ1内から当接される構造をとることにより、ケ
ーシング1内の大きな圧力に対し端蓋3が容易に
支えられ、ボルト8は小さなものですむ。突出部
4のケーシング1外側において、端蓋3外周とケ
ーシング1との間にはOリングケース9が取り外
し可能に配設されている。このOリングケース9
は略L字型断面を有し、このL字型に対し端蓋3
外周とケーシング1との間にも同様のL字型の隙
間が形成され、Oリングケース9が嵌合して配設
されている。このOリングケース9においてL字
型の縦辺はボルト10によりケーシング1に固定
されている。L字型の下辺には、端蓋3外周との
接触面及びケーシング1との接触面に各々2条の
Oリング11,12,11′,12′が設けられて
いる。
次に第1図に示すようにOリングケース9には
ガス洩検知路13が設けられている。このガス洩
検知路13は、2条のOリング11と12、1
1′と12′間の接触面とOリングケース9外部と
を連通するものである。さらに詳しくは、このガ
ス洩検知路13は、前記接触面に設けられる環状
凹部14,14′と、この2つの環状凹部14,
14′を繋ぐ枝路15,15′と、この枝路15,
15′を集めてOリングケース9外部へと続くき
り穴16とから形成される。きり穴の端部は拡大
してOリングケース9外面に連通し、この拡大部
17にボルトから成る盲栓18が嵌合されてい
る。なお、ケーシング1の突出部4が設けられる
この一端にあつては、ケーシング1及び端蓋3に
はOリングは設けられていない。
以下本実施例の作用について説明する。Oリン
グに異常があるかないかを検査する際には、前記
盲栓18を取り外すことによりガス洩検知路13
内の圧力異常を測定することができ、内側のOリ
ング11,11′に異常があつても迅速にこれを
検知することができる。従つてケーシング1外に
圧力が洩れる以前に早期に異常を検知することが
できるものである。また、Oリング11,12、
11′,12′に異常が認められた場合には、Oリ
ングケース9を固定しているボルト10を取り外
すことにより、端蓋3を取り外さなくても、全て
のOリングを交換の対象とすることができる。
尚、きり穴16はきわめて細いものでよく、Oリ
ングケース9の強度に悪影響を与えるものではな
い。
〔他の実施例〕
以上の実施例においてはOリングは接触面にお
いて各々2条づつ設けられているが、他の実施例
においては3条以上のOリングを設けることもで
きる。この場合、枝路15,15′を複数対設け
ることになる。また、以上の実施例においては、
上下の2つの接触面におけるOリングの位置は同
じであつたが、他の実施例においては、これらの
Oリングはずらして設けることもできる。
〔考案の効果〕
本考案のバレル型ターボ圧縮機のケーシングに
よれば、OリングケースにのみOリングを設けた
ことにより端蓋を取り外す大掛かりな補修を必要
とせずに全てのOリングを交換の対象とすること
ができる。またこのOリングケースには、内部の
Oリングの異常を検知するためのガス洩検知路が
設けられており、ケーシング外に圧力洩れが生ず
る以前に内部のOリングの異常を検知することが
できる。また以上の相乗効果として、ケーシング
外に圧力洩れが生ずる以前に全てのOリングの異
常を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
第2図はバレル型ターボ圧縮機のケーシングを
示す概略縦断面図、第3図は第2図のA部拡大斜
視図、第4図は第3図の−断面図、第1図は
第3図の−断面図である。 1……ケーシング、2,3……端蓋、4……突
出部、5……分割キー、6……カバー、7……止
めボルト、8……ボルト、9……Oリングケー
ス、10……ボルト、11,12,11′,1
2′……Oリング、13……ガス洩検知路、14,
14′……環状凹部、15,15′……枝路、16
……きり穴、17……拡大部、18……盲栓。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ケーシングの両端に取り外し可能に端蓋が装着
    され、一端の内面には突出部が形成され、該突出
    部にケーシング内から端蓋の外周縁が当接される
    構造において、 前記突出部の外側において端蓋外周とケーシン
    グとの間にはOリングケースが取り外し可能に配
    設され、ケーシングの該一端にあつてはケーシン
    グ及び端蓋にはOリングは設けられず且つ前記O
    リングケースにおける端蓋外周との接触面及びケ
    ーシングとの接触面にのみ各々Oリングが複数条
    設けられ、さらにOリングケースには前記Oリン
    グ間の接触面と外部とを連通するガス洩検知路が
    設けられ、このガス洩検知路は前記外面から盲栓
    が取り外し可能に嵌合されて封じられていること
    を特徴とするバレル型ターボ圧縮機のケーシン
    グ。
JP15213184U 1984-10-08 1984-10-08 Expired JPS6320878Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15213184U JPS6320878Y2 (ja) 1984-10-08 1984-10-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15213184U JPS6320878Y2 (ja) 1984-10-08 1984-10-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6166699U JPS6166699U (ja) 1986-05-07
JPS6320878Y2 true JPS6320878Y2 (ja) 1988-06-09

Family

ID=30710215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15213184U Expired JPS6320878Y2 (ja) 1984-10-08 1984-10-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6320878Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6166699U (ja) 1986-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5690342A (en) Metal gasket assembly with full beads, half beads, and shims
CA1150744A (en) Mechanical seal with improved face ring mounting
EP1373853B1 (en) Arrangement at a pipe flange seal
JPS6320878Y2 (ja)
US6168166B1 (en) Metal gasket with two half beads
US4024802A (en) Hydraulic piston and rod assembly
KR100635089B1 (ko) 플랜지 누수를 방지하기 위한 장치 및 방법
JPS58106260A (ja) 機器の密封構造
CN220772456U (zh) 一种测轮毂轴承密封性的装置
JPS6435057A (en) Metal gasket
US10066694B2 (en) Assembly, bridging tool for an assembly and method of forming an assembly
JPH0257201B2 (ja)
CN219119793U (zh) 车桥轮毂油封
CN117387853A (zh) 测轮毂轴承密封性的装置及方法
WO2024033965A1 (ja) トルクセンサのシール構造およびロボット
JPS6327182Y2 (ja)
JPS6321701Y2 (ja)
JPH09166259A (ja) 分岐管接続用管継手
JP2552599Y2 (ja) 回転継手におけるシールアセンブリ
JPH0223911Y2 (ja)
SU1272044A1 (ru) Уплотнение
JPH0211658Y2 (ja)
JPH0972815A (ja) リーク検査器
JPH0861279A (ja) 冷媒圧縮機
JPS5922381Y2 (ja) 流路開閉弁