JPS63207539A - コンロツドバランス修正装置 - Google Patents

コンロツドバランス修正装置

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JPS63207539A
JPS63207539A JP3965187A JP3965187A JPS63207539A JP S63207539 A JPS63207539 A JP S63207539A JP 3965187 A JP3965187 A JP 3965187A JP 3965187 A JP3965187 A JP 3965187A JP S63207539 A JPS63207539 A JP S63207539A
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輝之 伊藤
Toshio Kitagawa
北川 外志男
Yukio Nakamura
幸雄 中村
Masahiro Kuwabara
桑原 昌博
Fumitaka Kono
文隆 河野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内燃機関のコネクティングロッド(以下単に
コンロッドと略称する)の大端部及び小端部の少なくと
も何れか一方の先端に設けたバランス修正用突起から所
定の修正重量を切除して同コンロッドのバランス修正ヲ
行つコンロソドハランス修正装置に関する。
〔従来技術〕
この種のコンロッドバランス修正装置においては、予め
大端穴及び小端穴の仕上加工がなされたコンロッドの大
端部及び小端部の重量を計測し、この計測結果に応じて
切除すべき修正重量を演算し、例えば第17図に示すよ
うな加工ユニット1を前記演算結果に対応する修正切込
位置まで前進させて、加工ユニット1の主軸2の先端に
設けた正面フライス3により、ベッド上に固定されたコ
ンロッドWのバランス修正用突起Waの端面wbから前
記修正重量だけを切除するようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来技術においては、例えば
、大端穴の仕上加工後に、コンロッドWの大端部先端に
設けたバランス修正用突起Waを切削して修正重量を切
除しているので、修正重量切除のための切削により大端
部が変形(切削力による変形及び残留応力の部分的除去
による変形)して仕上加工がなされた大端穴の精度が低
下し、りランクビンとの結合に悪影響を及ぼすおそれが
ある。同様の問題は、小端穴の仕上加工後にコンロッド
Wの小端部先端に設けたバランス修正用突起を切削して
修正M量を切除する場合にも存在する。
本発明はこのような問題を解決しようとするものである
C問題点を解決するための手段〕 このために、本発明によるコンロッドバランス修正装置
は、第1図に示す如く、コンロッドの大端部重量と小端
部重量を計測する重量計測装置40と、この重量計測装
置の計測結果に基づく送りが与えられて同計測結果に応
した修正重量を前記コンロッドの大端部及び小端部の少
なくとも何れか一方の先端に設けたバランス修正用突起
の端面から切除して同コンロッドのバランス修正を行う
加工ユニット70を備えてなるコンロッドバランス修正
装置において、前記加工ユニット70を前記コンロッド
に対し相対的に移動させる案内送り装置75と、前記加
工ユニット70よりも搬入側の位置に設けられて前記コ
ンロッドの大端穴及び小端穴の少なくとも何れか一方の
穴で荒加工状態となっているものの径を計測する穴仕上
加工装置50と、前記加工ユニット70よりも搬出側の
位置に設けられて荒□加工状態の前記穴□に仕上加工を
行って所定の仕上径とする大任上加工装置23と、前記
重量計測装置40の計測結果と前記穴仕上加工装置50
の計測結果に基づいて前記仕上加工後における前記コン
ロッドのバランス修正を得るのに必要な修正重量を予測
演算する第I演算手段110と、この第1演算手段によ
り予測演算された修正重量を前記バランス修正用突起か
ら切除するための前記バランス修正用突起の端面に対す
る前記加工ユニット70の相対的修正切込量を演算する
第2演算手段111と、この相対的修正切込量に基づき
前記案内送り装置75を作動させて前記加工ユニット7
0により前記バランス修正用突起の端面から補正された
修正重量を切除させる制御手段112を備えたことを特
徴とするものである。
〔作用〕
コンロッドは、重量計測装置40により大端部及び小端
部の重量が計測され、また穴仕上加工装置50により大
端穴及び小端穴の少なくとも何れか一方の穴で荒加工状
態となっているものの径が計測された後に、加工ユニッ
ト70と対向する位置に送られて取り付けられる。第1
演算手段110は重量計測装置40と穴仕上加工装置5
0からの各計測結果を入力し、此等に基づいて大任上加
工装置23における切除重量を予測して仕上加工後にお
けるコンロッドWのバランス修正を得るためにバランス
修正用突起の端面から切除すべき修正重量を予測演算し
、また第2演算手段111はこの修正重量を入力して同
修正重量をバランス修正用突起から切除するのに必要な
バランス修正用突起の端面に対する加工ユニット70の
相対的修正切込量を演算する。制御手段112は第2演
算手段111により演算された相対的修正切込量を入力
し、これに基づき案内送り装置75を作動させ、加工ユ
ニット70によりコンロッドのバランス修正用突起の端
面を切削して前記修正重量だけを切除する。次いでコン
ロッドは大任上加工装置23と対向する位置に送られて
取り付けられ、大任上加工装置23により荒加工状態の
前記穴の仕上加工がなされる。
〔発明の効果〕
上述の如く、本発明によれば、コンロ・ノドの大端穴及
び小端穴の少なくとも何れか一方の穴で荒加工状態とな
っているものの径を計測することによりその穴の仕上加
工により切除される重量を予測して予めバランス修正を
行い、その後に荒加工状態の前記穴の仕上加工を行って
いるので、仕上加工がなされた穴の精度はそのまま維持
され、従ってクランクピンやピストンピンとの結合に悪
影響を及ぼすおそれはなく、しかもコンロ・ノドのバラ
ンス修正を正確に行うことができる。
〔実施例〕
以下に、第2図〜第16図により、本発明の詳細な説明
をする。
第2図に示す如(、第1ベツド10上には第1姿勢変換
装置12.エアブロ−装置13.原重量計測装置40.
穴仕上加工装置50.第1クランプ装置60.中間重量
計測装置14及び選別装置15が順次設けられ、此等の
各装置の間には囲路のトランスファ装置が設けられてい
る。第1ベツド10上の第1クランプ装置60と対向す
る位置には、トランスファ装置の搬送方向と平行なトラ
バース方向Y及びこれと直交するプランジ方向Xに移動
可能に加工ユニット70が支持され、この加エユニッ)
70には端面測定ヘッド80が固定され、また第1クラ
ンプ装置60内には切込量較正装置90が設けられてい
る。第2ベツド20上には第2姿勢変換装置21.第2
クランプ装置22及び第3姿勢変換装置24が順次設け
られ、第2クランプ装置22と対向する位置には大任上
加工装置23が設けられている。また第3ベツド25上
には第3重量計測装置26及び穴径計測選別装置27が
設けられている。
第2図に示す如く、制御装置30は演算処理装置(以下
CPUと略称する)31とメモリ32を主要な構成部材
としている。CPU31にはインターフェイス35及び
36を介して原重量計測装(8装 置40.穴仕上加工装置50.端面測定ヘッド80゜原
位置較正装置90.中間重量計測装置14及び仕上重量
計測装置26が接続され、CPU31は此等の装置から
の情報に基づいて加工ユニット70のプランジ方向Xに
おける修正切込位置を演算し、駆動ユニット33及び3
4を介して加工ユニット70の案内送り装置75を所定
の手順で作動させるものである。メモリ32には、CP
U31が此等の作動を行うための制御プログラムが記憶
されている。
次に各装置の構造につき説明する。
第3図は原重量計測装置40の構造を示し、第1ベツド
10上に固定された支持枠41の上側には、コンロッド
Wの大端穴Wcと小端穴Wdの間隔と同一の間隔をおい
て、一対の重量計42.42が設けられ、各重量計42
より垂下する検出部材42aの下部に設けた各ナイフェ
ツジ42b上には計量ビーム43が二点支持されている
。計量ビーム43の両端部に固定した一対の吊下ロッド
43aの下端には一対のブラケット44.448が対向
して固定され、このブラケット44.44a上には、各
ナイフェツジ42bの直下に位置して、コンロッドWの
大端部を支持する横長の支持部材45と、コンロッドW
の小端穴Wdに係合して小端部を位置決め支持する支持
球45aが固定されている。各ブラケット44,442
と支持枠41の間には計量ビーム43の動揺を減衰させ
るダンパ47.47が設けられ、また支持枠41には計
量ビーム43の両端の孔内に隙間をおいて入り込んで計
量ビーム43の大きな動揺を制限する突起46.46が
設けられている。計量ビーム43より上方に突出する一
対のねじ軸49.49には、コンロッドWを載置した状
態におけるナイフェツジ42b、42bにより支持され
る部分の重心の高さが、ナイフェツジj2b、42bの
高さとほぼ一致するようにするための釣合錘48,48
が設けられている。重量計42.42はコンロッドWの
大端部と小端部の重量を計測するものであり、それぞれ
インターフェイス35を介してCPU31に接続されて
いる。なお、中間重量計測装置14及び仕上M量計測装
置26は原重量計測装置40と実質的に同一構造である
第4図は穴仕上加工装置50の構造を示し、第1ベツド
10上に固定された支持枠51の下部には、コンロッド
Wを水平に支持する一対の支持部材54.54aが固定
されている。支持枠51の支柱51aにより案内支持さ
れた昇降部材52は昇降用シリンダ装置56のピストン
ロッド56aに連結されて昇降駆動される。昇降部材5
2に取り付けられた計測器53は下方に突出する計測ロ
ッド53aを有し、その先端部には内蔵された検出器の
一対の接触子5’3b、53bが径方向逆向に突出して
設けられている。昇降部材52には、また、押えロッド
55が上下方向に摺動自在に設けられて、スプリング5
5aにより下向に付勢されている。昇降用シリンダ装置
56により昇降部材52が下降すれば、先ず押えロッド
55の下端がコンロッドWの中央付近に当接してこれを
スプリング55aにより支持部材54.’54a上に押
圧し、更に昇降部材52が下降すれば計測ロッド53a
がコンロッドWの大端穴Wc内に挿入され、接触子53
b、53bがその内面に接触して荒加工状態の大端穴W
cの内径を計測器53が計411シ、昇降部材52が上
昇すれば計測ロソ)” 53 aが大端穴Wcから抜き
出され、次いで押えロッド55の先端がコンロッドWか
ら離れるものであり、計測器53はインターフェイス3
5を介してCPU31に接続されている。なお、穴径計
測選別装置27の穴径計測部は穴仕上加工装置50と実
質的に同一構造である。
第1クランプ装置60の構造は、主として第5図及び第
9図に示されている。第1ベツド10上に固定された支
持枠61の底部上面には支持台62.63が固定され、
その直上において支持枠61上部に設けられたクランプ
用シリンダ装置65のピストンロッド65aの下端には
クランパ64が固定されている。コンロッドWは、第9
図に示す如く、大端穴Wc内にダイアゴナルピン62a
が挿入され、小端穴Wd内に位置決めピン63aが嵌合
されて支持台62.63上に位置決め支持され、クラン
パ64の下降によりクランプされる。
コンロフトWは、第6図に示す如く、前述したトランス
ファ装置の搬送方向と直交する方向で第1クランプ装置
60によりクランプされ、その大端部先端に設けたバラ
ンス修正用突起Waは加工ユニット70側に位置して、
その端面wbは前記搬送方向と平行になっている。
加工ユニット70は、主として第2図及び第6図に示す
如く、第1クランプ装置60によりクランプされたコン
ロッドWの端面wbと直交する回転軸線0を有する主軸
71を備え、主軸71は囲路の駆動モータにより回転駆
動される。主軸71の先端に固定されたカッタ72は、
第6図、第10図及び第11図に示す如く、端面wbを
切削する刃具72aと、回転軸線O方向において刃具7
2aより多少後退した面取り用刃具72bを備えている
。加工ユニット70は、第2図に示す如く、案内送り装
置75を介して、回転軸線Oと平行なプランジ方向Xと
、これと直交しかつ前記搬送方向と平行なトラバース方
向Yに移動可能に、第1ベッド10上に案内支持され、
プランジ方向Xはサーボモータ76により、またトラバ
ース方向Yはサーボモータ77によりそれぞれ往復駆動
されている。
第6図に示す如く、加工ユニット70にはブラケット7
3及び74を介して端面測定ヘッド80が設けられ、そ
の構造は第7図に示されている。
ブラケット74に固定されたケーシング81内には板ば
ね84,84を介して可動部材83がプランジ方向X(
第7図において左右方向)に移動可能に吊下支持され、
この可動部材83はケーシング81の後部との間に介装
したスプリング88によりコンロッドW側に付勢されて
ケーシング81の前部に設けた前部ストッパ86に当接
されている。可動部材83の前下部にはプランジ方向前
方を向いた接触子80aが固定され、可動部材83中央
の下方突出部83aの後面には、ケーシング81内に固
定された変位検出器85の作動突子85aが軽く当接さ
れている。端面測定ヘッド80がプランジ方向Xに前進
し、接触子80aの先端がコンロッドWの端面wb等の
他の部材に当接して可動部材83がケーシング81に対
し後退すれば、下方突出部83aは作動突子85aを介
して変位検出器85を作動させて可動部材83の変位を
検出するようになっており、変位検出器85はインター
フェイス35を介してCPU31に接続されている。な
お、変位検出器85による変位の検出範囲は約5ミリメ
ートルである。
第1クランプ装置60の支持枠61内には、主として第
5図及び第8図に示す如く、原位置較正装置90が設け
られている。原位置較正装置90は、支持枠61の上部
に固定した支持部材91の前後に設けた一対の板ばね9
3によりプランジ方向X(第8図において左右方向)に
移動可能に吊下支持された可動部材92を有し、その加
工ユニソト70側に固定された当金94は回転軸線0と
直交する正面を備え、またその反対側にはストッパ98
が固定されて゛いる。可動部材92は支持部材91の一
例に吊下固定したブラケット96との間に介装したスプ
リング97により加工ユニット70側に向けて付勢され
、第8図に示す如く、ストッパ98の頭部がブラケット
9Gと当接する位置で停止されている。ブラケット96
の下側に固定された信号発生器95は、その接触子95
aの先端を可動部材92に当接して同可動部材92のプ
ランジ方向Xの変位に追従するようになっており、この
信号発生器95はインターフェイス35を介してCPU
31に接続されている。支持枠61の下部より起立して
設けた固定部材6Bの一部には加工ユニソト70側に突
出する基準ブロック69が形成されている。信号発生器
95は、ゲージ等を使用して、第8図の二点鎖線94K
に示す如く、当金94の正面と基準ブロック69の正面
の間の距離が一定距離S(検出範囲の中央付近にある接
触子80aの先端とカッタ72の刃具72aの先端との
間のプランジ方向Xにおける距離とほぼ等しい)となる
位置まで可動部材92をスプリング97に抗して後退さ
せた場合に、原点信号を発生するように予め調整されて
いる。この原位置較正装置90は、カッタ70の取付誤
差、熱変形、刃具72aの先端の摩耗等により、接触子
80aの先端と刃具72aの先端の間のプランジ方向X
における距離関係が変化した場合に、端面測定ヘッド8
0により検出される変位の原位置を較正し、て、コンロ
ッドWのバランス修正用突起Waから切除される修正重
量に誤差が生じるのを防ぐためのものである。
第6図及び第9図に示す如く、加工ユニット70にはブ
ラケット73を介して面取り装置100が固定されてい
る。面取り装置100は2枚の刃具102,102と、
これを保持する刃具ホルダ101と、此等をブラケット
73に取り付ける支持台105よりなり、トラフノース
方向Yの移動により端面wbの下縁b2(第11図参照
)に生ずるパリを除去するものである。
第2図に示す如く、第2ベツド20上に設けられた第2
クランプ装置22は、T方向より搬送されて(るコンロ
ッドWを、その大端穴Weの中心線が搬送方向Tと直交
する水平方向となるようにクランプするものである。第
2ベツド2o上の第2クランプ装置22と対向する位置
には、大任上加工装置23が搬送方向Tと直交する水平
なZ方向に往復動可能に案内支持されている。大任上加
工装置23はZ方向と平行な回転軸線を有する主軸を備
え、2方向に進退駆動されて主軸の先端に設けられた大
任上工具により第2クランプ装置22にクランプされた
コンロッドWの大端穴Wcの仕上加工を行うものである
バランス修正を行うコンロッドWの形状及び寸法を第1
2図に示す。ハラチンを施した部分は切除部分である。
コンロッドWは予め多少正目にしておき、本実施例にお
いては次式 %式% で示される基準重量が所定の目標値Mpとなるようにバ
ランス修正用突起Waの端面wbを切除してバランス修
正を行う。
原重量計測装置40により計測されるコンロッドWの大
端部及び小端部の重量はそれぞれMl及びM2であった
とする。一方、大任上加工装置23により大端部より切
除される重量mlは次式により表わされる。
ml−(πh  (D/ 2)” −πh (d/ 2
) ) p−πRhρ (D−d)/2       
 +11D:大端穴の仕上加工径 d:大端穴の荒加工径 h:大端部の厚さ ρ:コンロソド粗材の比重 R:  (D+d) /2.仕上加工の取り代は少いの
で定数として差支えない。
また、カッタ72をバランス修正用突起Waの端面wb
より修正切込量Xだけ切り込んだ場合に切除される修正
重量m2は m2=Aρx(2) A:バランス修正用突起Waの断面積 となり、この修正重量m2は大端部と小端部に次のよう
に配分される。
大端部: −m2 (L1+ L2) / Ll小端部
: m2 ・L2/ LI Ll:大端穴と小端穴の距離 L2:大端穴と修正重量m2の重心の距離この場合には
、大端穴の仕上加工及びバランス修正後の大端部及び小
端部の重量はそれぞれ大端部重量: Ml−ml−m2
 (L1+L2) /LL小端部重量: M2+ m2
 ・L2/ Llとなり、従って前述の基準重量は次の
通りとなる。
Ml −ml −m2 (L1+ L2) / Ll+
 (M2+ m2 ・L2/ Ll) / 2この基′
!$重量が前述の目標値Mpとなるようにするには修正
重量m2は 2 L1+ L2 となり、また修正切込量にが距離Ll、L2に比して充
分小であることを考慮すれば、次の通りとなる。
L3:小端穴とバランス修正用突起Waの端面Wb (
修正前)の距離 前記式(2)より x=Aρ/m2         (2a)であり、こ
の式(2a)に前記式(3)の請2及び式(11のml
を代入すれば、原重量計測装置40及び穴仕上加工装置
50により計測されたコンロッドWの基準重量を目標値
Mpとするための修正切込量Xを演算することができる
次に、第10図、第11図、第13図及び第14図の作
動説明図と第15図及び第16図のフローチャートによ
り、本実施例の作動につき説明する。メモリ32には、
第15図及び第16図のフローチャートによる制御動作
を実行するための制御プログラムが記憶されている。ま
た、制御プログラムの開始時及び終了時には、加工ユニ
ット70は第13図及び第14図に示す原位置Aに復帰
しており、この原位置復帰状態においては端面測定ヘッ
ド80は、第10図の二点鎖線80Aに示す如(、バラ
ンス修正用突起Waの正面に位置している。
休止後における本装置の作動開始時、所定個数のコンロ
ッドのバランス修正後及びカッタ72の交換後等には、
主軸71の回転を停止させて、原位置較正装置90によ
り、端面測定ヘッド80の原位置の較正を行う。先ず、
この較正を行うための動作を、第10図及び第14図の
作動説明図と第16図に示すフローチャートにより説明
する。
ステップ300において、CPU31は駆動ユニット3
4を介して案内送り装置75のトラバース送り用サーボ
モータ77を作動させ、第14図において、原位置Aに
ある加工ユニット70を右方に一定距離移動して、端面
測定ヘッド80の接触子80aが支持枠61に固定され
た基準ブロック69の正面となる位置Jに位置決めした
後、ステップ301おいて駆動ユニット33を介して案
内送り装置75のプラシジ送り用サーボモータ76を作
動させて加工ユニット70を基準ブロック69に向けて
前進させる。この前進によりカッタ72の刃具72aの
うち上部の複数枚(少なくとも3枚)の先端が当金94
に当接し、第8図及び第10図の二点鎖線72K及び9
4Kに示す如く、当金94が刃具72aにより押されて
後退し、信号発生器95が原点信号を発生すれば、CP
U31は制御動作をステップ302からステップ303
に進めて加工ユニット70を位置Kに停止させる。この
状態においては、端面測定ヘッド80の接触子80aは
基準ブロック69に当接して変位し、その先端と刃具7
2aの先端の間のプランジ方向Xにおける距離はSとな
っており、CPU31はステップ304において、この
状態における変位検出器85の出力がOとなるようにし
て、端面測定ヘッド80の変位信号の原位置を較正する
次いでCPU31は、ステップ305において加工ユニ
ット70を位置Jまで後退させ、ステップ306におい
て左方に一定距離移動させ、これにより加工ユニット7
0は原位置Aに復帰して較正のための動作を終了する。
次に、コンロッドWのバランス修正用突起WaO端面w
bより修正重量m2を切除し、大端穴の仕上加工を行う
ための動作を、第2図と第10図及び第13図の作動説
明図と第15図に示すフローチャートにより説明する。
第2図において、バランス修正及び大端穴の仕上加工の
みが未完のコンロッドは、搬入シュート11から第1姿
勢変換装置12に搬入され、搬送方向と直角となるよう
に姿勢が変換された後、前記トランスファ装置によりエ
アブロ−装置13を経て原重量計測装置40に搬入され
、第15図のフローチャートのステップ200において
その大端部重量Mlと小端部重量M2が計測される。続
くステップ201において、CPU31はこの大端部重
量肘及び小端部重量M2を読み込み、メモリ32に記憶
する。次いでコンロッドWは穴仕上加工装置50に搬入
され、ステップ202において荒加工状態の大端穴の径
dが計測され、CPU31はステップ203においてこ
の大端穴の荒加工径dを読み込み、メモリ32に記憶す
る。次いでCPU31は、ステップ204において前記
式(3)及び(1)に此等の測定値及びコンロッドWの
各部の寸法。
目標値を代入して仕上加工後におけるコンロッドWのバ
ランス修正に必要な修正重量m2を予測演算し、続くス
テップ205においてこの修正重量m2を式(2a)に
代入して修正切込量Xを演算する。
次いで、そのコンロッドWは第1クランプ装置60に搬
入され、これによりクランプされた後、CPU31はス
テップ206において駆動ユニット33を介して案内送
り装置75のプランジ送り用サーボモータ76を作動さ
せて、第10図及び第13図の原位置Aに位置しかつ主
軸71が回転駆動されている加工ユニット70をコンロ
ッドWに向けて一定距離前進させ、位置Bで停止させる
この一定距離の前進により接触子80aの先端はコンロ
ッドWのバランス修正用突起Waの端面Wbに当接して
変位し、続くステップ207において端面測定ヘッド8
0は、前述のステップ304において較正された原位置
を基準とする端面wbの変位dsを検出する。CPU3
1は、ステップ208においてこの変位dSを読み込み
、続くステップ209において、そのコンロッドWの各
計測値等に基づいて、加エユニソ)70の修正切込位置
を演算した後、ステップ210においてプランジ送り用
サーボモータ76を作動させて加工ユニット70を前記
修正切込位置に位置決めする。ステツブ209における
修正切込位置は、前記位置Bを基準として次式 %式% により演算される距離だけ後退した位置とすることによ
り演算される。以上のステップ206〜210において
は、カッタ72は、第10図の実線に示す如く、コンロ
ッドWに対しトラバース方向Yで右側に位置している。
続くステップ211において、CPU31は駆動ユニッ
ト34を介して案内送り装置75のトラバース送り用サ
ーボモータ77を作動させ、加工ユニット70を左方に
一定距離移動させてカッタ72によりバランス修正用突
起Waの端面wbを切削した後、位置りで停止させる。
この切削により端面wbからは修正重量m2が切除され
、また端面wbの左縁b1及び下縁b2(第11図参照
)にはパリが生ずる。位iDにおいては、第10図及び
第11図に示す如く、面取り用刃具72bの先端は端面
wbの左縁b1を多少過ぎた位置にあり、CPU31は
ステップ212において加エユニット70を位置Eまで
多少の一定距離前進させて面取り用刃具72bにより端
面wbの左縁b1のパリを除去した後、ステップ213
において加エユニッ)70を再び一定距離後退させて位
置Fで停止させる。位置Fにおいては、第9図に示す如
く、面取り装置100の刃具102が端面wbの下縁b
2と僅かに重合している。
次いで、CPU31は、ステップ214において加工ユ
ニット70を右方に一定距離移動させて、その移動の後
半において面取り装置100の2枚の刃具102,10
2により端面wbの下縁b2のパリを除去した後、位置
Fで停止させる。CPU31は、続くステップ215に
おいて加工ユニット70を位置Hまで後退させ、ステッ
プ216において左方に一定距離移動させ、原位置Aに
復帰させて修正重量m2を除去する動作を終了する。
次いで、コンロッドWは中間重量計測装置14に搬送さ
れ、ステップ217において大端部及び小端部の重量が
計測されてから選別装置15に搬送され、ステップ21
8において重量による中間選別が行われる。この中間選
別は、ステップ217において計測された重量に基づき
演算された基準重量を大端穴加工前の基準重量の目標値
、すなわちMp+mlと比較して、所定の公差範囲内に
あれば良品と判定されて第2姿勢変換装置21に送られ
、それ以外のものは不良品シュート16より排出される
。第2姿勢変換装置21に送られたコンロッドWは姿勢
が変換され、第2クランプ装置22に送られてクランプ
され、ステ7プ219において、Z方向に進退動する大
任上加工装置23により大端穴Wcの仕上加工がなされ
て完成される。
完成されたコンロッドWは第3姿勢変換装置24により
姿勢が変換されて仕上重量計測袋W26に送られ、ステ
ップ220において大端部と小端部の重量が計測される
。次いで、コンロッドWは穴径計測選別装置27に送ら
れ、ステップ221において大端穴WCの径が計測され
、続くステップ222において、ステップ220におい
て計測された重量に基づき演算された基準重量を目標値
Mpと比較すると共にステップ221において計測され
た大端穴径を所定の仕上加工径りと比較して、それぞれ
が所定の公差範囲内にあれば良品として搬出シュート2
8より次の工程に向けて搬送され、それ以外のものは不
良品シュート29より排出される。以上により、本実施
例の1サイクルの作動は終了する。
上記実施例においては第1クランプ装置60を第1ベツ
ド10に固定し、加工ユニット70をプランジ方向X及
びトラバース方向Yに移動させるようにしたが、第1ク
ランプ装置60と加工ユニット70はX及びY方向に相
対的に移動させればよく、従って加工ユニット70の代
りに第1クランプ装置60をX及び/又はY方向に移動
させるようにしてもよい。
なお、加工ユニットとして第17図に示すような正面フ
ライス3を備えたものを使用し、X方向の移動のみによ
って修正重量m2を切除するようにしてもよい。
また、上記実施例においては、小端穴の仕上加工が完了
したコンロッドWを本装置に搬入し、大端部先端に形成
したバランス修正用突起Waから修正重量を切除してバ
ランス修正を行うものとして説明したが、本発明はバラ
ンス修正用突起WaをコンロッドWの小端部先端に設け
、これから修正重量を切除してバランス修正を行い、小
端穴の最終仕上加工を大任上加工装置23により行うよ
うにして実施してもよい。また、バランス修正用突起を
コンロッドWの大小端部画先端に設け、この両突起から
修正重量を切除してバランス修正を行い、然る後に大小
両端穴の最終仕上加工を大任上加工装置23により行う
ようにしてもよい。
なお、式(3)は仕上加工後に行われる大端穴及び小端
穴の面取りにより除去される重量をも考慮したものとす
ればバランス修正の精度を更に向上させることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるコンロッドバランス修正装置の全
体構成図、第2図〜第16図は本発明によるコンロッド
バランス修正装置の一実施例を示し、第2図は全体平面
図、第3図は第2図のm−■線に沿った重量計測装置の
側面図、第4図は第2図のIV−IV線に沿った穴仕上
加工装置の側面図、第5図は第2図の■−v線に沿った
クランプ装置の正面図、第6図は第5図のVl−Vl線
に沿った加工ユニフト等の平面図、第7図は第6図の■
−■線に沿った端面測定ヘッドの断面図、第8図は第5
図の■−■線に沿った原位置較正装置の側面図、第9図
は第6図の■〜■線に沿った側面図、第10TyJは第
6図に対応する作動説明図、第11図は第10図のXl
−Xl線に沿った作動説明図、第12図はコンロンドの
形状及び寸法を示す断面図、第13図は修正重量を切除
する場合の加工ユニットの作動説明図、第14図は較正
の場合の加工ユニフトの作動説明図、第15図は修正重
量を切除し大端穴の仕上加工を行う場合の作動を示すフ
ローチャート、第16図は較正の場合の作動を示すフロ
ーチャート、第17図は従来技術の一例の説明図である
。 符号゛の説明 23・・・穴仕上加工装置、40・・重量計測装置(原
重量計測装置)、50・・・穴仕上加工装置、70・・
・加工ユニフト、75・・・案内送り装置、110・・
第1演算手段、111・・・第2演算手段、112・・
・制御手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  コンロッドの大端部重量と小端部重量を計測する重量
    計測装置と、この重量計測装置の計測結果に基づく送り
    が与えられて同計測結果に応じた修正重量を前記コンロ
    ッドの大端部及び小端部の少なくとも何れか一方の先端
    に設けたバランス修正用突起の端面から切除して同コン
    ロッドのバランス修正を行う加工ユニットを備えてなる
    コンロッドバランス修正装置において、前記加工ユニッ
    トを前記コンロッドに対し相対的に移動させる案内送り
    装置と、前記加工ユニットよりも搬入側の位置に設けら
    れて前記コンロッドの大端穴及び小端穴の少なくとも何
    れか一方の穴で荒加工状態となっているものの径を計測
    する穴径計測装置と、前記加工ユニットよりも搬出側の
    位置に設けられて荒加工状態の前記穴に仕上加工を行っ
    て所定の仕上径とする穴仕上加工装置と、前記重量計測
    装置の計測結果と前記穴径計測装置の計測結果に基づい
    て前記仕上加工後における前記コンロッドのバランス修
    正を得るのに必要な修正重量を予測演算する第1演算手
    段と、この第1演算手段により予測演算された修正重量
    を前記バランス修正用突起から切除するための前記バラ
    ンス修正用突起の端面に対する前記加工ユニットの相対
    的修正切込量を演算する第2演算手段と、この相対的修
    正切込量に基づき前記案内送り装置を作動させて前記加
    工ユニットにより前記バランス修正用突起の端面から補
    正された修正重量を切除させる制御手段を備えたことを
    特徴とするコンロッドバランス修正装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012047634A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Toyota Motor Corp 測定装置
JP2013137063A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Toyota Motor Corp コンロッドの製造方法

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