JPS63207367A - 炭酸ガスを少量含有した密閉容器入り果汁飲料 - Google Patents

炭酸ガスを少量含有した密閉容器入り果汁飲料

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JPS63207367A
JPS63207367A JP62041058A JP4105887A JPS63207367A JP S63207367 A JPS63207367 A JP S63207367A JP 62041058 A JP62041058 A JP 62041058A JP 4105887 A JP4105887 A JP 4105887A JP S63207367 A JPS63207367 A JP S63207367A
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JP
Japan
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fruit juice
gas
carbonic acid
carbon dioxide
drink
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Pending
Application number
JP62041058A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Ogawa
敏男 小川
Taketo Ifuku
威人 伊福
Naotake Harada
原田 尚武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、非発泡性のオレンジジュース、アップルジュ
ース等の密閉容器入り果汁飲料に関する。
〔従来の技術〕
従来ビール、サイダー、]−ラ等の炭酸飲料は炭酸ガス
をガスボリュームとして1.75〜4.0含有しており
、その発泡性と酸味に特徴がある。非発泡性のオレンジ
ジュース、アップルジュース等の果汁飲料は炭酸ガスを
実質的に含有していない。
(発明の解決すべき問題点) ところで、従来の果汁飲料においては、果汁のすっばさ
をカバーしてまろやかな味にするため糖度を多くする傾
向がある。たとえば、従来のオレンジ10%果汁の酸度
、(クエン酸としての)は0.30〜0.40%であり
、果汁のすっばさをカバーしてまろやかな味を出すため
粘度をBr1x11〜13としている。このため甘みが
強過ぎで消費者の嗜好に必ずしも合わないきらいがあっ
た。しかし甘みを抑えるため単に酸°度を減少させただ
けでは果汁としての味覚やされやかさに欠け、これまた
消費者の嗜好に合わない製品となってしまう。
本発明はこのような果汁飲料の欠点にかんがみ、甘味を
抑えながらなお果汁飲料としての味覚やされやかさに優
れた新規な密閉容器入り果汁飲料を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明者は
、上記目的を達成するため研究と実験を重ねた結果、非
発泡性飲料である果汁飲料に0.5〜1.5ガスボリュ
ームの微量の炭酸ガスを溶解すると、酸度を従来使用さ
れていた値よりも少くしてもされやかな酸味を有する飲
料となり、その味覚が改善されることを発見し、本発明
に到達した。
すなわち、本発明は、炭酸ガス含有Rが0.5〜1.5
ガスボリュームであることを特徴とする密閉容器入り果
汁飲料を提供するものである。
本発明の果汁飲料によれば、従来品と比べてのW1度の
減少を炭酸ガスの含有によるわずかなほろ苦さを伴う淡
い酸味で補うことにより、ざわやかな酸味を与えつつ糖
度を減少させることが可能となる。
飲料液中に溶解する炭酸ガスはガスボリュームとして0
.5〜1.5(炭酸ガスのfifilとして約0.1〜
0.3%)が適当である。溶解される炭酸ガスのMが0
.5ガスボリユ一ム未満では本発明が意図する果汁飲料
の味覚の改善が得られず、また1、5ガスボリュームを
超えると発泡が生じ炭酸飲料となってしまうので、とも
に好ましくない。特に味覚上最適の範囲はガスボリュ−
ム0.8〜1.2の範囲である。
飲料液中に炭酸ガスを溶解させるには、たとえば、次の
諸方法がある。
(1)飲料を充填装置へ送液する配管の途中にスタティ
ックミキケー等の気液混合装置を設け、この気液混合装
置により飲料中に炭酸ガスを吹込み溶解させる。
(2)調合タンク内の飲料中に炭酸ガスを吹込み溶解さ
せる。飲料の温度を下げるほど高いガスボリュームが得
られる。
(3)従来の炭酸飲料製造ラインのカーボネータ−を利
用して飲料中に炭酸ガスを加圧溶解さ往る。
以上の諸方法は炭酸ガスを飲料液中に溶解する代表的な
例であるが、これらの方法に限らず、飲料液中に炭酸ガ
スを溶解させることができる方法であればよい。
容器のヘッドスペースは陽圧の場合と負圧の場合とがあ
る。容器のヘッドスペース中の空気は内容物の品質劣化
などの原因となるので、通常炭酸ガス、窒素ガスもしく
はこれらの混合ガスによりヘッドスペース中の空気を置
換する。飲料液中に溶解させる炭酸ガスをガスボリュー
ム1程度とし、ヘッドスペース中に窒素ガスや液体窒素
を封入することによりヘッドスペース中の空気を買換す
れば缶内圧を陽圧にできる。炭酸ガスのガスボリューム
を0.5〜0.7程度としても、ヘッドスペース中に液
体窒素を封入すれば陽圧にすることができる。また液中
に溶解する炭酸ガスのボリュームを低目に抑え、ヘッド
スペース中の空気を炭酸ガスで4換すればヘッドスペー
スを除圧とすることかできる。
本発明にかかる果汁飲料の酸度は、0.2〜0.3%程
度が好適である。酸度が0.2%未満では酸味とされや
かさが不足した食感となり、また酸度が0.3%を超え
ると酸味が強すぎて粘度を増加させなければならず、本
発明の趣旨に反する。ただし、100%果汁の場合は、
酸度を0.5〜1.0%としても充分本発明の目的を達
成することができる。
本発明はオレンジジュース、アップルジュース。
グレープフルーツジュース等種々の果汁飲料に適用する
ことができる。なお、嗜好性テストの結果ヘッドスペー
スへ封入したガスの種類は果汁飲料の味覚には影響しな
いことが判った。
本発明の果汁飲料を充填する密閉容器は、金属缶のみな
らず、紙、プラスチック製容器等金属缶以外の容器を使
用することも可能である。
〔実施例) 実施例1  オシ2910%果汁飲料 調合タンク中で次の組成の調合液を調製した。
グラニユー糖         5.26Kg1/6み
かん果汁        0.83Kgビタミン0  
         5gβカロチン(10%粉末)  
    0.15g無水クエンl          
80   gオレンジフレーバー(IFF社>8.3g
活性炭処理水         43.8  Kg計 
                  50    K
9この調合液はBr1x 11.5、pH2,9、酸度
(クエン酸として)  0.26%であった。これを従
来品と比較すると、従来品はp9 (1,30〜0.4
0 、Brix11〜13であるから、酸度においては
従来品の下限値より低く、粘度においても従来品の下限
値近辺であることが判る。
調合タンク中の上記調合液中に13℃で10〜30分間
炭酸ガスを大気圧下で吹き込み(バブリング法)、ガス
ボリュームとして0,7および1.0、の飲料を作り、
250m缶に常温で充填した後、缶のヘッドスペースに
アンダーカバーガツシングにより炭酸ガスまたは窒素ガ
スを封入して密封し、75℃10分の後殺菌を行なった
。こうして製造したサンプル缶詰(マークB、C,D、
E)のガスボリューム、封入ガスの種類、20℃におけ
る缶内圧力および10人のパネルによる嗜好性テストの
順位は下表のとおりである。なおマーク八は炭酸ガスを
飲料液中に吹込まない比較例である。
実施例2  オシ2910%果汁飲料 添付図面に示す装置を使用しガスボリューム0.9の炭
酸ガス入りオシ2210%果汁飲料缶詰を製jΔした。
まず図中600J!m合タンク1中で実施例1と同一組
成9品質の調合液をWJ製した。
この調合液をコントロールタンク2(その機能について
は後述)、送液ポンプ3を介して気液混合装置4(株式
会社ノリタケ製スタティックミキサーN30型)に給送
した。気液混合装置4には15j!/分の流mで炭酸ガ
スが供給され、調合液と撹拌混合されて調合液中に溶解
する。炭酸ガスを溶解した調合液をポンプ5を介してサ
チュレータ6に送り、ここで空気圧1.0〜1.5Kg
/cdで加圧した後フィラー7に送り25〇−缶に充填
した。
なお、サチュレータ中の調合液の量が所定量に達してい
る場合は、この■を越える過剰の調合液はポンプ5によ
り配管10を介してコントロールタンク2に戻されるよ
うになっている。調合液を充填した缶はシーマ−8に送
り、ここでアンダーカバーガツシングによりヘッドスペ
ース内に窒素ガスを吹込んだ後巻締め、次いで巻締めた
缶をバストライザー9に送り75℃10分で後殺菌し製
品とした。製品の炭酸ガス含有量は0.9ガスボリュー
ムで、実施例1と同様されやかな酸味を与えつつlみを
抑えた優れた果汁飲料が得られた。
実施例3  アップル10%果汁飲料 実施例2と同一の装置を使用し、ガスボリューム1.1
の炭酸ガス入りアップル10%果汁飲料缶詰を製造した
調合液の組成は次のとおりである。
グラニユー糖         5.0Ky115りん
ご果汁         1.OKctリンゴi!if
:            109   gカラメル 
           285gアップルフレーバー(
I「「社)50g活性炭処理水         43
.8  面計                  5
0    Kgこの調合液はBr1x 11.2、pl
+ 2.9、耐電(リンゴ酸として)  0.25%で
あった。
この調合液を実施例2と同−装置により同一条件で処理
して製品とした。製品の炭酸ガス含有量は1.1がスボ
リコームであった。
従来のアップル10%果汁の酸邸(リンゴ酸としての)
は0.30〜0.40%であり、すっばさをカバーする
ため糖度をBr1x 11〜13としていたが、本実施
例においては酸度を0.25%に抑え酸度の減少分を炭
酸ガスの含有により補うことにより、糖度はBr1x 
11.2で充分であり、されやかな酸味を与えつつHさ
を抑えた優れた味覚の製品が得られた。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明によれば、飲料の酸度を従来
の同種飲料よりも減少させ、この酸度の減少を炭酸ガス
の含有により補うことにより糖度を減少させることが可
能となり、発泡性を右さず、炭酸ガスの味が強すぎるこ
ともなく、かすかなほろ苦さを伴ったされやかな酸味を
右する優れた果汁飲料が提供される。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の果ン1飲料を製造するための装置の一例を
模式的に示す説明図である。 1・・・調合タンク、4・・・気液混合装置、6・・・
4ノ−ヂュレータ、7・・・フィラー、8・・・シーマ
−19・・・パストライ’f−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 炭酸ガス含有量が0.5〜1.5ガスボリュームである
    ことを特徴とする密閉容器入り果汁飲料。
JP62041058A 1987-02-24 1987-02-24 炭酸ガスを少量含有した密閉容器入り果汁飲料 Pending JPS63207367A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0363114A (ja) * 1989-08-02 1991-03-19 Toyo Seikan Kaisha Ltd 多層プラスチック容器包装体
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EP3545772A4 (en) * 2016-11-23 2020-07-15 Xexprimir, S.L. PROCESS FOR STORING FRESH JUICES OF CITRUS AND POMEGRANATES

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