JPS63207023A

JPS63207023A - 電子式サ−マルリレ−

Info

Publication number: JPS63207023A
Application number: JP4169987A
Authority: JP
Inventors: 鋼三前西
Original assignee: Omron Tateisi Electronics Co
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 1987-02-24
Filing date: 1987-02-24
Publication date: 1988-08-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（発明の分野）本発明は、誘導モータ等の機器に接続されて用いられ、
機器の過負荷時に応答動作して機器の動作制御を行う電
子式サーマルリレーに関し、特には、ベース上に設けら
れる２つの接続用端子間を接続するとともに途中部に接
点機構の設けられた遮断用回路と、前記接点機構開閉の
ための電磁作動機構と、前記遮断用回路に相対するよう
に設けられた変流機と、前記変流機からの検知電流に基
づいて基準電流との比較により前記電磁作動Ｓ横に駆動
信号を出力する回路構成部とを備える電子式サーマルリ
レーに関する。

（従来技術とその問題点）従来のこの種の電子式サーマルリレーは、下部の接続用
端子の設けられたベース上にケーシングが装着され、そ
の内部空間に、上記した遮断用回路、電磁作動機構、変
流機、回路構成部等が平面的に配置されて設けられてい
る。

しかしながら、このような構成を有する従来例の場合で
は、配置上の問題から平面スペースが大きくなり、機器
をコンパクトに構成することができない欠点があった。

すなわち、その理由は、使用時において、接続用端子の
それぞれは対象電気機器と電源に接続され、その間の遮
断用回路には高圧電流が流れるので、この高圧電流部分
を回路構成部と絶縁する必要があり、そのために両者間
に絶縁距離を確保し、また、シールド板を介在させなけ
ればならなかったからである。

（発明の目的）本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、絶縁性能に優れたコンパクトな電子式サーマルリレ
ーを提供することを目的とする。

（発明の構成と効果）本発明は、このような目的を達成するために、冒頭に記
載した電子式ザーマルリレーにおいて、前記ベースの接
続用端子の設けられた一方面側に前記遮断用回路を配置
し、前記ベースの他方面側に前記電磁作動機構及び、前記回
路構成部を配置し、前記変流機を前記回路構成部上に、前記ベースに設けた
切り欠き部を介して前記ベースの一方側面に突出するよ
うに設け、前記電磁作動機構の動作に連動して前記接点機構を開閉
させる開閉動作体を、前記ベースを挿通するように設け
る構成とした。

この構成によれば、ベースの一方面側に遮断用回路が、
他方面側に回路構成部がそれぞれ位置して両者間の絶縁
が間に位置するベースによりなされ、回路構成部上に取
り付けられる変流機は、ベースに設けた切り欠き部を介
して支障なく遮断用回路に対応し、ベースの一方側の接
点機構はベースを挿通するように設けられた開閉動作体
により電磁作動機構に連動接続される。

したがって、回路構成部と遮断用回路とがベースにより
絶縁されるようになっているので、回路構成部、遮断用
回路ともに絶縁上の制約がなく自由に必要最小スペース
において精度良く配置できるようになり、これにより、
絶縁性能に優れ、コンパクトで、しかも、組み立てが容
易に行える電子式サーマルリレーが提供できるようにな
った。

とくに、本発明は、電子式サーマルリレー構造において
、従来より存在する端子取り付は用のベースを絶縁体と
して使用するようにし、その絶縁構成により構造の簡素
化及び製造の簡略化を可能にして製品コストの低減ら可
能にした点において、優れた発明性を有するものである
。

（実施例の説明）以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。第１図は、本発明の実施例に凛る電子式サーマル
リレーの全体構成を示す分解斜視図であり、第２図は内
部構成を示す平面図、第３図は要部断面図である。

図において、■は合成樹脂製の上ケースであり、上面に
は、電流設定棒露呈用開口２とリセットスイッチの突出
用開口３等が設けられ、両側には仕切り部４・・・によ
りそれぞれが仕切られて開口する端子部５・・・が設け
られている。６は、上記上ケースｉ上に貼り付けられて
用いられる銘板、７は、銘板６上に、上ケース１に嵌合
するように取り付けられる合成樹脂製カバーである。

８は遮断用回路であり、両側に可動接点９ａ、９ａ、９
ａと９１１，９ｂ、９ｂとが設けられた３個の可動接点
部材９，９．９と、可動接点部材９．９．９を上下動可
能に保持する可動ｔｘｓ　Ｏ（開閉動作体）と、上記可
動接点９　ａ、　９　ａ、　９　ａに対応する固定接点
１１ａ。

１１ａ、１１ａを備え、機器組み立て時において上記上
ケースｌの一方側の端子部５・・・に位置する入力端子
（−力価の接続用端子）１２，１２．１２と、上記可動
接点９　ｂ、　９　ｂ、　９　ｂに対応する固定接点１
３ｂ、１３ｂ、１３ｂの設けられた固定接点部１３．１
３．１３及びそれら固定接点部１３，１３．１３から延
び出す被覆部１４，１４．１４を有する直線状リード線
部１６，１６．１６とを一体に備え、機器組み立て時に
おいて上記上ケース１の他方側の端千部５・・・に位置
する出力端子（他方側の接続用端子）１５，１５．１５
と、上記入出力端子１２，１２゜Ｉ２、ｌ　５，１５．
１５それぞれを固定するための端子ネジ１７・・・等か
らなっている。上記固定接点１１ａ、１１ａ、ｌ　Ｉａ
、　　１３ｂ、ｌ　３ｂ、ｌ　３ｂ及び可動接点９　ａ
、　９　ａ、　９　ａ、　９　ｂ、　９　ｂ、　９　ｂ
とから接点機構が構成される。

Ｉ８は、上記入出力端子１２．１２，１２．１５゜１５
．１５、さらには、後に述べる他の端子や電磁作動機構
の取り付は用ベースであり、両側に端子取り付は部１９
・・・が設けられ、その間には変流機の設置スペースを
確保するための切り欠き部２Ｏ１上記可動体ｌ中の枢支
取り付は孔２１．電流設定棒の挿通孔２２等が設けられ
ている。

２３．２３．２３は変流機、２４は電磁作動機構であり
、変流機２３は、コイル２５とコア２６゜２６と、コイ
ル２５、コア２６．２６を一体に保＋テ持するバンドに命とからなっており、電磁作動機構２４
は、ヨーク２７とバネプレート２８と励磁用コイル２９
と可動鉄片３０とバネヒンジ３１と鉄心３２とレバー３
３とからなっている。

３４は、２枚のプリント基板３５．３５がフラットケー
ブル３６を介して接続されて構成される回路構成部であ
り、上段のプリント基板３５の上面には、上記変流機２
３，２３．２３の取り付は部、電流設定部３７、ラッチ
回路リセットスイッチ３８、さらには、各種回路構成用
の素子（図示していない）が設けられ、下段のプリント
基板３５の下面にも集積回路等の素子が設けられている
。また上段のプリント基板３５にはリード線３９・・・
が接続され、リード線３９・・・端には、上記端子取り
付は部１９・・・に取り付けられる出力回路の出力用端
子４０．４０と回路の電源投入用端子４１・・・が取り
付けられており、４２・・・はそれら端子４０゜４０．
４１・・・に対応する端子ネジである。４３は、プリン
ト基板３５．３５を一体に固定するとともに、回路構成
部３４のシールド機能も発揮するシールド板である。

４４は、合成樹脂製の下ケースである。

そして、この電子式サーマルリレーは、以下のようにし
て組み立てられる。

まず、変流機等２３・・・、各種素子の取り付けられた
回路構成部３４を、ベース１８の下面に嵌合装着すると
ともに、電磁作動機構２４をベース１８の下面に取り付
ける。この際、出力用端子４０゜４０と電源投入用端子
４１・・・それぞれを所定の端子取り付は部１９・・・
に位置させて端子ネジ４２・・・でとめる。

そして、回路構成部３４と電磁作動機構２４の取り付け
られたベース１８の枢支取り付は孔２１に、それぞれの
収納部４６，４６．４６内にコイルバネ４７，４７．４
７において下方に付勢されるように可動接点部材９．９
．９か装着された可動体Ｉ十の枢支係合部４８を、コイ
ルバネ４９を装着した状態においてさし入れ、その際枢
支係合部４８が電磁作動機構２４のレバー３３と所定の
保合状態となるようにする。そして、入力端子１２．１
２．１２をその固定接点１１ａ、１１ａｌ　ｌａが可動
接点９　ａ、　９　ａ、　９　ａに相対するように端子
取り付は部１９，１９．１９に設けて端子ネジ１７，１
７．１７で取り付け、また、固定接点１３ｂ、１３ｂ、
１３ｂが可動接点９　ｂ、　９　ｂ、　９　ｂに相対す
るように出力端子１５，１５．１５を端子取り付は部１
９，１９．１９に設けて端子ネジ１７，１７．１７で取
り付ける。

この出力端子１５，１５．１５の取り付けの際には、そ
れに一体のリード線部１６，１６．１６を変流機流設定
棒６０を、その下端が電流設定部３７に係止するように
挿通孔２２内に挿通して装着する。

このように、各種部材を一体としたベース１８を上ケー
ス１の下側に嵌合するように装着し、この上ケース１と
ベース１８とを一体としたものを１　下ケース４４上に
載置する。上ケースｌと下ケース４４との固定は、互い
に設けられた係合凸部５１．５１と係合口５２．５２と
の係合において行う。

そして、最後に上ケース４上に銘板６とカバー７との取
り付けを行うが、この銘板６を取り付ける際には、上ケ
ース４の電流設定棒露呈用開口２の周囲に形成された環
状凹部５３に環状の目盛り板５４を予め装着しておく。

本発明は上記したように、ベース１８の下面側に回路構
成部３４が設けられ、上面側に遮断用回路８が設けられ
る構成とされたので、その間に位置するベース１８によ
り両者間の絶縁が行なわれるようになっていて、回路構
成部３４、遮断用回路８ともに絶縁上の制約がないので
自由に必要最小スペースにおいての配置が行なわれるよ
うになっている。

回路構成部３４上に取り付けられる変流機２３゜２３．
２３は、ベース１８に設けた切り欠き部２０を介して同
等支障なくリード線部１６，１６．１６に対応できる構
成とされ、さらに、ベースＩ８上に位置する可動体ＩＯ
は、枢支係合部４８がレバー３３とベース１８を挿通す
る状態において電磁作動機構２４に連動接続されるよう
になっている。

【図面の簡単な説明】第１図は、本発明の実施例に係る電子式サーマルリレー
の全体構成を示す分解斜視図であり、第２図は内部構成
を示す平面図、第３図は要部断面図である。８は遮断用回路、９ａ、９ａ、９ａ、　９ｂ、９ｂ、９ｂは可動接点、Ｉ
Ｏは可動体（開閉動作体）、１２．１２．１２は出力端子（接続用端子）、１５．１
５．１５は入力端子（接続用端子）、１１ａ、ｌ　ｌａ
、ｌ　Ｉａ、　　１３ｂ、ｌ　３ｂ、１３ｂは固定接点
、２０は切り欠き部、２３．２３．２３は変流機、２４は電磁作動機構、３４は回路構成部。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ベース上に設けられる２つの接続用端子間を接続
するとともに途中部に接点機構の設けられた遮断用回路
と、前記接点機構開閉のための電磁作動機構と、前記遮断用
回路に相対するように設けられた変流機と、前記変流機からの検知電流に基づいて基準電流との比較
により前記電磁作動機構に駆動信号を出力する回路構成
部とを備える電子式サーマルリレーにおいて、前記ベースの接続用端子の設けられた一方面側に前記遮
断用回路を配置し、前記ベースの他方面側に前記電磁作動機構及び前記回路
構成部を配置し、前記変流機を前記回路構成部上に、前記ベースに設けた
切り欠き部を介して前記ベースの一方側面に突出するよ
うに設け、前記電磁作動機構の動作に連動して前記接点機構を開閉
させる開閉動作体を、前記ベースを挿通するように設け
てなる電子式サーマルリレー。