JPS6320696Y2 - - Google Patents

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JPS6320696Y2
JPS6320696Y2 JP1982157699U JP15769982U JPS6320696Y2 JP S6320696 Y2 JPS6320696 Y2 JP S6320696Y2 JP 1982157699 U JP1982157699 U JP 1982157699U JP 15769982 U JP15769982 U JP 15769982U JP S6320696 Y2 JPS6320696 Y2 JP S6320696Y2
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JP
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handrail
guide roller
deck
adjustable
shaft
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JP1982157699U
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JPS5961176U (ja
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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、曲線エスカレータの手すり装置に
関するものである。
従来、曲線エスカレータの手すり装置として、
特開昭52−105484号公報に示すように、欄干上端
部に長手方向に沿つて設けた手すりデツキ上の幅
方向一側部および他側部にそれぞれ垂直な軸によ
つて枢支されたガイドローラを配設し、これらの
ガイドローラによつて無端状の移動手すり内面に
設けた縦通溝一側部および他側部をそれぞれ支持
させたものがあつた。
上記のように構成された従来の移動手すり装置
は、ガイドローラの垂直な軸が手すりデツキに対
し、取付位置を移動させることができなかつたの
で、手すりデツキの幅方向すなわち移動手すりの
幅方向にガイドローラを移動させることが不可能
であり、曲線エスカレータの移動手すりは、鉛直
面および水平面において彎曲した経路を傾いた状
態で移動するものであるため、手すりがガイドロ
ーラに案内されて移動するとき、ガイドローラの
取付誤差、移動手すり製作誤差により局部的にガ
イドローラに強く接触し、移動手すりの損耗が大
きくなると共に、移動手すりの移動抵抗が大きく
なり、大きい駆動動力を要するため、製作、保守
の両面において費用がかさむという問題点があつ
た。また、ガイドローラの取付誤差などにより、
ガイドローラと移動手すりの間の一部に大きな隙
間が生じて、この部分に乗客の手や指の一部が入
り込んで負傷させる危険があるという問題点もあ
つた。
この考案は上記従来の問題点を解決するために
なされたもので、簡単な構造で移動手すりをガイ
ドローラとの間に、隙間の生じない正しい姿勢に
維持させて安定した駆動ができ、また移動手すり
の損耗が少ない曲線エスカレータの手すり装置を
提供することを目的としている。
すなわち、この考案は、手すりデツキの幅方向
一側部上と他側部上にそれぞれ垂直な軸によつて
位置可調整ガイドローラと位置固定ガイドローラ
とによつて移動手すり内面の縦通溝一側部と他側
部とをそれぞれ支持させると共に、位置可調整ガ
イドローラの軸を、位置可調整ガイドローラを軸
支する軸部に対し取付部を偏心させた偏心軸と
し、上記取付部を手すりデツキに回動可能に固定
したものである。
そして、この考案による手すり装置は、位置可
調整ガイドローラの軸の偏心した取付部を手すり
デツキに対して軸回りに回動させることで、上記
軸の軸部に軸支した位置可調整ガイドローラを、
手すりデツキの幅方向に容易に位置調整できるよ
うにしたので、位置可調整ガイドローラと位置固
定ガイドローラとで、移動手すり内面の縦通溝一
側部と他側部とに隙間が生じたり、大きな接触圧
力がかかつたりすることなく支持して、移動手す
りを案内することができる。
以下、この考案の実施例を図面について説明す
る。
第1図〜第8図はこの考案にかかる移動手すり
を備えた曲線エスカレータおよび移動手すりの一
実施例を示すものであつて、図中1は1階と2階
のフロアーF1,F2間に略半周に相当する螺旋
状に配設した曲線エスカレータの主枠、2はこの
主枠1の全長にわたり多数連続して配列したステ
ツプからなり水平投影面においてほぼ半円状に彎
曲した搬送路、3は搬送路2に沿つてこれの両側
に位置して主枠1に立設した欄干、3aは欄干3
の上端部に長手方向に沿つて設けられ欄干3の外
周縁部を構成する手すりデツキで、手すりデツキ
3aの上面幅方向の中央部にはその全長にわたつ
て連続する凸条3b,3c(第6図〜第8図参照)
が設けられ、そしてこの凸条3b,3cにより形
成される凹溝底部(手すりデツキ3a)上には適
当な間隔でローラ取付穴3d,3e,3fが手す
りデツキ3aの長手方向に沿つて穿設されてい
る。4は後述する移動手すり9の位置可調整ガイ
ドローラ、5はその支持用の垂直な偏心軸であ
り、この偏心軸5は第6図に示すように軸部5a
と、軸部5aの下端に同心に連なる胴部5bおよ
び胴部5bの下端に偏心して連なりねじが外周面
に形成された取付部5cとからなり、軸部5aに
は位置可調整ガイドローラ4がベアリングを介し
て軸支されているとともに、取付部5cは手すり
デツキ3aの穴3dに凸条3b側から挿通され、
その突出端にナツト5dを螺合し締付けることで
位置可調整ガイドローラ4を手すりデツキ3aに
固定してある。6は後述する移動手すり9の位置
固定ガイドローラ、7はその支持用の縦軸で、第
7図に示すように軸部7aと、軸部の下端に同心
に連なる胴部7bおよび胴部7bの下端に同心に
連なりねじが外周面に形成された取付部7cとか
らなり、軸部7aには位置固定ガイドローラ6が
枢着されており、取付部7cは手すりデツキ3a
の穴3eに挿通され、その突出端にナツト7dを
螺合し締付けることで位置固定ガイドローラ6を
手すりデツキ3a上に固定してある。8は上記移
動手すり9の垂直方向ガイドローラで、第8図に
示すように断面形状がU状をなすフレーム8aに
水平な横軸8bによつて軸支され、フレーム8a
の下端部は凸条3b,3cからなる凹溝内に係合
され、穴3fに挿通されるボルト8cをフレーム
8aに螺合し締付けることによつて垂直方向ガイ
ドローラ8を手すりデツキ3aに固定してある。
上記移動手すり9はゴム製で、円形チユーブを
扁平にした縦断面形状をなし、そして凸条3b,
3cと対向する側には凸条3b,3cの間隔に対
応して開口9aが移動手すり9の長手方向に形成
されているとともに、移動手すり9の内面に形成
される縦通溝9bの幅方向の左右側部に設けた円
弧面9cにはそれぞれ第6図、第7図に示すよう
にガイドローラ5,6を係合させ、さらに縦通溝
9bの水平な上底面9dには第8図に示すように
垂直方向ガイドローラ8が係合するようになつて
いる。このとき、位置可調整ガイドローラ4と位
置固定ガイドローラ6の間隔は、位置可調整ガイ
ドローラ4および位置固定ガイドローラ6の外周
面が移動手すり9の縦通溝9bの側部円弧面9c
に若干の押圧力を持つて接するよう偏心軸5で調
整される。すなわち、上記調整は、ナツト5dを
緩めて偏心軸5の取付部5cを軸回りに回動さ
せ、取付部5cの軸部5aに対する偏心量の範囲
内で、位置可調整ガイドローラ4を手すりデツキ
3aの幅方向、つまり移動手すり9の幅方向に位
置調整し、ナツト5dを締付けて取付部5cを手
すりデツキ3aに固定することで行う。また、上
記移動手すり9は手すりデツキ3aの全長に沿い
かつ主枠1内に無端状に配置されるものであり、
そして図示しない駆動装置により循環駆動される
ようになつている。さらに、上記移動手すり9に
対する位置可調整ガイドローラ4、位置固定ガイ
ドローラ6および垂直方向ガイドローラ8は第3
図〜第5図に示すように3者を1ブロツクとして
移動手すり9の長手方向に順に配列されるもので
ある。
以上のように構成した実施例の手すり装置で
は、移動手すり9が欄干3の外周縁部を構成する
手すりデツキ3aに沿つて配置され、そして手す
りデツキ3aに沿つて移動するのであるが、この
時、移動手すり9は次に述べるように屈曲運動す
る。すなわち、第1図、第2図に示すように、欄
干3の乗降口に対応するA部においては、移動手
すり9を開口9aに対して内側に彎曲させ、B部
においては開口9aに対して同様に内側に彎曲さ
せると同時に、第6図における左右方向(手すり
の幅方向)に彎曲させる。また、C部においては
移動手すり9を開口9aに対して外側に彎曲させ
ると同時に左右方向にも彎曲させ、D部にあつて
は第6図における左右方向に彎曲させる。さらに
E部においては直線運動となる。
このような屈伸運動する移動手すり9は、手す
りデツキ3aの長手方向に第3図、第4図に示す
ように適宜な間隔をおいて配置された位置可調整
ガイドローラ4、位置固定ガイドローラ6および
垂直方向ガイドローラ8により移動手すり9の縦
通溝9bを介して案内され、さらに位置可調整ガ
イドローラ4と位置固定ガイドローラ6の押圧力
により、移動手すり9を第6図〜第8図に示すよ
うに手すりデツキ3aに対し正しい姿勢に維持す
るとともに、手すりデツキ3aからの移動手すり
9の逸脱を阻止することになる。
したがつて、移動手すり9の移動抵抗が減少
し、少ない駆動動力で走行駆動することが可能と
なる。また、移動手すり9の移動時のガイドロー
ラ4,6との圧接による損耗が少なくなつて保守
費を低減することができ、さらに手すりデツキ3
aに対する移動手すりの姿勢が正しく維持され、
凸条3b,3cと開口9aとの隙間が最小、かつ
均一であるため、乗客の手や指の一部が入り込み
負傷する危険性もないほか、位置可調整ガイドロ
ーラ4が偏心軸5で支持されているため、移動手
すり9を欄干に装着するときは、位置可調整ガイ
ドローラ4と位置固定ガイドローラ6との間隔が
最小となるようにしておけば、移動手すり9の装
着を容易にできる。また、移動手すりの縦通溝9
bの寸法の製作誤差を位置可調整および位置固定
ガイドローラ間の間隔寸法を調整することで吸収
でき、このため、移動手すりに厳しい製作精度を
要求しなくてもよく、移動手すりを安価に作成す
ることができる。さらに位置固定ガイドローラ6
により、移動手すり9は手すりデツキ3aに対す
る位置決めが自動的に行われ移動手すり9の装着
および調整の作業が大幅に合理化できる。
なお、上記実施例は、軸5を偏心軸としてガイ
ドローラ4を位置可調整ガイドローラとしたが、
軸7を偏心軸として、ガイドローラ6を位置可調
整ガイドローラにしても同一の効果が得られる。
また軸7をナツト7dで螺合する構造としたが、
手すりデツキ3aに直接溶接等で固定すればさら
に製作費用が節減でき、同一の効果を得ることが
できる。
以上説明したとおり、この考案によれば、手す
りデツキの幅方向一側部上と他側部上にそれぞれ
垂直な軸によつて枢支された位置可調整ガイドロ
ーラと位置固定ガイドローラとによつて、移動手
すり内面の縦通溝一側部と他側部とをそれぞれ支
持させると共に、位置可調整ガイドローラの軸
を、位置可調整ガイドローラを軸支する軸部に対
し取付部を偏心させた偏心軸とし、偏心させた上
記取付部を手すりデツキに回動可能に固定したの
で、位置可調整ガイドローラの軸の偏心した取付
部を手すりデツキに対して軸回りに回動させるこ
とで、位置可調整ガイドローラを手すりデツキの
幅方向に容易に位置調整でき、このため、位置可
調整ガイドローラと位置固定ガイドローラとで移
動手すり内面の縦通溝一側部と他側部とを隙間が
生じたり、大きな接触圧力がかかつたりすること
なく支持して移動手すりを案内することができ、
欄干の外周縁部に沿つて屈曲しながら移動する移
動手すりを手すりデツキに対し正しい姿勢に維持
でき、かつ移動抵抗が減少し小さい駆動動力でで
移動手すりの走行が可能となり、その運転費を節
減できるほか、移動手すりの移動による損耗が少
なくなつて保守が安価になり、さらに移動手すり
の欄干への装着も容易にできる曲線エスカレータ
の手すり装置を提供することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる手すり装置を備えた
曲線エスカレータの平面図、第2図は第1図の正
面図、第3図及び第4図はそれぞれ第1図の−
線および−線に沿う部分の拡大断面図、第
5図は第3図の矢視方向から見た平面図、第6
図は第5図の−線に沿う断面図、第7図は同
じく第5図の−線に沿う断面図、第8図は第
5図の−線に沿う断面図である。 1……主枠、2……搬送路、3……欄干、3a
……手すりデツキ、4……位置可調整ガイドロー
ラ、5……偏心軸、5a……軸部、5c……偏心
した取付部、6……位置固定ガイドローラ、7…
…軸、8……垂直方向ガイドローラ、9……移動
手すり、9a……開口、9b……縦通溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 欄干上端部に長手方向に沿つて設けた手すりデ
    ツキ上の幅方向一側部に位置可調整ガイドローラ
    を、上記手すりデツキ上の幅方向他側部に位置固
    定ガイドローラをそれぞれ垂直な軸によつて枢支
    し、上記位置可調整ガイドローラおよび位置固定
    ガイドローラによつて無端状の移動手すり内面に
    設けた縦通溝一側部および他側部をそれぞれ支持
    させると共に、上記位置可調整ガイドローラの軸
    を、位置可調整ガイドローラを軸支する軸部に対
    し取付部を偏心させた偏心軸とし、偏心させた上
    記取付部を上記手すりデツキに回動可能に固定し
    たことを特徴とする曲線エスカレータの手すり装
    置。
JP15769982U 1982-10-19 1982-10-19 曲線エスカレ−タの手すり装置 Granted JPS5961176U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15769982U JPS5961176U (ja) 1982-10-19 1982-10-19 曲線エスカレ−タの手すり装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15769982U JPS5961176U (ja) 1982-10-19 1982-10-19 曲線エスカレ−タの手すり装置

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Publication Number Publication Date
JPS5961176U JPS5961176U (ja) 1984-04-21
JPS6320696Y2 true JPS6320696Y2 (ja) 1988-06-08

Family

ID=30347607

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JP15769982U Granted JPS5961176U (ja) 1982-10-19 1982-10-19 曲線エスカレ−タの手すり装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6155083A (ja) * 1984-08-27 1986-03-19 三菱電機株式会社 曲線エスカレ−タの欄干装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52105484A (en) * 1976-03-02 1977-09-03 Meiji Gomu Kasei Kk Transfer handdrail
JPS5396564A (en) * 1977-01-28 1978-08-23 Loesche Kg Roller pulverizer

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52105484A (en) * 1976-03-02 1977-09-03 Meiji Gomu Kasei Kk Transfer handdrail
JPS5396564A (en) * 1977-01-28 1978-08-23 Loesche Kg Roller pulverizer

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JPS5961176U (ja) 1984-04-21

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