JPS63204805A - 一次放射器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は反射鏡アンテナの一次放射器に関し、特に直交
偏波給電２周波共用反ＯＡ鏡パラボラアンテナの一次放
射器に関する。

従来技術 従来、この種のアンテナに用いられる一次放射器は、２
周波で共用される円形又は正方形導波管を結合窓を介し
て各々互いに直交偏波関係を維持して励振する構造とな
っている。

上述した従来の２周波共用一次放射器は、−次放射器と
しての円形又は正方形主導波管を２周波にて共用する構
造となっているので、放射パターンは主導波管の諸元で
もって一義的に決定される。

使用される２つの周波数が１．５倍以上離れる場合、両
周波数の放射パターン、特にパラボラ反射鏡を有効に照
射する主ビームの広がりに著しい差異が生じるために、
低域周波数ではパラボラ反射鏡からのスピルオーバが増
大する一方、高域周波数では照射能率の低下をきたし両
周波数にわたって開口能率および放射指向性を最適にす
ることができないという欠点がある。

発明の目的 本発明は上述した従来技術の欠点を解決すべくなされた
ものであって、その目的とするところは、低周波数のみ
ならず高周波数における照射能率の向上を図って画周波
数に亘って高能率化を可能とした一次放射器を提供する
ことにある。

１匪立呈り 本発明によれば、２周波数帯の電波を互いに直交偏波関
係に維持しつつ同時に放射するようにした反射鏡アンテ
ナ用一次放射器であって、低周波数帯用ホーンアンテナ
の開口内部に設けられこの低周波数の電波と垂直な偏波
で励振される高周波数帯用半波長ダイポールと、前記低
周波数の電波と垂直な面内でかつ前記半波長ダイポール
から前記ホーンアンテナの内部方向に前記高周波数の自
由空間波長の略１／４の距離を隔てて前記ホーンアンテ
の壁面にて支持された導体板とを有することを特徴とす
る一次放射器が得られる。

作　　用 本発明による直交偏波給電２周波共用パラボラアンテナ
用一次放射器においては、与えられたパラボラ反ｒＪ４
Ｖｔの諸元、特に同口角に対して先ず、低域周波数（ｆ
ｆｌ）でアンテナ全体としての間口能率と指向性を最適
にする一次放射パターンを実現できる諸元を与える様構
成する。かかる−次放射器の開口内部でかつ低域周波数
（ｆρ）の偏波と直交する面内に、同心状に高域周波＠
（ｆｈ）用半波長ダイポールと短絡用金属板とを配置す
ることにより、パックキャビティ付半波長ダイポールと
して作用させ、高域周波数（ｆｈ）でのｆＩｉ射パター
ンを低域周波数（ｆｕ）のそれに近づけることにより、
高域周波数（ｆｈ）での照射能率の低下を防ぎ画周波数
に亘って高能率化を図るようになっている。

大ＪＬ医 以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。

第１図は本発明の一実施例の斜視図であり、第２図はそ
の正面図である。これ等両図において、二重同軸管外導
体１は低域周波数（ｆρ）用の一次放射器としてのホー
ンアンテナを形成するもので、管軸方向に穿設された結
合窓３を介して分岐用矩形導波管２と結合し、同軸管の
最低次高次モードであるＴ　Ｅ　１１モードで励振され
る。この二重同軸管外導体１の開口部はパラボラ反射鏡
への照射が最適となる放射パターンを得るようにその間
口径が決定されている。

当該開口内部に、低域周波数（ｆＪ））の偏波と直交関
係を保って高域周波数（ｆｈ）用半波長ダイポール４が
配置されている。また、半波長ダイポール４から高域周
波数（ｆｈ）の自由空間波の約１／４波長だけ隔てて、
低域周波数波（ｉ）に対しては通過特性を有しかつ高域
周波数波（ｆｈ）に対しては反射特性を有する薄い金属
導体板８が、半波長ダイポール４と同一平面内に二重同
軸管外導体１を介して支持されている。

高域周波数波（ｆｈ）給電用同軸管５は金属板８と外導
体１の底辺部中央に取付けられた同軸コネクタにより、
外導体１の管軸上に支持され半波長ダイポール４を励振
する。チョーク７は画周波数の電波が外導体１の開口部
の壁面電流による一次放射パターンの劣化を防ぐために
付加されている。

かかる構成の２周波共用一次放射器において、高域周波
数（ｆｈ）用半波長ダイポール４は、低域周波数（ｆＪ
２）の放射はとんど影響しない。また、半波長ダイポー
ルが外導体１内に実装されることにより、金属板８と外
導体１との作用によりパックキャビティ付半波長ダイポ
ールとして動作する。このパックキャビティの作用によ
り半波長ダイポール４から外導体１内部へ向けて放射さ
れる高周波数波（ｆｈ）は反射を受けて再び外導体１の
開口部から放射されることになる。

当該−次放射器の主ビームは、従来の２周波共用一次放
射器の高域周波数波（ｆｈ）の主ビームに較べて幅広に
なり、低域周波数波（ｆｌＮのそれに近づく。また−１
金属板８と外導体１から構成されるパックキャビティの
諸元を適当に選ぶことにより主ビーム幅およびパターン
を制御できることにもなる。

発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、低域周波数（ｆρ
）専用一次放射器の開口部に当該電波に影彎しない高域
周波数波（ｆｈ）専用バックキャビティ付半波長ダイポ
ールを実装することにより、高域周波数波（ｆｈ）の放
射ビームを幅広にし低域周波数波（ｆｊｌ）の放射ビー
ムに近づけることが可能となり、よって高域周波数（ｆ
ｈ）におけるパラボラアンテナとしての開口能率を向上
させることができるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の斜視図、第２図は第１図の装
置の正面図である。 主要部分の符号の説明 １・・・・・・外導体 ４・・・・・・半波長ダイポール ５・・・・・・同軸管 ８・・・・・・金属導体板

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ２周波数帯の電波を互いに直交偏波関係に維持しつつ同
   時に放射するようにした反射鏡アンテナ用一次放射器で
   あって、低周波数帯用ホーンアンテナの開口内部に設け
   られこの低周波数の電波と垂直な偏波で励振される高周
   波数帯用半波長ダイポールと、前記低周波数の電波と垂
   直な面内でかつ前記半波長ダイポールから前記ホーンア
   ンテナの内部方向に前記高周波数の自由空間波長の略１
   ／４の距離を隔てて前記ホーンアテンナの壁面にて支持
   された導体板とを有することを特徴とする一次放射器。