JPS63203898A - 接着性を備えた紙又は不織布の製造方法 - Google Patents

接着性を備えた紙又は不織布の製造方法

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JPS63203898A
JPS63203898A JP3705587A JP3705587A JPS63203898A JP S63203898 A JPS63203898 A JP S63203898A JP 3705587 A JP3705587 A JP 3705587A JP 3705587 A JP3705587 A JP 3705587A JP S63203898 A JPS63203898 A JP S63203898A
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JP
Japan
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paper
adhesive
nonwoven fabric
wet
properties
Prior art date
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Pending
Application number
JP3705587A
Other languages
English (en)
Inventor
栗田 千明
大矢 郁雄
西宇 雅道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Seishi Kk
Original Assignee
Daifuku Seishi Kk
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は接着性を備えた紙又は不織布の製造方法に関す
るものである。
(従来の技術) 従来、例えば第4図に示すように表面に接着性を備えた
紙21の製造方法においてはその表面に接着剤22を一
様に塗布又は転写することが行なわれている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、上記提案された製造方法においては紙21の
表面に塗布又は転写される接着剤22は溶剤(水を含む
)にて溶解あるいは希釈しなければならないといった問
題や、再湿潤紙として湿媚加工が可能となるように紙2
1に薬品処理を施して湿潤引張り強度等を付与しなけれ
ばならなかった。又、特に叩解度の高い紙21において
はその表面に接着剤22を塗布すると、カールを引起こ
すといった問題がある。
さらに、紙21の表面がフィルム状の接着剤22に覆わ
れるために、紙21の外観及び機械的特性が接着剤22
に覆われていない紙と著しく異なったものになるといっ
た問題がある。
そこで、本発明の目的は紙又は不織布に予め特別の加工
を施したり、完成品の機械的特性に変更を加えることの
ない接着性を備えた紙又は不織布の製造方法を提供する
ことにある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 本発明は前記問題点を解決するためになされたものであ
って、紙又は不織布の少なくとも一側面に対し粉状又は
粒状に形成した接着剤を散布し、粉状又は粒状にて前記
紙面又は不織布面に前記接着剤を固着したものである。
(作用) 前記方法により紙又は不織布の機械的特性は粉状又は粒
状の接着剤が固着される前後においてほとんど変更され
ることなく、紙又は不織布に接着性が付与される。
(実施例) 以下、この発明を接着性を備えた紙の製造方法に具体化
した一実施例について第1図から第3図に従って説明す
る。
第1図中、従来より公知の円網抄紙装置の組付回転シリ
ンダー(図示しない)上で生成された湿紙1はロールR
1等に巻回された第1の毛布2上に抄きとらて移送され
た後、ロールR1,R2間に通されてその水分の一部が
取り除かれ、ロールR2,R4,R5等に巻回される第
2の毛布3に移行されるようになっている。尚、紙1は
前記ロールR1,R2間に通された後の含水率が50〜
85%となるように設定するものとする。この含水率は
後記する粉状又は粒状の接着剤9が紙面に散布され、乾
燥ドラム10によって湿紙1が乾燥されるまでの間に前
記接着剤9が溶けてしまうことなく、粉状又は粒状のま
まで残るものであれば良い。従って、前記含水率は接着
剤9の水溶性と湿紙1の乾燥スピードとの関係で任意に
設定すれば良い。
次に、前記湿紙1は一旦前記第2の毛布3から剥がされ
て上方に設けた分離ロールR3に送られ、前後一対に互
いに対向して配設したノズル4,5の間を通過するよう
になっている。前記ノズル4゜5はその各々に設けられ
たバルブ4a、5aを適宜調節し、空気タンク6等から
減圧弁7を介して送られる圧縮空気を適宜用い、ホイツ
パ−8内に貯密された再湿接骨性を備えた粉状又は粒状
の接着剤9を前記湿紙1の任意の一側面あるいは両側面
に均一に散布するようになっている。
尚、前記再湿接着性を備えた粉状又は粒状の接着剤9と
してカゼイン、カルボキシメチルセルロース、グアーガ
ム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ローカスト
ビーンガム、アルギン酸ソーダ、でんぷん(カチオンで
んぷん)等の天然高分子、ポリビニルアルコール、ポリ
エチレングリコール等の合成高分子及びこれらの混合物
等水溶性の接着剤を使用するが、その他、水以外の溶剤
例えばトルエンやキシレン等に溶けて接着性を発揮する
ポリスチレン等の接着剤を用いても良く、ざらに、これ
らに限定されるものではなく粉体。
粒体に形成できる再湿性接着剤であれば良い。
前記接着剤9が散布された湿紙1は前記ロールR3から
再びロールR4,R5にガイドされた第2の毛布3上に
重ね合わされるとともに、乾燥ドラム10と、両ロール
R4,R5との協働により粉状又は粒状の接着剤9が圧
着され、さらに、前記接着剤9が湿紙1の水分によって
溶解しない内に乾燥された紙1となってロールR6に巻
き取られるようになっている。このロールR6に巻き取
られた紙1は第2図及び第3図に示すようにその一側面
若しくは両側面に接着剤9が固着されたものとなる。
さて、上記構成された接着性を備えた紙又は不織布の製
造方法の作用について説明する。
本実施例においては抄紙工程において所定の含水率(5
0〜85%)を備えた湿紙1の任意の一側面あるいは両
側面に対し、ノズル4,5から再湿接着性を備えた粉状
又は粒状の接着剤9を圧縮空気を適宜用いて散布してい
る。そして、前記湿紙1を乾燥ドラム10に移送し、前
記接着剤9が湿紙1の水分によって溶解しない内に乾燥
させて接着性を備えた紙1としてロールR6に巻き取っ
ている。
このように、本実施例においては抄紙工程において簡単
に接着剤9を湿紙1の任意の一側面あるいは両側面に均
一に散布して固着させることができる。又、この紙1は
その表層部に粉状又は粒状の接着剤9が固着されるもの
でおるため、紙1の外観及び機械的特性に変更が加えら
れることなく接着性が備えられる。さらに、水にて濡ら
した揚合に粒状の接着剤9は水に濡れる表面積が第4図
の従来の接着剤22層よりも接着剤の粒が多ければ多い
ほど大きくなるため、より広い表面積にて吸湿して接着
性を発揮することができ、従来の紙に比べ少ない量の接
着剤9で同等若しくはそれ以上の接着力を発揮すること
ができる。
以下、原紙の一側面に接着剤を塗布する従来の製造方法
による接着性を備えた紙(A)と、原紙の一側面に接着
剤を散布する本発明方法により製造した接着性を備えた
紙(B)との諸特性の違いの実験結果を下表に記す。尚
、原紙はマニラ麻40%、パルプ60%のものを用いて
いる。
伸び   (縦)   22.7 23.3  21.
8(%)  (横)2.6 2.8  3.0 引張強さ (縦)   2.05  2.50   2
.10引裂(Cl)       136  125 
  134次に、他の実験結果を下表に記す。
(接着剤・・・カルボキシメチルセルロース、付着率伸
び   (縦)   29.5  23,2   30
.2(%)    ()    5.3  5.4  
 5.2引張強さ (縦)   2,30  4.19
   2.58上記実験結果によれば、従来方法による
接着性を備えた紙は引裂、引張り強さの機械的特性が変
わり硬くなってしまうが、本発明による接着性を備えた
紙の機械的特性は特に透気、引裂及び引張強さの点にお
いて従来方法により得られた接着性を備えた紙とは異な
り、原紙の機械的特性をほとんど変えることがないこと
がわかる。又、同じ量の接着剤を用いても本発明による
接着性を備えた紙は従来の接着性を備えた紙よりも大き
な接着力を備えていることがわかる。
この発明は前記実施例に限定されるものではなく、接着
剤の粒子の大きさを適宜変更して実施したり、抄紙工程
中の湿紙の代りに抄紙工程後の乾燥した紙を再び湿潤さ
せて含水率を10〜95%とした湿紙あるいは湿潤した
不織布に接着剤を散布して実施する等含水率を変更して
実施する等この発明の趣旨から逸脱しない範囲で任意に
変更してもよい。尚、ある程度乾燥した乾紙等に粉状又
は粒状に形成した接着剤を散布する場合においては、圧
力ローラーに通して接着剤を紙面等に圧着固定させれば
よい。
発明の効果 以上詳述したように、本発明においては紙又は不織布は
加工が可能となるように予め施される湿潤強度、サイズ
等の薬品処理、さらに加工適性を高めるための繊維組成
、密度、透気2強度等の調整の必要が無い。従って、広
範囲の紙又は不織布に適用できるようになり、又、加工
前の原紙又は不織布の機械的特性に変更が加えられるこ
となく、接着剤の塗布を伴わないためカールの問題も生
ぜず、ざらに、従来品と同一量の接着剤を使用した場合
より大きな接着力を得ることができるという産業利用上
滑れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本発明を具体化した一実施例を示し
、第1図は接着性を備えた紙の製造装置の概略図、第2
図は接着性を備えた紙の側断面図、第3図は同じく接着
性を備えた紙の側断面図、第4図は従来例を示す接着性
を備えた紙の側断面図である。 紙・・・1、接着剤・・・9゜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、紙(1)又は不織布の少なくとも一側面に対し粉状
    又は粒状に形成した接着剤(9)を散布し、粉状又は粒
    状にて前記紙面又は不織布面に前記接着剤(9)を固着
    したことを特徴とする接着性を備えた紙又は不織布の製
    造方法。
JP3705587A 1987-02-19 1987-02-19 接着性を備えた紙又は不織布の製造方法 Pending JPS63203898A (ja)

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JP3705587A JPS63203898A (ja) 1987-02-19 1987-02-19 接着性を備えた紙又は不織布の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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