JPS63203608A - 除毛剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は除毛剤に関するものである。近年文明の発達と
共に、芸能・ファッション・スポーツ界では益々肌の露
出度が拡大される状況にある。このとき問題になるのは
皮膚に生える体毛が、特に女性にあっては見苦しいとさ
れ、非芸術的であるため、更には風紀問題にも及び、之
を除去する傾向にあり、除毛剤の消費量は増大しつ＼あ
る。

（従来の技術） 除毛する従来の技術は最も単純には剃刀でそる方法（す
ぐ生えてくるしその際股間ではチクチクして不快）１毛
ぬきや粘着テープで抜毛する方法（痛いし、大量に抜（
と発赤し、又不潔な場所では化膿の虞れあり）線香で焼
く方法（時間がか＼るし、見えにくい場所等火傷するこ
とがある）電気針で毛根を死滅させる方法（設備を要す
るので専門業者が行っており、最も確実であるが１’ｃ
ａ＋２約５万円位で高額である）等の物理的方法である
。

化学的に除毛する薬剤〔以下除毛剤という〕は、現在の
ところその主剤は■酸性亜硫酸ナトリウム。

亜硫酸ガス水等の硫酸酸化合物、■イオウまた硫化カル
シウム・多硫化カリウム等の無機硫化物、■チオグリコ
ール酸カルシウム・チオリンゴ酸ナトリウム等のＳＨ基
を有する有機化合物の三系統があり、それに毛髪を軟化
するための副剤としてン・尿素等の毛髪膨潤剤（アルカ
リとしても働く）■界面活性剤が配合され、更に製剤と
するための水・油脂類・フィラー等の基剤ならびに香料
・着色料等を加えて製剤される。

（発明が解決しようとする問題点） 除毛に際して作用するのは主剤であるが、その作用が毛
にのみならず皮膚に対しても側熱なのでその配合量の制
限がある。そうすると必然的に除毛力も低下するため副
剤を加えて毛質を膨潤軟化させ、主剤で毛を溶解ないし
分解するのである。

しかし副剤でも作用は皆無ではなく、とくに無機アルカ
リはアンモニアを除き温和といえない、尿素・チオキソ
ロン等の含窒素有機物はアルカリに関係なく膨潤作用の
あるものである。

（問題を解決するための手段） 本発明物は、除毛剤を開発するに当り、主剤の配合量に
ついては関係官庁の内規により制限がある故に、副剤を
以って効果を相乗させあるいは主剤の配合を低下させ得
るため、効果ある副剤を探索した。前記の通り尿素は毒
性が少ないことから、類似する構造の物質・エチルアミ
ン・ヒドラジン・アラントイン等があると予想し、一連
の実験を行った。アミン類およびエタノ−アミン類は効
果のあるも−の公知物質であり、他の物質も効果は認め
ら゛れたが、最も効果の合ったものはグアニジンならび
にグアニジニール化合物でる。

本発明に該当する化合物は次ぎに揚げるとおりであり、
それの水酸化物、無機塩、有機塩として配合する。

イ、　グアニジン　　　　　　　　　　　ＮｔＮ　Ｃ（
Ｎｌｌ）　　Ｎｌｌ□口、　グアニジニール　　　　　
　　　　ＨＪ　　Ｃ（Ｎｉｌ）Ｃｏ−ＮＨｚハ、　ビグ
アニジン　　　　　　　　　　１（ｚＮ　　Ｃ（Ｎ）ｌ
）ＮＨＣ（ＮＨ）Ｎｌｌｔ二、　メチルロールグアニジ
ン　　　　　ＨＯＣＩＩ冨　ＮＨ−Ｃ（ＮＨ）−ＮＨｚ
ホ、　メチルトルグアニジニール　　　ＨＯＣＪ　　Ｎ
ＨＣ（ＮＨ）ＣＯＮＨｚこれらはジシアンジアミドを化
学処理して得られるもので、ピクリン酸と水不溶性物を
作るので、本発明品の確認分析に応用される。

除毛剤の効力試験法は公的に決まっていないので、本発
明者が実施している方法を記述する。ストレートの人頭
髪（長さ３０ｃｓ＋）の中央部５ｃＩＩに、被試験薬剤
を塗布し、２５℃で５分間置く。〔操作として５ｃ−巾
の濾紙に薬剤を浸潤させこれを巻く〕処理後迅速に水洗
し風乾してから、垂直に吊るして下端に重錘をかけ切断
したときの力を読む。但し入毛は人によってもまた経時
的に変わるのでなるべく、同一ロット品にて比較した方
がよいし、またバラツキが多いので土木づつ数回繰返し
て平均値を求める。また表示は、標準液で処理した結果
を１とし、これとの比較した値を切断力比とした。標準
液：チオグリコール酸７−χ含有し、ＫＯＨでＰＨ−１
２，０とする。

今、標準液に次の化合物を３．５ｗχ宛加えた液につい
て、試験法により測定した結果は第１表に揚げる通りで
ある。

第１表 上表により、効果は明らかである５＜、水酸化グアニジ
ンについてその配合量との関係を調べた結果第１図に示
す、窒素分で換算したとき０．１χ程度の添加から効果
が認められ次第に顕著となるが８％以上近辺ではその増
加がない故に、本発明では０゜１〜８−χの範囲とした
。（チオグリコール酸４χの場合それを基準とした） 実施例 実施例１゜ 処方 チオグリコール　酸カルシウム　　　　　　８．０　−
χ硫化カルシウム　　　　　　　　　　　　３．０炭酸
グアニジン　　　　　　　　　　　３．０尿　　　素　
　　　　　　　３．０ セタノール　　　　　　　　　　　　　　　　１．８ミ
ツロウ　　　　　　　　　　　　　　　　１．８ワセリ
ン　　　　　　　　　　　　　　　　　　９．０ポリオ
キシエチレンセチルエーテル　　　　　４．０モノステ
アリン　酸ソルビタン　　　　　　３．０ブＵピレング
リコ−８４・Ｏ ヒドロキシエチルセルローズ　　　　　　　　０．２香
　　料　　　　　　　　０．２ 精製水　　　　　　　５９．０ 合計　１００．０ 上記を７０℃にて混合して乳化し、クリーム状の本発明
品を得た。氷晶をむだ毛のはえた箇所に塗布し、約５分
間放置後、ティシュペーパーで拭き取ると除毛出来る。

本島中のグアニジン態窒素は１．２５χである。

実施例２゜ 塩酸グアニジン１００ｇを５００ｇのエチルアルコール
に溶解し、別に水酸化ナトリウム４２．５ｇを５０ｇの
エチルアルコールに溶解し、両液を混合し、生成した食
塩を、アルコール５０ｇで洗滌し、濾洗液で合して水酸
化グアニジン液とする。袴剣（ＮＨｚ）ｚＣ（ＮＨ）と
して８．５χ含有する。

原液の処方 チオグリコール　酸（９５χ）　　　　　　　　　５．
３　　　ｇ水酸化カリウム　　　　　　　　　　　　　
３．１　　〃シスチン　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　２．Ｏ〃水酸化グアニジン　液　　　　　　　
　１１．８　　　〃トリエタノールアミン　　　　　　
　　　　　　　　　１．２　　　〃アルキルベンセンス
路７オン　酸ナトリウム　　３．０　　〃ポリオキシエ
チレンラウリルエーテル　　　　　　１．０　　〃カル
ボキシルメチルセルローズ　　　　　　　　　１．５　
　〃香料　　　　０．１〃 色素　　　　微量 水　　　　　　　　　　　　　７１．０　　〃合計１０
０．０　　〃 上記を調合し、グアニジン態窒素として０．７χ含有す
る原液を得た。原液６０ｇと液化石油ガス１０ｇをエア
ゾール耐圧缶に充填し、本発明品を得た。

氷晶を噴出するとき泡状となるので、目的とする局部に
塗擦し除毛する。

実施例３゜ ジシアンジアミド５０ｇを１０χりん酸液３００ｇに加
え煮沸して反応し、燐酸グアニジニールを含有する液３
４５ｇを得た０本液中グアニジニール態窒素９６．５χ
含有する。之にカセイソーダ２．５ｇ、粉末イオウ２０
ｇ、亜硫酸ナトリウム７０ｇ、ホルマリン（３０り　４
０ｃ本発朗品） ｇを加え粘稠懸濁した液体５００ｇを得た。分析値グア
ニジニール及びメチロールグアニジニール塩を含有し、
その窒素分は６．５−χであった。氷晶は人体の除毛に
使用する場合、化粧品として適さないが、獣毛の除去に
用いられる。

（発明の効果） グアニジンおよびグアニジニール化合物は毛髪を膨潤さ
せる作用があり、これを除毛剤と併用することにより効
果の相乗が出来る。従って除去処理時間の短縮・除毛剤
の配合低下が期待出来、皮膚への刺激が緩和する。

【図面の簡単な説明】

第１図はグアニジン添加の際、除毛効果を見た実験結果
をグラフ化したものである。 ０．１　　０．２　　０．４　０．７１　　　２　　　
４　　　７　１０水酸化グアニジン添加量 （Ｎとしてｗｔ％） ＋１１！１　　　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. グアニジン化合物及び又はグアニジニール化合物を、そ
   の含有する窒素分換算として０．１〜８ｗｔ％配合され
   てなることを特徴とする除毛剤。