JPS6320305Y2 - - Google Patents

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JPS6320305Y2
JPS6320305Y2 JP1984087087U JP8708784U JPS6320305Y2 JP S6320305 Y2 JPS6320305 Y2 JP S6320305Y2 JP 1984087087 U JP1984087087 U JP 1984087087U JP 8708784 U JP8708784 U JP 8708784U JP S6320305 Y2 JPS6320305 Y2 JP S6320305Y2
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cylindrical food
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、円柱状食品類を加熱処理するに用い
る容器にかゝり、例えば中心部に熱加工された卵
黄のような比較的堅い材料が内装され、その周囲
に生卵白のような流動性のある材料を充填して、
これを加熱処理する間に卵黄が中心に位置される
ようにして生卵白を凝固させ、輪切りにしたと
き、ゆで卵と同様な形態を有する円柱状の食品を
得るに用いて最適な円柱状食品類の加熱処理用容
器に関する。
〔従来の技術〕
第6図Aに縦断面を、第6図Bに横断面を示す
ように、細長円筒状の合成樹脂製フイルムからな
る外装袋1の内部中心に例えば熱加工された卵黄
2を、その周囲に例えば流動性のある生卵白3を
装入し、これを加熱冷却処理することにより、切
断時にゆで卵を輪切りにしたと同様な形態を有す
るようにした円柱状食品4がある。
このような形態の円柱状食品4を製造するに当
り、加熱処理工程を経る間に生卵白3が凝固する
とき、卵黄2が卵白の中心に位置されていない
と、切断時に卵黄が偏つてしまい、見た目が悪
く、商品としての価値が劣るものとなる。
そのため、従来から、この種の円柱状食品を製
造する工程において円柱状食品に回転を与えるこ
とにより卵黄が卵白の中心におかれた状態として
固まるようにしている。
ところで上記円柱状食品に回転を与える手段と
しては、従来、特公昭47−29314号、同55−43744
号公報にみられるように、処理槽の湯中に設置さ
れたベルト等の移送体の外面にフインガー部材を
一定間隔をおいて突設し、この移送体とこれに平
行に固設された接触部材との間に円柱状食品を前
記フインガー部材間に1個宛介在させ、移動体の
帯動によりフインガー部材で円柱状食品を接触部
材上を転がしながら移送するようになされたもの
が知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしてこれら従来のものでは、装置が故障し
て移送体が停止したような場合、湯中から円柱状
食品を急いで取出すことが難かしく、また移送体
に突設したフインガー部材で円柱状食品を1個宛
押送する間に加熱処理を行なうものであるから、
一往送時のみしか所定の処理が行なえず、所要の
時間にわたつて処理を行なうためには、移送体の
送り速度を遅くするか、あるいは処理槽および移
送体を長大にするかのいずれかによるほかはな
く、したがつて処理能力に大巾な制約を受けると
ともに円柱状食品の回転が遅くなつて卵黄が偏つ
たり、装置が大型化する欠点がある。さらに加熱
処理中に円柱状食品の外装袋が破れた場合、内容
物が湯中に流出して湯を汚し、この汚れが他の円
柱状食品をも汚してしまうとい欠点がある。
一方、容器を用いて加熱処理を行なうものとし
て実公昭58−46762号公報にみられるものがある。
しかしこのものは、卵をそのまゝゆでるための
もので、容器の底部に卵の下半部が露出する構成
とし、この卵の下端を固定板に接触させ、この接
触により卵に回転を与えるようにして卵黄が中心
に位置するようになされたものであるから、卵以
外の円柱状食品、特に直径寸法がまちまちな円柱
状食品を加熱処理するには適用することができな
い。また上記従来の容器は上部と下部とに開口部
を有するので、湯(水)よりも比重が大きい卵の
ような場合には適用できても、湯(水)よりも比
重の小さいものでは浮上してしまうため適用する
ことができないという欠点がある。
本考案は上記の点に鑑み、直径にばらつきがあ
り、かつ比重の小さい円柱状食品であつても、回
転を与えながらの加熱処理を高能率に行なうこと
ができる円柱状食品類の加熱処理用容器を提供す
ることを目的としてなされたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案による加熱処
理用容器は、蒸気加熱室内を帯動する左右一対の
搬送チエン間にあつてこれと平行して敷設された
回転用コンベアのやゝ上方に位置され、前記搬送
チエンに両端を反転自在に支持された細長形状の
容器であつて、この容器は、上部に円柱状食品の
直径よりも巾広の開口部を有し、容器の反転時に
該容器内に収納されている円柱状食品が前記開口
部側内部において前記回転用コンベア上に載置さ
れ、回転用コンベアの帯動に伴い円柱状食品に回
転が与えられ得るようにしたことを特徴とするも
のである。
〔実施例〕
以下、本考案を第1図乃至第5図に示す実施例
を参照して説明する。
本考案が対象とする円柱状食品としては、例え
ば第6図A,Bに示した従来の卵黄2を中心に、
その周囲に卵白3を装入して円柱状に包装された
ような物品であり、その外装袋1を構成するフイ
ルムとしては、例えばポリ塩化ビニリデンが用い
られ、厚さ約40μで一軸方向にのみ伸延可能な性
質を有し、熱による軟化温度は60〜100℃、60℃
以上の加熱で熱収縮を起すが、60℃以下に冷却さ
れると容易に固化する性質を有する。
本考案による加熱処理用容器5を用いる加熱冷
却装置は、第2図にその一例の縦断側面を、第3
図に搬送系統を示しているように、上段に断熱構
造材により形成されて必要時に作業者が出入りし
得る蒸気加熱室6が、下段に蒸気加熱室6よりも
短かい搬送距離を有する冷却槽としての冷却水槽
7が積層状に配設され、蒸気加熱室6はその前部
側大半を第1加熱区域61とされ、同後部側の一
部が第2加熱区域62とされている。また、冷却
水槽7は、その後部側の一部が第1冷却区域71
とされ、同前部側大半が第2冷却区域72とされ
ている。
前記第2加熱区域62と第1冷却区域71との間
には接続区域8が設けられ、そして冷却水槽7よ
り前方に突出する蒸気加熱室6の下方部が外部に
露呈する円柱状食品給排用スペース9として提供
されるようになつている。
前記蒸気加熱室6、冷却水槽7にわたつて無端
状に配設される左右一対の搬送チエン10,10
は、図示実施例においては経路順に符号を付した
軸11〜34上のスプロケツトを経由して無端帯
動自在とされ、これらチエン10,10間に容器
5が一定間隔をもつて転回自在に支持されてい
る。
上記容器5は、第1図A,B,Cに一実施例を
示すように、上面に円柱状食品4の直径よりも巾
広な開口部5Aを有し、長手方向両側の側壁5
B,5Bの下部は下すぼまり状に狭搾されて断面
がほぼ5角形状をなしいている。長手方向両端を
閉鎖する端壁5C,5Cの前記開口部5Aに近い
中央部には、中空の軸35,35が水平方向に突
設されており、この中空の軸35,35に搬送チ
エン10,10側から突出する軸36,36が嵌
入されて転回自在に支持されるようになつてい
る。したがつて容器5を必要により取外すとき
は、搬送チエン10,10を外方へずらして軸3
6,36を中空の軸35,35から抜くことによ
り容器5を搬送チエン10,10間から容易に外
すことができる。
また、容器5の底部5Dには、蒸気をよく通す
ための小孔5E,5E…が適当数開口されてい
る。
前記中空の軸35の両側において、端壁5C,
5Cに反転用ローラ37,37が一対として軸着
されており、このローラ37,37の周面は開口
部5Aよりやゝ突出されている。
上記搬送チエン10,10の経路は、第3図に
スケルトンで略示するように、円柱状食品4の給
排用スペース9から蒸気加熱室6の一端に設けて
ある大気に連通した常温に近い室温を有する予備
室38にその入口39から入り、この予備室38
と第1加熱区域61とを仕切る仕切壁40の下部
を通るようV字状に迂回して第1加熱区域61
入る。このV字状に迂回する部分には断熱用水槽
41が設けられ、この水槽41内の水中に前記仕
切壁40の下端が浸漬されていて第1加熱区域6
内の蒸気が予備室38側へ逃げないようになつ
ている。
そして上記搬送チエン10,10は、第1加熱
区域61内においてはほぼ水平に配設され、第1
加熱区域61の末端の回転体15で上方へ折返さ
れて再び第1加熱区域61の反対端へ至り、さら
にその端部の回転体16で再度反転して第2加熱
区域62の一区分域に至つたのちその末端の回転
体17から垂直下方向へ延び、接続区域8を通つ
て冷却水槽7の第1冷却区域71に入る。この第
1冷却区域71内において上下方向に2回にのた
りジグザグ状に反転して再び接続区域8を通り、
第2加熱区域62内に垂直上方向に入つて回転体
24により再び下方に折返され、再び接続区域8
を通つて第2冷却区域72に至り、この第2冷却
区域72内においてその底部近傍から複数回折返
されたのち冷却水槽7の端部の出口42から上方
に出て給排用スペース9へ戻るようになつてい
る。なお、矢印43は円柱状食品4の供給位置を
示し、矢印44は同排出位置を示しており、この
排出位置には排出用コンベア45が設置され、次
工程(例え包装工程)へ送るようになつている。
上記搬送チエン10,10の経路中、搬送チエ
ン10,10が予備室38と第1加熱区域61
の間にある断熱用水槽41へ入る前の回転体12
には、第4図に示すように容器5のローラ37,
37に接するドラム46を有し、このドラム46
の周面にローラ37,37が当接して転動するこ
とにより容器5を軸36,36を中心に次第に反
転させるようになつており、この反転時には容器
5の開口部5Aがドラム46の周面により円柱状
食品4が転落しないように保持される。
前記回転体12の直後の下り傾斜する部位の搬
送チエン10の下面側には、これと平行してガイ
ド板47(ベルトであつてもよい)が設置され、
反転された容器5の開口部5Aを閉止して円柱状
食品4が容器5の開口部5Aから脱出しないよう
になつている。
上記断熱用水槽41から出る登り傾斜部分が水
平方向に延びる部分の搬送チエン10,10の下
面にそつて円柱状食品4に回転を与えるための回
転用コンベア48が軸49,50,51,52…
にわたつて巻回して設けられている。この回転用
コンベア48は、蒸気を遮断しないようにするた
めネツトコンベア等により構成され、駆動糸は搬
送チエン10,10とは別系統とされ、搬送チエ
ン10,10よりも数倍早い速度で駆動されかつ
速度調節可能に構成されている。
前記搬送チエン10,10の水平部分の末端の
回転体15には、反転していた容器5を正常の姿
勢に戻すための円弧状のガイド板53が回転体1
5の円周内部側にそつて配設され(第5図)、こ
のガイド板53の外面にローラ37,37が当る
ことで容器5を次第に上向きにするとともに、回
転体15の外方にそつて配設されたガイド部材5
4に支えられて容器5内の円柱状食品4が脱落し
ないようになつている。
接続区域8の途中の搬送チエン10,10の一
側には当接部材55が設置され、この当接部材5
5以降の搬送チエン10,10の他側には第1冷
却区域71内をジグザグ状に通る搬送チエン10,
10にそつてガイド板56が配設されており、上
記当接部材55に容器5の一方のローラ37が当
つて第3図に示すように容器5が横向きの姿勢と
され、ガイド板56でその姿勢を保つて冷却水槽
7の第1冷却区域71内を通過するようになされ
ている。
第2加熱区域62から出て第2冷却区域72に入
る途中に前記当接部材55とは反対側に当接部材
57が設けられており、これに続いて第2冷却区
域72内をガイド板58にそつて通過するように
なされている。
前記蒸気加熱室6には、図示しないが蒸気噴射
管が配設され、円柱状食品4が卵黄と生卵白の場
合、常時92℃前後の室温に保たれるようになつて
おり、この室内における円柱状食品4の通過時間
は約35分となるように搬送チエン10,10の連
度が定められている。第2加熱区域62では1.4〜
2.5分間程度の加熱が行なわれるように設定され
ている。一方、冷却水槽7内の水温は約8℃に保
たれ、第1冷却区域71においては円柱状食品4
の一次冷却(表層のみの冷却)が約10分間行なわ
れ、第2冷却区域72においては円柱状食品4の
二次冷却(芯部までの冷却)が約30分間行なわれ
るように設定されている。
〔作用〕
外装袋1内に、凝固された卵黄2と、その周り
に流動性のある生卵白3が充填された円柱状食品
4を供給位置43において人手あるいは適宜供給
手段により容器5の底部5D上にその長手方向に
そうように所要本数装入する。
搬送チエン10,10の矢印方向への帯動に伴
なつて容器5は予備室38内に入り、その上端の
回転体12において反転されて裏返しとなり、断
熱用水槽41内へ移行する。この回転体12によ
る反転後は、容器5の開口部5A側がガイド板4
7により塞がれるので、円柱状食品4は容器5外
に脱出することなく容器5内に収納されたまま断
熱用水槽41内の水中を通過する。
この断熱用水槽41を通つて第1加熱区域61
に入ると、容器5の開口部5A側に面して配設さ
れている回転用コンベア48上に円柱状食品4が
伏つた状態で乗るので、この回転用コンベア48
の帯動速度が搬送チエン10,10の速度より早
いことから円柱状食品4は容器5内で回転を与え
られながら第1加熱区域61の末端方向へ移動す
る。このとき回転用コンベア48をネツトで構成
しておくことにより蒸気の流通が自由に行なわ
れ、回転用コンベア48上にある円柱状食品4は
十分に加熱されて卵黄が卵白の中心に位置ずけら
れて凝固される。第1加熱区域61の末端に至つ
たのち回転体15において再び容器5は上向きに
反転され、再び逆方向へ移行して第1加熱区域6
内を1往復し、引続き第2加熱区域62に入り、
垂直に方向を変えて下降する。
この第1加熱区域61を搬送される間に円柱状
食品4はその加熱区域61内の温度すなわち92℃
で加熱されるため、卵黄2、卵白3ともその温度
まで上昇するにつれて卵黄2、卵白3の体積膨張
が起り、外装袋1に内圧が掛つて外装袋1を構成
するフイルムに緊張が与えられて伸延される。
前記第2加熱区域62から垂直に下降する途上
で容器5の図において左側のローラ37が当接部
材55に当り、これにより容器5は開口部5Aが
右を向く横向き姿勢とされ、直ちにその開口部5
Aはガイド板56にそつておかれ、円柱状食品4
が冷却水槽7内の水中に没しても浮力により容器
5から脱出しない態勢におかれる。この姿勢を保
つたまま第1冷却区域71内において上下方向に
2往復し、一次冷却として円柱状食品4の表層部
分が冷却される。
この一次冷却時には、外装袋1を構成するフイ
ルムが伸びた状態のまゝ冷却されてそのまゝ固化
される。一方、円柱状食品4の芯部の温度が80℃
以下になるまで冷却されるので、一次加熱により
体積が膨張された卵黄2、卵白3が収縮する。こ
のように外装袋1が伸びた状態で固化すること、
および内容物の体積が収縮することによつて、外
装袋1と卵白3の周面との間に隙間が生じ、その
結果、外装袋1にしわとなつて残る。
このような状態となつた円柱状食品4は、第2
加熱区域62に入つて再び短時間92℃(フイルム
の軟化温度60℃以上に相当する)以上で再加熱さ
れることにより、前記外装袋1を構成するフイル
ムが再び軟化し、卵白3の周面に密着するように
収縮するので、上述のしわが伸された状態となつ
て卵白3の周面に密着する。そしてこの二次加熱
時における円柱状食品4の軸芯部の温度は80℃以
下であり、しかも加熱時間が短かいので、卵黄
2、卵白3の体積膨張は殆んど生じず、したがつ
て外装袋1が収縮することがあつても再び伸延さ
れることがない。
第2加熱区域62から出た容器5は、接続区域
8内を通る間に当接部材57により再び横向き姿
勢にされ、第2冷却区域72内をガイド板58に
そつて反転を繰返しながら芯部まで冷却され、流
通、保管上細菌の発生や増殖のない状態とされて
出口42から冷却水槽7外に出て、排出位置44
で反転されて円柱状食品4が排出用コンベア45
上に排出され、包装工程等の次工程へ運ばれる。
この第2冷却区域72では、卵黄2、卵白3の
体積の収縮が生じないので、外装袋1にしわが生
じることはない。
なお、図示実施例においては、外装服に内装す
る内容物として、中心に熱加工された卵黄を、そ
の周囲に生卵白の場合について説明したが、内容
物はこれに限られるものではなく、これに類する
材料の包装物品であつても適用することができ、
また包装されていない円柱状食品の加熱または加
熱冷却処理に適用可能であることはもちろんであ
る。さらに冷却工程を要する場合には水以外の冷
却槽であつてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案による加熱処理用
容器は、蒸気加熱室内を帯動する左右一対の搬送
チエン間にあつてこれと平行して敷設された回転
用コンベアのやゝ上方に位置され、前記搬送チエ
ンに両端を反転自在に支持された細長形状の容器
であつて、この容器は、上部に円柱状食品の直径
よりも巾広の開口部を有し、容器の反転時に該容
器内に収納されている円柱状食品が前記開口部側
内部において前記回転用コンベア上に載置され、
回転用コンベアの帯動に伴い円柱状食品に回転が
与えられ得るようにしたので、処理する円柱状食
品の太さおよび長さに関係なく適用することがで
き、円柱状食品の加熱処理の汎用性を著しく拡大
することができる。また容器が伏せられた状態で
内部の円柱状食品に回転が与えられるようにした
ので、円柱状食品の外表面から内芯部まで均一に
加熱することができ、特に実施例に示した卵黄、
卵白を内容物とする円柱状食品に適用したとき、
卵黄を中心部に位置ずけすることができるのでき
わめて有用である。さらに容器は両側壁および両
端壁により囲まれた舟型状をなしているので、処
理対象物が転がりやすい円柱状であつても安定し
た状態で搬送することができる。加えて容器は左
右の搬送チエン間に転回自在に支持する構成であ
るから、加熱室内において折返し搬送が自由にで
き、その結果、搬送経路を長くとることができ、
加熱室内の容積を有効に使用することができるの
で、加熱室を必要最小限に小型化することができ
る。そして加熱源を蒸気としているので、容器内
に円柱状食品を収納しても抵抗なく進行するとと
もに万遍なく加熱され、機械部分の故障等が生じ
て搬送チエンが停止しても、蒸気の供給を停止す
ることにより速やかに定温に戻すことが可能であ
り、その補修等を迅速に行なうことができるなど
の種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本考案にかゝ.円柱状食品の加熱処
理用容器の一実施例を示す斜視図、第1図Bは同
平面図、第1図Cは同端面図、第2図は第1図の
内容を適用する加熱冷却装置の一例を示す縦断側
面図、第3図は第2図における搬送チエンの経路
をスケルトンで示す略字側面図、第4図および第
5図は反転部の拡大説明図、第6図A,Bは本考
案の適用対象となる円柱状食品の一例を示す縦断
側面図および横断面図である。 1……外装袋、2……卵黄、3……卵白、4…
…円柱状食品、5……加熱処理用容器、5A……
開口部、5B……側壁、5C……端壁、5D……
底部、5E……小孔、6……蒸気加熱室、61
…第1加熱区域、62……第2加熱区域、7……
冷却水槽、71……第1冷却区域、72……第2冷
却区域、8……接続区域、9……円柱状食品給排
用スペース、10……搬送チエン、41……断熱
水槽、48……回転用コンベア。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 蒸気加熱室内を帯動する左右一対の搬送チエ
    ン間にあつてこれと平行して敷設された回転用
    コンベアのやゝ上方に位置され、前記搬送チエ
    ンに両端を反転自在に支持された細長形状の容
    器であつて、この容器は、上部に円柱状食品の
    直径よりも巾広の開口部を有し、容器の反転時
    に該容器内に収納されている円柱状食品が前記
    開口部側内部において前記回転用コンベア上に
    載置され、回転用コンベアの帯動に伴い円柱状
    食品に回転が与えられ得るようにしたことを特
    徴とする円柱状食品類の加熱処理用容器。 2 上記容器の底部を舟型状として断面ほゞ5角
    形状とした実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の円柱状食品類の加熱処理用容器。 3 前記容器の底部に複数の小孔を有する実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の円柱状食品類の
    加熱処理用容器。 4 前記容器の端壁に一対の反転用ローラを有す
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の円柱状
    食品類の加熱処理用容器。
JP1984087087U 1984-06-12 1984-06-12 円柱状食品類の加熱処理用容器 Granted JPS612084U (ja)

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