JPS63201501A

JPS63201501A - 核医学診断装置

Info

Publication number: JPS63201501A
Application number: JP3489687A
Authority: JP
Inventors: Toshimitsu Ruike; 類家　俊充
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1987-02-18
Filing date: 1987-02-18
Publication date: 1988-08-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的コ（産業上の利用分野）本発明は、例えば核医学診断装置の検出器や検出器支持
部等の可動部分が被検者や寝台等に予期せずに接触しさ
らには衝突することを防止する等のために使用される接
触センサに関する。

（従来の技術）近時における核医学診断装置は、ＥＣＴＩＩＩ彰やホー
ルボディ撮影等の撮影法を行なえるように、検出器や検
出器支持部が可動するような構成となってきている。

一方、撮影イメージの良質化を目的として、検査対象（
被検者）にできる限り検出器を近づける手法がとられる
。このため、被検者や寝台等と検出器や検出器支持部と
が接触しさらには衝突する可能性が増大する傾向にある
。このような予期せぬ衝突を防止するために、可動部分
に接触センサを設置する構成が採用されている。

第５図は核医°学診断の撮影状況を示す図であり、寝台
１の天板２には被検者Ｐが載置され、検出器支持部３に
より支持された検出器４が被検者Ｐに近接した状態とな
っている。ここで、検出器４のコリメータ４ａには十字
中心線４ｂが描かれており、位置決めの便宜を図ってい
る。上述した接触センサは、例えばコリメータ４ａの前
面に配置され、その従来例としては次のような構成とな
っている。すなわち、第６図に示すように、アルミニウ
ム基体５上に加圧導電ゴム６を配設し、この基体５及び
加圧導電ゴム６をレザー等の被覆材７で覆った構成の導
電ゴムスイッチ８を、支持部材等を用いてコリメータ４
ａの前面に多数個設置して、衝突に至る前に接触を検知
して、事故防止を図っている。

しかし乍、このような従来の導電ゴム型接触センサでは
次のような不具合があった。

■　加圧導電ゴム６は多層構成であり、また、多数の導
電ゴムスイッチ８を支持部材等により配設して支持した
構成であるため、構造が複雑であり、また、その製作に
も工数が係り実用的でない、という問題があった。

■　多数の導電ゴムスイッチ８を配設して支持している
支持部材等の自重により導電ゴムスイッチ８をスイッチ
動作させてしまう可能性があり、信頼性の点で問題があ
る。

■　導電ゴムスイッチ８及び支持部材等によりγ線の透
過率は悪く、最も接触の可能性が高い検出器の有効視野
内には装着できない、という問題がある。

■　導電ゴムスイッチ８及び支持部材等により厚さ寸法
が比較的大きくなり、このためコリメータの被検者への
接近を阻害することになり、検出精度の低下を招く、と
いう問題がある。

■　厚さ寸法もさることながら導電ゴムスイッチ８の大
きさは比較的大きいため、不感帯が多い、という問題が
ある。

〈発明が解決しようとする問題点）このように従来の技術による接触センサは、導電ゴムス
イッチを検出位置に多数配列する構成であるため、構造
が複雑であり、動作は信頼性が低く、実用的でない、と
いう問題点があった。

そこで本発明の目的は、構造が簡単であり、また信頼性
の＾い動作特性が得られる接触センサを提供することに
ある。

［発明の構成コ（問題点を解決するための手段）本発明は上記目的を達成するために、一面に導電膜面が
形成され且つ他面を被接触部となす二枚の可撓性絶縁材
を、その導電膜面側を対向し且つ該対向面間に絶縁スペ
ーサを介在して配置すると共に前記導電膜より信号線を
導出した構成にしである。

（作用）このような構成によれば１．可撓性絶縁材の他面が押圧
されることにより、対向した導Ｗｇ１面側は接触して、
信号線による通電路はオン、オフし、信号出力がなされ
、しかも、電極部は可撓性絶縁材の一面に導電膜にて形
成されており、全体が一体構成であるので、構造は簡単
であり、また、動作の信頼性は高い。

（実施例）以下本発明にかかる接触センサの一実施例を図面を参照
して説明する。第１図は本実施例の接触センサを核医学
診断装置の検出器の前面に配置した例を示す図、第２図
は第１図の検出器の断面図、第３図は同実施例の接触セ
ンサの断面図、第４図は同接触センサの動作を示す断面
図である。

第１図及び第２図において、検出器４の前面にはコリメ
ータ４ａが設けられ、このコリメータ４ａの前面には本
実施例の接触センサ９が配設され、このコリメータ４ａ
及び接触センサ９は押え具４Ｃにより支持されている。

尚、４ｄはコリメータフランジである。

接触センサ９は、第３図に示すように、コリメータ４ａ
の前面形状に対応した形状を有する透明ポリエステルフ
ィルム９ａ、９ｂのそれぞれ一面に導電膜面９ｃ、９ｄ
が形成され且つ他面を被接触部となし、フィルム９ａ、
９ｄ間にマトリックス状に絶縁スペーサ９ｅを介在し、
導電膜面９ｃ。

９ｄには信号線９ｆ、９Ｑが接続された構成となってい
る。この接触センサ９は、コリメータ４ａに接着剤又は
両面テープにより取付けられている。

次に上記の如く構成された本実施例の動作について説明
する。すなわち、第３図の状態では、検出器４に取付け
られた接触センサ９は、被検者の接触はなくて導電膜９
Ｃ，ｄは非導通であるので接触検出信号は得られない。

次に、第４図に示すように、被検者が接触センサ９に接
触すると図示の如く力Ｆがフィルム９ａに作用し、フィ
ルム９ａはたわみ、その内面側の一方の導電膜９ｃは他
方の導電膜９ｄに接触し、導電膜９ｃ、ｄは導通となり
接触検出信号が得られる。この接触検出信号により図示
しない制御装置は核医学診断装置の運転を停止したり、
可動部の動作を停止する。

これにより接触状態の早期検出により被検者は検出器４
への衝突を未然に防止することができる。

以上の如くの本実施例によれば次のような作用を奏する
。

■　本実施例の接触センサ９は、実質的に二枚のフィル
ム９ａ、９ｂ間に絶縁スペーサ９ｅを介在した簡単な構
成であるので、製造が容易であり、低コスト化が実現さ
れる。

■　本実施例の接触センサ９は、二枚のフィルム９ａ、
９ｂ間に絶縁スペーサ９ｅを介在する薄い要素よりなる
構成であるので、厚さ０．５１Ｉｌｌ以下に構成でき、
γ線透過率の問題を考慮せずにコリメータ４ａの有効視
野内の全面に接触センサ９を取付けることができる。

■　本実施例の接触センサ９は、厚さ０．５ｍｍ以下に
構成できるので、コリメータ４ａに接触センサ９を取付
けてもコリメータ４ａの被検者への接近は阻害されなく
、検出精度の低下は招かない。

■　本実施例の接触センサ９は、透明ポリエステルフィ
ルム９ａ、９ｂを用いて全体的に透明に構成されている
ので、コリメータ４ａ上の十字中心線が透けて見え、位
置決め関しては接触センサ９を取付けない場合と同じで
ある。もちろん、その他文字、記号、印刷パターン等も
透けて見える。

■　本実施例の接触センサ９は薄く構成され、コリメー
タ４ａと共に固定される構成であるので、パラレルホー
ルのコリメータであり有効視野が同じであれば、フラン
ジ形状が違っていても全てのコリメータに共通に使用で
きる。

■　本実施例の接触センサ９は、コリメータ４ａと共に
固定される構成であるので、取付けが容易であり且つ取
付けのための新規の部材を必要とせず、有利である。

■　本実施例の接触センサ９は１、フィルム９ａ。

９ｂにおける導電膜９Ｇ、９ｄの非形成により任意に不
感帯が設定でき、有利である。

■　本実施例による接触センサ９では、その動作特性の
調整つまり加圧力の調整を、絶縁スペーサ９ｅの配置ピ
ッチや厚さの変更により任意に調整でき、有利である。

上記実施例では、被検者のコリメータ４ａへの接触を検
知するために接触センサ９をコリメータ４ａの前面に取
付けした例を示したが、他の可動部分に取付けする構成
でもよい。

本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる
ものである。

［発明の効果］以上の如く本発明では、一面に導電膜面が形成され且つ
他面を被接触部となす二枚の可撓性絶縁材を、その導電
膜面側を対向し且つ該対向面間に絶縁スペーサを介在し
て配置すると共に前記導電膜より信号線を導出した構成
にしであるので、可撓性絶縁材の他面が押圧されること
により、対向した導電膜面側は接触して、信号線による
通電路はオン、オフし、信号出力がなされ、しかも、電
極部は可撓性絶縁材の一面に導電膜にて形成されており
、全体が一体構成であるので、構造は簡単であり、また
、信頼性の高い動作特性が得られる、という効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の接触センサを核医学診断装
置の検出器の前面に配置した例を示す図、第２図は第１
図の検出器の断面図、第３図は同実施例の接触センサの
断面図、第４図は同接触センサの動作を示す断面図、第
５図は核医学診断装置の診断状況を示す図、第６図は従
来例を説明するためのものであって導電ゴムスイッチの
断面図である。９ａ、９ｂ・・・透明ポリエステルフィルム、９ｃ。９ｄ・・・導電膜、９ｅ・・・絶縁スペーサ、９ｆ、９
Ｑ・・・信号線。出願人代理人　　弁理士　鈴江武彦第１図第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）一面に導電膜面が形成され且つ他面を被接触部と
なす二枚の可撓性絶縁材を、その導電膜側を対向し且つ
該対向面間に絶縁スペーサを介在して配置すると共に前
記導電膜より信号線を導出した構成の接触センサ。
（２）一面に導電膜面が形成され且つ他面を被接触部と
なす二枚の可撓性絶縁材として、所望の二次元的大きさ
を有するポリエステルフィルムを用い、該フィルム間に
マトリックス状に絶縁スペーサを介在してなることを特
徴とする特許請求の範囲第１項記載の接触センサ。