JPS63201329A - ガスタ−ビンの制御装置 - Google Patents

ガスタ−ビンの制御装置

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JPS63201329A
JPS63201329A JP3234687A JP3234687A JPS63201329A JP S63201329 A JPS63201329 A JP S63201329A JP 3234687 A JP3234687 A JP 3234687A JP 3234687 A JP3234687 A JP 3234687A JP S63201329 A JPS63201329 A JP S63201329A
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JP
Japan
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flow rate
fuel flow
temperature
compressor
variable nozzle
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JP3234687A
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Hirotaka Kumakura
弘隆 熊倉
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、熱交換器とバリアブルノズル(可変案内翼
)を有する2軸ガスタービンの制御装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種のガスタービンを急加速時のサージングを
回避し、タービン前温度のオーバーヒートを防止して円
滑な運転を行うための制御装置として1例えば第6図に
示すようなものがある(実公昭61−20265号公報
参照)。
これを簡単に説明すると、1はガス発生機のコンプレッ
サ、2はコンプレッサ1とガス発生機軸3によって連結
されたコンプレッサタービン、4はパワータービン、5
は再熱用の熱交換器、6は燃焼器、7は燃料調整弁、8
は燃料調整弁駆動装置、9は燃料ポンプ、10はバリア
ブルノズル。
11はバリアブルノズル駆動機構、12はパワータービ
ン4によって駆動される発電機等の負荷である。
さらに、13はアクセルペダル、14はガス発生機軸3
の目標回転数設定器、15はガス発生機軸回転数検出器
、1日はパワータービン回転数検出器、17はコンプレ
ッサタービン入口ガス温度検出器、18はコントローラ
、1日はガス発生機軸の回転数に応じてコンプレッサタ
ービン2の入口ガス温度の目標値を設定する目標温度設
定部。
20は制御信号演算部、21,22はコンバータ。
ATは大気、EXは排気である。
ここで、第6図乃至第8図において用いた記号の意味を
以下に記す。
NGGSET :定常運転時のガス発生機軸(コンプレ
ッサタービン軸)回転数の目標値 Naa   :ガス発生機軸回転数の検出値Npr  
 :パワータービン回転数の検出値T7   :コンプ
レツサタービン入口ガス温度TvREF:定常運転時の
コンプレッサタービン入口ガス温度の目標値 Gf  :燃料流量指示値 GfiEF :定常運転時の燃料流量計画線Gfw+a
x:急加速時のオーバヒート、サージング防止のための
燃料流量 Gfmin:急減速時の吹き消え防止のための燃料流量 ΔOvl+=バリアブルノズル開度指示値(設計点開度
からの変化分) 第6図に示したガスタービンの制御装置におけるコント
ローラ18は、定常運転時においてアクセルペダル13
と目標回転数設定器14によって設定されるガス発生機
軸回転数の目標値NGGSETと1回転数検出器15に
よって検出されるガス発生機軸回転数の検出値(以下単
に「ガス発生機軸回転数」という)NGOと、回転数検
出器16によって検出されるパワータービン回転数NF
Tと、温度検出器17によって検出されるコンプレッサ
タービン入口ガス温度T7とから、制御信号演算部20
が燃料流量指示値Gfとバリアブルノズル開度指示値Δ
θv!lとを算出して出力する。
この制御信号演算部20の出力を、コンバータ21.2
2によってそれぞれ燃料調整弁駆動装置8及びバリアブ
ルノズル駆動機構11の操作信号に変換して、燃焼器6
へ供給する燃料流量及びバリアブルノズル10の角度を
制御する。
そして、急加速時のオーバヒート及びサージングの防止
と、急減速時の吹き消え防止のための空燃比維持を目的
として、燃料流量Ofは第8図に示すようにG fma
X線(燃料流量の上限線)とG fmin線(燃料流量
の下限線)の間の範囲内に制限される。
また、ガス発生機軸回−転数NGGとパワータービン回
転数NPTの過回転防止のため、コンプレッサタービン
入口ガス温度が、第7図に示すようにガス発生機軸回転
数NGGによって定まるコンプレッサタービン入口ガス
温度目標値T 7RE Fの温度計画線に沿って制御さ
れる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来のガスタービンの制御装
置にあっては、エンジン出荷時に定めたN GG −G
 fa+axの関係からだけでサージングを回避するよ
うにしていたため、次のような問題点があった。
■バリアブルノズル角度θVllが変化した際に、それ
を考慮した制御ができないため、ガスタービンの運転点
がサージング線を超えて運転不能領域に入る条件変化を
考慮して、過度に安全側の設定にならざるを得ない。
■熱交換器の動特性を考慮した制御ができないため、そ
の分過度に安全側に設定しなければならない。
■回転蓄熱式熱交換器を使用した場合の洩れ状態の変化
を考慮した制御ができないため、やはり過度に安全側に
なったり、圧縮空気が多く洩れた場合には過度にガス温
度が上昇して危険になったりする。
これらの問題点について、以下さらに詳細に説明する。
第6図の2軸ガスタービンは、コントローラ18によっ
て、第7図に示したガス発生機軸3の回転数NGGとコ
ンプレッサタービン2の入口ガス温度目標値TvREF
との関係を守るように制御されるが、制御信号演算部2
0は同時にガス発生機軸回転数についても目標値N(i
GsETに沿った制御をしなければならないため、急加
速時には第7図の関係はほとんど保たれなくなる。
この急加速時におけるガスタービンの運転点の動きをコ
ンプレッサマツプ上で見たのが第9図であり、コンプレ
ッサタービン入口ガス温度の検出値T、の変化で見たの
が第10図である。
なお、第9図における記号の意味は次のとうりである。
πC:コンプレッサ圧力比 Pl :コンプレツサ入口圧力 P2:コンプレッサ出口圧力 GG拳:コンプレツサ修正空気流量 Gc:コンプレツ、す空気流量 T□ :コンプレツサ入口温度 Poo:標準圧力 Too:標準温度 これらの図かられかるように、運転点はサージ領域に近
づき、時にはサージ領域に入る。また。
コンプレッサタービン入口ガス温度T7はオーバシュー
トして、時にはコンプレッサタービン2の耐熱限界温度
を越えてしまう恐れがある。
これを防ぐために、第8図に示したように燃料流量に上
限(Gfmax)を設けていた。
しかし、このようにしても、ある運転状態では安全側過
ぎるが、ある運転状態ではサージに入る危険があるとい
った概略の制御しかできない。
すなわち、バリアブルノズル角度について何も考慮して
いなかったが、実際にはバリアブルノズル10の角度が
変化するとサージに入る際の燃料流量が変化する。
第11図はこの関係を、ガス発生機軸修正回転数Naa
*<=(下丁)−π・N GG)とサージに入る修正燃
料流量Gf* (=Poo/Pt v’丁π/T、−0
f)とバリアブルノズル角度6V!lの関係で示したも
のである。
この図から明らかなように、バリアブルノズルを閉じる
(θ■を小さくする)と開いた状態の時よりサージに入
る修正燃料流量Gf拳が減少し、その減少分は多いとこ
ろでは10%近くにもなるそのため、バリアブルノズル
を開いた状態での修正燃料流量Of囃@限界燃料流量G
flisitとして設定すると、バリアブルノズルを閉
じた時にサージ領域に入ってしまう。
そこで、限界燃・料流量GfLimitはバリアブルノ
ズルを閉じた状態での修正燃料流量Gf・で設定しなけ
ればならないため、バリアブルノズルを開いた状態での
運転時には安全側すぎる運転となって。
ガスタービンの性能を十分に出しきることができないと
いう問題点があった。
次に問題となるのが、熱交換器の動特性である。
第6図のガスタービンは、コンプレッサ2から出た高圧
空気を熱交換器5と燃焼器6を通して加熱するが、その
温度上昇は燃料によるものよりも熱交換器によるものの
方が大きいという場合も多々ある。この熱交換器の熱容
量の影響による燃焼器入口温度の応答遅れが問題である
例えば、高いコンプレッサタービン入口温度でガスター
ビンを運転中に急減速し、そこから急加速をしたような
場合には、熱交換器の温度が下がりきっていない点から
の加速となり、定常運転点からの加速に比べて少ない燃
料量でサージに入ってしまう。
さらに、熱交換器からの洩れの変化も問題であり、洩れ
が増加した場合にはサージに入る燃料量は増加するが、
洩れが減少した場合にはサージに入る燃料量が減少する
そして、回転蓄熱式熱交換器のコアとシールがなじんで
当たりが出てくると洩れが減少するため、ガスタービン
の運転途中に洩れが減少することも考えられ、その場合
、当初設定していた値よりも少ない燃料量でサージに入
ってしまう可能性がある。
この発明は、このような従来の問題点を解決することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明によるガスタービンの制御装置は、上記の問題
点を解決するため、熱交換器とバリアブルノズルを有し
、定常運転時のガス発生機軸回転数の目標値NGGSE
T及び検出値Naaとパワータービン回転数Npτとガ
ス発生機のコンプレッサタービン入口ガス温度T7とか
ら燃料流量指示値Gfとバリアブルノズル開度指示値Δ
θvl+を算出して燃料流量及びバリアブルノズル角度
を制御するコントローラを備えた2軸ガスタービンにお
いて、ガス発生機のコンプレッサ入口温度TL及び入ロ
圧力Pユをそれぞれ検出する手段と、バリアブルノズル
角度θVNを検出する手段と、熱交換器からの洩れ状態
を検出する手段と、ガス発生機軸回転数の検出値NGO
及びコンプレッサタービン入口ガス温度T7と上記各手
段によって検出されるコンプレッサ入口温度T1及び入
ロ圧力P1.バリアブルノズル角度θVll及び熱交換
器からの洩れ状態とから、サージングに入らずしかもコ
ンプレッサタービン入口温度が耐熱限界温度を越えない
ように制限された燃料流量最大変化分ΔGfLiMiT
を算出する演算装置と、 上記コントローラによって算出された燃料流量指示値O
fの変化分ΔGfを算出する変化分算出手段と、該手段
によって算出された変化分へ〇fと上記演算装置によっ
て算出された燃料流量最大変化分値ΔG fLiMiτ
とを比較して、いずれか小さい方に応じた燃料流量指示
値Of’ を出力する手段とを設け。
該手段の出力によって燃料流量を制御するようにしたも
のである。
〔作 用〕
このように構成したガスタービンの制御装置によれば、
バリアブルノズル角度θVlの変化を考慮すると共に、
コンプレッサ入口温度T0と入口圧力P1及びコンプレ
ッサタービン入口ガス温度T、により熱交換器の動特性
を、さらに熱交換からの洩れ状態をも考慮して、演算装
置がサージングに入られずしかもコンプレッサタービン
入口温度が耐熱限界を越えないように制限された燃料流
量最大変化分ΔG fLiMi7を算出し、コントロー
ラが従来と同様に算出する燃料流量指示値Ofの変化分
へ〇fがこれを越える場合には、燃料流量を制御する燃
料流量指示値Of’ をこの燃料流量最大変化分ΔG 
fLiMi7に制限するので、燃料流量を安全側に設定
しすぎる必要がなく、定常運転状態ではガスタービンの
性能を十分に出しきることができ、しかも急加速時にも
サージングを起したりコンプレッサタービン入口温度が
耐熱限温度を越えるようなことはない。
〔実 施 例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明の一実施例を示す第6図と同様な2軸
ガスタービンとその制御装置の構成図である。なお、第
6図と同じ部分には同一符号を付してあり、それらの説
明は省略する。
この実施例において新らたに設けたのは、コントローラ
18の制御信号演算部20によって算出された燃料流量
指示値Ofの変化分ΔGfを微分回路等によって算出す
る変化分算出器30と、バリアブルノズル10の角度θ
Vllを検出するバリアブルノズル角度検出器31と、
コンプレッサ1の入口圧力P1と入口温度T8をそれぞ
れ検出するコンプレッサ入口圧力検出器32及びコンプ
レッサ入口温度検出器33と、熱交換器5の洩れ状態と
して洩れ率α′ (熱交換器5から洩れ出る空気量とコ
ンプレッサ1の通過空気量との比)を算出する洩れ率演
算装置34と、燃料流量最大変化分ΔG fLiMi丁
を算出する燃料流量最大変化分演算袋!t35と、コン
トローラ18から変化分算出器30を介して出力される
燃料流量指示値の変化分ΔGfと上記燃料流量最大変化
分ΔG fLiuiτとを比較して、いずれか小さい方
に応じた燃料流量指示値Gf’ を出力する比較出力装
置!36である。
そして、この比較出力装置EESBの出力信号をコンバ
ータ21によって燃料調整弁駆動装置8の操作信号に変
換して、燃料ポンプ9から燃料調整弁7を介して燃焼器
6に供給する燃料流量を制御する。
洩れ率演算装置34はマイクロコンピュータ等によって
構成され、圧力検出器32と温度検出器33によって検
出されるコンプレッサ入口圧力P1と入ロ温度Tt、ガ
ス発生機軸回転数検出器15によって検出されるガス発
生機軸回転数N G G #バリアブルノズル角度検出
器31によって検出されるバリアブルノズル角度θvy
、及びコンプレッサタービン入口ガス温度検出器17に
よって検出されるコンプレッサタービン入口ガス温度T
7とから、第2図に示す洩れ率算出ルーチンの処理によ
って洩れ率α′を算出する。
この洩れ率算出ルーチンでは、先ずガスタービンの運転
状態が定常状態か否かを判断する。
これは、例えば第3図(イ)に示すようにコンプレッサ
タービン入口ガス温度T7の検出値が変化したとすると
、その変化率+7が同図(ロ)に示すようにある範囲以
内の状態がある時間続けば、定常状態と判断する。
そして、定常状態でなければメインルーチンへリターン
し、定常状態であれば次にP、、T1゜N G G e
 θVLTtの検出値をそれぞれ読込む。
そして、ガス発生機軸修正回転数NGG−を、Nca拳
=(マ品7了T・NGGの演算によって算出する。
次に、このガス発生機軸修正回転数NGG−とバリアブ
ルノズル角度θVにから、メモリに記憶している3次元
マツプを用いてτSTDを求める。
t 5TD= Tv STD/ Too  であり、 
Tt STDはある洩れ率αの時のコンプレッサタービ
ン入口ガス温度T7である。
さらに、τ=T7/T1を算出し、それからΔτ=τ−
τSTDを算出する。
そして、a’ =f(ΔftNGG”*OV!l)の関
数を演算して洩れ率α′を求め、それをn回分記憶した
値を平均してα′を算出する。
燃料流量最大変化分演算装置35もマイクロコンピュー
タ等によって構成され(洩れ率演算装置34と同一のマ
イクロコンピュータを用いることができる)、コンプレ
ッサ入口圧力P□と入ロ温度Tユ、ガス発生機軸回転数
N G G *バリアブルノズル角度θVileコンプ
レッサダーピン入ロガス温度T7.及び洩れ率演算装置
I!234で算出された洩れ率α′とから、第5図に示
すΔGfLiMiτ算出ルーチンの処理によって、サー
ジングに入らずしかもコンプレッサタービン入口温度が
耐熱限界温度を越えないように制限された燃料流量最大
変化分ΔGfLiMiTを算出する。
この燃料流量最大変化分演算装置E55の機能を、第4
図に機能ブロック図で示す。
これを第5図のフローチャートによる処理順序に従って
説明すると、先ずTlmP x yNGG* OVWm
T、の検出値をそれぞれ読込み、修正演算手段40によ
ってNGOとT、を用いて Ngg−=   Too   T−;° ・NBBの演
・算を行なって、ガス発生機軸修正回転数NGG”を算
出する。
次に、このNGO・とバリアブルノズル角度θVllか
ら、演算手段41によってfLiMiTを算出する。
このτLi1i丁は、サージに入るコンプレッサタービ
ン入口ガス温度T7をT、 LiMiτとするとτL 
IM’T ” Tt L ” M17 / T Go 
(T oo :標準温度)であり、θVllとNGGI
の関数として不揮発性メモリにテーブル(マツプ)を持
っている。
演算手段41は、その時の0vIIとNGO”によりそ
のテーブルからτLi1lIi丁を読出す、あるいは。
このテーブルに代えて近似式によって算出するようにし
てもよい。
このfLiMiTを補正手段42によって洩れ率の変化
によって補正する。すなわち、2次式(1−α)”/(
1−α′)8によって算出される値をfLiMiTに乗
することによって補正する。
ここで、αはガスタービン出荷時の洩れ率であり、α′
は前述した洩九率演算装置!34によって算出された現
在の洩れ率である。なお、この補正は上記のようなα及
びα′の2乗の比という程度の補正で充分である。
一方、コンプレッサタービン入口の耐熱温度セット値T
、 taisETとコンプレッサ入口温度T、から、耐
熱温度算出手段43によって τtai=T、 taiBτ/T□ の演算を行なって
耐熱温度τtaiを算出する。
この耐熱温度τtaiと補正手段42を経て補正された
fLiMiT(1−α)”/(1−α′)2とを、比較
出力手段44によって比較していずれか小さい方をfL
iMiTとして出力する。
他方、コンプレッサタービン入口ガス温度T7を検出器
(センサ)の遅れ補償手段45によって(as + b
) / (cs + d)を乗じて補償する。
その補償された温度T7とコンプレッサ入口温度T、を
除算器46に入力して、τ=T、/T1を算出する。
そして、比較出力手段48の出力τLiMiTとこの除
算器46の出力τとを減算器47に入力して。
Δτ=τLIMiT−τを算出する。
さらに補正手段48によって、この八τにa (NGG
I)を乗じてΔGfに対する感度補正を行なった後、こ
のΔτ′によってΔG fLiMiTとの関係をテーブ
ルに記憶しているメモリから、サージングに入らずコン
プレッサタービン入口温度が耐熱限界温度を越えないよ
うに制限された燃料流最大変化分八〇fliMiτを読
み出して出力する。
比較出力装置13Bは、この燃料流量最大変化分AG 
fLiMiTとコントローラ18から変化分算出器30
を介して出力される燃料流量指示値の変化分へ〇fとを
比較して、いずれか小さい方に応じた燃料食料指示値O
f’ を出力する。
このOf’によって燃料流量を制御することにより、従
来は直接は制御できていなかったサージの限界や耐熱温
度の限界が直接燃料流量という形で制御可能になるため
、従来よりもサージマージンを十分利用した制御ができ
る。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、この発明によるガスタービン
の制御装置は、ガス発生器のコンプレッサ入口温度T2
及び入ロ圧力P1.バリアブルノズル角度θ■、及び熱
交換器からの洩れ状態α′をそれぞれ検出する手段と、
その各手段によって検出されるT□、P工、θVlle
α′及びガス発生機軸回転数NGGとコンプレッサター
ビン入口ガス温度T7とから、サージングに入らずしか
もコンプレッサタービン入口温度が耐熱限界温度を越え
ないように制限された燃料流量最大変化分ΔGfLiM
iτを算出する演算装置と、コントローラによって従来
と同様に算出された燃料流量指示値Gfの変化分へ〇f
とこの燃料流最大変化分ΔGfLiMiτとを比較して
、いずれか小さい方に応じた燃料流量指示値Of’ を
出力する手段とを設け、この出力によって燃料流量を制
御するようにしたので、バリアブルノズル角度と熱交換
器の動特性及び洩れ状態に対する考慮ができるため、定
常運転時にはガスタービンの性能を十分に発揮できる運
転点に制御でき、しかも急加速時にもサージングを起さ
ず、タービン入口温度が限界温度を越えるようなことが
なく、サージマージンを十分に利用した加速ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す2軸ガスタービンと
その制御装置の構成図。 第2図は第1図の洩れ率演算装[34による洩れ率算出
時の処理ルーチンを示すフロー図、第3図(イ)(ロ)
は定常状態か否かを判断するためのコンプレッサタービ
ン入口ガス温度T7とその変化率の変動をそれぞれ示す
線図、第4図は第1図の燃料流量最大変化分演算装置3
5の構成を示す機能ブロック図。 第5図は同じくその燃料流量最大変化分算出時の処理ル
ーチンを示すフロー図。 第6図は従来の2軸ガスタービンとその制御装置の例を
示す構成図、 第7図乃至第11図はその動作及び問題点の説明に供す
る線図である。 1・・・コンプレッサ  2・・・コンプレッサタービ
ン3・・・ガス発生機軸  4・・・パワータービン5
・・・熱交換器  6・・・燃焼器  7・・・燃料調
整弁8・・・燃料調整弁駆動袋[9・・・バイアプルノ
ズル11・・・バリアブルノズル駆動機構  12・・
・負荷13・・・アクセルペダル 14・・・目標回転
数設定器15・・・ガス発生機軸回転数検出器 1B・・・パワーダーピン回転数検出器17・・・コン
プレッサタービン入口ガス温度検出器18・・・コント
ローラ  19・・・目標温度設定部20・・・制御信
号演算部 21,22・・・コンバータ30・・・変化
分算出器 31・・・バリアブルノズル角度検出器32・・・コン
プレッサ入口温度検出器33・・・コンプレッサ入口圧
力検出器34・・・洩れ率演算装置 35・・・燃料流量最大変化分演算装置3日・・・比較
出力装置 第9図 第10図 第11図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱交換器とバリアブルノズルを有し、定常運転時の
    ガス発生機軸回転数の目標値(N_G_G_S_E_T
    )及び検出値(N_G_G)とパワータービン回転数(
    N_P_T)とガス発生機のコンプレッサタービン入口
    ガス温度(T_7)とから燃料流量指示値(Gf)とバ
    リアブルノズル開度指示値(Δθ_V_N)を算出して
    燃料流量及びバリアブルノズル角度を制御するコントロ
    ーラを備えた2軸ガスタービンにおいて、 前記ガス発生機のコンプレッサ入口温度(T_1)及び
    入口圧力(P_1)をそれぞれ検出する手段と、前記バ
    リアブルノズル角度(θ_V_N)を検出する手段と、
    前記熱交換器からの洩れ状態を検出する手段と、 前記ガス発生機軸回転数の検出値(N_G_G)及び前
    記コンプレッサタービン入口ガス温度(T_7)と前記
    各手段によつて検出されるコンプレッサ入口温度(T_
    1)及び入口圧力(P_1)、バリアブルノズル角度(
    θ_V_N)及び熱交換器からの洩れ状態とから、サー
    ジングに入らずしかも前記コンプレッサタービン入口温
    度が耐熱限界温度を越えないように制限された燃料流量
    最大変化分(ΔGf_Li_Mi_T)を算出する演算
    装置と、 前記コントローラによつて算出された燃料流量指示値(
    Gf)の変化分(ΔGf)を算出する変化分算出手段と
    、 該手段によつて算出された変化分(ΔGf)と前記演算
    装置によつて算出された燃料流量最大変化分(ΔGf_
    Li_Mi_T)とを比較して、いずれか小さい方に応
    じた燃料流量指示値(Gf′)を出力する手段とを設け
    、 該手段の出力によつて燃料流量を制御するようにしたこ
    とを特徴とするガスタービンの制御装置。 2 燃料流量最大変化分を算出する演算装置が、ガス発
    生機軸回転数の検出値(N_G_G)とバリアブルノズ
    ル角度(θ_V_N)からサージングに入らないコンプ
    レッサタービン入口温度(τ_Li_Mi_T)をテー
    ブルもしくは近似式より求める演算手段と、 該手段によつて算出された温度を熱交換器からの洩れ状
    態によつて補正する補正手段と、 該手段によつて補正された温度とコンプレッサタービン
    の耐熱限界温度(τtai)とを比較して小さい方を出
    力する比較出力手段と、 該手段によつて出力された温度と検出器の送れを補償し
    たコンプレッサタービン入口温度とを用いて燃料流量最
    大変化分(ΔGf_Li_Mi_T)を算出する手段と
    からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    ガスタービンの制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01273835A (ja) * 1988-04-26 1989-11-01 Toyota Motor Corp ガスタービン機関のサージング検出装置
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