JPS6319891B2 - - Google Patents

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JPS6319891B2
JPS6319891B2 JP19183783A JP19183783A JPS6319891B2 JP S6319891 B2 JPS6319891 B2 JP S6319891B2 JP 19183783 A JP19183783 A JP 19183783A JP 19183783 A JP19183783 A JP 19183783A JP S6319891 B2 JPS6319891 B2 JP S6319891B2
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pen
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Toyoaki Tooda
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Iwasaki Tsushinki KK
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Iwasaki Tsushinki KK
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、X―Yプロツタ、製図機等のペンを
駆動するための制御装置に関する。
従来技術 X―Yプロツタ等のペンを筆記面に衝撃の少な
い状態で接触させるために、エアーダンパーを使
用して機械的に制動することがある。しかし、こ
の方式を採用すると、高速応答を得ることが出来
ない。この種の問題を解決するために、ペン駆動
コイルの電流を電気的に制御することが考えられ
るが、高速応答が可能で且つ構成が簡単なペン制
御装置は、まだ提案されていない。
発明の目的 そこで、本発明の目的は、高速応答が可能で且
つ構成が簡単で且つソフトランデングが可能であ
るペン制御装置を提供することにある。
発明の構成 上記目的を達成するための本発明は、筆記用ペ
ンと、駆動コイルを含んで電磁作用によつて前記
ペンを記録面に選択的に接触させるように駆動す
るペン駆動装置と、前記ペンと前記記録面との間
隔を検出するペン位置検出器と、前記ペンの移動
速度を検出するペン速度検出器と、前記駆動コイ
ルに流れる電流を検出する電流検出器と、前記記
録面に対する前記ペンの所望の圧力に対応したペ
ン圧力設定信号を供給するペン圧力設定信号供給
回路と、前記ペン位置検出器から得られるペン位
置検出信号と前記ペン圧力設定信号供給回路で設
定された前記ペン圧力設定信号との内の大きい方
の信号を選択する選択回路と、前記ペンと前記記
録面との接触及び離間を制御する信号を発生する
ペン接離制御信号発生回路と、前記速度検出器か
ら得られる速度検出信号及び前記電流検出器から
得られる電流検出信号による前記駆動コイルの駆
動電流の制御を伴なつて、前記ペン接離制御信号
発生回路から前記ペンを前記記録面に接触させる
信号が発生している時に、前記選択回路の出力に
基づく駆動電流を前記駆動コイルに供給するよう
に形成されたペン駆動電流制御回路と、から成る
ペン制御装置に係わるものである。
発明の作用効果 本発明では、ペンが記録面から十分に離れてい
る状態では大きな位置検出信号が発生し、これが
選択回路で選択されて制御回路に入力し、位置検
出信号に対応して比較的大きな電流が駆動コイル
に流れる。従つて、ペンの移動の応答速度が大に
なる。しかる後、ペンが記録面に近付くと位置検
出信号が小になり、ペン圧力設定信号が選択さ
れ、これが制御回路に供給される。また、速度検
出信号に対応する制動が働く。従つて、速度検出
信号に対応した制動状態が得られ、ペンのソフト
ランデングが可能になる。ペンが記録面に接触す
ると、速度検出信号が得られなくなるので、ペン
圧力設定信号に対応した電流が駆動コイルに供給
され、ほぼ一定の筆圧を得ることが出来る。この
結果、高速応答且つソフトランデングが可能なペ
ン制御装置を比較的簡単に構成することが出来
る。
実施例 次に、図面を参照して本発明の実施例に係わる
ペン制御装置について述べる。
第1図、第2図及び第3図に示されている本発
明の実施例のX―Yプロツタのためのペン制御装
置は、磁気回路を形成するために、第1、第2、
第3、及び第4の板状永久磁石11,12,1
3,14を含む。この4つの磁石11,12,1
3,14は、夫々、偏平な希土類コバルト磁石で
あり、四角形に夫々形成されている。尚、第11及
び第3の永久磁石11,13はその一方の主面即
ち左側の面がN極となり、その他方の主面即ち右
側の面がS極となるようにほぼ均一に磁化されて
いる。また、第2及び第4の永久磁石12,14
はその一方の主面即ち左側の面がS極となり、そ
の他方の主面即ち右側の面がN極となるようにほ
ぼ均一に磁化されている。第2図〜第5図から明
らかな如く、第1の永久磁石11は垂直方向即ち
Y軸方向に延びるように一方の支持部材15に固
着されている。第2の永久磁石12は第1の永久
磁石11の下に隣接配置され、一方の支持部材1
5に固着されている。第3の永久磁石13は他方
の支持部材16に固着され且つ第1の永久磁石1
1と向い合せに配置されている。第4の永久磁石
14は第3の永久磁石13の下で支持部材16に
固着され、且つ第2の永久磁石12に対向配置さ
れている。この結果、第1の永久磁石11と第3
の永久磁石13との間に第1の空間17が生ま
れ、第2の永久磁石12と第4の永久磁石14と
の間に第2の空間18が生まれている。
第2図及び第3図に示す一方及び他方の支持部
材15,16は、磁気飽和しないような磁性板で
あるので、4つの永久磁石11〜14によつて、
第4図で点線で示すような磁気閉回路が形成され
る。第4図で鎖線で示す第1の空間17及びこの
下部の第2の空間18の中心線上から導出されて
いる複数の矢印は、この中心線上に於ける磁界の
方向及び強さを示す。即ち、矢印の長さが磁界の
強さを示し、矢印の方向が磁界の方向を示す。こ
の第4図から明らかなように、第1の空間17に
は右から左に向う第1の方向の磁界が発生し、第
2の空間18には、第1の方向と反対の第2の方
向の磁界が発生している。第1の永久磁石11と
第2の永久磁石12とが異なる極性を有して垂直
方向に隣接配置され且つ第3の永久磁石13と第
4の永久磁石14とが異なる極性を有して垂直方
向に隣接配置されているので、第1及び第2の空
間17,18に於ける磁界即ち磁力線の分布は4
つの永久磁石11〜14の相互作用によつて決定
される。この結果、第4図に示す第1の空間17
と第2の空間18との境界P0に於ける磁界の強
さは、上の2つの永久磁石11,13の作用と下
の2つの永久磁石12,14の作用との打ち消し
合により実質的に零である。また、境界P0の近
傍領域では磁界の強さがほぼ直線的に徐々に増大
する。第1及び第2の空間17,18に於ける磁
界の強さを更に詳しく述べると、第1の空間17
では境界P0からP1位置まで磁界の強さが徐々に
増大し、その後徐々に小さくなる。一方、第2の
空間18では境界P0からP2位置まで第2の方向
の磁界の強さが徐々に増大し、その後徐々に小さ
くなる。このため、磁束分布即ち磁界の強さは全
体としてほぼS字形となる。
第1図〜第3図に示されている四角形に巻かれ
た駆動コイル19は、第1及び第2の空間17,
18の中に移動自在に配置され、且つ実質的に第
1の空間17の中で変位する第1の部分19aと
実質的に第2の空間18の中で変位する第2の部
分19bとを有する。この駆動コイル19に、電
流制御回路33からペンをダウンさせるための直
流電流を流すと、第1図に示す如く第1の部分1
9aには矢印で示すように右から左に向う方向性
を有して電流が流れ、第2の部分19bには矢印
で示すように左から右に向う方向性を有して電流
が流れる。しかし、第1の部分19aに作用する
磁界の方向は第2の部分19bに作用する磁界の
方向と反対であるので、結局第1の部分19aと
第2の部分19bとの両方が下向きに運動する。
駆動コイル19が第5図の位置から第6図の位置
まで移動する時に、コイル19に作用する磁界の
強さがコイル19の位置の変化に応じて変化す
る。もし、コイル19の電流を一定に保つてコイ
ル19を第5図の位置から第6図の位置に降下さ
せるためのトルクを与えると、第4図の位置P1
から位置P2の範囲をコイル19が移動するとき
には、第1の部分19aに作用する磁界の強さが
減少するのに対し、第2の部分19bに作用する
磁界の強さが増加する。従つて、駆動コイル19
のトルクの変動が少ない。
第1図及び第2図に示す移動部材21は駆動コ
イル19に固着され、且つX―Yプロツタの筆記
のためのペン22を支持しているアーム21aを
有する。この移動部材21をY軸に沿つて移動さ
せるために、スライドベアリング23が移動部材
21に装着され、このベアリング23に垂直方向
に伸びる軸即ちピン24が係合されている。更
に、移動部材21の右端がガイド部材25によつ
て垂直方向にリニアにガイドされている。尚、ピ
ン24及びガイド部材25は固定部材27の上に
配置されている。26は移動部材21を復帰させ
るためのコイルスプリングであり、ピン24に巻
回されて移動部材21と固定部材27との間に配
されている。28は移動部材21の上限を決める
ためにガイド部材25に設けられたストツパであ
る。
位置検出を行う為のホール素子29は、駆動コ
イル19の中空部分30の中央に配置され、且つ
コイル19と一定の位置関係を有して移動部材2
1に固着されている。このホール素子29は第4
図に示す磁界を有する第1及び第2の空間17,
18中を移動し、磁界に対応した電圧を発生す
る。即ち、このホール素子29は駆動コイル19
及びペン22の位置に対応した出力電圧を発生す
る。そして、この位置検出用のホール素子29
は、コイル19の中央に配されているので、磁界
の強さが直線的に徐々に変化する第4図のP1
P2の範囲で移動し、その位置に比較的に正確に
対応した電圧を発生する。このため、駆動コイル
19の電流を駆動コイル19の位置の変化に応じ
て制御することが可能になる。また、位置検出器
用のホール素子29は駆動コイル19の中空部3
0に配されているので、位置検知手段を設けるた
めの特別なスペースが少なくてすむ。
第1図〜第3図から明らかなように、速度検出
器としての速度検出コイル32が駆動コイル19
の外周に同軸的に巻回されている。従つて、この
速度検出コイル32は駆動コイル19と一緒に第
1及び第2の空間17,18の磁界の中で運動す
る。この結果、速度検出コイル32の速度に対応
した電圧即ち速度検出信号がこのコイル32から
得られる。即ち、ペン22の速度をコイル32で
検知することが出来る。この速度検出コイル32
は駆動コイル19と同様に、実質的に第1の空間
17に位置する上部32aと実質的に第2の空間
18に位置する下部32bとを有するので、この
速度検出コイル32が第4図の位置P1から位置
P2の範囲で移動する際に、上部32aに作用す
る磁界の強さが減少すれば、下部32bに作用す
る磁界の強さが増大する。このため、コイル32
の全体の誘起電圧はコイル32の位置の変化によ
つてあまり変化せず、コイル32の移動速度に対
応した出力電圧を発生する。
第1図から明らかなように、駆動コイル19に
制御された電流を供給するために、電流制御回路
33、ペン圧力設定信号供給回路34、及び電流
検出抵抗35を含む電流検出器36、選択回路3
9、及びペンダウン・アツプ制御信号発生回路4
0が設けられている。本実施例のペン制御装置
は、位置検出器29及び速度検出コイル32を有
するので、ペン22の速度及び位置に対応させて
駆動コイル19の電流を制御することが可能にな
る。このため、第1図に於いてペン22を筆記用
紙37に接触させるために要する時間を短縮する
こと、及び用紙37に対するペン22の接触圧の
調整が可能になる。
次に、第1図の電気回路部分を第7図を参照し
て更に詳しく説明する。位置検出器38は、第1
図の駆動コイル19の中空部に配される位置検出
を行う為のホール素子29を含み、更に、抵抗
RAとツエナーダイオードZDとから成る基準電圧
回路と、バイアス電圧(オフセツト調整電圧)を
得るための可変抵抗RBと、加算増幅器A1とを有
し、ペン22の位置に応じて第8図に示す位置検
出信号VAを発生する。なお、加算増幅器A1では、
ホール素子29から得られる電圧とバイアス電圧
との加算がなされる。この結果、ホール素子29
が第1の空間17から第2の空間18に移ること
によつてホール電圧の向きが反対になつても、第
8図及び第9図で示す一方向の位置検出信号VA
即ち位置検出電圧を得ることが出来る。
ペン圧力設定信号供給回路34はペン22を筆
記用紙37に接触させる圧力に対応した一定レベ
ルの電圧から成るペン圧力設定信号VBを第8図
及び第9図に示すように発生する。
選択回路39は、ダイオードD1と2つの抵抗
RP、RHとから成り、位置検出信号VAがペン圧力
設定信号VBよりも高い時にはダイオードD1が導
通し、位置検出信号VAを選択し、位置検出信号
VAがペン設定信号VBよりも低い時にはダイオー
ドD1が非導通になり、ペン設定電圧VBを選択す
る。この実施例では、第9図に示す如くペン22
の上限位置PAからペン22の筆記用紙37への
接触位置PCに向うに従つて位置検出信号VA
徐々に減少し、ペン22が筆記用紙37に接近し
た位置PBでペン圧力設定信号VBより小さくなる。
そこで、選択回路39は位置PAからPBまでに対
応して位置検出信号VAを選択し、位置PBからPC
に対応してペン圧力設定信号VBを選択する。
ペン接離制御信号発生回路としてのペンダウ
ン・アツプ制御信号発生回路40は、電源E1
スイツチS1とから成り、スイツチS1がオフの時に
零ボルトのダウン信号VL即ちペンを接触させる
ための信号を発生し、オンの時にE1に対応した
高レベルのアツプ信号VH即ちペンを離間させる
信号を発生する。
電流制御回路33は、サーボ回路を構成するた
めに差動増幅器として働く演算増幅器A2、加算
回路43、抵抗RTとコンデンサCTとから成る位
相補償回路44、抵抗RF及びRU、及びダイオー
ドD2を含み、種々の信号に応答して駆動電流Ia
供給する。更に詳しく述べると、電流検出器36
から得られる電流検出信号は、加算回路43と位
相補償回路44とを介して演算増幅器42の反転
入力端子に供給される。速度検出コイル32から
得られる速度検出信号も加算回路43と位相補償
回路44を介して演算増幅器A2の反転入力端子
に供給される。従つて、駆動電流Iaは、電流検出
信号と速度検出信号とによつて負帰還制御され
る。尚、加算回路43は電流検出信号と速度検出
信号VCとを加算する回路であり、位相補償回路
44は、ローパスフイルタであり、電流検出信号
及び速度検出信号の立上りの位相を遅らせる作用
を有する。演算増幅器A2の反転入力端子には、
更に、ペンダウン・アツプ制御信号発生回路40
も接続されている。演算増幅器A2の非反転入力
端子には、選択回路39の出力が結合されてい
る。従つて、演算増幅器A2は、選択回路39の
出力に応じた駆動電流Iaを、速度検出信号と電流
検出信号との負帰還制御を伴なつて供給する。
尚、ペンダウン・アツプ制御信号発生回路40か
ら供給するペンアツプ信号VHは、位置検出信号
VAの最大値よりも十分に大きく設定されている
ため、ペンアツプ信号VHが演算増幅器A2に入力
すると、選択回路39の出力に応答した駆動電流
Iaが実質的に遮断される。
次に、ペンのダウン・アツプ動作を説明する。
今、第5図に示すような駆動コイル19のアツプ
状態に於いて、ダウン・アツプ制御信号発生回路
40から零ボルトのダウン信号VLが第8図のt1
点で発生すると、アツプ信号VHによる制御が解
除され、選択回路39の出力による制御状態にな
る。ペンダウン開始時点では、ペン22が上限位
置PAにあるので、比較的高い位置検出信号VA
発生している。また、この時には速度検出信号及
び電流検出信号も零である。従つて、演算増幅器
A2から比較的大きな駆動電流Iaが駆動コイル19
に供給される。駆動電流が増大すると、電流検出
信号及び速度検出信号が増大する。しかし、ロー
パスフイルタから成る位相補償回路44が設けら
れているので、電流検出信号及び速度検出信号の
増大にも拘らず、起動時に十分な電流を駆動コイ
ル19に供給することが出来る。このため、ペン
22は復帰スプリング26に抗して急速に降下す
る。ペン22が第9図に示す位置PBを過ぎると、
位置検出信号VAがペン圧力設定信号VBよりも低
くなるので、選択回路39からペン圧力設定電圧
VBが出力され、この設定信号VBが演算増幅器A2
に入力する。このペン圧力設定信号VBは比較的
低い一定値であるので、駆動コイル19に供給さ
れる電流も比較的に小さな値となり、ペン22の
用紙37に対する衝撃を小さくすることが出来
る。即ちペン22のソフトランデングが可能にな
る。尚、速度検出信号VC及び電流検出信号は、
駆動電流Iaを減少させるように作用するので、制
動を加えたと等価な動作となり、ペン22のソフ
トランデングを助ける。
第8図のt2時点で、ペン22が用紙37に接触
すると、速度検出信号が零になる。このため、ペ
ン圧力設定信号VBに対応した一定の電流が駆動
コイルに供給され、t2を少し過ぎた時点からペン
22の接触圧はほぼ一定になる。
第8図のt3時点でペン22をアツプさせるため
に、ダウン・アツプ制御信号供給回路40の出力
をダウン信号VLからアツプ信号VHに切り換える
と、位置検出信号VAの最大値よりも大きく設定
されたアツプ信号VHが演算増幅器A2に入力する。
演算増幅器A2は片電源構成であるので、アツプ
信号VHが入力している期間には駆動電流Iaが遮断
された状態になる。この結果、復帰スプリング2
6の働きで、駆動コイル19及びペン22が上昇
する。
ペン22の用紙37に対する接触圧力を調整し
たい場合には、第7図のペン圧力設定信号供給回
路34から供給する電圧VBの値を変える。
上述から明らかな如く、本実施例によれば、速
い応答速度を有してペン22をソフトランデング
させることが可能になる。また、サーボループに
於ける各信号を単に加算する構成であるから、回
路構成の簡略化及び低コスト化が出来る。
変形例 本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば、次のような変形例が可能なものであ
る。
(A) 電流制御回路33の一部を第10図に示すよ
うに変形してもよい。即ち、第7図の演算増幅
器A2の代りに、2つの差動増幅器A21,A22
1つの駆動増幅器A23とを設けてもよい。第1
0図の前段の差動増幅器A21は、ダウン・アツ
プ制御信号供給回路40の出力電圧と選択回路
39の出力電圧との減算を行う。後段の差動増
幅器A22は非反転入力端子に供給される前段の
差動増幅器A21の出力と反転入力端子に供給さ
れる速度検出信号及び電流検出信号との差の信
号を発生する。駆動増幅器A23は差動増幅器
A22の出力に対応した駆動電流を駆動コイル1
9に供給する。
(B) 第10図の差動増幅器A21の代りに加算器を
使用し、例えば、ダウン信号VLとして零ボル
トと入力させ、アツプ信号VHとして負の電圧
を入力させてもよい。また、差動増幅器A21
代りに、ダウン信号VLに応答して、位置検出
信号VA又はペン圧力設定信号VBの通過を制御
するスイツチ回路を設けてもよい。
(C) ペン22をアツプさせる際に、駆動コイル1
9にダウン時と逆の方向の電流を流してもよ
い。この場合には、スプリング26を省いても
差支えない。
(D) ホール素子の代りに磁気抵抗素子等の磁電変
換器を使用して位置検出器38を構成してもよ
い。
(E) 第11図に示すように、第3図に於ける第3
及び第4の永久磁石13,14の代りに、第1
及び第2の永久磁石11,12に対向させてヨ
ーク45を配してもよい。
(F) 第12図に示すように、第3図の第2及び第
3の永久磁石12,13の位置にヨーク46,
47を配し、第2の永久磁石12をヨーク46
に対向配置させてもよい。
(G) 第13図に示すように、第1の永久磁石11
と第3の永久磁石13を結ぶヨーク48、及び
第2の永久磁石12と第4の永久磁石14を結
ぶヨーク49を付加してもよい。
(H) 第14図に示す如く、駆動コイル19、検出
コイル32、ホール素子29を固定部材27に
固定配置し、永久磁石11,12,13,14
を可動構成とし、ここに移動部材21を結合し
てもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従うペン制御装置の一部を切
断して示す正面図である。第2図は第1図の装置
の2―2線に相当する部分を示す断面図である。
第3図は第1図の装置の永久磁石と駆動コイルと
ホール素子と速度検出コイルとを示す一部切欠き
斜視図である。第4図は第1図の装置に於ける第
1〜第4の永久磁石に基づく磁界の方向及び強さ
を示す断面図である。第5図は第1図の装置で駆
動コイルが上に移動した状態を示す断面図であ
る。第6図は第1図の装置で駆動コイルが下に移
動した状態を示す断面図である。第7図は第1図
の装置の駆動コイル、位置検出器、速度検出コイ
ル、及びこれ等に結合される電気回路を示す回路
図である。第8図は第7図の各部の状態を示す波
形図である。第9図は第7図の回路に於けるペン
位置に検出信号とペン圧力設定信号との関係を示
す図である。第10図は変形例の制御回路を示す
ブロツク図である。第11図、第12図、及び第
13図は永久磁石の配置の変形例を夫々示す断面
図である。第14図は駆動コイルを固定した方式
の駆動装置を示す断面図である。 11〜14…永久磁石、19…駆動コイル、2
2…ペン、38…位置検出器、32…速度検出コ
イル、33…電流制御回路、34…ペン圧力設定
信号供給回路、36…電流検出器、39…選択回
路、40…ペンダウン・アツプ制御信号発生回
路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 筆記用ペンと、 駆動コイルを含んで電磁作用によつて前記ペン
    を記録面に選択的に接触させるように駆動するペ
    ン駆動装置と、 前記ペンと前記記録面との間隔を検出するペン
    位置検出器と、 前記ペンの移動速度を検出するペン速度検出器
    と、 前記駆動コイルに流れる電流を検出する電流検
    出器と、 前記記録面に対する前記ペンの所望の圧力に対
    応したペン圧力設定信号を供給するペン圧力設定
    信号供給回路と、 前記ペン位置検出器から得られるペン位置検出
    信号と前記ペン圧力設定信号供給回路で設定され
    た前記ペン圧力設定信号との内の大きい方の信号
    を選択する選択回路と、 前記ペンと前記記録面との接触及び離間を制御
    する信号を発生するペン接離制御信号発生回路
    と、 前記速度検出器から得られる速度検出信号及び
    前記電流検出器から得られる電流検出信号による
    前記駆動コイルの駆動電流の制御を伴なつて、前
    記ペン接離制御信号発生回路から前記ペンを前記
    記録面に接触させる信号が発生している時に、前
    記選択回路の出力に基づく駆動電流を前記駆動コ
    イルに供給するように形成されたペン駆動電流制
    御回路と、 から成るペン制御装置。
JP19183783A 1983-10-14 1983-10-14 ペン制御装置 Granted JPS6083134A (ja)

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JP19183783A JPS6083134A (ja) 1983-10-14 1983-10-14 ペン制御装置

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