JPS6319828Y2 - - Google Patents

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JPS6319828Y2
JPS6319828Y2 JP1981151543U JP15154381U JPS6319828Y2 JP S6319828 Y2 JPS6319828 Y2 JP S6319828Y2 JP 1981151543 U JP1981151543 U JP 1981151543U JP 15154381 U JP15154381 U JP 15154381U JP S6319828 Y2 JPS6319828 Y2 JP S6319828Y2
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JP
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lower mirror
rpv
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joint
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JP1981151543U
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JPS5857000U (ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は原子炉圧力容器(以下、「RPV」とい
う。)に係り、特に、その底部を形成する下鏡部
を鍛造により一体成型することにより、供用期間
中検査(以下、「ISI」という。)の対象となる溶
接継手を削減して検査時の被曝低減を図ることが
できると共にRPVの信頼性を向上でき、検査期
間の短縮により発電所の稼動効率を可及的に向上
し得る原子炉圧力容器に関するものである。
一般に、原子炉設備においては、一定期間稼動
後、RPV等の溶接継手部の健全性を超音波探傷
試験等の非破壊試験法によつて検査して原子炉設
備における不慮の事故を未然に防止するためISI
を厳格に行う必要がある。
従来、RPVとしては、第1図に示すものが知
られている。このRPV1の底部は、圧延鋼板材
が接合されて形成された円環状の下鏡リング部2
とドーム状の下鏡部3とが互いに溶接接合されて
半球状に形成されている。この下鏡リング部2の
外周側壁には、これに沿つて円環状のスカート部
4が溶接接合されている。他方、この下鏡部3に
は、RPV1内の核反応を制御すべく略200本程度
の燃料制御棒5(以下、「CRD」という。)が貫
通挿入されている。
このRPV1は、従来より圧延鋼板材によつて
製造されている。この圧延鋼板材は、既存の製鉄
所等でその生産設備及び市場の需要等を勘案し
て、現在4.8m幅を有するものが世界最大として
生産されている。一方、RPV1は、その出力向
上の観点から大型化の傾向にあり、製造されてい
るRPV1のドーム状下鏡部3の展開幅は、例え
ば出力110万Kw級で5.8m幅程度であり、最大の
圧延鋼板材の幅を越えるものとなつている。従つ
て、通常RPV1の底部は、下鏡リング部2を4
〜6分割、下鏡部3を2〜3分割しこれらを溶接
接合して形成せざるを得なかつた。第1図乃至第
3図には、これら溶接継手部a〜dの一例が示さ
れており、RPV1の底部に対するISIはこれら全
てについてなされることになる。例えば、RPV
1の内径を約6.4mとし、下鏡部3の中心部に
4.8m巾の圧延鋼板材を配したとして、これら継
手部a〜dの全溶接長、即ちISIを施す長さは、
略52mに達することになる。
ところで、第1図乃至第3図に示す如く、従来
のRPV1にあつては、下鏡部3を形成すべく圧
延鋼板材が互いに溶接接合される溶接継手部a,
aと、下鏡部3を貫通する多数のCRD5を擁す
るCRD設置範囲6とが干渉し、円滑にISIを行な
うことができないという問題があつた。即ち、原
子炉設備の出力設定において、炉内核反応の制御
上CRD5の本数及びその設備範囲6を減縮する
ことはできないと共に、他方現在生産され得る圧
延鋼板材の幅は、上記の如き限界があるため、そ
れを超える展開幅を有する下鏡部3を形成するに
は板材を互いに溶接接合せざるを得なかつた。従
つて、原子炉の出力向上の観点からRPV1が大
型化されればされるほど下鏡部3も径が大きくな
り、これを形成する圧延鋼板材の溶接継手部a,
aがCRD設置範囲6の内側に位置され、RPV1
の底部下方に林立するCRD5間に埋没される傾
向にあると共に、この底部は、そのスカート部4
を介して基礎コンクリート上に固設されているた
めRPV1の上部に備えられる上蓋の如くこれを
取り外して広い作業スペースでISIを行なう等の
便宜が図れず、CRD5の林立するRPV1下方の
狭隘なスペースでしかISIを行なうことができな
いため、下鏡部3に対する徹底したISIを行なう
ことが非常に困難であつた。従つて、このような
状況にあつてはその検査に手間がかかり、作業者
の被曝量を増大させる危険性があつた。
また、下鏡リング部2を形成する圧延鋼板材の
溶接継手部cの一部eが、下鏡リング部2と、こ
れを囲繞するスカート部4との溶接継手部dによ
りその内側に埋没されて外側に露出されず、この
溶接継手部eに対するISIをなし得なかつた。す
なわち、下鏡リング部2および下鏡部3におい
て、ISI対象となる全溶接長さは52mであつたが
このうち略7.5mは全くISI不可能となつていた。
本考案は、従来RPVにおける問題点に鑑み、
これを有効に解決すべく創案されたものである。
本考案の目的は、RPVの底部を形成する下鏡
部を鍛造により一体成型することにより、ISIの
対象となる溶接継手部をCRD等より離間させる
と共にその溶接長を削減して、検査の厳格化及び
円滑化と検査時の被曝低減を図ることができると
共にRPVの信頼性を向上でき、可及的に検査期
間を短縮化して発電所の稼動効率の向上を達成し
得るRPVを提供することにある。
次に、本考案に係るRPVの好適一実施例を添
付図面に従つて詳述する。
第4図に示す如く、このRPV1の底部7は、
鍛造により一体成型されたドーム状の鏡部たる下
鏡部8と、同様に成型された円環状のリング部た
る下鏡リング部9とが互いに溶接接合された半球
状に形成される。下鏡部8はCRD5の設置範囲
6を超える大きさで鍛造により一体成型され、第
5図に示す如く、円環状の溶接継手部fより内側
で、これより離間させてCRD設置範囲6を擁し、
全てのCRD5を包含するように構成される。他
方、下鏡リング部9は、その周側部よりその軸方
向に沿つて一体的に延出され、またRPV1の支
持脚を成すスカート部10の一部を構成する円環
状の延出部11が鍛造により一体成型されて形成
される。この延出部11には、基礎コンクリート
より起立される円環状のスカート部10が溶接接
合されることになる。従つて、RPV1の底部7
を形成すべく施工される溶接継手部f,gとして
は、全CRD5を包含しつつ、その外方に円環状
に位置し、下鏡部8と下鏡リング部9とを接合す
る継手部f及び下鏡リング部9の延出部11とス
カート部10とを接合する継手部gとがある。こ
れら溶接継手部f,gの周方向に沿つて下方に
は、図示されないリング状の軌道が敷設され、こ
れら軌道上を走行する自動探傷装置がISIを施す
ように構成される。このように構成された底部7
には、円環状の胴体部12が溶接接合されること
になる。また、第7図に示すように、スカート部
10は下鏡リング部9から一体的に延長して構成
することも可能である。すなわち、下鏡リング部
9とスカート部10とを一体鍛造によつて成型
し、第4図における継手部gをなくした構造とす
ることもできる。
その製造にあつては、第8図イに示す如く支柱
13,13に回転自在に支持された芯金14によ
つて大型鋼塊を熱間によりリング状に鍛造し第8
図ロに示す如くその後機械加工によつて所定の形
状に加工することにより、スカート部を備えた下
鏡リング部15が形成される。図において16は
プレスである。
以上の構成の作用について述べる。
RPV1を建造するに際しては、その上方にス
タツトボルト等により着脱自在に設置された上蓋
を有する胴体部12と下鏡リング部9とをその周
方向に沿つて溶接接合すると共に、下鏡リング部
9と下鏡部8とをその周方向に沿つて溶接接合
し、更に下鏡リング部9の延出部11とスカート
部10とをその周方向に沿つて溶接接合して
RPV1を形成することになる。
このように建造されたRPV1、特にその底部
7に対するISIは、下鏡リング部9と下鏡部8と
の溶接継手部f及び延出部11とスカート部10
との溶接継手部gに施されることになる。前者に
おいては、その内側にCRD設置範囲6を包含し
つつこれより離間させて溶接継手部fを形成すべ
く下鏡部8を鍛造により一体成型したので、従前
の如く溶接継手部がCRD5間に埋没することが
なく、その外方に位置する円環状の継手部fに沿
つて円滑且つ厳格にISIを施すことができる。他
方、後者においては、スカート部10の一部を構
成する延出部11を含めて下鏡リング部9を鍛造
により一体成型したので、従来の如く溶接継手部
が互いに干渉することなく延出部11とスカート
部10との円環状の継手部gに沿つて円滑且つ厳
格なISIをなし得ると共に、この継手部gを下鏡
リング部9の周側部曲面に設けず、延出部11と
スカート部10との間に設けたことにより、溶接
開先の大きさを比較的小さくでき、継手効率を改
善することができる。また、これら継手部f,g
は、単純な円環状に形成されるので、底部7下方
に敷設されたリング状の軌道上を移動する自動探
傷装置によつてISIを施すことができ、作業者の
被曝量を可及的に減少させることができる。更
に、下鏡部8及び下鏡リング部9を鍛造により一
体成型したことにより、底部7のISIの対象とな
る溶接継手長さを可及的に削減することができる
と共に、継手長さの減少によりRPV1自体の信
頼性を向上させることができる。即ち、例えば
RPV1の内径が約6.4mであつた場合、従来構造
における全溶接長は前記の如く略52mであつた
が、本考案に係るRPV1にあつては継手部f,
gの全溶接長は略38mになる。
尚、前記実施例にあつては、下鏡部8と下鏡リ
ング部9を別々に鍛造し、かつ、下鏡リング部9
にはスカート部の1部として延出部11のみを設
け、スカート部10と溶接接合したが、第7図お
よび第8図のように、下鏡リング部9とスカート
部10とを一体で構成しても良いことは勿論であ
る。さらに、下鏡部8、下鏡リング部9、スカー
ト部10を一体としても良い。また、RPV1の
他の部分に関しても鍛造により一体成型しても良
いことは勿論である。
以上要するに、本考案によれば以下の如き優れ
た効果を発揮する。
(1) RPVの鏡部を鍛造によつて一体成型したこ
とにより、ISIの対象となる溶接継手部を、従
来の如くCRD間に埋没させることなく、その
内側にCRD設置範囲を包含させつつこれより
外方に離間させて設けることができるので、そ
の円環状の継手部に沿つて円滑且つ厳格なISI
を施すことができる。
(2) 鏡部と共にRPVを形成するリング部を支持
脚と共に鍛造によつて一体成型したことによ
り、ISIの対象となる溶接継手部を、従来の如
く互いに干渉させることなく設けることができ
るので、その円環状の継手部に沿つて円滑且つ
厳格なISIを施すことができる。
(3) 溶接継手部は、単純な円環状に形成されるの
で、RPV下方に敷設されるリング状の軌道上
を移動する自動探傷装置によつてISIを施すこ
とができ、作業者の被曝量を可及的に減少させ
得る。
(4) 鏡部及びリング部を鍛造によつて一体成型し
たことにより、ISIの対象となる溶接継手長さ
を削減できISIの検査期間を短縮できるので、
発電所等の稼動効率を可及的に向上し得ると共
に、継手長さの削減により、RPV自体の信頼
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のRPVの底部を示す側断面図、
第2図は第1図における−線矢視図、第3図
は第1図におけるA部拡大図、第4図は本考案に
係るRPVの底部を示す側断面図、第5図は第4
図における−線矢視図、第6図は第4図にお
けるB部拡大図、第7図はスカート部と下鏡リン
グ部を一体成形した場合を示す側断面図、第8図
はその製造状況を示す概略図である。 図中、1は原子炉圧力容器、5は燃料制御棒、
6はその設置範囲、8は鏡部たる下鏡部、9はリ
ング部たる下鏡リング部、10は支持脚たるスカ
ート部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料制御棒の設置範囲内に溶接継手部が形成さ
    れる鏡部と、支持脚との接合部に溶接継手部が形
    成されるリング部とを有する原子炉圧力容器にお
    いて、上記鏡部を、上記燃料制御棒の設置範囲を
    超える大きさで鍛造により一体成型すると共に、
    上記リング部を、上記支持脚と鍛造により一体成
    型し、これら鏡部とリング部とを円環状の溶接継
    手部に沿つて溶接接合して形成したことを特徴と
    する原子炉圧力容器。
JP1981151543U 1981-10-14 1981-10-14 原子炉圧力容器 Granted JPS5857000U (ja)

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JP1981151543U JPS5857000U (ja) 1981-10-14 1981-10-14 原子炉圧力容器

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JP1981151543U JPS5857000U (ja) 1981-10-14 1981-10-14 原子炉圧力容器

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JPS5857000U JPS5857000U (ja) 1983-04-18
JPS6319828Y2 true JPS6319828Y2 (ja) 1988-06-02

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JP1981151543U Granted JPS5857000U (ja) 1981-10-14 1981-10-14 原子炉圧力容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6122291A (ja) * 1984-07-11 1986-01-30 株式会社東芝 原子炉圧力容器のポンプ装着部

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5234418A (en) * 1975-07-08 1977-03-16 Cockerill Metallic containers

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