JPS6319779Y2 - - Google Patents

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JPS6319779Y2
JPS6319779Y2 JP10757983U JP10757983U JPS6319779Y2 JP S6319779 Y2 JPS6319779 Y2 JP S6319779Y2 JP 10757983 U JP10757983 U JP 10757983U JP 10757983 U JP10757983 U JP 10757983U JP S6319779 Y2 JPS6319779 Y2 JP S6319779Y2
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JP
Japan
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diaphragm
karman vortex
pipe
pressure transmission
pressure
Prior art date
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JP10757983U
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JPS6015627U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、たとえばエンジンの吸入空気量を測
定するためのエアフローメータとして用いられる
カルマン渦流量計に関する。
従来技術 一般に、エンジンの吸入空気量を測定するため
のエアフローメータとしてはベーン式流量計が主
流であつたが、最近、小型等の利点を有するカル
マン渦流量計が開発されつつある。従来のカルマ
ン渦流量計においては、たとえば特開昭58−
80524号および特開昭58−80525号に示すように、
流体が流れる管路内にカルマン渦発生体を挿入
し、そのカルマン渦発生体の両側面近傍に交互に
発生する圧力変動を1対の圧力伝達通路を介して
管路外の振動板に伝達し、この振動板の回転変位
を光学的に検出することにより流体の速度を検出
している。この場合、振動板はその重心を含む回
転軸に対して質量平衡となるように支持され、こ
れにより、上述の1対の圧力伝達通路からの渦発
生にもとづく圧力変動のみによつて振動板はその
回転軸に対して回転変動することになり、従つ
て、他の外部振動の影響を防止できるという利点
を有する。
しかしながら、上述の従来形においては、1対
の圧力伝達通路の間隔は管路内および管路外とも
同一にされており、しかも、この間隔はカルマン
渦発生体の大きさに依存しているので大きくでき
ず、この結果、振動板に発生する回転モーメント
が小さく、低速流域では正確な流量値が得られな
いという問題点があつた。
考案の目的 本考案の目的は、上述の従来形の問題点に鑑
み、1対の圧力伝達通路の間隔を管路内より管路
外でより大きくするという構想にもとづき、振動
板に発生する回転モーメントを大きくし、従つ
て、低速流域でも正確な流量値を得るようにする
ことにある。
考案の構成 上述の目的を達成するために本考案によれば、
流体が流れる管路内に挿入されたカルマン渦発生
体、該カルマン渦発生体の両側面近傍に交互に発
生する圧力変動を前記管路外に伝達する1対の圧
力伝達通路、および、前記管路外に設けられ、前
記各圧力伝達通路の圧力変動に応じて振動する振
動板を具備し、該振動板がその重心を含む回転軸
に対して質量平衡となるように支持され、該振動
板の回転変位を光学的に検出することにより前記
流体の速度を検出するようにしたカルマン渦流量
計において、前記圧力伝達通路の間隔を前記管路
内より該管路外で大きくすると共に、該管路外で
の前記圧力伝達通路の間隔に応じて前記振動板の
幅を大きくしたことを特徴とするカルマン渦流量
計が提供される。
実施例 以下、図面により本考案の実施例を説明する。
第1図はカルマン渦発生を説明するための図で
ある。第1図において、流速Vの流体中に柱状の
渦発生体1,2が挿入されている。ここで、渦発
生体1は二等辺三角形状をなしており、渦発生体
2は等脚台形状をなしている。このような渦発生
体1,2の両側面近傍には流速Vに応じて規則的
な渦の列が発生し、その単位時間当りに発生する
渦の数(以下、渦周波数とする)は、 ・d/V=St ただし、dは渦発生体1の代表長、 Stはストローハル数(無次元) の関係にあり、ストローハル数Stは流れのレイノ
ルズ数のある範囲でほぼ一定である。つまり、こ
の範囲で、第2図に示すように、渦周波数は流
速Vに比例関係にある。さらに、渦発生体1,2
の代表長dも所定範囲になければならないので、
大きくできないという制限がある。
第3図は本考案に係るカルマン渦流量計の一実
施例を示す縦断面図、第4図は第3図の−線
横断面である。第3図および第4図において、1
対の渦発生体1,2は管路3内に距離dを隔てて
垂直に挿入されている。渦発生体1,2の上流に
は2重の整流格子4,5が設けられ、これによ
り、広い流量範囲で流量Vと渦周波数との比例
特性を向上せしめている。また、6は吸気温セン
サであつて、流量Vを温度補償するためのもので
ある。なお、ここでは、流体として空気を想定し
ている。
渦発生体2には、1対の渦圧取入孔7とこの取
入孔7の圧力変動を管路3外に伝達する圧力伝達
通路8とが設けられている。本考案によれば、圧
力伝達通路8の間隔を、管路3内ではd1とし、管
路3外ではd2(>d1)としている。この結果、振
動板9の幅は距離d2より少し大きくd3(第5図参
照)に設定されている。つまり、圧力伝達通路8
の圧力変動による振動板9の回転モーメントが大
きくなるようにしてある。
なお、振動板9は、第5図に示すように、1対
のスパンバンド10a,10bによつてその重心
を含む回転軸上に支持され、さらに、スパンバン
ド10a,10bは枠部11に保持されている。
従つて、振動板9は外部振動による枠部11の上
下振動ではほとんど振動せず、従つて、カルマン
渦による圧力伝達通路8内の圧力変動のみに応じ
て回転振動することになる。
第3図において、12はばね13によつて押さ
れる押圧子であつて、振動板9のねじり振動を阻
害しない程度に枠部11を押えるものである。ま
た、第4図において、14は発光手段としての発
光ダイオードであり、15は受光手段としてのフ
オトトランジスタである。つまり、この場合、振
動板9は光の反射板としても作用し、従つて、カ
ルマン渦圧によつて振動板9が振動すると、フオ
トダイオード15の出力信号は渦周波数の正弦
波状となる。この正弦波状信号はプリント板上に
形成された検出回路16に送出され、ここで、渦
周波数の矩形波信号に変換される。この矩形波
信号はたとえば図示しないマイクロコンピユータ
内に設けられた流速形成回路に供給される。流速
形成回路はたとえばフリツプフロツプ、ゲート、
およびカウンタにより構成され、ここで、上記矩
形波信号の立上りもしくは立下りによつてフリツ
プフロツプが交互にセツトおよびリセツトされ、
この結果、フリツプフロツプがセツトもしくはリ
セツトされている間だけゲートが開とされ、開と
なつたゲートを介して所定クロツクパルスをカウ
ンタが計数することになる。従つて、この場合、
カウンタの値が矩形波信号の周波数に反比例し
たすなわち流速Vに反比例した値となる。そし
て、マイクロコンピユータはこの値を吸気温セン
サ6の値を用いて補正する。
なお、上述の実施例においては、渦圧取入孔7
を管路3内の上部に設けてあるが、流速が特に大
きい中央部に設けることが好ましい。
考案の効果 以上説明したように本考案によれば、圧力伝達
通路8の間隔を管路3外で大きくしたので、渦圧
力変動による振動板9の回転モーメントは大きく
なり、従つて、低速流域でも正確な流量値を得る
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はカルマン渦発生を説明するための図、
第2図は流速V対カルマン渦周波数の特性を示
す図、第3図は本考案に係るカルマン渦流量計の
一実施例を示す縦断面図、第4図は第3図の−
線横断面図、第5図は第3図の振動板9の平面
図である。 1,2:渦発生体、8:圧力伝達通路、9:振
動板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 流体が流れる管路内に挿入されたカルマン渦
    発生体、該カルマン渦発生体の両側面近傍に交
    互に発生する圧力変動を前記管路外に伝達する
    1対の圧力伝達通路、および、前記管路外に設
    けられ前記各圧力伝達通路の圧力変動に応じて
    振動する振動板を具備し、該振動板がその重心
    を含む回転軸に対して質量平衡となるように支
    持され、該振動板の回転変位を光学的に検出す
    ることにより前記流体の速度を検出するように
    したカルマン渦流量計において、前記圧力伝達
    通路の間隔を前記管路内より該管路外で大きく
    すると共に、該管路外での前記圧力伝達通路の
    間隔に応じて前記振動板の幅を大きくしたこと
    を特徴とするカルマン渦流量計。 2 前記圧力伝達通路のカルマン渦圧力取入口
    を、前記管路内のほぼ中央に設けた実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載のカルマン渦流量
    計。
JP10757983U 1983-07-13 1983-07-13 カルマン渦流量計 Granted JPS6015627U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10757983U JPS6015627U (ja) 1983-07-13 1983-07-13 カルマン渦流量計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10757983U JPS6015627U (ja) 1983-07-13 1983-07-13 カルマン渦流量計

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Publication Number Publication Date
JPS6015627U JPS6015627U (ja) 1985-02-02
JPS6319779Y2 true JPS6319779Y2 (ja) 1988-06-02

Family

ID=30251318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10757983U Granted JPS6015627U (ja) 1983-07-13 1983-07-13 カルマン渦流量計

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JP (1) JPS6015627U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0524184Y2 (ja) * 1984-12-05 1993-06-21

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Publication number Publication date
JPS6015627U (ja) 1985-02-02

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