JPS63197438A

JPS63197438A - 超音波診断装置のｔｇｃカ−ブ設定回路

Info

Publication number: JPS63197438A
Application number: JP62029188A
Authority: JP
Inventors: 和明近藤
Original assignee: Yokogawa Medical Systems Ltd
Current assignee: GE Healthcare Japan Corp
Priority date: 1987-02-10
Filing date: 1987-02-10
Publication date: 1988-08-16
Also published as: JPH0345652B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、生体からのエコー信号を受信する系に設置さ
れる増幅回路の利得値をボリューム手段により設定する
超音波診断装置のＴＧＣカーブ設定回路に関する。更に
詳しくは、過去のＴＧＣカーブを、ボリューム手段によ
り短時間で正確に再現することができるようにしたＴＧ
Ｃカーブ設定回路に関する。

（従来の技術）一般に、超音波診断Ｖｔ置において、生体からのエコー
信号は、体内での減衰や音波の拡散により帰投時間の遅
いエコー即ち、探触子から遠方のエコーはど弱くなる。

従って、その補正として、エコー信号を受信する受信機
の増幅回路は、エコーの深さに応じてその利得値を変化
させる必要がある。これをＴ　Ｇ　Ｃ（Ｔｉｎｇｅ　Ｇ
ａ１ｎ　Ｃｏｍｐｅｎｓａｔｉｏｎ）と呼び、エコーの
深さに対する前記利得値の変化のパターンをＴＧＣカー
ブと呼ぶ。

第２図は、超音波診断装置に設置される従来例のＴＧＣ
カーブの設定部である。第２図において、１８〜１ｊは
夫々、ある深さのエコーに対する利得値の設定を行うス
ライド式の設定ボリューム、２は設定ボリューム１ａの
つまみであり、３はつまみ２のスライド部である。この
設定ボリューム１ａ〜１ｊの各つまみ２を所望の画像が
得られるように調節することにより、ＴＧＣカーブ、即
ち、エコーに対する所定の深さ毎の前記利得値の設定を
行う。

ところで、超音波診断においては、このＴＧＣカーブの
設定は、診断対象部位等の種々の条件によって異なる。

しかし、一般に同一患者の同一部位を日時を変えて診断
する時に、前回と診断条件を同一にするため、前回のＴ
ＧＣカーブを再現する必要性が発生する。又、超音波像
を観察しながら、再現したＴＧＣカーブを少し変えて診
断が行われることもある。

このような時、従来では、予め書き写しておいた設定ボ
リューム１ａ〜１ｊの各つまみ２の設定位置状態の記録
等を見ながら、設定ボリュームのつまみを操作し、前回
のＴＧＣカーブを再現していた。そして、前記のように
再現したＴＧＣカーブを少し変える場合は、工ＧＣカー
ブを再現した設定ボリュームのつまみを再操作し、所望
のＴＧＣカーブを作成していた。

（発明が解決しようとする問題点）しかし、この方法では、設定ボリュームのつまみの位置
設定を記録しておき、再診時に、それを児ながら設定ボ
リューム１ａ〜１ｊのつまみ２を位置合わせする為、作
業が煩わしく、時間も掛る。

又、手によって設定ボリュームのつまみの設定位置を正
確に再現することは非常に困難である。

そこで、設定したＴＧＣカーブを一旦、記憶装置にメモ
リーして、その記憶データを用いて直接、受信増幅器の
利得値を制御し、過去に設定したＴＧＣカーブを正確に
再現する方法が考えられる。

しかし、この方法では、通常、回路構成が複雑になるの
で、上記制御に対応して、設定ボリュームのつまみも制
御して移動させる構成は取られない。

従ってこの方法では、再現後、超音波像を観察しながら
、ＴＧＣカーブを再現した設定ボリュームのつまみを再
操作して、再現したＴＧＣカーブを少し変えて診断する
ことが不可能である。

従って本願発明の目的は、この様な問題点を解消し、過
去に設定したＴＧＣカーブを、設定ボリュームを用いて
、短時間で、簡単且つ正確に再現することができるよう
にした超音波診断装置のＴＧＣカーブ設定回路を提供す
ることにある。

（問題点を解決するための手段）上記の目的を達成するために、本発明の超音波診断装置
のＴＧＣカーブ設定回路は以下のような構成をしている
。

即ち、生体からのエコー信号を受信する系に設置される
増幅回路の利得値をボリューム手段により設定する超音
波診断装置のＴＧＣカーブ設定回路において、記憶手段
と、前記ボリューム手段の設定値を検出する検出手段と
、外部からの指令に従って前記検出手段の検出データを
再設定値データとして前記記憶手段に記憶すると共に、
ＴＧＣカーブ再設定時に、所啜の再設定値データを記憶
手段から読み出す制御手段と、前記検出手段による検出
データと前記記憶手段から読み出された再設定値データ
とを比較する比較手段と、比較手段による比較結果を表
示する表示手段を具備することを特徴とする。

（作用　）ＴＧＣカーブ再設定時に、ボリューム手段の設定値が検
出され、これと所望の再設定値データとの比較結果即ち
、設定されている利得値と所望の利得値が一致している
かどうかが表示手段に表示され、操作者はこれを見なが
らボリューム手段の設定を行うため、前記再設定をボリ
ューム手段によって短時間で正確に行うことができる。

（実施例）以下、図面を参照して本発明について詳細に説明する。

第１図は、本発明の一実施例のＴ　Ｇ　Ｃ７Ｊ−ブ設定
回路を表すブロック図である。尚、第１図において、第
２図と同じ機能を有するものは、第２図と同一の記号を
用いているので、ここでの説明を省略する。

第１図において、４は設定ボリューム１ａのつまみ２に
設置される発光ダイオード（以下ＬＥＤと言う）、５は
設定ボリューム１ａの設定値を検出する設定値検出器で
ある。設定ボリューム１ａは、可変抵抗器等で構成され
ており、その出力はアナログ信号である為、設定値検出
器５はＡ／Ｄ変換機能を備えている。６は設定値検出器
５の出力を再設定値データとして外部の指令に従って記
憶装置７に記憶すると共に、必要に応じて記憶装置７か
らそのデータを読み出す、例えばマイクロプロセッサか
らなる記憶制御器、８は設定値検出器５の検出データと
、記憶装置７から読み出された再設定値データとを比較
する比較器、９は比較器８の比較結果に基づきＬＥＤ４
を制御するＬＥＤｉｉｌＩｔｌＩｌ器である。尚、第１
図には図示されていないが、設定ボリューム１ｂ〜１ｊ
についても上記と同様の回路構成となっている。

以上の構成において、最初に任意・のＴＧＣカーブを記
憶装置７に記憶させる方法について説明する。まず、超
音波像を観察しながら、設定ボリューム１ａのつまみ２
を所望のＴＧＣカーブが得られる位置に設定する。この
時、設定ボリューム１ａの設定値は、設定と同時に設定
値検出器５により検出される。設定終了後、必要に応じ
て外部からその検出データを記憶させる指令を記憶制御
器６に与え、再設定値データとして記憶装＠７に記憶す
る。そして、前記と同様に他の設定ボリューム１ｂ〜１
ｊについても、所望のＴＧＣカーブが得られる再設定値
データを記憶装置７に記憶する。

次に、この記憶したＴＧＣカーブを再現する方法につい
て説明する。まず、外部から記憶制御器６に、記憶装置
７から所望のＴＧＣカーブの再設定値データを読み出す
指令を与える。その指令に応じて読み出された再設定値
データは、比較器８に入力する。次に、設定ボリューム
１ａのつまみ２を適当に調節する。同時に、設定ボリュ
ーム１ａの設定値が設定値検出器５により検出され、検
出データとして比較器８に入力する。比較器８は、この
検出データと前記再設定値データを比較し、比較結果即
ち、一致信号と非一致信号を出力する。

この出力は、ＬＥＤ制御Ｎ９に与えられ、ＬＥＤ制御ｌ
器９は、前記比較結果に対応してＬＥＤ４の発光動作を
制御する。このＬＥＤ４の発光動作の制御については、
第３図のフロー図を用いて説明する。まず、比較器８か
ら非一致信号が入力した場合は、ＬＥＤ制御器９はＬＥ
Ｄ４を点滅させる制御信号を出力し、ＬＥＤ４を点滅さ
せる。そして、比較器８から一致信号が入力すると、Ｌ
ＥＤ４を一定に点灯させる制御信号を出力し、ＬＥＤ４
を一定に点！！（常燈）させる。従って、操作者はＬＥ
Ｄ４が点滅している間は、設定ボリューム１ａのつまみ
２の位置設定は、所望のＴＧＣカーブを再現するつまみ
２の再設定位置とずれていることが分る。そこで、設定
ボリューム１ａのっまみ２を調節する。そして、調節し
ている過程で、設定ボリューム１ａの設定値と所望のＴ
ＧＣカーブの再設定値データが一致したとき、ＬＥＤ４
が点滅から一定な点幻に切替わる。これにより、操作者
は設定ボリューム１ａのつまみ２の位置設定が前記再設
定位置に一致ことを確認し、つまみ２をその位置に固定
し、設定ボリューム１ａの設定を完了する。更に他の設
定ボリューム１ｂ〜１ｊの設定についても、前記と同様
に設定を行う。

以上説明のように、操作者は所望のＴＧＣカーブの設定
が再現されているかどうかを、ＬＥＤの発光動作により
知ることができ、短時間で正確に所望のＴＧＣカーブを
再現できる。そして、設定ボリューム１ａ〜１ｊのつま
み２の設定位置の再現も同時に行われているので、再現
後、超音波像を観察しながら、ＴＧＣカーブを再現した
設定ボリュームのつまみを再操作して、容易に再現した
ＴＧＣカーブを少し変えて診断することができる。

尚、本発明は、上記実施例に限定するものではなく、特
許請求の範囲内で種々の変形が可能である。例えば、第
１図の設定ボリューム１ａ〜１ｊに付加する設定回路の
内、記憶制御１６及び記憶装置７は各設定ボリューム共
用に用いてもよい。

その場合は、記憶制御器６の入力端子部及び記憶装置７
の出力端子部に切替スイッチを設けることになる。又、
設定値検出器５の入力端子部及びＬＥＤ制御器９の出力
端子部に切替スイッチを設け、設定値検出器５、記憶制
ｍｔ器６、記憶装置７、比較器８及びＬＥＤｉｌｌｌｌ
ｌ器９を各設定ボリューム共用に用いてもよい。又、比
較器８は、２つの入力値が一致していない場合、比較結
果としてどちらの入力が大きいかの結果も合わせて出力
するように構成し、設定ボリュームのつまみ２がどちら
側にずれているかを示すために、第４図のようにつまみ
２上にしＥＯを２１配置して、その方向を示す表示を合
せて行ってもよい。更に、比較器８の２つの入力値の差
の大小に対応させてＬＥＤの点滅周期や点滅パターンを
変化させてもよい。更に、比較器８による比較結果を表
示する表示手段は、ＬＥＤの点灯の代りにブザーなどに
よる音による表示や、画面上でのメツセージ、グラフィ
ック等の表示手段を用いても良い。更に、記憶装置７に
記憶させる再設定値データは、患習毎の診断時のＴＧＣ
カーブばかりでなく、各診断部位に対応した推奨ＴＧＣ
カーブのデータであっても前記と同様の作用効果が得ら
れる。

（発明の効果）以上、説明の通り、本発明の超音波診断装置のＴＧＣカ
ーブ設定回路によれば、以下の効果が得られる。

（１）過去に設定したＴＧＣカーブの再現を、ボリュー
ム手段を用いて表示手段に表示される記憶データ（再設
定値データ）との比較結果を見ながら設定を行うので、
短時間で、簡単■つ正確に再現でることができ、診断の
再現性及び能率が向上する。

（２）記憶データに基づいた前記再現は、ボリューム手
段によって、ボリューム手段の位置設定の再現と受信増
幅器の利得値の再現が同時に行われる結果、超音波像を
観察しながら再現したＴＧＣカーブの設定ボリュームを
再操作して、容易に再現したＴＧＣカーブを少し変えて
診断する口とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例のＴＧＣカーブ設定回路を
表すブロック図、第２図は、従来例のＴＧＣ万一ブの設
定部、第３図は、本発明の一実施例のＬＥＤの発光動作
の制御を表すフロー図、第４図は、本発明の他の実施例
のＴＧＣカーブの設定ボリュームである。１ａ〜１ｊ・・・設定ボリューム、２・・・つまみ、３
・・・スライド部、　　　　　４・・・発光ダイオード
、５・・・設定値検出器、　　　　６・・・記憶制御器
、７・・・記憶装置、８・・・比較器、９・・・ＬＥＤ
制御器。

Claims

【特許請求の範囲】

生体からのエコー信号を受信する系に設置される増幅回
路の利得値をボリューム手段により設定する超音波診断
装置のＴＧＣカーブ設定回路において、記憶手段と、前
記ボリューム手段の設定値を検出する検出手段と、外部
からの指令に従って前記検出手段の検出データを再設定
値データとして前記記憶手段に記憶すると共に、ＴＧＣ
カーブ再設定時に、所望の再設定値データを記憶手段か
ら読み出す制御手段と、前記検出手段による検出データ
と前記記憶手段から読み出された再設定値データとを比
較する比較手段と、比較手段による比較結果を表示する
表示手段を具備することを特徴とする超音波診断装置の
ＴＧＣカーブ設定回路。