JPS63194909A - 硬化性組成物から製品を成形する方法 - Google Patents

硬化性組成物から製品を成形する方法

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JPS63194909A
JPS63194909A JP2494287A JP2494287A JPS63194909A JP S63194909 A JPS63194909 A JP S63194909A JP 2494287 A JP2494287 A JP 2494287A JP 2494287 A JP2494287 A JP 2494287A JP S63194909 A JPS63194909 A JP S63194909A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、成形品上に色のコントラスト領域を与える
ための方法および色のコントラストを与えるための組成
物に関する。この組成物は、製品の本体を形成する第2
の組成物を硬化させることによって製品を成形するため
の金型内において、金型表面の所定の領域に適用され、
これによって金型表面上のコントラストを与えられた領
域が第2の組成物の硬化の間に硬化された製品と一体に
なる。
ヨーロッパ特許公開61245には、成形品の所望の部
分に色のコントラス) ?iI域を有する成形品を成形
する方法が記載されており、コントラスト領域は、金型
の部分を少な(とも1種の微粉砕充填剤と少なくとも1
種の微粉砕顔料との混合物を含む組成物でコートするこ
とにより与えられる。
好ましくは、混合物は、一般には50℃を超える、金型
充填温度において容易に揮発する液体キャリヤー中の懸
濁液として適用される。充填剤の顔料に対する重量比は
1:1〜100:1の範囲、望ましくは5:1〜50:
1の範囲にある。
この方法が商業的に用いられて以来、硬化性の高充填メ
チルメタクリレート組成物からの色のコントラストを有
する衛生陶器製品を成形することに関して、この操作が
広(用いられてきたけれども、十分な結果を得るために
注意が払われなければならない、その理由は、主として
、コーチングが引き続く充填および硬化のプロセスの間
に適用領域からずれてしまい、表面のコントラスト色部
分に傷または不連続が発生するために、魅力的でない外
観の表面を有する仕上がり製品となってしまうことにあ
る。
本発明は、色のコントラスト領域を有する成形品を得る
ための、より信顛性のある手段を与える方法を提供する
本発明の方法によれば、製品表面上に色のコントラスト
領域を有する成形品が、硬化性組成物を対応する金型部
分間で硬化させる方法であって、金型部分を昇温に保持
しながら、金型部分の少なくとも一方の所定の領域に着
色組成物を適用し、金型部分を閉じて金型キャビティを
形成させ、キャビティ内で組成物を硬化させることを含
む方法によって製造され、この方法は、着色組成物が、
(a)0〜100重量部の重合性液体と対応する100
〜O重量部の非重合性の揮発性有機溶剤との混合物を含
む液体キャリヤー、 (bl  合計組成物の0.1〜10重量%の無機顔料
状の着色剤または0.0001〜1重量%の有機顔料も
しくは染料、 (c)  合計組成物の0〜60重量%の、5ミクロン
より小さい平均粒度を有する、微粉砕充填剤、(d) 
 0.1〜50重量%の、液体キャリヤーに可溶性の、
乾性油変性アルキド樹脂、および(el  乾性油変性
アルキド樹脂の濃度の少な(とも半分の濃度で存在する
、液体キャリヤーに可溶性のプレフォームポリマー、 を含み、成分(a)、(′b)、(ct)、(d)およ
び(e)が合計で100%であり、(a)が合計組成物
の少なくとも25重量%の濃度で存在することを特徴と
する。
本発明の方法に従って製造することのできる成形品は、
衛生陶器製品、特にシンクトップの一部として水切り表
面を含む一体キッチンシンクトソブを含む0色のコント
ラストは、通常、製品の特定の領域、例えば、シンクの
水切り領域および周囲リムに与えられる。しかしながら
、本発明の組成物は、成形品の露出表面全体に適用され
てもよい。この場合、色のコントラストは、金型の所定
の領域内に異なる色の本発明に係る着色組成物を適用す
ることにより達成され、この組成物は成形の際に成形品
に移動されるであろう。
組成物が微粉砕された充填剤を含むことは必須でないけ
れども、存在する場合には合計組成物の少なくとも5重
量%、望ましくは少なくとも20重量%を占めるのが好
ましい、存在する場合、微粉砕充填剤は、充填剤の顔料
に対する重量比に基づいて、1:1〜100:1、望ま
しくは5:1〜50:1の範囲で存在すべきである。着
色剤が有機顔料または染料単独である場合、充填剤(存
在する場合)の着色剤に対する比は一般に100:1を
超えるであろう。
この明細書を通じて、「顔料」なる語は、組成物の色を
コントロールする目的で組成物に添加される不溶性の材
料を意味する。「充填剤」なる語は、色以外の組成物の
物理的特性を変える目的で組成物に添加される不溶性の
材料を意味する。
典型的な無機顔料は、透明な鉄酸化物の如き高度に着色
された材料である。有機顔料の例は、フタロシアニン類
、キナクリドン類およびエンダンスロン類である。有機
染料の例は、アンスラキノン類、モノアゾおよびジアゾ
染料ならびにペリノン類である。
典型的なフィラーは、液体硬化性組成物における使用に
関連して、英国特許明細書1493393に記載されて
いる。それらは、石英、クリストバライトまたは燐珪石
から誘導されるシリカ、水和アルミナを含むアルミナ、
焼成および未焼成カオリンおよび長石を含む。前記の特
許明細書には、適当な充填剤の粒度は、充填剤粒子の数
の少なくとも95%が10ミクロンより小さい寸法を存
し、100ミクロンを超える粒子が存在しないような粒
度分布を有すると規定されている0本発明の目的に対し
ては、充填剤粒子は、それが存在する場合、5ミクロン
より小さい、好ましくは3ミクロンより小さい平均寸法
を有すべきである。
乾性油変性アルキド樹脂は、少なくとも3種の材料、即
ち二塩基酸、多価アルコールおよび乾性油脂肪酸または
アルコール化乾性油の相互作用により生成される。これ
らの樹脂は、乾性油脂肪酸と二塩基酸および多価アルコ
ールとの直接エステル化によりまたは乾性油をまず多価
アルコールでアルコール化し、次いで二塩基酸でエーテ
ル化する直接エステル化により製造されてもよい0反応
混合物中には、モノカルボン酸類、例えば、安息香酸、
またはフェノール樹脂の如き他の変性剤が存在していて
もよい。
乾性油の割合は、最終樹脂に対して低くて20%および
高くて80%またはそれ以上であってよい。この範囲の
下限の固形分を有する樹脂が好ましい、アルキドの数平
均分子量は1000〜5000の範囲にあるのが好まし
い。
乾性油酸は、好ましくは天然産の植物または海産物油、
例えば、亜麻仁油、トウモロコシ油、ヒマシ油、キリ油
、タル油およびロジンから誘導されるのが好ましい。こ
れらの油の不飽和酸は複合されていてもされていなくて
もよく、モノマー、ダイマーまたはトリマーとして用い
ることができる。好ましい酸は約120〜300のヨウ
素価を有し、リノール酸、イソリノール酸、リルン酸、
エレオステアリン酸およびアビエチン酸を含む。
天然油の混合酸は、加圧分解として知られる技術によっ
て容易に製造され、好ましい出発原料である。従って、
脱水されたヒマシ油脂肪酸、亜麻仁油脂肪酸、大豆脂肪
酸、キリ油脂肪酸、ロジン酸およびタル油酸を用いるこ
とができる。
好ましい多価アルコールは、2〜6個のヒドロキシ基を
含むC2〜C6脂肪族ポリオール、例えば、エチレング
リコール、グリセリン、ペンタエリスリトールおよびマ
ンニトールである。ポリオールの混合物を用いることも
できる。
単独でまたは他の二塩基酸とともに用いることのできる
二塩基酸は、フタル酸、無水フタル酸、イソフタル酸、
テレフタル酸(好ましくは混合で用いられる)、アジピ
ンf11および他の04〜Cat飽和脂肪族ジカルボン
酸を含む。
組成物のための液体キャリヤーは重合性の液体を含む必
要はないけれども、キャリヤー100重量部当たり少な
くとも5部は150℃より低い沸点を有する重合性液体
であるのが好ましい。重合性液体は、好ましくは、金型
内で硬化されて成形品の本体を形成する組成物の重合性
材料と同一であるかまたはそれと共重合可能であるよう
に選ばれる。成形品の本体がメチルメタクリレートに基
づく硬化性組成物から形成されるべき場合には、本発明
の色コントラスト組成物の重合性材料はメチルメタクリ
レートまたはスチレンであるのが適当である。
液体キャリヤーの非重合性成分は、十分に揮発性であっ
て、熱い金型表面の所定の領域に組成物を適用するプロ
セスの間および硬化性組成物の導入の前に、揮発される
べきである。従って、最も適当な材料は、50〜100
℃の範囲に保持された表面から揮発され得るものである
。適当な非重合性材料はメチルエチルケトン、トルエン
およびキシレンを含む。
液体キャリヤーの組成にかかわらず、これはまた乾性油
変性アルキド樹脂を溶解する機能を果たすべきである。
コーチングのプレフォームポリマーは、最終成形品の本
体を形成するポリマーと相容性を有するか、あるいはそ
の存在が成形品の表面領域における物性の低下を与える
マトリックスポリマーとそれほど非相容性でないポリマ
ーであるべきである。
成形品の本体のマトリックスポリマーを形成する組成物
がメチルメタクリレートに基づく組成物である場合、メ
チルメタクリレートのポリマーまたはコポリマー、特に
200000、好ましくは50000より小さい数平均
分子量を有する、比較的低分子量の材料が有効に用いら
れる。
プレフォームポリマー成分は、色コントラスト組成物中
に存在する固体粒状材料の分散を助けるように工夫され
た表面活性特性を有する材料として存在していてもよい
。そのようなポリマー分散剤は、英国特許明細書149
3393に十分に記載されている。これらの分散剤は、
液体重合性キャリヤー中央なくとも20容量%の微粉砕
粒状充填剤材料の分散液の低粘度組成物を与えるのに有
効であり、少なくとも500、好ましくは少なくとも2
000の分子量を有し、液体重合性キャリヤー中に溶媒
和される少な(とも1種のポリマーと、充填材料の粒子
と一緒になることができ、これらの粒子との定着硬化を
与えることのできる1種またはそれ以上の基を含む。微
粉砕材料のメチルメタクリレートモノマーへの効果的な
分散のための典型的なポリマー分散剤は、例えば、適当
な官能基を有するモノマーの共重合により提供されるカ
ルボン酸、エポキシ、ヒドロキシルおよびアミノ基の如
き官能基を有するメチルメタクリレートのポリマーであ
る。色コントラスト組成物中のプレフォームポリマーの
濃度は、好ましくは、組成物の0.1〜20重量%の範
囲にあり、十分に硬い表面を有する成形品を与えるため
には、乾性油変性アルキドの濃度の少なくとも半分、好
ましくは少なくともこの濃度と同等であるべきである。
本発明によれば、また、本発明の方法に用いるのに適す
る組成物が提供される。この組成物は、(a)0〜10
0重量部の重合性液体と対応する100〜0重量部の非
重合性の揮発性有機溶剤との混合物を含む液体キャリヤ
ー、 (b)  合計組成物の0.1〜10重量%の無機顔料
状の着色剤または0.0001−1部量%の有機顔料も
しくは染料、 (c1合計組成物の0〜60重量%の、5ミクロンより
小さい平均粒度を有する、微粉砕充填剤、(d)  0
.1〜50重量%の、液体キャリヤーに可溶性の、乾性
油変性アルキド樹脂、および(e)  乾性油変性アル
キド樹脂の濃度の少なくとも半分の濃度で存在する、液
体キャリヤーに可溶性のプレフォームポリマー、 を含み、成分(a)、山)、(c)、(d)および(e
lが合計で100%であり、(alが合計組成物の少な
くとも25重量%の濃度で存在する。
本発明の組成物は、金型表面の所定の領域に適用された
時に、引き続(金型への硬化性組成物の充填の間にその
所定の領域内で金型表面にそのまま付着されている堆積
を与える組成物を提供するだけでなく、成形プロセスの
間に、成形品表面の所定の部分に移動され、魅力的な、
永続性のある表面を与えるように、成形品中に一体化さ
れることとなるであろう。また、この組成物りよ、適当
な粘度を有する場合に、利用可能なスプレー装置によっ
て容易にスプレーすることができ、所定の貯蔵期間後に
スプレー可能な組成物中に容易に再分散し得るという利
点を与える。
本発明の方法は、成形されるべき製品の本体の色に関し
て、色のコントラストを与える組成物が成形品の表面に
移動した後で硬化操作の結果として、成形品の表面の所
定の領域に相当する部分内の金型表面の所定の領域上に
、所望のコントラストを有する色の組成物を適用するこ
とにより実施される。金型表面への好ましい適用の方法
は、スプレーによる方法である。金型部分は、この金型
コーチング操作および引き続く金型充填操作の間に、昇
温に保持される。成形品と一体化されるように金型表面
から組成物を移動させるための条件を最適なものとする
ためには、成形品の本体材料として導入されるべき硬化
性材料を重合させるのに有効な遊離ラジカル開始剤を金
型表面に適用される組成物中に存在せしめるのが好まし
い。1部の遊離ラジカル開始剤の寿命が比較的短いこと
からみて、これは金型に適用する直前に組成物に添加さ
れるのが好ましい。用いられる遊離ラジカル開始剤は、
硬化操作において用いられる温度で有効な開始剤となり
、金型内の本体材料を硬化させるのに用いられるのと同
じ触媒であるようなものであるのがよい。
遊離ラジカル開始剤の濃度は開始剤の性質によって決ま
るであろう。典型的な開始剤の濃度は組成物のO,OQ
1〜3.0重量%である。
コントラストを規定する組成物が金型表面に適用された
後、金型の相当する部分は一緒にされて、所望の製品の
形を規定するキャビティを与える。
適当な硬化性組成物が金型内に導入され、金型から除去
されるのに十分に硬化されるまで、昇温に保持される。
本発明の組成物はヨーロッパ特許公開61245に記載
されているよりも広い許容度の条件下に用いることがで
きる組成物を与えるけれども、準備された金型内への硬
化性組成物の導入は、なお、本発明の色コントラスト組
成物で準備された金型表面上に入ってくる組成物の直接
的な衝突がないような条件下に行われるべきである。
本発明の組成物の特別の利点は、加熱された金型表面の
所望の所定の領域にこれを適用した後で、準備された後
すぐに、コーチングが硬化する時間を待つことな(、硬
化性組成物で充填することができるということである。
ヨーロッパ特許公開61245に記載された組成物より
も改良されたコーチング組成物を与えることに加えて、
本発明の組成物は、仕上がった成形品に改良された特性
を与えるであろう成形プロセスを行うことができるとい
う改善を与える。これらのプロセスの改善は、コントラ
スト組成物を形成高中に適切に移動させるために従来用
いられていた色コントラスト組成物を高い成形温度で用
いる必要性から得られるものである。メチルメタクリレ
ートに基づく高充填硬化性組成物の場合には、製品の外
表面が成形される金型の表面が充填操作の間に85℃の
オーダーにあり、金型が充填された後できる限り速く1
00℃に昇温されるべきであるという条件が適切な操作
に要求される。
他の金型表面の温度は、初期には、外表面が形成される
温度よりも低くあるべきであり、しかし硬化の最終段階
においては同一の温度に昇温されるべきである0本発明
の組成物の使用は、極めて低い金型温度、即ち、少なく
とも5℃低い温度において十分な結果が得られるという
ことを示した。
それにもかかわらず、金型温度は含まれる重合性材料の
重合が開始され得る温度にあるべきであり、かつ存在す
る場合には揮発性溶剤が除去され得る温度にあるべきで
あ°る。着色組成物が適用される金型表面は、好ましく
は、少なくとも50℃の温度にある。この方法の利点は
、低い残留成形応力を有する成形品を与え、マトリック
スポリマーの分子量によって決まる物理的特性の改良を
与える。
下記の例に従って本発明をさらに説明する。
例1 下記の成分を混合することによりスプレー可能な組成物
を調製した。
1i1                u皿0.01
重量%の重合開始剤を含むメチルメタクリレート   
          47グリコールジメタクリレート
       1.1微粉砕シリカ(平均粒度2ミクロ
ン)41ポリマ一分散剤(98:2メチルメタクリレー
ト/メタクリル酸コポリマー、 Mw 110000  (GPC))        
0.7γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラ
ン               0.197:3メチ
ルメタクリレート:エチルアクリレートコポリマー、数
平均分子量40000               
4、8乾性油変性アルキド樹脂、ホワイトスビリフト中
50重量%の溶液として(記号X102−744のもと
にICI社から入手可能)4.8 m                  !J[メチル
メタクリレート          44第1段におけ
ると同じポリマー分散剤   6酸化鉄       
         50100重量部の第1段組成物を
6重量部の第2段組成物と混合し、使用の直前にこの混
合物100重量部を50重量部のスローシンナー(Im
perial Chemical Industrie
s社からAutocolour 2に−P850−12
76として入手可能)で希釈し、1重量部の遊離ラジカ
ル開始剤と、Iニー <4−t−ブチルシクロヘキシル
)ペルオキシジカーボネートをこの混合物に溶解した。
キッチンシンク金型を用いてこの組成物を試験した0組
成物を、シンクの外表面が重合されるべき金型表面の所
定の領域(シンクリムとシンクの水切り台頭域に相当す
る)上にスプレーした。金型表面を80℃に保持した。
次に、金型を閉じ、支持金型表面を50℃に保持した。
73重量%の充填剤(英国特許明細書1493393の
例5に従って調製)を含む硬化性組成物を閉じた金型内
に注入した。金型表面の温度を少しずつ昇温して10分
後に両金型部分の温度を85℃とした。金型温度を次の
10分間で少しずつ上げて、両金型部分が100℃に入
るようにした。
組成物はこの時に実質的に完全に重合されたけれども、
100℃で10分間のボストキュア時間を用いてサイク
ルを完了させた。金型から取り出された硬化製品は、魅
力的な色コントラスト効果を有し、金型上にスプレーさ
れたコーチング組成物がスプレーされたコーチングの流
れを生ずることなく、コントロールされた形でシンクの
表面に移動されていた。
第1段組成物と第2段組成物との混合物からなる組成物
は、顔料および充填剤がかなりの期間分散されているの
で、混合して販売するのに完全に適するものであった。
長期間の貯蔵後に固形分が沈降した後においても、この
混合物は容易に再分散され得るものであった。シンナー
および遊離ラジカル触媒の添加に際しても、この混合物
は安定であり、分散物の使用のための十分な時間の間噴
霧可能な状態にあっ−た。
例2 遊離ラジカル触媒を用いなかった以外は、例1の操作を
繰り返した。同様の完全なコントラスト色領域がシンク
上に得られたけれども、例1に用いた条件下にクランク
の徴候がやや見られた。より高い初期重合温度を用いる
とこの問題は解消されるけれども、この例は遊離ラジカ
ル触媒を含む組成物の利点を示すものである。
例3 スローシンナーを用いなかったことを除いて例1の操作
を繰り返した。組成物は容易に噴霧することができたけ
れども、より大きい液滴径のスプレーが得られ、これは
また例1の組成物よりも多(のダストを生じるという欠
点を示すものであった。最終製品における、コントラス
ト領域からベースカラー領域への移動がより魅力のない
ものとなっていた。
比較例A この例では、乾性油変性アルキド樹脂を除いて例1の組
成物を調製した。組成物は十分に噴霧されたけれども、
例1の重合操作を繰り返した後では、適用されたコント
ラストコーチングは硬化性組成物の本体の引き続く重合
の充填操作の間に、コーチングの乱れによって流れてし
まっていた。
比較例B この例においては、アルキド樹脂を別のフィルム形成性
樹脂、キシレン中に溶解されたアクリルコポリマー(I
C1社からX190−294として入手可能)で置き換
えた。得られたシンクは重合操作により製造された場合
に、表面欠点のために不十分なものであった。
比較例C 第2段顔料分散液が50部の顔料、5部のポリマー分散
剤および45部のジブチルフタレート(メチルメタクリ
レートに代えて)からなっていたことを除き、例1に従
って組成物を調製した。
ジブチルフタレートは80℃において低い揮発性を有す
る。得られたシンクはコーチングの極めて目立つウオツ
シュオフの欠点を示した。100℃の重合温度を用いて
も同じ性能が経験された。
比較例り この例では、例1のアルキド樹脂を、IC1社から入手
可能なXl0I−373で示されるウレタン変性アルキ
ド樹脂で置き換えた。得られたシンクは外観において例
1のものよりも明らかに劣るものであった。
例4 例1におけるアルキド樹脂の濃度を0.5重量部に下げ
たことを除き、例1の組成物を調製した。
得られたシンクの外観は例1のそれと殆ど同じで良好で
あった。
例5 第1段組成物から微粉砕シリカを除外し、種々の乾性油
変性アルキド樹脂を用いて、例1の一般操作を繰り返し
た。この試験に用いた組成物は次のようであった。
lJi                  u皿メチ
ルメタクリレート         40変性アルキド
樹脂(下記に列挙)10 メチルメタクリレート中例1の97:3メチルメタクリ
レート:エチルアクリレートコポリマーの30%溶液 
     30例1と同じ第2段組成物       
 20スローシンナー(Autcolour 2に−P
850−121部のビス−(4−t−ブチルシクロヘキ
シル)ペルオキシジカーボネートを例1の操作を行う前
に混合物に溶解して、成形品を製造した。
評価された変性アルキル樹脂は下記のようなものであっ
た。
A、X102−714 67%のオイルレングスおよびホワイトスピリット96
2重量%の固形分を有する、亜麻仁油/ペンタエリスリ
トール/無水フタル酸に基づく、長オイルレングス乾性
油アルキド。
B、Xl0I−479 52%のオイルレングスおよび3;1ホワイトスピリッ
ト:キジロール混合物中56重量%の固形分を有する、
複合ヒマワリ油に基づく中オイルレングス乾性油アルキ
ド。
C,X103−686 43%のオイルレングスおよびキジロール中50重量%
の固形分を有する、脱水ヒマシ油/グリセロール/無水
フタル酸に基づく、短オイルレングス半乾性油アルキド
これらの材料はImperial Chemical 
Industries社から市販されている。
これらの組成物の性能は良好であり、互いに他と区別で
きないものであったけれども、例1の組成物の性能より
もわずかに劣るものであった。
例に の例では、微粉砕シリカを用いなかったことを除いて、
例1の一般操作を繰り返した。この組成物の成分は下記
のようであった。
メチルメタクリレート      58重量部例1のア
ルキド樹脂(X102−744)10重量部 例1で用いたと同じ97:3メチルメタクリレート:エ
チルアクリレートコポリマー(メチルメタクリレート中
の30重量%溶液として)20重量部 顔料組成物(例1の第2段組成物)12重量部これらの
成分の混合物を例1で用いたスローシンナー(20部)
で希釈した。1部の遊離ラジカル開始剤ビス−(4−t
−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシジカーボネートを
混合物に溶解し、例1に述べた条件下にキッチンシンク
を製造するのに用いた0例1のそれと少なくとも同等の
優れた外観を有するシンクが製造された。
例7 下記の混合物を用いて例1の操作を繰り返してキッチン
シンクを成形し、シンクリムおよび水切り台領域上に色
のコントラストを与えた。
メチルメタクリレート      30重量部顔料分散
液(例1の第2段分散液)  2重量部X102−74
4アルキド樹脂  10重量部ポリマー分散剤(例1に
用いたと同じ)、メチルメタクリレート中25重量%溶
液として40重量部 スローシンナー(例1と同じ)   20重量部この組
成物を用いて、例6よりもわずかに悪い性能が得られた

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、硬化性組成物を対応する金型部分間で硬化させて、
    製品表面上に色のコントラスト領域を有する形成品を製
    造するに当たり、金型部分を昇温に保持しながら、金型
    部分の少なくとも一方の所定の領域に着色組成物を適用
    し、金型部分を閉じて金型キャビティを形成させ、キャ
    ビティ内で組成物を硬化させることを含む方法であって
    、着色組成物が、 (a)0〜100重量部の重合性液体と対応する100
    〜0重量部の非重合性の揮発性有機溶剤との混合物を含
    む液体キャリヤー、 (b)合計組成物の0.1〜10重量%の無機顔料状の
    着色剤または0.0001〜1重量%の有機顔料もしく
    は染料、 (c)合計組成物の0〜60重量%の、5ミクロンより
    小さい平均粒度を有する、微粉砕充填剤、(d)0.1
    〜50重量%の、液体キャリヤーに可溶性の、乾性油変
    性アルキド樹脂、および (e)乾性油変性アルキド樹脂の濃度の少なくとも半分
    の濃度で存在する、液体キャリヤーに可溶性のプレフォ
    ームポリマー、 を含み、成分(a)、(b)、(c)、(d)および(
    e)が合計で100%であり、(a)が合計組成物の少
    なくとも25重量%の濃度で存在することを特徴とする
    方法。 2、金型の所定領域に適用された着色組成物が、金型内
    に導入されるべき硬化性組成物のための遊離ラジカル生
    成性開始剤を含む、特許請求の範囲第1項記載の方法。 3、着色組成物の液体キャリヤーが液体キャリヤー10
    0部当たり少なくとも5部の重合性液体を含み、この重
    合性液体が金型内に導入されるべき硬化性組成物の硬化
    性材料と共重合可能であり、150℃より低い沸点を有
    する、特許請求の範囲第1または2項記載の方法。 4、硬化性組成物がメチルメタクリレートに基づくもの
    である、特許請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載の
    方法。 5、着色組成物が、液体キャリヤー100部当たり少な
    くとも5部の、メチルメタクリレートと共重合可能な重
    合性液体を含む、特許請求の範囲第4項記載の方法。 6、着色組成物が適用される金型表面が、85℃よりも
    低く、少なくとも50℃の温度にある、特許請求の範囲
    第4または5項記載の方法。 7、製品表面上に色のコントラスト領域を有する成形品
    の製造に用いるための着色組成物であって、 (a)0〜100重量部の重合性液体と対応する100
    〜0重量部の非重合性の揮発性有機溶剤との混合物を含
    む液体キャリヤー、 (b)合計組成物の0.1〜10重量%の無機顔料状の
    着色剤または0.0001〜1重量%の有機顔料もしく
    は染料、 (c)合計組成物の0〜60重量%の、5ミクロンより
    小さい平均粒度を有する、微粉砕充填剤、(d)0.1
    〜50重量%の、液体キャリヤーに可溶性の、乾性油変
    性アルキド樹脂、および (e)乾性油変性アルキド樹脂の濃度の少なくとも半分
    の濃度で存在する、液体キャリヤーに可溶性のプレフォ
    ームポリマー、 を含み、成分(a)、(b)、(c)、(d)および(
    e)が合計で100%であり、(a)が合計組成物の少
    なくとも25重量%の濃度で存在する組成物。 8、液体キャリヤーが、液体キャリヤー100部当たり
    少なくとも5部の、150℃よりも低い沸点を有し、金
    型内に導入されるべき硬化性材料と共重合可能な重合性
    液体を含む、特許請求の範囲第7項記載の着色組成物。 9、組成物が、0.1〜20重量%の、液体キャリヤー
    に可溶性の、200000より少ない数平均分子量を有
    するプレフォームポリマーを含む、特許請求の範囲第7
    または8項記載の着色組成物。
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JP2010043495A (ja) * 2008-08-18 2010-02-25 Hitachi Constr Mach Co Ltd 転圧機械

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